JPS63126709A - 熱可塑性樹脂複合体の成形方法 - Google Patents

熱可塑性樹脂複合体の成形方法

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JPS63126709A
JPS63126709A JP27434186A JP27434186A JPS63126709A JP S63126709 A JPS63126709 A JP S63126709A JP 27434186 A JP27434186 A JP 27434186A JP 27434186 A JP27434186 A JP 27434186A JP S63126709 A JPS63126709 A JP S63126709A
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JP
Japan
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resin
thermoplastic
melt
crystalline
molding
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JP27434186A
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English (en)
Inventor
Kensuke Oono
大野 賢祐
Yuusuke Araki
安良城 雄介
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Mitsubishi Petrochemical Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Petrochemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 l)利用分野 本発明は、とくに高温における弾性率と耐有機溶剤性に
優れた工業部品に好適な熱可塑性樹脂成形品を得るため
の熱可塑性樹脂複合体の成形方法に関する。
より詳しくは、2種以上の熱可塑性樹脂を溶融混練して
得られる樹脂複合体の成形法である。
2)従来の技術 熱可塑性樹脂同士の複合体の成形については従来から数
多くの発明がなされている。最近の工業部品を主対象と
した複合体の発明の多くは、結晶性樹脂の有する優れた
耐油性及び成形加工性と、非晶性樹脂の有する優れた高
温での弾性率及び寸法安定性とを組合せて、単独の樹脂
では得られない品質バランスを実現しようとする亀ので
ある。
ポリプロピレン(以下PPと略す。)とポリフェニレン
エーテル(以下PPEと略す。)の組合せに関する特公
昭42−7069、特開昭50−62246、ポリエス
テル(以下PKsと略す。)とPPEの組合せに関する
特公昭49−5220、特公昭51−21664、ポリ
アミドとPPKの組合せに関する特公昭45−997、
特公昭59−41663等がそれである。
これらはいずれも、本来互に混じ9合わない、あるいは
混じ9にくい樹脂の混合組成物であり、最終混合物の諸
性能は主として連続相の性能を反映することが多い。
例えば、PP/PPEの組合せにおいては、その組成比
を選ぶことにより、PP、PPEのいずれかを連続相、
他を分散相とすることができる。
しかし、PPEが連続相をなしPPが分散相をなす場合
には、高温での弾性率は優れるものの、耐油性が極めて
低く、実用化に適するものは実現していない。
また、PPが連続相をなしPPEが分散相をなす場合に
は、耐油性や成形加工性では優れるものの、高温での弾
性率は極めて低いものとなる。
互に混じりにくい成分同士を混じり易くするため、第3
成分(以下相溶化剤と呼ぶ。)を加えて品質の向上を図
ろうとする発明も多いが、いずれも分散相の分散径を小
