JPS63134836A - 圧電素子駆動装置 - Google Patents

圧電素子駆動装置

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JPS63134836A
JPS63134836A JP61282377A JP28237786A JPS63134836A JP S63134836 A JPS63134836 A JP S63134836A JP 61282377 A JP61282377 A JP 61282377A JP 28237786 A JP28237786 A JP 28237786A JP S63134836 A JPS63134836 A JP S63134836A
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charging
fuel injection
fuel
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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 尺皿Ω旦灼 [産業上の利用分野] 本発明は、圧電素子への電荷の充電、放電を行なう事に
より圧電素子を駆動制御する圧電素子駆動装置に関する
[従来の技術] 近年、圧電素子は、その伸長作用の高い応答性に着目し
、アクチュエータとして、高速応答性が要求される分野
で広く用いられている。こうした分野の一例としては、
内燃は関の高速回転に応じて応答性良く燃料噴射を行な
う燃料噴射装置を挙げることができ、燃料噴射弁に圧電
素子を応用した燃料噴射弁駆動装置が既に提案されてい
る。この種の燃料噴射弁駆動装置は、内燃機関の運転状
態を検出する運転状態検出手段と圧電素子を駆動する圧
電素子駆動回路とを備え、上記運転状態検出手段で検出
した運転状態から燃料噴射時および燃料噴射終了時を算
出し、燃料噴射時には、圧電素子駆動回路にて圧電素子
への充電を行ない、これを伸長させ、直接もしくは間接
的に弁体を開弁方向にリフトして開弁を行ない、他方、
燃料噴射終了時には、圧電素子駆動回路にて圧電素子の
電荷を取り去ってこれを短縮させ、弁体の開弁方向への
付勢をなくし、閉弁を行なうよう構成されている。
こうした燃料噴射弁駆動装置に用いられる圧電素子駆動
回路は、種々なる回路構成のものが提案されており、例
えば米国自動車技術会予稿集800502号(SAE、
Technical  Paper  5eries)
に示すものがある。この圧電素子駆動回路は、第14図
の電気回路図に示すように、電源回路900と、この電
源回路900と並列に接続されて、電源回路900より
供給された電荷を貯える直列接続の第1コンデンサ90
2および第2コンデンサ904とを備えている。
そして圧電素子906と両コンデンサ902,904と
の間で、圧電素子906のキャパシタンスと共に直列共
振回路を形成する第1コイル908と、該直列共振回路
を開閉する第1ザイリスタ910とを備えるよう構成し
、この第1サイリスタ910を閉成した時、瞬時に第1
コンデンサ902および第2コンデンサ904に貯えら
れた電荷を圧電素子906に移している。他方、上記直
列共振回路とは別に、圧電素子906と第2コンデンサ
904との間に、該コンデンサ904と共に直列共振回
路を形成する第2コイル912と、該直列共振回路を開
・閉する第2サイリスタ914とを備えるよう構成し、
この第2サイリスタ914を閉成した時、瞬時に圧電素
子906に貯えられた電荷を第2コンデンサ904に移
している。
即ち、上記圧電素子駆動回路を用いた燃料噴射弁駆動装
置は、算出した燃料噴射時に第1サイリスタ910を閉
成し、他方、燃料噴射終了時に第2゛サイリスタ912
を閉成して、燃料噴射弁を駆動している。
一方、特公昭47−51484号に示される「内燃は関
の電気膨張モジュールを制御するための改良された装置
」の発明等に示されるように、上記直列共振回路に用い
られるコイルを所謂可変インダクタンスにするといった
提案等も為されている。
[発明が解決しようとする問題点] しかしながら、上記米国自動車技術会予稿集80050
2号に示される提案においては、第1サイリスタ910
