JPS6313821Y2 - - Google Patents

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JPS6313821Y2
JPS6313821Y2 JP1981168847U JP16884781U JPS6313821Y2 JP S6313821 Y2 JPS6313821 Y2 JP S6313821Y2 JP 1981168847 U JP1981168847 U JP 1981168847U JP 16884781 U JP16884781 U JP 16884781U JP S6313821 Y2 JPS6313821 Y2 JP S6313821Y2
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JP
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frame
gear
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weights
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JP1981168847U
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JPS58108177U (ja
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  • Apparatuses For Generation Of Mechanical Vibrations (AREA)
  • Control Of Multiple Motors (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は発生起振力の調整が容易でかつ騒音の
発生、動力の損失を防止することができる改善さ
れた起振機に関するものである。
起振機は建築構造物の振動試験等における振動
源として利用されるものであるが、一般にこの種
起振機の機能としては、安定した周波数や起振力
の振動を発生させること及び起振力を適宜調整す
ることができること等が必要とされる。ところ
で、従来の電動式起振機、特に第1図に示すよう
に4個の不平衡重錘2,3,4,5の回転によつ
て生ずる慣性力にて振動を生じさせる原理の起振
機1にあつては、前記した機能を満足させるため
に次のような構成が採用されていた。即ち、安定
な周波数、起振力を得るためには各不平衡重錘
2,3,4,5が夫々一定かつ同期した速度で回
転する必要があり、このため、駆動源となる誘導
電動機6,7にて各一方の重錘3,5を回転させ
ると共に、該電動機6,7の回転軸6a,7aに
係合した歯車列8,9により他方の重錘2,4を
一方の重錘3,5と同期的に回転する構成として
いる。この場合、ベルト車手段によると滑り等に
より同期がとれなくなる。また、重錘2,3と
4,5との間の位相差を変化させて発生起振力を
調整するために、前記歯車列8(又は9)に位相
制御用歯車(図示せず)を噛合させ、この位相制
御用歯車を作動することにより重錘2,3を4,
5に対して相対回動させ、位相差を設けるように
しているのである。
ところが前記した従来の起振機1にあつては、
各重錘2,3,4,5間の同期をとるための歯車
列8,9において大なる騒音が生じると共に、動
力の損失が生じ更に該部における温度上昇が著し
い等の不具合が生じている。
また、各重錘2,3,4,5間の同期をとりか
つ位相差を調整するために、前述の如き歯車列を
使用せずに電気的に行なう構成のもの、即ち、基
準側の重錘位相2,3(又は4,5)を基準に
し、他の重錘4,5(又は2,3)の位相を検出
して電気回路手段により電動機(可変速電動機)
を制御する方式のものが提案されているが回路及
び制御方法が煩雑になる等の問題がある。
本考案は上記に鑑みなされたものでその目的と
するところは、不平衡重錘を同期回転させるため
に各重錘を同期電動機にて駆動するようにして歯
車列を省略する一方、各重錘の位相を調整するた
めに同期電動機の固定子側を支持フレームに対し
回動可能に取着し、この回動量を調整し得るよう
に構成することにより、各重錘の同期回転を確実
なものにすると共に、位相調整を容易にしかつ騒
音の低減、動力損失の低減等を図ることができる
起振機を提供することにある。
次に第2図以下に示す実施例により本考案を詳
細に説明する。
第2図A,Bにおいて、11はフレームであ
り、このフレーム11には一対の起振機構成要素
12,13が列設されている。起振機構成要素1
2,13は、夫々軸受14,15によりフレーム
11に回転可能にかつ互に平行に支承された軸1
6,17を有し、この軸16,17には夫々重錘
18,19が取着される。また、起振機構成要素
12,13はフレーム11の一側面に取着された
同期電動機20,21を有し、この同期電動機2
0,21の回転出力軸20a,21aに固着され
たプーリ22,23と、前記軸16,17の上端
に固着されたプーリ24,25とに夫々巻掛けら
