JPS63138287A - 音響映像化方法 - Google Patents

音響映像化方法

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JPS63138287A
JPS63138287A JP28420786A JP28420786A JPS63138287A JP S63138287 A JPS63138287 A JP S63138287A JP 28420786 A JP28420786 A JP 28420786A JP 28420786 A JP28420786 A JP 28420786A JP S63138287 A JPS63138287 A JP S63138287A
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pulse signal
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Masao Igarashi
正夫 五十嵐
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  • Measurement Of Velocity Or Position Using Acoustic Or Ultrasonic Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、音響パルス信号を用いて対象物体を照射し、
該対象物体からの反射信号から該対象物体の断面上の反
射強度を映像化し、正面像(ビジュアル映像又はCモー
ド像ともいう)を得る音響映像装置に関するものである
(従来の技術) 従来、この種の装置は例えばr沖研究開発Vol。
50、 No、1.第57頁〜62頁、昭和58年6月
」に開示されているものがある。
第6図は該文献に示されているクロスファンビーム走査
音響映像装置の送受波器アレイの外観図であり、1は送
受波器アレイの筐体、2は送波器アレイ、3は受波器ア
レイ、X^、Y^、Z^は送受波器アレイ面上に原点0
^及びX、Y軸をおく直角座標系である0文献に示され
ている送波器アレイはY^軸方向に直線配列された直線
アレイであり、受波器アレイはX^軸方向に直線配列さ
れた直線アレイである。
第7図は送波器アレイ2と受波器アレイ3のより詳細な
配列を示す図であり、21,2□、・・・、2M□は各
々送波器素子、31,3□、・・・*3MRは各々受波
器素子であり、MTは送波器素子数1MRは受波器素子
数である。送波器アレイ2及び受波器アレイ3の配列間
隔は各々、鉛直(Y^)方向の視野角と送信信号の周波
数及び水平(X^)方向の視野角と送信信号の周波数に
よって決められる。
第8図は、上記文献に示されているクロスファンビーム
走査音響映像装置の映像形成方式を示す幾何的説明図で
あり、4は対象物体を(X^IYA)面と平行に切る断
面、X a + Y aは原点08及びX。
Y軸を該断面4上におく直角座標系、532、は断面4
上の小分割面、6は前記○^と該小分割面5とを結ぶ直
線、θx、jと01,1は各々該直線6のX^軸及びY
^軸に関する方向余弦角である。該クロスファンビーム
走査法では、ビーム主軸方向がOy、1のファンビーム
を送信し、対象物体の断面4上からの該送信信号の反射
信号を主軸方向θ81のファンビームで受信することに
より。
方向(θ。、Je θア、1)にある断面4上の小分割
5を画素として得ている。
第9図は、該ファンビームの詳細な説明図であり、7は
送信ビームの水平方向ビームパターン、軸、12は受信
ビームの鉛直方向ビームパターン、θYは該ビームパタ
ーンのビーム幅である。
前記第8図に示す、断面4上からの反射信号の強度の分
布は、該送信ファンビームと受信ファンビームのクロス
点である画素5の集合として求められる。上記文献に示
されるクロスファンビーム走査法では、断面4上の反射
強度分布をすべて映像化するためには、前記送信ファン
ビームによって該断面4を照射することが必要であり、