さくする効果や、連続相から分散相に転換する組成比を
移動させる効果はあるものの、適正に組成物の高次構造
を制御した例及びその方法を提供するものはない。
3)発明の概要 本発明者らは、従来の技術を詳しく検討した結果、成形
品を構成する材料の分散相が独立の粒子として存在して
いたのでは分散相をなす材料が本続相及び分散相両材料
の長所が活用できることを想起した。
分散相を少なくとも部分的に連続相化する方法について
、種々具体的な実験を取し進めた結果、次の樹脂入と樹
脂Bとを溶融混練した後賦形することにより結晶性熱可
塑性樹脂の連続相の中に少なくとも部分的に互に迷った
非晶性熱可塑性樹脂からなる分散相が形成された微細構
造を有する成形体を得ることを特徴とする熱可塑性樹脂
複合体の成形方法を提供するものである。
樹脂A、結晶性熱可塑性樹脂(Aa)の連続相の中で、
非晶性熱可塑性樹脂(Ab)が粒子状の分散相を形成し
ている樹脂 樹脂B、績晶性熱可塑性樹脂(Ba)の連続相の中で、
非晶性熱可塑性樹脂(Bb)が少くとも部分的に互に迷
った分散相を形成している樹脂つ本発明によるときは、
成形体を構成する樹脂複合体の高次構造が制御され、優
れた品質バランスを有する成形体が得られる。
4)発明の詳細な説明 構成要素 (1)結晶性樹脂(Aat Ba ) 本発明による熱可塑性樹脂複合体の成形品を構成する結
晶性樹脂には、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエ
チレン、ポリアミド、ポリオキシメチレン、ポリ塩化ビ
ニリデン、ポリビニルアルコール、ポリエチレンテレフ
タレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリフェニレ
ンサルファイド、ポリエーテルエーテルケトン及びこれ
らを基本とした共重合体やブレンド体並びにポリエステ
ルエラストマーなどの結晶性エラストマー等が含まれる
(2)非晶性樹脂(Ab、 Bb ) 非晶性樹脂には、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、アク
リル樹脂、ポリカーボネート、ポリチオエーテル、ボリ
クレタン、ポリ酢酸ビニル、ポリイミド、ABS樹脂、
AS樹脂、ポリフェニレンエーテル、ポリエーテルイミ
ド、ポリサルフオン、ポリエーテルサル7オン、ポリア
ミドイミド及びこれらを基本とした共重合体やブレンド
体並びにポリオレフィン系エラストマー、ポリウレタン
エラストマーなどの非晶性エラストマー等が含まれる。
(3)  相溶化剤 結晶性樹脂と非晶性樹脂とは、一般的に相溶性に乏しい
ので、分散相の分散を細かくシ、両樹脂の界面の親和性
を向上させるために相溶化剤を加えると本発明の効果は
一層増大する。相溶化剤としては、親結晶性樹脂部分と
親弁品性樹脂部分とを同一分子内に共に含むポリマー、
あるいはお互に相溶性のある親結晶性樹脂のポリマーと
親非晶性樹脂のポリマーの混合物を用いる。
(4)  その他の添加物等 本発明による樹脂複合体の成形においては本発明の目的
を損わない範囲で、必要に応じて熱可塑性以外の樹脂成
分、ニジストマー、添加剤、顔料、有機・無機フィラー
等を添加することもできる。
樹脂入の調製 熱可塑性結晶性樹脂(Aa)、熱可塑性非晶性樹脂(A
b)および必要に応じて相溶化剤を溶融混練して樹脂(
Aa)から成る連続相の中に樹脂(Ab)から成る分散
相が粒子状に分散した混合組成物を得る。
樹脂(Aa)と樹脂(Ab)の組成比は、最終的に得ら
れる混合組成物に要求される性能によって選定されるが
、重量比で20対80から80対20、好ましくは30
対70から70対30とする。
樹脂(Ab)の溶融粘度〔インストロン キャピラリー
 レオメータ−(オリフィスの寸法;長さ1インチ、直
径0.03インチ、L/D=33)を用い、実際に溶融
混線を行なう温度と剪断速度で測定した溶融粘度。但し