れたベルト26,27により、前記軸16,1
7、即ち重錘18,19は同期電動機20,21
により回転されるようになつている。各同期電動
機20,21は互いに異なる回転となるように同
一電源(交流)に接続されており、従つて双方は
同期して回転する。
前記同期電動機20,21の中、一方の電動機
21は固定子側21bがフレーム11に固定的に
取着されているが、他方の電動機20は軸受28
により固定子側20bが軸転方向に回動可能に支
承されている。そして、この同期電動機20の固
定子側20b外周一部には回動手段、即ち比較的
大径の歯車29が一体に取着され、この歯車29
と前記フレーム11に固定されたブレーキ付電動
機30の回転出力軸30aに固着される歯車(ピ
ニオン)31が噛合されている。
この構成の起振機によれば同期電動機20,2
1を同一電源にて駆動すれば、同期電動機20,
21の作用により各重錘18,19は同期回動す
る。従つて、重錘18,19が互に逆方向に回転
しかつ重錘18,19間に位相差α(重錘18,
19を線対称に比較したときの重錘18,19の
相対角度差)が生じていれば、起振機は不平衡重
錘18,19の慣性力差により、第2図AのX方
向及び/又はY方向に安定な周期にて振動するこ
とになる。
位相差αを変化させる場合には同期電動機2
0,21の作動中に電動機30を駆動すると、そ
の回転出力軸30aにより歯車31は回動されて
歯車29を回動し、同期電動機20の固定子側2
0bを軸回り方向にゆつくりと回動する。同期電
動機20はその作動中は固定子側20bと回転子
側20cとが磁気結合状態にあるため、前記固定
子側20bの回動に伴なつて回転子側20c、即
ち回転出力軸20aの回転に多少の進み或いは遅
れが生じ、これがベルト26を介して軸16及び
重錘18に伝えられ、前記位相差αを変化するこ
とができるのである。
以上述べたように、この起振機によれば同期電
動機を用いることにより歯車列による同期機構を
省略することができ、歯車列によつて生じる騒
音、動力損失を防止することができる。同時に、
極めて簡単な構成で重錘間の位相差を変化させる
ことができ、起振力を調整することができるので
ある。
第3図A,Bは他の実施例を示す。この実施例
は基本的な構成は第2図のものと同じであるが位
相変化用の構成に多少の相違がある。従つて、第
2図と同一部分及び相対する部分には同一符号を
付して説明を省略し、相違する部分について説明
する。第3図A,Bから明らかなように、この実
施例では各同期電動機20,21の固定子側20
b,21bが夫々軸受28,28によりフレーム
11に軸転可能に支承される一方、各固定子側2
0b,21bは歯車29,34が一体形成され、
これらの歯車29,34はフレーム11に固定さ
れた電動機30,32の回転出力軸30a,32
aに固着された歯車(ピニオン)31,33に
夫々個別に噛合されているのである。
この構成によれば、電動機30,32のいずれ
を作動しても或いは双方を同時に作動しても位相
差を変化させることができるのである。
第4図A,Bは更に他の実施例を示す。この実
施例においては、各同期電動機20,21の固定
子側20b,21bに一体に形成した歯車29,
34を同一規格に形成すると共に、各歯車29,
34を互に直接噛合させ、中一方の歯車29にの
み電動機35の回転出力軸35aに固着した歯車
(ピニオン)36を噛合させるのである。
かかる構成の起振機によれば、単独でもX方向
の振動を生じさせ起振機としての機能は有する
が、電動機35を作動しても各同期電動機20,
21の固定子側20b,21b、即ち重錘18,
19は互に反対方向に同角度だけ回動するから位
相差の調整とはならない。そこで、この起振機は
他の実施例の1ユニツトとして利用することによ
り、機能を充分に発揮することができる。
即ち、第5図に示すように、前記第4図の実施
例のものを1ユニツトとし、これを2ユニツト対
向配置して1つのフレーム37に一体的に取着し
たのである。仮想線は各ユニツトU1,U2を示す。
この起振機によれば、各ユニツトU1,U2内の重
錘18,19や18′,19′間にあつては位相差
は生じないが、各ユニツトU1,U2間では少なく
とも一方の電動機35(又は35′)を作動し、
歯車29,34(又は29′,34′)を介して同
期電動機20,21(又は20′,21′)を回動
することにより、重錘18,19と18′,1
9′間に位相差を設けかつこれを調整することが
できるのである。そして、この起振機によれば第
5図のX方向に振動が発生することになる。各同
期電動機20,21,20′,21′は同一電源に
より作動されるから各重錘18,19,18′,
19′の回転周期が一致して安定な周波数の振動
が得られ、かつ騒音の発生、動力損失を防止し得
ることは言うまでもない。
尚、位相変化用の回動手段、即ち歯車29,3
4,29′,34′や電動機35,35′及び歯車
36,36′は少なくとも一方のユニツトに設け
られていれば充分である。また、起振機の構成と
しては2ユニツトを1対としたものを複数対設け
るようにしてもよいのである。
