JPS63138705A - サ−ミスタ素子およびその製造方法 - Google Patents

サ−ミスタ素子およびその製造方法

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JPS63138705A
JPS63138705A JP28653486A JP28653486A JPS63138705A JP S63138705 A JPS63138705 A JP S63138705A JP 28653486 A JP28653486 A JP 28653486A JP 28653486 A JP28653486 A JP 28653486A JP S63138705 A JPS63138705 A JP S63138705A
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行雄 川口
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ■ 発明の背景 技術分野 本発明は、高温用のサーミスタ素子とその製造方法に関
する。
先行技術とその問題点 サーミスタは、感温抵抗体の電気抵抗の温度依存性を利
用した温度センサであり、温度測定や温度制御等に汎用
されている。 特に高温用としては、例えば自動車排気
ガス温度検出センサ、電気炉の温度計測用センサなどに
使用されている。
サーミスタ素子の構造は、例えば特開昭60−3710
1号に記載されているように、従来、感温材料である焼
結セラミック中に電極部を埋設しているため、埋設した
電極部の欠損が多いことや、電極用に使用する白金電極
が高価であることなどの欠点がある。
このような欠点に対処するために、特公昭58−218
01号には「柱状絶縁体と柱状絶縁体を包む保護皮膜絶
縁体と、両絶縁体間に形成された少なくとも1対の導電
体と、導電体に外部へ連絡するために設けられた電極と
、導電体と導電体を短絡するように設置された感温材料
を有する一体化された構造」のサーミスタ素子が開示さ
れている。
しかし、この提案のものは、絶縁体と導電体との接続に
際しては、絶縁体の生シートに導電体を塗布して丸めて
焼成するか、あるいは絶縁体の主柱状体に導電体を印刷
し焼成するか、あるいは焼結した絶縁体に導電体を蒸着
、スパッタ等で形成している。 そして、このように一
体化された絶縁体と導電体に対し、感温材料を溶着した
り、溶射したりして一体化する。
すなわち、導電体および感温材料は絶縁体に担持される
ものであって、素子の機械的強度が絶縁体によって決ま
るため、十分な機械的強度を得るためには素子が大型化
する。
また、高温使用時における導電体、絶縁材料および感温
材料間の剥離防止についても万全ではない。 このため
保護膜を厚くせざるをえない。
さらには、導電体後端には別途電極を形成するため、工
程増を招き、これらの電気的接合の安定性も十分とはい
えない。
また、特開昭60−49607号には、それぞれの生材
料をホットプレス焼結することにより、サーミスタ材料
としての多結晶焼結体と、1対の導電体としての導電性
セラミックスとを一体化したものが開示されている。
ところで、高温用の感温素子は、リード接続部を保護す
るため、ある程度の長尺のものとしなければならない。
 しかしこのように構成するには、サーミスタ材料の後
端に長尺の導電体材料を配して焼結一体化したのち、1
対の導電体を形成するために、サーミスタチップに至る
まで導電体を切欠かなければならない。
このため、製造上煩瑣となり、また研削精度により検出
精度にも14が生じる。 また、導電体とサーミスタチ
ップとの接着強度を高めるためには柱状体の巾を大きく
せざるをえず、素子が大型化する。 あるいは機械的強
度も十分でない。
そして、いずれにしても従来のものでは検出範囲が挟い
という欠点がある。
■ 発明の目的 本発明の目的は、サーミスタ材料と電極とリード線との