該ファンビームの鉛直方向ビームパターン8のビーム幅
をΔθ、とすると、およそ2θY/Δθ7回の送信が必
要となる。
第10図には、断面4上の反射強度を映像化する方法を
より詳細に示す幾何的説明図であり、13は主軸方向が
θ、1の第1番目の送信ファンビームで照射される面、
14は主軸方向がθ、jの第j番目−の受信ファンビー
ムでカバーされる面であり、 ya、+=R−sinθ2,1〜R−θy、 +(1)
X!1.1 = トsinθ、 I#RIIθ*sl 
   (2)ξ日=R−sinθ× 〜R−θ×(3)
qB  =R−sinθY #R・θY(4)ΔxB=
R−sinΔθ、 ks R@Δθ、(5)Δy@=R
−sinΔθ、 l1w R*Δθ、(6)である。た
だし、Rは○^と08間の距離、Δθ。
とΔθアは各々受信ファンビームと送信ファンビームの
ビーム幅である。ここでは、原点08は2^上にあると
仮定し、かつξ、/R<1及びη@ / R< 1であ
ると仮定する。θyl+方向への1回の送信により、5
、.1.5.、□、・・・+ 51 ) KRのKR個
の画素を得ることができ、断面4上をすべて映像化する
ためにはKT〜2ηB/Δy8〜2θY/Δθ2回の送
信を必要とする。従って、送信の時間間隔を12秒とす
れば、断面4上をすべて映像化するためには、少なくと
も。
T=KT・12秒       (7)の時間を要する
次に第11図は、上記文献に示されているクロスファン
ビーム走査音響映像装置の送信回路部の方式を示す機能
ブロック図であり、20はオシレータ、21は変調器、
22は送信制御器、23は入力端子、24は出力端子、
25は送信遅延付加器、 261,26□、・・・。
26HTは各々送信増幅器、271.2°7□、・・・
+ 27HTは各各送信整合回路である。
オシレータ20は周波数f、の連続波を発生し。
変調器21は、送信制御器22から入力され、時刻t’
v 、に始まりtv、++Dyに終る時間幅り、の変調
信号[DT]に応じて、中心周波数fT、時間幅DTの
パルス信号P (t)を出力する。送信遅延付加器25
は該パルス信号P (t)に、位相遅延又は時間遅延を
与え、送波器アレイ2の素子数MTと同じ数だけの信号
P□(tL  P2(t)l・・・tPMy(t)を出
力する。第m番目の素子2fflに対応した信号pff
l(t)は、該素子2mの位置座標と、送信制御器22
から出力される前記送信ビーム8の主軸方向θ7,1の
選択信号(θy++)から決められる。各信号P工(t
L P 2 (t) t・・・tPMy(t)は、送信
増幅器26□。
262、・・・t26MTで増幅され、送信整合回路2
7. 、27□。
・・・+ 27147でインピーダンスマツチング等を
とられた後各送波器素子21 ? 22 #・・・+2
MTに供給され、該信号は音響信号に変換されて放射さ
れる。該容素子21#2m+・・・s2MTから放射さ
れた音響信号は伝搬媒質内で相互干渉することにより、
前記第9図に示すような、送信ビームパターン8を形成
することになる。なお、入力端子23は、送信制御器2
2から出力される送信タイミング信号[DT]を出力す
る時刻ty +の間隔を決めるために反射継続時間の推
定値τVを送信制御器22に入力する端子である。この
場合、送信時刻TT、l−tとtT lとの間隔の最小
値は、反射継続時間とに象物体断面4までの往復伝搬時
間から決められる。また、出力端子24は、前記変調器
21に出力したと同じ送信タイミング信号[DT]を出
力する端子である。
第12図は、上記文献に示されているクロスファンビー
ム走査音響映像装置の受信回路部を示す機能ブロック図
であり、30□、30□、・・・w 30MRは前置増
幅器、at、 、31. 、・・・t31MRは受信ゲ
ート回路、32は受信制御器、33□、33.、・・・
e 33MRは直交復調器、34は基準信号発生器、 
351.35□、・・・+ 35MRはサンプリング回
路、36は受信ビームフォーマ、37は入力端子、38
は入力端子、39は出力端子である。前置増幅器30.
