JPS63150437A - エンジンの燃料制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、エンジンの燃料制御装置に関するもので、
燃料噴射ポンプにおけるガバナの作用を連動する連！ｈ
機構等に利用できる。

従来の技術、および発明が解決しようとする問題点 エンジンの回転の上下によって変化するガバナの作動に
より、任意の一端部を支点として回動するフローティン
グアームの他端部に、燃料噴射看を制御するコントロー
ルラックを連結する連動機構によって、燃料噴射ポンプ
の噴射量の制御を行いエンジンの回転を一定に補正維持
するようなガバナ連動機構による燃料制御装置において
、この連動機構の途中に低速側においてトルクを増大さ
せるためのアングライヒばねを設けているようなものに
ついては従来から市場において既に実用化されているが
、これらのものにおいては通常このアングライヒばねを
ガバナに接当位置させているものが多く、このガバナは
小さい摺動量で大きい押圧作用があるためアングライヒ
ばねは小さい作用量で大きい荷重を受ける難易度の高い
特性を必要とするというｒＭ題と、アングライヒばねを
抑圧作用させるためにガバナの構成がアングライヒばね
側に突出してオーバーハングになるという問題とをかか
えている。

そこでこの発明は、このような燃料噴射ポンプにおける
ガバナの作用をコントロールラックに連動作用させる連
動機構において、この連動機構の途中に設けたアングラ
イヒばねにかかわる問題点を改善しようとするものであ
る。

問題点を解決するための手段 この発明は、ガバナ（１）によりほぼその中間部を押圧
作動されると共に燃料噴射ポンプを制御するコントロー
ルラック（２）に連結させたフローティングアーム（３
）の上端部と、コントロールレ／＜−（４）で操作され
るガバナアーム（５）の上端部との間に、アングライヒ
ばね（６）を設けてなるエンジンの燃料制御装置の構成
とする。

発明の作用 例えばエンジンのシリンダブロックの一側に配置した燃
料噴射ポンプにおいて、該噴射ポンプの下側に位置して
該噴射ポンプを作動させるポンプカム軸の一端部に装着
したガバナ（ｉ）を該カム軸の回転によって作動させ、
この作動により該カム軸を中心に上下方向に配置したフ
ローティングアーム（３）をその下端部を支軸として押
圧回動させ、この回動によって該フローティングアーム
（３）上端部に連結したコントロールラック（２）を作
用させると同時に、該フローティングアーム（３）と同
じようにその下端部を支軸としてコントロールレバー（
４）とがバナばねとによってガバナ（１）側へ弾発回動
されるガバナアーム（５）を、その上端部に位置したア
ングライヒばね（６）を介して該フローティングアーム
（３）の上端部に接当連動回動させることにより、該コ
ントロールラック（２）の作用によって燃料噴射ポンプ
の噴射量の増減を行い、エンジンの回転を一定に維持さ
せるようにするのであるが、このような一連の作用のな
かでエンジンの低速側においてトルクを増大させる該ア
ングライヒばね（６）を、該ガバナ（１）から上方側に
位置する該ガバナアーム（５）の上端部に、例えばばね
ケース等により保持させて該フローティングアーム（３
）の上端連結部に接当連携させることにより、大きい作
用量で小さい荷重を受ける難易度の低い特性の該アング
ライヒばね（６）を使用することができる。

発明の効果 このように該ガバナ（１）の作用を、該アングライヒば
ね（６）によって連携される該フローティングアーム（
３）と該ガバナアーム（５）との連動回動によって、該
コントロールラック（２）を作用させて燃料噴射量の増
減調節を行いエンジンの回転を一定に維持させるような
一連の作用のなかで、該アングライヒばね（６）を従来
のように該ガバナ（１）に接当位置させることなく、該
ガバナ（１）の作動圏外にある該ガバナアーム（５）の
上端部に位置させることによ７て、該ガバ＋　（１）１
オーバーハングに突出させる必要もなく極めてコンパク
トにかつ安全に構成することができると共に、該アング
ライヒばね（６）の特性を難易度の高いものから低いも
のへ転換することが可能となるので、低速側においての
トルクの増大制御を極めて容易にかつ高精度に行いうる
ちのである。