および第2サイリスタ912の開閉時を変えることによ
り圧電素子906の充放電タイミング、即ち燃料噴射弁
の開閉タイミングを制御することができるが、圧電素子
906の単位時間当りの充電口(以下充電率と呼ぶ)、
および圧電素子の単位時間当りの放電母(以下放電率と
呼ぶ)は、第1コイル908および第2コイル912の
インダクタンス等により一義的に定められ、変更するこ
とができない。このため、この圧電素子駆動回路を用い
た燃料噴射弁駆動装置は、燃料噴射弁の弁体の単位時間
当りのリフト量、即ち単位時間当りの燃料噴射量(以下
燃料噴射率と呼ぶ)を内燃機関の運転状態に応じて制御
することができないという問題点を有していた。
一方、上記特公昭47−51484号の発明に示される
ような可変コイル(可変インダクタンス)を用いたもの
においても以下のような問題が考えられた。
(a>  可変コイルを用いることにより圧電素子への
充電口を変えることはできるが、このとき第15図のグ
ラフに示すように充電時間も共に一義的に変化してしま
う。これは、コイルとコンデンーリ゛とを用いた回路に
おいては、充電口および充電時間も共にコイルのインダ
クタンス等により決定されることに起因する。このため
時間に対する充電量、即ち、充電率は一律に決まってし
まい、この結果、この装置を燃料噴射弁駆動装置として
用いた場合には、燃利噴則率も一律に決まってしまうと
いった問題があった。
(b)  また、可変コイルのインダクタンスを変更す
るには鉄心の位置を移動させたり、あるいはコイルの引
き出し口を切り替えて巻数を変更するといった操作が必
要とされるが、切り替え動作°の応答性が悪いといった
問題や緻密性に欠けるといった問題が考えられた。これ
は、例え、高速に可変コイルのインダクタンスを変更で
きるにう構成したとしても、コイルとコンデンサの応答
速度(過渡現象の速度)等の問題も精度の面で考えられ
た。
本発明の圧電素子駆動装置は、充電時間と充電量とを各
々独立に制御できるようにし上記問題点を解決するもの
であり、以下の如く構成されている。
及班至璽濾 [問題点を解決するための手段] 本発明の圧電素子駆動装置は、第1図にその基本構成を
例示する如く、 機器のアクチュエータとして用いられる圧電素子(Ml
)と、 該圧電素子(Ml)の充電をスイッチング素子を用いて
行なう充電回路(M2)と、 上記圧電素子(Ml)の放電をスイッチング素子を用い
て行なう放電回路(M3)と、を備えて圧電素子(Ml
)を駆動制御する圧電素子駆動装置において、 上記機器の運転状態に応じた頻度および/または幅のパ
ルスを出力するパルス発生回路(M4)と、 該パルス発生回路(M4)の出力するパルスにより上記
充電回路(M2)のスイッチング素子および/または上
記放電回路(M3)のスイッチング素子を駆動するスイ
ッチング素子駆動回路(M5)と、 を備えて構成されている。
ここで、パルス発生回路(M4)とは、機器の運転状態
に応じた幀度および/または幅のパルスを出力するもの
であればよく、は器の運転状態を各種センサ等を用いて
検出し該検出された運転状態に応じたllL度および/
またはデユーティ比のパルスを所謂周波数分割器等を用
いて出力するよう構成すること等が考えられる。尚、は
器の運転状態とは、本発明を用いる機器の運転状態のこ
とであって、例えば本発明を内燃機関に用いた場合には
内燃機関の回転速度やアクセル開度あるいは冷却水温等
のことである。
スイッチング素子駆動回路(M5)とは、パルス発生回
路(M4)の出力するパルスにより充電回路(M2)の
スイッチング素子および/または放電回路(M3)のス
イッチング素子を駆動するものであればよく、両方のス
イッチング素子を制御駆動するよう構成してもよいし、
あるいは一方だけを制御駆動するよう構成してもよい。
尚、一方だけのスイッチング素子を制御駆動するよう構
成した場合には、他のスイッチング素子は単に所定のタ
イミングで所定時間オン動作等するよう構成されるのは
もちろんのことである。
[作用] 上記構成を有する本発明の圧電素子駆動装置は次の如く
作用する。
本発明の圧電素子駆動装置は、 機器の運転状態に応じた頻度および/または幅のパルス
をパルス発生回路(M4)が出力し、該出力されたパル
