JPS6314673B2 - - Google Patents
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- JPS6314673B2 JPS6314673B2 JP56063472A JP6347281A JPS6314673B2 JP S6314673 B2 JPS6314673 B2 JP S6314673B2 JP 56063472 A JP56063472 A JP 56063472A JP 6347281 A JP6347281 A JP 6347281A JP S6314673 B2 JPS6314673 B2 JP S6314673B2
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- evaporator
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A20/00—Water conservation; Efficient water supply; Efficient water use
- Y02A20/124—Water desalination
Landscapes
- Heat Treatment Of Water, Waste Water Or Sewage (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は海水淡水化方法に係り、特にブライン
(海水)をブラインヒータで加熱し、この加熱ブ
ラインを蒸発器に導入して発生する蒸気を蒸発器
内に設けられた凝縮器で凝縮して淡水を回収する
海水淡水化方法において、蒸発器内に導入される
ブラインの温度が高温になることを防止し、もつ
てブライン中のスケールがブラインヒータ及び蒸
発器内の伝熱管面に付着することを確実に阻止す
ることができる海水淡水化方法に関する。
(海水)をブラインヒータで加熱し、この加熱ブ
ラインを蒸発器に導入して発生する蒸気を蒸発器
内に設けられた凝縮器で凝縮して淡水を回収する
海水淡水化方法において、蒸発器内に導入される
ブラインの温度が高温になることを防止し、もつ
てブライン中のスケールがブラインヒータ及び蒸
発器内の伝熱管面に付着することを確実に阻止す
ることができる海水淡水化方法に関する。
[従来の技術]
一般に、ブライン(海水)を淡水化する方法と
して、ブラインをブラインヒータで加熱し、この
加熱ブラインを蒸発器に導入して、これより発生
する蒸気を蒸発器内に設けられた低温ブラインを
冷却剤として凝縮器で凝縮して、これにより淡水
を回収するようになした方法が知られている。
して、ブラインをブラインヒータで加熱し、この
加熱ブラインを蒸発器に導入して、これより発生
する蒸気を蒸発器内に設けられた低温ブラインを
冷却剤として凝縮器で凝縮して、これにより淡水
を回収するようになした方法が知られている。
[発明が解決しようとする問題点]
ところで、このような方法においてはブライン
ヒータで加熱され排出された加熱ブラインの温度
が一定値以上になると、このブライン中に溶解し
ていた金属イオン(Ca++,Mg++等)が析出し、
これがブライン中に混入しているスラツジ等を吸
着してスケールとなつてブラインヒータ内、蒸発
器内の伝熱管面及びブライン配管系内に付着し熱
効率を低下させるばかりか、ブライン循環に障害
を引起すという不都合があつた。
ヒータで加熱され排出された加熱ブラインの温度
が一定値以上になると、このブライン中に溶解し
ていた金属イオン(Ca++,Mg++等)が析出し、
これがブライン中に混入しているスラツジ等を吸
着してスケールとなつてブラインヒータ内、蒸発
器内の伝熱管面及びブライン配管系内に付着し熱
効率を低下させるばかりか、ブライン循環に障害
を引起すという不都合があつた。
本発明は以上のような問題点に着目してこれを
有効に解決すべく創案されたものであり、その目
的とするところはブラインヒータで加熱された加
熱ブラインの温度を検出し、この検出温度値が一
定値を超えたときに応答して比較的低温なブライ
ンを上記ブラインヒータ内に導入し、これにより
ブライン温度の上昇を抑制してブライン中に混入
しているスケールが蒸発器内に付着することを確
実に阻止することができる海水淡水化方法を提供
するにある。
有効に解決すべく創案されたものであり、その目
