JPS63137153A - 溶射を利用した複合材料の製造方法 - Google Patents

溶射を利用した複合材料の製造方法

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JPS63137153A
JPS63137153A JP61285808A JP28580886A JPS63137153A JP S63137153 A JPS63137153 A JP S63137153A JP 61285808 A JP61285808 A JP 61285808A JP 28580886 A JP28580886 A JP 28580886A JP S63137153 A JPS63137153 A JP S63137153A
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binder
matrix
jet
bar
composite material
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Application number
JP61285808A
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English (en)
Inventor
Atsuo Tanaka
淳夫 田中
Tadashi Donomoto
堂ノ本 忠
Yoshiki Tsunekawa
好樹 恒川
Masahiro Okumiya
正洋 奥宮
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Publication of JPS63137153A publication Critical patent/JPS63137153A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C23COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
    • C23CCOATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
    • C23C4/00Coating by spraying the coating material in the molten state, e.g. by flame, plasma or electric discharge
    • C23C4/12Coating by spraying the coating material in the molten state, e.g. by flame, plasma or electric discharge characterised by the method of spraying
    • C23C4/129Flame spraying

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
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  • Plasma & Fusion (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Metallurgy (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Coating By Spraying Or Casting (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は溶射を利用した複合材料の製造方法に係る。
従来の技術及び 発明が解決しようとする問題点 溶射、特にプラズマ溶射やガス溶射を利用して複合材料
を製造する方法としては、 ■予め複合材料の線材を形成し、これを溶射する方法(
特開昭60−863号) ■予め複合材料の粉末を形成し、これを溶射する方法(
特開昭60−2660号) ■マトリックス粉末と微細な強化材とを混合し、これを
溶射する方法 が従来より既に知られている。
しかし上述の■の方法に於ては、複合材料の線材をプラ
ズマの如き熱源にて溶融し、溶融状態の複合材料を吹飛
