JPS63146942A - ポリウレタン流延テープ - Google Patents

ポリウレタン流延テープ

Info

Publication number
JPS63146942A
JPS63146942A JP62244424A JP24442487A JPS63146942A JP S63146942 A JPS63146942 A JP S63146942A JP 62244424 A JP62244424 A JP 62244424A JP 24442487 A JP24442487 A JP 24442487A JP S63146942 A JPS63146942 A JP S63146942A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
prepolymer
tape
water
cast
cast tape
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP62244424A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2552883B2 (ja
Inventor
ヒー・キュン・ヨーン
ロバート・リージウン・サン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Johnson and Johnson Hospital Services Inc
Original Assignee
Johnson and Johnson Products Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Johnson and Johnson Products Inc filed Critical Johnson and Johnson Products Inc
Publication of JPS63146942A publication Critical patent/JPS63146942A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2552883B2 publication Critical patent/JP2552883B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G18/00Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates
    • C08G18/06Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates with compounds having active hydrogen
    • C08G18/28Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates with compounds having active hydrogen characterised by the compounds used containing active hydrogen
    • C08G18/40High-molecular-weight compounds
    • C08G18/48Polyethers
    • C08G18/4833Polyethers containing oxyethylene units
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61LMETHODS OR APPARATUS FOR STERILISING MATERIALS OR OBJECTS IN GENERAL; DISINFECTION, STERILISATION OR DEODORISATION OF AIR; CHEMICAL ASPECTS OF BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES; MATERIALS FOR BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES
    • A61L15/00Chemical aspects of, or use of materials for, bandages, dressings or absorbent pads
    • A61L15/07Stiffening bandages
    • A61L15/12Stiffening bandages containing macromolecular materials
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G18/00Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates
    • C08G18/06Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates with compounds having active hydrogen
    • C08G18/08Processes
    • C08G18/10Prepolymer processes involving reaction of isocyanates or isothiocyanates with compounds having active hydrogen in a first reaction step

