JPS63128610A - 磁気共鳴装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） 本発明は、永久磁石（ｐｅｒｍａｎｅｎｔ　ｍａｇｎｅ
ｔ）方式の磁気共鳴装置に関する。

（従来の技術） 磁気共鳴装置は被検体の所望部位に一様な静磁場を印加
し、この静磁場と直角方向にＲＦｌａ場を形成する送信
用ＲＦコイルによって断層像を１ｑる特定のスライス部
分のみに磁気共鳴を生じさせ、ざらにＲＦ磁場の解除後
に原子核から発生する磁気共鳴信号（以下ＭＲ倍信号称
する）を受信用ＲＦコイルによって検出するようにした
ものである。

ざらに静磁場に対して直線的な傾斜を有する線形磁場勾
配を作用させて合成ＭＲ倍信号得、この信号をフーリエ
変換することによりスライス部分のＭＲ像を形成するこ
とが行われる。

上述した静磁場を形成する方式として、常伝導方式と超
伝導方式とが知られている。この両方式はいずれもコイ
ルに電流を流して静磁場を形成するものである。一方、
永久磁石を使用して静磁場を形成させるいわゆる永久磁
石方式も近年その経済性から脚光を浴びてきている。

上記近年脚光を浴びつつある従来の永久磁石方式の構成
は、第３図に示すようにほぼ四角形状の純鉄からなるヨ
ーク１と、このヨーク１の図示上下方向のほぼ中央部分
に互いに対向するように取り付けられた永久磁石２，２
と、この永久磁石２のエアーギャップ４に面する側には
それぞれ磁極３が取り付けられた構成となっている。こ
の永久磁石２と磁極３とにより構成されるいわば静磁場
発生手段の間すなわちエアーギャップ４に被検体く図示
しない）を載置するようになっている。

ところで、前述した常伝導方式と超伝導方式からなる磁
気共鳴装置では、いずれも静磁場発生コイルに電流を流
して静磁場を形成するようになっているので、例えば静
磁場発生コイルの主磁束発生面に静磁場を撹乱するもの
例えばクリップその他の磁性体物品等が、吸引付着した
場合であっても、静磁場コイルに流れる電流をカットし
ざえすれば除去することができた。他方、永久磁石によ
り静磁場を発生させている場合には、静磁場をカットす
ることができず、上述した主磁束発生面に静磁場を撹乱
するクリップその他の磁性体物品等が付着じた場合、そ
の除去が困難である。

（発明が解決しようとする問題点） 上述したように従来装置においては、永久磁石により静
磁場を発生させている場合には、静磁場をカットするこ
とができず、上述した主磁束発生面に静磁場を撹乱する
クリップその他の磁性体物品等が付着した場合にその除
去が困難であるという問題を有していた。

そこで、本発明はこのような問題の解決を図った磁気共
鳴装置の提供を目的とする。

［発明の構成］ （問題点を解決するための手段） 上記問題点を解決覆るための本発明の構成は、閉磁路を
形成するヨークに相互に対向して取り付けられた永久磁
石を有する磁気共鳴装置において、少なくとも前記ヨー
クに、上記永久磁石の主磁束発生面を覆う如く非磁性体
からなる磁気遮蔽部材を巷説可能に設けたことを特徴と
している。

（作　用） 上記構成を有する本発明の作用は、ヨークに対向配置さ
れた永久磁石の主磁束発生面に磁気遮蔽部材を設けたの
で、主磁束を遮断することが可能となると共に、永久磁
石の表面を保護している。

（実施例） 以下本発明の一実施例について図面を参照して説明する
。

第１図は本発明の一実施例装置の昇観斜視図である。

同図において磁気共鳴装置は、はぼ四角形状の例えば純
鉄からなるヨーク５と、このヨーク５を構成する部材の
うち上部ヨーク部材５ａの図示下側中央部及び下部ヨー
ク部ＪＡ５　ｂの上側中央部にはそれぞれ永久磁石５と
磁性体の磁極７とによりなる静磁場発生手段が互いに対
向するように取り付けられるとともに、この静磁場発生
手段の主磁束発生面１１を覆うと共に、両端部がヨーク
にボルト１０を介して取り付けられた非磁性体からなる
磁気遮蔽部材９が設けられた構成となっている。