スにより充電回路(M2)のスイッチング素子および/
または放電回路(M3)のスイッチング素子をスイッチ
ング素子駆動回路(M5)により駆動してアクチュエー
タとしての圧電素子(Ml)を駆動制御するよう働く。
[実施例] 以上説明した本発明の構成を一層明らかにする為に、本
発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第2図は本発明の一実施例としての圧電素子駆動装置を
示す構成図、第3図は本実施例の圧電素子駆動装置を採
用して構成した4気筒デイーゼルエンジンの概略構成図
、第4図(イ)は本実施例に用いられた燃料噴射弁の構
造を示す断面図、第4図(ロ)は上記燃料噴射弁の油圧
ピストン部の構造を示す拡大断面図でおる。
第3図に示すように、1はディーゼルエンジンで、ディ
ーゼル各気筒毎に燃焼室への直噴を行なう燃料噴射弁8
が設けられている。このディーゼルエンジン1への吸気
は過給機Tより吸気マニホールド9を介して行なわれる
燃料噴射弁8は燃料供給管10を介して各気筒に共通の
燃料蓄圧管11に連結される。燃料蓄圧管11はその内
部に容積一定の蓄圧室12を有し、この蓄圧室12内の
燃料が燃料供給管10を介して燃料噴射弁8に供給され
る。一方、蓄圧室12は燃料供給管13を介して吐出圧
制御可能な燃料供給ポンプ14の吐出口に連結される。
燃料供給ポンプ14の吸込口は燃料ポンプ15の吐出口
に連結され、この燃料ポンプ15の吸込口は燃料リザー
バタンク16に連結される。また、各燃料噴射弁8は燃
料返戻導管17を介して燃料リザーバタンク16に連結
される。燃料ポンプ15は燃料リザーバタンク16内の
燃料を燃料供給ポンプ14内に送り込むために設けられ
ており、燃料ポンプ15がなくても燃料供給ポンプ14
内に燃料を吸込むことが可能な場合には燃料ポンプ15
を特に設ける必要はない。これに対して燃料供給ポンプ
14は高圧の燃料を吐出するために設けられており、燃
料供給ポンプ14から吐出された高圧の燃料は蓄圧室1
2内に蓄積される。この圧力をレール圧とも呼ぶ。
また、ディーゼルエンジン1には、エンジン1の運転状
態を検出するために、2つのクランク角センサ21,2
2、冷却水温センサ24、過給圧センサ26および燃料
圧センサ28等が設けられている。電子制御装置30は
、上記各センサの出力およびアクセルペダル32の出力
に基づいて、圧電素子駆動回路40およびポンプ駆動装
置45を介して、ディーゼルエンジン1の燃料噴射量お
よび燃料噴射時期を制御し、ディーゼルエンジン1の出
力を制御するが、電子制御装置30の構成およびこれが
行なう処理については後述する。尚、ここで電子制御装
置30と圧電素子駆動回路40とを合わせて圧電素子駆
動装置と呼ぶ。
次に燃料噴射弁8の構造について説明する。燃料噴射弁
8は、第4図(イ)に示すように、燃料流入口48を組
み付けた燃料噴射弁本体50、この燃料噴射弁本体50
にノズルホルダ51によりスペーサ52を介して固定さ
れるノズル53および圧電素子を用いたアクチュエータ
54等を備えている。燃料噴射弁本体50、スペーサ5
2、ノズル53内には互いに直列に配置された制御ロッ
ド56、加圧ピン57およびニードル58が摺動可能に
挿入される。制御ロッド56の上方には燃料室59が形
成され、この燃料室59は流入口48および燃料供給管
10を介して蓄圧室12(第3図)に連結される。従っ
て燃料室59内には蓄圧室12内の燃料圧が加わってお
り、燃料室59内の燃料圧が制御ロッド56の上面に作
用する。
ニードル58は円錐状をなす受圧面60を有し、この受
圧面60の周りにニードル加圧室61が形成される。ニ
ードル加圧室61は一方では燃料通路62を介して燃料
室59に連°結され、他方ではニードル58の周りに形
成された環状の燃料通路63を介して、ノズル孔53a
の先端に形成されたノズル孔53aに連結される。燃料
噴射弁本体50内に加圧ピン57を下方に向けて付勢す
る付勢ばね64が挿入され、ニードル58はこの付勢ば
ね64によっても下方に押圧される。制御ロッド56は
その中間部に円錐状をなす受圧面65を有し、この受圧
面65の周りに制御ロッド加圧室66が形成される。制
御ロッド加圧室66は燃料噴射弁本体50内に形成され
