JPS63139538A

JPS63139538A - 歯科治療装置

Info

Publication number: JPS63139538A
Application number: JP61283139A
Authority: JP
Inventors: 永原　芳夫; 通三山中
Original assignee: Yoshida Dental Mfg Co Ltd
Current assignee: Yoshida Dental Mfg Co Ltd
Priority date: 1986-11-29
Filing date: 1986-11-29
Publication date: 1988-06-11
Anticipated expiration: 2009-11-02
Also published as: JPH0685791B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】産業上の利用分野本願は、歯科治療装置に関する。

従来の技術及びその問題点従来、治療椅子乃至歯科用ユニットに装備された治療テ
ーブルなどに設けられ、かつ、各種治療器具の作動に必
要な作動媒体を供給する作動媒体供給端子群を有する取
付台に、単一の治療器具と、この治療器具を保持する支
持部材とで構成された治療器具ユニットを着脱自在に取
り付けて成り、その取り付けにより前記作動媒体供給端
子群のうち当該治療器具の作動に必要な作動媒体の供給
端子のみが支持部材の作動媒体回路に接続して操作スイ
ッチの押圧により支持部材から可撓性ホースを介して所
要の作動媒体を治療器具に供給すると共に、治療器具ユ
ニットを必要に応じて他の種類の治療器具を備えた治療
器具ユニットに交換し得るように構成した歯科治療装置
は公知である。

ところで上記した歯科治療装置によれば、操作スイッチ
の作動により取付台のすべての作動媒体供給端子に作動
媒体が供給され、そのうち支持部材の作動媒体供給路に
連通しない作動媒体供給端子はそこで作動媒体の流通を
遮断する構成であるので、これらの供給端子のシールド
構成が複雑となるばかりでなく、治療器具の継手部材に
連結される手持部材を、定格の異なるものに交換しよう
としても、その手持部材に対応する好適な作動媒体が得
られないという使用上の不都合があった。

目的及び実施例とその作用そこで本願は、取付台に治療器具ユニットの種類例えば
それがエアタービンハンドピース用のものか、マイクロ
ハンドピース用のものか或いはシリンジ用のものかとい
う種類別の情報及び当該治療器具ユニットにおける手持
部材の定格例えばエアタービンハンドピースにあっては
、トルク、回転速度等に関する定格別情報を作動媒体の
供給を制御する治療装置本体に出力し、それらの情報に
もとづいて、操作スイフチの操作時に当該治療器具の作
動に好適な作動媒体を取付台の対応する作動媒体供給端
子に供給し得るように構成して上記した従来のものの不
都合を解消したものである。

以下図面と共に本願実施例を詳述する。

第１図は本願装置における歯科治療器具等の支持機構を
示し、（１）は断面方形状で前後端が開口する長尺の筒
体で、内容積が後述する歯科治療器具（２０）を自由に
出し入れし得る大きさを有しており、その後端部に、所
要数の流体接続子ａｌ乃至ａ６と電気信号用接続子すと
電力供給用接続子Ｃｌ＝Ｃ！、Ｃ３とを厚さ方向で貫通
するように配設すると共に、その後面所要位置に後述す
る支持部材Ａ′に固有のバーコード等の種別信号源（１
６）を有する連結部片（３）が封口状に取り付けられ、
また前端部には、その下面から前方に延びる水平の受部
片（４）が突設されている。

（５）は前記筒体（１）の下面中間位置に設けた長手方
向に長い案内孔で、後述する可撓性ホース（２０）゛が
自由に挿通し得る巾をもって形成されている。（６）は
筒体（１）の後部下面に設けた連結具で、これに前記各
接続子ａｌ乃至ａ、及びす、ｃ、。