.302.・・・* 30MRは前記受波器アレイ3の
各受波器素子3□、3□、・・・、3M6とで受信した
出力信号を適正なレベルまで増幅し、受信ゲート回路3
1L、31□、・・・、31.は該増幅された各信号を
、受信制御器32から出力される受信タイミング信号[
DR]により指示される時間幅り、にわたって、直交復
調器331,33□、・・・*33MRに出力する。受
信制御器32は、送信制御器22の出力端子24から出
力され、入力端子37に入力される前記送信タイミング
信号[DT]及び入力端子38から入力される対象物体
断面までの前記距離R及び音速Cから、受311から出
力される各信号を、基準信号発生器34から出力される
周波数f、の基準信号を用いて直交復調し、複素エンベ
ロープ信号5x(t)* 52(t)、・・・ts曲(
t)を出力する。実際の複素エンベロープ信号S、n(
t)は、同相(実部)信号St、m(i)と直交(虚部
)信号So、m(t)の2つの信号の組として出力され
る。
第13図は、直交復調器33.、、の詳細な機能ブロッ
ク図であり、40は受信ゲート回路31.nから受信信
号が入力される入力端子、41..41.は基準信号発
生器34から基準信号cos2πfRt及び5in2π
fRtが入力される入力端子、421,42.は掛算器
43□、43□は低域通過フィルタ、441.44□は
出力端子である。受信ゲート回路31.nから出力され
た信号は、基準信号発生器34から出力される2つの基
準信号cos2 πfRt及び5in27CfIItと
各々掛算器421゜42□で積がとられ、その結果は各
々低域通過フィルタ431,43.を通され、不要な高
域成分を除去されることにより、前記複素エンベロープ
信号される信号の組Stm(i)とSQ、n(t)を、
一定の時間きざみΔTでサンプリングし、該サンプリン
グされた信号を受信ビームフォーマに出力する。
受信ビームフォーマ36は、サンプリング回路351.
35□・・・35M3から入力される複素エンベロープ
号に対してビームフォーミング操作をほどこし、受信制
御回路32から出力される受信ビーム方向選択信号(θ
8.j)に応じて、主軸方向がθx、lの前記受信ビー
ム10のような受信ビームを形成する。該ビームフォー
マの出力φ12.は、前記対象物体の断面4上の方向(
θ8.I、θ79.)の小分割された画素5の強度とし
て出力端子39に出力される。該φi、Iをi=1.・
・・vKRv j=ly・・・、KTに対して得ること
により、対象物体の断面4上を映像化することができる
第14図は前記ビームフォーマ36の詳細な機能ブロッ
ク図であり、45□、45□、・・・45MRはサンプ
リング回路351,35□、・・・35MRから出力さ
れる信号が入力さは、第m番目の受波器素子3.nの位
置座標と受信制御器32から入力される受信ビーム方向
選択信号(θ8.」)とで決まる位相遅延補償又は時間
遅延補償を、遅延補償器46mで受け、各遅延補償器の
出力は加算器48で加え合わされ、複素ビーム出力信号
を得る。絶対値算出器49は該複素ビーム出力信号の絶
対値を算出し、ビーム出力の強度φi+1を出力端子4
7に出力する。
以上、示した様に、クロスファンビーム走査法等の開口
合成法による映像形成方式を用いれば、送波器素子数と
受波器素子数の総和MT+MR以上の独立な画素を得ら
れ、従ってMT+MRを小さく選べるのでハードウェア
を小型化できるという利点がある。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、文献に示されている上記方法では、以下
の問題点がある。
■狭帯域ないわゆるコヒーレントな信号の反射信号を用
いて映像を形成するので、映像にスペックル雑音が現わ
れ易い。
■信号を広帯域化しようとすると、サンプリング回路3
5..35□、・・・+35MRのサンプリング周波数
が増大するとともに、送波器アレイ2の送波器素子で発
生するいわゆるキャビテーション等により、充分高い音
圧レベルの音響信号を送信できない。
■送信信号の繰返し間隔τPをτP〉τV−τRかつて
、〉τR(ただし、τVは反射信号の継続時間、τRは
対象物体の断面4までの音波の往復伝搬時間2R/C)
