JPS63142256A - 超音波探傷方法 - Google Patents

超音波探傷方法

Info

Publication number
JPS63142256A
JPS63142256A JP61289291A JP28929186A JPS63142256A JP S63142256 A JPS63142256 A JP S63142256A JP 61289291 A JP61289291 A JP 61289291A JP 28929186 A JP28929186 A JP 28929186A JP S63142256 A JPS63142256 A JP S63142256A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
steel pipe
ultrasonic beam
ultrasonic
incident
angle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP61289291A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshimichi Yoshida
吉田 好道
Tasuku Shirai
翼 白井
Akio Osumi
大角 昭夫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP61289291A priority Critical patent/JPS63142256A/ja
Publication of JPS63142256A publication Critical patent/JPS63142256A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Ultrasonic Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は金属材料の被破壊検査である超音波探傷法に係
わり、特にオーステナイト系ステンレス鋼管長手溶接部
の探傷に有効な超音波探傷方法に関するものである。
〔従来の技術〕
第2図に示すように一般に、炭素鋼等のような超音波の
透過性が良好な材料からなる配管1の溶接部1aの超音
波探傷を管1の内面側から行う場合、超音波ビーム14
の管入射点での屈折角θ11が45″′〜70@どなる
ような横波斜角探触子13を用い、管1の外表面にて反
射させて後、その反射超音波ビームを欠陥部2に当てる
1回反射法を用いたり、あるいは横波斜角探触子13の
発射する超音波ビームを欠陥部2に直接当てる直射法等
により探傷する。これらは欠陥部2の位置と探触子13
の発射超音波ビームのバス(超音波ビームの通過経路)
位置との関係で選択して使用する。すなわち、超音波ビ
ーム14の管入射点での屈折角θ11が45°〜70″
となるような横波斜角探触子13を用いるので、第2図
のような内面側に近傍に位置する欠陥部2の場合は1回
反射法を用ることになる。
また、オーステナイト系ステンレス鋼溶接部熱影響部の
検査に対しても1回反射法や直rJ4法な用いて同機に
行われる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、従来の探傷法をオーステナイト系ステン
レス鋼における溶接部1aの溶金内部を対象として適用
する場合、溶金中での超音波、特に横波の減衰が大きい
ことや、第4図に見られるような林状エコー等のノイズ
エコー83が多く発生し、欠陥エコーとの識別が困難な
こと等から超音波探傷は不可能とされてきた。
また、横波より減衰の少ない縦波を用いて探傷する場合
、溶接部1aの溶金内部における欠陥部2の面に超音波
ビーム14が入射する角度θ12が90″となるときに
欠陥エコー(欠陥からの反射エコー)の信号レベルが最
も大きくなる。これに対し、管1の外面部Q点で反射さ
せて欠陥部2に入射させる場合では超音波ビーム14の
管1に対する屈折角θ11が前記45°〜90°の場合
、欠陥部2の面への超音波ビーム入射角θ12も屈折角
θ11とほぼ同じ角度なり、従って、欠陥エコーの信号
レベルが低くなり、十分な欠陥検出性能は得られないと
言う欠点があった。
そこで、この発明の目的とするところは、オーステナイ
ト系ステンレスW4管長手溶接部の溶金部に生じる欠陥
を良好な分解能を以て確実に探傷することのできるよう
にした超音波探傷方法を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するため本発明は次のようにする。すな
わち、オーステナイト系ステンレスw4管長手溶接部を
超音波探傷するに当り、超音波送受用の探触子として上
記鋼管入射位置での該鋼管に対する屈折角が33°以下
となる横波超音波ビームを発生する横波斜角探触子を用
い、この探触子は鋼管WA管外面で反射させた超音波ビ
ームが鋼管の開先中心線にほぼ垂直に入射する角度とな
るように鋼管内面位置に配置して鋼管内に横波超音波ビ
ームとして入射させ、咳鋼管外面で反射させて縦波にモ
ード変換させるとともに開先中心線にほぼ垂直に入射さ
せて探傷するようにする。
(作 用〕 すなわち、オーステナイト系ステンレス鋼管長手溶接部
を超音波探傷するに当り、超音波送受用の探触子として
上記鋼管入射位置での該鋼管に対する屈折角が33″′
以下の横波斜角探触子を用い、この探触子を上記鋼管の
内面に配置する。そして、鋼管内に横波の超音波ビーム
として入射させ、この反射によって横波を該鋼管外面で
縦波にモード変換させ、且つ、鋼管外面での反射により
鋼管の曲率の影響でビーム集束させるとともに溶接部で
ある開先中心線にほぼ垂直に入射する角度となるように
反射させて探傷する。
従って、欠陥に対して減衰の少ないかたちで超音波ビー
ムを入射させることができ、しかも、ビームが集束する
ので分解能が良くなり、S/Nが向上するのでノイズに
影響されなくなり、欠陥部の探傷を確実且つ、高精度で
行うことができるようになる。
従って、本発明によればオーステナイト系ステンレス鋼
管長手溶接部の溶金部の欠陥を良好な分解能を以て確実
に探傷することのできるようにした超音波探傷方法を提
供することができるようになる。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例について第1図及び第3図を参
照して説明する。
第1図は本発明方法を説明するための図であり、オース
テナイト系ステンレス鋼管長手溶接部1aの管内面から
の探傷状況を示したものである。図において、1はオー
ステナイト系ステンレス鋼管、2はその長手溶接部1a
の溶金内部欠陥である。3は超音波送受を行う探触子で
あって、オーステナイト系ステンレス鋼管1に対して入
射する超音波ビームのa管1に対する屈折角θ1が33
6以下となるような横波斜角探触子である。4はこの横
