JPS6314817Y2 - - Google Patents

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JPS6314817Y2
JPS6314817Y2 JP1981114505U JP11450581U JPS6314817Y2 JP S6314817 Y2 JPS6314817 Y2 JP S6314817Y2 JP 1981114505 U JP1981114505 U JP 1981114505U JP 11450581 U JP11450581 U JP 11450581U JP S6314817 Y2 JPS6314817 Y2 JP S6314817Y2
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clamping part
clip
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upper clamping
clip body
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JP1981114505U
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JPS5822113U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は医療用クリツプの挾持部の改良に関
し、特にクリツプの滑落、横ズレを完全に防止で
きるようにした滑落防止機構の医療用クリツプに
関するものである。
(従来の技術) 従来の医療用クリツプの挾持部は、第6図の断
面図に示したように、挾持部の内側面の中央部分
のみ接触する形状のものや、第7図に示したよう
に偏平状の二枚の挾持部の内側面全体が合致する
形状のもの等があり、これらの内側面には滑り止
めとして線状の溝加工が施されているが、前述の
ように、動脈瘤等の発生する位置や形状によつて
は血管を損傷する恐れのあるものがあつた。
(考案が解決しようとする問題点) 医療用クリツプは動脈瘤等を永久に遮断すると
ともに、そのまま体内に残存させておくもので、
その挾持部の挾む力は適切な圧力でなくてはなら
ず、クリツプもズレたり脱落してはならないこと
が絶対条件である。
従つて、クリツプの挾持部の形状、構造につい
ては特に細心の注意を払わなければならなかつ
た。
又、動脈瘤等は発生する場所が一定ではなく、
瘤の形状も様々であるため、これらの条件に合つ
たものでなくてはならないことも要件の一つであ
つた。
本考案は、上記事情に鑑みて創案されたもので
体内のどのような位置に発生したものに対しても
適格に遮断できる滑落防止機構を有した医療用ク
リツプを提供することを目的としている。
(問題点を解決するための手段) 上記の問題点を解決するために本考案の滑落防
止機構の医療用クリツプは、側部の一端に軸孔を
設けたフランジの双方を対称する位置に形成し、
上面に鉗子が係合する凹陥部を形成した長尺板状
のクリツプ本体と、側部の一端に軸孔を設けたフ
ランジの双方を対称する位置に形成し、下面に鉗
子が係合する凹陥部を形成した長尺板状クリツプ
本体とを軸孔が一直線上に成る様に組立て、コイ
ルバネをフランジの内側に設け軸で回動自在に成
した動脈瘤クリツプで、前記クリツプ本体は凹陥
部から一定の間隔をおいて下方へ垂直状に折曲げ
た後、下方に湾曲部を形成し、更に水平方向へ延
長し下部挾持部をクリツプ本体の長さより少し長
く形成し、クリツプ本体は凹陥部から一定の間隔
をおいて上部挾持部を形成し、凹陥部からやや上
部挾持部寄りに矩形状の窓を設け、湾曲部を前
記、窓を通して下方へ出し、交又状の挾持部を形
成し、下部挾持部は下方に下がり、上部挾持部は
上方方向に開き、該両挾持部は略平行に拡開し、
且上部挾持部の下面に下部挾持部の上面が合致す
る動脈瘤クリツプに於いて、上部挾持部1の中央
部分にゆるやかな山形状の凸部3を形成し、この
凸部3の両側にゆるやかに湾曲した凹陥部4,
4′を形成することによつて〓形状とし、この下
面に合致する下部挾持部2は〓形状に形成し、該
上部挾持部1の下面と、下部挾持部2の上面の接
点b,b′と頂部cの三点から挾持し、該下部挾持
部2の先端が催かに上方に折曲げて形成して問題
解決手段としたものである。
(作用) 以上の如く構成された本考案の挾持部が滑落防
止機構の医療用クリツプの作用は、上部挾持部の
中央部分にゆるやかな山形状の凸部を形成し、こ
の凸部の両側にゆるやかに湾曲した凹陥部を形成
することによつて〓形状とし、この下面に合致す
