JPS6313421A - 多値論理回路 - Google Patents

多値論理回路

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JPS6313421A
JPS6313421A JP61156537A JP15653786A JPS6313421A JP S6313421 A JPS6313421 A JP S6313421A JP 61156537 A JP61156537 A JP 61156537A JP 15653786 A JP15653786 A JP 15653786A JP S6313421 A JPS6313421 A JP S6313421A
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voltage supply
logic
output
voltage
circuit
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JP61156537A
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Inventor
Hiroyuki Nunogami
布上 裕之
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、3値以上の多値論理演算を行なう多値論理
回路について、その消費電力を低減させるための技術に
関する。
(従来の技術] 集積回路等に組込まれるデジタル論理回路としては、r
OJ、N、Jの21直を論理レベルとする2埴輪理回路
が広く用いられている。このような21m論理回路は、
周知のように、電源電位と接地電位との2種類の電位値
を論理入力として、これらに対する論理積や論理和等の
種々の論理演算を能動素子の組合せによって実行する。
そして、その論理演算の結果も電源゛電位と接地1位と
の2種類の電位のいずれかによって表現し、この電位を
論理値として出力する。
ところが、このような2値論理回路を組合せて複雑な論
理演算を行なわせようとすると、その論理値が2種類に
限定されているために、かなりの数の単位論理回路を必
要とする。たとえば、200o値の論理演nを2値論理
回路で処理する場合には、2 ”= 2048であるこ
とから、少なくとも11ブロツクの単位論理回路が必要
となる。
このため、複雑な論理演算を比較的少ないブロック数の
単位論理回路の組合せで実行できる多値論理回路が有望
視されている。このような多値論理回路としては、3値
以上の任意の回路を構成することが可能であるが、−例
として3値論理回路を考える。すると、上記2000値
の論理演算については、37=2187であるため、7
ブロツクの単位論理回路の組合せでこれを実現できるこ
とになる。したがって、上記2値論理回路に比べて、回
路規模を40%減少させることが可能となる。
このような3値論理回路のうち、論理積の反転<AND
  N0T)を行なう回路として従来用いられている回
路の例が第4図に示されており、以下、この回路につい
て説明する。ここで、3値論理におけるAND、NOT
演算の真理値表は種々提案されているが、第4図の回路
は、A、Bの2つの入力がrOJ、MJ、r2Jの3種
類の場合のそれぞれについて、第1表に示すような論理
演算を行なう場合を対象とした回路である。
第4図において、この回路はPチャンネルMO8電界効
果形トランジスタ1.2および、NチャンネルMO8f
fi界効果形トランジスタ3〜6を備えている。なお、
以下では、PチャンネルMO8電界効果形トランジスタ
をP−Tr、NチャンネルM OS ffi界効果形ト
ランジスタをN−Trと略記する。これらのうち、P−
Trl、2は互いに並列接続されて、そのソース電極側
は、電位VDDを供給する電源端子7に接続されている
。また、この並列回路のドレイン電極側は、抵抗8,9
の直列回路とN−Tr3.4の直列回路とを介して、N
−Tr5.6の並列回路に接続される。 N−Tr5.
