JPS63127750A - 人工気管 - Google Patents

人工気管

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JPS63127750A
JPS63127750A JP61271941A JP27194186A JPS63127750A JP S63127750 A JPS63127750 A JP S63127750A JP 61271941 A JP61271941 A JP 61271941A JP 27194186 A JP27194186 A JP 27194186A JP S63127750 A JPS63127750 A JP S63127750A
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JP
Japan
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artificial trachea
trachea
artificial
synthetic resin
silicone rubber
Prior art date
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Pending
Application number
JP61271941A
Other languages
English (en)
Inventor
貞雄 池田
山田 廣徳
椿 修
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toray Monofilament Co Ltd
Original Assignee
Toray Monofilament Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、医療用人工気管の改良に関し、ざらに詳しく
は、可撓性、伸縮性および人体組織との親和性がすぐれ
た人工気管に関するものである。
(従来の技術) 呼吸器外科の領域においては、たとえば気管軟化症や肺
癌などの気管浸潤症例に対して、気管および気管支を切
除しなければならないことがおる。
そして、気管軟骨輪を8〜10リング■広範囲に切除し
た場合には、気道の再建が極めて困難となるため、人工
気管を用いて気道を再建することが必要となる。
人工気管の研究は、1948年、Dan i e !の
ガラスまたはステンレススチールなどのチューブを用い
たものから始まり、1976年、NeVilleのポリ
エステル繊維製の縫合リングを付けたシリコンゴム製チ
ューブによる臨床例の報告から、再び活発に研究される
ようになった。
このNevilleの人工気管は、第8図および第9図
にその正面図を示したように、無孔性および疎水性でか
つ弾力性を有するシリコンゴム製チューブ2の両端に、
縫合リング3を接合したものである。
(発明が解決しようとする問題点) ところで、人工気管には、■充分な管腔保持力があるこ
と、■異物反応がないこと、■吻合部に肉芽形成がみら
れないこと、■人工気管の離間と逸脱がないことおよび
■毒性や発癌性がないことなどの必要条件が要求される
しかるに、上述したNevilleの人工気管は、上記
■、■および■の条件こそ満足するものの、上記■およ
び■の条件を充分満足するものではないため、次のよう
な問題を残していた。
すなわち、Nevi l Ieの人工気管は、可撓性に
乏しく、伸縮性が全くないため、生体気管と人工気管と
の接続部で両者間にずれを生じ、さらには呼吸運動によ
る動きのため、人工気管が気道粘膜を刺激することに起
因して、吻合部に肉芽形成を来たしやすい。
また、Nevi l leの人工気管は、生体組織とシ
リコンゴムとの親和性がないため、生体気管と人工気管
との吻合部で離開しやすく、その部分より局所感染が発
生して、人工気管の離間と逸脱を起こし、致命的な生体
気道の虚脱狭窄を招くことがおる。
したがって、上記Neviileの人工気管は、これを
生体内に留置する際の安全性に問題がおり、信頼度が劣
るものであった。
そこで本発明者らは、上記の問題点を解決した人工気管
、すなわち可撓性、伸縮性および人体組織との親和性が
すぐれた人工気管の開発を目的として鋭意研究した結果
、本発明を達成するにいたった。
(問題点を解決するための手段) すなわち本発明は、シリコンゴム製チューブの外周に合
成樹脂モノフィラメント製コイルを接合すると共に、そ
の両端に合成樹脂製結合リングを接合したことを特徴と
する人工気管を、その要旨とするものである。
(発明の作用) 本発明の人工気管は、シリコンゴム製チューブの外周に
、合成樹脂モノフィラメント製コイルを接合したため、
前記チューブに可撓性および伸縮性が付与され、呼吸運
動によっても生体気管とよくなじみ、生体気管と人工気
管との吻合部に肉芽形成を生ずることがなくなる。
また本発明の人工気管は、シリコンゴム製チューブの両
端に合成樹脂製結合リングを接合し、ざらにこの接合リ
ングの外周に粗面化テープを接合したため、人工気管と
生体気管との組R12相性が改良され、人工気管の離間
と逸脱を起こしにくくなる。
(実施例の説明) 以下、図面を参照しつつ、本発明の人工気管の実施例に
ついて詳細に説明する。
第1図は本発明の人工気管の第1実施例を示す正面図、
第2図は同端部拡大断面図、第3図は本発明の人工気管
の第2実施例を示す正面図、第4図は同第3実施例を示
す正面図、第5図は合成樹脂モノフィラメント製コイル
を示す正面図、第6図は本発明の人工気管の第4実施例
を示す端部拡大断面図、第7図は本発明の人工気管と生
体気管との接合方法を示す断面説明図でおる。
まず第1図および第2図に示した第1実施例において、
本発明の人工気管1は、直線状のシリコンゴム製チュー
ブ2の両端に合成樹脂製結合リング5を接合し、ざらに
二つの縫合リング5の間のシリコンゴム製チューブ2の
外周全長にわたって、合成樹脂モノフィラメント製コイ
ル4を接合すると共に、前記結合リング5の外周に縫合
リング3および粗面化テープ6を接合することにより構
成されている。
第3図に示した第2実施例における人工気管1は、シリ
コンゴム製チューブ2の形状をドッグレッグ型とした点