ばさなければならないため、強化材及び溶融マトリック
スを微細な液滴として噴射することが困難であり、その
ため緻密な組織の複合材料を製造することが困難であり
、また空孔の如き欠陥が生じ易いという問題がある。ま
た上述の■の方法に於ては、特に強化材が繊維である場
合には、複合材料を粉末化する過程に於て強化材が剪断
され易く、そのため所望の繊維長の強化材にて複合強化
された複合材料を製造することが困難であるという問題
がある。また上述の■の方法に於ては、マトリックス粉
末と強化材とを混合する過程に於て強化材が剪断され易
く、そのため上述の■の場合と同様の問題が生じ易く、
またマトリックス粉末と強化材との混合が均一に行われ
なければ、製造される複合材料中の強化材の体積率にむ
らが生じ、従って均一な組織の複合材料を製造すること
ができないという問題がある。
更に上述の■〜■の何れの方法に於ても、予め複合材料
の線材等を形成しなければならないため生産性がかなり
低いという問題があり、また製造される複合材料中の強
化材の体積率が予め形成された線材等に於ける強化材の
体積率に限定されるので、予め形成された線材等に於け
る強化材の体積率とは異なる体積率の複合材料を製造す
ることができないという問題があり、更には強化材がマ
トリックスと密着し又は密接した状態にてそれらが高温
に加熱さ′れマトリックスが溶融されるので、マトリッ
クスが反応性の高い金属である場合には、溶射条件によ
っては強化材とマトリックス金属とが反応して強化材が
劣化し、良好な複合材料を製造することが困難であると
いう問題がある。
また上述の■〜■の方法に於ける上述の如き問題を解決
すべく、実開昭56−2955号、特開昭56−129
049号、特開昭57−4261号、実開昭57−55
559号の各公報に記載されたプラズマ溶射ガンに於て
、溶射材としてマトリックスの棒材や粉末を使用し、ガ
ス通路より作動ガス(プラズマ用ガス)と共に強化材を
ノズル内へ導入することが考えられる。
しかしかかる溶射ガンの使用態様に於ては、強化材がプ
ラズマによる非常に高温の領域へ導入されるので、使用
される強化材によってはその分解等による劣化が著しく
、正常な強化材にて複合強化された複合材料を製造する
ことが困難である。
また強化材はそれがプラズマ用ガスにて搬送される状態
にてノズル内へ供給されるので、強化材の流量をプラズ
マ用ガスの流量とは独立して制御することが困難であり
、従って製造される複合材料の強化材の体積率を所望の
値に制御することが困難である。また溶射材が溶融され
ることにより生じた液滴と強化材とを均一に混合するこ
とが困難であるため、均一な組織の複合材料を製造する
ことが困難であり、また強化材がプラズマガスと共に飛
散し易いため、強化材の歩留りが非常に悪いという問題
がある。特に上述の特開昭56−129049号公報及
び実開昭57−55559号公報に記載された溶射ガン
に於ては、マトリックスが粉末に制限されるという問題
がある。
本発明は、従来の溶射を利用した複合材料の製造方法及
び従来の溶射ガンを用いて複合材料を製造する場合に於
ける上述の如き問題に鑑み、強化材の劣化等の問題を生
じることなく、また従来に比して遥かに強化材の歩留り
よく均一な組織及び所望の強化材体積率の複合材料を紙
庫に且能率よく製造することを可能ならしめる溶射を利
用した複合材料の製造方法を提供することを目的として
いる。
問題点を解決するための手段 上述の如き目的は、本発明によれば、高温に加熱される
とバインダとしての機能を失うバインダにて微細な強化
材が互いに結合された棒材を用意し、マトリックスを連
続的に送給しつつこれを溶融し、その融液をガスにて微
細な液滴として吹飛し、前記ガス及び前記液滴をノズル
孔に通して噴流を形成し、前記噴流の主たる流れ方向を
横切る方向にて前記噴流中に連続的に前記棒材を送給す
ることを含む溶射を利用した複合材料の製造方法によっ
て達成される。
発明の作用及び効果 本発明の方法によれば、マトリックスが連続的に溶融さ
れ、その融液がガスにて微細な液滴として吹飛ばされ、
それらのガス及び液滴がノズル孔に通されることにより
噴流が形成され、該噴流の主たる流方向を横切る方向に
て噴流中に微細な強化材を含む棒材が供給されるので、
強化材が過剰に加熱されることが回避され、従って強化
