JPS63149329A - 熱間帯鋼巻取機の頭部巾小防止制御方法 - Google Patents
熱間帯鋼巻取機の頭部巾小防止制御方法Info
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- JPS63149329A JPS63149329A JP29495486A JP29495486A JPS63149329A JP S63149329 A JPS63149329 A JP S63149329A JP 29495486 A JP29495486 A JP 29495486A JP 29495486 A JP29495486 A JP 29495486A JP S63149329 A JPS63149329 A JP S63149329A
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Landscapes
- Winding, Rewinding, Material Storage Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
a、産業上の利用分野
本発明は熱間帯鋼巻取機の頭部巾防止制御方法に関し、
特に、ピンチロール以前の場所に位置するストリップの
巾小現象(以下、ネッキングと云う)等を防止するため
の新規な改良に関する。
特に、ピンチロール以前の場所に位置するストリップの
巾小現象(以下、ネッキングと云う)等を防止するため
の新規な改良に関する。
b、従来の技術
一般に、連続熱間帯鋼巻取機におけるストリツブ先端巻
付トルクは、マンドレルのスl−IJツブ速度に対する
リード速度による瑣性エネルギーで与えられる。
付トルクは、マンドレルのスl−IJツブ速度に対する
リード速度による瑣性エネルギーで与えられる。
従って、マンドレルリード率が大きいほど、巻付トルク
は犬となり、ストリップの頭部巻付性が良好となる。
は犬となり、ストリップの頭部巻付性が良好となる。
しかしながら、この巻付トルクが太き(なればなるほど
、巻付の際に最終仕上圧延機スタンドとマンドレル間で
発生するテンション衝撃も太き(なりストリップの巾縮
み現象が増大する。
、巻付の際に最終仕上圧延機スタンドとマンドレル間で
発生するテンション衝撃も太き(なりストリップの巾縮
み現象が増大する。
この現象をネッキングと云い熱間圧延設備における巾情
度確保のための障害となるものである。
度確保のための障害となるものである。
又、厚物から薄物まで、さらに、普通鋼からステンレス
まで広範囲の成品を対象とする巻取機において、その機
械構成の強度は、厚く剛性の高(・成品を対象として設
計されており、従って、マンドレルの機械系の慣性(G
D2)が大きく、ネッキングの問題が顕在化してきてい
る。
まで広範囲の成品を対象とする巻取機において、その機
械構成の強度は、厚く剛性の高(・成品を対象として設
計されており、従って、マンドレルの機械系の慣性(G
D2)が大きく、ネッキングの問題が顕在化してきてい
る。
又、近年、熱延工場において、巾制御が導入され、巾情
度の向上が図ら几てきているが、巾精度が向上すればす
るほど、トータル巾精度の限界として、このネッキング
の問題が表面化してくる。
度の向上が図ら几てきているが、巾精度が向上すればす
るほど、トータル巾精度の限界として、このネッキング
の問題が表面化してくる。
尚、このネッキングは、まず第1に、発生位置、量の予
測が困難である。又、第2として、巾変動の傾斜が急峻
である、と云う二つの理由によって巾!I制御(AWC
)では補正が困難である。
測が困難である。又、第2として、巾変動の傾斜が急峻
である、と云う二つの理由によって巾!I制御(AWC
)では補正が困難である。
一方、コイラーネッキングの問題は、マンドレルに対す
るストリップ先端巻付時のテンション衝撃として捉える
ことができる。
るストリップ先端巻付時のテンション衝撃として捉える
ことができる。
従って、マンドレルの機械系の慣性(()Dりを一定と
すると、ネッキング量は版厚、板巾及びマンドレルリー
ド率に比例する。
すると、ネッキング量は版厚、板巾及びマンドレルリー
ド率に比例する。
又、このマンドレル巻付所要トルクは、板厚、板巾及び
剛性に比例している。
剛性に比例している。
このため、従来、用いらnでいた熱間帯鋼巻取機の頭部
巾防止制御方法としては、ここではその方法を開示した
文献名等を記載していないが、その1例として、成品の
板厚、板巾及び鋼種に分割し、各区分毎にマンドレルス
ピードリード率を、演算制御装置内に設けられた定数テ
ーブルによって、最適値に設定する方法が採用さnてき
た。
巾防止制御方法としては、ここではその方法を開示した