第6図は各ユニツトU1,U2を1つのフレーム
に固着することなく夫々別個に用意し、夫々を被
振動体Aに対向配置状態で固定して起振機を構成
した例を示している。例えば第7図に示すように
建築物A′の振動試験を行なう場合には、建築物
A′の屋上面に各ユニツトU1,U2等を対向配置し
かつ固着するのである。この場合にも当然1数対
以上配置することができ、また各起振機において
少なくとも一方のユニツトにのみ位相変化用の手
段が設けられていればよいものである。
このように構成することにより、各ユニツト
U1,U2の重錘18,19と18′,19′の慣性
力は被振動体Aを介して作用し合い、結局被振動
体Aに振動を発生させることになる。各ユニツト
U1,U2における重錘18,19と18′,19′
との間での位相差調整は第5図の場合と全く同様
に簡単に簡単に行なうことができ、また安定した
起振力が得られかつ騒音の発生及び動力の損失を
防止し得ることも同様である。
尚、ユニツトを複数対設ける場合、例えば第8
図に示すように2対設ける場合には、隣設される
ユニツトU1,U2及びU2とU4の各同期電動機の歯
車29,34,29′,34′を図示の如く直接噛
合させ、中1つの歯車に電動機の歯車36,3
6′を噛合させるようにすることができる。
以上の説明から明らかなように本考案の起振機
によれば各不平衡重錘を同期電動機により互いに
反対方向に同期して回転させ得るので、各重錘間
に同期機構を設けずとも各重錘は同期的に回転で
き、安定な周波数の振動が得られると共に、同期
機構としての歯車機構が省略できるので騒音の発
生、動力の損失が防止できる。また、対をなす同
期電動機とこれらにより回転される不平衡重錘の
位相差を調整する電動機等の同一平面内に位置す
るが如く配設したので起振機全体をコンパクトに
することができる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の起振機の1例を示す摸式構成
図、第2図は本考案の起振機を説明するための図
であつてAは平面図、Bは側面図、第3図及び第
4図は他の実施例の説明図で夫々Aは平面図、B
は側面図、第5図は本考案の起振機の更に他の実
施例を示す平面図、第6図は同様に他の実施例の
平面図、第7図は使用状態を示す斜視図、第8図
は他の実施例の平面図である。 11……フレーム、12,13……起振機構成
要素、16,17……軸、18,19……不平衡
重錘、20,21……同期電動機、26,27…
…ベルト、29,34……歯車、30,35……
電動機、31,36……歯車、37……フレー
ム、U1,U2……ユニツト、A……被振動体、X,
Y……振動方向。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. フレームに回転可能に支承される軸に取着され
    た不平衡重錘と、このフレームの一側面に取着さ
    れかつその回転出力軸が巻掛伝達手段により前記
    軸と連結された同期電動機とからなる起振機構成
    要素を前記フレームに一対列設し、前記対をなす
    同期電動機の少なくとも一方の固定子側を前記フ
    レームに対し軸転可能に取着するとともに、この
    軸転可能な固定子の外周に歯車を一体に設け、前
    記フレームに前記歯車と噛合した歯車を回転駆動
    する電動機を固設してなる起振機。
JP1981168847U 1981-11-12 1981-11-12 起振機 Granted JPS58108177U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1981168847U JPS58108177U (ja) 1981-11-12 1981-11-12 起振機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1981168847U JPS58108177U (ja) 1981-11-12 1981-11-12 起振機

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Publication Number Publication Date
JPS58108177U JPS58108177U (ja) 1983-07-23
JPS6313821Y2 true JPS6313821Y2 (ja) 1988-04-19

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ID=30102145

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1981168847U Granted JPS58108177U (ja) 1981-11-12 1981-11-12 起振機

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JPS58108177U (ja) 1983-07-23

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