JPS6314933Y2 - - Google Patents

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JPS6314933Y2
JPS6314933Y2 JP4397384U JP4397384U JPS6314933Y2 JP S6314933 Y2 JPS6314933 Y2 JP S6314933Y2 JP 4397384 U JP4397384 U JP 4397384U JP 4397384 U JP4397384 U JP 4397384U JP S6314933 Y2 JPS6314933 Y2 JP S6314933Y2
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JP
Japan
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valve
shaft
center shaft
storage chamber
liquid storage
Prior art date
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JP4397384U
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English (en)
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JPS60155978U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は弁付塗布具に関し、更に詳細には携帯
時等の不使用時における液体の漏出を防止するよ
うなした弁付塗布具に関するものである。
(従来の技術) 弁付塗布具としては、押圧変形可能な液体収納
室の押圧変形と弁の開放とを略同時に行えるよう
にしてペン先に液体を供給するようなしたものが
知られている。例えば、実公昭48−16943号公報
に開示される如く、弁をスプリングで後方に付勢
して弁座に圧接し、該弁と一体に固着される弁棒
を後端部が蛇腹でなるインクタンク内に配置して
なり、インクタンク後端をノツクピンで押圧して
変形させると略同時に弁を開放できるようなした
ものや、実公昭52−7226号公報に開示される如
く、弁をスプリングで前方に付勢して弁座に圧接
し、該弁の後部に固定される中子を液体を収納せ
る容器本体の内方突起で後方に移動させることで
容器本体の押圧変形と弁の開放とを略同時に行え
るようなしたものである。
(考案が解決しようとする問題点) この種構造の弁付塗布具は、使用する液体が高
粘度である場合でもペン先に確実に供給できると
いう利点を奏するものであるがその反面、液体収
納室を押圧変形することと弁の開放とが略同時に
行えるが故に、携帯時等の不使用時において振動
や不意に外力が加わると液体がペン先より漏出す
る恐れがある。
この問題については、液体収納室が押圧されて
も直ぐに弁が開放せぬよう、実公昭48−16943号
公報の開示構造の如く弁棒の後端部とインクタン
クの底部とに間隔を持たせたり、又弁が容易に開
放せぬよう弁を弁座に圧接するスプリングを強弾
力のものに変更すればよいと考えつくが、前者の
場合は液体収納室の押圧変形で圧縮される液体が
弁の開放時にペン先より噴出するという新たな問
題が生じるし、又後者の場合は弁開放の押圧操作
が重くなつて使いにくくなることからいずれも前
述せる問題に対する適策とは言えない。
(問題点を解決するための手段) 本考案は上述せる問題に鑑みなされたもので、
液体収納室の変形と弁の開放とを略同時に行える
ようにして液体をペン先に確実に供給できるとい
う使用時の利点を生かし、かつ、不使用時にはキ
ヤツプを止着するのみの簡単な操作で振動や不意
に外力が加つた場合でも液体がペン先より漏出す
ることのない弁付塗布具を提供せんとするもので
ある。
即ち本考案は、先端部にペン先を有し後部に押
圧変形可能な液体収納室を連結せる中軸内に、該
中軸との間に張架したスプリングで後方に付勢し
てその弁を中軸の弁座に圧接するとともに該弁の
後方に連設せる弁体後端を液体収納室の底部まで
位置せしめ、該中軸を外軸内に後退可能に配置し
てなり、前記外軸に対して中軸を後退させた際、
略同時に弁を開放するようなした弁付塗布具であ
つて、前記外軸より突出する中軸にキヤツプを止