文献名等を記載していないが、その1例として、成品の
板厚、板巾及び鋼種に分割し、各区分毎にマンドレルス
ピードリード率を、演算制御装置内に設けられた定数テ
ーブルによって、最適値に設定する方法が採用さnてき
た。
C0発明が解決しようとする問題点
従来の熱間帯鋼巻取機の頭部巾防止制御方法は、前述し
たように構成されていたため、次のような種々の問題点
が存在した。
たように構成されていたため、次のような種々の問題点
が存在した。
(1) 最終仕上圧延機スタンド先進率に数多の誤差
があるため、実質上、マンドレルリードが、その誤差に
よりゼロとなることを防止する必要性から、マンドレル
リードに、同誤差分余裕を持たせたことにより、リード
率を最適値−まで下げることが不可能であった。
があるため、実質上、マンドレルリードが、その誤差に
よりゼロとなることを防止する必要性から、マンドレル
リードに、同誤差分余裕を持たせたことにより、リード
率を最適値−まで下げることが不可能であった。
(2) このマンドレルは、張力制御を行なっており
、無負荷運転中は、スピードリミット手段により、設定
テンション電流値になるまでの間、回転上昇(暴走)す
ることを抑えている。
、無負荷運転中は、スピードリミット手段により、設定
テンション電流値になるまでの間、回転上昇(暴走)す
ることを抑えている。
このような制御状態下で、ス) IJッグ先端がマンド
レルに巻付くと、巻締る前のテンションを張る初期段階
でのマンドレル回転の微少低下により、スピードリミッ
ト手段の範囲を外へで設定テンション電流値まで、テン
ション電流が立上がる。
レルに巻付くと、巻締る前のテンションを張る初期段階
でのマンドレル回転の微少低下により、スピードリミッ
ト手段の範囲を外へで設定テンション電流値まで、テン
ション電流が立上がる。
このため、ストリップが巻付(過程の大部分において、
マンドレルの慣性力とマンドレルのテンション出力が重
なり、テンション衝撃をさらに大きいものとしていた。
マンドレルの慣性力とマンドレルのテンション出力が重
なり、テンション衝撃をさらに大きいものとしていた。
。
従って、前述の制御方法では、ストリップ先端巻付きの
際のマンドレル及び最終仕上圧延機スタンド間における
、テンション衝撃によるネッキングを避けることは出来
なかった。
際のマンドレル及び最終仕上圧延機スタンド間における
、テンション衝撃によるネッキングを避けることは出来
なかった。
つマリ、ス) IJツブのわずかな先端部のみで゛はな
く、最終仕上圧延機スタンドから先端側の全ての相当長
い距離(約160m位)におけるストリップにおいて、
ネッキングが発生し、成品の仕上歩留りに多大の悪影響
を与えていた。
く、最終仕上圧延機スタンドから先端側の全ての相当長
い距離(約160m位)におけるストリップにおいて、
ネッキングが発生し、成品の仕上歩留りに多大の悪影響
を与えていた。
本発明は、以上のような問題点を解決するためになされ
たもので、特に、ストリップのネッキングをマンドレル
とビンチロール間にとどめ、ピンチロール以前に位置す
るストリップのネッキングを防止するようにした熱間帯
鋼巻取機の頭部巾小防止制御方法を提供することを目的
とする。
たもので、特に、ストリップのネッキングをマンドレル
とビンチロール間にとどめ、ピンチロール以前に位置す
るストリップのネッキングを防止するようにした熱間帯
鋼巻取機の頭部巾小防止制御方法を提供することを目的
とする。
d、 問題点を解決するための手段
本発明による熱間帯鋼巻取機の頭部巾小防止制御方法は
、仕上圧延機の最終仕上圧延スタンドからのストリップ
を巻取るためのマンドレルと、前記マンドレルと前記最
終仕上圧延スタンドとの間に配役さ几、バックテンショ
ンヲ保持するためのピンチロールと、前記ピンチロール
を制菌するためのピンチロール制御部とからなる熱間帯
鋼巻取機において、前記ストリップの先端が前記ピンチ
ロールを通過した時点から前記先端の位置をトラッキン
グする第1工程と、前記マンドレルにおける前記ストリ
ップの一巻目から立上がるテンション衝撃の発生過程を
予測する第2工程と、前記ピンチロールにバックテンシ
ョンを持たせる第3工程とを備えた方法である。
、仕上圧延機の最終仕上圧延スタンドからのストリップ
を巻取るためのマンドレルと、前記マンドレルと前記最
終仕上圧延スタンドとの間に配役さ几、バックテンショ
ンヲ保持するためのピンチロールと、前記ピンチロール
を制菌するためのピンチロール制御部とからなる熱間帯
鋼巻取機において、前記ストリップの先端が前記ピンチ
ロールを通過した時点から前記先端の位置をトラッキン
グする第1工程と、前記マンドレルにおける前記ストリ
ップの一巻目から立上がるテンション衝撃の発生過程を
