JPS6312788A - パルプの処理方法 - Google Patents

パルプの処理方法

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Publication number
JPS6312788A
JPS6312788A JP15597486A JP15597486A JPS6312788A JP S6312788 A JPS6312788 A JP S6312788A JP 15597486 A JP15597486 A JP 15597486A JP 15597486 A JP15597486 A JP 15597486A JP S6312788 A JPS6312788 A JP S6312788A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pulp
epoxy compound
added
alkali
yield
Prior art date
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Pending
Application number
JP15597486A
Other languages
English (en)
Inventor
野村 芳禾
坂井 謙作
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honshu Paper Co Ltd
Original Assignee
Honshu Paper Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Honshu Paper Co Ltd filed Critical Honshu Paper Co Ltd
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Publication of JPS6312788A publication Critical patent/JPS6312788A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、高歩留パルプ及び脱墨故紙パルプ等リグニン
含有パルプをエポキシ化合物で処理し、光褪色性に優れ
たパルプを製造する方法に関するものである。
一般にパルプは光に当たる事により、元エネルギーを吸
収して、褪色、濃色化および黄色化の現象を呈する。特
にリグニン含有基の高い高歩留パルプや脱墨故紙パルプ
を主原料とする紙においては、その傾向が顕著であり、
これは紙の保存性の点で重要な問題と考えら、れている
(従来の技術) 従来この耐光性を向上させる方法として種々の方法が考
えられた。例えば、リグニン内でのフェノキシラジカル
の生成を阻止する働きを持つ物質を添加する方法として
、芳香族アミンやフェノール誘導体を添加し、ラジカル
連鎖反応を停止させる方法、β−カロチンを添加して一
重項酸素を消失させる方法、又はベンゾ・フェノン誘導
体を紫外線吸収剤として添加する方法等が知られている
一方すゲニンを化学改質して褪色を少なくする方法とし
ては、リグニン中のフェノール注水酸基に対するジアゾ
メタンによるエーテル化や硫酸ジメチルによるメチル化
、およびペンゾイルクロライドによるベンゾイル化が有
シ、リグニン中の側鎖α−カルボニル基を水素化ホウ素
ナトリウムやセミカルバジドにより変性させる方法も知
られている。
その他の方法としては、光吸収により生成する着色物質
に亜硫酸塩等の求核的還元剤を添加し、着色物質の生成
を阻止する方法も有る。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、これらはいずれもパルプへの選択性や効
果の点から、その票までは実操業への応用は難かしい場
合がある。
本発明者らは、下級印刷紙の主原料となる高歩留パルプ
又は脱墨故紙パルプへの効果が明確である耐光性付与助
剤を用いたパルプ製造方法の開発を目的に研究を進めた
結果、上記パルプを通常の製造工程内で、大きな設備変
更を伴なう事なく、少量の薬品添加でもって元祖色性の
少ないパルプtW造可能とする耐光性付与方法を見出し
、本発明をなすに至った。
(問題点を解決するための手′段) すなわち本発明は高歩留パルプ又は脱墨故紙パルプをア
ルカリ存在下でエポキシ化合物を用いて処理し5色性を
付与するパルプの処理方法に関するものである。
また本発明は高歩留パルプ又は脱墨故紙パルプをアルカ
リ存在下でエポキシ化合物と第3アミン類を用いて処理
しy4色性を付与するパルプの処理方法に関するもので
ある。
更にまた本発明は高歩留パルプ又は脱墨故紙パルプをア
ルカリ存在下でエポキシ化合物と過酸化物を用いて処理
し!4色性を付与するパルプの処理方法に関するもので
ある。
このように本発明は基本的にはパルプをアルカリの存在
下でエポキシ化合物を用いて処理するものであるが、エ
ポキシ化合物と第3アミン類又は過酸化物を併用して処
理するとエポキシ化合物単独の場合よシも更に光褪色性
低減効果が増大する。
なおエポキシ化合物と第3アミン類と過酸化物を併用す
ると更に良い結果が得られる。
当発明の高歩留パルプとはパルプ製造の際に機械的に解
繊する必要の有るパルプを言い、砕木パルプ(CP)、
IJファイナ−砕木パルプ(RGP )、サーモメカニ
カルパルプ(TMP )、ケミグラウンドパルプ(CG
P ) 、セミケミカルパルプ(SCP)等があげられ
る。
又、脱墨故紙パルプとは、新聞用紙、雑誌用紙、下級印
刷紙として印刷処理後、化学的および物理的に脱墨処理
をうけ、パルプ原料として再生される故紙パルプをさす
ものである。
本発明に用いられるアルカリは特に限定されず、最も一
般的には水酸化ナトリウムが用いられるがその他炭酸水
素す) I)ラム等も用いられる。アルカリは通常0.