6のそれぞれのソース電極は接地されている。
一方、上記各トランジスタのゲート電極のうち、P−T
 r 2およびN−Tr3.6のそれぞれのゲート電極
には一方の論理入力Aが、またP−T rlおよびN−
Tr4,5のそれぞれのゲート電極には他方の論理入力
Bがそれぞれ与えられている。
なお、電′IQ端子11にはサブストレート電位Vsu
ゎが与えられている。そして、この論理回路の論理出力
Yは、上記抵抗器8.9の間から出力端子10を介して
取出されるようになっている。
この論理回路では、電圧レベルO,(VOQ/2)、V
DDによって、論理出力レベルrob、NJ。
「2Jをそれぞれ指示するものとし、これに応じて、こ
の回路に設けられた各トランジスタは、次の■〜■のよ
うな閾値を持つように設定されている。
■ P−Trl、2の閾値V1.: 1■■P1〈■DD/2 ■ N−Tr3.4の閾値■TNA” V<V/2 TNA   DD ■ N−Tr5.6の閾値VTNB’ (V D口/ 2 ) < VTNB     DDく
V なお、後の説明の便宜上、各トランジスタが導通状態と
なるようなゲート電圧(ゲート/ソース間電圧)V36
の範囲を、第5図中に太線矢印範囲で示しである。
つぎに、第4図の回路の動作を、A、Bの各論理入力の
組合せごとに説明する。なお、第6図は、第4図に示し
た回路の電圧供給経路を模式的に表現した図であって、
丸印で各トランジスタを略記している。そして、以下の
各動作において導通状態となっているトランジスタを白
扱きで、また、非導通状態となっているトランジスタを
平行斜線でそれぞれ示している。さらに、横線1本が内
部に書加ええられているトランジスタは、論理入力に応
じて導通、非導通のいずれかの状態となっているトラン
ジスタを示す。
■ A=B= roj このときには、第4図かられかるように、P−Trl、
2およびN−Tr3〜6のすべてのゲート電極に0 [
V]の電圧が印加される。したがって、P−Trl、2
のゲート電圧は(−VDD)となり、N−Tr3〜6の
ゲート電圧はOとなる。
したがって、第5図により、P−Trl、2は導通状態
になり、N−Tr3〜6は非導通状態となる。
したがって、このときには、第6図(a)に示す状態が
実現され、電源電位VDOが出力端子10に与えられて
、論理出力Yは「2」となる。
■ A= rOJ 、B≠「0」 このときには、A= rOJであることから、P−Tr
2およびN−Tr3.6のゲート電極にO[V]が印加
される。したがって、P−Tr2のゲート電圧は(−V
DD) 、N−Tr3.6のグー1〜電圧は0となり、
第5図によって、P−Tr2は導通状態、N−Tr3.
6は非導通状態となる。
すなわち、第6図(b)の状態が実現され、他方の論理
入力Bがいずれの論理値をとるかにかかわらず、出力端
子10には電源電位■。、が与えられて、論理出力Yは
「2」となる。なお、A≠「O」。
B= rOJの場合も、P−Tr2.N−Tr3゜6を
P−Trl、N−Tr4,5にそれぞれ読替えることに
よって上記の説明がそのまま適用され、論理出力Yはや
はり「2」となる。
■ A=B= rlJ A=B= NJでは、P−Trl、2およびN−Tr3
〜6のすべてのゲート電極に(Voo/2)が印加され
る。このため、P−Trl、2のゲート電圧は(−V、
o/2)となり、第5図かられかるように、このP−T
rl、2は導通状態になる。
一方、N−Tr5.6のゲー1−1圧は(V、o/2>
となるため、第5図によって、これらは非導通状態とな
る。さらに、N−Tr3,4は導通状態となる。
したがって、この条件においては、第6図(C)かられ
かるように、電源電位VDDが出力端子10に与えられ
、論理出力Yは「2」となる。
■ A= N J 、B= r2J この条件下では、P−Trlのゲート電圧は、0、P−
Tr2のゲート電圧は(−Voo/2)である。また、
N−Tr5のゲート電圧はVDo、N−Tr6のゲート
電圧は(VDD/2)となる。し。
たがって、第5図により、P−Tr2およびN−Tr5
が導通状態となり、P−T r 1およびN−Tr6は
非導通状態となる。N−Tr4は、そのソース電位が0
となることにより、ゲート電圧は■00となって、導通
状態となる。N−Tr3も同様に導通状態となる。
このため、この場合には第6図(d)に示すような状態
となって、電源端子7から接地端子GNDに向って定常
電流が流れる。したがって、抵抗8゜9のそれぞれの抵
抗fUR,R2を、各トランジスタの導通抵抗よりも大
きな値とするとともに、RとR2とがほぼ等しくなるよ
うに設定しておけば、電源電位V。、と接地端子GND
 (=O)の間の電位差■。、の1/2に相当する電位
