JPS6314125Y2 - - Google Patents

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JPS6314125Y2
JPS6314125Y2 JP1982143990U JP14399082U JPS6314125Y2 JP S6314125 Y2 JPS6314125 Y2 JP S6314125Y2 JP 1982143990 U JP1982143990 U JP 1982143990U JP 14399082 U JP14399082 U JP 14399082U JP S6314125 Y2 JPS6314125 Y2 JP S6314125Y2
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JP
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engine
gear
speed
torque converter
input shaft
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JP1982143990U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、前進複数段の変速段を有する自動変
速機に関し、特に、前進時の高速段での動力伝達
経路がエンジンに直結となるようにしたものに関
する。
(従来の技術) 従来より、この種の自動変速機として、例えば
特公昭48−2174号公報および特開昭52−25974号
公報等に開示されるように、トルクコンバータに
加えて、エンジン動力を変速機インプツト軸に直
接伝達するロツクアツプクラツチを設け、前進第
1速ではロツクアツプクラツチを断つて、エンジ
ン動力をトルクコンバータを介して伝達する一
方、前進第2速では前記トルクコンバータを介し
た動力伝達を断つとともに、ロツクアツプクラツ
チを接続して、エンジン動力を変速機インプツト
軸から直接伝達するようにしたものが知られてい
る。
(考案が解決しようとする問題点) しかるに、前記従来のものでは、前進第2速で
の動力伝達経路がロツクアツプクラツチの接続に
よりエンジンに直結された経路となるため、前進
第2速での動力伝達経路が逆駆動されるエンジン
ブレーキ時にはエンジン回転数が滑らかに低下せ
ず、急低下する場合がある。そして、この場合に
は、エンジン内で異常燃焼が発生して異常振動
し、車両が前後方向に小刻みに振動する、いわゆ
るカーバツキング現象の発生率が高くなるという
欠点が生じ、自動変速機として好ましくなかつ
た。特に、フロントエンジンフロント駆動方式
(FF方式)の車両において顕著であつた。
そこで、本考案は斯かる点に鑑み、前進高速段
でのエンジンブレーキ時にはトルクコンバータを
介してエンジンブレーキを作用させるようにする
ことにより、その時のエンジン回転数の低下を滑
らかに行わせて、カーバツキング現象の発生を未
然に防止することを目的とするものである。
(問題点を解決するための手段) この目的を達成するため、本考案では、前進複
数段の変速段を有し、前進低速段ではトルクコン
バータを介してエンジン動力を伝達する一方、前
進高速段ではロツクアツプクラツチによりインプ
ツト軸から直接エンジン動力を伝達するようにし
た自動変速機であつて、上記トルクコンバータの
タービン軸と上記インプツト軸との間に、前進高
速段でのエンジンブレーキ時に作動するワンウエ
イクラツチを備え、前進高速段でのエンジンブレ
ーキ時には、変速機インプツト軸の回転力をワン
ウエイクラツチの作動によりトルクコンバータを
介してエンジンに伝えてエンジンブレーキを作用
させるようにしたものである。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基いて詳細に説
明する。
第1図ないし第3図は、平行二軸式の補助変速
装置を備えた自動変速機に本考案を適用した実施
例を示す。第1図において、1はエンジンのクラ
ンク軸、2は変速機のインプツト軸、3はトルク
コンバータであつて、該トルクコンバータ3は上
記クランク軸1によりフライホイール4を介して
駆動されるポンプ羽根車5と、ステータ羽根車6
と、タービン羽根車7とから成る。該タービン羽
根車7にはインプツト軸2に対して同軸上に回転
自在に設けたタービン軸8が連結され、該タービ
ン軸8には第1速ギヤ9および後退速ギヤ10の
各ドライブギヤ9a,10aが固着されている。
また、11は前記インプツト軸2に対して平行
に配置されたカウンタ軸であつて、該カウンタ軸
11にはセレクタ12が回転自在に設けられ、該
セレクタ12には第1速ギヤ9および後退速ギヤ
10の各ドリブンギヤ9b,10bが回転自在に
設けられているとともに、該セレクタ12は該各
ドリブンギヤ9b,10bに設けた係止爪9c,
10cに対し手動操作によつて選択的に噛合係止
される係合爪12aを有している。また、上記セ
レクタ12とカウンタ軸11との間にはドライブ
クラツチ13が配設されているとともに、カウン
タ軸11の前端部(第1図左端部)にはフアイナ
ルギヤ14のドライブギヤ14aが固着されてい
る。
一方、上記インプツト軸2の前端部(第1図左
端部)には、エンジンのクランク軸1とインプツ
ト軸2との連結を断続するロツクアツプクラツチ
15が配設されているとともに、該インプツト軸
2の後端部には減速比が「1」の第2速ギヤ16
のドライブギヤ16aが固着されている。また、