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Polyurethanes Or Polyureas (AREA)
  • Materials For Medical Uses (AREA)
  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
  • Moulding By Coating Moulds (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Mold Materials And Core Materials (AREA)
  • Magnetic Record Carriers (AREA)
  • Organic Insulating Materials (AREA)
  • Dental Preparations (AREA)
  • Solid-Sorbent Or Filter-Aiding Compositions (AREA)
  • Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)
  • Luminescent Compositions (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、適当な粘着性を有しくそのために患者の手
足に一層適合する流延(キャスチング)テープに関する
従来、傷害を受けた身体の部分または手足を固定する目
的で焼石膏が用いられてきた。この焼石膏包帯を補助し
、ある程度、これにとって代、るものとして登場したの
が、織物または編物支持体生地上にポリマー物質として
延展する合成流延テープまたは包帯である。このポリマ
ー材料のある種のものは、紫外線を受けると硬化するか
、または、水と反応すると硬化するポリマーを含んでい
る。
紫外線硬化の流延物の実施例については、米国特許第3
.88L473号に記載されている。さらに最近になり
、整形外科用流延テープを得るのに、水硬性すなわち水
反応性ポリウレタン組成物が使われ、さらにこのものに
別種合成注型材料を併用するようになった。ポリウレタ
ン注型材料は例えば米国特許第4,376.438号及
び第4,44L262号に開示されたタイプである。
このポリウレタン注型材料の特徴の一つは、流延テープ
を水に浸漬したのちに発揮されるポリウレタンプレポリ
マーの粘着力または粘着性にある。
ポリウレタンプレポリマーは、水と接触すると反応しは
じめると同時に、強い粘着性を発揮する。
この粘着性は、患者の四肢に流延テープを巻きつけた際
、相互にこのテープ層が接着するための必要条件となる
。テープ層を継続して巻きつげるには、手で押しつける
ように操作して行く。この力によってテープ層は重なる
とともに注型外面を滑らかにする。しかし、この粘着力
によりある程度、このテープをとりつげる技能士のグロ
ーブ装着の手にプレポリマーがくっつくこと、さらに、
巻きつけた流延テープから手の離れを阻害し、このため
患者に対する手当が円滑に行われぬ欠点を生ずる。また
この粘着性は、注型技能士が円滑な流延を行おうとする
ときに、流延テープの外層がその下の層から持ちあげら
れる不都合が生ずる。この難点を回避する良法は、テー
プを扱う技能士の手にクリームまたはローションをつけ
ることであり、これによりある程度、支障を克服できる
ポリウレタンプレポリマー組成の粘着性能を調節し、患
者にテープを施すときの支障をさけ得るなら、これに越
したことは言うまでもない。
米国特許第4,433,680号および第4,502,
479号では、ポリウレタン流延組成物の0.1〜1重
量パーセントのシリコン消泡剤の使用を記載している。
さらに、米国特許第3,746,680号は、注型材料
の生強度を増すため、焼石膏にポリエチレンオキサイド
を添加する方法について記載している。
本発明は従来の流延テープに比し、その粘着性を調節し
たポリウレタン質整形外科用の流延チープの提供にある
。このテープは、一種の滑動性を示し、これにより、注
型技能士または外科医は患者へのテープのとりつけが楽
となり、かつ、巻きつけたテープ層を十分接着するだけ
の粘着力を保持させるものである。滑動性は、流延テー