、シリンダーとローターを備えた混練機については、剪
断速度Srは次式で求めることとする。
Sr  =πDN/l  (5ee−” )N;混練機
のローターの回転数(see  )D;混練機のロータ
ーの外径(w) t;混練機のローターチップクリアランス(露)〕は、
後の工程で樹脂Aと Bを混合し、溶融成形する際に特定構造を得るために同
一条件で測定した樹脂Bに用いる非晶性樹脂(Bb)の
溶融粘度よ抄高くすることが望ましい。
具体的には、樹脂(Ab)と樹脂(Bb)の粘度の比は
1から1001望ましくは、1.5から50となるよう
に選ぶ。1以下では耐衝撃性と耐熱性が得難く100以
上では後の溶融成形時の成形性が阻害され易い。
相溶化剤の添加量は、選定される樹脂(Aa)及び樹脂
(Ab)の種類、相溶化剤自身の種類などによって異る
が、本樹脂Aの中における樹脂(Ab)の分散粒子径が
10ミクロンより小さくなる景が望ましく、通常樹脂(
Aa)と樹脂(Ab)の総量100貫は部に対して0か
ら100重量部、好ましくは0から50重量部とする。
溶融混練の方法は、熱可塑性樹脂について一般に実用さ
れている混線方法が適用できる。例えば、粉体状あるい
は粒状の各成分をヘンシェルミキサー、リボンブレンダ
ー、V型プレンダー等により均一に混合した後、−軸又
は多軸混練押出機、ロール、バンバリーミキサ−等で混
練するなどである。
溶融混練の条件は、各成分が適切に溶融状態にあり、著
しい混線不足や混練過剰による樹脂の劣化が生じないよ
うな温度、剪断速度及び時間とする。
混線温度は結晶性樹脂の(点又は非晶性樹脂のガラス転
移温度のいずれかの高い方の温度より更に20℃以上高
い温度が好ましい。
樹脂Bの調製 熱可塑性結晶性樹脂(Ba)としては、基本的に樹脂(
Aa)と同一物を用いるが、常識を逸脱しない範囲で若
干の修正を加えたものでもよい。
熱可塑性非晶性樹脂(Bb)としては、化学的な組成は
樹脂(Ab)と基本的に同一であるが、溶虫粘度が樹脂
(Ab)より小さいものが望ましい。
樹脂(Ba)と樹脂(Bb)及び必要に応じて相溶化剤
を溶融混練して樹脂(Ba)から成る連続相の中に樹脂
(Bb)から成る分散相が少くとも部分的に互に連なっ
た状態で細かく分散した混合組成物を得る。
樹脂(Ba)と樹脂(Bb)の組成比は、最終的に得ら
れる混合組成物に要求される性能によって選定されるが
、重量比で20対80から80対20、好ましくは30
対70から70対30とする。
樹脂(Bb)の溶融粘度は後の工程で樹脂AとBを混合
し、溶融成形する際に特定構造を得るために樹脂入に用
いる非晶性樹脂(Ab)の溶融粘度より低くする。具体
的には、樹脂(Bb)と樹脂(Ab)の溶融粘度の比は
1から(1,01、望ましくはVl、5から0.02と
なるように選択する。1以上では本発明の目的とする分
散相が連なった高次構造が得られにくく、0.01以下
では耐衝撃性と耐熱性で満足な成形品が得られ難い。
樹脂(Bb)の溶融粘度は、樹脂Bの高次構造を制御す
る上でも重要である。樹脂Bを溶融混練する条件下で樹
脂(Bb )と樹脂(Ba)の粘度比が2〜0.01 
、好ましくは2〜0.05となるようにする。粘度比が
2以上では上述の組成比において、樹脂(Bb)の相を
連続化させることはむずかしく、また、0.01以下で
は最終複合体の物性(とくに耐衝撃性)が著しく低下す
る。
相溶化剤の添加量は、選定される樹脂(Ba)及び樹脂
(Bb)の種類、相溶化剤自身の種類などによって異る
が、樹脂Bの中において樹脂(Bb)が少くとも部分的
に互に連なった状態で細かく分散する量が望ましく、通
常樹脂(Ba)と樹脂(Bb)の総量100重量部に対
してOから100重量部、好ましくは0から50重量部
とする。尚、ここで用いられる相溶化剤は、必ずしも樹
脂Aの調製に用いた相溶化剤と同一物である必要はない
溶融混線の方法については、樹脂(Ba)と樹脂(Bb
)の粘度の比が2から0.01の範囲であることを除け
