JPS63139815A - 鶏卵の移載装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は順次供給される鶏卵を鶏卵支持板に収容する鶏
卵の移載装置に関するものである７（従来の技術） 順次供給される鶏卵を移載する鶏卵の移載装置として、
従来は、鶏卵の長軸を横にして搬送されてきた鶏卵をこ
の鶏卵の長軸を横にした状態で受け取り、次に、鶏卵の
長軸を垂直にした状態にかえて、単列搬送上の卵カップ
に移し替えていた。

また供給コンベアの排出端下部に待機した鶏卵支持板の
収容座に移載させる装置として、前記排出端から排出さ
れる個々の鶏卵に対応した樋が設けられ、この樋に沿っ
て、鶏卵の自重により滑り落ちることで前記樋下部に待
機した鶏卵支持板の収容座に収容するようにしたものが
ある。

（発明が解決しようとする問題点） 上記のごとく鶏卵を移し替える装置は、鶏卵の長軸を横
にした状態で受け取った高さで、この鶏卵の長軸が垂直
になるように回転させるとともに投入するものであり、
この投入される鶏卵を収容する卵カップは受け取った高
さ近くにあることが望ましく、投入される落下距離はで
きるだけ短い方が安定していた。そして鶏卵の向きを変
える必要から２〜３の異なった形層のコンベアを設置し
ており、そのためその装置場所を広く取らなければなら
ないと同時に、複数の搬送コンベアを経て、その向きや
送卵ピッチを変向するのでその構成は複数であった。ま
た鶏卵支持板の収容座に向わせて設けられた樋に沿って
、鶏卵がこの鶏卵の自重により、落下し投入する装置は
、構成上どうしても供給コンベアの下部に前記支持板を
待機させることになり、落下距離が長くなり、前記支持
板の収容座の側壁に鶏卵が当たり破卵、ひび割れ卵が発
生していた。このことから供給コンベアの排出端から前
記支持板の待機した位置までの距離にかかわらず、簡単
で安定した鶏卵の移載を必要としていた。

（間圧点を解決するための手段） 上記問題点に鑑みて本発明では、鶏卵の長軸を横にして
搬送する供給コンベアの排出端で鶏卵の長軸を縦にして
受け取り、前記供給コンベアと同一方向に搬送するトレ
ーコンベア上に待機した鶏卵支持板の収容座のピッチに
対して幅寄せしつつ、前記収容座に対面して投入する鶏
卵の移載装置において、鶏卵を保持する手段を支持して
、前記供給コンベアの排出端で鶏卵を受け取る鶏卵受け
取り位置と、前記トレーコンベア上に待機した鶏卵支持
板の収容座に対面して鶏卵を投入する鶏卵投入位置とを
往復するアーム部の上下動とともに、前記アーム部の上
下動に連動した前記保持する手段の首振り運動により鶏
卵を移し替えようとするものである。

（実施例） 本発明の好適な一実施例を図面に基づいて説明する。第
１図、及び第２図を参照しつつ概略の構成を述べる。矢
印Ａ方向へ搬送されるコンベアは、鶏卵１の長軸を横に
して、６個づつ順次供給するローラーコンベア２であり
、このローラーコンベア２で搬送される鶏卵１を排出す
る排出端には、６個の鶏卵１を同時に受ける羽根車３が
それぞれ６組あり、前記ローラーコンベア２と同期して
矢印Ｂ方向に回転している。また排出される６個の鶏卵
１にそれぞれ相対した羽根車３に支えられた鶏卵１の長
軸を継にすべく、同様に相対する樋４が６個、前記ロー
ラーコンベア２の排出端に沿って取り付けである。そし
て前記ローラーコンベア２の下部には同じ矢印Ａ方向に
間欠搬送するトレーコンベア５があり、前記トレーコン
ベア５上に載置された鶏卵支持板６の収容座７のピッチ
を単位として間欠搬送している。そして前記ローラーコ
ンベア２と前記トレーコンベア５との間には、前記ロー
ラーコンベア２の排出端から鶏卵１を受け取り、前記排
出端下部に待機した前記支持板６の収容座７に投入する
移載装置８が設置されている。この移載装置８は、受け
取った鶏卵１を保持した状態で下降させる下降部と、受
け取った鶏卵１を前記支持板６の収容座７のピッチに合
わせて幅寄せする幅寄せ部とから構成されている。前記
下降部はアーム９をアーム軸１０を中心として、第１図
に示すように、鶏卵受け取り位置（ａ）と鶏卵投入位置
（ｃ）との間を上下動している。また前記幅寄せ部は第
２図に示すように、２枚のアーム９で両端を軸着された
スライド軸１１に挿入してスライド自在に係合したブロ
ック１２が６個、左右３個づつが前記スライド軸１１の
中心部に固定された中心スペーサー１４に幅寄せされる
ようにスライドし、また同時に前記スライド軸１１の矢
印Ｇ方向への回転とともに、回転しつつ鶏卵投入位置（
ｅ）へ移動する。そしてまた各ブロック１２には、それ
ぞれ吸盤１３が取り付けられ、鶏卵受け取り位置（ａ）
で吸盤１３の口を上にした状態で、樋を伝って下りてく
る鶏卵１を吸引し、鶏卵投入位置（ｃ）で吸盤１３の口
を下にした状態で、吸引した鶏卵１を解除するとともに
投入する。すなわち、ブロック１２に固定された吸盤１
３は、前記スライド軸１１を中心として、前記鶏卵受け
取り位置（ａ）と、前記鶏卵投入位置（ｅ）との間で首
振り運動を実施する。前記下降部、及び前記幅寄せ部の
動きを実現する駆動手段を図示したものが第３図、及び
第４図である。前記アーム９のアーム軸１０を中心とし
た上下運動は下記に示した部材の構成によって達成され
る。すなわち、前記アーム軸１０とスライド軸１１との
中間点に支軸１５を設け、前記支軸１５を一方の端とし
て軸着した中間アーム１６の他端をＬ型アーム１７の一
端と軸着し、前記り型アーム１７の角部１８を移載装置
本体に軸着する。また前記り型アーム１７の他端はクラ
ンク棒１９に軸着し、前記クランク棒１９の他端をモー
ター２０に軸止された回転板２１の円周面に軸着する。

