JPS63145718A - 加工性の優れた超高強度冷延鋼板の製造方法 - Google Patents
加工性の優れた超高強度冷延鋼板の製造方法Info
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- JPS63145718A JPS63145718A JP1331987A JP1331987A JPS63145718A JP S63145718 A JPS63145718 A JP S63145718A JP 1331987 A JP1331987 A JP 1331987A JP 1331987 A JP1331987 A JP 1331987A JP S63145718 A JPS63145718 A JP S63145718A
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Landscapes
- Heat Treatment Of Steel (AREA)
- Heat Treatment Of Sheet Steel (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、優れた加工性と100 kgf/am”以上
の引張強度を有する超高強度冷延鋼板の製造法に係わる
。
の引張強度を有する超高強度冷延鋼板の製造法に係わる
。
(従来の技術)
自動車用鋼板の高強度化は自動車の省エネルギー、安全
性の観点より益々進み、引張強度100kgf/mar
2級を越えるところまで実用化されている。
性の観点より益々進み、引張強度100kgf/mar
2級を越えるところまで実用化されている。
超高強度冷延鋼板の使用例としては米国連邦安全基準に
基づくドアーの補強材やバンパーの強化材がその代表で
ある。しかし一般に材料は高強度化に伴い延性は劣化し
、成形が困難になる。そして引張強度が100 kgf
/mm”級を越える超高強度板になるとプレス成形は極
めて困難であり、大抵はロールフォーミングによって成
型している。ロールフォーミングは多段の成型ロールに
より徐々に所定の断面形状を得るもので離放型材の加工
に適している反面、生産性が低いことや複雑な形状が出
しにくいなどの欠点を有する。
基づくドアーの補強材やバンパーの強化材がその代表で
ある。しかし一般に材料は高強度化に伴い延性は劣化し
、成形が困難になる。そして引張強度が100 kgf
/mm”級を越える超高強度板になるとプレス成形は極
めて困難であり、大抵はロールフォーミングによって成
型している。ロールフォーミングは多段の成型ロールに
より徐々に所定の断面形状を得るもので離放型材の加工
に適している反面、生産性が低いことや複雑な形状が出
しにくいなどの欠点を有する。
このような使われ方をされる超高強度冷延鋼板の製造法
の現状については、鉄と鋼、第68年(1982)第9
号1348〜1354ページ記載の資料に詳述されてい
る。また、代表的な製造方法としては特公昭59−42
052号公報や特公昭61−8125号公報記載の方法
がある。前者は噴流水中で急冷しマルテンサイト体積率
を高めることで、また後者は未再結晶フェライトマトリ
ックスにマルテンサイトを分散させた組織により超高強
度を得ている。いずれもある程度の加工性を付与させる
ことは目的の一部とはなっているものの複雑なプレス成
型性を有するものではない。
の現状については、鉄と鋼、第68年(1982)第9
号1348〜1354ページ記載の資料に詳述されてい
る。また、代表的な製造方法としては特公昭59−42
052号公報や特公昭61−8125号公報記載の方法
がある。前者は噴流水中で急冷しマルテンサイト体積率
を高めることで、また後者は未再結晶フェライトマトリ
ックスにマルテンサイトを分散させた組織により超高強
度を得ている。いずれもある程度の加工性を付与させる
ことは目的の一部とはなっているものの複雑なプレス成
型性を有するものではない。
このような現状であったが、自動車会社での生産性向上
および新デザイン追求の動きは激しく、超高強度鋼板も
生産性が高く複雑な形状が取り易いプレス成型にて加工
するという要求が高まった。
および新デザイン追求の動きは激しく、超高強度鋼板も
生産性が高く複雑な形状が取り易いプレス成型にて加工
するという要求が高まった。
一方、このような超高強度鋼板におけるプレス成型性を
支配する因子は軟鋼板のそれとは異質なもので軟鋼板の
経験が当てはまらない。たとえば単純な引張試験におけ
る破断伸びと成形性とは単純な正相関が付けられない。
支配する因子は軟鋼板のそれとは異質なもので軟鋼板の
経験が当てはまらない。たとえば単純な引張試験におけ
る破断伸びと成形性とは単純な正相関が付けられない。
なお、従来技術ではないが本発明の鋼成分と類似の成分
が特公昭53−47331号公報に記載されているが、
この技術は超高強度冷延鋼板に関するものではなく、ま
た、熱・冷延条件も大幅に異なる。
が特公昭53−47331号公報に記載されているが、
この技術は超高強度冷延鋼板に関するものではなく、ま
た、熱・冷延条件も大幅に異なる。
(発明の目的)
このような現状に鑑み、実際のプレス成型の尺度から見
てプレス成型°に耐える、引張強度100klrf /
me 2以上の超高強度冷延鋼板の製造方法を提示す
ることが本発明の目的である。
てプレス成型°に耐える、引張強度100klrf /
me 2以上の超高強度冷延鋼板の製造方法を提示す
ることが本発明の目的である。
(発明の構成)
本発明の要旨とするところは、C: 0.10超〜0.