着することで中軸の後退を阻止するようなした弁
付塗布具を要旨とするものである。
(作用) 外軸に対して中軸を後退させると、この中軸後
部に連結された液体収納室が押圧変形すると略同
時に、この中軸の弁座に圧接せられた弁がスプリ
ングの弾撥力に抗して相対的に前進して開放さ
れ、液体収納室の液体はその収縮作用によつてペ
ン先に供給される。そして、外軸より突出する中
軸にキヤツプを止着した際には、中軸の後退が不
可能となる。
(実施例) 以下本考案を添付図面に示す実施例に基づき詳
細に説明する。
第1図は本考案の第1実施例を示すもので、参
照符号1は先端部に合成繊維束、天然繊維束、ウ
レタン、スポンジ等の毛細管作用を有するペン先
2が嵌合、接着等の適宜手段又はホルダーを用い
て取り付けられた中軸であつて、該中軸1の後部
には中間部を蛇腹として押圧変形可能となしたゴ
ム、軟質樹脂等からなり、筆記用インク、化粧用
インクなどの液体を収納する液体収納室3が螺合
等の適宜手段で連結されている。
液体収納室3は後部を外軸4に固定されてお
り、つまり中軸1は外軸4に対し後退可能となさ
れている。5は前記中軸1との間に張架されたス
プリング6により後方に付勢されて弁7を中軸1
の弁座8に圧接する弁体であつて、該弁体5はそ
の連設された後端(図中は別部材であるが一体物
でもよい。)を液体収納室3の底部と若干の隙間
をもつて定常位置とする。ここで、この隙間を設
けることは必ずしも必要ではないが、弁体5後端
を液体収納室3の底部に常時当接させておくもの
に比べ、あそびの有る分だけより安全性を向上し
得る。9は外軸4の一部に摺動自在に配置された
スライダーであつて、該スライダー9はその内方
段部10を中軸1の段部11に当接可能となされ
ている。図示した例ではスライダー9が中軸1に
摺動当接するものを示してあるが、スライダー9
を中軸1に固着するようにしてもよい。12は、
外軸4に対する中軸1の回転を防止する為のピン
であつて、該ピン12は外軸4に固着されその先
端部を中軸1の縦長のスリツト13内に位置する
ものであるが、該ピン12は外軸4と一体に形成
するようにすれば必ずしも必要なものではない。
14は前記外軸4先端より突出する中軸1に螺合
等の適宜手段で着脱自在となされたキヤツプであ
る。
上記せる第1実施例の作用を以下説明する。
使用に際しては外軸4を把持した状態でスライ
ダー9を指先で後方に移動させれば、該スライダ
ー9の内方段部10と中軸1の段部11が当接し
中軸1は液体収納室3の蛇腹の弾性に抗して後退
する。若干中軸1が後退した所で弁体5の後端が
液体収納室3の底部に当接し、該弁体5の弁7は
相対的に中軸1に対しスプリング6の弾撥力に抗
して前進して弁座8から離反し開放される。この
後も中軸1はピン12がスリツト13の前端に当
接する迄後退することになるから、同時に収縮す
る液体収納室3の作用で液体収納室3内の液体が
ペン先2に供給される。このようにスライダー9
を指先で後退させるのみで所望量の液体をペン先
に確実に供給することができる。
又、携帯等の不使用時に際してはキヤツプ14
を第2図の如く外軸4より突出する中軸1に止着
すれば、該中軸1に止着されるキヤツプ14の開
口部が外軸4の前端に当接することで中軸1の外
軸4に対する後退が阻止されることになり、よつ
て不使用時には振動や不意に外力が加つても中軸
1の後退による液体収納室3の押圧変形並びに弁
7の開放は生ぜずペン先2から液体が漏出するこ
とがない。
第3図は本考案の第2実施例を示すもので、外
軸4に所定長のスリツト15を形成することで設
けた押圧片16の内方押圧部17を中軸1に設け
たテーパー部18に対峙させ、該押圧部17を内
方に押圧することで中軸1をテーパー部18の傾
斜によつて後退させるようなした点で第1実施例
と異なるものであり、ペン先2に液体収納室3内
の液体を供給するに際し持ち変えることなく簡単
な押圧操作で行える点で利点を奏する。本実施例
にあつてもキヤツプ14を外軸4より突出する中
軸1に止着すれば、中軸1が後退することによる
液体収納室3の押圧変形並びに弁7の開放を防止
することができる。
尚、本考案では中軸1を後退させるとペン先2
に液体が供給される本体構造を採用していること
から、キヤツプ14の止着手段としては、実施例
に例示する如く螺合を用いたものが、キヤツプ1
4止着時中軸1を後退させることがないので好ま
しいと言えるが、キヤツプ14止着時のみ中軸1
を外軸4に固定させるように、例えば外軸4に内