材が過剰に加熱されることに起因する劣化を生じること
なく複合材料を製造することができ、また棒材が噴流の
保有する熱によって加熱されることにより、そのバイン
ダがバインダとしての機能を喪失し、強化材が噴流中に
て分散され溶融マトリックスの液層と良好に混合される
ので、強化材が溶融マトリックスの液滴に衝突する度合
が高く、これにより均一な組織の複合材料を非常に強化
材の歩留りよく製造することができる。
またマトリックスの送給速度とは独立して棒材の送給速
度を制御することにより、マトリックスの溶融量、従っ
て溶融マトリックスの液滴の量とは独立して強化材の供
給量を正確に制御することができるので、任意の所望の
正確な強化材体積率の複合材料を製造することができ、
また溶射の途中に於てもこれらの送給量を容易に変化さ
せることができるので、強化材の体積率が漸次又は段階
的に変化する複合材料を容易に製造することができる。
更に予め複合材料の粉末や強化材とマトリックス粉末と
の混合物を形成することは不要であり、また従来に比し
て強化材の歩留りが大幅に向上するので、強化材の剪断
等の問題を生じることなく低置に且能率よく複合材料を
製造することができ、またマトリックスとして線材及び
粉末の如き任意の形態のマトリックスを使用することが
できる。
本発明の一つの詳細な特徴によれば、バインダはシリカ
(コロイダルシリカ)、アルミナ(コロイタルアルミナ
)の如き金属酸化物系のバインダである。かかるバイン
ダが使用される場合には、棒材の実質的に外周部のみに
於て強化材が部分的にのみ互いに結合された状態になり
、棒材が所定の温度以上に加熱されると溶融してバイン
ダとしての機能を失い、これにより強化材が噴流中にて
分散され、溶融マトリックスの液滴と良好に混合される
本発明の他の一つの詳細な特徴によれば、バインダはマ
トリックスよりも融点の低い金属、例えば鉛、スズ等で
ある。かかるバインダが使用される場合には、棒材がそ
れらの金属の融点以上の温度に加熱されて溶融すること
によりバインダとしての機能を喪失し、これにより強化
材が噴流中にて分散され、溶融マトリックスの液滴と良
好に混合される。またかかるバインダが使用される場合
には、製造される複合材料のマトリックスがこれらの金
属にて合金化される。
本発明の更に他の一つの詳細な特徴によれば、バインダ
は所定の温度以上に加熱されると分解する有機バインダ
、例えば熱硬化性又は熱可塑性樹脂、アルギン酸アンモ
ニウムの如き低分子反応性モノマー、又はのりの如き炭
水化物等である。かかるバインダが使用される場合には
、棒材が所定の温度以上に加熱されることにより、バイ
ンダが分解してその機能を喪失し、これにより強化材が
噴流中にて分散され、溶融マトリックスの液滴と良好に
混合される。尚かかる有機バインダが使用される場合に
は溶融マトリックスの融液を吹飛ばすガスは酸素を含ん
でいることが好ましく、その場合にはバインダは分解す
るだけでなく、酸化されて二酸化炭素の如きガスになる
尚本発明の方法及び溶射ガンに於ける溶射はガス溶射、
プラズマ溶射、アーク溶射の何れであってもよく、また
強化材はホイスカを含む短繊維、粒子、又はそれらの組
合せの何れであってもよく、更にマトリックスは金属、
セラミック及び樹脂の何れであってもよい。
以下に添付の図を参照しつつ、本発明を実施例について
詳細に説明する。
実施例1 第1図はガス溶射に適用された本発明による複合材料の
製造方法の一つの実施例を示す断面図である。図に於て
、10は溶射噴流案内ノズルを示しており、該ノズルは
軸線12に沿って延在する先細末広状のノズル孔14を
有している。ノズル孔14はその途中にのど部16、即
ち最小断面部を有しており、それよりも上流側の部分1
4a及び下流側の部分14bは軸線に沿って延在し互い
に対向する円錐面により郭定されている。上流側部分1
4a及び下流側部分14bはそれぞれ軸線に対しθ1及
びθ2の角度をなしている。
溶射噴流案内ノズル10の上流側部分14a内には軸線
に沿って延在するマトリックス供給ノズル18が配置さ
れており、図示の実施例に於ては、ノズル18はその供
給口18aより溶射噴流案内ノズル内へマトリックスを
構成すべき材料よりなる線材20を軸線に沿って下流側
方向へ連続的に供給するようになっている。また溶射噴
流案内ノズル10の上流側部分14a内には、軸線に沿