20%、Si:0.6%以下、Mn:2.2〜3.0%
、S F 0.008%以下、AZ:Q、Ql〜0.1
%、残部不可避的不純物元素からなる鋼を、熱延後平均
冷却速度:30〜100℃/secで冷却し、500〜
630℃にて巻取り、続いて、冷延した後、〔AC3変
態点−20℃〕以上、930℃以下の温度でかつ、次式
で示される時間以上熱処理し、引き続き5〜30℃/s
ecの平均冷却速度で冷却し、250〜450℃°で、
1〜10分保定することからなる加工性の優れた超高強
度冷延鋼板の製造方法にある。
20%、Si:0.6%以下、Mn:2.2〜3.0%
、S F 0.008%以下、AZ:Q、Ql〜0.1
%、残部不可避的不純物元素からなる鋼を、熱延後平均
冷却速度:30〜100℃/secで冷却し、500〜
630℃にて巻取り、続いて、冷延した後、〔AC3変
態点−20℃〕以上、930℃以下の温度でかつ、次式
で示される時間以上熱処理し、引き続き5〜30℃/s
ecの平均冷却速度で冷却し、250〜450℃°で、
1〜10分保定することからなる加工性の優れた超高強
度冷延鋼板の製造方法にある。
logt≧(1070−T) / 130ここに、t:
時間(秒) T:温度(’C) すなわち、成分的にはTi、 Nbを含まない鋼で、従
来技術に比して高めのMn量に限定したC −Mnアル
ミキルド鋼を用い、特定の熱延を行なった後これに温度
・時間の下限を特定した一段目熱処理を施し、続いて特
定の連続冷却を行ない、連続冷却を途中で中止し特定の
二段目熱処理を行うことを特徴とする。
時間(秒) T:温度(’C) すなわち、成分的にはTi、 Nbを含まない鋼で、従
来技術に比して高めのMn量に限定したC −Mnアル
ミキルド鋼を用い、特定の熱延を行なった後これに温度
・時間の下限を特定した一段目熱処理を施し、続いて特
定の連続冷却を行ない、連続冷却を途中で中止し特定の
二段目熱処理を行うことを特徴とする。
本発明の対象鋼の化学成分の限定理由を説明する。
本発明にあっては安定して引張強度を100 kgf/
−鵬2以上とするためにCは0.10%超を必要とする
。一方、Cは0.20%を越すと成型性を劣化させ、か
つ溶接性不良をもたらす、スポット溶接において良好な
溶接部強度を得るためにはCは0.16%以下とするこ
とが好ましい。
−鵬2以上とするためにCは0.10%超を必要とする
。一方、Cは0.20%を越すと成型性を劣化させ、か
つ溶接性不良をもたらす、スポット溶接において良好な
溶接部強度を得るためにはCは0.16%以下とするこ
とが好ましい。
Siは固溶体強化の効果を有し、延性劣化も少ないので
高強度鋼板にはよく使われるが、本発明にあっては鋼の
AC3変態点を上げ、かつまたα/T分離を促進するの
で0.6%以内の添加量とする。
高強度鋼板にはよく使われるが、本発明にあっては鋼の
AC3変態点を上げ、かつまたα/T分離を促進するの
で0.6%以内の添加量とする。
好ましくは0.3%以内とすべきである。
次に、Mnは本発明にあっては重要な元素である。
すなわちMnは鋼のAc3変態点を下げ一段目熱処理で
均一なT相を得やすくし、また鋼の焼き入れ性を高め、
適度な一次冷却速度にて粗大パーライト等の組織生成を
防ぐ効果がある。。このような効果を奏するにはMnは
最低2.2%必要である。上限は3.0%とする。この
値付近で効果は飽和し、これ以上増すことはいたずらに
鋼を高価なものとするだけであるからである。
均一なT相を得やすくし、また鋼の焼き入れ性を高め、
適度な一次冷却速度にて粗大パーライト等の組織生成を
防ぐ効果がある。。このような効果を奏するにはMnは
最低2.2%必要である。上限は3.0%とする。この
値付近で効果は飽和し、これ以上増すことはいたずらに
鋼を高価なものとするだけであるからである。
Sは硫化物系介在物を形成し、銅の成型性阻害因子とな
る有害物である。そこで上限をo、oos%と定めた。
る有害物である。そこで上限をo、oos%と定めた。
最近の極低硫化技術を駆使して0.004%以下とする
ことは好ましい。
ことは好ましい。
さらに、必要に応じてCaを0.0005〜0.005
0%添加して硫化物の組成を変えることはより好ましい
。
0%添加して硫化物の組成を変えることはより好ましい
。
AIは鋼の脱酸材として必要である。0.01%未満で
は十分な脱酸が行なわれず、0.1%を越えるとかえっ
て鋼中介在物が増す。
は十分な脱酸が行なわれず、0.1%を越えるとかえっ
て鋼中介在物が増す。
鋼は通常、連続鋳造にてスラブとされ直接、あるいは加
熱後熱延される。加熱する場合、加熱温度は普通100