波斜角探触子3から発射された超音波ビームを示し、鋼
管外面のP点までは横波で伝播するがP点において、反
射されることによって横波から縦波へのモード変換が生
じることを利用して縦波へのモード変換を行い、また、
探触子3として足音波ビームの鋼管1に対する屈折角θ
1が33°、以下となるような探触子を用いたことで、
P点において反射させた超音波ビームは法aOP(但し
、0点は鋼管1の中心点である)を基準とした反射角θ
3はスネルの法則により屈折角θ1の約2倍の角度で反
射されることを利用し、欠陥部2の面に対して超音波が
垂直に近い状態で入射するような位置に探触子3を移動
させて探傷する。
探触子3による受信エコーは例えば、CRT等の表示器
にAスコープとして表示する。
すなわち、本方法は横波斜角探触子3を探傷位置に応じ
た鋼管内面の最適位置に位置決めし、超音波ビーム4を
発射させる。横波斜角探触子3から発射された横波の超
音波ビーム4は、鋼管外面のP点までは横波で伝播する
がP点において、反射される際に横波から縦波へのモー
ド変換が生じ、また、法線OP(但し、0点は鋼管1の
中心点である)を基準とした反射角θ3はスネルの法則
により屈折角θ1の約2倍の角度で反射される。
その結果、P点で反射し縦波となった超音波ビームはほ
ぼ欠陥部2の面に垂直に入射する(θ2が約90″′)
となるような方向に伝播する。そして、欠陥部2の面で
反射した欠陥エコーは往路と同じ波動モードで同じパス
(超音波ビームの通過路)を通って超音波探触子3に戻
り、超音波探触子3にて検出されて電気信号に変換され
る。そして、Aスフ−1表示される。尚、超音波ビーム
4は往路および復路において鋼管外面で反射する際、鋼
管外面の曲率の影響によりレンズ効果が生じ、超音波ビ
ームが集束される。
この鋼管外面の曲率の影響によるレンズ効果により集束
された超音波ビームが欠陥面にほぼ垂直に入射すること
から、超音波ビームは指向性が高くなって欠陥エコーの
信号レベルが大きくなり、S/N比(信号成分に対する
雑音成分の比)が大幅に改善されて、溶金部に対しても
十分な分解能を以て検出することが出来るようになる。
第3図および第4図は本発明と従来法の探傷波形(Aス
コープ)の−例を示したもので、Slはイニシャルエコ
ーすなわち、送信超音波の鋼管入射面での反射によるエ
コー、S2は欠陥部からのエコーである。被検体は外径
265闇、板厚17闇、欠陥は内表面に加工した縦穴(
直径1闇、長さ8mm )である。これらの比較かられ
かるように、従来法(第4図)ではエコーレベルの高い
ノイズエコーS3が全体に分布するため、欠陥エコーが
埋もれてしまい、従って、欠陥検出ができないのに対し
、本発明(第3図)ではSlNが高いのでノイズが極め
て小さく、従って、明瞭に欠陥を検出できることがわか
る。
第1図では直接接触法による探傷を説明したが水浸法に
よって探傷する場合でも全く同様の効果が得られる。
このように本発明は、オーステナイト系ステンレス鋼管
長手溶接部を超音波探傷するに当り、超音波送受用の探
触子として上記鋼管入射位置での該鋼管に対する屈折角
が33°以下の検波斜角探触子を用い、この探触子を上
記W4管の内面に配置するとともに鋼管内に横波の超音
波ビームとして入射させ、この横波を該5IliI管外
面で反射させることで縦波にモード変換させ、且つ、鋼
管の曲率を利用して超音波ビームを集束させるとともに
、鋼管外面での反射は反射された超音波ビームが開先中
心線にほぼ垂直に入射する角度となるようにして探傷さ
せるようにしたちのである。そして、超音波ビームは鋼
管外面での反射により鋼管の曲率によりビーム集束され
、また、鋼管外面で反射された超音波ビームは縦波とな
って開先中心線にほぼ垂直に入射するので欠陥部からの
超音波エコーはレベルが太き(、シかも、SlNが極め
て良くなるので、ノイズ成分に影響されなくなり、従っ
て、オーステナイト系ステンレス鋼管溶接部の欠陥探傷
を確実、且つ、高精度に実施できるようになる。
このように従来法ではオーステナイト系ステンレス鋼溶
接部の溶金内部の欠陥検出は不可能であったが、本発明
に、よればそれを可能にする。該溶接部は原子力発電プ
ラントや核燃料サイクル施設等、重要施設に多用されて
おり、本発明を適用して供用期間検査を行えば、欠陥の
状況を確実に把握することが出来るから、これら施設の
信頼性を向上させることが出来、稼働率を向上させるこ
とができるようになる。
〔発明の効果) 以上、詳述したように本発明によれば、オーステナイト
系ステンレス鋼管長手溶接部の溶金部の欠陥を良好な分
解能を以て確実に探傷することのできるようにした超音
波探傷方法を提供することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を説明するための図、第2図
は従来例を説明するための図、第3図は本発明方法によ
り得たエコーのAスコープ像の一例を示す図、第4図は
従来方法により得たエコーのΔスコープ像の一例を示す
図である。 1・・・オーステナイト系ステンレス鋼管、1a・・・
溶接部、2・・・欠陥部、3,13・・・超音波探触子
、4・・・超音波ビーム。 出願人復代理人 弁理士 鈴江武彦 a 第1図 第3図 a IIE2ryJ 第4図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. オーステナイト系ステンレス鋼管長手溶接部を超音波探
    傷するに当り、超音波送受用の探触子として上記鋼管入
    射位置での該鋼管に対する屈折角が33°以下となる横
    波超音波ビームを発生する横波斜角探触子を用い、この
    探触子は鋼管鋼管外面で反射させた超音波ビームが鋼管
    の開先中心線にほぼ垂直に入射する角度となるように鋼
    管内面位置に配置して鋼管内に横波超音波ビームとして
    入射させ、該鋼管外面で反射させて縦波にモード変換さ
    せるとともに開先中心線にほぼ垂直に入射させて探傷す
    ることを特徴とする超音波探傷方法。
JP61289291A 1986-12-04 1986-12-04 超音波探傷方法 Pending JPS63142256A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61289291A JPS63142256A (ja) 1986-12-04 1986-12-04 超音波探傷方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61289291A JPS63142256A (ja) 1986-12-04 1986-12-04 超音波探傷方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS63142256A true JPS63142256A (ja) 1988-06-14