プが水中に浸漬されたのにあられれる。その構造が(○
−CH2−CH□)n (nは整数)の反覆単位から成
り、その平均分子量が50,000〜4,000,00
0である水溶性ポリマーの0.1〜10重千%をプレポ
リマー中に含有させることにより、本発明の流延テープ
の好適な粘着性が得られる。プレポリマーはまた、1〜
10重量パーセントの潤滑液を含む。
本発明による流延テープは、患者の身体部分、手足への
適合性がよく、したかって、骨折に対する効果もすぐれ
ている。本発明の流延テープは、ポリウレタン流延テー
プのその他特徴をすべて備える。たとえば、焼石膏より
強度が大で、耐水性もすぐれ、X線透過性を示す。
この発明によれば種々の改善利用性を有する流延テープ
が得られるが、このテープの特徴は、プレボリフ−中に
(OCH2CH2)nの1反覆単位(ただしnは少くと
も1100.場合によっては100、000の整数)を
有する水溶性ポリマーを糾み合わせることにある。上記
水溶性ポリマーの平均分子量は50,000〜4,00
0,000であり、この種水溶性ポリマーは、酸化エチ
レンホモポリマー、またはエステル、ウレタン、もしく
はシロキサン結合による架橋分子が結合した(0− C
H□−CH2)の長い反覆構造から成るブロック、また
はグラフト共重合体であっても差し支えない。プレポリ
マー形成後、上記水溶性ポリマーとポリウレタンプレポ
リマーとを合体させる。好ましい水溶性ポリマーは、商
品名rPOLYOXJのごときユニオン・カーバイト社
提供の市販固形材料であり、その平均分子量が約100
,000〜/1,000,000であるポリエチレンオ
キサイドが挙げられる。分子量3,000,000以上
の水溶性ポリマーは、流延巻きっけの際、注型技能士の
着用する手袋と流延テープ間で糸曳き傾向を呈し、そし
て、この種の水溶性ポリマーから得られる流延テープは
、分子!3,000,000以下の水溶性ポリマーで得
られるテープに比し、見映えがよくない。水溶性ポリマ
ーのプレポリマーに対する添加量は、織物支持体に加え
るプレポリマー重量当り0.1〜10%とする。水溶性
ポリマーはポリウレタンプレポリマーには溶解しないが
、患者にテープを施す前、流延テープを水に浸漬するま
では、プレポリマー内で活性を呈することはない。
本発明の水溶性ポリマーはきわめて水溶解性が高いため
、急速に溶解するとともに、患者にテープを施す時点で
テープに滑り性を与える。
水溶性ポリマー以外に、利点として挙げられることは、
本発明によるポリウレタン流延テープに滑り性を与える
鉱油またはシロキサンポリマーの十分量をプレポリマー
組成物に加えていることである。この組成物に加える潤
滑液量はプレポリマー総量に対し1〜10重量%とする
が、好適量は2〜5重景重量ある。水溶性ポリマーが呈
する滑り性は、流延テープのプレポリマーが硬化するに
つれ、当然低下してくる。これは、流延物の下層による
蒸発、吸収の結果、流延テープの水分が除去されるため
である。水分が除去される際、水溶性ポリマーが固形物
であると、滑動性を与える余地はないが、潤滑液が液状
であるため、流延テープが固化するに従い、滑り性が与
えられて流延物の平滑性が保証される。好ましい潤滑液
としては、10〜100.000cpsの粘度、さらに
好ましくは5.000cpsの粘度を有するジメチルシ
ロキザンボリマーか挙げられる。ただし潤滑液粘度が高
すぎると、プレポリマー配合物への均一混合がむつかし
くなる。上記ジメチルシロキザンポリマーはダウ・コー
ニング社製のrDow Corning 200F]u
idJの商品のもとに、各種粘度の材料が入手可能であ
る。その他の適合シロキサンポリマーとしては、商品名
rL−45J  (ユニオン カーバイド社製)およ・
び商品名rsF−96J (ジェネラル・エレクトリッ
ク社製)が挙げられる。ポリウレタン流延テープの場合
、シメチルシロキザンボリマーは従来、消泡剤としても
使用されているが、本発明での使用量に比し、その量は
かなり少ない([以下)。
本発明による整形外科向けの流延テープに用いるポリウ
レタンプレポリマーは、米国特許第4,376.438
号および第4,41L262号に記載されており、前者
の第4.376、438号開示のポリウレタンプレポリ
マーには、イソシアネートと反応するアミノ−ポリオー
