JPS63126925A - ミユ−ル精紡機におけるスピンドルキヤレツジの駆動装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明は紡毛糸を紡出するためのミュール精紡機にお
けるスピンドルキャレッジの駆動装置に関する。

（従来の技術） 従来のミュール精紡機のスピンドルキャレッジの駆動機
構では第５図、第６図に示すように、昇進用の駆動＠１
０４を回転駆動して、この駆動軸１０４に嵌着され、か
つスパイラル状の巻取り面をもつスクロール１０５と、
スピンドルキャレッジ１０３に設けたロープタイトニン
グホイール１０９とに繋止されたロープ１０２をスクロ
ール１０５に巻込んでロー１１０１を解舒しながらスピ
ンドルキャレッジ１０３を昇進走行さＶｌまた、第７図
〜第９図に示すように、自進用の駆動軸１１０を回転駆
動してスクロール１１１．１１１とロープタイトニング
ロール１１２．１１２とに繋止されたロープ１１３，１
１３をスクロール１１１に巻込んでロー１１１４をスク
ロール１１５から解舒しながらスピンドルキャレッジ１
０３を昇進走行させていた。

（発明が解決しようとする問題点） 上記駆動手段の場合には荷重や温湿度変化等に伴うロー
プの伸縮によってスクロール１０５，１１１へのロープ
１０２．１１３の巻回位置が変動してスピンドルキャレ
ッジ１０３の走行位置に対してずれが起生じ、このずれ
によってスピンドルキャレッジ１０３が折返し端で異常
走行したり、衝撃作用を受け、ひいては糸切れを誘発す
る問題点や、スピンドルキャレッジ１０３の走行距離が
変動して番手むら、撚むらの原因となる問題点や、全体
の機構が複雑となる問題点等があった。

本発明の目的は上記問題点を解消してスピンドルキャレ
ッジの走行動作を適正化しうるミュール精紡機における
スピンドルキャレッジの駆動装置を提供することである
。

（問題点を解決するための手段） 本発明は変速制御可能な制御モータで循回駆動される無
端状の伝動部材の一部にはスピンドルキャレッジに設け
たガイド部材に対し上下方向への変位可能でスピンドル
キャレッジの走行方向への変位不能に拘持されたスライ
ド部材を繋止したスピンドルキャレッジの駆動装置を要
旨とするものである。

（作　用） 本発明装置は無端状の伝動部材を変速制御可能な制御モ
ータで変速して循回駆動するとともに、前記伝動部材の
一部に繋止したスライド部材を、スピンドルキャレッジ
に設けたガイド部月に対し上下方向の変位可能に拘持し
、スピンドルキトレッジを内進端の前後で減速走行させ
かつ外進端で減速走行させて往復走行させるように構成
したものである。

（実施例） 次に、本発明の一実施例を図面にしたがって説明する。

ミュール精紡機の前フレーム１と後フレーム３との間に
はスデービーム３が横架され、前フレーム１上には篠送
出しローラ１６が可転支持されている。

前フレーム１と後フレーム３どの間の床面上に敷設され
たレール１７上には横長状のスピンドルキャレッジ１３
が前後の車輪１８を介して前後方向への水平走行可能に
乗置され、スピンドルキトレッジ１３上には篠送り出し
ローラ１６から送出される紡糸を加熱して巻きとるため
るに配列された多数個のスピンドル１５がそれぞれ前傾
状に可転支持されている。

前フレーム１の近傍の床面上に設置された制御モータ４
は直流制御、インバータ制御等の電子制御手段によって
変速制御可能な直流サーボモータやプリントモータ等が
適用され、この制御モータ４の出力軸４ａには１対のモ
ータホイール５，５が嵌着されている。

それぞれ１対のブラケット６に可転支持された１対の複
列型の前チェーンホイール７．７は両モータホイール５
の若干後方でスピンドルキャレッジ１３の内進端付近に
配設され、この両前チェーンホイール７の片側のホイー
ル７ａおよびモータホイール５にはそれぞれ無端状のチ
ェーン９が掛装されている。

制御モータ４の回転をスピンドルキャレッジ１３に伝達
するために並設された１対の無端状の伝動チェーン１０
．１０は両前チェーンホイール７の他方側のホイール７
ｂと、それぞれブラケット１９．１９を介して可転支格
されてスピンドルキャレッジ１３の外進端付近に配設さ
れ、かつ、前チェーンホイール７と同歯数をもつ１対の
後チェーンホイール８，８とに対しそれぞれ循回動可能
で緊張状に掛装されている。ぞして、この両伝動チェー
ン１０の長さは前後チェーンホイール７゜８の回転中心
８間の長さ、すなわち、伝動チェーン１０の直進部１０
ａの長さをＡとし、前後チェーンホイール７．８のピッ
チ半径、すなわち、伝動チェーン１０の曲進部１０ｂ、
１０ｂの曲進半径をＢとし、スピンドルキャレッジ１３
の走行距離をＬとしたときにＡ＋２８＝１となるように
設定されている。

縦長状のブロックガイド１４はスピンドルキャレッジ１
３の前端に取着され、このブロックガイド１４には両側
方開放で垂直状に形成されたガイド溝１４．　ａが貫設
されている。