0〜1300°Cであるが熱延前の結晶粒の粗大化を防
ぐ意味で直送熱延あるいは1100℃以下の低温加熱熱
延が好ましい。熱延終了温度は800〜950℃でよい
が低過ぎるとバンド状組織を呈し易く鋼の成形性を劣化
させるので850℃以上で終了することが好ましい。熱
延後縁ストリップを平均冷却速度:30〜100°C/
secで冷却し、500〜630°Cで巻取る必要があ
る。30℃/sec未満の冷却速度ではバンド状組織が
生成し易く、また、630℃超で巻取ると粗大なパーラ
イトが生成しいずれも冷延焼鈍後良好な組織が得られな
い。冷却速度は現状ホットストリップミルでは100℃
/sec程度が上限であり、これ以上高める必要もない
ので100℃/sec以下とした。巻取温度が低過ぎる
とマルテンサイト等の硬い組織が増し冷間圧延が困難に
なるので下限を5oo℃と定めた。得られた熱延鋼板は
スケール除去後冷延されるが冷延率は通常と同じ40〜
80%でよい。
熱後熱延される。加熱する場合、加熱温度は普通100
0〜1300°Cであるが熱延前の結晶粒の粗大化を防
ぐ意味で直送熱延あるいは1100℃以下の低温加熱熱
延が好ましい。熱延終了温度は800〜950℃でよい
が低過ぎるとバンド状組織を呈し易く鋼の成形性を劣化
させるので850℃以上で終了することが好ましい。熱
延後縁ストリップを平均冷却速度:30〜100°C/
secで冷却し、500〜630°Cで巻取る必要があ
る。30℃/sec未満の冷却速度ではバンド状組織が
生成し易く、また、630℃超で巻取ると粗大なパーラ
イトが生成しいずれも冷延焼鈍後良好な組織が得られな
い。冷却速度は現状ホットストリップミルでは100℃
/sec程度が上限であり、これ以上高める必要もない
ので100℃/sec以下とした。巻取温度が低過ぎる
とマルテンサイト等の硬い組織が増し冷間圧延が困難に
なるので下限を5oo℃と定めた。得られた熱延鋼板は
スケール除去後冷延されるが冷延率は通常と同じ40〜
80%でよい。
続く熱処理条件は本発明にあっては極めて重要である。
冷延ストリップはまず、(Ac、変態点−20℃〕以上
、930℃以下の温度に加熱されなければならない。こ
の加熱は鋼の再結晶焼鈍、炭化物の十分な溶体化、組織
の均一化、オーステナイト粒度の調整等の役割を担って
おり、そのためには(A C:l変態点−20℃〕未満
の温度では難しく、Ac、意思上の温度で加熱すること
が好ましい。また、930℃を越えると組織が粗大に成
り過ぎてやはり十分な特性が得られない。ここで、Ac
3変態点は次式で定義される温度である。
、930℃以下の温度に加熱されなければならない。こ
の加熱は鋼の再結晶焼鈍、炭化物の十分な溶体化、組織
の均一化、オーステナイト粒度の調整等の役割を担って
おり、そのためには(A C:l変態点−20℃〕未満
の温度では難しく、Ac、意思上の温度で加熱すること
が好ましい。また、930℃を越えると組織が粗大に成
り過ぎてやはり十分な特性が得られない。ここで、Ac
3変態点は次式で定義される温度である。
AC3(℃)=879 346 (C(X)) +65
(Si(X))−18(Mn(χ)) +544 (
A/(χ)〕この熱処理後、5〜b で250〜450℃まで冷却し、この温度で1〜10分
保定する。5℃/sec未満の平均冷却速度では冷却途
中でパーライト変態が生じ、強度低下のみならず、成形
性も損なう。また、30 ’C/sec超の平均冷却速
度では焼き入れ歪が高くなり鋼中にボイドが住じたりし
て成形性が劣化する。本発明にあっては主たる組織は均
一なベイナイト組織であるが、保定か250℃、1分未
満ではマルテンサイト生成量が増大し、また、450℃
超ではパーライト生成量が増大しいずれも成形性がよく
ない。また、保定時間は10分程度で効果が飽和するの
で上限を10分とした。なお、この保定は必ずしも一定
温度に保つ場合に限定するものではなく、この温度範囲
内であれば多少の傾斜を持たせたり、階段状に冷却する
場合をも含むものである。
(Si(X))−18(Mn(χ)) +544 (
A/(χ)〕この熱処理後、5〜b で250〜450℃まで冷却し、この温度で1〜10分
保定する。5℃/sec未満の平均冷却速度では冷却途
中でパーライト変態が生じ、強度低下のみならず、成形
性も損なう。また、30 ’C/sec超の平均冷却速
度では焼き入れ歪が高くなり鋼中にボイドが住じたりし
て成形性が劣化する。本発明にあっては主たる組織は均
一なベイナイト組織であるが、保定か250℃、1分未
満ではマルテンサイト生成量が増大し、また、450℃