が、上述した第1実施例と相違している。
また、第4図に示した第3実施例における人工気管1は
、シリコンゴム製チューブ2の形状をY字型とし、三つ
の結合リング5を設けて、気管分岐部形成用に構成した
点が、上述の第1および第2実施例と相違している。
このように、シリコンゴム製チューブ2の外周に合成樹
脂モノフィラメント製コイル4を接合することにより、
チューブ2に可撓性および伸縮性が付与され、呼吸運動
によっても生体気管とよくなじみ、生体気管との吻合部
に肉芽形成を生ずることのない人工気管の取得が可能と
なる。
また、シリコンゴム製チューブ2の両端に、粗面化テー
プ6を具備した結合リング5を接合することにより、生
体組織に対する親和性が向上し、生体気管との離間や逸
脱を起こしにくい人工気管の取得が実現する。
本発明で用いるシリコンゴム製チューブは、生体用シリ
コンゴムをチューブ状に押出成形するか、またはシリコ
ンゴム製フィルムをチューブ状に加工したものであり、
通常チューブ肉厚が0.1〜0、571111、とくに
0.15〜0.3rWr1、チュー、ブ直径が5〜40
m、とくに10〜25馴程度のものが好適である。なお
、チューブ直径は、患者の年齢や患部の状態などに応じ
て適宜選択し得ることはいうまでもない。
本発明で用いる合成樹脂モノフィラメント製コイル4は
、第5図に示したような非密着型らせん状物である。
この合成樹脂モノフィラメント製コイル4は、ポリエス
テル、ポリアミド、ポリオレフィンおよびシリコンゴム
などの熱可塑性樹脂からなるモノフィラメントを、その
融点に近い温度に予熱し、得ようとするコイルの内径に
等しい直径を有する回転8棒−に、適当なピッチPをお
いて連続的に巻き付けつつ冷却する方法などにより製造
することができる。
上記コイル4の直径りは、チューブ1の外径に一致する
ものであり、このコイル4を構成するモノフィラメント
の直径dは、チューブ1とコイル4からなる人工気管1
の肉厚が0.2〜0.7調、とくに0.3〜0.5mと
なる範囲から選択される。
また、コイル4の素材モノフィラメントとしては、人工
気管1自体に一層すぐれた可撓性と伸縮性を与え得る点
で、ポリエチレンテレフタレートが最も好適である。
なお、コイル4の素材モノフィラメントの断面形状は、
円形、半円形、楕円形(扁平)、三角形、四角形および
その他の多角形などの任意の形状が適用できるが、チュ
ーブに対する接着力を高め、しかも人工気管1の肉厚を
極力抑えて、それにすぐれた可撓性と伸縮性を付与する
゛ためには、なかでも図示したような扁平か、または半
円形の断面を有するモノフィラメントの使用が望ましい
ざらに、本発明で用いる合成樹脂製結合リング5は、ポ
リエステル、ポリアミド、ポリオレフィンおよびシリコ
ンゴムなどの熱可塑性樹脂を射出成形することなどによ
り製造されたものである。
この結合リング5の外周に接合される粗面化テープ6は
、人工気管と生体組織との親和性を向上させるために重
要であり、たとえば細物のポリエステルモノフィラメン
トなどをマーレックス様の織構造を有する織物にしたも
のを適当な幅に切断してなるフェルト状物の使用が好適
である。
また、上記粗面化テープ6と共に、結合リング5の外周
に接合される縫合リング3は、生体気管と人工気管を縫
合する際の固定作用を行なうもので、ポリエステルやポ
リアミドなどの繊維をリング状に加工したものまたは通
常の生体用ゴム弾性体などをリング状に成形したものな
どを使用することができるが、場合によっては、結合リ
ング5の成形時に、同じ材料を用いて一体成形すること
により形成することもできる。
次に、第6図に示した第4実施例における人工気管1は
、合成樹脂モノフィラメント製コイル4の外面に、さら
に第2のシリコンゴム製チューブ2′を密着被覆して、
コイル4をチューブ2.2′の内部に包埋した点が、上
述した第1〜第3実施例と相違している。
この第4実施例の態様においては、チューブを二重構造
にしたため、チューブ自体の強度や耐久性が一層向上す
る。
上述した本発明の人工気管を用いる手術手技は、第7図
に示したように行なわれる。
すなわち、まず人工気管1の両端部を、生体気管7内に
テレスコープ式に挿入し、生体気管7の外部から、その
重複部分を生体用テープ8で緊縛する。
次いで、人体気管7の端部と、人工気管1の縫合リング
3とを、生体用縫合糸9で縫合することにより、人工気
管1と生体気管7の結合を完了する。
そして、本発明の人工気管1は、合成樹脂モノフィラメ
ント製コイル4により、シリコンゴム製チューブ2の虚
脱を防止し、ざらに可撓性と伸縮性が付与されたもので
あるため、生体内に留置する際に、上記人工気管1と生
体気管6との結合部(吻合部)において、ゆるみや生体
刺激を生ずることが少なく、吻合部に肉芽を形成する恐
れがない。
さらにまた、本発明の人工気管1は、結合リング5に設
けられた粗面化テープ6により、生体組織との親和性が
付与されたものであるため、生体組織とよくなじみ、生
体気管から離間、逸脱を起こす恐れがない。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明の人工気管は、可撓性、収
縮性および人体組織との親和性がすぐれているため、生
体内に留置する際に、吻合部肉芽形成や生体気管からの
離間、逸脱を生ずることがなく、安全性がきわめて改良
されたものでおる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の人工気管の第1実施例を示す正面図、
第2図は同端部拡大断面図、第3図は本発明の人工気管
の第2実施例を示す正面図、第4図は同第3実施例を示
す正面図、第5図は合成樹脂モノフィラメント製コイル
を示す正面図、第6図は本発明の人工気管の第4実施例
を示す端部拡大断面図、第7図は本発明の人工気管と生
体気管との接合方法を示す断面説明図であり、第8図お
よび第9図は従来の人工気管を示す正面図である。 1・・・人工気管 2・・・シリコンゴム製チューブ 3・・・縫合リング 4・・・合成樹脂モノフィラメント製コイル5・・・合
成樹脂製結合リング 6・・・粗面化テープ 7・・・生体気管 8・・・生体用テープ 9・・・生体用縫合糸