電気的接合が一体化でき、精度よく検出範囲を広げるこ
とが可能となり、小型でしかも高温での使用において安
定性および信頼性が充分であり、かつ機械的強度が大き
く、しかも保護膜を形成する際薄膜化が可能なサーミス
タ素子およびその製造方法を提供することにある。
■ 発明の開示 このような目的は、下記の本発明によって達成される。
すなわち、本発明における第1の発明は、温度特性の異
なる複数のサーミスタチップを有し、複数の導電体の先
端部間にサーミスタチップを挟持して一体化し、温度範
囲に従い、異なるサーミスタチップにより測温すること
を特徴とするサーミスタ素子である。
また第2の発明は、複数の導電体材料の先端部間にそれ
ぞれ温度特性の異なる複数のサーミスタ材料を挟持する
ように配し、さらに導電体材料の後端部間にサーミスタ
材料に接してスペーサー材料を挟持するように配し、こ
れを加圧子加熱して一体化することを特徴とするサーミ
スタ素子の製造方法である。
また第3の発明は、複数の導電体材料の先端部間にそれ
ぞれ温度特性の異なる複数のサーミスタ材料を挟持する
ように配し、さらに導電体材料の後端部間にサーミスタ
材料に接してスペーサー材料を挟持するように配し、こ
れを加圧子加熱して一体化し、スペーサー材料を除去し
たことを特徴とするサーミスタ素子の製造方法である。
■ 発明の具体的構成 以下、本発明の具体的構成について詳細に説明する。
本発明のサーミスタ素子は、温度特性の異なる複数のサ
ーミスタチップを有し、複数の導電体の先端部間にサー
ミスタチップを挟持して一体化し、温度範囲に従い、異
なるサーミスタチップにより測温するものである。
第1図および第2図は、本発明のサーミスタ素子の1実
施態様を示す断面図である。
第1図および第2図に示すように、本発明のサーミスタ
素子1は、通常、外形角柱状の形状である。 そして、
第1図に示すように、3個の導電体12,12.12の
先端部間の2箇所に2個のサーミスタチップ11.11
をそれぞれ挾持して一体化したものであってよい。 ま
た、第2図に示すように、さらに導電体12゜12.1
2の後端部間(第1図に示される間隙)にそれぞれのサ
ーミスタチップ11.11に接してスペーサー13.1
3をそれぞれ介在させて一体化したものであってもよい
なお、図示例ではサーミスタチップの数は2個としてい
るが、目的に応じてその数を適宜決定すればよく、同様
な構造とすればよい。
また、本発明において、サーミスタ素子はこのような構
造に限定されるわけではなく、複数の導電体12の先端
部間にサーミスタチップ11を一体化した構造であれば
どのようなものであってもよい。
この場合、導電体12,12.12(および第2図の態
様ではスペーサー13.13)は、サーミスタチップ1
1.11の後端に接続するような構造とすることもでき
る。
ただ、この場合は、十分な機械的強度を得るためには、
サーミスタチップ11および素f−が大型化するので、
図示のように、導電体12゜12.12をサーミスタチ
ップ11.11の側面先端まで到達するようにすること
が好ましい。
サーミスタチップ11の側面および後端面の一部と導電
体12.12とが接するようにすることもできる。
そして、本発明においては、導電体の厚さを導電体間の
間隙(例えば第1図の態様)またはスペーサーの厚さく
例えば第2図の態様)で除した値が、0.1〜10、好
ましくは0.4〜1とするのがよい。
この値が0.1未満では、素子が大型化し、またlOを
こすと、1対の導電体間の絶縁が不良となるからである
本発明のサーミスタ素子の大きさは、通常、[30〜8
0mm、横0.45〜0.75mm、厚さ0.24〜l
O,5mm程度のものを積層したものであり、またサー
ミスタチップの大きさは、縦0.45〜0.75mm、
横0.45〜0.75+am、厚さ0.2〜0.5mm
であり、導電体間の間隙またはスペーサーの厚さは0.