すなわち(V8./2)が出力端子10に現われること
になる。つまり、この場合の論理出力Yは「1」となる
。なお、A= r2J 、B= rlJの場合は、P−
Tr2およびN−Tr5のみが非導通状態、他のトラン
ジスタは導通状態となって、上記と同様の論理出力Y=
r1Jが得られる。
■ A=B= r2J このときには、P−Trl、2のゲート電圧がOとなっ
て、これらは非導通状態となり、N−Tr3〜6のゲー
ト電圧はVDDとなって。これらは導通状態となる。こ
のため、第6図(e)に示すように、接地端子GNDの
電位(=O[V] )が出力端子10に現れ1.論理出
力Yは「0」となる。
以上が第4図に示した回路の論理演算動作であり、これ
かられかるように、この論理回路は、第1表の真理値表
に従った動作を行なうことになる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところが、従来の3値論理回路は以上のように構成され
ているため、A= Ml 、B= r2J(またはB=
 r2’J 、 A= rI J )に応じて論理出力
Yが「1」になっているときく第6図(d))に、電源
端子7から抵抗8,9を介して接地端子GNDへと定常
電流が流れ、これによって消費電力が増大してしまうと
いう問題があった。そして、この問題は3値論理回路の
みに限らず、3値以上の多値論理回路全般に共通した問
題となっている。
この発明は、上記のような問題点を解消するためになさ
れたもので、論理入力の組合せのいずれについても回路
中に定常電流が流れることがなく、それによって消費電
力の減少を図ることができる多値論理回路を虚供するこ
とを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
上述の目的を達成するため、この発明の係る多値論理回
路では、論理出力を与えるための電圧供給経路を、論理
出力として出力すべき論理値ごとに個別に設け、これら
の電圧供給経路のそれぞれの中にスイッチング素子を介
挿させるとともに、これらの電圧供給経路のうち、論理
演算の結果に応じて選択されるひとつの電圧供給経路以
外の電圧供給経路を上記スイッチング素子によって遮断
するようにしたものである。
ただし、この発明における「電圧供給経路」とは、電源
からの電圧を供給する経路のほか、接地レベルのOTi
位を供給する経路をも含む概念である。
〔作用〕
この発明においては、論理出力として出力すべき論理値
ごとに設けられた電圧供給経路のうち、論理演算の結果
に応じて選択されるひとつの電圧供給経路以外の電圧供
給経路が、それぞれの中に介挿されたスイッチング素子
によって遮断される。
このため、複数の電圧供給経路が電気的に同時に導通状
態とされることはなく、これらの間に定常電流は流れな
い。
(発明の実施例) 第1図は、この発明の一実施例としての3値論理回路の
回路図であり、この回路は第1表に示したAND  N
OTの論理演算を行なう回路である。
第1図において、この回路は半導体集積回路として構成
されており、P−Tr12〜15およびN−Tr16〜
22を有している。そして、これらのトランジスタの閾
値は、電源端子7に与えられる電源電位■、。に対して
次のように設定されている。
■ P−TPl2.13の閾値■TP1  ’(V  
/’2)<IV    l<VDDDOTPl ■ P−TPl4.15の閾値■TP2’l V   
l < (VoD/2) TPl ■   N−TPl6.  17.  20. 22 
 の閾1直V   :(V  /2)<V   <VT
NI        DO1N1     00■ N
−TPl8.19.21の閾値■TN2:V   <(
VD、/2) N2 したがって、これらのトランジスタが導通状態となるゲ
ート電圧VSGの範囲は、第2図に太線矢印でそれぞれ
示した範囲となる。
これらのトランジスタのうち、P−Tr 14゜15は
第1図の電源端子7と出力端子10との間に直列接続さ
れている。また、これらの電源端子7と出力端子10と
の間には、上記P−Tr14゜15の上記直列接続と並
列の関係で、他の2つのP−TPl2.13が接続され
ている。
一方、出力端子10と接地端子GNDとの間には、N−
TPl6.17の直列接続が設けられている。さらに、
後述する中間電位Vintを与えるための中間電位端子
23と出力端子10との間には、N−TPl9,20の
直列接続とN−Tr21.22の直列接続とを並列に接
続し、さらにこの並列回路とN−TPl8とを直列接続
した回路が設けられている。
そして、これらの各トランジスタの各ゲート電極のうち
、P−TPl3.14およびN−TPl7.20.21
のゲート電極には論理入力Aが、また、P−TPl2.