ルの一種が含まれている。このプレポリマーの場合は、
アミノ−ポリオール中の第三アミン窒素が、プレポリマ
ーと水との反応の際、プレポリマーを硬化するに足る触
媒活性を呈するため、とくに助触媒を必要としない。米
国特許第4,411.。
262号記載のプレポリマーでは、プレポリマー含有の
流延テープを水中に浸漬する場合、プレポリマー活性化
用として一種の触媒を利用している。
本発明で採用する好適な触媒は、米国特許第4,433
.680号記載の触媒、ジモルフォリノシエチルエーテ
ル(DMDEE)である。
本発明のプレポリマー系に有用な芳香族インシアネート
は、一般に、たとえば「ポリウレタン化学と技術J (
Polyurethanes Chemistry a
ncl Tech−nology)第一部インターザイ
エンス、バブリッジ+ −(Interscience
 Publishers)1962年記載のポリウレタ
ン化学ではよく用いられる芳香族ポリイソシアネートで
あれば、どのようなものでも使用できる。
好ましい芳香族ポリイソシアネートとしては、トルエン
・ジイソシアネ−1−(TDI)の2.4および2.6
異性体の混合比率80/20または65/35のもの;
ジフェニルメタン・シイソミアネート(MDZ)の4.
4”、2.4゛、および2−2゛異性、またはその混合
物;カルボジイミド基、ウレタン基、およびアロファネ
ー1−基のごとき追加基を有する変形MDI;アニリン
およびフォルムアルデヒド縮合生成物のホスゲン化によ
り誘導されるポリメチレンポリフェニル・イソシアネー
ト(ポリメリックMDL) ;が挙げられる。この中で
もっとも好ましいポリイソシアネートは、たとえば市場
で簡単に入手できるイソネート0sonate■)14
3Lおよびルビネート(Rubinate■) xL−
168のごときM旧含有のカルボジイミドである。
ポリオ−火 本発明中のプレポリマー系としては有用なボリオールと
しては、ポリエーテルポリオールおよびポリエステルポ
リオールが挙げられる。ポリエーテルポリオールは、触
媒を使って、酸化エチレン、酸化プロピレン、酸化ブチ
レン、テトラヒドロフラン、酸化スチレン、またはその
混合物のごときエポキシドの重合により得られる。ポリ
エステルポリオールには、多価アルコールと多塩基性カ
ルボン酸との反応生成物が含まれる。ポリエステルの生
成には、遊離カルボン酸の代りに、相当するポリカルボ
ン酸無水物または相当する低級アルコールのポリカルボ
ン酸エステルまたはその嵌合物を使用してもよい。ある
いは、 ε −カプロラクタムのごとき、ラクトンのポ
リエステルを用いることもできる。ポリオールは疎水性
または親水性何れかを用いる。親水性ポリオールを使え
ば、プレポリマー配合体の親水性も高まる。プレポリマ
ー配合体の親水性が高まれば、流延テープ浸漬水をプレ
ポリマー内で急速に移動または拡散させることができる
。水の拡散が早まれば、それだけ短時間のうちに流延テ
ープを硬化させることかできる。
親水性ポリオールは通常、酸化エチレンのホモポリマー
か、または酸化エチレンと酸化プロピレンとのランダム
またはブロック共重合体であり、後者の場合、酸化プロ
ピレンの割合は、80重量%以下、好ましくは65重量
%以下とし、これにより、ここで、問題としている親水
性ポリオールを得ることができる。
ポリウレタンプレポリマーに使用する代表的疎水性ポリ
オールには、BASF Wyandotte社提供のP
 L U RA COL■P−1010および01in
社提供のPo1y G 36−232がある。また代表
的な親水性ポリオールには、01in社製のPo1y 
G 55−173およびユニオンカーバイド社製のCA
RBOWAX■ TPEG−990がある。
プレポリマーに親水性ポリオールを使う利点は、プレポ
リマー硬化用に必要な水が、疎水性プレポリマーにおけ
る場合よりも、プレポリマー中に急速に拡散することで
あり、それだけ早く水溶性ポリマーを溶解し切ることが
できる。なお、親水性プレポリマーを使用することによ
り、流延テープの硬化を早めることができる。
好適なポリウレタンプレポリマーは、カルボジイミド基
含有のジフェニルメタンジイソシアネートを用いて得ら
れる。このジイソシアネートを2〜3個の官能基保有の