2〜0.5mmとするのがよい。
本発明において用いるスペーサー材料としては、例えば
第1図に示すような間隙を設けた態様(以下、第1図の
態様と略す。)ではサーミスタ材料と加圧下での加熱時
に相互拡散しにくいものであればよい。 また、例えば
第2図に示すようなスペーサーを設けた態様(以下、第
2図の態様と略す。)では、サーミスタ材料より高抵抗
の材料であればよく、サーミスタ材料の抵抗値よりも1
02〜1010倍程度、好ましくは108〜1010倍
程度高いものであればよい。
具体的にはAIL203 、MgO1 S i3N4 、AIIN、BN等が挙げられ、第1図
の態様ではBN等が特に好適である。
サーミスタ材料としては、具体的には5iC−84C7
BN系、A fi203− (T i C5Cr、、C
2、TiN)i、BN−(TiN、NbN)系、N i
 0−Mn203−Al2O2系、MgO−(TaC,
T i C)系等が挙げられる。
これらの材料は、用途により抵抗の仕様値は異なるが、
1例として100℃での抵抗値が数にΩ〜数百にΩ程度
のものであり、材料の組成比、チップの形状等をかえる
ことにより所望とするそれぞれの仕様値を得ることがで
きる。
導電体材料としては、W、Mo、Mo−Mn系、F’e
−Ni−Co系、Ti系等の金属材料、5iC−TiC
系、5iC−CrB2系、ZrN系、Tic−TiN系
、MoS i2、LaCrO3等の導電性無機材料など
が挙げられる。
本発明のサーミスタ素子は、複数の導電体材料の先端部
間にそれぞれ温度特性の異なる複数のサーミスタ材料を
挟持するように配し、さらに導電体材料の後端部間にサ
ーミスタ材料に接してスペーサー材料を挟持するように
配し、これを加圧下加熱して一体化するか、または一体
化した後スペーサー材料を除去するかして得ている。
例えば、まず、サーミスタ材料、スペーサー材料および
導電体材料について、それぞれ所定の大きさのシート状
のものを作成し、第3a図に示すように、サーミスタ材
料21の両側面に接してスペーサー材料22を配し、こ
の上面と下面に接してそれぞれ導電体材料23を接して
重ね、このような操作を必要回数(図示例では2回)繰
り返し、これらを加圧下加熱し、その後第3b図に示す
ように所望の大きさに切断する方法などが挙げられる(
第2図に示すような態様)。
第1図に示すような態様では、さらに第3b図に示すよ
うに切断してチップ化した後、スペーサー材料を除去す
る工程が加えられる。
なお、図示例では、サーミスタ材料とスペーサー材料と
の厚さは同じにしであるが、所望とするサーミスタ素子
の形状にあわせて、予め作成するシート状のものの形状
を適宜決定すればよい。
このような方法によれば、同時に50〜数千個程度のサ
ーミスタ素子の作成が可能となる。
加圧下加熱は、具体的には、ホットプレス(HP)法や
熱間静水圧(HIP)法によればよい。
HP法では、大気中等の酸素雰囲気下、あるいは真空、
Ar、N2等の不活性雰囲気下で、50〜300Kg/
ばの加圧下、300〜2200℃の温度で、0.2〜2
時間加熱する。
このような条件とするのは、50 にg/cd未満では
接合が不十分となり、300Kg/cゴをこえると、用
いる押し型の消耗が激しく、その材質選定に困難さが生
じ、生産性が合わなくなるからであり、また300℃未
満となると、接合が不十分となり、2200℃をこえる
と、サーミスタ材料などにおいて組成系による特性(抵
抗値等)のバラツキが急激に増大するからである。
また、HIP法では、Ar等の不活性雰囲気下で50〜
1500 にg/cdの加圧下、3oo〜2200℃の
温度で0.2〜2時間加熱する。
このような条件とするのは、50Kg/cゴ未満では接
合が不十分となり、1500  Kg/cfをこえると
材料間の相互拡散のコントロールが困難となり、作業性
が悪くなるからであり、300℃未満では接合が不十分
となり、2200℃をこえると、サーミスタ材料などに
おいて組成系による特性(抵抗値等)のバラツキが急激
に増大するからである。