ｃｚ、ｃ、と夫々導体（７）を介して連結された連結素
子が内装されている。（８）は筒体（１）内の前方部位
置に支片（９）を介して筒体（１）と直交する方向で回
転自在に取り付けられた案内ローラ、（１０）は前記筒
体（１）の前方部位置に支片（１１）を介して上下方向
でシーソー運動するように取り付けられた作動板で、そ
の前半部が前記受部片（４）と対向するように前方に延
びている。　（１２）は前記作動板（１０）の後部と対
向する位置に設けられた例えばマイクロスインチから成
る作動用信号素子で、これが前記接続子ａｌ乃至ａ、の
うちの一つに連結されており、かつ、その作動ノツチ（
１２）“は常態で前記作動板（１０）の後半部をその前
半部が受部片（４）から浮上がるように押圧している。

　（１３）は取付用ねし孔で、以上によって支持部材Ａ
°が構成される。　（２０）は可撓性ホース（２０）“
を後方に導出した前記支持部材へ°とにより治療器具ユ
ニット八を構成する歯科治療器具で、前記可撓性ホース
（２０）“内には、周知のように所要の流体を流通する
ためのチューブ及び前記電気信号用接続子す或いは電力
供給用接続子ＣＩ　＋　　’Ｚ　＋　　ｃ、、に接続す
る導電線が挿通されてあり、第２図で示すようにこの可
撓性ホース（２０）　’　の末端が前記連結具（６）に
連結された後、Ｕ字状に垂下し、その先端に接続された
歯科治療器具（２０）の先端が受部片（４）から突出す
るように作動板（１０）上にＷｉ置され、その荷重によ
り作動ノツチ（１２）　’　が押し上げられて作動用信
号素子（１２）が不作動の状態におかれる。前記歯科治
療器具（２０）は継手部材（２１）に手持部材（２２）
を着脱並びに回動自在に連結して成り、前記継手部材（
２１）には手持部材（２２）を連結したとき当該手持部
材（２２）に備えた例えば電気抵抗から成る固有の信号
源の値を読み取って当該手持部材（２２）の種類を識別
する定格別情報続取部（２３）を有し、該読取部（２３
）は可撓性ホース（２０）を介して前記電気信号用接続
子すに接続され、以上によって治療器具ユニッ）Ａが構
成される。

Ｂは支持部材Ａ′を取り付けるための取付台で、これが
治療テーブル或いは技工用テーブルなどの一部を構成す
るか或いは治療器具専用のテーブルを構成する。この取
付台Ｂは、前記筒体（１）の後部を支持するのに適した
長さと巾とを有し、その後部板（１４）の後端に、前記
筒体（１）とほぼ等しい高さの突出部（１５）を一体に
有して成り、その突出部（１５）の後半部には、後面で
開口する開口部（１５）ａが形成され、かつ、その前端
部には、第３図（ロ）で示すように、前記各接続子ａｌ
乃至ａ。

と対向する接続部材ｄｌ乃至ｄ、と前記電気１３号用接
続子すと対向する電気信号用接続部材ｅと、前記作動電
力供給用接続子ＣＩ　＋　　Ｃ２＋　　０３と対向する
作動電力供給用接続部材ｆ、、ｆ、、ｒ。

と、前記種別信号源（１６）と対向してその情報を検出
する種別情報読取部（２）とが埋設されている。

前記接続子ａｌ乃至ａ、はタービン駆動用の加圧空気を
流通するためのものと、霧生成用のチップエアを流通す
るためのものと、信号用空気を送通するためのものと、
空気信号を受けるためのものと、霧生成用の水を流通す
るためのものと切削屑などを吸引するためのものとに区
別され、また前記電力供給用接続子ＣＩ　＋　　ＣＩ　
＋　　０３はマイクロモータ作動用電力を供給するため
のものと、空気加温用ヒータ作動用電力を供給するため
のものと照明用電力を供給するためのものとに区別され
ており、支持部材Ａ゛に支持される歯科治療器具がエア
タービン駆動用のハンドピースであるときは、タービン
駆動用の第１接続子ａ、とチップエア用の第２接続子ａ
２と、信号用空気の第３接続子ａ、と空気信号用の第４
接続子ａ、と、水用の第５接続子ａ、とさらに電気信号
用接続子すと、ヒータ作動用電力供給端子Ｃ！と照明用
電力供給端子Ｃ１とが用いられ、また、歯科用治療器具
がマイクロモータハンドピースであるときには、上記第
２、第３、第４、第５の接続子ａ２乃至ａ。