たシリンダ67内に連通せしめられ、このシリンダ67
内には油圧ピストン68が摺動可能に挿入される。この
油圧ピストン68にはOリング69が取付けられている
次に、制御ロッド加圧室66を介して制御ロッド56を
駆動するアクチユエータ54の構造について説明する。
このアクチュエータ54は燃料噴射弁本体50に固締さ
れたケーシング71と、油圧ピストン68およびケーシ
ング71間に挿入された圧電素子72からなる。この圧
電素子72は薄板状の圧電素子を多数枚積層した積層構
造をなしており、この圧電素子72に電圧を印加すると
圧電素子72は電歪効果によって長手方向の歪を生ずる
、即ち長手方向に伸びる。電圧の印加を停止すれば圧電
素子72はただちに縮む。また油圧ピストン68と燃料
噴射弁本体50間には皿ばね73が挿入され、この皿ば
ね73のばね力によって油圧ピストン68は圧電素子7
2に向けて押圧される。第4図(ロ)に示すように油圧
ピストン68内には燃料通路74が形成され、この燃料
通路74内には逆止弁75が挿入される。ケーシング7
1と圧電素子72との門には圧電素子72を冷却するた
めに図示しない装置によって燃料が循環せしめられ、制
御ロッド加圧室66内の燃料、即ち制御油が漏洩すると
ケーシング71内の燃料が燃料通路74および逆止弁7
5を介して制御ロッド加圧室66内に補給される。
制御ロッド加圧室66内の燃料、即ち制御油が加圧され
ていない場合にはニードル58には制御ロッド56の上
面に作用する下向きの力と、圧縮ばね64による下向き
の力と、ニードル58の受圧面60に作用する上向きの
力が加わる。このとき下向きの力の総和が上向きの力よ
りも若干大きくなるように制御ロッド56の径、圧縮ば
ね64のばね力およびニードル58の受圧面60の面積
が設定されている。従って通常ニードル58には下向き
の力が作用しており、斯くして通常ニードル58はノズ
ル孔53aを閉鎖している。次いで圧電素子72に電圧
が印加されると圧電素子72が伸びるために油圧ピスト
ン68が左方に移動し、その結果制御ロッド加圧室66
内の制御油圧が上昇する。このとき制御ロッド56の受
圧面65に上向きの力が作用するために制御ロッド56
が上昇し、斯くしてニードル58が上昇するためにノズ
ル孔53aから燃料が噴射される。一方、圧電素子72
への電圧の印加が停止せしめられると圧電素子72は縮
み、その結果制御ロッド加圧室66内の制御油圧が低下
するために1iII御ロツド56およびニードル58が
下降して燃料噴射が停止せしめられる。
次に本実施例における圧電素子駆動装置、即ち、電子制
御装@30と圧電素子駆動回路4oとの構成およびその
働きについて説明する。電子制御装置30は、第5図に
示すように、周知のCPtJ 110、ROM111.
RAM112を中心に、タイマ115.外部入出力回路
116、圧電素子駆動回路40への出力を行なうパルス
出力回路117、圧電素子駆動回路40からの入力を行
なうパル゛ス入力回路118等をバス119によって相
互に接続した論理演算回路として構成されている。
外部入出力回路116には既述したクランク角センサ2
1,22、冷却水温センサ24.過給圧センサ26.燃
料圧センサ28およびアクセルセンサ34が接続されて
おり、CPU110はこの外部入出力回路116を介し
て、クランク角(従ってディーゼルエンジン1の回転速
度)および気筒判別信号、冷却水温、過給圧、レール圧
およびアクセル開度等のディーゼルエンジン1の運転状
態を読み込むことができる。更に、この外部入出力回路
116は、図示しないが、燃料供給ポンプ14を駆動す
るポンプ駆動装置45等に接続されている。尚、燃料供
給ポンプ14の制御については本発明の要旨には直接関
係しないので、ここではレール圧Pはディーゼルエンジ
ン1の回転速度に比例して制御されるものとして、説明
は省略する。
また、パルス出力回路117およびパルス入力回路11
8は、圧電素子駆動回路40の各々の接続端子T1.T
2.T3.T4.T5およびT6゜T7と接続されてい
る。このパルス出力回路117からは、上記各種センサ
から入力されるディーゼルエンジン1の運転状態および
接続端子T6゜T7を介して圧電素子駆動回路40から
入力される各信号に基づいた各種信号が接続端子T1.