15およびN−TPl6゜19.22のゲート電極には
論理人力Bがそれぞれ与えられている。なお、N−TP
l8のゲート電極は出力端子10に接続されており、こ
れによって論理出力とYと同一の電位がスイッチング制
御信号としてこのN−TPl8のゲート電極に与えられ
るようになっている。
また、各トランジスタの基板のうち、P−Tr12〜1
5の基板には電源電位■。0が、N−Tr16〜18の
基板に接地電位が、また、N−Tr19〜22の基板に
は中間電位■intが、それぞれ与えられている。
さらに、上述した中間電位■・ は、後述する+nt 理由によって、(VDD/2)から閾値V TNまたけ
低い電位に設定されている。なお、この実施例では、出
力端子10およびそれと実質的に等電位となる結線部分
が出力経路Sとして機能する。
後の動作説明から明らかになるように、これらの回路構
成のうち、電源端子10から出力経路Sに至るまでの経
路が論理値「2」を与えるための電圧供給経路L1であ
る。また、中間電位端子23から出力経路Sに至るまで
の経路が論理値「1」を与えるための電圧供給経路L2
であり、接地端子GNDから出力経路Sに至るまでの経
路が論理lid rOJを与えるための電圧供給経路L
3である。
そして、これらは各論理値ごとに個別に設けられている
とともに、上記各トランジスタ14〜22をスイッチン
グ素子として、論理演算の結果に応じて選択されるひと
つの電圧供給経路以外の電圧供給経路を遮断するように
なっている。
次に、この実施例の動作を論理入力A、Bの各組合せご
とに説明する。なお、この回路において、電圧レベル0
1 (VDD/2)および■。、によって論理値rob
、filおよび「2」を表現することは、第4図の従来
の回路と同様である。また、第1図の回路の電圧供給経
路が第3図に模式的に示されているが、この第3図にお
ける記号の意味は第6図に関して説明した意味と同様で
ある。
■ A=B= rOJ このときには、N−Tr18以外のすべてのトランジス
タのゲート電極に0[■]が与えられる。
したがって、P−Tr12〜15のゲート電圧は(−V
9.)となり、第2図によってこれらは導通状態となる
。また、N−Trl 6,17は、それらのゲート電圧
がO[V3となるために、第2図より非導通状態となる
。さらに、N−Tr19〜22については、 Vint=(■oo/2)−■1N2 であることから、それらのゲート電圧は、0−■1ot =V   −(V、o/2) <O N2 のように負の値となって非導通状態となる。
このため、この条件下では、第3図(a)に示すように
、論理演算の結果として選択された電源端子7から出力
経路Sまでの電圧供給経路L1のみが導通状態となり、
他の電圧供給経路L  、LはN−Trl6,17.1
9〜22によッテ遮断される。その結果、出力端子10
には電源電位00が現われ、論理出力Yは「2」となる
■ A=rOJ、B≠ 「0」 このときには、P−Trl3.14およびN−Trl 
7.20.21について上記■と同様のゲート電圧が印
加され、それによって第3図(b)のようにP−Trl
3.14は導通状態になり、N−Trl7,20.21
は非導通状態になる。このため、この第3図(b)から
れかるように、他方の論理入力Bの値にかかわらず、電
源電圧VDDが出力端子10に現われて、論理出力Yは
「2」となる。A≠rOJ 、B= rOJの場合も同
様である。
■ A=B=rlJ この場合にはN−Tr18以外の伯のすべてのトランジ
スタのゲート電極に(V、o/2)が印加される。した
がって、第2図かられかるように、P−Trl2.13
のゲート電圧は(−Vo、/2>となってこれらは非導
通状態になり、P−Trl4.15のゲート電圧は(−
V 、、/ 2 )となってこれらは導通状態になる。
N−Trl6.17゜20.22もゲート電圧が閾値以
下であるため非導通である。このため、第3図に(C)
に示す回路状態となって、論理出力Yは「2」となる。
この場合もまた、電源端子7から出力端子10までの電
圧供給経路L1のみが選択的に導通状態となっており、
伯の電圧供給経路り、L3は遮断されている。
■ A= rlJ 、B= r2J この条件ではP−Tr12〜15のうち、P−Tr13
.14のゲート電圧が(−V 、、/ 2 ”)となる
。このため、第2図により、P−T13は非導通状態に
なり、P−T r 14は導通状態になる。また、P−
Tr12.15のゲート電圧は0[V]となって、これ
らは非導通状態となる。さらに、N−Tr16.17に
ついては、N−Tr17のゲート電圧が(VOD/2)
となるため、この1〜ランジスタが非導通状態となり、
これらを通る電圧供給経路L2は遮断される。
一方、N−Tr20のゲート電極には(V o、/2)
が印加され、また、N−Tr22のゲート電極には■D
Dが印加されるため、前者のゲート電圧は、 (Vo、/2 ) −Viot = (V□D/2 > −((VDo/2 > −VT