的とするところはブラインヒータで加熱された加
熱ブラインの温度を検出し、この検出温度値が一
定値を超えたときに応答して比較的低温なブライ
ンを上記ブラインヒータ内に導入し、これにより
ブライン温度の上昇を抑制してブライン中に混入
しているスケールが蒸発器内に付着することを確
実に阻止することができる海水淡水化方法を提供
するにある。
[問題点を解決するための手段及び作用]
本発明は、上記の目的を達成するために、ブラ
インをブラインヒータで加熱し、該加熱ブライン
を多段な蒸発室を有する蒸発器に導入して発生す
る蒸気を上記蒸発器内に設けられた凝縮器で凝縮
して淡水を回収する海水淡水化方法において、上
記ブラインヒータの加熱ブライン出口側で加熱ブ
ラインの温度を検出し、この検出温度値と上記ブ
ラインヒータ及び蒸発器の伝熱管にスケールを付
着させない120℃前後の温度に設定した設定温度
値とを比較し、上記加熱ブラインの検出温度値が
上記設定温度値を越えたときに、上記ブラインヒ
ータに供給するブラインに、後段の蒸発器からの
低温ブラインを直接混入して冷却し、上記ブライ
ンヒータの出口ブライン温度を制御するようにし
たものであり、ブラインヒータの加熱ブラインの
温度が設定温度(120℃前後)以上に上昇した際、
その温度を検出すると共に蒸発室後段の低温ブラ
インを直接混合することで、出口側の加熱ブライ
ン温度を直ちに設定温度以下に冷却できるため、
マグネシウムイオンなどの析出を防止し、そのス
ケールがブラインヒータや蒸発器内の伝熱管面な
どに付着するのを確実に阻止できるようにしたも
のである。
インをブラインヒータで加熱し、該加熱ブライン
を多段な蒸発室を有する蒸発器に導入して発生す
る蒸気を上記蒸発器内に設けられた凝縮器で凝縮
して淡水を回収する海水淡水化方法において、上
記ブラインヒータの加熱ブライン出口側で加熱ブ
ラインの温度を検出し、この検出温度値と上記ブ
ラインヒータ及び蒸発器の伝熱管にスケールを付
着させない120℃前後の温度に設定した設定温度
値とを比較し、上記加熱ブラインの検出温度値が
上記設定温度値を越えたときに、上記ブラインヒ
ータに供給するブラインに、後段の蒸発器からの
低温ブラインを直接混入して冷却し、上記ブライ
ンヒータの出口ブライン温度を制御するようにし
たものであり、ブラインヒータの加熱ブラインの
温度が設定温度(120℃前後)以上に上昇した際、
その温度を検出すると共に蒸発室後段の低温ブラ
インを直接混合することで、出口側の加熱ブライ
ン温度を直ちに設定温度以下に冷却できるため、
マグネシウムイオンなどの析出を防止し、そのス
ケールがブラインヒータや蒸発器内の伝熱管面な
どに付着するのを確実に阻止できるようにしたも
のである。
[実施例]
以下に本発明に係る方法を添付図面に基づいて
詳述する。
詳述する。
先ず、図は本発明に係る方法を説明するための
多段フラツシユ式海水淡水化装置を示す概略図で
あり、この装置はブライン(海水)を加熱するた
めのブラインヒータ1と、ここで加熱されたブラ
インから水蒸気を蒸発させ、これを凝縮して淡水
を回収するための蒸発器2とから主に構成されて
いる。
多段フラツシユ式海水淡水化装置を示す概略図で
あり、この装置はブライン(海水)を加熱するた
めのブラインヒータ1と、ここで加熱されたブラ
インから水蒸気を蒸発させ、これを凝縮して淡水
を回収するための蒸発器2とから主に構成されて
いる。
この蒸発器2内には隔壁3で区画された複数の
蒸発室4…がその長手方向に沿つて順次形成され
ており、この多段の蒸発室4からなる部分が後述
するごとく凝縮器5内を流れる低温なブラインを
予熱する熱回収部6で、少数の蒸発室4から成る
部分が蒸発が完了したブラインを低温な海水で冷
却する熱放出部7であり、これらの各蒸発室4は
同一構造で形成されている。即ちこの蒸発室4の
下部には水蒸気を発生するブラインを溜めるブラ
イン溜8が形成されると共に、これらブライン溜
8は図示しない配管でそれぞれ順次連通されてい
る。また、この蒸発室4の上部には、ブラインか
ら発生する水蒸気を冷却凝縮する凝縮器5と、こ
こで凝縮した淡水を受ける受皿9とが形成され淡
水を回収し得るようになつている。
蒸発室4…がその長手方向に沿つて順次形成され
ており、この多段の蒸発室4からなる部分が後述
するごとく凝縮器5内を流れる低温なブラインを
予熱する熱回収部6で、少数の蒸発室4から成る