って延在する実質的に円筒状のガス供給ノズル22が配
置されている。ノズル22は溶射噴流案内ノズルとマト
リックス供給ノズルとの間にて溶射噴流案内ノズルと同
心に延在しており、ノズル18と共働して軸線の周りに
環状に延在するガス噴出口24を郭定しており、またノ
ズル10と共働してガス噴出口24と同心に環状に延在
するガス噴出口26を郭定している。図には示されてい
ないが、ガス噴出口24はアセチレンの如き可燃性ガス
と酸素との混合ガスを噴出し、ガス噴出口26は圧縮空
気を噴出するようになっている。
溶射噴流案内ノズル10には軸線12に対し互いに直径
方向に対向する位置にて二つの棒材供給ノズル28及び
30が圧入により固定されている。
ノズル28及び30の軸線28a及び30aは軸線12
に対し下流側方向へθ3の角度にて傾斜しており、これ
によりこれらのノズルは軸線12に対し垂直な仮想平面
に対し下流側へ傾斜した方向へ微細な強化材32aがバ
インダにて互いに結合された棒材32を供給するように
なりでいる。またノズル28及び30の開口28b及び
30bの中心はのど部16よりdの距離にて下流側方向
へ隔置されている。尚溶射噴流案内ノズル10、マトリ
ックス供給ノズル18、及びガス供給ノズル22は本体
34により互いに一体に保持されている。
上述の如く構成された溶射装置を用いて行われる本発明
による複合材料の製造方法の一つの実施例に於ては、ま
ずガス噴出口24及び26よりそれぞれ混合ガス及び圧
縮空気を連続的に供給し、混合ガスを点火して燃焼火炎
を発生させ、その状態にてマトリックス供給ノズル及び
棒材供給ノズルよりそれぞれ所定の供給速度にて線及び
棒材を連続的に供給する。この場合線材20は燃焼火炎
の熱によって溶融され、その溶融部20aはのど部16
の近傍若しくはその上流側に形成される。
かくして溶融されたマトリックスは燃焼ガスによって吹
飛ばされることにより微細な液滴36となる。
かくして発生された液滴36を含む溶射噴流38は燃焼
ガス及び圧縮空気がノズル孔14の上流側部分14aに
従って流れることによる慣性により、溶射噴流案内ノズ
ルの先端10aよりも外側の集束点40に於て集束する
態様にて流れる。また強化材供給ノズル28及び30よ
り供給される棒材はかくして集束する態様にて流れる高
温の噴流38内へ導入され、高温に加熱されることによ
りバインダがその機能を喪失し、強化材が噴流中にて分
散されることにより液滴36と良好に混合され、その一
部は液滴に取込まれて溶融マトリックスと強化材とより
なる微粒42が形成される。
かくして生じた液滴、溶融マトリックスと強化材との微
粒、及び強化材は高速度にて被溶射材44に衝突してそ
の表面に堆積し、主として被溶射材の吸熱による急冷に
よって冷却され、これにより被溶射材の表面に強化材に
て複合強化されたマトリックスよりなる層状の複合材料
46を形成する。
次に角度θ1〜θ3及び距離dの最適値について説明す
る。
燃焼火炎の温度は2700°C程度になり、溶射噴流の
温度はガス供給ノズルの噴出口よりの距離の増大につれ
て低下する。−力強化繊維等の分解劣化を防止し、また
溶融マトリックスの液滴が被溶射材に衝突する前に凝固
することを防止するためには、集束点40の温度が80
0〜2000℃程度に維持されることが望ましい。この
条件よりガスノズルの先端より集束点40までの距if
f!Lは40〜105+mm程度であることが好ましい
。角度θ1は上記距離りとガス供給ノズルの直径とによ
り定まるが、ガス供給ノズルの直径は一般に数10mm
程度であるので、集束点40に於ける温度が最適の温度
になり、また良好に集束する溶射噴流を形成するために
は、角度θ1は3〜10″は程度であることが好ましい
また角度θ2が大きすぎると、のど部を通過したガスの
膨張度合が大きくなり、噴流が下流側部分14bより剥
離しやすくなり、そのため強化材が飛散し易くなるので
、角度θ2は25°以下、特に20’以下であることが
好ましい。逆に角度θ2が小さくなると溶射噴流案内ノ
ズルの下流側部分14b内に於けるガスの膨張量が小さ
くなり、溶融マトリックスの液滴と強化材との混合が十
分に行われなくなる。従って角度θ2は3″以上、特に
5″以上であることが好ましい。
また距#1dが大きすぎると強化材を噴流中へ良好に供