このような場合、用いる各材料は加圧上加熱によって各
構成部となる生材料のシート等であってもよい。
ただ、生材料を用いるときには、HPあるいはHIPに
際して、寸法ないし形状変化が生じつるので、各材料は
予め焼結あるいは仮焼きを行ったものであることが好ま
しい。 こ の場合、焼結温度は各材料の好適温度とす
ればよい。
本発明においては、このような1軸方向(HP法)もし
くは3軸方向(HIP法)に加圧下、加熱することによ
りサーミスタ材料と1対の導電体材料を、相互拡散によ
フて強固に接合させることができる。
このような拡散ないし反応層は数〜数10−程度の厚さ
とすることが好ましい。
このような接合に際しては、サーミスタ材料と導電体材
料との熱膨張係数が互いに近似していることが必要であ
り、加圧、加熱、雰囲気等を前記のように制御すること
により、サーミスタ材料と導電体材料の相互拡散を図る
ものである。
このようなことからサーミスタ材料と導電体材料との組
合せとしては以下のものが挙げられる。
サーミスタ材料    導電体材料 l)熱膨張係数; (30〜55) X 10−?/”
C3iC−8,(ニーBN系   5jC−TiC系S
i(ニーCr8g系 W、 Mo、  Fe−Ni−Co系 C 2)熱膨張係数、(55〜75)XIO−77”CAl
1.203 −(TiC。
Cr311:2、TiN)系     ZrN系8N−
(TiN 、  NbN )  系   Tie−Ti
N系3)熱膨張係数;75X10−?/’C以上Ni0
−Mn20.−八1L203系 Fe−Ti−Cr系M
g0−(TaC,Ti(:)系  Fe−Ni1l:r
系Ti系 加圧上加熱にひき続くチップ化後のスペーサー材料の除
去は、一般に研削等によればよい。
なお、スペーサー材料の除去は、チップ化後に行うこと
もできる。
本発明においては、第1図および7tS2図に示すよう
にサーミスタ素子1に保護膜14を形成することが好ま
しい。 この場合、保護膜としてゾル−ゲルコート等の
薄膜を形成させることが好ましい。
具体的には、金属アルコキシド(シリコンアルコキシド
、アルミニウムアルコキシド、ジルコニウムアルコキシ
ド等)と溶媒(イソプロピルアルコール等)とをモル比
で1=5の割合で加え、さらに必要に応じて安定化剤を
加えて溶液を調製し、この溶液に、外部電極部分く導電
体のサーミスタと反対側方向の一部分)をマスクしたサ
ーミスタ素子をディッピングし、室温で相対湿度60%
以下の条件下乾燥させ、その後焼成することにより形成
させる。 焼成は、常圧でSOO℃程度で10分間程度
行えばよい。
また、膜厚の制御は、ディッピングおよび焼成の操作の
回数を増減させることにより行えばよい。
このように薄膜を形成させることにより、耐熱性に優れ
たサーミスタ素子とすることができる。
この他、各種保護膜を形成することができる。
なお、保護膜を形成しない領域は3〜10mm程度で十
分である。
本発明においては、サーミスタチップと導電体との間に
高融点金属系薄膜層を介在させてもよい。
介在させる高融点金属系の介在層を構成する材料として
は、融点800〜4000℃程度、抵抗がサーミスタ材
料の10−2〜10−’°程度のものが好ましい。
このようなものとしては、Au、Pt。
Pd、Au/Pd、Ag/Pd、Pt/Pd。
Ag/Pd、Mo/T i、W/T i、Mo。
W、Ti等の単一金属または合金などがある。
また、高融点金属系の介在層と、サーミスタチップある
いは導電体との界面付近には、加圧下での加熱による相
互拡散によって、WClMoSi、TiC,TiN、T
iB2等の高融点金属化合物が生成されてもよい。 従
って、高融点金属系の介在層が薄いときには、上記の融
点および抵抗を有するこれらの高融点金属化合物から介
在層が構成される。
このような点から、用いる高融点金属材料としては、上
記の単一金属または合金の蒸着あるいはスパッタ等の薄
膜や箔などが好ましい。
なお、高融点金属系の介在層は、上記物質の2種以上を
用いた多層構造であってもよい。