そして前記り型アーム１７の一端と軸着された前記中間
アーム１６の鎖端を同軸として第１のタイミングプーリ
ー２２を互いに回動自在に軸着し、また前記第１のタイ
ミングプーリー２２の軸を同一軸として固定アーム２３
を軸止し、同時に前記第１のタイミングプーリー２２に
固定する。そして前記固定アーム２３は長穴２４を有し
ており、この長穴２４には、移載装置本体に固定された
ビン２５が前記固定アーム２３の動きによって、長穴２
４内でスライドするように挿入しである。また前記下降
部の上下運動に同期した前記幅寄せ部の幅寄せ運動も同
様に下記に示した各部材の構成によって達成される。す
なわち前記第１のタイミングプーリー２２には、第１の
タイミングベルト２６が掛けられ、他方を前記支軸１５
を同軸として軸止された第２のタイミングプーリー２７
に掛は渡してあり、前記第１のタイミングベルト２６の
動きは、前記第２のタイミングプーリー２７を介して、
この第２のタイミングプーリー２７を一方の端として掛
けられた第２のタイミングベルト２８によって、前記ア
ーム９の先端に軸着された前記スライド軸１１に軸止さ
れた第３のタイミングプーリー２９に掛は渡され、これ
によって前記スライド軸１１に伝動している。

そして、前記スライド軸１１の第３のタイミングプーリ
ー２９が軸止された方には、アーム９をはさんで第１の
カサ型ギヤー３０が軸止され、この第１のカサ型ギヤー
３０に噛合して、第２のカサ型ギヤー３１が設けられ、
この第２のカサ型ギヤ＝３１は前記スライド軸１１に軸
止された第１の固定ブロック３２に軸着してあり、前記
第２のカサ型ギヤー３１の軸を同軸として軸着された第
１のプーリー３３があり、この第１のプーリー３３は前
記第２のカサ型ギヤー３１に固定され、そのため前記第
２のカサ型ギヤー３１と前記第１のプーリー３３は同時
に回転する。また前記スライド軸１１の他端には同様に
設けられた第２の固定ブロック３４と第２のプーリー３
５がある。そして前記第１の固定ブロック３２に隣接し
たブロック１２に固定されたワイヤー３６の他端を、前
記第１のプーリー３３を介して、前記第２の固定ブロッ
ク３４に隣接したブロック１２に固定し、また前記第２
の固定ブロック３４に隣接したブロック１２に固定され
たもう１つのワイヤー３６を第２のプーリー３５を介し
て、一方を第１の固定ブロック３２に隣接したブロック
１２に固定されたバネの他方に固定する。また中心スペ
ーサー１４をはさんで両側に設けられた６個のブロック
１２も、同じくワイヤーで、中心スペーサー１４をも含
んでそれぞれ連結する。そしてこれによって、中心スペ
ーサー１４から両側に、ワイヤーがいっばいに広がった
ときの各ブロック１２のピッチが、ローラーコンベア２
に載置され搬送される鶏卵１のピッチとなり、また中心
スペーサー１４に対して、両側３個の各ブロック１２が
密着したときの各ブロック１２のピッチが、トレーコン
ベア５に載置された鶏卵支持板６の収容座７のピッチと
なる。