及び電気信号用接続子すと、電力供給用接続子ＣＩ　＋
　　ｃＺ　＋　　Ｃｍとが用いられ、また歯科治療器具
が歯科用シリンジの場合には、上記第２、第３、第４、
第５の接続子ａ−乃至ａ％及び電気信号用接続子すと電
力供給用接続子Ｃ２とが用いられ、さらに歯科治療器具
が歯科用吸引具の場合には、吸引用の第６接続子ａ６が
用いられることになる。

そして前記開口部（１５）ａ内には、各接続子ａ１乃至
ａｈ、接続子す及び各電力供給用接続子ＣＩ＋Ｃ！＋Ｃ
３を外部装置に夫々接続するための前記接続部材ｄｌ乃
至ｄ、及びｂ＋　　ＣＩ　＋　　Ｃ２＋　　ｃ３を内装
した導体ボックス（１８）が配置されている。

（１９）は治療器具ユニットＡを取付台Ｂ上に固定する
ための止ねじである。

次に本願装置の作動回路の構成を第４図について詳述す
ると、Ｃは治療装置本体を示しており、この治療装置本
体Ｃは、種別情報読取部（２）からの識別情報信号と定
格別情報読取部（２３）からの定格別情報信号と、作動
信号素子（１２）からの信号を検出する検出回路（２４
）からの検出信号と識別して指令信号を出力する識別指
令回路（２５）からの指令信号により制御されて当該治
療器具に好適な作動媒体の供給を設定する作動媒体制御
部（３２）とからなり、この作動媒体制御部（３２）は
、ドライブエア供給回路（２６）とチップエア供給回路
（２７）と、水供給回路（２８）と、前記直流、高周波
電流乃至超音波電流など所要の電気エネルギーを設定す
る作動電力供給回路（２９）と、照明用電力供給回路（
３０）と、吸引回路（３６）と加温用電力供給回路（３
１）等各種治療器具の作動に必要な複数の作動媒体供給
回路を備えており、前記ドライブエア供給回路（２６）
及びチップエア供給回路（２７）には空気源（３３）が
水供給回路（２８）には水道源（３４）が作動電力供給
回路（２９）、照明用電力供給回路（３０）及び加温用
電力供給回路（３１）には電源（３５）がさらに吸引回
路（３６）には真空ポンプから成る吸引［（３７）が夫
々接続されている。

（３８）は例えばフッド操作により前記作動媒体制御部
（３２）を作動制御して作動媒体の供給が設定された作
動媒体供給回路からその作動媒体を出力するための操作
スイッチである。

しかして使用に際しては、第４図で示すように継手部材
（２１）に所要の手持部材（２２）を連結した状態の治
療器具（２０）を備えた治療器具ユニソ）Ａを取付台Ｂ
に取り付けると、定格別情報読取部（２３）から手持部
材の定格別情報が電気信号用接続子す及び接続端子ｅと
を介して識別指令回路（２５）に出力されると共に種別
情報読取部（２）からのユニットの種別情報が識別指令
回路（２５）に夫々出力される。