部分が蒸発が完了したブラインを低温な海水で冷
却する熱放出部7であり、これらの各蒸発室4は
同一構造で形成されている。即ちこの蒸発室4の
下部には水蒸気を発生するブラインを溜めるブラ
イン溜8が形成されると共に、これらブライン溜
8は図示しない配管でそれぞれ順次連通されてい
る。また、この蒸発室4の上部には、ブラインか
ら発生する水蒸気を冷却凝縮する凝縮器5と、こ
こで凝縮した淡水を受ける受皿9とが形成され淡
水を回収し得るようになつている。
そして、熱回収部6の初段の蒸発室4aの凝縮
器5aの出口は配管10を介してブラインヒータ
1のブライン入口へ連通されると共にブラインヒ
ータ1のブライン出口は配管11を介して熱回収
部6の初段の蒸発室4aのブライン溜8aの入口
へ連通されている。更に、熱回収部6の後段の蒸
発室4bのブライン溜8bの出口は配管13を介
して熱放出部7の初段の蒸発室4cのブライン溜
8cの入口へ連通され、最後段の蒸発室4dのブ
ライン溜8dの出口は配管14、ブライン循環ポ
ンプ15及びブライン流量調節弁16を介して熱
回収部6の後段の蒸発室4bの凝縮器5bの入口
へ連通され全体としてブライン循環路が形成され
ている。
器5aの出口は配管10を介してブラインヒータ
1のブライン入口へ連通されると共にブラインヒ
ータ1のブライン出口は配管11を介して熱回収
部6の初段の蒸発室4aのブライン溜8aの入口
へ連通されている。更に、熱回収部6の後段の蒸
発室4bのブライン溜8bの出口は配管13を介
して熱放出部7の初段の蒸発室4cのブライン溜
8cの入口へ連通され、最後段の蒸発室4dのブ
ライン溜8dの出口は配管14、ブライン循環ポ
ンプ15及びブライン流量調節弁16を介して熱
回収部6の後段の蒸発室4bの凝縮器5bの入口
へ連通され全体としてブライン循環路が形成され
ている。
そして熱放出部7の凝縮器5には低温な海水を
冷却塔として使用するために海水配管系17が形
成されると共に、この配管系17には熱放出部7
の出口に於てこれより分岐させて海水をブライン
溜8dに供給する配管18が形成されている。そ
して最後段のブライン溜8dには全体のブライン
量を調節するため調節弁19を備えたブライン量
調節系20が形成されると共に、この上部には各
蒸発室4を低圧に保つための真空装置21が設け
られている。
冷却塔として使用するために海水配管系17が形
成されると共に、この配管系17には熱放出部7
の出口に於てこれより分岐させて海水をブライン
溜8dに供給する配管18が形成されている。そ
して最後段のブライン溜8dには全体のブライン
量を調節するため調節弁19を備えたブライン量
調節系20が形成されると共に、この上部には各
蒸発室4を低圧に保つための真空装置21が設け
られている。
一方、ブラインヒータ1には、例えば蒸気を供
給するための熱供給路22が連通されると共にこ
のブラインヒータ1からは凝縮液を排出するため
の復水ポンプ23を備えた排水路24が延出され
ている。
給するための熱供給路22が連通されると共にこ
のブラインヒータ1からは凝縮液を排出するため
の復水ポンプ23を備えた排水路24が延出され
ている。
このように構成された海水淡水化装置に本発明
に係る方法を実施するためのバイパス配管25を
形成する。即ち、熱放出部7の最後段の蒸発室4
dのブライン溜8d出口と熱回収部6後段の蒸発
室4dの凝縮器5b入口とを結ぶ配管14のブラ
イン循環ポンプ15とブライン流量調節弁16と
の間からこれに分岐させてバイパス配管25を延
出する。この延出された配管25に、この中を流
れる比較的低温なブラインの流量を制御するため
のバスパス弁26を介設するとともに、この配管
25の他端をブラインヒータ1のブライン入口側
に直接、或いは、仮想線で示すごとく熱回収部6
の高温段例えば初段の凝縮器5aへ連通する。
に係る方法を実施するためのバイパス配管25を
形成する。即ち、熱放出部7の最後段の蒸発室4
dのブライン溜8d出口と熱回収部6後段の蒸発
室4dの凝縮器5b入口とを結ぶ配管14のブラ
イン循環ポンプ15とブライン流量調節弁16と
の間からこれに分岐させてバイパス配管25を延
出する。この延出された配管25に、この中を流
れる比較的低温なブラインの流量を制御するため
のバスパス弁26を介設するとともに、この配管
25の他端をブラインヒータ1のブライン入口側