N2 )= V TN2 < (V DD/ 2 )と
なり、後者のゲート電圧は、 voo−vint = (VDD/2 ) +VTN2 となる。このため、N−Tr20は非導通状態、N−T
r22は導通状態となる。また、N−Tr19.21の
うち、前者はグー1〜電圧としてV。0が印加されるた
めに導通状態となる(ただし、N−T r、 20が非
導通であるため実際には電流は流れない)。他方、N−
Tr21のゲート電圧は、(Vo、/ 2 ) −V 
1nt =■□N2〈(■oo/2) となるが、第2図に示すように、このN−Tr21の閾
値はVTN2であるため、このN−Tr21も導通状態
となる。したがって、N−Tr18のソース電極には中
間電位Vintが印加される。
ところで、上述したようにP−Tr12,13゜15は
非導通状態となるため、第3図(d)に示すごとく、電
源端子7と出力経路Sとの間の電圧供給経路L1は遮断
された状態となっているが、論理出力Yがその直前の値
から変化する際の遷移期間においては、短時間ではある
がこの回路にも電流が流れる。また、論理出力Yが変化
せずに持続的に同じ値をとる場合であっても、非導通状
態のトランジスタを通じて、10   [A]程度の微
小電流〈サブスレッショルド電流)が流れる。これらの
電流は、この発明で防止しようとする定常電流とは異な
り、その消費電力は極めて小さいものであるが、それに
よって出力経路Sの電圧は一時的に上昇する。すると、
N−Tr18のドレイン電位およびゲート電位は上昇し
、そのゲート/ソー2間電圧すなわちゲート電圧は閾値
vTN2を一時的に上まわるようになる。それによって
N−Tr18は導通状態とな−るが、上記サブスレッシ
ョルド電流などによる出力経路Sの蓄積電荷は小さいた
め、出力経路Sの電位は直ちに降下し、それに伴ってN
−Tr18のゲート電極のfilも降下する。
したがって、N−Tr18のソース76142間電圧が
V TN2に等しくなった時点付近でN−Tr18は非
導通状態となる。それは、N−Tr18のソース電極と
トレイン電極とが互いに接続されて等電位になっている
ためである。そして、上記サブスレッショルド電流によ
って再び出力経路Sの電位が上界すれば、N−Tr18
は再度導通状態となってその電荷を放電する。
このような動作は、事実上、並行して行なわれるため、
定常状態として見れば、N−Tr18は、そのソース/
ドレイン間に■1N2だけの電圧降下を生ビさせつつ導
通状態となっていると見ることができる。
このため、中間電位Vintとして、上述のように (V8./2)−V11112 なるレベルを設定しておけば、N−Tr18の電圧降下
分V TN2を考慮するこ−とにより、出力端子10に
は(Voo/2)なる電圧レベルが現れることになる。
したがって、この場合には、論理出力Yとして「1」が
出力される。A=r2J、B=「1」の場合にも同様の
動作となる。
■ A=B= r2J このときにはN−Tr18以外の各トランジスタのゲー
ト電極の電位はすべて■。、となる。このため、P−T
r12〜15は非導通状態となり、N−Tr16.17
.19〜22は導通状態となる。したがって、第3図(
e)かられかるように、N−Tr16.17を介して接
地電位が出力端子10に現われ、それに伴ってN−Tr
18のゲート電極へは0[■]が印加される。すると、
このN−Tr 18のゲート電圧は、 −vint ””VTN2−(VDD/2 > <VTN2となるた
め、N−Tr18は非導通状態となる。
このため、接地端子GNDと出力経路Sとの間の電圧供
給経路L2のみが導通状態となって、論理出力Yは「0
」となる。
以上が第1図の論理回路の論理演算動作であって、これ
らの説明かられかるように、この回路は第1表の真理値
表に従ったAND  NOT動作を行なう3値論理回路
となっている。そして、第3図かられかるように、論理
入力の組合せのいずれについても、導通状態となる電圧
供給経路は1経路のみであり、他の電圧供給経路は、そ
の中に含まれるスイッチング素子としてのトランジスタ
によって遮断状態となる。このため、定常状態において
複数の電圧供給経路が同時に導通状態となるという事態
が生ずることはなく、それによって、複数の電圧供給経
路の間に定常電流が流れることを防止することができる
。そして、このような定常電流を防止できるために、こ
の回路の消n電力は、従来の回路に比べて著しく減少す
ることになる。
以上、この発明の一実施例について説明したが、この発
明は上記実施例に限定されるものではなく、たとえば次
のような変形も可能である。
■ この発明は、3値論理回路以外の多1ii論理回路
、すなわち4値以上の論理回路にも適用可能である。す
なわち、Nを3以上の任意整数としたとき、この発明に
従ったN値論理回路は、たとえばN種類の電源端子(接
地端子を含/υでいてもよい。)から出力端子までの電