に選ぶ必要がある。従って、τRと比べて反射継続時間
で9が長い場合又は往復伝搬時間τRが長い場合には、
前記(7)式で与えられる映像形成時間が増大し、速い
映像形成ができなくなる。
01回の送信の反射信号に対する映像形成の処理時間τ
Sと比べ、前記繰返し時間τPが大きくなると、映像形
成部の待ち時間が増大し、映像形成処理中むだ時間が生
ずる。
本発明は、以上述べた。■映像にスペックル雑音が現わ
れ易い、■広帯域化するとサンプリング周波数が増大す
るとともに、高い音圧レベルの信号を送信し薙い、■送
信繰返し時間間隔を短くとれないので映像形成に時間が
かかる、■映像形成処理において待ち時間が増大し易い
、という問題本発明は、音響パルス信号を送信し、該パ
ルス信号の対象物体からの反射信号を受信し、ビームフ
ォーミング操作により対象物体の断面上の強度分布を得
、この際送信ビームの方向を、前記パルス信号を送信す
る毎に変化させることにより、対象物体の前面を照射し
て対象物体の正面像を得る音響映像装置に係る。
本発明は上記音響映像装置において、以下の構成要素を
具備して構成される。
第1に、送信パルス信号の周波数をN種類に多周波化す
る。第2に、送信パルス信号の送信時間間隔τPを映像
形成に要する時間τSに近い値にとる。第3に、反射信
号を復調する直交復調器の基準信号の周波数をN種類に
多周波化するとともに。
送信パルス信号の周波数に対応して選択する。第4に、
対象物体の断面上を、同一面を異なるN。
個の周波数の信号でNP回照射する。第5に。
該NP回の照射に対応する反射信号のNP個の受信ビー
ム出力を平均化する。
(作用) 第1番目の送信パルス信号はN種類の周波数f T +
 z t f T t z e・・・*fT、Nの中か
ら選択された1つの周波数fTzを有する。この送信パ
ルス信号はν 対象物体で反射され、反射信号として受信される。
この反射信号は直交復調器に供給される(この際、反射
信号はゲート回路で所定の時間間隔の受信パルス信号と
して直交復調器に供給される)。
直交復調器はN種類の周波数fR1tfRme・・・。
fRNの中から送信パルス信号の周波数f、工に対応し
た周波数fR1(例えば、f、ユ=fy1)を選択し、
受信パルス信号を復調する。復調された信号はビームフ
ォーミング操作により受信ビーム出力として出力される
次に、第2番目の送信パルス信号はN種類の周波数の中
から選択された1つの周波数fTzを有する。この第2
番目のパルス信号の送信時間間隔τPは、1番目の送信
パルス信号の映像形成に要する時間τSに近い値にとる
。この第2番目の送信パルス信号の方向は、第1番目の
送信パルス信号の方向と同一である。このようにして送
信された第2番目の送信パルス信号は、第1番目の送信
パルス信号と同様に処理される。次に送出される第3番
目の送信パルス信号はfTH3の周波数を有し、その方
向はNPの値に応じて決定される。例えばNP=2のと
きは第3番目の送信パルス信号は第1.2番目の送信パ
ルス信号と異なる方向に送信されるが、NP≧3のとき
は第1,2番目の送信パルス信号と同一の方向に送信さ
れる。以下、上記作用を繰返し、対象物体の断面上を、
同一面を異なるNP個の周波数の信号でNP回照射する
。これに対応して得られたN。
個の受信ビーム出力は平均化される。これにより、音響
映像が形成される。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。
第1図は、本発明の第1の実施例を示す機能ブロック図
であって、20□、20□、・・・、2ONは各々オシ
レータ、50はマルチプレクサ、51は送信制御器、5
2は入力端子、53は入力端子、34□、34□、・・
・、34Nは各各基準信号発生器、54は受信制御器、
55はマルチプレクサ、56は平滑器、57は出力端子
である。第1図に示す実施例は、前記周波数領域平均数
N。
を入力端子52からマニュアルにより入力するとともに
、前記送信繰返し時間間隔τPを、前記送信毎の映像形
成処理時間τSで決める場合の実施例である。
マルチプレクサ50は、N個のオシレータ201゜20
2、・・・、2ONから出力される信号を、送信制御器
