JPS63133989A - 酵素反応方法 - Google Patents

酵素反応方法

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JPS63133989A
JPS63133989A JP27977786A JP27977786A JPS63133989A JP S63133989 A JPS63133989 A JP S63133989A JP 27977786 A JP27977786 A JP 27977786A JP 27977786 A JP27977786 A JP 27977786A JP S63133989 A JPS63133989 A JP S63133989A
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water
reaction
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coenzyme
enzymes
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JP27977786A
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Shoichi Kise
木瀬 昇一
Mikio Hayashida
林田 幹夫
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National Institute of Advanced Industrial Science and Technology AIST
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Agency of Industrial Science and Technology
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  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 酸化型および還元型ニコチンアミドアデニンヂヌクレオ
チド(NAD(II))あるいはニコチンアミドアデニ
ンヂヌクレオチド燐酸(NADP(II))  (以下
NAD(P)(H)と略記する)等の補酵素を必要とす
る酸化還元反応酵素を用いて水難溶性の基質を変換する
試みは、ステロイドの水酸化あるいはケトステロイドの
還元等で行われている。これらの酵素群を工業的に利用
する場合は高価かつ貴重な酵素およびNAD(P)(+
()の回収・再利用が前(:lとなり、この目的に適し
たバイオリアクターの開発が必要となる。本発明は酵素
および補酵素を利用して、水難溶性の基質を変換せしめ
る様なバイオリアクター(生体触媒反応器)において、
水溶性の補酵素を含む水相と有機溶媒相あるいは水難溶
性の基質相とでエマルジョンを形成させ、水相を通さな
い膜を用いることによって連続反応を行い、補酵素の漏
出を極めて少1に抑え、効率良く反応を進行せしめる様
なシステムを提供することに閏するものであり、種々の
ステロイドやテルベ使用する方法として、■補酵素を水
溶性の高分子に結合させて限外濾過膜によってトランプ
する、■はう酸を結合した担体を用いて、分子内にヂオ
ールを有する補酵素をトラップする、■反応系内の酵素
潤度を高め、補酵素との親和性を利用してトラップする
、および■荷電型限外濾過膜を用いてネイティブの補酵
素をトラップする等が知られるところであり、それぞれ
の特徴を生かしたバイオリアクターが開発されている。
一方、補酵素の関与した水難溶性基質を変換する酵素反
応において、Antoniniら(Enzyme Mi
cr−ob、Technol、、Vol、3.291(
1981))が有a溶媒中におけるステロイドの酵素的
変換を行っているが、補酵素を積極的に反復・再使用す
る試みは成されていなかった。
[発明が解決しようとする問題点コ 水溶液中において、NAD(P)(H)関与の酸化還元
酵素を用いて連続的に酵素的変換を行う場合、補酵素の
反復・再使用の代表的な方法は上記の■〜■が有効な手
段として、確立されているか、もさ( 示されていない。有n溶媒系においてこの反復・再使用
方法を確立することによって水溶系と同様に有効なバイ
オリアクターを開発する事ができる。
[問題点を解決するための手段] 本発明者らは上記の課題を解決すべく、天然のNAD(
P)(11)をそのままの形で、酵素と共にバイオリア
クター系内に固定化する方法について鋭た有機溶媒相お
よび/または水難溶性の油状基質相とでエマルジョンを
作ることによって反応を行い、更に予め反応容器に装着
した撥水性の透過性膜によって酵素的に変換された反応
生産物を系外に除去しつつ、補酵素および酵素を系内に
ととめたままで連続的に反応を行わしめることが可能で
あることを見いだし、本発明に到着したものである。以
下に、本発明の酵素反応方法について詳細に説明する。
本発明方法で使用する酵素として種々のステロイド脱水
素酵素、テルペン還元酵素、ステロイド脱水素酵素やテ
ルペン還元酵素を含有する菌体、及びそれらの処理菌体
あるいは菌体破砕物等を用いることが出来る。また水難
溶性基質として、具体的にはステロイド脱水素酵素を用
いる場合、テストステロンやアンドロステロンなどを、
またテルペン還元酵素を用いる場合、ルメントンやシト
ロネラールなどを例示できる。これらの中では有機溶媒
中で比較的安定なβ−ヒドロキシステロイド脱水素酵素
とテストステロンとの刊み合せが好ましい。さらに必要
ならば、上記酵素する事になる。