この状態で、治療器具（２０）を作動板（１０）より取
り上げると、作動板（１０）が作動ノツチ（１２）　’
　の押圧により傾動して作動信号素子（１２）が作動し
、取上げ信号が作動信号素子（１２）より空気信号用接
続子ａ、及び接続部材ｄ、を介して検出回路（２４）よ
り出力してこれが識別指令回路（２５）に入力し、該識
別指令回路（２５）は、作動媒体供給制御部（３２）に
、当該治療器具（２０）の作動に必要な作動媒体供給口
ｆ１例えばエアタービンハンドピースにあっては、エア
タービン及び霧噴出用の加圧空気供給回路（２６）及び
（２７）、霧噴出用の水供給回路（２８）及び照明用電
力供給回路（３０）の、またそれがマイクロモータハン
ドピースにあっては、マイクロモータ作動用の作動電力
供給回路（２９）、霧噴出用の加圧空気供給回路（２７
）及び照明用電力供給回路（３０）の、またそれがシリ
ンジにあっては、霧、水乃至加圧空気を噴出するための
加圧空気供給回路（２７）及び水供給回路（２日）の、
またそれが超音波スケーラにあっては、超音波振動子作
動用の作動電力供給回路（２９）及び冷却水噴出用の水
供給回路（２８）が、さらにそれが吸引具にあっては、
吸引回路（３６）の出力状態を設定する指令信号を出力
する。

そしてこの状態から、操作スイッチ（３８）を操作する
と、作動媒体制御部（３２）に作動信号が付与されて、
作動可能な状態にある各種作動媒体供給回路のみが作動
し、その作動媒体は、取付台Ｂ及び可撓性ホース（５）
を介して治療器具（２０）に供給され、該治療器具（２
０）は作動する。

また治療器具（２０）に換えて他の異なった治療器具を
用いる場合には、取付台Ｂより治療器具ユニットＡを取
り外したのち他の治療器具ユニ７トを取付台Ｂに連結す
る。すると、他の治療器具ユニットの種別情報と継手部
材（２１）に連結した手持部材の定格情報とが識別指令
回路（２５）に出力し、かつ、この状態から当該治療器
具を作動板（１０）より取り外して手持ちすると識別指
令回路（２５）より指令信号が作動媒体制御部（３２）
に出力され、この状態で操作スイッチ（３８）を操作す
ると、上記実施例と同様に他の治療器具が作動する。

また継手部材（２１）に対し定格の異なる他の手持部材
を連結すると、対応する手持部材の定格別情報が識別指
令回路（２５）を介して作動媒体制御部（３２）に入力
して該作動媒体制御部（３２）はその定格別情報に応じ
て所要の作動媒体供給回路の供給定格値を変更し、この
状態で治療器具（２０）を手持ちすると、その信号は識
別指令回路（２５）に人力して他の手持部材の作動に好
適な条件下に作動媒体の供給が設定される。そしてこの
状態から操作スイッチ（３８）を操作すると、上記実施
例と同様にかつ、手持部材の定格に好適な価の作動媒体
が出力され、手持部材は正しく作動する。

なお上記実施例は、治療器具（２０）の取上げ信号によ
り、識別指令回路（２５）を作動し、これによって作動
媒体供給制御部（３２）に指令信号を出力する場合につ
いて述べたが、前記取上げ信号を省略し、種別情報読取
部（２）からの読取情報と、治療器具（２０）からの定
格別情報とのアンド出力により識別指令回路（２５）を
作動するように構成してもよいことは勿論である。

第５図は本願の第２実施例を示し、この実施例は複数の
治療器具ユニットを取付台に同時に装備して成る場合を
示している。即ちＤは前記第１実施例における作動媒体
供給端子及び信号端子を夫々備えた取付機構を複数個有
して成る取付台を示し、該取付台りには前記した治療器
具ユニフｌ−Ａが複数交換可能に装備されている。第６
図はこの第２実施例の作動回路の実施例を示し、（４１
）　［（４１）ａ乃至（４１）　ｃコは手持部材（４２
）　［（４２）ａ乃至（４２）Ｃ］と継手部材（４３）
　［（４３）ａ乃至（４３）ｃ　］とを着脱自在に連結
して成るエアタービンハンドピース、マイクロモータハ
ンドピース若しくは歯科用吸引具等の手持ちされる歯科
用治療器具を示し、該治療器具（４１）　［（４１）ａ
乃至（４１）Ｃ］は前記実施例と同様に専用の支持部材
（４４）　［（４４）ａ乃至（４４）Ｃ］に夫々可撓性
ホースを介して接続されて治療器具ユニットＡ［Ａａ乃
至Ａｃ　］を構成し、この治療器具には手持部材（４２
）と継手部材（４３）との連結時に継手部材（４３）に
連結した手持部材（４２）の定格情報を読み取る定格別
情報読取部（４５）　［（４５）ａ乃至（４５）ｃ　］
が設けである。　（４６）　［（４６）ａ乃至（４６）
ｃ］は治療器具ユニッ）Ａを保持する取付台りに設けら
れた治療器具ユニットの種別情報読取部で、該種別情報
読取部（４６）は対応する治療器具ユニフ）Ａを取付台
りに保持した状態で、治療器具ユニットＡ側に設けられ
た該治療器具に固有の信号例えばバーコードを読み取り
、この信号を後述の識別指令回路（４８）に出力する。