このような高融点金属系の介在層(・介在させることに
よって、後述する加圧下での加熱による接合に際し、加
熱温度を100〜200℃程度低く設定することができ
る。
また、接合時の条件、特に加熱温度の変動にも接合部の
状態が安定で、従)て、特性のバラつきが少い。
またリード線を固定するには、前記保護膜が形成されて
いない領域にて、ろう付は等を行えばよい。
■ 発明の具体的作用効果 本発明によれば、温度特性の異なる複数のサーミスタチ
ップを有し、複数の導電体の先端部間にサーミスタを挟
持して一体化し、温度範囲に従い、異なるサーミスタチ
ップに−り測温しているため、結反よく検出範囲を広げ
ることが可能なサーミスタ素子が得られる。
また、加圧下加熱により一体化して得ているため、サー
ミスタチップと電極とリード線との電気的接合が一体化
でき、小型でしかも高温での使用において安定性および
信頼性が充分であり、かつ機械的強度が大きい。 また
、保護膜を形成する際薄膜化が可能となる。 さらに製
造も容易となる。
■ 発明の具体的実施例 以下、本発明の具体的実施例を示し、本発明をさらに詳
細に説明する。
実施例 サーミスタ材料として2種類のA2□03−TiC複合
焼結体(巾65mm、長さ1.6mL11゜厚さ0.5
ml11)、導電体材料としてTiC−TiN複合焼結
体(巾65mm、長さ130ma+、厚さ0.3mm)
およびスペーサー材料としてAfi□O,(巾65am
、長さ64.2mm、厚さ0.5mm)を用い、第3a
図に示すように重ねてホットプレス法により加圧下加熱
し、接合した。
なお、Af、O,−TiC複合焼結体は、八1□03と
TiCとの比率をかえることにより、40〜200℃の
温度範囲の検出に適したものと、200〜500℃の温
度範囲の検出に適したものとを作成し、2種類のサーミ
スタ材料とした。
この場合加熱はAr雰囲気中、1300℃の温度で、1
50Kg/cゴの加圧下、30分行った。
このようにして作成した複合焼結体(巾6511Im、
長さ130mm、厚さ1.9[1111)を型から取り
出し、室温に戻した。 その後、上下面をラッピングに
より、約20p加工し、外周スライシングマシンにより
ダイヤモンドブレードにて第3b図に示すようなサーミ
スタ素子(巾0.75mm、長さ65IIII111厚
さ1.91101;1個のサーミスタチップ部分の大き
さく0.75xO,75xO,5mm); 1層の導電
体の厚さ0.3mm)に切断加工した。  1枚の複合
焼結体より100個のサーミスタ素子を得ることができ
た。
エージング処理した後のものをサーミスタ素子Aとする
このサーミスタ素子Aについて40℃での抵抗を測定後
ゾルーゲル法により以下のようにしてへ1□03膜を形
成した。
アルミニウムイソプロポキシド1モルに対して、イソプ
ロピルアルコールを5モル加え、さらに安定化剤を加え
、溶液を調製した。
この溶液に外部電極部分(サーミスタデツプ部分と反対
の方向で端から長さ5mmの部分)をテーピングにより
マスクしたサーミスタ素子Aをディッピングし、室温で
、相対湿度40%で空気乾燥させた。 このものを50
0℃で10分間常圧焼成して/M!203膜を形成した
このディッピングと焼成とを組合せた操作を2〜3回繰
り返し、厚さ1〜3戸のAl2O2膜を形成した。
これをサーミスタ素子Bとする。
また、サーミスタ素子Aにおいてスペーサー材料をBN
にかえ、同様の操作を施した後、ダイヤモンドブレード
によりBNを除去して作成したものをサーミスタ素子C
とする。
これにさらにサーミスタ素子Bの場合と同様にしてA1
1.203膜を形成したものをサーミスタ素子りとする
さらに、サーミスタ素子Aにおいて、導電体およびサー
ミスタチップ間に厚さ20−のTi箔を介在させて相互
拡散するようにしたものをサーミスタ素子Eとする。
これらサーミスタ素子A−Eを用い、200℃にて検出
範囲を切換え、40〜500℃の測温を行ったところ、
良好な検出精度で測温が行われた。