一方、補酵素は未修飾のままで、あるいはポリエチレン
グリコールやポリアクリルアミド等の高分子に結合した
gQのものを用いることが出来るが、複雑な製造行程を
要する高分子結合型補酵素を用いなくても未修飾のまま
で使用した場合に、それらを反復・再使用できる点で、
大なる効果を発揮する。
エマルジョンは、水相として酵素および補酵素を水また
は酵素反応に有利な緩衝液に溶解した水溶液5〜80%
(V/V)、有機溶媒相として95〜20%(V/V)
とを混合し、P;を拌あるいは超音波等によって良く混
和して調製される。この水溶液と有4Fl?a媒との混
合比を変えることによって、すなわち前者の比率が高い
場合にはO/ Wの、また後者の比率が高い場合にはW
 / O型のエマルジョンになるが何れの場合にも有機
溶媒相だけが選択的に濾過される。しかし有機溶媒相の
1!過速度はW2O型の方が大きく、この型のエマルジ
ョンを選ぶ方がより好ましい。有機溶媒相は、ステロイ
ド等くい溶媒単独で、あるいはこれらから適当に選ばれ
た少なくとも2種類以上の溶媒に溶解させたものを用い
る。
一方、テルペン化合物のように常温で液体の基質につい
ては、それらをそのまま有81溶媒相とするか、あるい
は上述の有n溶媒に溶解させたものを用いる。
本発明で使用する撥水性の透過性膜はテフロン膜(例え
ばミリボア社製フロリナート膜、東洋成紙製ポリフロン
膜や分液成紙No、25、日東電工社製ポリアミド膜等
)などの有機溶媒を通過するが、水を通さない膜であれ
ば原理的に使用可能である。
それらの材質から成る膜は、孔径10μm以下の精密1
!過膜や限外濾過膜が適している。W / O型エマル
ジョンの場合には、限外濾過膜のように孔径が小さくな
るほど微水滴を、より完全に除去出来る点で優れている
。また精密濾過膜のように幾分孔径の大きな膜は小さな
圧力でlJ過でき、大きな濾過速度が得られる点で優れ
ている。これらの膜は平膜あるいはホローファイバーに
成形したもの等を行うことができる。この場合の該生産
物とじて具体的には、水難溶性の基質としてテストステ
ロンを用いた場合には、β−ヒドロキシステロイド脱水
素酵素の作用により生成する4−アンドロステン−3,
17ジオンを、また該基質としてρ−メントンを用いた
場合には、メントン還元酵素の作用により生成する又−
メントールを、さらに該基質としてシクロヘキサノンを
用いた場合、馬肝臓アルコール脱水素酵素の作用により
生成するシクロヘキサノールを例示できる。
[発明の効果] 酵素及び補酵素を利用して水難溶性の基質を酵素反応に
よって目的の生産物に変換せしめるようなバイオリアク
ターにおいて、本発明に係わる酵素反応方法を用いれば
、本発明の方法では水溶性の酵素および補酵素を含む水
相と、有機溶媒相あるいは水難溶性の基質相とでエマル
ジョンを形成させると共に、水相を通さない撥水性の透
過性膜を用いて生産物のみを連続的に系外へ取り出しな
がら反応を行うことができる様にしているので、高価且
つ貴重な酵素および補酵素の漏出を極めて少量に抑えて
反応を行うことが出きるだけでなく、以下、本発明の実
施例を挙げて具体的に述べるが本発明はこれらによって
何ら限定されるものではない。
実施例1゜ 撥水性の透過性膜(東洋濾紙製NO,2S)の補酵素捕
捉効率を調べた。有機溶媒としてシクロへキサノン21
と補酵素溶液として20μ信01のNADを11の0.
1M燐酸緩衝液に溶解したものを撥水性膜を装着した限
外濾過装置に入れてよく攪拌しながら半連続的にシクロ
ヘキサノンを加えつつ濾過した。
総量301のシクロヘキサノンを入れ終わったところで
系内の水相を取り出し補酵素の残量を高速液体クロマト
で分析した。その結果、初めに添加したNADの90%
が系内に残存していた。すなわち1容量相当(31)の
シクロヘキサノンが通過するときのNADの捕捉効率は
99%と計算される。このように本性を用いることによ
って未修飾のNAD(H)でも有効に系内に保持できる
ことを確認し・た。
実施例2゜ β−ケトヒドロキシステロイト脱水素酵素[EC−タノ
ール0.1μm、E D T Ao、76吋を添加した
液を水相とする。またテストステロン20071mol
および1μmのスパン85をシクロへキサノン4mlに
溶解したものを有機溶媒相(油相)とする。これと前述
の水相とをよく攪拌し、W / O型のエマルジョンを
作り、撥水性膜(東洋濾紙製NO,2S)を装着した攪
拌装置付きの限外濾過器内に入れて、24℃で反応を行
った。反応中、シクロヘキサノンに溶解したテストステ
ロン溶液(100a+M)を4+wl/hrの速度で添
加すると同時に同速度で有ai媒相を濾過した。
!Oh「反応後、濾液(有8N溶媒相401)中の生産
物を分析し、5.6mMの4−アンドロステン−3,1
7−ジオンおよび6.3mMのシクロヘキサノールを認
めた。
一方、注液中の補酵素を高速液体クロマトで分析した結
果、補酵素は全く検出されなかった。この様にエマルジ
ョンの状態におけろ水相中の補酵素は撥水性膜を介して
系内に捕捉されるため、連続反応における補酵素の再利
用に大なる効果を発揮する。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)酵素および補酵素を用いて反応を行うに当たり、
    酵素および補酵素を水相とし、水難溶性の基質を有機溶
    媒相とするエマルジョンを作り、撥水性の透過性膜を用
    いることに依って水溶性の酵素および補酵素を系内にと
    どめ生産物を連続的に取り出しながら反応を行わせるこ
    とを特徴とする酵素反応方法
JP27977786A 1986-11-26 1986-11-26 酵素反応方法 Granted JPS63133989A (ja)