超ではパーライト生成量が増大しいずれも成形性がよく
ない。また、保定時間は10分程度で効果が飽和するの
で上限を10分とした。なお、この保定は必ずしも一定
温度に保つ場合に限定するものではなく、この温度範囲
内であれば多少の傾斜を持たせたり、階段状に冷却する
場合をも含むものである。
さらに、本発明では一段目熱処理時間が重要である。こ
のことを明らかにするために第1図に示すような実物の
プレス成形に近い成形試験を行った。試験片の幅及び長
さはそれぞれ200龍で、ポンチおよびダイの幅はそれ
ぞれ50n+#よび54龍、ポンチおよびダイの肩半径
はそれぞれ5龍である。しわ押えは60トンとした。第
2図はその時の成形可能高さを熱処理温度、時間の関係
で示したものである。素材成分および順歴は次の通りで
、いずれも本発明範囲内である。
のことを明らかにするために第1図に示すような実物の
プレス成形に近い成形試験を行った。試験片の幅及び長
さはそれぞれ200龍で、ポンチおよびダイの幅はそれ
ぞれ50n+#よび54龍、ポンチおよびダイの肩半径
はそれぞれ5龍である。しわ押えは60トンとした。第
2図はその時の成形可能高さを熱処理温度、時間の関係
で示したものである。素材成分および順歴は次の通りで
、いずれも本発明範囲内である。
成分: 0.15%C−Q、21%Si −2,60%
Fjn−0,0010%S−0,07%M 熱延 終了温度:860℃、平均冷却速度:45℃/sec。
Fjn−0,0010%S−0,07%M 熱延 終了温度:860℃、平均冷却速度:45℃/sec。
巻取温度:550℃、冷延率:66%(3,5■■−=
1.2 am) この素材を750〜950℃で時間を10〜1000秒
と変化させて熱処理し、直ちに15℃/secの平均冷
却速度で360°Cまで冷却し、この温度で6分保定し
た。0.8%の調質圧延後成形試験に供した。この素材
のAc3変態点は808℃である。
1.2 am) この素材を750〜950℃で時間を10〜1000秒
と変化させて熱処理し、直ちに15℃/secの平均冷
却速度で360°Cまで冷却し、この温度で6分保定し
た。0.8%の調質圧延後成形試験に供した。この素材
のAc3変態点は808℃である。
図中、数字は成形高さを示す(關)。型は5 amピッ
チで35龍まで用意した。数値よりもう一段高い型で破
断したことを示す。≧は40m5の試験を行っていない
のでこう表現した。
チで35龍まで用意した。数値よりもう一段高い型で破
断したことを示す。≧は40m5の試験を行っていない
のでこう表現した。
第2図より明らかなように(Ac、変態点−20℃〕〜
930℃の範囲では成形性は保定時間と強い相関を持ち
、低温はど長時間を要する。この条件は通常の冷延鋼板
の連続焼鈍で採られる条件より高温長時間側に位置する
。また、上記の温度範囲を外れた場合、時間に拠らず成
形性は悪い。以上の理由は明確ではないが上述のような
組織の均一化、炭化物の溶体化、オーステナイト結晶粒
度調整等の点からこのような条件が生じるものと推定さ
れる。図より、安定して30mm以上の成形高さを得る
実験式として次式を得た。
930℃の範囲では成形性は保定時間と強い相関を持ち
、低温はど長時間を要する。この条件は通常の冷延鋼板
の連続焼鈍で採られる条件より高温長時間側に位置する
。また、上記の温度範囲を外れた場合、時間に拠らず成
形性は悪い。以上の理由は明確ではないが上述のような
組織の均一化、炭化物の溶体化、オーステナイト結晶粒
度調整等の点からこのような条件が生じるものと推定さ
れる。図より、安定して30mm以上の成形高さを得る
実験式として次式を得た。
logt≧(1070−T) / 130ここに、t:
時間(秒) T:温度(’C) これが数値限定した根拠である。
時間(秒) T:温度(’C) これが数値限定した根拠である。
この熱処理を行う設備としては上述の条件を満たすもの
であればいかなるものでもよいが、大量生産が可能で表
面酸化が防がれ、過時効炉を有する冷延鋼板の連続焼鈍
設備が好ましい。また、第一段目熱処理への昇温速度や
第二段目熱処理後の冷却速度も特に問うところではなく
、前者では2〜b られる。
であればいかなるものでもよいが、大量生産が可能で表
面酸化が防がれ、過時効炉を有する冷延鋼板の連続焼鈍
設備が好ましい。また、第一段目熱処理への昇温速度や
第二段目熱処理後の冷却速度も特に問うところではなく
、前者では2〜b られる。
(実施例)
第1表に示す成分の鋼を溶製し連続鋳造にてスラブとし
た。符号a、bおよびgは本発明に従った鋼であるが、
