JPS63132179A - 溶接機の絶縁測定方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、鋼板溶接機の絶縁抵抗を測定する方法に関す
るものである。

〔従来の技術〕

一般に、プロセスラインにおける溶接機は、溶接部に電
流を流し、その時に発生するアーク熱またはジュール熱
によシ被溶接材を溶融して溶接を行なう方式である。し
かし、電源から溶接部へ電流を導く導体の絶縁が不良で
あると、電流が正しい経路で流れないので、溶接部に所
望の電流が有効に流れず溶接不良となっていた。さらに
、導体の絶縁が低下した部分からの漏れ電流によって。

周囲の設備へ電蝕を発生させた）、また短絡故障を発生
させたシしていた。

従って、プロセスラインにおける饅接機で＃接する際に
は、溶接不良等の問題が発生しないように、導体の絶縁
状態が良好であるか否かを常に調べる必要があった。

従来、導体の絶縁状態を調べるには、メガ−又はテスタ
ーで導体の絶縁抵抗を測定して行なっていた。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかし、従来のメだ−等で絶縁抵抗を測定する方法では
、溶接機において異種金属間の電池作用によりて発生す
る電圧、すなわち過電圧が発生しているので、この過電
圧によ電流ｎる一流のために絶縁抵抗を正確に測定する
ことが困難であると−う問題点があった。

本発明は、以上の問題点を解消し、被測定回路の状況に
影響されず溶接機の絶縁抵抗を正確に測定できる方法を
提供することを目的とする。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は、上記目的を達成するために、被測定回路と大
地間に値の異なる複数の電圧を印加し、この複数の電圧
の印加による結果を統計処理して過電圧による影響を排
除した絶縁抵抗を求めることができるようにしたもので
ある。

すなわち１本発明による溶接機の絶縁測定方法は、溶接
機の被測定回路に一方が接地され九可変電圧電源を接続
し、該可変１圧電源の印加電圧を変化させたときの可変
電圧電源両端の電圧及び可変電圧電源を流れる電流をそ
れぞれ求め、これら複数組の電圧及び電流の関係から統
計処理により電圧と電流の関係式を算出して被測定回路
の絶縁抵抗を求めることを特徴として構成されている。

複数組の電圧及び電流の関係から統計処理によシ鑞圧と
電流の関係式を算出するには１例えば電圧と電流の関係
を最小二乗法によシ直線回帰分析を行ない、 Ｖ＝：ＩＸα＋β の式を算出する。この式において、αは被測定回路の絶
縁抵抗であシ、βは仮想電池の過′−圧である。

本発明の溶接機の絶縁測定方法は、フラッシュ／ぐツト
ウェルダー、ミームウェルダー等の大電流抵抗溶接機の
絶縁測定に特に有効である。

〔作用〕

本発明による溶接機の絶縁測定方法では、可変電圧電源
で被測定回路と大地間に値の異なる電圧を複数回加える
。このとき測定された電圧及び電流は統計処理する際の
資料とな）、この電圧及び電流よシミ圧と電流の一般的
に関係式が算出される。そして、この関係式は絶縁抵抗
を内在しているものであるので絶縁抵抗の値が判明する
。

〔実施例〕

本発明による鋼板溶接機の絶縁測定方法の一実施例を第
１図及び第２図に基づいて説明する。

第１図は絶縁抵抗を測定する鋼板溶接機の回路構成を示
す図、第２図は同上の絶縁測定器の回路構成を示す図で
ある。

第１図において、符号１は電源部で、この電源部ｌは１
源（図示せず）、整流素子２・２及び溶接用変圧器の一
次巻騙３と並らびに溶接用変圧器の二次巻線４とからな
っている。この電源部ｌの二次巻線４は導′屯用導体５
・５を介して溶接用４極輪６・６が接続され、この溶接
用’ａｍ輪６・６が被溶接材料である鋼板７を加圧しつ
つ大電流を流し溶接する。

導電用導体５には接触器８を介して絶縁測定部９が接続
されている。この絶縁測定部９は、第２図に示すように
、グラス側が接触器８に接続されるとともにマイナス側
が接地された可変電圧電源１０と、この可変電圧電源１
０に並列に接続された電圧検出器１１及び直列に接続さ
れた電流検出器１２と、これら電圧検出器１１及び電流
検出器１２に接続され検出され九電圧と電流から導体の
絶縁抵抗を計算する演算ユニット１３とからなっている
。

なお、符号１４は過電圧によって発生する′１圧を電池
として表わした仮想電池である。

次に、以上のような回路構成の溶接機において、本発明
による絶縁測定方法の一実施例について説明する。

まず、可変電圧電源１０の電圧を数回変化させ、例えば
５Ｖ、ＩＯＶ、１５Ｖと３回変化させ、このときに流れ
る電流を電流検出器１２でそれぞれ測定する。そして、
これらのデータを演算ユニット１３に出力し、演算ユニ
ット１３でこれらのデータから最小２乗法によｊ＋Ｖ＝
ＩＸα＋βの式を作成する。例えば、電流が０．２Ａ、
０．３Ａ、０．４Ａと変化していたとすると、上記Ｖ＝
ＩＸａ＋βの式において。

α＝５００．β＝−５ｖとなシ絶縁抵抗αの値が求まる
。

また１以上のような最小２乗法を用いずに、簡易に求め
る方法としては、′電圧を２回変化させ、例えば５Ｖ、
ＩＯＶと変化させ、このときの電流を測定する。例えば
電流が０．２　Ａ　、　０．３　Ａでありたとすると、
これらの値よジグラフを作成しαを求める。すなわち、
直圧が５ｖ変化したとき、電流が０、ＩＡ変化している
ので、この回路の絶縁抵抗αは５０Ωであることが求ま
る。

〔発明の効果〕

本発明の溶接機の絶縁測定方法は、値の異なる電圧を複
数回印加しその結果を統計処理することによシ絶縁抵抗
を求めるようにしたので、過電圧による影響を排除でき
る。従って、絶縁抵抗を正確に測定することができ、絶
縁劣化に起因する事故を未然に防止できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による溶接機の絶縁測定方法に用いられ
る溶接機の電気回路を示す図、第２図は同上の絶縁測定
部の電気回路を示す図である。 １・・・電源部、５・・・導電用導体、６・・・溶接用
電極輪、７・・・被溶接材、８・・・接触器、９・・・
絶縁測定部、１０・・・可変電圧電源、１１・・・電圧
検出器、１２・・・電流検出器、１３・・・演算ユニッ
ト 第１図 第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 溶接機の被測定回路に一方が接地された可変電圧電源を
   接続し、該可変電圧電源の印加電圧を変化させたときの
   可変電圧電源両端の電圧及び可変電圧電源を流れる電流
   をそれぞれ求め、これら複数組の電圧及び電流の関係か
   ら統計処理により電圧と電流の関係式を算出して被測定
   回路の絶縁抵抗を求めることを特徴としている溶接機の
   絶縁測定方法