T2、T3.T4.T5に出力されるが、これらについ
ては後に詳しく説明する。
一方、圧電素子駆動回路40は、第2図に示すように、
アクチュエータ54内の圧電素子72の充電を行なう充
電回路130、圧電素子72の放電を行なう放電回路1
40、電子制御装置30と共に所定のパルスを出力する
パルス出力回路150、圧電素子72の充電停止タイミ
ングおよび放電停止タイミングを検出する判定回路16
0、等から構成されている。ここで、電子制御装置30
とパルス出力回路150とは、パルス発生回路およびス
イッチング素子駆動回路として働く。
充電回路130は、電源としてのバッテリ131、パル
ス出力回路150の出力に従ってスイッチング動作を行
なうトランジスタ132.  トランジスタ132がオ
ン状態となった時に圧電素子72への突入電流を抑止す
るコイル133、トランジスタ132がオフ状態となっ
た時にコイル133による逆起電力を吸収するための抵
抗器134およびダイオード135、等から構成されて
いる。
これにより、トランジスタ132がオン状態となった時
には、圧電素子72はバッテリ131より電源を供給さ
れ充電される。
放電回路140は、パルス出力回路150の出力に従っ
てスイッチング動作を行なうトランジスタ141、突入
電流を抑止するコイル142、逆起電力を吸収するため
の抵抗器143およびダイオード144、等から構成さ
れている。これにより、トランジスタ141がオン状態
となった時には、充電された圧電素子72は放電を行な
う。
パルス出力回路150は、所定頻度のパルス信号(矩形
波)PVl(本実施例ではIMHz)を出力するパルス
発振器151、パルス発振器151の出力するパルス信
号PV1をECU3Oが接続端子T2およびT4を介し
て各々出力する分周信号PV2およびPV3に従って各
々分周するカウンタ152,153、カウンタ152,
153の出力する分周された各々のパルス信号PV4お
よびPV5とECU3Oが接続端子T1およびT3を介
して各々出力する同期信号PV6およびPVlと各々論
理積をとる論理積回路154,155、論理積回路15
4および155が各々出力するパルス信号PV8および
PV9に従って充電回路130のトランジスタ132お
よび放電回路140のトランジスタ141を各々オン・
オフ駆動するトリガ回路156,157、等から構成さ
れている。
判定回路160は、圧電素子72の有する端子電圧Vを
1/100に分圧する抵抗器161,162.1/10
0に分圧された端子電圧V(以下、分圧電圧Voと呼ぶ
)とグランドレベルとの比較を行なう比較器163、分
圧電圧Oの電圧をデジタル値に変換する所謂A/Dコン
バータ164、該A、/Dコンバータ164の出力とE
CU3Oが接続端子T5を介して出力する設定電圧Sと
の比較を行なう比較器165、等から構成されている。
尚、上記比較器163および165の出力側は、各々接
続端子T6およびT7を介して電子制御vL置30のパ
ルス入力回路118に接続されている。
次に、本実施例の圧電素子駆動装置の作用を、第6図に
示すフローチャートおよび第7図、第8図に示すタイミ
ングチャートに従って説明する。
第6図に示すフローチャートは、電子制御装置30によ
り種々行なわれる処理の内、圧電素子72の駆動制御に
関する処理のみを表わしたものである。
電子制御装置30は、図示しないイグニッションスイッ
チがオンされると動作を開始し、まず、ステップ200
では所謂初期化の処理を行なう。
ここでは、CPUll0の内部レジスタのクリアフラグ
等の初期設定を行なう。
続くステップ210では、外部入出力回路116を介し
て、各センサよりディーゼルエンジン1の回転速度、ア
クセル間度、冷却水温、過給圧及びレール圧等の運転状
態を読み込む処理が行なわれる。続くステップ220で
は、上記読み込んだ回転速度、アクセル開度、及びレー
ル圧を用いて、アクセル開度を基本とした燃料噴射率Q
t ・燃料噴射量τをマツプ等より算出する処理が行な
われる。
続いて、算出された燃料噴射率Qt ・燃料噴IiJ但
τに基づいてカウンタ152.カウンタ153に出力さ