方に移動可能なピンを装着し、該ピンをキヤツプ
14止着時中軸1に設けた穴に係合させるように
すれば従来周知の圧入或いはパツチンといつた止
着手段をも採用することができるし、第4図に示
す如く外軸4より突出する中軸1に設けた突部1
9をキヤツプ14のL字状のスリツト20に係合
するようにしてキヤツプ14を中軸1に止着する
ような構造を採用してもよい。又、実施例にあつ
ては液体収納室3を押圧変形可能に、かつ、中軸
1を復帰させる為のある程度の復元性を有するよ
うにその中間部に蛇腹を形成したものをもつて示
したが、図示した例以外にも種々の形態が採用で
きることは言う迄もなく、更に中軸1の復帰手段
として液体収納室3の復元性を利用する点につい
ては耐久面で問題が起り得ることもあるので、そ
の補助手段として別途スプリングを中軸1を前方
に付勢するよう張設しても良い。
(考案の効果) 以上の如く、本考案では外軸に対する中軸の後
退により、該中軸に連結される液体収納室の少な
くとも一部を押圧せしめることによる液体収納室
の押圧変形と、中軸の弁座に圧接される弁を前進
せしめることによる弁の開放とを略同時に行える
ようなした弁付塗布具の、前記外軸より突出する
中軸にキヤツプを止着することで中軸の後退を阻
止するようなしたので使用時には中軸を後退させ
るのみで液体を確実にペン先に供給できるととも
に、不使用時にキヤツプを止着した際には振動や
不意に外力が加つた場合であつても液体収納室の
液体がペン先より漏出することがなく甚だ便利で
ある。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は
本考案の実施例を示す縦断面図、第2図は第1図
における実施例のキヤツプ止着状態を示す縦断面
図、第3図は他の実施例を示す縦断面図、第4図
はキヤツプ止着の他の実施例を示す縦断面図であ
る。 1……中軸、2……ペン先、3……液体収納
室、4……外軸、7……弁、8……弁座、14…
…キヤツプ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 先端部にペン先2を有し後部に押圧変形可能な
    液体収納室3を連結せる中軸1内に、該中軸1と
    の間に張架したスプリング6で後方に付勢してそ
    の弁7を中軸1の弁座8に圧接するとともに該弁
    7の後方に連設せる弁体5後端を液体収納室3の
    底部まで位置せしめ、該中軸1を外軸4内に後退
    可能に配置してなり、前記外軸4に対して中軸1
    を後退させた際、略同時に弁7を開放するような
    した弁付塗布具であつて、前記外軸4より突出す
    る中軸1にキヤツプ14を止着することで中軸1
    の後退を阻止するようなした弁付塗布具。
JP4397384U 1984-03-27 1984-03-27 弁付塗布具 Granted JPS60155978U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4397384U JPS60155978U (ja) 1984-03-27 1984-03-27 弁付塗布具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4397384U JPS60155978U (ja) 1984-03-27 1984-03-27 弁付塗布具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60155978U JPS60155978U (ja) 1985-10-17
JPS6314933Y2 true JPS6314933Y2 (ja) 1988-04-26

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ID=30556131

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JP4397384U Granted JPS60155978U (ja) 1984-03-27 1984-03-27 弁付塗布具

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JPS60155978U (ja) 1985-10-17

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