JPS63134745A - 改修外壁構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は既存外壁上の胴縁に乾式外壁材を釘の代わりに
特殊クリップを介して装着して改修する外壁構造に関す
るものである。

〔従来の技術〕

既存ビル、既存住宅の外壁を改修するには、■外壁を全
部除去し、新規壁を形成した構造、■既存外壁を下地と
し、これに乾式外壁材を直接に釘を介して固定した構造
、■既存外壁上に木製胴縁、Ｃ型チャンネルからなる胴
縁を釘、アンカーボルトで固定し、これに乾式外壁材を
釘、ビス等で固定した構造のいずれかであった。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかしながら、■の構造では費用が膨大で、改修期間が
長く、かつ居住も中止しなければならない、等の欠点が
あった。また、■の構造ではコンクリート等に施工でき
にくく作業性に劣るばかりでなく、防水、結露、不通気
性による固定具の腐食、断熱性に欠ける不利があった。

さらに、■の構造では乾式外壁材をタフピングビスによ
って胴縁と接触する部分を固定していた。その結果、作
業能率が悪く、コストアンプとなり、しかも特に、アル
ミニウムのように熱により膨張が大きい場合には、ばか
穴を大きく穿設しておく必要がある等の不利があった。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明はこのような欠点を除去するため、胴縁をハント
状、柄杓状とし、かつ乾式外壁材の胴縁への施工をコ字
状断面等の弾性のあるクリップによって装着し、装着容
易に、かつ施工期間を短縮することによりコストダウン
を図り、しかも施工に熟練を必要とせず、その上、アル
ミニウム材からなる金属サイディング材のように熱によ
り大きく変形しても化粧面に変化が現れないように装着
できる改修外壁構造を提案するものである。

〔実施例〕

以下に、図面を用いて本発明に係る改修外壁構造の一実
施例について詳細に説明する。第１図は本発明に係る改
修外壁構造をセメントコンクリート壁に施工した場合を
示す一部切り欠き斜視図であり、１は既存外壁で、コン
クリート壁、モルタル壁、タイル壁、↓は胴縁で既存外
壁１上に一定ピソチＰ、例えばＰ＝３００〜４５０鶴で
縦に固定具７、例えばアンカーボルト、スクリュービス
、釘を介して固定したものである。主はクリップで金属
板（ＦＩＡ６、ステンレス、ばね鋼等）、合成樹脂材等
の弾性材をコ字状断面等に形成し、従前の釘、スクリュ
ービスの代わりに用いるものである。旦は乾式外壁材で
金属製サイディング材１９、窯業系サイディング材２０
のいずれか１種からなり、金属製サイディング材は表面
材１９ａ１プラスチツクフオーム、ロンフラール、シー
ジングボード等の１種からなる芯材１９ｂ、必要に応じ
て設けるシート状の裏面材１９ｃ等からなるものであり
、主に新規外壁材、断熱材、防音材、防水材として機能
するものである。さらに説明すると、胴縁量は第２図（
ａｌ〜（１）に示すような形状で金属、合成樹脂、金属
を合成樹脂でモールドしたものなどの材料からなり、ロ
ール成形、押出成形、射出成形等のいずれかで形成した
ものである。すなわち、（ａ）〜ｆｃ）は断面パット状
としたものであり、固定部３と装着面４と装着孔５と固
定部３に設けた取付孔６とから形成したものである。さ
らに詳説すると、（３１図は単なるハント型の胴縁量、
ｆｂ１図は装着面４に補強リブ４ａを形成したハント型
の胴縁１、（Ｃ１図は装着面４の中央部に凹リブを形成
したハント型の胴縁１であり、（ｄｌ、（ｅ）図は軽量
化、施工性を改善した柄杓状の胴縁１、（ｆｌ図はＣチ
ャンネル型の胴縁１である。ｆｇ）〜（１１図は装着孔
Ｓに係止片５ａを設け、クリップ基との保合をより確実
に、かつ容易にしたものである。なお、材料の厚さｔは
必要強度によるものであり、例えばｔ＝１〜６鶴位、Ｐ
１＝５０〜４５０１鳳位、Ｐ！　＝　２００〜５００鶴
位、Ｈｔ　＝５〜５０１８位、Ｗ＋　＝１０〜６０ｎ＋
位、ＷＳ　＝　５〜３０ｍ位、ＷＳ−５〜３０鰭位、１
１＝５〜３０鶴位、Ｌ＝６００〜１０００（ｌｎ位であ
る。その他、装着孔５の形状としては代表例として第３
図（ａ）〜（ｈｌに示す形状であり、（ａ）図は円形、
（ｂ１図は楕円形、（Ｃ）図は正方形、（ｄｌ図は長方
形、＋８１図は３角形、＋ｆ１図は六角形、（ｇｌ、（
ｈ）図は切り欠き部５ｂを形成した形状である。

その大きさはクリップ基の大きさ、形状と強度によって
任意である。また、第２図（ｅ）において、３ａは舌片
であり、安定性と補強の機能を具備するものである。さ
らに、クリップ基は例えば第４図Ｔａ）〜（ｐｉに示す
形状に形成し、乾式外壁材用の固定部１８ａを胴縁１の
装着孔５を介して弾力下で挟持したものである。すなわ
ち、（ａ）〜＋ｅ１図はコ字状断面であり、挟持片９と
係合片１０と挟持部１１と、必要に応じて設ける補強リ
プ１２、舌片１３、ガイド舌片１４、弾力強化舌片１５
からなるもので、特に＋０１図は係合片ｌＯを湾曲させ
て弾力を強化したものである。