る下部挾持部は〓形状に形成し、該上部挾持部の
下面と下部挾持部の上面の接点と頂点の三点から
挾持し、該下部挾持部の先端が僅かに上方に折曲
げて形成して挾むと、接点と頂部の三点で血管が
確実に安全に挾持されるので横ズレ、滑落するこ
となく極めて安定に作用することとなり、技術的
課題は解決するのに至るのである。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を動脈瘤クリツプの図
面に基づいて詳述する。第8図は動脈瘤クリツプ
の分解斜視図で、側部を下方へ折曲げ、軸孔13
を設けたフランジ11,11′を形成し、この上
側部に切りこみ14,14′を設けた長尺状のク
リツプ本体Aの上面で切りこみ14,14′と同
位置に凹陥部15を形成し、この凹陥部15から
一定の間隔をおいて下方へ垂直状に折曲げ、更に
湾曲部16を形成するように上方へ折曲げた後、
水平方向へ折曲げ、やや板巾を挾くした下部挾持
部2を形成し、先端をやや上方へ折曲げて先端部
7を形成する。
次に、前記のクリツプ本体Aとは別に、側部に
上方へ折曲げ、軸孔13′を設けたフランジ17,
17′を形成し、このフランジ17,17′の下側
部に切りこみ19,19′を設けた長尺板状のク
リツプ本体Bの下面で、切りこみ19,19′と
同位置に凹陥部18を形成し、更に左方へ延長し
て下部挾持部1を形成し、前記の凹陥部18のや
や左へ寄つた位置に矩形状の窓20を設けた後、
クリツプ本体Aの下部挾持部1および湾曲部16
がクリツプ本体Bの矩形状の窓20を通すことに
よつて交又して下方へ出し、クリツプ本体Aのフ
ランジ11,11′がクリツプ本体Bのフランジ
17,17′の内側になるように、コイルバネ1
2をフランジ11,11′の内側におき、軸10
で軸孔13,13′を利用して一体に組立てた後、
軸10の両端をかしめた構造となつていて、軸1
0を中心に、クリツプ本体上部8とクリツプ本体
下部9が廻動自在に取付けられ、鉗子等を利用し
て押圧すると、上部挾持部1と下部挾持部2が開
くようになつているものである。
次に上下部挾持部1,2の構造について説明す
る。
第2図は第1図におけるA−A′拡大断面図で、
上部挾持部1の中央部分に、ゆるやかな山形状の
凸部3を形成し、この凸部3の両側部にゆるやか
な湾曲状の凹陥部4,4′を形成することによつ
て〓形状とし、この下面に合致する下部挾持部2
は、全体がゆるやかな山形の〓形状に、しかも上
部挾持部1と合致させた際、上部挾持部1の凹陥
部4,4′の底部と下部挾持部2との接点b,
b′と頂部cの三点で挾持するようになつている。
又、上下の挾持部の内側面には複数個の凹陥部
が設けられてあり、下部挾持部の先端部は僅かに
上方へ折曲げられている。
以上の構造によるものであるが、これを実際に
使用する場合は、上部挾持部1と下部挾持部2を
合致させ、第2図に示したように、上部挾持部1
の下面と下部挾持部2の上面が、接点b,b′の二
ケ所で接するようになつているので、血管を挾ん
だ際に横ズレしない。
つまり、鉗子を使つてクリツプの挾持部を開い
た状態で血管を挾み、鉗子を離した瞬間、クリツ
プが滑落するようなことはなく、横ズレをするこ
とがない。
又、横ズレを防止する方法として、上下の挾持
部の内側面に複数個の凹陥部を設け、更に滑落を
防止する方法として下部挾持部の先端を僅かに上
方へ折曲げてたことによつて、完全に横ズレ、滑
落を防止することができる。
従つて、本考案で挾むと、第9図の如く接点
b,b′と頂部cの三点で血管21が確実に安全に
挾持される。
(考案の効果) 以上詳述したように、本考案の挾持部が滑落防
止機構の医療用クリツプは、交又状の上下部挾持
部を形成し、下部挾持部は下方へ下がり、上部挾
持部は上方へ開き、両挾持部が略平行に拡開し、
上部挾持部の下面に下部挾持部の上面が合致する
動脈瘤クリツプで、上部挾持部の中央部分にゆる
やかな山形状の凸部を形成し、この凸部の両側に
ゆるやかに湾曲した凹陥部を形成することによつ
て〓形状とし、この下面に合致する下部挾持部は
〓形状に形成し、該上部挾持部の下面と下部挾持
部の上面の接点と頂部の三点から挾持し、該下部
挾持部の先端が僅かに上方に折曲げて形成したの
で、特に複雑な脳内の動脈瘤の遮断にはすぐれた
効果がある。通常、医療用クリツプは、動脈瘤等
を遮断するとともに、そのままの状態で体内に残
存させておくもので、その挾持力は適切な圧力で
なくてはならないものであり、万一クリツプがズ
レたり、滑落するようなことがあると、即生命に
関わる事態となるので、クリツプの構造形状には
高度の技術と細心の研究が必要である。
特に挾持部は、血管の遮断には極めて重要な部