ポリオールと反応させるが、ポリオールはジオールまた
はトリオール、あるいはジオールとトリオールの混合物
であってもよい。
好ましいポリオールはヒドロキシル価105のポリオキ
シプロピレングリコールおよびヒドロキシル価232の
ポリオキシプロピレントリオールである。
ポリオールの分子量は、通常2,000以下、好ましく
は700〜1,500 、もっとも好適な値は700〜
1.100の範囲のものである。
プレポリマー反応混合物中のポリイソシアネート/ポリ
オール比は、当量比としてあられすのがもっとも合理的
である。当量値は、各特定成分の分子量をその官能価ま
たは組成物中の官能基数で除してあられされる。この場
合の当量比はイソシアネートの当量とポリオールとの比
である。本システムの当量比は、ポリイソシアネート/
ポリオ−ル比として、2:1〜約15:1の間にあるこ
と、好ましくは2:1〜10:1の間にあるのがのぞま
しい。この組成分を、プレポリマー中、NCO基が5〜
30%以上となるように配合する。
次に、ポリウレタンプレポリマーを支持体上に被覆して
、流延テープを形成させる。
使用する支持体は適当な織布、メリヤス生地の何れでも
差支えない。この種の生地は通常、木綿、ポリエステル
、ガラス繊維糸等をラッシェル(Raschel)kJ
Aみして作る。支持体上に行うプレポリマーの被覆割合
は、流延テープ総量に対し、通常30〜70χである。
被覆比率は、ある程度、木綿およびポリエステル支持体
上にプレポリマーを多く使用した場合、その支持体の特
性により影響される。ガラス繊維はとくに好適な支持体
である。
このガラス繊維支持体に施す被覆程度は、一般に流延テ
ープ重量合計の約35〜48χから好ましくは41〜4
4Xとされる。
前記のごとく、好ましい潤滑液はジメチルシロキサンポ
リマーであり、このポリマーは、約10〜100、00
0cpsの各種粘度のものを使用してよい。ジメチルシ
ロキサンポリマーの好適粘度は約5,000であり、2
00cpsと30.000cpsのジメチルシロキサン
ポリマーを配合して約5.000cps粘度の液を得る
ようにする。
前記のごとく、好ましい水溶性ポリマーは、分子量10
0,000〜3,000,000のポリ(エチレンオキ
サイド)であり、最適ポリマーは分子量約100.00
0のポリ(エチレンオキサイド)である。
ポリ(エチレンオキサイド)は、たとえば酸ハライド、
酸無水物のごときブロック化合物、フェニルイソシアネ
ートのごときイソシアネート、トリメチルクロロシラン
系のシランとポリ(エチレンオキサイド)とを反応させ
、ヒドロキシル端末基の反応性を封するように改質して
もよい。ブロック化合物は、プレポリマー内のイソシア
ネートと、水溶性ポリマー内のヒドロキシル基との反応
を阻害する役割りをする。
材料の安定化のため、ポリ(エチレンオキサイド)中に
少量の酸化防止剤または遊離基掃去剤を添加するのも有
効である。その代表的添加剤としては、アセトアミノフ
ェノン、テトラキス(メチレン3−〔3°、5゛−ジ−
ターシャリ−ブチル−4−ヒトロキシフエニル〕−プロ
ピオネート)メタンのごとき、末端封止フェノールが挙
げられる。酸化防止剤とポリ(エチレンオキサイド)と
を反応させる好都合な方法は、酸化防止剤を有機溶媒中
に溶解し、溶解した酸化防止剤でポリ(エチレンオキサ
イド)粒子を被覆し、この被覆粒子を乾燥させ、溶媒を
蒸発させることである。ポリ(エチレンオキサイド)は
また、機械的に処理して約100メソシユの均一粒径に
なるごとくポリマー粒子を粉砕し、プレポリマーを流延
テープ支持体に施す際の難点を克服することができる。
ポリ(エチレンオキサイド)は固形結晶質であるため、
支持体にプレポリマーを施す場合、大きな粒子は支障と
なることがある。
ポリイソシアネート、ポリオール、および触媒の他に、
プレポリマー反応体にはまた、少量(0,01〜1重量
%)の塩化ベンゾイルのごとき安定剤、および含水シリ
カのごとき増粘剤を使用する。増粘剤の使用目的は、流
延支持体にプレポリマーを施す場合、その粘度を調節す
ることにある。
以下の実施例において、滑動性を与える上でポリ(エチ
レンオキサイド)の示す効果は、経験を積んだ技術者が
、流延テープを水に浸漬した時点から、テープ内で滑り
性または粘着性を示すまでの時間と、0(滑り、粘りを
