JPS63134253A - 印字装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、インクを静電的に飛翔させて印字を行なうよ
うにした印字装置に関する。

従来技術 この種の装置の一例としては、先端部にインクを付着さ
せた記録電極を記録体を介して対向電極に対向させ、両
電極間にスイッチ回路と電源とを接続したような構造の
ものが一般的である。このような構造のものは、スイッ
チ回路をＯＮにし、記録電極と対向電極との間に電源に
より電圧を印加すると、記録電極の先端部のインクに静
電力が作用する。すると、そのインクは対向電極に向け
て静電的に飛翔し、その過程において記録体に付着する
。しかして、このようなインクの付着により記録体には
ドツトが形成され、このドツトの選択的な集合により印
字がなされる。

発明が解決しようとする問題点 記録電極と対向電極との間に電圧を印加した際に両電極
間に生ずる電気力線は、記録電極の先端部から対向電極
に垂直方向に向かうものが最も強力である。このため、
記録電極の先端部のインクは、その最も強力な電気力線
に沿って飛翔する。

したがって、インクは対向電極に対して常に垂直方向に
飛翔することとなる。そこで、インクが付着することに
より記録体に形成されるドツトについては各ドツト間の
間隔が一定し、一定の印字品質の維持が図られる。

しかしながら、上述したような電気力線が何らかの原因
により乱れてしまったような場合、インクの飛翔軌道は
無軌道となり、インクの飛翔方向の一定性は全く保障し
得なくなってしまうという欠点を有する。

又、インクの飛翔方向は記録電極の先端部の位置に依存
している。このため５記録電極を複数本設けたような場
合、各記録電極間の製造上の配置誤差により記録体に形
成されるドツト間隔に誤差が生じてしまうという欠点も
有する。

問題点を解決するだめの手段 本発明は、記録電極の先端部からのインク飛翔目的点に
誘電率の低い絶縁物に囲まれた点状の対向電極を配設し
た。

作用 しかして、記録電極の先端部のインクは、記録電極と対
向電極との間に生ずる電気力線に沿って飛翔する。この
際、何らかの原因により当該電気力線が乱れてしまった
としても、インクはその飛翔軌道製変更するような、こ
とはない。対向電極を囲む誘電率の低い絶ｇミ物の存在
により、対向電極の周囲にはインクを飛翔させるに足る
電界が生じないからである。したがつ゛〔、インクの飛
翔方向の一定性が保障され、一定の印字品質が維持され
る。

又、インクの飛翔方向は対向電極に依存している。すな
わち、インクはそのインクが付着している記録ηＩ極に
対応する対向電極に向ｊ、づて飛翔する。

したがって６記録電極を複数本設けた場合、各記録電極
の配置間隔に誤差が有ったとしても、インクは必ず当該
記録？１１極に対応する対向電極に向けて飛翔する、こ
れにより、記録電極の配置誤差が修正され、記録体に形
成されるドラ１−間隔が一定する。

発明の実施例 本発明の一実施例を第１−図ないし第４図に基づいて説
明する。全体の外観としては、第２図に示すように、筐
体状の本体ケース１内には二本のガイド軸２が平行に設
けられている。そして、これらのガイド軸２にはキャリ
ア３がスライド自在に取付けられ、このキャリア３の上
には印字ヘッド４が載置されている。又、前記本体ケー
ス１内の中央部には、前記印字ヘッド４の移動方向に沿
ってこの印字ヘッド４に対向する横長の対向電極部５が
配設されている。この対向電極部５の両端近傍には、そ
の対向電極部５と前記印字ヘッド４との間に案内される
記録体としての記録紙６を搬送するためのトラクタ７が
配設されている。これらのトラクタ７に対しては、前記
本体ケース１の外側面に配置される操作ノブ８が連結し
ている。

