JPS63135303A - イネの登熟向上法 - Google Patents

イネの登熟向上法

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Publication number
JPS63135303A
JPS63135303A JP28122986A JP28122986A JPS63135303A JP S63135303 A JPS63135303 A JP S63135303A JP 28122986 A JP28122986 A JP 28122986A JP 28122986 A JP28122986 A JP 28122986A JP S63135303 A JPS63135303 A JP S63135303A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rice plant
rice
brassinolide
maturity
period
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP28122986A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuichi Hirai
平井 康市
Seiichi Fujii
清一 藤井
Kazuo Honjo
本庄 一雄
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
National Federation of Agricultural Cooperative Associations
Nissan Chemical Corp
Original Assignee
National Federation of Agricultural Cooperative Associations
Nissan Chemical Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by National Federation of Agricultural Cooperative Associations, Nissan Chemical Corp filed Critical National Federation of Agricultural Cooperative Associations
Priority to JP28122986A priority Critical patent/JPS63135303A/ja
Publication of JPS63135303A publication Critical patent/JPS63135303A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分腎] 本発明は、イネの登熟向上法に関するものである。
〔従来の技術および問題点〕
わが国の稲作は2品種改良や栽培法の改善により栽培の
北限は北海道北部にまで拡大され、生産量は1000万
トンを越えるに至った。
しかし、米どころとして知られる東北地方などを中心と
して、大体、平均3年に一度は冷害に見舞われ、そのた
びに稲作農家では多大の被害を受けている。従って、寒
地稲作の安定のためには冷害の克服が最重点の課題であ
る。
冷害は、大きく分けると障害型冷害と遅延型冷害がある
障害型冷害は、特定の比較的短期間(幼穂形成期より受
粉・受精までの時期で、特に花粉母細胞の減数分裂期あ
るいは開花期)に一時的に気温が低温となり、そのため
にイネの生殖器官の一部が障害をうけて、受精ができず
不稔を多発して収穫の減少する場合をいう。
一方、遅延型冷害は、イネの出穂前に比較的長期間、低
温が続く場合、イネの成育が遅れ出穂が遅延し、米粒に
でんぷんが十分に蓄積されないまま秋冷を迎え未登熟粒
が多くなり、いわゆる青立ちの現象が現れる。この青立
ちが軽い場合でも登熟期間が短くなりイネの収穫の減少
および品質の低下することをいう。
従来、上記のような冷害対策としては、耐冷性品種の選
択、出穂時期の調節、リン酸肥料・カリ肥料の調節、潅
排水操作による肥効の調節などが行われてきた。
後記の式(1)で表される本発明化合物(以下。
ブラシノライドという)が耐冷性増強効果を有すること
は公知である。(化学と生物第23巻、第11号、 1
985年参照)しかし、この公知文献には、ブラシノラ
イドが障害型冷害による不稔に対して軽減作用を示すこ
とが開示されているが、遅延型冷害による登熟低下に対
して防止効果を有することは、全く開示されていない。
〔問題点を解決するための手段] 本発明は、イネの開花後に、正常に受粉・受精しその後
の登熟期の積算温度が平年の値を下まわる状況下におい
て。
次式(1) で表される(2α、3α、22R,23R)−テトラハ