示さない状態)から10までの尺度であられされる滑り
力と粘着力とを測定することにより計算される。通常、
良好な流延テープであれば、5以上の滑り力、および5
以下の粘着力を示す。
実施例で示される流延テープの適合性は、5ociet
y of Biochemicals第10回年次大会
(1984年4727〜5/1開催)の会報P、234
で定める手順に準じて判定する。滑動性、粘着性、適合
性は商品名「改良Del ta−Li te■流延テー
プ」として市場で入手できるポリウレタンガラス繊維流
延テープを基準にして測定する。実施例のテープに用い
る支持体は、上記Delta−Lite■テープの支持
体と同一とした。このテープの滑り力は0、粘着力は1
0、適合性は100とする。ポリマー流延テープの圧潰
強さは次のように定める。直径23/4”(約6.9 
cm)の金属棒の周囲に4 1/2’”(約11.4c
m)幅の流延テープ5層を巻きつけ、試験円筒を製作す
る。この円筒を室温で24時間放置したのち、圧潰強さ
を測る。試験用円筒サンプルの圧潰強さはシャテイヨン
(Chatillon)圧縮試験機で測定する。サンプ
ルをl cmの長さだけ圧縮し、試験円筒を屈撓させる
荷重を求める。できれば、圧潰強さは、24時間熟成さ
れた4” (約10cm)径の丸棒上に4”(約10c
m)幅の流延テープを巻いた5層のテスト用円筒につい
て、90ボンド(約41Kg)以上がのぞましい。
実施例■ 窒素ガス道入口、凝縮器、温度計、機械かく押蓋を備え
た反応容器中に、l5onate 143L 59.1
72部、塩化ベンゾイル0.046部を導入した。混合
物を1.5時間かく拌して、均一な混合物とした。
つぎにこの反応容器に、Po1y G 36−232の
12.928部、Pluracol P−1010の1
9.447部、八erosil 974ノ1.1044
部およびDMDEE 01.602部から成るポリオー
ル混合物を加える。発熱反応の終息時点で、混合物を1
時間50℃の温度に保ったのち、室温まで冷却した。
生成したウレタンプレポリマー100部とジメチルシロ
キサンボIJマー (DC−200粘度200cps)
1.8部、DC−200(粘度30.000cps)3
.2部、POLYOXN−10(平均分子量100,0
00) 1.0部とを室温下、窒素気流中で配合し、均
一混合物とした。
ガラス繊維支持体上にこの被覆プレポリマーを設けた流
延テープを用いて、短脚キャストを組立てた。水に0.
5分浸漬後、滑り力を測定し、強度7を得た。0.4分
浸漬後の粘着力を測り、強度4を得た。流延硬化時間は
5分、圧潰強さ124ポンド(約56Kg)、適合係数
値117であった。
実施例■ この実施例は、一層安定な製品を得るための、ポリ(エ
チレンオキサイド)のヒドロキシル基を封鎖する手段を
示したものである。
窒素導管、還流冷却器、機械かくはん器何の反応容器内
で、ポリ(エチレンオキサイI”) (POLYOXN
−3,000、平均分子量400,000) (7)3
7.69部を、DowCorning社製シリコーン液
(5,0OOcps)の251.31部、界面活性剤と
し7ノ5ILWET L−760202,51部から成
る溶液に静かに加えた。室温で混合物をかきまぜ、安定
な均一懸濁液を得た。ついで、この均一懸濁液にフェニ
ルイソシアネート0.02021部を加え、ポリ(エチ
レンオキサイド)のヒドロキシル基を封鎖した。つぎに
温度を80”Cに高め、この温度を6時間維持した。熱
を除去し、−夜かく拌を続けた。生成物を急いで処理し
、各相に分離した。
実施例■のポリウレタンプレポリマーを使って流延テー
プを製作し、この際、ブロックポリ(エチレンオキサイ
ド)と上記シリコン液混合物の6重量%を添加した。こ
のフッポリマーで製作した流延テープを50°Cのもと
で、14日間経時放置した。熟成した流延テープを使っ
て短脚キャストを作った。1.3分後に滑り力を測って
5の強度値を、さらに0.3分後の粘着力を測って5の
値を得た。この流延テープの適合値は118、圧潰強さ
は135ボンド(約61Kg)であった。
実施例■ 窒素導管、凝縮器、温度計、機械式かく神器を備えた反
応容器に、l5onate 143Lの547.2部、
DowCorn ing200液(200cps)の2