給することができなくなるので、距離dは10+nm以
内、特に71!1m以内であることが好ましい。
更に角度θ3が大きすぎると噴流が乱されることにより
溶融マトリックスと強化材との混合が良好には行われな
くなり、逆に角度θ3が小さすぎる場合には強化材を噴
流中へ良好に供給することができなくなる。従って角度
θ3は10〜1200、特に15〜90″であることが
好ましい。
尚強化材供給ノズル28及び30の先端は、図示の実施
例に於てはノズル孔14の下流側部分14bと整合され
ているが、これらのノズルの先端は下流側部分14bよ
り僅かに(1mm程度以下)突出していてもよい。
次に上述の如く構成された溶射ガンを用いて行われた本
発明による複合材料の製造方法の具体例について説明す
る。
まず強化材としての炭化ケイ素ホイスカ(平均繊維径0
,2μ、平均繊維長50μ)とバインダとしてのコロイ
ダルシリカとを混合し、それを圧縮成形し乾燥すること
により、個々の炭化ケイ素ホイスカがシリカにて互いに
結合された構造を有し、ホイスカの見かけの体積率が2
0%でありバインダ含有量が10vt%である直径3■
の2本の棒材を形成した。
次いで角度θl〜θ3をそれそ′れ76.8″、60″
に設定し、距、l1idを3m11に設定し、のど部の
直径を7.2μmに設定し、線材として純アルミニウム
の線材(直径3mm)を使用し、線材及び棒材の送給速
度を共に1. cm/ secに設定し、酸素、アセチ
レン、圧縮空気の流量をそれぞれ71/1n 、 37
 /1n 、 150f/win  (3,5kg/c
シ)に設定し、溶射噴出案内ノズルの先端より被溶射材
までの距離を15On++*に設定して溶射を行ったと
ころ、炭化ケイ素ホイスカの体積率が約13%であり空
孔やホイスカの劣化等の欠陥を有しない均一な組織の複
合材料を約10g/s1nの速度にて能率よく製造する
とかでき、また炭化ケイ素ホイスカの歩留りは約65%
と非常に高い値であることが認められた。
実施例2 第2図はプラズマ溶射に適用された本発明による複合材
料の製造方法の一つの実施例を示す断面図である。図に
於て、50は溶射ガン本体を示しており、該本体は軸線
52に沿って延在するタングステン製の電極(陰極)5
4を含んでいる。電極54はノズル部材56及びエンド
プレート58により郭定され軸線52に沿って延在する
ノズル孔60内に部分的に嵌入している。
ノズル孔60はその一端(上流側端部)にてプレナム6
2と連通しており、図には示されていないプラズマ用ガ
ス供給チューブ、本体50に固定されたニップル64、
ブレナム62を経てノズル孔60内へプラズマ用ガスが
供給されるようになっている。また本体50にはノズル
孔60ののど部及びそれより下流側の末広部にそれぞれ
開口する粉末供給通路66及び68が設けられており、
粉末供給チューブ70及び72)粉末供給通路66及び
68を経てノズル孔内ヘマトリックスの粉末74が供給
されるようになっている。更に本体50内に設けられた
冷却水通路76には冷却水供給チューブ78及び80を
経て冷却水が循環供給され、これにより電極、ノズル部
材等が過剰に昇温することが回避されるようになってい
る。
尚周知の如く、電極54とノズル部材56との間は電気
的に絶縁されており、これらの間に所定の電圧が印加さ
れることにより、プラズマ用ガスと共働してプラズマア
ークを発生し、その熱によって粉末供給通路66及び6
8よりノズル孔6゜内へ供給されるマトリックス粉末7
4が溶融され、その液Ithi82がプラズマガスによ
って吹飛ばされノズル孔より噴出することにより、液滴
82を含む噴流84が形成されるようになっている。
本体50はケーシング86内に収容されており、該ケー
シングには手により把持するためのハンドル88が一体
に形成されている。またケーシング86にはステム90
により棒材送給装置92が固定されている。図示の実施
例に於ては、軸線52の周りに均等に隔置された四つの
棒材送給装置が設けられており、各棒材送給装置はステ
ムの先端に一体に形成され軸線52に沿って延在する円
筒体94により担持されており、軸線52の周りに互い
に90°隔置された位置にて円筒体94と一体に形成さ
れた棒材ガイド96と、該ガイドを経て噴流84内へ実
施例1の棒材と同様の棒材98を送給する一対のローラ
1ooとを含んでおり、ローラ100は図には示されて