51から入力される送信周波数選択信号(f7 +)に
応じて1つを選択する。N個のオシレータ20.。
20□、・・・、2ONは各々f 11 f21・・・
+fNの周波数の信号を出力する。マルチプレクサ50
の出力信号は、前記第11図で示したと同様に、変調器
21において送信制御器から入力される送信タイミング
信号[DT]で変調され、中心周波数fT +、時間幅
DTのパルス信号P (t)が発生される。
第2図は、該P (t)の時間波形であり、fT工=L
+ fT 2= f21・・・efTN=fNに選び、
以下これの繰返しとなるように前記送信周波数選択信号
(fT +)を選んだ場合の例である。送信制御器51
は該送信用周波数選択信号(fT +)及び送信タイミ
ング信号[DT]を出力する他、入力端子52から入力
される周波数領域平均数NPに応じて、所望の方向に前
記送信ビーム8が形成されるように、送信ビーム方向選
択信号Co’y t)を送信遅延付加器25に出力する
。第1番目の送信ビームの主軸方向0 ’y +は、異
なる送信周波数でかっNp回だけ対象物体の断面4上の
同一面を照射するように選ばれる。
第3図は、対象物体の断面4を角度によって分割し、第
1番目の送信ビームの主軸θ′ア、1及び送信周波数f
T、iと前記NPとの関係を示す図である。
第3図の(a)はNがN22の偶数、かっKTがNの倍
数でNP=2の場合の実施例である。この場合、例えば
θr、’1”θ′7.2=むlie fT、i=f□、
f、、、=f、のように選ばれ、対象物体の断面4のθ
y、を方向に対応する面は周波数f1とf2で2回照射
されることになる。第3図の(b)は、NP=Nの場合
の実施例である。この場合、例えばθ′2.□=θ″7
,2=・・・=θ7.N=θ’lit fア、1” L
+  fT、z= fat・・・+fT、N=fNのよ
うに選ばれ、対象物体の断面4のθ、1方向に対応する
面は周波数f、ef2m・・・yfN″r:N回照射さ
れることになる。
次に第4図は、前記第3図の特殊な場合であるNP=1
の場合の実施例である。
この場合は、前記対象物体の断面上の面は1つの周波数
で1回しか照射されない。
第1図において、受信制御器54は、送信制御器51か
ら入力される送信タイミング信号CD T ]と、送信
ビーム方向選択信号CO’l i)と、送信周波数選択
信号(f7+)と、周波数領域平均数NPと、入力端子
38から入力される前記対象物体の断面4までの距MR
と音速Cから、受信ゲート回路311゜31□、・・・
y31MRを開く始まりの時刻tRiと終りの時刻tF
Il+DRを与える受信タイミング信号[DII]を出
力するとともに、基準周波数選択信号(fRl)を出力
する。また、受信ビームフォーマ36で形成する受信ビ
ームの主軸方向を指定する受信ビーム方向選択信号(θ
′。、)を出力するとともに、送信制御器51から入力
された前記送信ビーム方向選択信号(θ y、+)と周
波数領域平均数NPを適正なタイミングで出力する。マ
ルチプレクサ55は、該基準周波数選択信号(fRl)
に応じて、前記N個の基準信号発生器341,34□、
・・・、34Nの中から1つを選択し、該選択した信号
を直交復調器33□、33□。
・・・* 33HRに出力する。
基準信号発生器341,34□、・・・、34.4の周
波数は通常、オシレータ20工、20□、・・・、2O
Nの周波数と同じにとられ、fulfil・・・+fN
である。送信時刻tT lにおける送信周波数t 丁、
lがf、であれば、受信時刻tR,,におけ該送信信号
の反射信号の直交復調に用いる基準信号周波数tR1も
f□に選ばれる。
次に、平滑器56は受信ビームフォーマ36から出力さ
れる受信ビーム出力φliを、受信制御器54から入力
される送信ビーム方向選択信号(θ′、1)と周波数領
域平均数NPの情報に基づいて、i領域で平均化し、Φ
、jを出力端子57に出力する。例えば、θ′2I=θ
″ア++1”・・・=θF、i+Nr−4=θア、とす
れば、該Φ、jは次のように求められる。
上記(8)式は、θ2.方向を照射するNP回の送信信
号の反射信号のビーム出力φ、1をNP回にわたって平
均化することを表わしている。上記Φ> l ’It 