予測する第2工程と、前記ピンチロールにバックテンシ
ョンを持たせる第3工程とを備えた方法である。
80作用
本発明による熱間帯鋼巻取機の頭部中小防止方法におい
ては、ストリップの先端がマンドレルに巻付く瞬間に生
ずるテンション衝撃ト、ハックテンションとしてピンチ
ロールに持たせることにより、ピンチロール及びマンド
レル間の短い範囲のストリップに過大テンジョンがかか
ることとなり、ネッキングが発生したとしても、ストリ
ップの先端からピンチロールで挾持された短かい範囲に
とどめることが可能で、ピンチロール以前の部分のスト
リップに対するネッキングを防止することができる。
ては、ストリップの先端がマンドレルに巻付く瞬間に生
ずるテンション衝撃ト、ハックテンションとしてピンチ
ロールに持たせることにより、ピンチロール及びマンド
レル間の短い範囲のストリップに過大テンジョンがかか
ることとなり、ネッキングが発生したとしても、ストリ
ップの先端からピンチロールで挾持された短かい範囲に
とどめることが可能で、ピンチロール以前の部分のスト
リップに対するネッキングを防止することができる。
又、ピンチロールと最終仕上圧延機スタンド間で、巻取
温度制御によりストリップを冷却していることから、マ
ンドレルに到達したストリップは、すでに温度が数百度
低下しているため、ストリップの塑性係数が上がり、こ
几によってマンドレルとピンチロール間のネッキング量
自体も無視できるほどに小さくなる。
温度制御によりストリップを冷却していることから、マ
ンドレルに到達したストリップは、すでに温度が数百度
低下しているため、ストリップの塑性係数が上がり、こ
几によってマンドレルとピンチロール間のネッキング量
自体も無視できるほどに小さくなる。
f、実施例
以下、図面と共に本発明による熱間帯鋼巻取機の中小防
止制御方法について、詳細に説゛明する。
止制御方法について、詳細に説゛明する。
第1図から第51迄は、本発明による制御方法を示すた
めのもので、第1図は全体構成図、第2図はタイムチャ
ート図、第6図はチャート図、第4図は第1図の要部の
詳細ブロック図、第5図はストリップの巻付を示す特性
図である。
めのもので、第1図は全体構成図、第2図はタイムチャ
ート図、第6図はチャート図、第4図は第1図の要部の
詳細ブロック図、第5図はストリップの巻付を示す特性
図である。
第1図において、符号1で示さnるものは、熱間巻取機
であり、この熱間巻取機1は、マンドレル2、ピンチロ
ール6、多数のローラ4からなるホットランテーブル5
及び最終仕上圧延愼スタンド6から構成されている。
であり、この熱間巻取機1は、マンドレル2、ピンチロ
ール6、多数のローラ4からなるホットランテーブル5
及び最終仕上圧延愼スタンド6から構成されている。
前記ピンチロール3は、ホットランテーブル5の出口側
に(fi kするローラ4と接合し、このピンチロール
6の上面には、このホラトラ/テーブル5上を送られて
くるストリップ7の先端の前退を検出するための加速度
計からなるストリップ先端検出器8が設けらn、このピ
ンチロール6の軸には、ピンチロール6を駆動するため
のDCモータからなるピンチロールモータ9が設けら凡
ている。
に(fi kするローラ4と接合し、このピンチロール
6の上面には、このホラトラ/テーブル5上を送られて
くるストリップ7の先端の前退を検出するための加速度
計からなるストリップ先端検出器8が設けらn、このピ
ンチロール6の軸には、ピンチロール6を駆動するため
のDCモータからなるピンチロールモータ9が設けら凡
ている。
さらに、前記ピンチロールモータ9の軸には。
このピンチロールモータ9の回転を検出するための第1
パルスジエネレータ10(以下、第1PLC)と云う)
及びパイロットジェネレータ11(以下、P()と云う
)が、同軸状に図示しない機械軸によって接続さ几てい
る。
パルスジエネレータ10(以下、第1PLC)と云う)
及びパイロットジェネレータ11(以下、P()と云う
)が、同軸状に図示しない機械軸によって接続さ几てい
る。
前記最終仕上圧延機スタンド60ロール12には、スト
リップ7の速度を検出するためのストリップ速度検出器
としての第2パルスジエネレータ13(以下、第2 P
LOと云う)が設けらnている。
リップ7の速度を検出するためのストリップ速度検出器
としての第2パルスジエネレータ13(以下、第2 P
LOと云う)が設けらnている。
次に、符号14で示さ7するものは、ピンチロール制御
部であり、このピンチロール制御′ll1部14は、前
記ストリップ先端瑛出器8、第1PL() j O及び
第2 PLO15からの出力信号が入力される演算制御
部15、前記PC) 11及び演算制御部15からの出