次に、前記印字ヘッド４について説明する。二の印字ヘ
ッド４は、記録電極９を保持する記録電極保持体１０に
インク１、〕、を収納したインクカートリッジ１２が連
結されてなる。すなわち、前記対向電極部５に対向する
対向面１３と反対側の側方に片寄らせてインクタンク１
４が形成されたホルダ１５が設けら九でいる。このホル
ダ１５には、前記対向面Ｊ３と前記インクタンクＪ４と
を連通させる複数個の電極孔１６が横一列に列設され、
これらの＠極比】６には前記記録電極９が挿入され保持
されている。これらの記録電極９は、第３図（ａ）（ｂ
）に示すように、先端部９ａがテーバ状に形成され、内
部には軸方向に両端を貫通するインク流通溝１７が形成
されている。そして、前記電極孔１Ｇにおいては、前記
先端部９ａが前記対向面１３より突出し、後端部が前記
インクタンク１４内に配置されるように位置付目られで
いる。

又、これらの記録電極９は、前記記録電極保持体１０の
下面に取付けらｉたＰＣＣｌ２Ｏ図示しないり・−ドパ
ターンと接続している。一方、前記インクタンク】４内
においては、前記記＠惟極９の後端部を包含する位置に
インク含浸体１９が配設されている。又、前記ボルダ１
５には、前記インクタンク１４に連通ずる挿入孔２０を
有する蓋２１が被されでいる。そして、この蓋２１の挿
入孔２０には、前記インクカー１−リッジ１．２の下面
に突出形成された挿入管２２が嵌合している。この挿入
管２２は、内部において前記インクカートリッジ１２と
連通しているい 次に、前記対向電極部５の詳細について説明する。この
対向電極部５には、インク飛翔目的点に複数個の対向電
極２３が点状に埋め込まれ、これらの対向電極２３の周
囲には低誘電絶縁部２４が埋め込まれている。ここで、
インク飛翔目的点とは、構造的には前記記録電極９の軸
線上においてそれらの記録電極９の一つ一つに対応する
位置をいい１作用的には前記記録電極９の先端部９ａよ
り飛翔したインク１１が到達する地点をいう、第１図及
び第４図においてＡ点として示す、又、前記対向電極２
３は＃［率の高い部材よりなる。前記低誘電絶縁部２４
は誘電率の低い絶縁体よりなる。例えば、セラミックス
やガラス等である。更に、これらの対向電極２３及び低
誘電絶縁部２４以外の前記対向電極部５の部分は支持電
極２５となっており、物性としては前記対向電極２３と
同一の性質を有する。

しかして、このような対向電極部５と前記記録電極９と
は、電源２６とスイッチ回路２７とを介して接続されて
いる。すなわち、前記対向電極２３は第一スイッチ回路
２７ａに接続され、前記支持電極２５は第二スイッチ回
路２７ｂに接続されている。そして、これらの支持電極
２５と第二スイッチ回路２７ｂとの接続中点に対しては
、前記第一スイッチ回路２７ａの一方の接点が第一電源
２６ａを介して接続され、他方の接点が直接に接続され
ている。又、前記第二スイッチ回路２７ｂの一方の接点
は第二電源２６ｂを介し、他方の接点は直接にそれぞれ
グランドＧにアースされている。一方、前記記録電極９
に接続された前記ｐｃ板１８のリードパターンは、それ
ぞれに対応する複数個の第三スイッチ回路２７ｃに接続
されている。そして、これらの第三スイッチ回路２７ｃ
の一方の接点は第三電源２６ｃを介し、他方の接点は直
接に前記グランドＧに接続されている。

このような構成において、インクカートリッジ１２内の
インク１１は、挿入管２２内を通ってインクタンク１４
内に流出し、インク含浸体１９に含浸する。インク含浸
体１９に含浸したインク１１は、記録電極９の後端部よ
りインク流通孔１７を通り、先端部９ａに供給される。

このようなインク１１の流れは毛管現象による。ここで
、各スイッチ回路２７を切り換えて記録電極９と対向電
極２３との間に電源２６により電界を生じさせると、先
端部９ａに保持されているインク１１には静電力が作用
し、対向電極２３に向けて飛翔する。

そして、飛翔したインク１１は記録紙６に付着してドツ
トを形成する。そこで、スイッチ回路２７を選択的に切
換え、記録紙６上にドツトを選択的に集合させることに
より印字がなされる。