（４９）　［（４９）ａ乃至（４９）ｃ　］は作作動信
号子を示し、対応する治療器具の取り上げ情報を後述の
識別指令回路（４日）に検出回路（５０）　［（５０）
ａ乃至（５０）ｃ　］を介して出力する。治療装置本体
Ｅ内には前記定格別情報読取部（４５）よりの情報と種
別情報読取部（４６）よりの情報とを受けて最先の検出
回路（５０）よりの取り上げ信号の人力により対応する
識別信号を出力する識別指令回路（４８）のほかに前記
識別指令回路（４８）からの指令信号を受けてその信号
に対応した好適な加圧空気を設定する加圧空気供給回路
（５１）、前記指令信号を受けてその信号に対応した好
適な水量を設定する水供給回路（５２）、前記指令信号
を受けてその信号に対応した直流高周波出力乃至超音波
出力など所要の電気エネルギーを設定する作動電力供給
回路（５３）、前記指令信号を受けて照明用電気エネル
ギーを設定する照明用電力供給回路（５４）、前記指令
信号を受けて所要の負圧の供給を設定する吸引回路（５
５）等複数の作動媒体供給回路を備えて成る作動媒体制
御部（５６）と、作動信号素子（４９）から治療器具（
４１）を離したときの前記検出回路（５０）からの検知
信号を入力してその検知信号のうち、最先の検知信号を
優先信号として出力すると共に、その優先の出力状態を
保持する優先保持回路（５７）と、前記治療器具（４１
）に夫々対応して設けられ、優先信号の入力時に対応す
る治療器具（４１）にその作動に必要な作動媒体の流通
を許容する開閉器（５８）　［（５８）ａ’、　（５８
）ｂ　、　（５Ｂ）ｃ　］とが装備されてあり、前記加
圧空気供給回路（５１）には、空気源（５９）が、水供
給回路（５２）には水道ｍ　（６０）が、作動電力供給
回路（５３）及び照明用電力供給回路（５４）には電ｉ
！！（６１）が、さらに吸引回路（５５）には真空ポン
プから成る吸引源（６２）が夫々接続されている。（６
３）は例えばフッド操作により前記作動媒体供給料ｉＴ
ｊ部（５６）を作動制御して作動媒体供給回路から設定
された所要の作動媒体のみを出力する操作スイッチであ
る。

しかして使用に際しては第６図に示すように、継手部材
（４３）　［（４３）ａ乃至（４３）ｃ　］に対応する
手持部材（４２）　［（４２）ａ乃至（４２）ｃコを連
結すると、各定格別情報読取部（４５）　［（４５）ａ
乃至（４５）ｃ　］から定格別情報が識別指令回路（４
８）に出力される。

そして例えば最初に第１の治療器具（４１）ａをハンガ
ーより取り外して手持ちすると、その取り上げ信号は検
出回路（５０）ａより出力して、これがラッチ回路（６
３）に人力する。識別指令回路（４日）には、各読取部
（４５）、　（４６）から、定格別情報及び種別情報が
芙々入力しており、ラッチ回路（６３）は、この情報の
うち、取り上げた当該第１の治療器具（４１）ａに対応
する情報のみをラッチし、作動媒体制御部（５６）に、
第１の治療器具（４１）ａの作動に必要な作動媒体供給
回路の出力状態を設定する信号を指令すると共に、第１
の治療器具（４１）ａの取り外しに伴う検出回路（５０
）　ａよりの取り上げ信号が、優先保持回路（５７）に
も入力し、優先保持回路（５７）は当該治療器具（４１
）ａに対応する開閉器（５８）ａのみに優先信号を出力
してこの開閉器（５８）　ａを開通状態とする。