符号c ”−eの鋼はいずれかの成分において本発明と
異なる。なお、各鋼のAC3変態点を同じく第1表に示
した。
た。符号a、bおよびgは本発明に従った鋼であるが、
符号c ”−eの鋼はいずれかの成分において本発明と
異なる。なお、各鋼のAC3変態点を同じく第1表に示
した。
このスラブを1050〜1100℃に加熱後第2表に示
す条件で熱延および熱処理を行った。なお、表に記載し
ていない条件は以下に示す。
す条件で熱延および熱処理を行った。なお、表に記載し
ていない条件は以下に示す。
熱延終了温度二850〜880℃、熱延厚み:3.5m
繭、冷延率:66%、製品板厚=1゜2−■、調質圧延
率:0.6〜0.8% 第2表において、符号4. 5. 7. 14および1
6は本発明に従った製造方法であるがその他の符号の鋼
は破線で囲った条件において本発明と相違する。
繭、冷延率:66%、製品板厚=1゜2−■、調質圧延
率:0.6〜0.8% 第2表において、符号4. 5. 7. 14および1
6は本発明に従った製造方法であるがその他の符号の鋼
は破線で囲った条件において本発明と相違する。
各鋼の機械試験および成形試験の結果を第3表に示す。
引張試験はJIS Z 22015号試験片(長手方向
が圧延方向)を用い、同2241記載の方法に従った。
が圧延方向)を用い、同2241記載の方法に従った。
また、曲げ試験はJIS 22043号試験片(長手方
向が圧延方向に直角、端面機械仕上げ)を用い、同22
48記載のVブロック法によって行った。
向が圧延方向に直角、端面機械仕上げ)を用い、同22
48記載のVブロック法によって行った。
内側半径は0.5鶴、曲げ角度は90度である。OKは
割れのないことを表わす。また、U成形は記述の方法に
従った。
割れのないことを表わす。また、U成形は記述の方法に
従った。
第3表から明らかなように、本発明方法に従った鋼は1
00 kgf/as2以上の引張強度と高い降伏強度を
有し、r = 0.5 amの曲げ試験で割れが認めら
れず、また、U成形筒さも十分に大きい。
00 kgf/as2以上の引張強度と高い降伏強度を
有し、r = 0.5 amの曲げ試験で割れが認めら
れず、また、U成形筒さも十分に大きい。
(発明の効果)
プレス成形は大量生産・高生産性を必須とする自動車産
業にあっては中心となる生産方法である。
業にあっては中心となる生産方法である。
一方、安全性・省エネルギーの観点からの超高強度冷延
鋼板の採用はこれもまた社会的に必須である。
鋼板の採用はこれもまた社会的に必須である。
本発明によれば、優れた加工性を有する超高強度冷延鋼
板を提供しうるので、前記した二つのニーズに十分対応
できる産業上有用な発明であると言える。
板を提供しうるので、前記した二つのニーズに十分対応
できる産業上有用な発明であると言える。
また、本発明は単に自動車用のみならず電気、建材等プ
レス成形を行う材料の高強度化にも勿論有用であり、そ
の適用の広さからも本発明の意義は大きい。
レス成形を行う材料の高強度化にも勿論有用であり、そ
の適用の広さからも本発明の意義は大きい。
第1図はプレス成形に対応した成形試験方法を示す説明
図、第2図は第1段目熱処理において温度・時間を変化
させた時の成形高さを示す図表である。
図、第2図は第1段目熱処理において温度・時間を変化
させた時の成形高さを示す図表である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 C:0.10超〜0.20%、Si:0.6%以下、M
n:2.2〜3.0%、S:0.008%以下、Al:
0.01〜0.1%、残部不可避的不純物元素からなる
鋼を、熱延後平均冷却速度:30〜100℃/secで
冷却し、500〜630℃にて巻取り、続いて、冷延し
た後、〔Ac_3変態点−20℃〕以上、930℃以下
の温度でかつ、次式で示される時間以上熱処理し、引き
続き5〜30℃/secの平均冷却速度で冷却し、25
0〜450℃で1〜10分保定することからなる加工性
の優れた超高強度冷延鋼板の製造方法。 logt≧(1070−T)/130 ここに、t:時間(秒) T:温度(℃)
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15718186 | 1986-07-05 | ||
JP61-157181 | 1986-07-05 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63145718A true JPS63145718A (ja) | 1988-06-17 |