に直接、或いは、仮想線で示すごとく熱回収部6
の高温段例えば初段の凝縮器5aへ連通する。
そして、ブラインヒータ1の加熱ブライン出口
側27に加熱ブラインの温度を検出するための温
度検出器28を形成すると共に、この検出器28
で得られた検出温度値と上記ブラインヒータ1、
蒸発器2内の伝熱管等にスケールを付着させない
温度に予め設定された設定温度値(例えば120℃)
とを比較し、上記検出温度値が設定温度値を越え
たときに応答して上記バイパス弁26を開放すべ
く開放信号を発生する制御器29を設ける。
側27に加熱ブラインの温度を検出するための温
度検出器28を形成すると共に、この検出器28
で得られた検出温度値と上記ブラインヒータ1、
蒸発器2内の伝熱管等にスケールを付着させない
温度に予め設定された設定温度値(例えば120℃)
とを比較し、上記検出温度値が設定温度値を越え
たときに応答して上記バイパス弁26を開放すべ
く開放信号を発生する制御器29を設ける。
このように構成された多段フラツシユ式海水淡
水化装置において本発明に係る海水淡水化方法を
具体的に説明する。
水化装置において本発明に係る海水淡水化方法を
具体的に説明する。
先ず、真空装置21により各蒸発室4内は水蒸
気が発生しやすいように減圧下に保たれている。
気が発生しやすいように減圧下に保たれている。
熱放出部7の凝縮器5に海水配管系17を介し
て低温の海水を給液し、ブライン溜8からの蒸気
を凝縮すると共に温められた海水の一部を配管1
8を介して最後段の蒸発室4dのブライン溜8d
に供給する。供給されたブラインは、ここで循環
しつつあるブラインと混合する。また、ブライン
量はブライン量調節弁19を備えたブライン量調
節系20により調節される。
て低温の海水を給液し、ブライン溜8からの蒸気
を凝縮すると共に温められた海水の一部を配管1
8を介して最後段の蒸発室4dのブライン溜8d
に供給する。供給されたブラインは、ここで循環
しつつあるブラインと混合する。また、ブライン
量はブライン量調節弁19を備えたブライン量調
節系20により調節される。
上記混合されたブラインは、ブライン循環ポン
プ15により配管14及びブライン流量調節弁1
6を介して熱回収部6の後段の蒸発室4bの凝縮
器5bへ移送され、この移送されたブラインはブ
ライン溜8から蒸発してくる蒸気と熱交換され、
これを凝縮しつつ前段の凝縮器5aまで順次移送
される。この際得られた凝縮液(淡水)は受皿9
で捕集され利用施設へ移送されることになる。
プ15により配管14及びブライン流量調節弁1
6を介して熱回収部6の後段の蒸発室4bの凝縮
器5bへ移送され、この移送されたブラインはブ
ライン溜8から蒸発してくる蒸気と熱交換され、
これを凝縮しつつ前段の凝縮器5aまで順次移送
される。この際得られた凝縮液(淡水)は受皿9
で捕集され利用施設へ移送されることになる。
上記予熱されたブラインは更に配管10を介し
てブラインヒータ1に移送され、ここで高温に加
熱された後、配管11を介して熱回収部6の前段
の蒸発室4aのブライン溜8aへと移送される。
このブラインは、減圧下においてフラツシユ蒸発
を生ぜしめられつつ図示しない配管を介して後段
のブライン溜8bに順次移送され、更に配管13
を介して熱放出部7前段の蒸発室4cのブライン
溜8c及び後段の蒸発室4dのブライン溜8dへ
と移送されることになる。
てブラインヒータ1に移送され、ここで高温に加
熱された後、配管11を介して熱回収部6の前段
の蒸発室4aのブライン溜8aへと移送される。
このブラインは、減圧下においてフラツシユ蒸発
を生ぜしめられつつ図示しない配管を介して後段
のブライン溜8bに順次移送され、更に配管13
を介して熱放出部7前段の蒸発室4cのブライン
溜8c及び後段の蒸発室4dのブライン溜8dへ
と移送されることになる。
このようなブライン循環は、ブラインヒータ1
の加熱ブライン出口側27の加熱ブライン温度が
制御器29の設定温度値以下の場合には、順調に
繰返えされることになる。
の加熱ブライン出口側27の加熱ブライン温度が
制御器29の設定温度値以下の場合には、順調に
繰返えされることになる。
このような状態から例えば循環ブライン量の減
少或いはブラインヒータ1の不調によりブライン
ヒータ1の加熱ブライン出口側27の加熱ブライ
ン温度が上昇した場合には、この加熱ブライン出