そしてこの状態から例えばフッド操作により操作スイッ
チ（６４）を操作すると、作動媒体制御部（５６）に作
動信号が付与されて作動可能な状態にある各種作動媒体
供給回路のみが作動し、その作動媒体は、開閉器（５８
）　ａを介して取付台（４７）及び対応する治療器具ユ
ニットＡ、可撓性ホース（６５）　ａを介して、第１の
治療器具（４１）ａに供給され、咳治療器具（４１）ａ
は作動する。そしてこの状態で第２、第３の治療器具（
４１）ｂ及び（４１）ｃを手持ちしてもラッチ回路（６
３）の出力状態に変化が生じないので、識別指令回路（
４日）の出力状態は維持され、従って作動媒体制御部（
５６）からの作動媒体の出力状態は操作スイッチ（６４
）の作動中保持されると共に、優先保持回路（５７）か
らの優先信号により開閉器（５８）ａの開披状態も保持
され、従、てこの状態において第２、第３の治療器具（
４１）ｂ　、　（４１）ｃが作動することはない。

またこの状態で第１の治療器具（４１）ａを対応するハ
ンガーに掛は止めした場合（この場合他の治療器具はハ
ンガーに掛は止めされている。）には、優先保持回路（
５７）の出力が消滅して第１の開閉器（５８）　ａが閉
塞すると共に、識別指令回路（４８）、ラッチ回路（６
３）、優先保持回路（５７）がリセ７）される。

また取付台りの治療器具（４１）を他の治療器具例えば
エアタービンハンドピースにかえてマイクロモータハン
ドピースなどに交換する場合には、治蒸器具ユニットを
取付台りより取り外したのち他の治療器具ユニフ）Ａの
支持部材（４４）を取付台りに連結する。すると治療器
具ユニットＡにおける種別情ｆｇが識別指令回路（４８
）に出力し、がっ、この状態から治療器具（４１）を支
持部材（４４）より取り外して手持ちすると識別指令回
路（４８）より指令信号が作動媒体制御部（５６）に出
力される。そして操作スイッチ（６４）を操作すること
により、上記実施例と同様に治療器具が作動する。

また継手部材（４３）に定格の異なる他の手持部材を連
結する場合、例えばエアタービンハンドピースにあって
はエアタービンのトルク或いは回転数の異なる他の手持
部材を連結すると、この他の手持部材の定格情報が識別
指令回路（４８）に出力され、かつ、この状態から治療
のために治療器具（４１）を支持部材（４４）より取り
外して手持ちすると識別指令回路（４８）より指令信号
が作動媒体制御部（５６）に出力される。そして操作ス
イッチ（６４）を操作することにより上記実施例と同様
に治療器具が作動する。

なお第７図は、第２実施例におけるラッチ回路（６３）
を省略すると共に、識別指令回路（４８）に対するラッ
チを優先保持回路（５７）から得られる優先信号により
行うように構成した場合の第３実施例を示しており、そ
の作用は第２図に示す実施例の場合と同様である。

さらに上記したいづれの実施例の場合も治療器具ユニッ
トＡとして、可撓性ホース（２０）　’　を後方に導出
した治療器具（２０）と、この治療器具（２０）を支持
し、かつ、可撓性ホース（２０）’　の末端を作動媒体
供給可能に接続すると共に、治療器具を手持ちしたとき
取上げ信号を出力する作動信号素子（２３）を備えた支
持部材Ａ゛　とから成る場合を例示したが、治療器具（
２０）が、歯垢などを除去して歯牙を７７１　ｌｉｔす
る治療器具であるときは、公知のように、その可撓性ホ
ースが、外部からの加圧空気の供給を受けて、内部に収
納したパウダーなどの研慶剤を加圧空気に混合する清掃
ガス生成容器に接続される。従ってこの構成においては
、清掃ガス生成容器が、取付台に接続される。