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1) シリコンゴム製チューブの外周に合成樹脂モノ
    フィラメント製コイルを接合すると共に、その両端に合
    成樹脂製結合リングを接合したことを特徴とする人工気
    管。
  2. (2) 合成樹脂製結合リングの外周に、縫合リングお
    よび粗面化テープが接合されていることを特徴とする特
    許請求の範囲第(1)項記載の人工気管。
  3. (3) シリコンゴム製チューブの形状が直線型、ドッ
    グレッグ型およびY字型から選ばれたいずれかであるこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第(1)項および第(2
    )項記載の人工気管。
  4. (4) 合成樹脂モノフィラメント製コイルが、ポリエ
    チレンテレフタレートから作られたものであることを特
    徴とする特許請求の範囲第(1)項ないし第(3)項記
    載の人工気管。
  5. (5) 粗面化テープが、マーレックスメッシュ様の織
    構造を有する織物から形成されたテープであることを特
    徴とする特許請求の範囲第(1)項ないし第(4)項記
    載の人工気管。
  6. (6) 合成樹脂モノフィラメント製コイルの外面を、
    さらにシリコンゴム製チューブで被覆したことを特徴と
    する特許請求の範囲第(1)項ないし第(5)項記載の
    人工気管。
JP61271941A 1986-11-17 1986-11-17 人工気管 Pending JPS63127750A (ja)

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ID=17506970

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017500952A (ja) * 2014-04-04 2017-01-12 ジャイラス エーシーエムアイ インク 移動防止特徴を有する尿管ステント

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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