いない駆動装置によって駆動されるようになっている。
この棒材送給装置92により噴流84内へ送給される棒
材は噴流によって高温に加熱され、これによりそのバイ
ンダがバインダとしての機能を喪失することにより、強
化材102が噴流中に分散されて液滴82と良好に混合
され、その一部が液滴に衝突してこれに取込まれ、溶融
マトリックスと強化材とよりなる微粒104が形成され
る。これらの液滴、溶融マトリックスと強化材との微粒
、及び強化材は高速度にて被溶射材106に衝突してそ
の表面に堆積し、主として被溶射材の吸熱による急冷に
よって冷却され、これにより被溶射材の表面に強化材に
て複合強化されたマトリックスよりなる層状の複合材料
108を形成する。
尚棒材98の送給方向は軸線52に垂直な仮想平面に対
し噴流84の下流側方向へ5〜60@程度傾斜されてい
ることが好ましく、また棒材送給装置92を支持するス
テム90はその軸線方向長さが可変であり、また、棒材
98の送給方向を調節し得るようになっていることが好
ましい。
次に上述の如く構成された溶射ガンを用いて行われた本
発明による複合材料の製造方法の具体例について説明す
る。
まず上述の実施例1に於て使用された炭化ケイ素ホイス
カと同一の炭化ケイ素ホイスカをバインダとしてのアク
リル樹脂にて結合することにより、ホイスカの見かけの
体積率が15%でありバインダ含有量が10vt%であ
る直径2會1の4本の棒材を形成し、またマトリックス
粉末として平均粒径60μの銅粉末(0,42vt%C
,0,99vt%Cr % 1 、83 wt%N l
 % 0. 27wt%Mo%Q。
66シt%M n 、残部実質的にCu)を用意した。
次いでノズル孔60内へプラズマ用ガスとしてのアルゴ
ンを30Jl/a+inにて供給しっつ溶射ガン本体に
10kW (27V)の電力を供給してプラズマアーク
を発生させ、銅粉末及び棒材の送給速度をそれぞれ15
g/a+in及び3 arm/ seeに設定し、溶射
ガンの先端と被溶射材との間の距離を120a+mに設
定して溶射を行った。
その結果炭化ケイ素ホイスカの体積率が約20%であり
空孔やホイスカの劣化等の欠陥を有しない均一な組織の
複合材料を約15g/arinの速度にて能率よく製造
することができ、また炭化ケイ素ホイスカの歩留りは約
60%と非常に高い値であることが認められた。尚棒材
中に存在していたアクリル樹脂の残滓は複合材料中には
残存しておらず、噴流中にて分解又は燃焼により消失し
たものと考えられる。
実施例3 第3図はアーク溶射に適用された本発明による複合材料
の製造方法の一つの実施例を示す断面図である。図に於
て、120は溶射ガンを示しておリ、該溶射ガンは本体
122と、該本体に固定されたプレート124と、該プ
レートに固定され先細末広状のノズル孔126aををす
る溶射噴流案内ノズル126とを含んでいる。本体12
2には一対のガイド128a及び128bと、一対の電
極130a及び130bと、一対の線材供給ノズル13
2a及び132bとが固定されており、これらは互いに
直線状に配列され且溶射ガンの軸線134に対し同一の
角度にて傾斜している。また本体122には導管136
が固定されており、該導管の一端にはノズル138が固
定されている。
導管136及びガスノズル138は電極130a及び1
30b等の間にて軸線134に沿って延在している。
ガイド128a及び128bにはそれぞれフレキシブル
チューブ140a及び140bが接続されており、図に
は示されていない一対のピンチローラによりチューブ1
40a、ガイド128a。
電極130a、線材ノズル132aを経て溶融部142
ヘマトサツクスよりなる線材144aが連続的に送給さ
れるようになっている。同様に図には示されていない一
対のピンチローラによりチューブ140b、ガイド12
8b、電極130b。
線材ノズル132bを経て溶融部142ヘマトリツクス
よりなる他の一つの線材144bが連続的に送給される
ようになっている。電極130a及び130bは図には
示されていない電源に接続されており、線材144a及
び144bは電極130a及び130bに設けられた溝
内をその壁面に摺接して移動し、これにより対応する電
極より電流を供給され、その先端にて図には示されてい
ないアークを発生し、その熱によって連続的に溶融され