k = l e 2 m・・・vKT* J=1t2t
・・・。
KRについて求めることにより、前記対象物体の断面4
上の反射強度分布を映像化することができる。
なお、送信制御器51から出力される送信タイミング信
号[Dtlの時間間隔τPの最小値は、送信信号P (
t)として第2図に示すような互いに異なるN個の中心
周波数のパルス信号列の繰返しであり、NτP〉τVか
つNτP〉τRと仮定できれば、送信毎の映像形成に要
する処理時間、すなわち第1番目の送信信号に対応する
KR個のビーム出力φ124.φ1,2.・・・、φl
、KRを得るに要する時間τSによって決まる。本実施
例では、τSの予測値A、を入力端子53から入力する
ことにより、送信時間間隔τPをτP〜τSに選ぶ場合
の例である。
第5図は本発明の第2の実施例の要部を示す機能ブロッ
ク図であり、60は平均数決定器、61は入力端子、6
2はマルチプレクサ50に送信周波数選択信号(fT、
i)を出力する出力端子、63は変調器21に送信タイ
ミング信号すなわち変調信号[Dtlを出力する出力端
子、64は送信遅延付加器25に送信ビーム方向選択信
号(0′ア、1)を出力する出力端子、65は受信制御
器54に前記(θ’= +L [Dtl1(fT 1)
及びNPを出力する出力端子である。
第5図に示す実施例は、前記周波数領域平均数NPを自
動的に決める場合の実施例であり、平均数決定器60は
、音響映像装置の送受波器アレイと対象物体との相対速
度V及び反射信号の信号対雑音比SNRに応じて、適正
な周波数領域平均数NPを決め、該NPを送信制御器5
1に出力する。以下の動作は前記第1の実施例と同様で
ある。
平均数決定器60によって決められるNPは。
一般にVが増大するにつれて小さくとられ、SNRが小
さくなるにつれて大きくとられるようにする。
以上、第1図〜第5図に示した実施例は、送受波器アレ
イとして、第6図及び第7図に示すようなりロスする直
線アレイを用いる場合について述べ、送信ビームパター
ン及び受信ビームパターンも第9図に示すようなファン
ビームであるとしたが1本発明は送信ビームの方向を、
送信信号を送信する毎に変化させることにより対象物体
前面を照射して、該対象物体の正面像を得る、いわゆる
開口合成法によって映像形成を行なうすべての音響映像
装置に適用することができる。
(発明の効果) 以上、詳細に説明したように1本発明によれば、■送信
信号の周波数をN種類に多周波化し、■送信時間間隔τ
Pを、映像形成に要する時間τSに近い値にとり。
■直交復調器の基準信号の周波数をN種類に多周波化し
、前記送信信号の周波数に対応して選択するようにし、 ■対象物体の断面上を同一面を異なるNP個の周波数の
信号でNP回照射し。
■該NP回の照射に対応する反射信号のNP個の受信ビ
ーム出力を平均化するようにしたので、以下の効果が得
られる。
■映像形成に要する時間が、往復伝搬時間τ3や反射継
続時間τVで支配されず、映像形成部の処理能力できま
り、映像形成部の能力を最大限有効に利用可能となる。
■送信周波数の数Nを増やしても、直交復調器の出力信
号の帯域幅を送信周波数が1つの場合と同じにすること
ができ、従って直交復調器の出力信号のサンプリング周
波数もNに無関係にすることができ、受信ビームフォー
ミングに加わる負荷を増やすことなく多周波が可能とな
る。
■Np≧2に選ぶことにより、映像の周波数領域にする
平均化が可能となり、スペックル雑音を減らすことがで
きる。
■等価的に広帯域な信号を各周波数毎に分割して送信す
ることになるので、送信電力は低くて良く、従って送信
増幅器の負荷等を低減できるとともに、送受器素子のキ
ャブチージョンが起き難い。
■Np≧2に選ぶことにより、周囲雑音等による画質劣
化を低減できる。
■送受波器アレイと対象物体間の相対速度や受信反射信
号の信号対雑音比等に従ってNPを選べるので、常に最
適な映像を得ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例を示す送信回路部及び受
信回路部の機能ブロック図、第2図は第1図の送信信号
の波形及び周波数を示す説明図、第3図は第1図の周波