力信号が入力される速度制御ループ16、前記速度制御
ループ16の出力信号が入力される電流制御ループ17
、前記電流制御ループ17の出力が入力される電圧制御
ループ18、この電圧制御ループ18の出力信号が入力
されるゲートパルスジェネレータ19、及び、前記ゲー
トパルスジェネレータ19の出力信号が入力されるサイ
リスタ20とから構成さnている。
部であり、このピンチロール制御′ll1部14は、前
記ストリップ先端瑛出器8、第1PL() j O及び
第2 PLO15からの出力信号が入力される演算制御
部15、前記PC) 11及び演算制御部15からの出
力信号が入力される速度制御ループ16、前記速度制御
ループ16の出力信号が入力される電流制御ループ17
、前記電流制御ループ17の出力が入力される電圧制御
ループ18、この電圧制御ループ18の出力信号が入力
されるゲートパルスジェネレータ19、及び、前記ゲー
トパルスジェネレータ19の出力信号が入力されるサイ
リスタ20とから構成さnている。
従って、前記第2 PLG 15により検出された最終
仕上圧延機スタンド6の周速は、演算制御部15に取り
込ま几、この演算制御部15によってストリップ速度を
演算し、速度制御ループ16、電流制御ループ17及び
電圧制御ループ18からなるピンチロール速度制御ルー
プ21に速度基準として与えている。
仕上圧延機スタンド6の周速は、演算制御部15に取り
込ま几、この演算制御部15によってストリップ速度を
演算し、速度制御ループ16、電流制御ループ17及び
電圧制御ループ18からなるピンチロール速度制御ルー
プ21に速度基準として与えている。
又、前記各制御ループ16,17及び18は、各々、P
C) 11からの速度フィードバックM。
C) 11からの速度フィードバックM。
電流フィードバック(Il及び電圧フィードバック(V
O)により、基準とフィードバックの偏差を演算し制御
している。
O)により、基準とフィードバックの偏差を演算し制御
している。
前述のピンチロール制闘部は、より詳細には、第4図に
示すように構成され、その概略的動作について第5図の
特性図と共に説明する。
示すように構成され、その概略的動作について第5図の
特性図と共に説明する。
まず、前記ストリップ7の先端がマンドレル2に到達し
、1春目以降ピンチロールモータ9の速度を減速させて
バックテン7ヨンを得る場合について述べる。このピン
チロール3の速度制御は機械系の作動状況によって電気
系の制御が対応できるようになっており、前述のバック
テンションを取るため、演算制御部15より(ストリッ
プ速度−α)の速度基準出力信号を速度制御ループ16
へ伝達し、ピンチロールモータ9の回転数を落して、ピ
ンチロール6を、(ストリップ速度−α)の速度とする
。
、1春目以降ピンチロールモータ9の速度を減速させて
バックテン7ヨンを得る場合について述べる。このピン
チロール3の速度制御は機械系の作動状況によって電気
系の制御が対応できるようになっており、前述のバック
テンションを取るため、演算制御部15より(ストリッ
プ速度−α)の速度基準出力信号を速度制御ループ16
へ伝達し、ピンチロールモータ9の回転数を落して、ピ
ンチロール6を、(ストリップ速度−α)の速度とする
。
このピンチロールモータ9の回転数Nは、N■
テに5・−で与えらnるので、この回転数Nを制Φ
御するには、印加電圧Vを下げ几ばよい。このため、速
度制御として、電圧制御ループ18で電圧降下制御が行
なわれると、ピンチロールモータ9は、機械系はストリ
ップを介してストリップ速度のまま印加電圧を△Vだけ
落したため発電機として作動し、急激に減速する。
度制御として、電圧制御ループ18で電圧降下制御が行
なわれると、ピンチロールモータ9は、機械系はストリ
ップを介してストリップ速度のまま印加電圧を△Vだけ
落したため発電機として作動し、急激に減速する。
従って、ピンチロール3の回転数即ちロール周速度は、
ストリップ7の先端がピンチロール6を通過し、マンド
レル2で巻取らn、−春目が巻付いてから巻締めらnる
迄、ス) I)ツブ7の速度より遅くなって、バックテ
ンションが得られる。
ストリップ7の先端がピンチロール6を通過し、マンド
レル2で巻取らn、−春目が巻付いてから巻締めらnる
迄、ス) I)ツブ7の速度より遅くなって、バックテ
ンションが得られる。
このストリップ7が最終仕上圧延機スタンド6を通過し
た時の速度は、板厚によって異なるが、第5図に示すよ
うに、通常10〜15 m/secであり、ピンチロー
ル6の周速度はこの速度より、わずかに遅(するだけで
達成できる。又、この遅(する時間(tlは、ストリッ
プ7の速度によって異なるが、通常、0.5〜1.5秒
で十分である。