Family

ID=17741277

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61289291A Pending JPS63142256A (ja) 1986-12-04 1986-12-04 超音波探傷方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS63142256A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008018920A (ja) * 2006-07-12 2008-01-31 Hyundai Motor Co Ltd 車両用ステアリングコラムの衝撃吸収システム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008018920A (ja) * 2006-07-12 2008-01-31 Hyundai Motor Co Ltd 車両用ステアリングコラムの衝撃吸収システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0253746B2 (ja)
JPS61111461A (ja) 電縫管溶接部の超音波探傷方法
JP5285845B2 (ja) 欠陥検出装置および欠陥検出方法
WO2005045418A1 (en) Method for checking a weld between two metal pipelines
JPS63142256A (ja) 超音波探傷方法
JP2004077292A (ja) 応力腐食割れ検査方法及び検査装置
JP2000352563A (ja) 被覆管用超音波探傷装置
JPH08240570A (ja) 六角穴付き締結ボルトの検査方法
Chen et al. Ultrasonic Imaging Detection of Welding Joint Defects of Pressure Pipeline Based on Phased Array Technology
JPH04142456A (ja) 金属管の超音波探傷法
Long et al. Further development of a conformable phased array device for inspection over irregular surfaces
JPS63298054A (ja) パイプのネジ継手部超音波探傷方法
JPH0989851A (ja) 超音波探触子
US8375795B2 (en) Non-destructive inspection of high-pressure lines
JPH05119025A (ja) 円周溶接部の探傷方法
RU2057331C1 (ru) Способ ультразвукового контроля стыковых сварных соединений
US20220146460A1 (en) Guided wave testing of welds in pipelines and plate structures
JPH095304A (ja) 直管とエルボとの溶接部の超音波探傷方法
Murugaiyan Time of flight diffraction (TOFD), an advanced non-destructive testing technique for inspection of welds for heavy walled pressure vessels
JPH09318605A (ja) 超音波表面sh波による溶接部の検査法
Bu et al. Ultrasonic Phased Array Detection of Crack-Like Defects in Welds Based on Multi-Mode Total Focusing Method
JPH07306189A (ja) 超音波探触子
JPH0142035Y2 (ja)
JPH06317567A (ja) 超音波探傷装置
JPS62110150A (ja) ボルトの超音波探傷方法