数領域平均数の概念を示す説明図、第4図は第1図の周
波数領域平均数を1に選んだ場合の概念を示す説明図、
第5図は本発明の第2の実施例を示す機能ブロック図、
第6図はクロスファンビーム走査法の送受波器アレイの
外観図、第7図は第6図の送波器アレイ及び受波器アレ
イの構成を示す配列図、第8図はクロスファンビーム走
査法の原理を示す幾何的説明図、第9図はクロスファン
ビーム走査法における送信ビームパターンと受信ビーム
パターンを示す図、第10図はクロスファンビーム走査
法における映像形成の方法を示す幾何的説明図、第11
図は従来のクロスファンビーム走査法の送信回路部の方
式を示す機能ブロック図、第12図は従来のクロスファ
ンビーム走査法の受信回路部の方式を示す機能ブロック
図、第13図は第12図における直交復調器の詳細を示
す機能ブロック図、及び第14図は第12図における受
信ビームフォーマの詳細を示す機能ブロツク図である。 1−−一送波器アレイの筐体、 2−−一送波器アレイ、 2□、2□、・・・#2MT−−−送波器素子、3−−
一受波器アレイ、 3□、32.・・・、3曲−m−受波器素子、4−−一
対象物体断面、 5−一一対象物体断面上の小分割面。 7−−−送信水平方向ビームパターン。 8−m−送信鉛直方向ビームパターン。 9−m−送信鉛直方向ビームパターンの主軸方向、10
−m−受信水平方向ビームパターン、11−m−受信水
平方向ビームの主軸方向、12−m−受信鉛直方向ビー
ムパターン、20−m−オシレータ、 20□、20□、・・・、2ON −m−オシレータ、
21−−一変調器、    22−m−送信制御器、2
5−m−送信遅延付加器、 261、26. 、・・・y26MT−m−送信増幅器
。 270.272.・・・*27MT−−−送信整合回路
。 301、302.・・・t30MR−−一装置増幅器、
311.31.、・・・+31MR−−−受信ゲート回
路、32−m−受信制御器。 331、332.・・・、33,4.−−一直交復調器
。 34−m−基準信号発生器。 341、34. 、・・・、34N−m−基準信号発生
器、35□、35□、・・・、35M、−一一サンプリ
ング回路。 36−−−受信ビームフオーマ。 421,42.−m−掛算器、 431.43□−−一低域通過フィルタ。 461.46□、・・・、46HR−m−遅延補償器、
48−m−加算器、    49−一一絶対値算出器、
50−m−マルチプレクサ、51−m−送信制御器、5
4−m−受信制御器、  55−m−マルチプレクサ。 56−−−平滑器、    60−m−平均数決定器。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)音響パルス信号を送信し、該パルス信号の対象物
    体からの反射信号を受信し、ビームフォーミング操作に
    より対象物体の断面上の強度分布を得、この際送信ビー
    ムの方向を、前記パルス信号を送信する毎に変化させる
    ことにより、対象物体の前面を照射して対象物体の正面
    像を得る音響映像装置において、 送信パルス信号の周波数をN種類に多周波化し、送信パ
    ルス信号の送信時間間隔τ_Pを映像形成に有する時間
    τ_Sに近い値にとり、 反射信号を復調する直交復調器の基準信号の周波数をN
    種類に多周波化するとともに、送信パルス信号の周波数
    に対応して選択し、 対象物体の断面上を、同一面を異なるN_P個の周波数
    の信号でN_P回照射し、 該N_P回の照射に対応する反射信号のN_P個の受信
    ビーム出力を平均化することを特徴とする音響映像化方
    式。
  2. (2)前記N_Pを1≦N_P≦Nの範囲に設定するこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の音響映像
    化方式。
  3. (3)前記N_Pを、送受波器アレイと対象物体間の相
    対速度情報又は反射信号の信号対雑音比情報に基づいて
    選択することを特徴とする特許請求の範囲第2項に記載
    の音響映像化方式。
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