6.83部部、Dotv Corning200液(3
0,000cps)の8.94部および塩化ベンゾイル
の0.44部を加えた。均一な混合物が得られるまで3
0分間混合物をかく拌した。つぎに、TPEG−990
の198.0部、Po1y G−55−173の129
.71部、八eros i 1974の10.94部お
よびDMDEEの8.75部から成るポリオール混合物
を反応容器に加えた。発熱反応の終息時点で、混合物を
50°Cの条件下で1時間放置した。つぎに混合物を3
5℃に冷却しPOLYOX−N−3,000(平均分子
量400,000)の7.22部を反応容器に追加し、
混合物を加熱することなく、さらに2時間かく拌した。
ガラス繊維支持体上にプレポリマーを被覆展延し、流延
テープを形成させた。この流延テープを用いて短脚キャ
ストを作った。0.5分後の滑り力を測って強度値7を
、また0、4分後の粘着力を測って強度4fi 4を得
た。流延型の硬化時間は4゜5分、圧潰強さ104ポン
ド(約47Kg) 、適合係数値は125であった。
実施例■ 窒素ガス導入管、凝縮器、温度計、機械式かく神器を備
えた5リツトル(5000cc)の反応フラスコ中に、
l5onate 143Lの1831.68部、Dow
 Corning200液(200cps)の78.2
4部、塩化ベンゾイルの1.30部を導入した。かく拌
しながら、この混合物に、Po1y G35X−280
47)381.65部、CARBOWAX(7)381
.65部、およびDMDEEの32.44部からなるポ
リオール混合物を室温で発熱反応が終息するまで添加し
、混合物を1時間、50℃に保った。混合物を35℃に
冷却後、POLYOX−N12K(平均分子量1,00
0,000) 12.98部をプレポリマーに加え、室
温下でさらに2時間混合物のかく拌を継続した。
ガラス繊維支持体上にプレポリマーを被覆し、流延テー
プを形成させた。この流延テープを使って短脚キャス1
〜を作った。0.6分後の滑り力10.0.2分後の粘
着力5の値を得、流延物の硬化時間4.5分、適合係数
値103を得た。
特許出願人  ジョンソン・アンド・ジョンソン・プロ
ダクツ・インコーポレイテッド 代理人    弁理士   1) 澤  博  昭(外
2名) 手続補正書(自発)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)織物支持体上に被覆した水硬性ポリウレタンプレ
    ポリマー配合物から構成され、上記配合物が適宜の粘着
    性を示すとともに、配合物に対し0.1〜10重量パー
    セントの水溶性ポリマーを含有し、このポリマーは(O
    −CH_2−CH_2)_nの反覆単位(nは整数)を
    示し、上記水溶性ポリマーの分子量が50,000〜4
    ,000,000である流延テープ。
  2. (2)上記プレポリマー配合物が、1〜10重量パーセ
    ントの潤滑液を含有する特許請求の範囲第1項記載の流
    延テープ。
  3. (3)上記水溶性ポリマーがポリエチレンオキサイドで
    ある特許請求の範囲第1項記載の流延テープ。
  4. (4)上記水溶性ポリマーの分子量が100,000〜
    3,000,000である特許請求の範囲第3項記載の
    流延テープ。
  5. (5)上記潤滑液の粘度が200〜30,000センチ
    ポイズである特許請求の範囲第2項記載の流延テープ。
  6. (6)上記潤滑液の粘度が5,000センチポイズであ
    る特許請求の範囲第5項記載の流延テープ。
  7. (7)上記プレポリマー配合物が2〜5重量パーセント
    の潤滑液を含む特許請求の範囲第2項記載の流延テープ
  8. (8)上記潤滑液がジメチルシロキサンポリマーである
    特許請求の範囲第2項記載の流延テープ。
JP62244424A 1986-09-30 1987-09-30 ポリウレタン流延テープ Expired - Lifetime JP2552883B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US91380986A 1986-09-30 1986-09-30
US913809 1986-09-30