実施例 なお図例において、側面視エンジンのシリンダブロック
（７）の−側に燃料噴射ポンプ（８）を作動させるポン
プカム軸（９）を支承して設け、該噴射ポンプ（８）を
そのプランジャ（１０）の下端部を該カム軸（９）に係
合位置させて該シリンダ（７）の上端面に取付けて設け
る。また該カム軸（９）を該シリンダ（７）の側壁から
外方へ突出させその外端部近傍にカム歯車（１１）を軸
着して設け、このカム歯車（１１）の外側面任意位置に
ガバナ軸（１２）を支軸として該カム軸（９）の回転に
より遠心回動自在のガバナ（１）を円周等配分に複数箇
設け、該カム軸（９）の外端部に軸方向に摺動するガバ
ナスリーブ（１３）を設け、このスリーブ（１３）と該
ガバナ（１）の作動片（イ）とを該ガバナ（１）の遠心
回動によって該スリーブ（１３）を摺動させるべく保合
させる。また該カム軸（９）の下方側に位置した回動支
軸（１４）を支軸として、該スリーブ（１３）の外端部
にほぼその中間部を接当させることにより該スリーブ（
１３）の摺動によって押圧され回動するブローティング
アーム（３）を上側へ向けて延長して設け、このフロー
ティングアーム（３）の上端部に設けた連結軸（１５）
へ横方向に位置させた連動ロフト（ｔｅ）の一端部を連
結して設ける。また該フローティングアーム（３）の回
動支軸（１４）を共用して該フローティングアーム（３
）とほぼ同長で平行に隣接させたガバナアーム（５）を
その上端部を正面視丁字形に形成して設け、この丁字形
の右端部にはエンジンの低速側においてトルクを増大さ
せるアングライヒばね（６）を該ガバナアーム（５）へ
一体的に設けたばねケース（ロ）へ内装して設け、該ア
ングライヒばね（６）の弾発力に追従して摺動する摺動
ピン（１７）を該ばねケース（ｒ：１）の底壁を貫通さ
せて該ばねケース（ロ）との間において該アングライヒ
ばね（６）を弾発付勢して設け、該摺動ピン（１７）の
外端平面（ハ）を該フローティング７−ム（３）の連結
軸（１５）へ接当位置させる。また該ガバナアーム（５
）の左端部はスモークセットねじ（１８）に接当可能に
位置させ、またその中間部へはガバナばね（！Ｓ）の一
端部を引掛けて設ける。また側面視該両アーム（３）（
５）および該連動ロフト（１Ｂ）等に取囲まれた空間部
へ正面視横方向にコントロールレバー軸（２０）を設け
、このレバー軸（２０）の右端部から上方へ向けて突出
させたばね保持片（２１）の上端部へ該ガバナばね（１
３）の他端部を引掛けて設ける。また側面視該連動ロフ
ト（１Ｂ）の他端部を該噴射ポンプ（８）の燃料噴射量
を制御するコントロールラック（２）の任意位置に突起
させたラックビン（ニ）に連結し、該連動ロフト（１６
）のほぼ中間位置に設けた折曲突起の引掛部（ホ）に該
コントロールラック（２）を常に噴射量増の方向に作用
させるスタートばね（２２）を張設し、この引掛部（ホ
）近傍に設けた凸部（へ）から遊び吸収ばね（２３）を
該連動ロッ）（１Ｂ）のばね保持部（ト）を貫通して該
ラックピン（ニ）へ張設する。また該ガバナ（１）の連
動機構全体を覆う保護カバー（２０を該シリンダ（７）
の側壁に取付けて設け、正面視このカバー（２４）の左
側へ該コントロールレバー軸（２０）を支承させ該レバ
ー軸（２０）の左端部へコントロールレバー（２５）　
ヲ軸着して設ける。