た時の速度は、板厚によって異なるが、第5図に示すよ
うに、通常10〜15 m/secであり、ピンチロー
ル6の周速度はこの速度より、わずかに遅(するだけで
達成できる。又、この遅(する時間(tlは、ストリッ
プ7の速度によって異なるが、通常、0.5〜1.5秒
で十分である。
このマンドレル2にストリップ7の先端が巻取られ始め
ると、ピンチロール3とマンドレル2間のテンションは
、ストリップ70尾端が最終仕上圧延機スタンド6を通
過する迄は掛ける必要はなく、ピンチロール3はストリ
ップ7の速度とほぼ同速度でよい。この速度制御は、P
G 11で検出し、フィードバックして速度基準と比較
し、その比較値が電流制御ループ17へ印加さn、電流
基準1直と比較される。この電流制御ループ17からの
出力信号である比較値は、電圧制御ループ18へ印加さ
れた後、電圧基準と比較し、その偏差を、ゲートパルス
ジェネレータ19及びサイリスタ20を経てピンチロー
ルモータ9に印加することにより、このピンチロールモ
ータ9は、印加電圧Mによって速度制御が行われる。
ると、ピンチロール3とマンドレル2間のテンションは
、ストリップ70尾端が最終仕上圧延機スタンド6を通
過する迄は掛ける必要はなく、ピンチロール3はストリ
ップ7の速度とほぼ同速度でよい。この速度制御は、P
G 11で検出し、フィードバックして速度基準と比較
し、その比較値が電流制御ループ17へ印加さn、電流
基準1直と比較される。この電流制御ループ17からの
出力信号である比較値は、電圧制御ループ18へ印加さ
れた後、電圧基準と比較し、その偏差を、ゲートパルス
ジェネレータ19及びサイリスタ20を経てピンチロー
ルモータ9に印加することにより、このピンチロールモ
ータ9は、印加電圧Mによって速度制御が行われる。
本発明による熱間帯鋼巻取機の中小防止制御方法は、以
上のように陰成さnており、以下に、その動作について
説明する。
上のように陰成さnており、以下に、その動作について
説明する。
チず、最終仕上圧延愼スタンド6から送り出さnたスト
リップ7の先端は、ホットランテーブル5上を搬送さ几
、ピンチロール5fi4”Cマンドレル2に巻付こうと
するが、前述の状態において、ストリップ7の先端がピ
ンチロール3へ噛み込まれた瞬間を、前記ス) IJツ
ブ先端検出器8により検出し、このタイミングから第1
PL() 10によって検出されたストリップ速度(V
)を用いて、前記演算制御部15により、ストリップ7
の先端の位置をトラッキングする。
リップ7の先端は、ホットランテーブル5上を搬送さ几
、ピンチロール5fi4”Cマンドレル2に巻付こうと
するが、前述の状態において、ストリップ7の先端がピ
ンチロール3へ噛み込まれた瞬間を、前記ス) IJツ
ブ先端検出器8により検出し、このタイミングから第1
PL() 10によって検出されたストリップ速度(V
)を用いて、前記演算制御部15により、ストリップ7
の先端の位置をトラッキングする。
前述のストリップ先端トラッキングにより、ストリップ
7の先端がマンドレル2に到達して一春目の動作に入り
、最終仕上圧延機スタンド6及びマンドレル2間でテン
ションを張り始める瞬間から巻付完了迄の間を予測し、
その間にピンチロール3でバックテンションが取れるよ
うに、ピンチロール3に対して(ストリップ速度V−α
)量の速度基準を与えるものである。
7の先端がマンドレル2に到達して一春目の動作に入り
、最終仕上圧延機スタンド6及びマンドレル2間でテン
ションを張り始める瞬間から巻付完了迄の間を予測し、
その間にピンチロール3でバックテンションが取れるよ
うに、ピンチロール3に対して(ストリップ速度V−α
)量の速度基準を与えるものである。
前述のαは、演算制御部15内における半固定数とし、
任意に可変できるものとする。
任意に可変できるものとする。
次に、第2図及び第6図は、前記演算制御部15に於る
頭部中小防止制御ロジックの動作タイミング及び制御フ
ローを示している。
頭部中小防止制御ロジックの動作タイミング及び制御フ
ローを示している。
まず、第2図において、横軸は時N1、縦軸はマンドレ
ル速度(a)、マンドレルテンション電流(b)、ピン
チロール速度基準(C)、ピンチロール電流(d)、マ
ンドレル慣性゛トルク(el及びストリップにかかるテ
ンション(r)の先端巻付時の状態を示している。
ル速度(a)、マンドレルテンション電流(b)、ピン
チロール速度基準(C)、ピンチロール電流(d)、マ
ンドレル慣性゛トルク(el及びストリップにかかるテ
ンション(r)の先端巻付時の状態を示している。
又、一点鎖線A、B、C及びDにおいて、Aはストリッ
プ7の先端がピンチロール3へ到達した時点、Bはスト