一方、電界発生時における記録電極９と対向電極部５と
の間の電気力線は、記録電極９と対向電極２３との間の
直線上にあるものが最も強力である。その他の部分、す
なわち、低誘電絶縁部２４又は支持型ＷＡ２５と記録電
極９との間にあっては、電気力線は極めて微弱である。

低誘電絶縁部２４については、この低誘電絶縁部２４は
誘電率が低いからである。支持電極２５については、こ
の支持電極２５の位置が記録電極９の磁束発生方向から
外れているからである。このため、記Ｉｍ電極９の先端
部９ａから飛翔するインク１１は、最も強力な電気力線
にのみ制約を受け、他の電気力線からは飛翔方向につい
ての制約を一切受けない、換言するなら、インク１１は
最も強力な電気力線に沿ってのみ飛翔する。したがって
、先端部９ａのインク１１は、必ず対向電極２３に向け
て飛翔する。

この場合、記録電極９と対向電極部５との間の電気力線
に何らかの原因により乱れが生じたとしても同様である
。すなわち、インク１１は、その乱れが弱ければ対向電
極２３に向けて飛翔するし。

その乱れが強ければ飛翔しない、対向電極部５における
対向電極２３以外の部分と記録電極９との間に生ずる電
気力線は微弱であり、当該部分にはインク１１を飛翔さ
せるに足る電界が生じないからである。したがって、イ
ンク１１の飛翔方向は予め予定した一定方向に定まり、
各ドツト間の間隔も一定間隔に定まる。これにより、一
定の印字品質の維持が図られる。

又、インク１１の飛翔方向を決定するのは、記録電極９
先端部９ａの配置位置ではなく、対向電極２３の配置位
置である。インク】１は対向電極２３に向げて飛翔する
からである、そこで、記録紙６上に形成されるドツト間
の間隔を一定にするには、対向電極２３０位置精度を向
上させれば良い。このため、装置全体の製造が容易にな
る。記録電極９の配置位置の位置精度を向上させるのは
製造上困難であるのに対し、対向電極２３を一直線上に
等間隔で配置するのは容易だからである。

したがって、容易に製造することができる装置を用い、
高品質な印字を行なうことができる。

発明の効果 本発明は、記録電極と対向電極との間に電界を生じさせ
て記＠電極の先端部のインクを静電的に飛翔させること
により印字を行なうようにした印字装置において、記録
電極の先端部からのインク飛翔目的点に誘電率が低い絶
縁体に囲まれた点状の対向電極を配設したので、対向電
極と記録電極との間以外にはインクを飛翔させるに足る
電界が生じないため、何らかの原因により記録電極と対
向電極どのｎｌの電気力線が乱れてし」ミ”つたとして
もインクの飛翔軌道は変化せず、したがって、インクの
飛翔方向が一定して一定の印字品質を維持することがで
き、又、インクの飛翔方向は対向電極の配置位置に依存
しでいるので、記録電極を複数本設置−ｊた場合、対向
電極を正確に位置決めすれば各記録電極の配置間隔の誤
差が修正され、製造の部用な装置を用いて印字品質の向
」二を図ることができる等の効果殻有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は対向電極部と印字ヘッドとの縦断側面図、第２
図は全体の斜視図、第３図（ａ）は拡大して示す記録電
極の側面図、第３図（ｂ）はその正面図、第４図は対向
電極部の正面図である、６・・・記録紙（記録体）、９
・・・記録電極、９ａ・・・先端部、】１・・・インク
、２３・・・対向電極、２４・・・低誘電絶縁部、Ａ・
・・インク飛翔目的点（ａ）　　　　　　　　（ｂ） ３ｕ図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 対向電極と先端部にインクを付着させた記録電極とを記
   録体を介して対向配置し、これらの記録電極と対向電極
   との間の電界により前記記録電極の先端部のインクを前
   記記録体に向けて飛翔させることにより印字を行なうよ
   うにした印字装置において、前記記録電極の先端部から
   のインク飛翔目的点に誘電率の低い絶縁物に囲まれた点
   状の対向電極を配設したことを特徴とする印字装置。