るようになっている。
導管136の他端はフレキシブルチューブ146が接続
されており、該チューブの他端は図には示されていない
圧縮空気供給源に接続されており、これによりガスノズ
ル138より圧縮空気が噴射され、これにより線材14
4a及び144bがアークにより溶融されることにより
生じた融液が微細な液滴148として吹飛ばされ噴流1
50が形成されるようになっている。また第3図に於て
矢印にて示されている如く、圧縮空気が本体122とプ
レート124との間を経てブレナム122aへ流入し、
プレート124に設けられた孔124aを経てノズル孔
126aへ流入することにより噴流150が絞られるよ
うになっている。
噴流案内ノズル126には軸線134に対し互いに直径
方向に対向する位置にて二つの棒材供給ノズル152及
び154が圧入により固定されている。これらのノズル
は軸線134に垂直な仮想平面に対し噴流150の下流
側方向へ傾斜した状態にて設けられており、図には示さ
れていないローラにより送給される実施例1に於て使用
された棒材と同様の棒材156及び158を案内し、こ
れにより噴流150へ供給するようになっている。
噴fi150内へ供給された棒材は噴流によって加熱さ
れることによりそのバインダがバインダとしての機能を
喪失し、これによりそれに含まれる強化材160が噴流
中にて分散されて液a148と良好に混合され、その一
部は液滴に取込まれて溶融マトリックスと強化材とより
なる微粒162が形成される。これらの液滴、溶融マト
リックスと強化材との微粒、及び強化材は高速度にて被
溶射材164に衝突してその表面に堆積し、主として被
溶射材の吸熱による急冷によって冷却され、これにより
被溶射材の表面に強化材にて複合強化されたマトリック
スよりなる複合材料166を形成する。
次に上述の如く構成された溶射ガンを用いて行われた本
発明による複合材料の製造方法の具体例について説明す
る。
まず強化材としての平均繊維径が0.3μであり平均繊
維長が25μであるチタン酸カリウムホイスカを内径3
Ila+のステンレス鋼製のチューブに充填し、加圧含
浸法により個々のホイスカの間に純鉛の溶湯を充填して
冷却し、これにより個々のホイスカが鉛にて結合された
構造を有しホイスカの体積率が約3096である直径3
mmの棒材を形成し、またマトリックスの線材として直
径5)の純アルミニウムよりなる線材を用意した。
次いでこれらの棒材及び線材を溶射ガンにセットし、そ
れらの送給速度をそれぞれ3 kg/ h及び5 kg
/ hに設定し、二つの電極の間に供給される電流及び
電圧をそれぞれ200A及び30Vに設定し、チューブ
146を経てノズル138へ供給される圧縮空気の圧力
を3 、 5 kg/ alに設定し、溶射噴流案内ノ
ズルの先端より被溶射材までの距離を500■に設定し
て溶射を行った。
その結果チタン酸カリウムボイス力の体積率が約10%
であり空孔やホイスカの劣化等の欠陥を有しない均一な
組織の複合材料を約100g/s+inの速度にて能率
よく製造することができ、またチタン酸カリウムホイス
カの歩留りは約55%と非常に高い値であることが認め
られた。尚棒材に含まれていた鉛は形成された複合材料
のマトリックス中に溶込んでおり、これによりマトリッ
クスは鉛含有量が約60wt%のAl−Pb合金となっ
ていた。
尚この実施例に於ては、一対の線材を構成する金属は互
いに異種の金属であってもよい。かかる方法によれば、
一対の線材を構成する金属とは異なる組成の、従ってそ
れらとは異なる種々の性質を有する合金をマトリックス
とする複合材料を製造することができる。またこの場合
一対の線材の直径、送給速度等を調節することによりマ
トリックスを構成する合金の組成を容易に変化させるこ
とができる。
以上に於ては本発明を特定の実施例について詳細に説明
したが、本発明はかかる実施例に限定されるものではな
く、本発明の範囲内にて他の種々の実施例が可能である
ことは当業者にとって明らかであろう。
【図面の簡単な説明】 第1図はガス溶射に適用された本発明による複合材料の
製造方法の一つの実施例を示す断面図、第2図はプラズ
マ溶射に適用された本発明による複合材料の製造方法の
一つの実施例を示す断面図、第3図はアーク溶射に適用
された本発明による複合材料の製造方法の一つの実施例