エンジンの起動回転によりカム歯車（１１）を介してポ
ンプカム軸（９）を回転させ、このカム軸（９）の回転
により燃料噴射ポンプ（８）のプランジャ（１０）を作
動させて燃料の供給を行いエンジンを継続して運転させ
るが、この運転時にコントａ−ルレバー（２５）による
調節や負荷の変動等により回転が高φ低に変化した場合
には、ガバナ（１）が作動しこのガバナ（１）の遠心回
動により該ガバナ（１）の作動片（イ）に係合されたガ
バナスリーブ（１３）が摺動して、該スリーブ（１３）
の外端部に接当したフローティングアーム（３）を押圧
回動させ、この回動により該フローティングアーム（３
）の連結軸（１５）にガバナアーム（５）のばねケース
（ロ）に内装したアングライヒばね（６）の弾発力を介
して摺動ピン（１７）を接当させて、該両アーム（３）
（５）を該ガバナアーム（５）に張設したガバナばね（
１３）および連動ロフト（１１３）に張設したスタート
ばね（２２）の弾発力に応じて適宜連動回動させる。ま
たこの連動回動により該連結軸（１５）に連結された該
連動ロット（１６）を介してコントロールラック（２）
を適宜に摺動作用させ、燃料噴射量の増減調部を行って
エンジンを一定の回転に維持させる。このようなエンジ
ンの運転中に、低速側において該アングライヒばね（６
）の作用により該摺動ピン（１７）の外端平面（ハ）に
よって該連結軸（１５）を押圧し、該連結軸（１５）の
押圧によりこの押圧分だけ該連動ロット（１Ｂ）を介し
て該スタートばね（２２）の弾発力によって該コントロ
ールラック（２）を燃料噴射量増の方向に摺動作用させ
ることによりトルクを増大させることができる。

また該両アーム（３）（５）の回動支軸（１４）と該フ
ローティングアーム（３）の連結軸（１５）とを平行に
位置させ、該連結軸（１５）に該アングライヒばね（６
）の摺動ピン（！７）の外端平面（ハ）を当接作用させ
るようにしているため、該両アーム（３）（５）間によ
って形成される角度は該両アーム（３）（５）回動位置
によって変化するが、該連結軸（１５）が円筒形で構成
されているため、従来のような球面形構成のものに比し
て前記の如き角度の変化に対する作用方向の影響を少な
くすることができ、かつ該アングライヒばね（６）の作
用は第４図の如く該摺動ビン（１７）の外端平面（ハ）
が該ばねケース（ロ）の外端面（チ）に達した時点で、
この外端面（チ）が該連結軸（！５）に接当することに
より終了するため作用終了点が確実となり安定させるこ
とができる。また該連結軸（１５）に該連動ロッ）　（
１Ｂ）および該コントロールラック（２）が連結されて
いるため該コントロールラック（２）の燃料噴射量制御
を高精度に行うことができる。

【図面の簡単な説明】

図はこの発明の実施例を示すもので、第１図は側断面図
、第２図は一部を断面した正面図、第３図および第４図
は一部の側断面図である。 図中、符号（１）はガバナ、（２）はコントロールラッ
ク、（３）はフローティングアーム、（４）はコントロ
ールレバー、（５）はガバナアーム、（６）はアングラ
イヒばねを示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　ガバナ（１）によりほぼその中間部を押圧作動される
   と共に燃料噴射ポンプを制御するコントロールラック（
   ２）に連結させたフローティングアーム（３）の上端部
   と、コントロールレバー（４）で操作されるガバナアー
   ム（５）の上端部との間に、アングラィヒばね（６）を
   設けてなるエンジンの燃料制御装置。