また、（ｆ）〜Ｕ）図はパット型断面の主体１６と挿入
片■７とから形成し、装着孔５に弾力支持片１６ａを挿
入後、回転して乾式外壁材用の固定部１８ａを弾力下で
挟持する構成としたものである。ｆｋ１図は変形ハ字状
に形成した挿入方式のクリップであり、弾性片８ａを幅
方向に圧縮して乾式外壁材用を胴縁又に装着する構成と
したものである。（り〜（ｐ）図はヨ字状のクリップ基
で挟持部１１、ｌｌａからなり、挟持部１１は乾式外壁
材側と胴縁１を一体に装着するものであり、挟持部１１
ａは胴縁量にクリップ基を装着するためのものである。

なお、寸法関係は次のように設定する。１２≦ｌｓ　、
Ｉ！＜≦７！Ｓ　、Ｗ４＜ｗ、　、ｔｌ　＞ｔ、ｔ、は
乾式外壁材■の雌型連結部の開口より小、ｔ、は乾式外
壁材用の舌片１８ｂの厚さより大、ＷＳ＜ｆｌ、Ｗ・＜
ＷＳ、Ｗフ＝５〜２０論１（立、Ｗ瀧＜Ｗ＋　、Ｗｅ　
＝５〜３３ｍｍ、Ｗｌ。

＞　ＷＳ　ｓ　Ｗｕ　＜ｌ　Ｉ　％　Ｗａｇ　＞　ＷＳ
　、Ｗａｓ　〈ｌ　Ｉ　％β　１　　＝２０〜６０重量
、　　　Ｉ　　７　　＝１０〜４０ｍ鳳、　　ｔ　３　
　≧　ｔ　、　　θ＝５〜３０°位としたものである。

また、乾式外壁材用は第５図（ａｌ〜（Ｑ）に示すよう
なものであり、（ａ）〜（１）１図は金属製サイディン
グ材１９を示すものであり、表面材１９ａとしてはアル
ミニウム、ステンレス、ガルバリウム、ガルファン、着
色亜鉛鉄板等の鋼板の１種を図示するように成形したも
の、芯材１９ｂはフェノールフオーム、ポリイソシアヌ
レートフオーム、ポリウレタンフォーム、ポリスチレン
フオームの１種以上、もしくはこれにパーライト粒、硼
砂等の１種以上を分散させたもの、裏面材１９ｃはアル
ミニウム、クラフト紙等の１種以上からなるものである
。また、＋９）図は窯業系サイディングボード２０であ
り、ＡＬＣ系、コンクリート系、セラミック系等のもの
である。

次に施工法について説明する。

まず、第１図に示すような改修外壁を形成すると仮定す
る。すなわち、既存外壁１としてはコンクリート壁であ
り、胴縁ｌとしては第２図（ａ）を用い、材料は鋼板で
厚さｔ　＝　３　＋＋ｎとしたものである。クリップ盈
としては第４図（ｄ）に示す形状でステンレス鋼板（ｔ
　＝　０．５ｍｍ）を用いた。また、乾式外壁材刊とし
ては第５図（ａ）に示す形状としたものである。そこで
、既存外壁ｌに取付具（アンカーボルト）７を千鳥状に
植設し、これを介して胴縁１を既存外壁１に固定する。

次に胴縁ｌの下端（土台側）に図示しないスタータ、止
縁等をスクリュービスで水平方向に固定する。その後で
第１段目の金属製サイディング材１９の雄型連結部をス
タータに係合し、金属製サイディング材１９の固定部１
８ａをクリップ盈の弾力によって装着孔５に固設するも
のである。その装着部分の断面を第６図に示す。

〔発明の効果〕

上述したように本発明に係る改修外壁構造によれば、■
胴縁に乾式外壁材を釘を使用せずに、容易に、かつ高能
率で装着できる。■既存外壁と新規外壁間に空気層を形
成でき、断熱、結露防止を通気性により図ることができ
る。等の特徴がある。

【図面の簡単な説明】 第１図は本発明に係る改修外壁構造の一例を示す一部切
り欠き斜視図、第２図（ａｌ〜（１）は胴縁の一例を示
す一部切り欠き斜視図、第３図（ａ）〜（ｈ）は装着孔
５のその他の形状例を示す平面図、第４図（ａ）〜（ｐ
ｉはクリップの一例を示す斜視図、第５図（ａｌ〜（Ｑ
ｌは乾式外壁材の一例を示す説明図、第６図は装着状態
を示す断面図である。 １・・・既存外壁、１・・・胴縁、８−・・クリップ、
旦・・・乾式外壁材。 第１図 第２図 園　　　　　　　　　　　　（′ｌｏ）第２図 （戸　　　　− 第３図 第十図 第Ｓ図 ｆａ＋ 第５図 Ｉｎ　　　　　　　ｌ″ｌ（ 第り図 ｆｍ＋ ００００００００００口　０００ロ００ロ０ロロ００ロ
ロｈ　゛第６図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）既存外壁上に胴縁を一定間隔で固設し、該胴縁上
   に雄、雌型連結構造の乾式外壁材を装着した改修外壁構
   造において、上記胴縁の断面をパット状、もしくは柄杓
   状に形成し、かつ該胴縁の頂面部に装着孔を所定ピッチ
   で設け、該装着孔に乾式外壁材の固定部をほぼコ字状断
   面で弾性のあるクリップで固設したことを特徴とする改
   修外壁構造。