分であることから本考案は、従来の医療用クリツ
プの挾持部を生かし、欠点を除いた挾持部とした
すぐれた医療用クリツプである。
【図面の簡単な説明】
第1図は医療用クリツプの一例を示した側面
図、第2図は第1図におけるA−A′断面図、第
3図は挾持部の内側の平面図、第4図は第3図の
B−B′における上部挾持部の断面図、第5図は
第3図のB−B′における下部挾持部の断面図、
第6図,第7図は従来の挾持部の断面図、第8図
は分解斜視図、第9図は挾持部の状態図である。 1は上部挾持部、2は下部挾持部、3は凸部、
4,4′は凹陥部、8はクリツプ本体上部、9は
クリツプ本体下部、10は軸、11,11′はフ
ランジ、12はコイルバネ、17,17′はフラ
ンジ、20は窓、21は血管、b,b′は接点、c
は頂部を示す。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 側部の一端に軸孔を設けたフランジの双方を対
    称する位置に形成し、上面に鉗子が係合する凹陥
    部を形成した長尺板状のクリツプ本体と、側部の
    一端に軸孔を設けたフランジの双方を対称する位
    置に形成し、下面に鉗子が係合する凹陥部を形成
    した長尺板状クリツプ本体とを軸孔が一直線上に
    成る様に組立て、コイルバネをフランジの内側に
    設け軸で回動自在に成した動脈瘤クリツプで、前
    記クリツプ本体は凹陥部から一定の間隔をおいて
    下方へ垂直状に折曲げた後、下方に湾曲部を形成
    し、更に水平方向へ延長し下部挾持部をクリツプ
    本体の長さより少し長く形成し、クリツプ本体は
    凹陥部から一定の間隔をおいて上部挾持部を形成
    し、凹陥部からやや上部挾持部寄りに矩形状の窓
    を設け、湾曲部と下部挾持部を前記、窓を通して
    下方へ出し、交又状の挾持部を形成し、下部挾持
    部は下方に下がり、上部挾持部は上方方向に開
    き、該両挾持部は略平行に拡開し、且上部挾持部
    の下面に下部挾持部の上面が合致する動脈瘤クリ
    ツプに於いて、 上部挾持部1の中央部分にゆるやかな山形状の
    凸部3を形成し、この凸部3の両側にゆるやかに
    湾曲した凹陥部4,4′を形成することによつて
    〓形状とし、この下面に合致する下部挾持部2は
    〓形状に形成し、該上部挾持部1の下面と、下部
    挾持部2の上面の接点b,b′と頂部cの三点から
    挾持し、該下部挾持部2の先端が僅かに上方から
    折曲げて形成したことを特徴とする挾持部が滑落
    防止機構の医療用クリツプ。
JP11450581U 1981-08-01 1981-08-01 挾持部が滑落防止機構の医療用クリップ Granted JPS5822113U (ja)

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JPS5822113U JPS5822113U (ja) 1983-02-10
JPS6314817Y2 true JPS6314817Y2 (ja) 1988-04-26

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Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59155245A (ja) * 1983-02-24 1984-09-04 国際交易株式会社 脳内動脈瘤クリツプ
JPH0340254Y2 (ja) * 1985-09-11 1991-08-23
JPH0530736Y2 (ja) * 1986-06-06 1993-08-06
CN106102599B (zh) * 2014-12-12 2020-04-17 阿特瑞克尔公司 封堵夹

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5148590A (en) * 1974-10-23 1976-04-26 Furetsukusu Biruto Inc Kanshisochi oyobisoreni shosuru dokanyokuranpu
JPS5613939A (en) * 1979-05-07 1981-02-10 Groot Gerrit Sjoerd Surgical pincher
JPS6132647U (ja) * 1984-07-31 1986-02-27 日産自動車株式会社 みぞ可変プ−リ

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