JPH0368927B2 JPH0368927B2 (ja) | 1991-10-30 |
Family
ID=15643958
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1331987A Granted JPS63145718A (ja) | 1986-07-05 | 1987-01-24 | 加工性の優れた超高強度冷延鋼板の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS63145718A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0243343A (ja) * | 1988-06-22 | 1990-02-13 | Gyoergy Vizi | マンガン鋼製コンテナ用かど部材 |
US5108518A (en) * | 1989-12-18 | 1992-04-28 | Sumitomo Metal Industries, Ltd. | Method of producing thin high carbon steel sheet which exhibits resistance to hydrogen embrittlement after heat treatment |
KR100573587B1 (ko) * | 2003-12-23 | 2006-04-24 | 주식회사 포스코 | 굽힘가공성이 우수한 초고강도의 제조방법 |
EP2216422A1 (en) * | 2007-11-22 | 2010-08-11 | Kabushiki Kaisha Kobe Seiko Sho | High-strength cold-rolled steel sheet |
CN107354385A (zh) * | 2017-07-11 | 2017-11-17 | 北京科技大学 | 一种汽车用超高强热成形钢的制备方法 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20040238082A1 (en) | 2002-06-14 | 2004-12-02 | Jfe Steel Corporation | High strength cold rolled steel plate and method for production thereof |
-
1987
- 1987-01-24 JP JP1331987A patent/JPS63145718A/ja active Granted
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH0243343A (ja) * | 1988-06-22 | 1990-02-13 | Gyoergy Vizi | マンガン鋼製コンテナ用かど部材 |
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EP2216422A1 (en) * | 2007-11-22 | 2010-08-11 | Kabushiki Kaisha Kobe Seiko Sho | High-strength cold-rolled steel sheet |
EP2216422A4 (en) * | 2007-11-22 | 2011-08-03 | Kobe Steel Ltd | COLD LAMINATED STEEL SHEET OF HIGH STRENGTH |
EP2455507A1 (en) * | 2007-11-22 | 2012-05-23 | Kabushiki Kaisha Kobe Seiko Sho | High-strength cold-rolled steel sheet |
US8679265B2 (en) | 2007-11-22 | 2014-03-25 | Kobe Steel, Ltd. | High-strength cold-rolled steel sheet |
CN107354385A (zh) * | 2017-07-11 | 2017-11-17 | 北京科技大学 | 一种汽车用超高强热成形钢的制备方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0368927B2 (ja) | 1991-10-30 |
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