を示す断面図である。 10・・・溶射噴流案内ノズル、14・・・ノズル孔。 14a・・・上流側部分、14b・・・下流側部分、1
6・・・のど部、18・・・マトリックス供給ノズル、
20・・・線材、22・・・ガス供給ノズル、24.2
6・・・ガス噴出口、28.30・・・棒材供給ノズル
、32・・・棒材、34・・・本体、36・・・溶融マ
トリックスの液滴、38・・・溶射噴流、40・・・集
束点、42・・・溶融マトリックスと強化材とよりなる
微粒、44・・・被溶射材、46・・・複合材料、50
・・・溶射ガン本体。 54・・・電極、56・・・ノズル部材、58・・・エ
ンドプレート、60・・・ノズル孔、62・・・ブレナ
ム、64・・・ニップル、66.68・・・粉末供給通
路、70.72・・・粉末供給チューブ、74・・・マ
トリックス粉末、76・・・冷却水通路、78.80・
・・冷却水供給チューブ、82・・・液滴、84・・・
噴流、86・・・ケーシング、88・・・ハンドル、9
0・・・ステム、92・・・棒材送給装置、94・・・
円筒体、96・・・ガイド、98・・・棒材、100・
・・ローラ、102・・・強化材、104・・・溶融マ
トリックスと強化材とよりなる微粒。 106・・・被溶射材、108・・・複合材料、120
・・・溶射ガン、122・・・本体、124・・・プレ
ート、126・・・溶射噴流案内ノズル、128a、1
28b・・・ガイド、130a、130b−=電極、1
32a。 132b・・・線材ノズル、136・・・導管、138
・・・ノズル、140a、140b・・・フレキシブル
チューブ、142・・・溶融部、144a、144b・
・・線材、146・・・フレキシブルチューブ、148
・・・液滴、150・・・噴流、152.154・・・
棒材供給ノズル、156.158・・・棒材、160・
・・強化材。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)高温に加熱されるとバインダとしての機能を失う
    バインダにて微細な強化材が互いに結合された棒材を用
    意し、マトリックスを連続的に送給しつつこれを溶融し
    、その融液をガスにて微細な液摘として吹飛し、前記ガ
    ス及び前記液滴をノズル孔に通して噴流を形成し、前記
    噴流の主たる流れ方向を横切る方向にて前記噴流中に連
    続的に前記棒材を送給することを含む溶射を利用した複
    合材料の製造方法。 (2)特許請求の範囲第1項の溶射を利用した複合材料
    の製造方法に於て、前記バインダは金属酸化物系のバイ
    ンダであることを特徴とする溶射を利用した複合材料の
    製造方法。(3)特許請求の範囲第1項の溶射を利用し
    た複合材料の製造方法に於て、前記バインダは前記マト
    リックスよりも融点の低い金属であることを特徴とする
    溶射を利用した複合材料の製造方法。 (4)特許請求の範囲第1項の溶射を利用した複合材料
    の製造方法に於て、前記バインダは所定の温度以上に加
    熱されると分解する有機バインダであることを特徴とす
    る溶射を利用した複合材料の製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0570084A3 (en) * 1988-09-20 1994-02-02 Plasma-Technik Ag High-velocity flame spray apparatus and method of forming materials
US5634530A (en) * 1994-09-21 1997-06-03 Nissan Motor Co., Ltd. Lubricating device for power transfer system

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP0570084A3 (en) * 1988-09-20 1994-02-02 Plasma-Technik Ag High-velocity flame spray apparatus and method of forming materials
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