JPS63140775A - 多管式熱交換器の補修法 - Google Patents

多管式熱交換器の補修法

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JPS63140775A
JPS63140775A JP28439586A JP28439586A JPS63140775A JP S63140775 A JPS63140775 A JP S63140775A JP 28439586 A JP28439586 A JP 28439586A JP 28439586 A JP28439586 A JP 28439586A JP S63140775 A JPS63140775 A JP S63140775A
Authority
JP
Japan
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pipe
welding
sleeve
tube
tube sheet
Prior art date
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Pending
Application number
JP28439586A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Kimura
隆 木村
Isao Yoshii
吉井 伊佐雄
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は多官式熱交換器の補修方法に関し、特に旧管を
新管に取替えて管板に溶接する際に管端溶接部に硬化組
織を生じさせない補修方法に関する。
〔従来の技術〕
管端を管板に溶接固着する多官式熱交換器において、管
及び管板面が使用中の内部流体による腐食、又はクラッ
ク等の損傷を受けた場合、或いは現状よシ更に苛酷な条
件で使用する必要性が生じた場合等、現地で管板の管側
表面を耐食性の優れた材質によシ肉盛溶接を行い、又管
も同様に耐食性の優れた材質に変更して再使用されるこ
とがある。
この場合の補修方法として従来は旧管を管板よυ引抜い
た後、新管を挿入し、第3図に示すように直接管板1と
新管2の溶接及び管板1面の肉盛溶接を施行していた。
このため第4図に示すように、管板1と新管2の溶着金
属部3及び管板1は使用中に、6’、61及び61のよ
うなりフックが発生するという問題があった。6′は管
端溶接部のルート部を起点に溶着金属部3に伝播したク
ラック、6Iは管端溶接部のルート部を起点に新管2に
伝播したクラック、61は管端溶接部のルート部を起点
に管板1に伝播したクラックである。
〔発明が解決しようとする問題点〕
従来施工していたような補修法では第4図の管板1と管
2の初層溶着金属3は硬化組織となシ、運転中の応力腐
食割れ、疲れ破壊等の感受性が高いという問題点を有し
ている。即ち初層溶着金属部3の化学組成は管板1、管
2及び溶加材の混合したものとなシ、組合せくよっては
かなル硬く、また耐食性の低下した組成になることがあ
る。
例えば、管板1が炭素鋼又は低合金鋼で新管2及び肉盛
材料としてオーステナイト系ステンレス鋼〔又は高純度
フエフイト系ステンVス鋼(例えば5US444))が
採用された場合、管板1と新管2の初層溶着金属部5の
金属組織は周知のシェフツー線図から推定されるように
全体的にはオーステナイト+フェライト(又はフェライ
ト)であるが、管板1との境界近傍は管板1からの成分
の濃度勾配によシマルチンサイト組織が現出する。この
マルテンサイト組織は硬く、延性及び靭性は極めて低い
もので、当該部に管の軸方向応力、管の振動等が作用す
ると応力腐食割れ、疲れ破壊、更に水素に起因する遅れ
破壊等の起点となシ易い。これらを防止するには新管2
と管板1の溶接部にマルテンサイト組織を生成させない
施工法、即ち、管を引き抜き、管板面を加工した後、■
管板面の肉盛シ、■管孔加工、■管の挿入、■管端溶接
の順序をとる必要があるが、管板面を肉盛シする際溶着
金属が管孔内に不均一に垂れ込むため、その後の孔明加
工時にセンターのズレが生じ、旧管孔と同−芯の孔を得
ることが困難であり現地での作業性を考慮すると実用的
でない。
〔発明の目的〕
本発明は上記従来の補修法の有する不具合のない多官式
熱交換器の補修法を提供しようとするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は旧管を管板よシ引抜いた後、予め管板の管孔内
にスリーブ又は丸棒(以下、スy−プという)を挿入し
て管板とスリーブの溶接及び管板の肉盛溶接を同時に行
い、管孔加工後、新管を挿入して管端溶接を行うことに
よシ、異材溶接に起因する不具合組織と応力負荷部を分
離する方法である。
すなわち本発明は旧管を管板から引き抜いた後新管と同