このようなサーミスタ素子A、B、C,D、Eについて
高温保存による3000時間後の抵抗値の変化を調べた
ところ、300℃では0.5%以下、また500℃では
1%以下の変化しか観測されず、良好な結果を得た。
なお、500℃保存では、実装の際と同様な条件とし、
先端30IIIlI+を500℃の恒温槽に挿入したと
ころ、後端のろう付けされたリード線部は約200℃と
なっていた。
以上より、本発明の効果は明らかである。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は、それぞれ本発明のサーミスタ素
子の1実施態様を示す断面図である。 第3a図および第3b図は、本発明のサーミスタ素子を
製造する際の工程を説明するための斜視図である。 符号の説明 1・・・サーミスタ素子、 11・−サーミスタチップ、12−・・導電体、13−
・スペーサー、    14・・・保護膜、21−・・
サーミスタ材料、 22−・・スペーサー材料、  23・・・導電体材料
出願人  ティーディーケイ株式会社 代理人  弁理士  石 井 陽 − 一 −−ア F I G、 3a

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)温度特性の異なる複数のサーミスタチップを有し
    、複数の導電体の先端部間にサーミスタチップを挟持し
    て一体化し、温度範囲に従い、異なるサーミスタチップ
    により測温することを特徴とするサーミスタ素子。
  2. (2)導電体の後端部間が空隙である特許請求の範囲第
    1項に記載のサーミスタ素子。
  3. (3)導電体の後端部間にサーミスタチップに接してス
    ペーサーが介在する特許請求の範囲第1項に記載のサー
    ミスタ素子。
  4. (4)導電体の後端を残して保護膜が設層されている特
    許請求の範囲第1項ないし第3項のいずれかに記載のサ
    ーミスタ素子。
  5. (5)複数の導電体材料の先端部間にそれぞれ温度特性
    の異なる複数のサーミスタ材料を挟持するように配し、
    さらに導電体材料の後端部間にサーミスタ材料に接して
    スペーサー材料を挟持するように配し、これを加圧下加
    熱して一体化することを特徴とするサーミスタ素子の製
    造方法。
  6. (6)導電体材料、サーミスタ材料およびスペーサー材
    料が予め焼結または仮焼されている特許請求の範囲第5
    項に記載のサーミスタ素子の製造方法。
  7. (7)複数の導電体材料の先端部間にそれぞれ温度特性
    の異なる複数のサーミスタ材料を挾持するように配し、
    さらに導電体材料の後端部間にサーミスタ材料に接して
    スペーサー材料を挟持するように配し、これを加圧下加
    熱して一体化し、スペーサー材料を除去したことを特徴
    とするサーミスタ素子の製造方法。
  8. (8)導電体材料、サーミスタ材料およびスペーサー材
    料が予め焼結または仮焼されている特許請求の範囲第7
    項に記載のサーミスタ素子の製造方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019523980A (ja) * 2016-04-28 2019-08-29 ティーディーケイ・エレクトロニクス・アクチェンゲゼルシャフトTdk Electronics Ag 突入電流制限用の電子デバイスおよび電子デバイスのアプリケーション

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2019523980A (ja) * 2016-04-28 2019-08-29 ティーディーケイ・エレクトロニクス・アクチェンゲゼルシャフトTdk Electronics Ag 突入電流制限用の電子デバイスおよび電子デバイスのアプリケーション
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