尚、図中８は永久磁石６とヨーク５とを固定する非磁性
体のリング状部拐である。

上記磁気遮蔽部材９は第２図に示すようになっている。

即ち、全体形状はそれぞれ略コ字状を有し、中央部分に
は、対応する磁極７の表面に形成された凹部形状に対応
する凸部を設け、左右の脚部９ａ。

９ａには起立ヨーク部材５ｃ、５ｃにボルト１０により
＠脱自在に固定するためのボルト穴１３を設けた構成と
なっている。そして、このような磁気遮蔽部材９をそれ
ぞれ静磁場発生手段の主磁束発生面１１側（これは同時
に永久磁石の主磁束発生面でもある）を覆うように取り
付けるようにしている。また、その材質は例えばニッケ
ル鋼、マンガン鋼、１８−８ステンレス鋼等の非磁性体
としている。このようにして上記永久磁石の主磁束発生
面１１と、この主磁束に面する起立ヨーク部材５Ｇ、５
ｃを同時に磁気遮蔽している。

第３図は磁気遮蔽部材の一変形例を示す正面図である。

同図に示す磁気遮蔽部材１４は、永久磁５６゜磁極７．
およびリング状部材８を全体として包囲するように略Ｍ
字状に形成したものでおる。このように形成した磁気遮
蔽部材１４は、その脚部先端に設けた鍔部１４ａ、１４
ａを介して、上部ヨーク部材５ａにボルト１０によって
着脱可能に固定されている。

ところで、上述した磁気遮蔽部材はいづれもヨーク部材
に対してボルトにより着脱可能に固定したものを例示し
たが、これに限定されず例えば第４図に示すように第１
図に示ずような磁気遮蔽部材９の開口部をそれぞれ向い
合せた形状の磁気遮蔽部材１５の側部に凸部１５ａ、１
５ａを設け、起立ヨーク部材５ｃ、５ｃには上記凸部１
５ａ。

１５ａに対応して凹部を形成し、紙面と直交する方向で
挿脱するようにしてもよい。尚、第３図及び第４図中第
１図と同様の部材は同符号を付して説明を省略する。

以上のように構成された磁気共鳴装置の作用。

効果について説明する。

まず、上述した磁気遮蔽部材９．１４．１５等が無い場
合には第５図に示すエアーギャップ４部分つまり主磁束
経路には磁界が発生している。このような状態において
このエアーギャップ部分４に被検体く図示しない）Ｓ：
載置して磁気共鳴信号を得る。そして、この操作を終了
したら、前述した磁気遮蔽部材を装着する。上述したい
づれかの磁気遮蔽部材の装着により第１図に示ず上側Ｉ
ａ性と下側ｖｔ１極の間の静磁場は該磁気遮蔽部材によ
り遮断される。この磁気遮蔽部材は第１図においてはボ
ルト１０により、そして第４図にｄ５いては起立ヨーク
部材５Ｃに設けた凹部と磁気遮蔽部材に設けた凸部１５
ａとにより着脱容易としている。

このような磁気遮蔽部材がない従来の磁極部分あるいは
永久磁石部分に例えばクリップ等が何名した場合には、
これらを除去することが磁気吸引力が強いために困難で
あったのを、上記磁気遮蔽部材の装着によりたとえ磁極
上に上記クリップ等が誤って落下した場合であっても、
該クリップ等には磁力が作用しないので容易に除去する
ことができる。そして、本装置を使用する際にはこの磁
気遮蔽部材を固定しているボルトを取り外しあるいはこ
の磁気遮蔽部材をスライドすればよいように着脱容易に
しているので、その取扱も簡便である。また、磁極表面
等は上記磁気遮蔽部材により被覆されるのでキズ等が生
じにくくなる。

尚、本発明は上記図示実施例に限定されず、本発明の要
旨の範囲内で様々に変形実施が可能であることを付記す
る。

［発明の効果］ 以上詳述したように本発明によると、永久磁石により発
生する静磁場を撹乱させる不要物品等の付着を防止でき
る磁気共鳴装置の提供ができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明装置の外観斜視図、第２図は第１図に示
す磁気遮蔽部材の外観斜視図、第３図は磁気遮蔽部材の
一変形例を示す正面図、第４図は磁気遮蔽部材の取り付
は方法の他例を示す説明図、第５図は従来の磁気共鳴装
置の説明図である。 ５・・・ヨーク、６・・・永久磁石、７・・・磁極、８
・・・リング状部材、 ９．１４．１５・・・磁気遮蔽部材。 代理人　弁理士　則　　近　　恵　　缶周　　　　　大
　　　胡　　　典　　　夫第　　３　図 第　　４　図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）閉磁路を形成するヨークに相互に対向して取り付
   けられた永久磁石を有する磁気共鳴装置において、少な
   くとも前記ヨークに、上記永久磁石の主磁束発生面を覆
   う如く非磁性体からなる磁気遮蔽部材を着脱可能に設け
   たことを特徴とする磁気共鳴装置。
2. （２）前記磁気遮蔽手段は永久磁石の主磁束発生面及び
   この主磁束に面するヨーク部分とを磁気遮蔽するもので
   ある特許請求の範囲第１項記載の磁気共鳴装置。