また上記実施例において、治療器具の取り上げ信号を生
じさせる作動信号素子を、取付台側に備える場合のある
ことは勿論である。

発明の効果以上の様に本願によれば、治療器具ユニットを取付台に
取り付けるだけで当該治療器具の作動に必要な作動媒体
供給回路のみを作動することができるばかりでなく、継
手部材に定格の異なる手持部材を接続した場合において
もその手持部材の作動に好適な価に作動媒体の供給を自
動的に制御し得るので使用に極めて便利であると共に、
各種治療器具の作動に必要な作動媒体供給回路を歯科用
ユニットなどの治療装置本体内に装備しているので、治
療装置本体内の構造を変えることなく、定格乃至種別の
異なる各種の治療器具の使用が可能であり、さらにまた
本願によれば、治療装置本体に各種の治療器具を複数接
続し、任意の一つの治療器具を手持ちしたとき、当該治
療器具の固有の信号にもとすいて治療器具を作動するの
に必要な作動媒体供給回路のみを選択すると共に、好適
な条件下に設定し、この状態で操作スイッチを作動する
ことにより手持ちした最先の治療器具のみを作動するよ
うに構成したので、作動媒体供給回路の共用により治療
装置本体内の構成を簡略化出来ると共に最先に手持ちし
た治療器具のみを優先して使用できるので他の治療器具
を手持ちして部品の交換などに供することができて至便
である等の利点を有す。