005〜0.2規定、好ましくは0.05〜0.1規定
濃度の水溶液の形で用いられる。
エポキシ化合物として好ましいものとしてはプロピレン
オキサイド、エチレンオキサイド、スチレンオキサイド
があげられ、絶乾パルプ重量当り 0.05〜100係
、好ましくは0.2〜5幅加えられる。
又、第3アミン類の中で最も好ましいものとしてはトリ
エタノールアミンがあケラれる。第0.07 3アミン類の添加量は絶乾パルプ重量当シギ0.05− 〜20係、好ましくはH目〜1 %である。
更に過酸化物としては最も一般的には過酸化水素が用い
られ、絶乾パルプ重量当、6 o、 o s〜5係、好
ましくは0.1〜1%加えられる。
本発明においては叩解、解繊、又は離解されたパルプは
最初てアルカリ溶液に5〜60分、好ましくは10〜2
0分浸漬され、その後パルプ濃度3〜50係、好ましく
は5〜20妬に脱水される。
次にエポキシ化合物単独、エポキシ化合物と第3アミン
類、エポキシ化合物と過酸化物、エポキシ化合物と第3
アミン類と過酸化物のいずれかの耐光性付与助剤が添加
される。
添加後、パルプは40〜80℃好ましくは60〜70℃
で2〜4時間処理される。
これらの耐光性付与助剤の添加場所は本発明の目的を達
成する事が出来る所であれば良く、特に制限はされない
(作 用) 本発明による元祖色性の低減効果は、光に対し発色に関
与するリグニンのフェノール性水酸基をエポキシ化合物
例えばプロピレンオキサイドで次の様に変化させるため
光て対し安定になるものと推定される。
(実施例) 以下実施例によシ本発明を更に詳細に説明する。
実施例1 針葉樹’IMP−を3.62とシ、0.IN濃度の水酸
化ナトリウム水溶液150tntに10分浸漬し、パル
プ濃度を40係に調整後、プロピレンオキサイドを2%
添加し、密封状態で60℃の雰囲気下で4時間放置した
比較のため、無処理のものについて試験した。
各々のパルプてつぃて100 f/rr?手抄紙を作成
し、次に示す耐光性評価法により白色度低下率を求めた
耐光性の評価方法としては、得られたパルプシートを照
射強度0.40 vJAr?のキセノンランプで4時間
照射し、下式に示す白色度低下基(イ)で比べた。
×100 結果を第1表に示す。
第1表 実施例2 針葉樹TMPを3.62とり、0.05N濃度の水酸化
ナトリウム水溶液150−に10分浸漬後、パルプ濃度
を40係に調整し、トリエタノールアミンを0.02%
(対絶乾パルプ重量)添加し、5分後にプロピレンオキ
サイドを2%添加し、密封状態で60′cの雰囲気下に
4時間放置した。
比較のため、無処理のものについて試験した。
各々のパルプについて実施例1と同様の耐光性評価方法
によシ白色度低下車を求めた。結果を第2表に示すっ 第2表 実施例3 脱墨故紙パルプを3.62とシ、0.IN濃度の水酸化
ナトリウム水溶液150−に10分浸漬後、パルプ濃度
を40%に調整し、トリエタノールアミンを0.2係添
加し、5分後にプロピレンオキサイドを2%添加し、密
封状態で70℃の雰囲気下に2時間放置した。
比較のため、無処理のものについて試験した。
各々のパルプについて、実施例1と同様の方法によシ白
色度低下率を求めた。
結果全第3表に示す。
第6表 実施例4 針葉樹TMP k 3.6 fとシ、0.05N濃度の
水酸化ナトリウム水溶液150−に10分浸漬後、パル
プ濃度を10係に調整し、過酸化水素を0.5%、5分
後((プロピレンオキサイドを2つ各々添加し、密封状
態で60℃の雰囲気下に4時間放置した。実施例1と同
様の耐光性評価法による白色度低下率の測定結果を第4
表に示す。
第4表 実施例5 11?を葉朗TMPを3.62とり、0.2N濃度の水
酸化ナトリウム水后a150mに10分浸漬し、パルプ
濃度を40係に調整後、トリエタノールアミン0.2 
%、過酸化水素0.5%を添加する。
5分後に、プロピレンオキサイドを1%添加し、密封状
態で、60℃の雰囲気下で4時間放置した。
比較のため、無処理のものについて試験した。
各々のパルプについて実施例1と同様の耐光性評価方法
により白色度低下率を求めた。結果を第5表に示す。
第5表 (発明の効果) この発明により、リグニン含有主の高い高歩留パルプや
脱墨故紙パルプを主原料とする紙においては、耐光性評
価法として求めた白色度低下率の数値の優秀さに示され
た様て、保存性の一層の向上がはかられる。
この事より、紙の色目における経時変化の少ない紙、つ
まり保存性の良い紙の製造が可能となる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)高歩留パルプ又は脱墨故紙パルプを、アルカリ存
    在下でエポキシ化合物を用いて処理し、耐褪色性を付与
    するパルプの処理方法。
  2. (2)高歩留パルプ又は脱墨故紙パルプを、アルカリ存
    在下でエポキシ化合物と第3アミン類を用いて処理し、
    耐褪色性を付与するパルプの処理方法。
  3. (3)高歩留パルプ又は脱墨故紙パルプをアルカリ存在
    下でエポキシ化合物と過酸化物を用いて処理し、耐褪色
    性を付与するパルプの処理方法。
JP15597486A 1986-07-04 1986-07-04 パルプの処理方法 Pending JPS6312788A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01188973A (ja) * 1988-01-22 1989-07-28 Sharp Corp データ伝送装置
JPH0242854U (ja) * 1988-09-19 1990-03-23
JPH02122103A (ja) * 1988-10-31 1990-05-09 Babcock Hitachi Kk 粉粒体燃料の燃焼装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01188973A (ja) * 1988-01-22 1989-07-28 Sharp Corp データ伝送装置
JPH0242854U (ja) * 1988-09-19 1990-03-23
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