該第2速ギヤ16のドリブンギヤ16bは上記カ
ウンタ軸11の後端部に固着されている。そし
て、前進時と、後退時の動力伝達経路の切換え
を、セレクタ12で第1速ギヤ9又は後退速ギヤ
10を選択することにより行う一方、前進時の第
1速と第2速間の動力伝達経路の切換えを、ロツ
クアツプクラツチ15とドライブクラツチ13の
断続によつて行ない、前進第1速時にはロツクア
ツプクラツチ15を断ち、ドライブクラツチ13
を接続することにより、フアイナルギヤ14への
動力伝達経路をトルクコンバータ3→タービン軸
8→第1速ギヤ9→セレクタ12→ドライブクラ
ツチ13→カウンタ軸11→フアイナルギヤ14
の経路とする一方、前進第2速時には上記とは逆
にドライブクラツチ13を断ち、ロツクアツプク
ラツチ15を接続することにより、カウンタ軸1
1までの動力伝達経路を切換えて、インプツト軸
2→第2速ギヤ16→カウンタ軸11の経路とし
てエンジンとの直結経路とするように構成されて
いる。
そして、上記トルクコンバータ3のタービン軸
8とインプツト軸2との間には、ワンウエイクラ
ツチ17が配設されている。該ワンウエイクラツ
チ17は、第2図および第3図に拡大詳示するよ
うに、タービン軸8に固着された外輪カム18
と、第2速ギヤ16のドライブギヤ16aと一体
に形成されてインプツト軸2に固着された内輪ハ
ブ19と、上記外輪カム18の内周部に等間隔位
置に凹設され、底面が図中矢印で示すエンジン回
転方向に向かつて半径方向内方に傾斜する傾斜カ
ム面20a…に形成された複数のローラ室20…
と、該各ローラ室20…内にその傾斜カム面20
a…に当接係合可能に配設され、スプリング21
…によりエンジン回転方向に付勢されたローラ2
2…とを備えてなり、前進第2速において車輪に
よつてエンジンが逆駆動されるエンジンブレーキ
時(例えばアクセルペダルの全閉時やブレーキの
作動時等)には、エンジン回転方向に回転する内
輪ハブ19の回転速度が同方向に回転する外輪カ
ム18の回転速度より速くなることにより、各ロ
ーラ22…が各傾斜カム面20a…にローク係合
して、内輪ハブ19と外輪カム18とが同体回転
する作動状態とするように構成されている。
尚、第1図において、23はフアイナルギヤ1
4のドリブンギヤ14bにより回転されるデフア
レンシヤルギヤであつて、該デフアレンシヤルギ
ヤ24には車輪24,24を介して左右の車輪
(図示せず)が接続されている。また、25はト
ルクコンバータ3や油圧制御装置(図示せず)に
圧油を供給する油圧ポンプ、26はトルクコンバ
ータ3のステータ羽根車6の回転方向を規制する
ワンウエイクラツチ、10dは後退速ギヤ10の
アイドルギヤである。
次に、上記実施例の作動について説明するに、
前進第1速での走行時には、エンジン動力はクラ
ンク軸1からトルクコンバータ3を経てタービン
軸8に伝達されたのち、第1速ギヤ9からセレク
タ12およびドライブクラツチ13を経てカウン
タ軸11に伝達されている。この時、ワンウエイ
クラツチ17の外輪カム18は前記タービン軸8
と共にエンジン回転方向に回転し、その回転速度
はクランク軸1の回転速度にほぼ等しい。一方、
ワンウエイクラツチ17の内輪ハブ19は前記カ
ウンタ軸11および第2速ギヤ16によりエンジ
ン回転方向に回転され、その回転速度は上記外輪
カム18の回転速度より遅く、第1速ギヤ9の減
速比で減速された速度となつている。このため、
該ワンウエイクラツチ17は、該ローラ22…が
各傾斜カム面20a…に当接係合せず、常に非作
動状態にある。
一方、前進第2速での走行時には、エンジン動
力はクランク軸1からインプツト軸2および第2
速ギヤ16を経て直接カウンタ軸11に伝達され
る。その際、エンジン動力は同時にトルクコンバ
ータ3を経てタービン軸8にも伝達されている。
したがつて、エンジンが左右の車輪(図示せず)
を回転駆動する通常運転時の場合には、インプツ
ト軸2とタービン軸8とは共にエンジン回転方向
に回転し、且つその回転速度はほぼ等しい。した
がつて、ワンウエイクラツチ17の内輪ハブ19
と外輪カム18は互いにほぼ等しい速度でエンジ
ン回転方向に回転し、このため各ローラ22…は
各傾斜カム面20a…に当接係合せず、ワンウエ
イクラツチ17は非作動状態となつている。これ
に対し、エンジンが左右の車輪(図示せず)によ
つて逆駆動されるエンジンブレーキ時の場合に
は、インプツト軸2とタービン軸8とは共にエン
ジン回転方向に回転するが、回転速度はインプツ
ト軸2の方が速くなる。すなわち、エンジンブレ
ーキ時にはロツクアツプクラツチ15が解放され
ることにより、インプツト軸2のみが逆駆動され
るためである。したがつて、ワンウエイクラツチ
17の内輪ハブ19は外輪カム18と共にエンジ
ン回転方向に回転しながら、その回転速度は外輪
カム18より速くなる。このため、各ローラ22
…は各傾斜カム面20a…にロツク係合し、ワン
ウエイクラツチ17は作動状態となる。このこと
により、インプツト軸2の回転はタービン軸8を
介してトルクコンバータ3に伝達され、エンジン
ブレーキが該トルクコンバータ3を介して作用す
ることになる。その結果、エンジン回転数は滑ら
かに低下して、カーバツキング現象が未然に防止
される。
尚、セレクタ12により後退速ギヤ10を選択
した後退時には、ワンウエイクラツチ17の内輪
ハブ19の回転方向がエンジン回転方向とは逆方
向となるので、ワンウエイクラツチ17は常に非
作動状態にあつて、エンジン動力の伝達に支障を
及ぼさない。
尚、上記実施例では、平行二軸式の補助変速装
置を備えた自動変速機の場合について説明した