【図面の簡単な説明】

図面は本願の実施例を示し、第１図は治療器具ユニット
を取付台に装備して、治療テーブルに取付けた状態の平
面図、第２図は治療器具ユニ、トを取付台に装備した状
態を示す拡大縦断面図、第３図は支持部材の後面図、第
４図は１個の治療器具を備えた場合の構成図、第５図は
治療器具ユニットを複数個備えた場合の治療テーブルの
平面図、第６図、第７図は複数個の治療器具を備えた場
合の構成図である。図中、　（２）　、　（４６）は種別情ｆ［ｉ読取部、
（１２）、　（４９）は作動信号素子、（２０）、　（
４１）は治療器具、（２０）’　、　（６５）は可撓性
ホース、（２１）、　（４３）は継手部材、（２２）、
　（４２）は手持部材、（２３）、　（４５）は定格別
情報読取部、（２５）、　（４９）は識別指令回路、（
２６）はドライブエア供給回路、（２７）はチップエア
供給回路、（２８）、　（５２）は水供給回路、（２９
）、　（５３）は作動電力供給回路、（３０）、　（５
４）は照明用電力供給回路、（３Ｉ）は加温用電力供給
回路、（３２）、’　（５６）は作動奴体制御部、（３
６）、　（５５）は吸引回路、（３８ン、　（６４）は
操作スイッチ、（４４）は支持部材、（５１）は作動電
力供給回路、（５７）は優先保持回路、（５８）は開閉
器、（６３）はラッチ回路、Ａは治療器具ユニット、Ｂ
。Ｄは取付台、Ｃ，Ｅは治療装置本体である。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）継手部材に、手持部材を着脱自在に連結すると共
に、その連結時に、手持部材の定格情報を出力する定格
情報読取部を有した作動媒体により作動する手持ち可能
な治療器具を備えた治療器具ユニットを着脱自在に、か
つ、作動媒体供給可能に接続すると共に、その接続した
治療器具ユニットの種別情報を出力する読取部を有した
取付台を備え、さらに、内部に、各種治療器具の作動に
必要な複数の異なる作動媒体供給回路を有し、操作スイ
ッチからの作動信号により後述する識別指令回路によっ
て選択され、かつ、設定された条件下で作動媒体供給回
路を作動する作動媒体制御部と、前記治療器具からの定
格別情報と、取付台からの治療器具ユニットの種別情報
の入力により、所要の作動媒体供給回路を選択し、それ
を当該治療器具の作動に好適な条件下に設定する識別指
令回路とを備えた歯科用ユニットなどの治療装置本体か
ら構成され、作動媒体を取付台から治療器具ユニットに
供給するように構成したことを特徴とする歯科治療装置
。
（２）治療器具ユニットが、可撓性ホースを導出した治
療器具と、この治療器具を支持し、かつ、可撓性ホース
を作動媒体供給可能に接続する支持部材とから成る特許
請求の範囲第１項記載の歯科治療装置。
（３）治療器具が、エアタービンハンドピース、マイク
ロモータハンドピース、歯科用シリンジ或いは歯科用吸
引具などであり、かつ、作動媒体供給回路が、ドライブ
エア供給回路、チップエア供給回路、水供給回路、作動
電力供給回路、照明用電力供給回路、加温電力供給回路
及び吸引回路などから成る特許請求の範囲第１項または
第２項記載の歯科治療装置。
（４）治療器具ユニットが、可撓性ホースを導出した歯
牙清掃用治療器具と、前記可撓性ホースを接続し、かつ
、加圧空気の供給を受けて清掃用ガス体を生成する生成
容器とから成る特許請求の範囲第１項記載の歯科治療装
置。
（５）継手部材に、手持部材を着脱自在に連結すると共
に、その連結時に、手持部材の定格情報を出力する定格
別読取部を有した作動媒体により作動する手持ち可能な
治療器具と、前記治療器具を支持し、かつ、これを作動
媒体供給可能に接続する支持部材とから成る複数の治療
器具ユニットを着脱自在に、かつ、作動媒体供給可能に
接続すると共に、その接続した各治療器具ユニットの種
別情報を出力する前記器具ユニットに夫々対応する読取
部を有した取付台を備え、さらに、内部に各種治療器具
の作動に必要な複数の異なる作動媒体供給回路を有し、
操作スイッチからの作動信号により後述する識別指令回
路によって選択され、かつ、設定された条件下で作動媒
体供給回路を作動する作動媒体制御部と、各治療器具に
対応して備えられていると共に、その治療器具を取り上
げたことにより生じる取り上げ信号のうち最先の信号の
みを優先して保持する優先保持回路と、前記取り上げ信
号もしくは前記優先保持回路よりの優先信号を入力した
とき後述の識別指令回路の出力を保持するラッチ回路と
、前記治療器具からの定格別情報と取付台からの治療器
具ユニットの種別情報の入力と、前記ラッチ回路よりラ
ッチ信号とにより所要の作動媒体供給回路を選択し、か
つ、その選択された供給回路を前記優先信号に対応する
治療器具の作動に好適な条件下に設定すると共に、その
状態がラッチされる識別指令回路と、前記優先保持回路
からの優先信号を受けて、当該治療器具への作動媒体の
流通を許容する各治療器具に夫々対応する開閉器とを備
えた歯科用ユニットなどの治療装置本体から構成された
歯科治療装置。
（６）治療器具が可撓性ホースを導出して成り、この可
撓性ホースを支持部材に接続して成る特許請求の範囲第
５項記載の歯科治療装置。
（７）治療器具が、エアタービンハンドピース、マイク
ロモータハンドピース、歯科用シリンジ或いは歯科用吸
引具などであり、かつ、作動媒体供給回路が、加圧空気
供給回路、作動電力供給回路、照明用電力供給回路及び
吸引回路などから成る特許請求の範囲第５項または第６
項記載の歯科治療装置。
（８）治療器具ユニットの一つが、可撓性ホースを導出
した歯牙清掃用治療器具と、この治療器具を接続し、か
つ、加圧空気の供給を受けて清掃用ガスを生成する生成
容器を含む特許請求の範囲第５項記載の歯科治療装置。