リップ7の先端がマンドレル2に到達した時点、Cはス
トリップ7の先端がマンドレル2間巻きしてテンション
が掛り始め、マンドレル20回転がリード速度からスト
リップ7の同期速度へ変化し始める時点、Dはストリッ
プ7の先端がマンドレル2へ巻付きを完了した時点を各
々示している。
プ7の先端がピンチロール3へ到達した時点、Bはスト
リップ7の先端がマンドレル2に到達した時点、Cはス
トリップ7の先端がマンドレル2間巻きしてテンション
が掛り始め、マンドレル20回転がリード速度からスト
リップ7の同期速度へ変化し始める時点、Dはストリッ
プ7の先端がマンドレル2へ巻付きを完了した時点を各
々示している。
このマンドレル速度は、ストリップの先端がマンドレル
2に到達したタイミングBから、巻締りを開始するC時
点まで微少に減速し、C時点からD時点にかけて、リー
ド速度からストリップ同期速度に減速し、D時点で巻付
を完了する。一方、マンドレルテンションt R,(b
l ハ、 B時点からC時点に到る速度の微少低下によ
りγ上がり、定常テンションはC時点ではストリップ7
へ掛っている。
2に到達したタイミングBから、巻締りを開始するC時
点まで微少に減速し、C時点からD時点にかけて、リー
ド速度からストリップ同期速度に減速し、D時点で巻付
を完了する。一方、マンドレルテンションt R,(b
l ハ、 B時点からC時点に到る速度の微少低下によ
りγ上がり、定常テンションはC時点ではストリップ7
へ掛っている。
このため、C時点からD時点に至る過程では、マンドン
ル慣性トルク(e)ト、マンドレルテンション電流(b
lによるトルクが重なり、ストリップ7に過大なテンシ
ョンが掛っている。よってピンチロール速度基準(cl
に見られる通り、C時点からD時点に至る間、αだけピ
ンチロール速度基準(clを減速させ、ピンチロール3
にバックテンションを持たせている。
ル慣性トルク(e)ト、マンドレルテンション電流(b
lによるトルクが重なり、ストリップ7に過大なテンシ
ョンが掛っている。よってピンチロール速度基準(cl
に見られる通り、C時点からD時点に至る間、αだけピ
ンチロール速度基準(clを減速させ、ピンチロール3
にバックテンションを持たせている。
さらに、第6図を用いて頭部中小防止制御フローについ
て説明する。
て説明する。
まず、ピンチロール3にストリップ7の先端が噛み込ん
だか否かを判定しく第1ステツプ22)、この噛み込ん
だ時点から第1 PLC) 10により検出さnるスト
リップ速度により、ストリップ7の先端が進んだ距fl
LLt を距離カウンター(図示せず)で演算する(
第2ステツプ25〕。又、このピンチロール3にストリ
ップ7の先端が噛み込んでいない時は、前記距離カウン
ターをリセットし、前記距¥kLt を零クリヤーする
(第6ステツプ24)。
だか否かを判定しく第1ステツプ22)、この噛み込ん
だ時点から第1 PLC) 10により検出さnるスト
リップ速度により、ストリップ7の先端が進んだ距fl
LLt を距離カウンター(図示せず)で演算する(
第2ステツプ25〕。又、このピンチロール3にストリ
ップ7の先端が噛み込んでいない時は、前記距離カウン
ターをリセットし、前記距¥kLt を零クリヤーする
(第6ステツプ24)。
次に、ストリップ7の先端がマンドレル2に到達し、−
春目に到るまでのピンチロール3からの距11flfL
+ と前記距離I4 を比較し、Lt≧L1 が
成立したか否かを判定しく第4ステツプ25)、YES
の場合にはKに1をセットしく第5ステツプ26)、N
o であnばスタートに戻る。
春目に到るまでのピンチロール3からの距11flfL
+ と前記距離I4 を比較し、Lt≧L1 が
成立したか否かを判定しく第4ステツプ25)、YES
の場合にはKに1をセットしく第5ステツプ26)、N
o であnばスタートに戻る。
次に、ストリップ7の先端がマンドレル2に巻付完了す
るまでのピンチロール3からストリップ7の先端迄の距
psL2 と前記距離Lt とを比較し、Lj≧L
2が成立したか否かを判定しく第6ステツプ27)、Y
ESであnばKを零クリヤーする(第7ステツプ28)
。又、NOであれば、この第7ステツプ28を飛ばして
、第8ステツプ29に行(。この第8ステツプ29では
、K=1が成立しているか否かを判定し YESであn
ば、ピンチロール3の現在の速度基準からあらかじめ定
めた減速度αだけ減算し、この速度を基準として出力す
る(第9ステツプ60鬼又、NOであれば、第9ステツ
プ30に進まず、スタートに戻る。
るまでのピンチロール3からストリップ7の先端迄の距
psL2 と前記距離Lt とを比較し、Lj≧L
2が成立したか否かを判定しく第6ステツプ27)、Y
ESであnばKを零クリヤーする(第7ステツプ28)