イドロキシ−243−メチル−B−ホモ=7−オキサ−
5α−コレスタン−6−オン(以下。
単にブラシノライドという。)の有効量を、イネの頭孔
分化期より出穂期の間に、イネに処理することを特徴と
するイネの登熟向上法に関するものである。
すなわち、遅延型冷害ではイネの出穂時期が遅れるだめ
に、イネの開花後に、正常に受粉・受精しても、その後
の登熟期の日数不足や気温低下により積算温度が平年の
値を下まわる状況となり、イネの収穫の減少または品質
の低下となるので、これを防止するために、ブラシノラ
イドの有効量を。
イネの特定の時期に処理してイネの登熟を向上せしめる
ものである。
本発明において、処理するブラシノライドの製剤は特に
限定されるものではないが、水溶液、粉剤。
粒剤が望ましい。水溶液の濃度としては、 10−6〜
10”ppm、望ましくは10−5〜ippmである。
処理方法としては、水溶液、粉剤ではイネの茎葉に散布
する方法が望ましく2粒剤では土壌に処理し根より吸収
させる方法が望ましい。
ブラシノライドの水溶液は、ブラシノライドを溶解する
溶媒(例えばエタノール、イソプロパツール等)に溶解
し、更に水で希釈して所定濃度にして処理する。
粉剤はジ−クライトPPP (ジークライト工業製のカ
オリナイトとセリサイトからなる鉱物質微粉担体)とブ
ラシノライドをよ(混合粉砕して調製する。
粉剤中のブラシノライドの濃度としては1O−6〜10
102p11望ましくは10−’ 〜lppmである。
粒剤はクレー、ベントナイトタルク、珪藻土などの鉱物
質担体を用いブラシノライドと均一に混合粉砕して少量
の水を加え撹拌混合混和し、押し出し式造粒機で造粒し
、乾燥して粒剤とする。
粒剤中のブラシノライドの濃度としてはlo−6〜11
02pp+望ましくは10−’ 〜10ppmである。
遅延型冷害におけるブラシノライドの登熟向上の効果は
、北海道、東北地方、山間地などの登熟期間に低温に遭
遇する可能性の高い地域においては極めて有効に発揮し
うる。
以下、実施例を挙げてさらに詳細に説明するが。
本発明はこれらによって限定されるものではない。
実施例1 ポット植え(115000アールのポットに1株1本で
2株植えたもの)した水稲(品種:フジミノリ)を用い
て、以下の方法で試験を行った。
ブラシノライドの処理濃度は、lppmおよびo、ot
pρmであり、小型噴霧器を用いて、1株当たり、 1
0mICブラシノライド水溶液を茎葉に均一に散布した
散布時期は2M花分化期(7月15日)、減数分裂期(
7月27日)または出穂期(8月10日)のそれぞれC
時期に行って比較した。
積算温度が平年の値を下まわる状況下における条(牛と
して、出穂M(8月10日)後の8月13日より8月2
8日までの15日間を低温条件とし、その後は。
戸外の自然条件で登熟させた。
上記の低温条件は、自然光の環境制御室を用い。
設定温度は昼間(6〜18時)は21°C1夜間(18
〜6時)はエフ°Cとした。
収穫は9月27日に行った。
この収穫時期に、イネの登熟粒、未登熟粒および不稔粒
を調査した。
結果を第1表に示す。
第1表 第1表の結果から明らかなように、イネの頭孔分化期よ
り出穂期の間のいずれの時期においてもブラシノライド
(処理濃度lppmおよび0.01ppm)処理によっ
て、明らかに登熟が向上し、収量も増加している。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)イネの開花後に、正常に受粉・受精し、その後の
    登熟期の積算温度が平年の値を下回る状況下において、
    次式( I ): ▲数式、化学式、表等があります▼ ( I ) で表される(2α、3α、22R、23R)−テトラハ
    イドロキシ−24S−メチル−B−ホモ−7−オキサ−
    5α−コレスタン−6−オンの有効量を、イネの穎花分
    化期より出穂期の間に、イネに処理することを特徴とす
    るイネの登熟向上法。
JP28122986A 1986-11-26 1986-11-26 イネの登熟向上法 Pending JPS63135303A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105594720A (zh) * 2015-12-18 2016-05-25 广东中迅农科股份有限公司 含有吡唑醚菌酯和芸苔素内酯的农药组合物
CN111226992A (zh) * 2020-04-14 2020-06-05 江西鑫邦科技有限责任公司 一种含有芸苔素内酯类化合物与植物精油的组合物提高植物吸收利用率的方法
CN113692804A (zh) * 2021-10-08 2021-11-26 江苏千重浪农业科技发展有限公司 一种优质高产抗病水稻品种的育种方法

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