が、本考案はその他、補助変速装置として遊星歯
車機構を用いた自動変速機に対しても同様に適用
することが可能である。例えば、第4図に示す遊
星歯車機構を備えた自動変速機においては、遊星
歯車機構Aは前進第1速と後退速間の動力伝達経
路の切換えを行うためのものであり、前進第1速
と第2速の動力伝達経路は上記実施例と同様であ
る。したがつて、同様にインプツト軸2とタービ
ン軸8との間に、前進第2速でのエンジンブレー
キ時に作動するワンウエイクラツチ17を介設す
れば、前進第2速でのエンジンブレーキをトルク
コンバータ3を介して作用させることができ、カ
ーバツキング現象を未然に防止することができ
る。尚、上記実施例と同一の部分に同一の符号を
付す。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案によれば、前進低
速段ではトルクコンバータを介してエンジン動力
を伝達する一方、前進高速段ではロツクアツプク
ラツチによりインプツト軸から直接エンジン動力
を伝達するようにした自動変速機において、前進
高速段でのエンジンブレーキ時には、トルクコン
バータのタービン軸インプツト軸との間に介設し
たワンウエイクラツチを作動させて、エンジンブ
レーキをトルクコンバータを介して作用させるよ
うにしたので、エンジン回転数の滑らかな低下に
よりカーバツキング現象を未然に防止することが
でき、走行性能の向上を図ることができるもので
ある。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図は平行二
軸式の補助変速装置を備えた自動変速機に対して
本考案を適用した場合の全体概略構成図、第2図
は第1図の要部の具体的構造を示す断面図、第3
図は第2図−線拡大断面図、第4図は補助変
速装置として遊星歯車機構を備えた自動変速機に
対して本考案を適用した場合の全体概略構成図で
ある。 2……インプツト軸、3……トルクコンバー
タ、8……タービン軸、9……第1速ギヤ、15
……ロツクアツプクラツチ、16……第2速ギ
ヤ、17……ワンウエイクラツチ、18……外輪
カム、19……内輪ハブ、20……ローラ室、2
0a……傾斜カム面、21……スプリング、22
……ローラ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 前進複数段の変速段を有するとともに、トルク
    コンバータのタービン羽根車に駆動連結されるタ
    ービン軸を介してエンジン動力を伝達する低速側
    動力伝達経路と、トルクコンバータに備えられた
    ロツクアツプクラツチに駆動連結されたインプツ
    ト軸を介して直接エンジン動力を伝達する高速側
    動力伝達経路とを備えた自動変速機であつて、上
    記トルクコンバータのタービン軸と上記インプツ
    ト軸との間に、上記高速側動力伝達経路が逆駆動
    されるエンジンブレーキ時に作動するワンウエイ
    クラツチを備えたことを特徴とする自動変速機。
JP14399082U 1982-09-22 1982-09-22 自動変速機 Granted JPS5947151U (ja)

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JP14399082U JPS5947151U (ja) 1982-09-22 1982-09-22 自動変速機

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JP14399082U JPS5947151U (ja) 1982-09-22 1982-09-22 自動変速機

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Publication Number Publication Date
JPS5947151U JPS5947151U (ja) 1984-03-29
JPS6314125Y2 true JPS6314125Y2 (ja) 1988-04-20

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ID=30321234

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JP14399082U Granted JPS5947151U (ja) 1982-09-22 1982-09-22 自動変速機

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5477863A (en) * 1977-11-14 1979-06-21 Ford Motor Co Torque transmission mechanism having loop in double circuit

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5477863A (en) * 1977-11-14 1979-06-21 Ford Motor Co Torque transmission mechanism having loop in double circuit

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JPS5947151U (ja) 1984-03-29

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