口側27に設けた温度検出器28がこの温度上昇
を検出し、検出温度値を即座に制御器29に送
る。この制御器29は、上記検出温度値と予めブ
ライン中のスケールをブラインヒータ1、蒸発器
2等に付着させない温度に設定された設定温度値
(例えば120℃)とを比較し、そして検出温度値が
上記設定温度値を越えたときに応答してバイパス
配管25に介設されたバイパス弁26を開成し、
熱放出部7から循環されてきた比較的低温なブラ
インを、予熱することなくバイパス配管25を介
して直接ブラインヒータ1のブライン入口側或い
は仮想線で示すごとく熱回収部6の初段の凝縮器
5aへ供給し、これと循環ブラインとを混合させ
てこの温度を緊急に設定温度値以下に冷却する。
少或いはブラインヒータ1の不調によりブライン
ヒータ1の加熱ブライン出口側27の加熱ブライ
ン温度が上昇した場合には、この加熱ブライン出
口側27に設けた温度検出器28がこの温度上昇
を検出し、検出温度値を即座に制御器29に送
る。この制御器29は、上記検出温度値と予めブ
ライン中のスケールをブラインヒータ1、蒸発器
2等に付着させない温度に設定された設定温度値
(例えば120℃)とを比較し、そして検出温度値が
上記設定温度値を越えたときに応答してバイパス
配管25に介設されたバイパス弁26を開成し、
熱放出部7から循環されてきた比較的低温なブラ
インを、予熱することなくバイパス配管25を介
して直接ブラインヒータ1のブライン入口側或い
は仮想線で示すごとく熱回収部6の初段の凝縮器
5aへ供給し、これと循環ブラインとを混合させ
てこの温度を緊急に設定温度値以下に冷却する。
こうして、ブライン温度が設定温度以下になつ
たならば制御器29からバイパス弁26を閉成さ
せるべく閉成信号を発生してこれを閉成し、バイ
パス配管25内の比較的低温なブラインの流れを
停止する。
たならば制御器29からバイパス弁26を閉成さ
せるべく閉成信号を発生してこれを閉成し、バイ
パス配管25内の比較的低温なブラインの流れを
停止する。
このようにブラインヒータ1内に非加熱ブライ
ンを導入してブライン温度を緊急に設定温度値以
下に降下させるので蒸発器2、ブラインヒータ1
及び各配管系にスケールが付着することを阻止す
ることができる。
ンを導入してブライン温度を緊急に設定温度値以
下に降下させるので蒸発器2、ブラインヒータ1
及び各配管系にスケールが付着することを阻止す
ることができる。
従つて、蒸発器2及びブラインヒータ1の熱効
率の低下を防止することができると共に、各配管
系の流路が狭小になることを防止することができ
る。
率の低下を防止することができると共に、各配管
系の流路が狭小になることを防止することができ
る。
[発明の効果]
以上要するに本発明に係る方法によれば次のよ
うな優れた効果を発揮することができる。
うな優れた効果を発揮することができる。
(1) 加熱ブラインの温度が所定の温度以上になつ
た場合に、加熱ブラインに低温のブラインを直
接混入してこれを緊急に所定の温度以下に冷却
するようにしたので、ブライン中のスケールが
蒸発器内、ブラインヒータ内及び各配管系に付
着することを阻止することができる。
た場合に、加熱ブラインに低温のブラインを直
接混入してこれを緊急に所定の温度以下に冷却
するようにしたので、ブライン中のスケールが
蒸発器内、ブラインヒータ内及び各配管系に付
着することを阻止することができる。
(2) 従つて熱効率の悪いスケールが付着しないの
で蒸発器及びブラインヒータの熱効率の低下を
防止することができると共に各配管系の障害の
発生を防止することができる。
で蒸発器及びブラインヒータの熱効率の低下を
防止することができると共に各配管系の障害の
発生を防止することができる。
(3) 既存の装置を用いて本発明に係る方法を容易
に採用することができる。
に採用することができる。
図は本発明に係る方法を説明するための多段フ
ラツシユ式海水淡水化装置を示す概略図である。 なお、図中1はブラインヒータ、2は蒸発器、
5,5a,5bは凝縮器、25はバイパス配管、
26はバイパス弁、27は加熱ブライン出口側で
ある。
ラツシユ式海水淡水化装置を示す概略図である。 なお、図中1はブラインヒータ、2は蒸発器、
5,5a,5bは凝縮器、25はバイパス配管、
26はバイパス弁、27は加熱ブライン出口側で
ある。
Claims (1)
- 1 ブラインをブラインヒータで加熱し、該加熱