材質又は同種材質のスリーブを挿入する第1工程、管板
とスリーブの溶接及び管板面の肉盛溶接を行う第2工程
、管孔内のスリーブを旧管孔と同寸法に孔明加工する第
3工程及び新管を挿入し、管端溶接を行う第4工程よシ
なることを特徴とする多官式熱交換器の補修方法である
〔作用〕
1 管端溶接部に硬化組織が生じないため疲れ破壊、応
力腐食割れ、水系に起因する遅れ破壊等の感受性が低減
できる。
2 スリーブ挿入によシ、管孔加工が現地で容易に施工
できる。
〔実施例〕
本発明の管端溶接部に硬化組織を有しない補修法の一実
施態様の手順を第1図に示す。
第1図のた)は損傷した旧管を管板1から引抜いた後、
新管と同−材質又は同種材質のスリーブ4を管板1孔に
挿入した状態、第1図の(b)はスリーブ4と管板1の
溶接、管板1面の肉盛溶接及び二層溶接を行った状態(
3はスリーブ7と管板1との溶着金属部、3′は管板1
面の肉盛溶接部、31は二層溶接部である。)第1図の
(C)は管板1の管孔内のスリーブ4を旧管孔と同一寸
法に孔明加工した状態、第1図の(d)は新管2を挿入
し、管端溶接を施工した状態(5は管端溶接部)を示す
このとき溶着金属部3は管2と管板1を直接に溶接を行
う従来法と同様、三部材(従来法は管、管板溶加材、本
発明ではスリーブ、管板溶加材)の混合組織となシ、部
分的にはマルテンサイト組織が現出するが、この部分に
は管との接合はないため運転中何ら応力が作用しないた
め、従来経験した疲れ破壊、応力腐食割れ、水素による
遅れ破壊等の懸念は全くない。
なお、管板1の肉盛層数は母材からの成分の希釈を考慮
すると、二、1以上が望ましい。管端溶接部5には一般
に管の軸方向応力、管の振動による応力、更に溶接残留
応力等が複雑に作用するが本発明法による場合この部分
には管板1からの成分の希釈は極めて少く、硬化組織に
起因する損傷の懸念はない。
スリーブ4の厚さは後工程の切削工数からは薄い方が有
利であるが、溶接時の溶込みを考慮すると管厚のイ以上
は必要である。なおスリーブ4の挿入は第1図のような
段付リングを挿入する他、材質、寸法によっては第2図
の(a)に示す直管を拡管によシ固着させる方法、又は
同図(b) 、 (C)に示すテーバ捧、テーバ管を管
孔に押し込む等の方法が適宜採用される。
〔発明の効果〕
1)管端溶接部に、異材に起因する硬化組織が生成しな
い九め、溶接割れ及び運転中に発生する疲れ破壊、応力
腐食割れ、水系による遅れ破壊等の損傷の感受性が皆無
又は極めて小さくなる。
2)現地での管孔加工が容易に施工できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の補修法の手順を説明するた
めの図で、(a)は管板面を加工後スリーブを挿入した
状態、軸)はスリーブと管板及び管板面を溶接した状態
、(C)は管孔加工の状態、(d)は新管挿入後、管端
溶接を施工した状態を示す。 第2図は第1図に示した段付スリーブに代わる方法とし
て(a)直管を拡管させる法Cb)デーパ棒を押し込む
法(C)テーバ管を押し込む法の断面図である。 第3図は使用中に発生した損傷状況、第4図は従来法に
よって補修された状況を夫々示す図である。 復代理人  内 1)  明 復代理人  萩 原 亮 − 復代理人  安 西 篤 夫

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 旧管を管板から引き抜いた後新管と同材質又は同種材質
    のスリーブを挿入する第1工程、管板とスリーブの溶接
    及び管板面の肉盛溶接を行う第2工程、管孔内のスリー
    ブを旧管孔と同寸法に孔明加工する第3工程及び新管を
    挿入し管端溶接を行う第4工程よりなることを特徴とす
    る多官式熱交換器の補修方法。
JP28439586A 1986-12-01 1986-12-01 多管式熱交換器の補修法 Pending JPS63140775A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012093612A1 (ja) * 2011-01-07 2012-07-12 三菱重工業株式会社 円筒部溶接形成方法および溶接装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012093612A1 (ja) * 2011-01-07 2012-07-12 三菱重工業株式会社 円筒部溶接形成方法および溶接装置
JP2012143769A (ja) * 2011-01-07 2012-08-02 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 円筒部溶接形成方法および溶接装置

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