れる分周信号PV2.PV3を各々セットする処理が行
なわれる(ステップ230)。この分周信号PV2.P
V3は各々分周比を指示する信号である。本実施例では
、カウンタ152゜153から各々出力されるパルス信
号PV4.P■5は、上記分周信号PV2.PV3によ
り各々パルス発振器151から出力されるパルス信@P
■1を各々2分周した信号とされている[第7図(イ)
タイミングチャート パルス信号PVI。
PV4、第8図タイミングチャート パルス信号PV1
.  P 5コ 。
ステップ240では、充電終了時の圧電素子72の端子
電圧Vを決める処理が行なわれる。即ち、A/Dコンバ
ータ164を介して比較器165のプラス入力側に入力
される分圧電圧VOと比較される設定電圧Svが決定さ
れる。
続くステップ250では、検出された運転状態(ステッ
プ210)に基づいて燃料噴射時期が決定され、このス
テップ240において決定された燃料噴射時期に従い圧
電素子72の充電開始時期。
放電開始時期をタイマ115にセットする処理を行なう
(ステップ260)。この結果、タイマ115は自走を
開始し、充電開始時期および放電開始時期になると割込
信号をCPU110に出力する。
上記タイマ115の出力する割込信号や接続端子T6.
T7を介して入力される信号等に従いCPU110は圧
電素子を駆動制御する(ステップ270)。このステッ
プ270において行なわれる圧電素子駆動の処理を、(
i)充電時、(ii)放電時、の場合に分けて説明する
(i)  充電時 上述したステップ260においてタイマ115にセット
された充電開始時期になると、CP tJ 110は接
続端子T1を介してハイレベルの同期信号PV6を論理
積回路154の入力の一方に出力する[第7図(イ)タ
イミングチャー1ヘ  同期信号PV6]。この論理積
回路の入力の他方には、上述したパルス信号PV4がカ
ウンタ152から出力されている。これにより、論理積
回路154は、同期信号PV6がハイレベルの時にパル
ス信号PV4を出力する[第7図(イ)タイミングチャ
ート パルス信号P8]。l・リガ回路156は、論理
積回路154から出力されるパルス信号PV8を受けて
充電回路130のトランジスタ132をオン・オフ駆動
する。この結果、圧電素子72には、パルス信号PV8
がハイレベルのとき突入電流PV10が流れる[第7図
(イ)タイミングチャート 突入電流P10]。この突
入電流PV10により圧電素子72の端子電圧Vは階段
状に増加、即ち突入電流PV10が流れ込む毎に充電a
は増加しその端子電圧Vは突入電流Pv10を積分した
形で増加する。突入電流PV10が流れ込む毎に階段状
に増加する端子電圧Vの分圧電圧Voが設定電圧Sv以
上になると、比較器165から出力される充電停止信号
SP1はハイレベルとなる[第7図(イ)タイミングチ
ャート充電停止信号SPI ]。CPU110は、この
ハイレベルの充電停止信号SPIを受けて、上記同期信
号PV6をロウレベルとする[第7図(イ)タイミング
チャート 同期信号PV6]。この結果、圧電素子72
の充電は停止され、その端子電圧Vは一定値(100X
分圧電圧Vo)とされる[第7図(イ)タイミングチャ
ート 端子電圧V]。
(ii)  放電時 タイマ115にセットされた放電開始時期になると、C
PLJ 110は接続端子T3を介してハイレベルの同
期信号PV7を論理積回路155の入力の一方に出力す
る[第8図タイミングチャート同期信号PV7]。この
論理積1回路155の入力の他方には、上述したパルス
信号PV5がカウンタ153から出力されている。これ
により、論理積回路155は、同期信号PV7がハイレ
ベルのときにパルス信号PV5を出力づる[第8図タイ
ミングチャート パルス信号PV9]。トリガ回路15
7は、論理積回路155から出力されるパルス信号PV
9を受けて放電回路140の1〜ランジスタ141をオ
ン・オフ駆動する。この結果、圧電素子72には、充電
時とは逆の方向の突入電流PV11が流れる[第8図タ
イミングチャート 突入電流PV11]。この突入電流
PV11により圧電素子72の端子電圧Vは階段状に減
少、即ち突入電流P11が流れる毎に圧電素子゛72の