上記した構成による本実施例における鶏卵の動き、及び
移載装置の動作について説明する。ローラーコンベア２
で鶏卵の長軸を横にして搬送されてきた鶏卵１は、前記
ローラーコンベア２の排出端に設けられた羽根車３によ
って受けられ、矢印Ｂ方向への回転と樋４によって鶏卵
の長軸を縦にして、前記樋４の下部に待機した吸盤１３
に送り込まれる。このとき前記吸盤１３はチューブで連
結された真空ポンプ（図示せず）によって吸引状態にあ
り、送り込まれた鶏卵１を吸着する。このとき下降部の
状態、及び幅寄せ部の状態を図示したものが第３図の（
ａ）、及び第４図の（ａ）であり、モーター２０の矢印
り方向への回転によってクランク軸１９が（ａ）から（
ｂ）に移動すると、前記クランク軸１９によって押され
たＬ型アーム１７は前記り型アーム１７の角部１８を中
心として、矢印Ｅ方向へ回転し、中間アーム１６を下方
へ押し下げる結果となり、支軸１５で連結されたアーム
９は（ｂ）の位置まで押し下げられる。同時にこのとき
、第１のタイミングプーリー２２に固定された固定アー
ム２３がピン２５と長穴２４に影響され、前記ピン２５
を基点として、下方へ移動することによって、第１のタ
イミングベルト２６は矢印Ｆ方向へ移動し、この移動に
よってスライド軸１１を矢印Ｇ方向へ回転させる。そし
てこの回転は前記鶏卵を吸着した吸盤１３を矢印Ｇ方向
へ首振るのと同時に第４図の（１）に図示したように、
ワイヤー３６が矢印Ｈ方向へひっばられることから、各
ブロック１２を中心スペーサー１４の方へ向わせる。そ
して前記モーター２０が更に回転して、前記クランク軸
１９が（ｃ）の位置まで移動すると、更に前記アーム９
は押し下げられ、鶏卵投入位置まで移動し、同時に各ブ
ロック１２も第４図の（ｅ）に図示したように、６個が
密着し、鶏卵支持板６の収容座７のピッチになる。よっ
て前記ブロック１２に取り付けられた吸盤１３も（ａ）
の状態のとき、吸盤１３の口を上にして、鶏卵骨は取り
位置で鶏卵１を吸着し、矢印Ｇ方向への回転によって、
（ｅ）の状態になると、吸盤１３の口を下にして吸着さ
れた鶏卵１を待機中の前記支持板６の収容座７の上部ま
で移動し、この鶏卵投入位置にくると、吸盤１３の吸引
が解除され、吸着されいてた各鶏卵１は各収容座７に投
入される。そして再びモーターの連続的な矢印り方向へ
の回転によって、アーム９は再びローラーコンベア２の
排出端の鶏卵骨は取り位置へ上昇するとともに、各ブロ
ック１２もスライド軸１１の矢印Ｇ方向と反対方向への
回転によって首振り運動をし、各ブロック１２のピッチ
がローラーコンベア２上で搬送される鶏卵１のピッチに
なるように広がる。そして再び同じ動作を繰り返す。

すなわちモーター２０の回転によって、クランク軸１９
が（ａ）の位置にあるとき、アーム９は一番押し上げら
れた状態であり、また排出される鶏卵１の受け取り位置
であり、各ブロック１２に取り付けられた吸盤１３は首
振り運動とともに広げられ、前記吸盤１３のピッチは搬
送されてくる鶏卵１のピッチと合致する。また前記クラ
ンク軸１９が（ｃ）の位置にくると、前記アーム９は一
番押し下げられた状態であり、また吸着された鶏卵１を
投入する位置であり、各ブロック１２に取り付けられた
吸盤１３は同じく首振り運動とともに引き寄せられ、前
記吸盤１３のピッチは収容すべき鶏卵支持板６の収容座
７のピッチに合致する。

（発明の効果） 既述のごとく、本発明は排出される鶏卵を、長軸を縦に
して受け取り、下方に待機した鶏卵支持板の収容座に投
入する際に、保持した鶏卵を移載するアームの上下運動
と、この上下運動に連動した首振り運動によって、収容
されるべく待機した、前記支持板の各収容座に対面して
各鶏卵を位置付け、投入する移載装置を提供しており、
これによって排出される鶏卵の高さにかかわらず安定し
た鶏卵の移載が可能になり、この簡単な装置によって破
卵やひび割れ卵によるロスを削減することができた。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の概略を示した側面図、第２図は第１図
の正面図、第３図は本発明の下降部の動きを図示した側
面図、第４図は本発明の幅寄せ部の動きを図示した正面
図。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 鶏卵の長軸を横にして搬送する供給コンベアの排出端で
   鶏卵の長軸を縦にして受け取り、前記供給コンベアと同
   一方向に搬送するトレーコンベア上に待機した鶏卵支持
   板の収容座のピッチに対して幅寄せしつつ、前記収容座
   に対面して投入する鶏卵の移載装置において、鶏卵を保
   持する手段を支持して、前記供給コンベアの排出端で鶏
   卵を受け取る鶏卵受け取り位置と、前記トレーコンベア
   上に待機した鶏卵支持板の収容座に対面して鶏卵を投入
   する鶏卵投入位置とを往復するアーム部の上下動ととも
   に、前記アーム部の上下動に連動した前記保持する手段
   の首振り運動により鶏卵を移し替えることを特徴とした
   鶏卵の移載装置。