ブラインを多段な蒸発室を有する蒸発器に導入し
て発生する蒸気を上記蒸発器内に設けられた凝縮
器で凝縮して淡水を回収する海水淡水化方法にお
いて、上記ブラインヒータの加熱ブライン出口側
で加熱ブラインの温度を検出し、この検出温度値
と上記ブラインヒータ及び蒸発器の伝熱管にスケ
ールを付着させない120℃前後の温度に設定した
設定温度値とを比較し、上記加熱ブラインの検出
温度値が上記設定温度値を越えたときに、上記ブ
ラインヒータに供給するブラインに、後段の蒸発
器からの低温ブラインを直接混入して冷却し、上
記ブラインヒータの出口ブライン温度を制御する
ようにしたことを特徴とする海水淡水化方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP56063472A JPS57180478A (en) | 1981-04-28 | 1981-04-28 | Method for converting sea water to fresh water |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP56063472A JPS57180478A (en) | 1981-04-28 | 1981-04-28 | Method for converting sea water to fresh water |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57180478A JPS57180478A (en) | 1982-11-06 |
JPS6314673B2 true JPS6314673B2 (ja) | 1988-03-31 |
Family
ID=13230200
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP56063472A Granted JPS57180478A (en) | 1981-04-28 | 1981-04-28 | Method for converting sea water to fresh water |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS57180478A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100907662B1 (ko) | 2007-09-21 | 2009-07-14 | 두산중공업(주) | 히트파이프열방출기가 구비된 엠에스에프 해수 담수화 장치 |
DE102008004106A1 (de) * | 2008-01-11 | 2009-09-10 | Babcock Borsig Service Gmbh | Verfahren und Anlage zur Entsalzung von Salzwasser unter Verwendung von MSF-Entsalzungseinheiten mit einem verbesserten Soleumlaufsystem |
US10703644B2 (en) | 2012-07-16 | 2020-07-07 | Saudi Arabian Oil Company | Produced water treatment process at crude oil and natural gas processing facilities |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5195979A (ja) * | 1975-02-20 | 1976-08-23 |
-
1981
- 1981-04-28 JP JP56063472A patent/JPS57180478A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5195979A (ja) * | 1975-02-20 | 1976-08-23 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS57180478A (en) | 1982-11-06 |
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