。又、NOであれば、この第7ステツプ28を飛ばして
、第8ステツプ29に行(。この第8ステツプ29では
、K=1が成立しているか否かを判定し YESであn
ば、ピンチロール3の現在の速度基準からあらかじめ定
めた減速度αだけ減算し、この速度を基準として出力す
る(第9ステツプ60鬼又、NOであれば、第9ステツ
プ30に進まず、スタートに戻る。
尚、前述の距離L1 及びL2 (第5図に示す)
は、ピンチロールモータ9の電流応答などを考慮して定
めるもので、特に、第6ステツプ27については、マン
ドレル2の速度がリード速度からストリップ7の同期速
度となるタイミングを検出して判定しても同等の作用効
果が得られる。
は、ピンチロールモータ9の電流応答などを考慮して定
めるもので、特に、第6ステツプ27については、マン
ドレル2の速度がリード速度からストリップ7の同期速
度となるタイミングを検出して判定しても同等の作用効
果が得られる。
g9発明の効果
本発明による熱間帯鋼巻取機の頭部巾小防止制御方法は
、以上のような構成と作用とを備えているため、次のよ
うな効果を得ることができる。
、以上のような構成と作用とを備えているため、次のよ
うな効果を得ることができる。
(1) ストリップの先端がマンドレルに巻付く瞬間
に発生する過大テンションに対するバックテンションを
、その瞬間にピンチロールを減速させることによって、
ピンチロールに持たせることができ、その結果、マンド
レルにより発生する過大テンションは、マンドレルとピ
ンチロール間に位置するわずかなストリップのみに掛り
、ホットランテーブル上に搬送中のストリップには掛か
らないようにすることができる。
に発生する過大テンションに対するバックテンションを
、その瞬間にピンチロールを減速させることによって、
ピンチロールに持たせることができ、その結果、マンド
レルにより発生する過大テンションは、マンドレルとピ
ンチロール間に位置するわずかなストリップのみに掛り
、ホットランテーブル上に搬送中のストリップには掛か
らないようにすることができる。
(2)1項の効果により、ホ・ットランテーブル上の高
温状態のストリップに対するネッキングを確実に阻止す
ることができる。
温状態のストリップに対するネッキングを確実に阻止す
ることができる。
(3)1項の効果により、最終仕上圧延機スタンドのロ
ール直下において発生する原車現象を確実に阻止するこ
とができる。
ール直下において発生する原車現象を確実に阻止するこ
とができる。
第1図から第5固点は、本発明による熱間帯鋼巻取機の
頭部巾小防止制御方法を示すためのもので、第1図は、
全体構成を示すブロック図、第2図は頭部中小防止制御
タイミングを示すタイムチャート図、第3図は、第1図
のピンチロール制御部の頭部巾小防止制間ロジック動作
を示すフローヂャート図、第4図は第1図の要部をより
詳細に示すブロック図、第S図はストリップの巻付状態
を示す特性図である。 1は熱間巻取機、2はマンドレル、6はピンチロール、
5はホットランテーブル、6は最終仕上圧延機スタンド
、7はストリップ、8はストリップ先端検出器、9はピ
ンチロールモータ、10は第1PLO,11はPC)
、 I Sは第2 PLC)(ストリップ速度検出器)
、14はピンチロール制御部、15は演算制御部、16
は速度制御ループ、17は電流制御ループ、18は電圧
制御ループ、21はピンチロール速度制御ループである
。 范2図 帛3図 第4図
頭部巾小防止制御方法を示すためのもので、第1図は、
全体構成を示すブロック図、第2図は頭部中小防止制御
タイミングを示すタイムチャート図、第3図は、第1図
のピンチロール制御部の頭部巾小防止制間ロジック動作
を示すフローヂャート図、第4図は第1図の要部をより
詳細に示すブロック図、第S図はストリップの巻付状態
を示す特性図である。 1は熱間巻取機、2はマンドレル、6はピンチロール、
5はホットランテーブル、6は最終仕上圧延機スタンド
、7はストリップ、8はストリップ先端検出器、9はピ
ンチロールモータ、10は第1PLO,11はPC)
、 I Sは第2 PLC)(ストリップ速度検出器)
、14はピンチロール制御部、15は演算制御部、16
は速度制御ループ、17は電流制御ループ、18は電圧
制御ループ、21はピンチロール速度制御ループである
。 范2図 帛3図 第4図
Claims (2)
- (1)仕上圧延機の最終仕上圧延スタンドからのストリ
ップを巻取るためのマンドレルと、前記マンドレルと前
記最終仕上圧延スタンドとの間に配設され、バックテン
ションを保持するためのピンチロールと、前記ピンチロ
ールを制御するためのピンチロール制御部とからなる熱
間帯鋼巻取機において、前記ストリップの先端が前記ピ