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JP27977786A JPS63133989A (ja) 1986-11-26 1986-11-26 酵素反応方法

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JP27977786A JPS63133989A (ja) 1986-11-26 1986-11-26 酵素反応方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63133989A true JPS63133989A (ja) 1988-06-06
JPH0365755B2 JPH0365755B2 (ja) 1991-10-14

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ID=17615774

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3926726A (en) * 1973-01-26 1975-12-16 Snam Progetti Method for carrying out enzymic reactions by means of the use of biphasic aqueous-organic systems
JPS602190A (ja) * 1983-02-03 1985-01-08 デユフアル・インテルナチオナル・レセ−ルフ・ベ−・ヴエ− 水不溶性または殆んど水不溶性の有機基質を転換する方法
JPS60118190A (ja) * 1983-11-28 1985-06-25 Nitto Electric Ind Co Ltd 酵素反応方法

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3926726A (en) * 1973-01-26 1975-12-16 Snam Progetti Method for carrying out enzymic reactions by means of the use of biphasic aqueous-organic systems
JPS602190A (ja) * 1983-02-03 1985-01-08 デユフアル・インテルナチオナル・レセ−ルフ・ベ−・ヴエ− 水不溶性または殆んど水不溶性の有機基質を転換する方法
JPS60118190A (ja) * 1983-11-28 1985-06-25 Nitto Electric Ind Co Ltd 酵素反応方法

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Publication number Publication date
JPH0365755B2 (ja) 1991-10-14

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