圧供給経路を個別に設けて合計N経路を形成し、論理演
算の結果に応じて連携されたひとつの電圧供給経路以外
の(N−1)の経路をスイッチング素子で遮断すればよ
い。このような遮断用スイッチング素子は、論理演算用
のスイッチング素子を兼用させてもよく、論理演緯用と
は別個に設けてもよい。
■ 上記実施例ではAND  NOT動作を行なう回路
について説明したが、トランジスタの配列や、各トラン
ジスタへの論理入力の与え方を変えることによって、O
RNOTや排他的論理和などの任意の論理回路を形成す
ることができる。
■この発明は集積回路のみならず、個別部品を用いた回
路にも適用可能であり、スイッチング素子としてMO8
m界効果形トランジスタ以外のスイッチング素子(たと
えば接合型電界効果トランジスタや光スイツチング素子
など)を利用することも、もちろん可能である。
〔発明の効果〕
以上説明したように、この発明によれば、各論理値を与
えるための電圧供給経路が論理値ごとに別個に設けられ
るとともに、複数の電圧供給経路が同時に導通状態とな
ることがないため、これら?!2数の電圧供給経路の間
に定常電流が流れることがなく、消費電力を減少させた
多値論理回路を19ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例の回路図、第2図は実施例
に用いられるMO3O3電界効果−1〜ランジスタ値と
導通範囲との関係を示す図、第3図は実施例の電圧供給
経路と各トランジスタの導通・非導通状態の関係を論理
入力の組合せに対応させて示す図、第4図は従来の3値
論理回路の回路図、第5図は従来の3 fia論理回路
に用いられるMO8電界効果形トランジスタの閾値ど導
通範囲との関係を示す図、第6図は従来の3値論理回路
の電圧供給経路と各トランジスタの導通・非導通状態の
関係を論理入力の組合せに対応させて示す図である。 図において、7は電源端子、10は出力端子、23は中
間電位端子、GNDは接地端子、A、 Bは論理入力、
L、L2.L3は電圧供給経路、Sは出力経路、Y l
、を論理出力である。 なお、各図中同一符号は同一または相当部分を示す。 代理人   大  岩  増  雄 第2図 第1図 L1 7−tジ東端J      23−一一一中1旬11イ
立玄島J1〇−戯力嬉J  GND−櫓比端子 A、B−−輪理入力  L+ 、 L2.L3−亀1氏
A六船」l各Y−−−一輪玉里本左    5−−−−
−ま1カ経路第5図 P−Trl、2 第4図 ND 手続補正書(自発)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)論理値として3値以上の値を有し、論理入力に対
    して所定の論理演算を行なって得られる結果を論理出力
    として所定の出力経路に与える多値論理回路において、 前記論理出力を与えるための電圧供給経路を、前記論理
    出力として出力すべき論理値ごとに個別に設け、前記電
    圧供給経路のそれぞれの中にスイッチング素子を介挿さ
    せるとともに、前記電圧供給経路のうち、前記論理演算
    の結果に応じて選択されるひとつの電圧供給経路以外の
    電圧供給経路を前記スイッチング素子によって遮断する
    ことを特徴とする多値論理回路。
  2. (2)特定のスイッチング素子のスイッチング制御信号
    として、出力経路に与えられる論理出力が用いられるこ
    とを特徴とする、特許請求の範囲第1項記載の多値論理
    回路。
  3. (3)出力経路に与えられる論理出力によつて制御され
    るスイッチング素子と論理入力によつて制御されるスイ
    ッチング回路との直列接続によって形成された電圧供給
    経路を含むことを特徴とする、特許請求の範囲第2項記
    載の多値論理回路。
JP61156537A 1986-07-02 1986-07-02 多値論理回路 Pending JPS6313421A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5910932A (en) * 1991-09-11 1999-06-08 Sony Corporation Optical disk and optical disk system with numerical aperture of objective lens related to protective layer thickness of optical disk
USRE39493E1 (en) 1995-01-20 2007-02-27 3M Innovative Properties Company Respirator having snap-fit filter cartridge

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