充電岳は減少しく放電状態)その端子電圧■は突入電流
P11を積分した形で減少する。
突入電流PV11が流れる毎に階段状に減少する端子電
圧Vの分圧電圧vOがグランドレベルになると、比較器
163から出力される放電停止信号SP2はハイレベル
となる[第8図タイミングチャート 放電停止信号SP
2]。0−pu1’+oは、このハイレベルの放電停止
信号SP2を受けて、上記同期信号PV7をロウレベル
とする[第8図タイミングチャート 同期信号PV7]
。この結果、圧電素子72の放電は停止され、その端子
電圧Vはグラ、ンドレベルとされる[第8図タイミング
チャート 端子電圧Vコ。
上述した(i)充電時、(ii)放電時、で説明した如
く、圧電素子72の端子電圧V、換言すれば圧電素子7
2の伸縮量はカウンタ152,153から各々出力され
るパルス信号PV4.PV5のパルス数に従って漸増又
は漸減する。ここで、第9図に示すグラフは、単位時間
におけるパルス数Nl)を変化させた場合の圧電素子7
2の充電時間tと充電量Qとの関係を示している。この
グラフからも分かるように、パルス数を変化させること
により充電率(充電1/充電時間t)を任意に変えるこ
とができる。尚、第7図(ロ)に示すタイミングチャー
トは、充電時においてパルス発S器151から出力され
るパルス信号PV1を3分周したときの各部の出力信号
を示すタイミングチャートである。このタイミングチャ
ートに示されるように、圧電素子72の端子電圧Vは、
パルス信@PV1を2分周したときに比してゆっくりと
漸増している。
以上、詳細に説明した本実施例の圧電素子駆動装置によ
ると、圧電素子72の充電率をカウンタ152又は15
3から出力されるパルス数を変えることにより任意に選
択できるという優れた効果を有する。また、充電・放電
の状態を1μsec程度の分解能で制御できる。これに
より、充電又は放電中にパルス数を変化させ、圧電素子
72の変位スピードを制御し圧電素子72の所謂ジセン
ピングを防止することができるという優れた効果を有す
ると共に、燃料噴射率(即ち、圧電素子72の伸縮量〉
を格段に緻密かつ精度よく制御することができるという
優れた効果も奏する。この結果、本実施例においては、
ディーゼルエンジン1の運転状態に基づいて好適に燃料
噴射弁8を駆動制御することができ、例えばアイドル時
等の低速負荷時におけるエンジン1の振動および騒音を
防止することができると共に高負荷時等においてはエン
ジン1の燃焼効率を良好なものとし燃費およびドライバ
ビリティを一層向上させることができるといった効果を
有する。
次に本発明の圧電素子駆動装置の第2実施例を第10図
を用いて説明する。
第2実施例の圧電素子駆動装置は、第2図に示した圧電
素子駆動装置の判定回路’160を用いなく、論理積回
路154,155の代わりに各々カウンタ300,30
1を使用し、更にパルス発振器151とカウンタ152
および153との間にパルス幅補正回路302を挿入し
たものである。
また、圧電素子駆動装置の電子制御袋・置330は、第
11図に示すように、第5図に示した電子制御装置30
のパルス入力回路118を用いなく、パルス出力回路1
17は接続端子T5を介してパルス幅(デユーティ比)
補正回路302と接続した構成としたものである。ここ
で、第2実施例の圧電素子駆動装置も第1実施例と同様
第3図に示したディーゼルエンジン1に用いられるもの
とする。
尚、第2実施例の圧電素子駆動装置の各部の名称・機能
は、第1実施例の圧電素子駆動装置に付した同じ符号の
ものと同様とする。
第2実施例の電子制御装置330が行なう「圧電素子駆
動処理」を表わしたものが第12図に示したフローチャ
ートである。ここで、第12図に示した「圧電素子駆動
処理」と第1実施例としての第5図に示した「圧電素子
駆動処理」と同じ番号の処理は同様の処理を行なうもの
とする。
第2実施例の圧電素子駆動装置は、第1実施例と同様な
作用・効果を有するが、圧電素子72の充電停止タイミ
ングおよび放電停止タイミングはカウンタ300および
301に各々設定されたカウント数によって定められる