ンチロールを通過した時点から前記先端の位置をトラッ
キングする第1工程と、前記マンドレルにおける前記ス
トリップの一巻目から立上がるテンション衝撃の発生過
程を予測する第2工程と、前記ピンチロールにバックテ
ンションを持たせる第3工程とを備え、前記バックテン
ションにより、前記ピンチロール以前の位置で発生する
前記ストリップの巾小現象(ネツキング)を防止するよ
うにしたことを特徴とする熱間帯鋼巻取機の頭部巾防止
制御方法。 - (2)前記最終仕上圧延機スタンドに設けられたストリ
ップ速度検出器からのストリップ速度を前記ピンチロー
ル制御部に入力するための第4工程と、前記ピンチロー
ルに設けられたストリップ先端検出器からの検出信号を
前記ピンチロール制御部に入力するための第5工程とを
備えたことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の熱
間帯鋼巻取機の頭部巾小防止制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29495486A JPS63149329A (ja) | 1986-12-12 | 1986-12-12 | 熱間帯鋼巻取機の頭部巾小防止制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29495486A JPS63149329A (ja) | 1986-12-12 | 1986-12-12 | 熱間帯鋼巻取機の頭部巾小防止制御方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63149329A true JPS63149329A (ja) | 1988-06-22 |
JPH0514774B2 JPH0514774B2 (ja) | 1993-02-25 |
Family
ID=17814440
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29495486A Granted JPS63149329A (ja) | 1986-12-12 | 1986-12-12 | 熱間帯鋼巻取機の頭部巾小防止制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS63149329A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02137615A (ja) * | 1988-11-15 | 1990-05-25 | Sumitomo Metal Ind Ltd | ストリップ巻取方法 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS49102549A (ja) * | 1973-02-06 | 1974-09-27 | ||
JPS59174217A (ja) * | 1983-03-24 | 1984-10-02 | Mitsubishi Electric Corp | 圧延装置 |
JPS60148626A (ja) * | 1984-01-12 | 1985-08-05 | Mitsubishi Electric Corp | 圧延装置の巻取機による板伸防止制御方法 |
-
1986
- 1986-12-12 JP JP29495486A patent/JPS63149329A/ja active Granted
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS49102549A (ja) * | 1973-02-06 | 1974-09-27 | ||
JPS59174217A (ja) * | 1983-03-24 | 1984-10-02 | Mitsubishi Electric Corp | 圧延装置 |
JPS60148626A (ja) * | 1984-01-12 | 1985-08-05 | Mitsubishi Electric Corp | 圧延装置の巻取機による板伸防止制御方法 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02137615A (ja) * | 1988-11-15 | 1990-05-25 | Sumitomo Metal Ind Ltd | ストリップ巻取方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0514774B2 (ja) | 1993-02-25 |
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