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63146942A true JPS63146942A (ja) 1988-06-18
JP2552883B2 JP2552883B2 (ja) 1996-11-13

Family

ID=25433600

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62244424A Expired - Lifetime JP2552883B2 (ja) 1986-09-30 1987-09-30 ポリウレタン流延テープ

Country Status (8)

Country Link
EP (1) EP0266892B1 (ja)
JP (1) JP2552883B2 (ja)
AT (1) ATE72128T1 (ja)
AU (1) AU592228B2 (ja)
CA (1) CA1331117C (ja)
DE (1) DE3776489D1 (ja)
ES (1) ES2030067T3 (ja)
NZ (1) NZ221968A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010037776A (ja) * 2008-08-04 2010-02-18 Tokyu Construction Co Ltd 補強シートの巻付け装置及びコンクリート構造物の補強方法

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4690842A (en) * 1985-10-07 1987-09-01 Johnson & Johnson Products, Inc. Reinforced casting material
DE19905799A1 (de) * 1999-02-12 2000-08-17 Lohmann Gmbh & Co Kg Reaktionsmaterial und Verfahren zum Verhindern einer vollständigen Aushärtung von mit Polyurethanprepolymer imprägniertem Bindenmaterial sowie dessen Verwendung
US6206845B1 (en) 1999-03-29 2001-03-27 Carapace, Inc. Orthopedic bandage and method of making same
RU2725082C1 (ru) * 2019-12-19 2020-06-29 Общество с ограниченной ответственностью "Протезно-ортопедическое малое предприятие "ОРТЕЗ" (ООО "ПРОП МП "ОРТЕЗ") Способ изготовления гильз протезно-ортопедических изделий из композиционного материала

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6287162A (ja) * 1985-10-04 1987-04-21 ミネソタ マイニング アンド マニユフアクチユアリング コンパニ− 硬化性樹脂被覆シ−ト材料

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4433680A (en) * 1982-02-10 1984-02-28 Johnson & Johnson Products, Inc. Polyurethane casting material
US4454873A (en) * 1982-02-26 1984-06-19 Hexcel Corporation Separator medium for orthopedic cast material
US4655208A (en) * 1986-03-12 1987-04-07 Johnson & Johnson Products Inc. Fast-setting casting tape

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6287162A (ja) * 1985-10-04 1987-04-21 ミネソタ マイニング アンド マニユフアクチユアリング コンパニ− 硬化性樹脂被覆シ−ト材料

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010037776A (ja) * 2008-08-04 2010-02-18 Tokyu Construction Co Ltd 補強シートの巻付け装置及びコンクリート構造物の補強方法

Also Published As

Publication number Publication date
AU592228B2 (en) 1990-01-04
EP0266892B1 (en) 1992-01-29
AU7902787A (en) 1988-04-14
ATE72128T1 (de) 1992-02-15
ES2030067T3 (es) 1992-10-16
DE3776489D1 (en) 1992-03-12
NZ221968A (en) 1989-09-27
EP0266892A1 (en) 1988-05-11
JP2552883B2 (ja) 1996-11-13
CA1331117C (en) 1994-08-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5540652A (en) Orthopedic cast composed of an alkoxysilane terminated resin
US4968542A (en) Curable material for semi-rigid resilient orthopedic support
KR970007490B1 (ko) 수경 중합체 제조물
US4947839A (en) Orthopedic casting material having reduced tack and reduced slip
CA1288191C (en) Reinforced polyurethane casting material
CA2135439C (en) Water-curable supporting bandage
US5061555A (en) Water-activated orthopedic cast composition having colorant
US4690842A (en) Reinforced casting material
US5180632A (en) Orthopedic casting material having reduced tack and reduced slip
JPS63146942A (ja) ポリウレタン流延テープ
EP1430860A1 (en) Water-hardening fixing material and method for using the same
KR0167828B1 (ko) 수분 경화성 폴리우레탄 수지조성물
KR100249674B1 (ko) 수분 경화성 폴리우레탄 수지 조성물
KR100654425B1 (ko) 수경화형 폴리우레탄 수지 조성물과 이를 이용한 반경질캐스팅 테이프
JP2847896B2 (ja) 珪酸カルシウム成形体
KR100448098B1 (ko) 수분 경화성 폴리우레탄 수지 조성물 및 그로부터제조되는 정형외과용 캐스트
JPH01271460A (ja) 水硬化性重合体調製物
JP3262885B2 (ja) 水硬性キャスト材
KR100428747B1 (ko) 캐스팅 테이프용 속경화형 폴리우레탄 수지 조성물
KR19980031089A (ko) 내황변성 캐스팅 테이프의 제조방법