。即ち、第12図に示した「圧電素子駆動処理」のステ
ップ500において設定された数だけのパルス信号を入
力すると、カウンタ300および301はトリガ回路1
56および157への各々の出力を停止する。これによ
り、圧電素子駆動装置の構成を簡略化することができる
という効果を有する。また、第2実施例の圧電素子駆動
装置は、パルス幅補正回路302を用いてパルス発振器
151から出力されるパルス信号Pv1のパルス幅を変
化させることができ、パルス1発毎の突入電流口を変化
させることができる[第13図タイミングチャート パ
ルス信号PV20、突入電流PV21.i。これは、各
種センサから入力された運転状態に基づいてマツプ等よ
りパルス幅を短くすべきか、あるいは長くすべきか判断
される[第12図 ステップ510]。これにより、燃
料噴射弁として使用された複数の圧電素子の歪み層のバ
ラツキに応じて圧電素子の伸縮mを補正することができ
各気筒の燃料噴射量を均一にすることができるといった
優れた効果を有する。
1里q四呈 本発明の圧電素子駆動装置によると、圧電素子の単位時
間当りの充電量(充電率)をパルス発生回路より出力さ
れるパルス数の頻度および/またはパルス幅を変えるこ
とにより任意に変更することができるという優れた効果
を有する。これにより、本発明の圧電素子駆動装置を内
燃機関の燃料噴射弁駆動装置に用いた場合には単位時間
当りの燃料噴射口(燃料噴射率)を内燃機関の運転状態
に応じて制御することができるといった優れた効果を奏
する。また、充電率を任意に応答性良く変更することが
でき、燃料噴射率を緻密かつ精度よく制御することがで
きるという効果も有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の圧電素子駆動装置の基本構成を例示す
るブロック図、第2図は本発明一実施例の圧電素子駆動
装置の構成を示す回路図、第3図はその圧電素子駆動装
置を採用して構成した4気筒デイーゼルエンジンの概略
構成図、第4図(イ〉はその燃料噴射弁の構造を示す断
面図、第4図(ロ)はその燃料噴射弁の油圧ピストン部
の構造を示す拡大断面図、第5図はその電子制御装置3
0の構成を示すブロック図、第6図は電子制御装置30
が行なう「圧電素子駆動処理」を示すフローチャート、
第7図は充電時の各部の出力信号を示すタイミングチャ
ート、第8図は放電時の各部の出力信号を示すタイミン
グチャート、第9図は単位時間当りのパルス数の変化に
より充電率の変化の様子を例示するグラフ、第10図は
第2実施例の圧電素子駆動装置の構成を示す回路図、第
11図はその電子制御装置330の構成を示すブロック
図、第12図は電子制御装置330が行なう「圧電素子
駆動処理」を示すフローチャート、第13図はパルス信
号PVIのパルス幅を変化させることにより突入電流P
V21の電流量が変化することを示すタイミングチャー
ト、第14図は本発明の従来例を示す電気回路図、第1
5図は従来例の充電時間と充電量との関係を示すグラフ
、である。 1・・・ディーゼルエンジン 8・・・燃料噴射弁 30.330・・・電子制御装置 72・・・圧電素子 130・・・充電回路 140・・・放電回路 150・・・パルス出力回路 160・・・判定回路

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 機器のアクチユエータとして用いられる圧電素子と、 該圧電素子の充電をスイッチング素子を用いて行なう充
    電回路と、 上記圧電素子の放電をスイッチング素子を用いて行なう
    放電回路と、 を備えて圧電素子を駆動制御する圧電素子駆動装置にお
    いて、 上記機器の運転状態に応じた頻度および/または幅のパ
    ルスを出力するパルス発生回路と、該パルス発生回路の
    出力するパルスにより上記充電回路のスイッチング素子
    および/または上記放電回路のスイッチング素子を駆動
    するスイッチング素子駆動回路と、 を備えたことを特徴とする圧電素子駆動装置。
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