ブロックガイド１４のガイド溝１４ａに対し上下スライ
ド可能に嵌合された直方体状のスライドブロック１２は
ブロックガイド１４をスピンドルキトレッジ１３ととも
に折返し端で一時停止させるためにブロックガイド１／
４に対し上下方向への変位可能でスピンドルキャレッジ
１３の走行方向への変位不能に拘持されている。

円柱状のブツシュ１１はスライドブロック１２の中心部
に対し遊転可能に嵌挿され、このブツシュ１１には両伝
動チェーン１０の一部をスライドブロック１２に対し連
動可能に連結して両伝動チェーン１０とスピンドルキャ
レッジ１３とを連繋するために１対の連結ピン２０．２
０が平行状で水平状に貫挿され、両連結ビン２０の両端
付近はそれぞれ側方へ構出されて両伝動ヂエーン１０の
隣合う両速節部にそれぞれ挿通され、両伝動ヂエーンゴ
Ｏの一部がスライドブロック１２に繋止される。

そして、制御モータ４を回転駆動して両伝動ヂエーン１
０を循回駆動したときにはスライドブロック１２は伝動
チェーン１０とともに移動して伝動チェーン１０の直進
部１０ａでは両連結ピン２０が前後に並列しかつスライ
ドブロック１２がブロックガイド１４のガイド溝１７１
ａの上端付近若しくは下端付近へ移動した状態でブロッ
クガイド１３が伝動チェーン１０の循回速度で走行する
。

また、スライドブロック１２は伝動チェーン１０の前後
曲進部１０ｂではブロックガイド１４のガイド溝り４ａ
内を上下方向へスライドしながら曲進移動してブロック
ガイド１４がサインカーブ状に減速して連動し、スピン
ドルキャレッジ１３は内進端の前後ではサインカーブ状
に減速しし折返し走行かつ外進端の直前で減速走行して
停止する。

従って、スピンドル１ヤレツジ１３を昇進→外進端減速
後停止→内進→内進端減速後折返しの順に自動走行させ
ることができる。

また、制御モータ４はスピンドルキャレッジ１３が自進
中および外遊中適正速度で走行するように走行距離の全
域にわたって若しくは局部的に変速制御される。

なお、チェーンに代えて歯付ベルトを使用し、かつチェ
ーンホイールに代えて歯付ブーりを使用してもよい。

続いて、上記した構成をもつ実施例の作用と効果を説明
する。

さて、本例では変速制御可能な制御モータ４で循回駆動
されかつスピンドル１ヤレツジ１３の走行路１ｉｆｔ　
ｌ−に適応するように設定された無端状の伝動チェーン
１０の一部にはスピンドルキャレッジ１３に設けたスラ
イドガイド１４に対し上下方向への変位可能でスピンド
ルキャレッジ１３の走行方向への変位不能に拘持された
スライドブロック１２を繋止しである。

このため、スピンドルキャレッジ１３を牽引して駆動づ
る伝動チェーン１０の伸縮を低減してスピンドルキャレ
ッジ１３の走行状態を適正化および安定化させ、かつ、
スピンドルキャレッジ１３の走行距離の変動を抑止し、
紡糸の番手むらや撚むらを低減して紡糸の品質を良化し
うる効果がある。

また、スピンドルキャレッジ１３は外進端の直前では減
速して停止し、また、内進端の直前で減速して折返し走
行するため、スピンドルキャレッジ１３が折返し端や停
止端で受ける衝撃作用を減殺して衝撃作用に伴う機台の
振動や糸切れを排除することができ、スピンドルキャレ
ッジ１３の高速化が可能となって生産性を高めうる効果
があるさらに、制御モータ４を変速制御してスピンドル
キャレッジの走行速度を変速するように構成しであるた
め、スピンドルキャレッジ１３を的確に変速制御しうる
とともに、スピンドルキャレッジ１３の駆動機構を簡略
化することができる。

（発明の効果） すなわち、本発明は変速制御可能な制御モータで循回駆
動される無端状の伝動部材の一部にはスピンドルキャレ
ッジに設けたガイド部材に対し上下方向への変位可能で
スピンドルキャレッジの走行方向への変位不能に拘持さ
れたスライド部材を繋止したことにＪ：って、スビドル
キャレッジの走行状態を安定化して紡糸の品質を良化し
うるとともに、スピンドルキャレッジの走行端での！撃
作用が減殺されてスピンドルキャレッジの高速走行が可
能となる等の効果を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図〜第４図は本発明の一実施例を示すもので、第１
図は全体の側面図、第２図は同じく平面図、第３図は要
部の側面図、第４図は同じく平面図、第５図〜第９図は
従来のスピンドルヤヤレッジの駆動機構を示すもので、
第５図は側面図、第６図は第５図の平面図、第７図は他
部の平面図、第８図は第７図のＸ−Ｘ線矢視図、第９図
は第７図の側面図である。 ４・・・制御モータ １０・・・伝動チェーン １２・・・スライドブロック １３・・・スピンドルキャレッジ １４・・・ブロックガイド

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 変速制御可能な制御モータで循回駆動される無端状の伝
   動部材の一部にはスピンドルキャレッジに設けたガイド
   部材に対し上下方向への変位可能でスピンドルキャレッ
   ジの走行方向への変位不能に拘持されたスライド部材を
   繋止したことを特徴とするミュール精紡機におけるスピ
   ンドルキャレッジの駆動装置。