ば4−2項と全く同様の方法を採用する。
樹脂入と樹脂Bの溶融混練、賦形 粉砕して粒状化した樹脂Aと樹脂Bとを、必要に応じて
他の添加物と共に溶融混練して賦形し、熱可塑性樹脂複
合体の成形品を得る。
混合の方法は、熱可塑性樹脂について一般に行なわれて
いるトライブレンド法が望ましいが、状況によっては、
樹脂A1樹脂B及び添加物等のブレンド物を本願の趣旨
を逸脱しない程度に軽度に溶融混練することもできる。
樹脂入と樹脂Bの組成比は、最終樹脂複合体における結
晶性樹脂(Aa+Ba )と非晶性樹脂(Ab+Bb)
の割合が20対80から80対2G、好ましくは30対
70から70対30になるように選ぶ。この割合が、2
0対80以下では結晶性慴脂の特徴である耐油性が活か
され難く、また、80対20以上では非晶性樹脂の特徴
である機械的強度が活かされ離い。
樹脂Aと樹脂Bの割合は、一般に両者の合計量に対して
樹脂Bが20〜80を量%、好ましくは30〜70重量
多である。
本溶融成形では、新たに樹脂A1樹脂Bt−調製すると
き用いた相溶化剤あるいはその他の相溶化剤を高次構造
を失わない範囲で追加してもよい。
溶融成形の方法としては、一般に熱可塑性樹脂に適用さ
れる成形法すなわち、射出成形、押出成形、中空成形等
が採用されるが、中でも射出成形法が最も好ましい。
本発明の成形法においては、成形温度及び剪断速度の選
定が重要で69、具体的には次の2項に従かう。
(1):成形温度は、一旦微細に分散した樹脂(Ab)
は実質的に大きく形態を変えないが、樹脂(Ab ’)
と比較して粘度の低い樹脂(Bb)は適度に流動性を示
す温度とする。具体的には、樹脂Aの調製で採用した温
度よりも低い温度、望ましくは10℃以上低い温度とす
る。
(2):樹脂(Bb)と樹脂(Ba)の粘度の比が2か
ら0.01、好ましくは2から0.05の範囲にある温
度及び剪断速度とする。
本発明複合体は各種の用途に使用可能である。
従って、成形体の形状は、目的に応じて板状、円筒状、
異形成形体等に成形される。
4−5 本発明の効果 本発明による樹脂複合体の成形法は、溶融粘度の異なる
同種の非晶性樹脂(Ab)及び(Bb)それぞれを、予
め結晶性樹脂と溶融混練して得た樹脂A、 Bを更に溶
融成形して、非晶性樹脂分散相の形態を制御したもので
ろし、高次構造の異なる樹脂Aと樹脂Bとを溶融混線し
成形することにより単に高次構造の異なる2種の材料が
混合されただけでなく、全く新しい高次構造が達成され
ているものと推定される。
即ち、実施例に示すように高温での弾性率の測定の結果
などからみて樹脂B中に存在した部分的に互に連なった
樹脂(Bb)の分散相が、溶融成形によって形態を単に
維持するだけでなく、樹脂A中に存在した微細な樹脂(
Ab)の分散粒子同士をも部分的につなぎ合わせている
と推定される。
このように分散相が部分的に連なった構造は、樹脂(A
b)、樹脂(Bb)のいずれか一方と結晶性樹脂との組
合せによっても実現することは可能であるが、樹脂(B
b)のみを用いるときは、本出願の趣旨とする材料組成
比の範囲(樹脂(Ab)の割合が30〜70ないし20
〜80重量%)で実現することは難しい場合が多く、ま
た、樹脂(Bb)のみを用いるときは、形態的には同様
の構造を採ることは比較的容易であるが、最終成形品の
機械的強度(とくに耐衝撃性)が低下することがあ抄、
好ましくない。
本発明による成形法は、以上のように高次構造を制御し
た新規な成形品を提供するものであり、次の効果が得ら
れる。
(1)比較的高粘度の非晶性樹脂(Ab )を微細に分
散させたので、耐衝撃性と耐熱性に優れる。
(2)  比較的低粘度の非晶性樹脂(Bb )分散相
が少くとも部分的に互に連がって分散する上に、部分的
に樹脂(Ab)の粒子同士を互に結び合わせていると推
定され、弾性率と寸法安定性に優れる。
(3)全体として、結晶性樹脂が連続相をなすので耐有
機溶剤性と成形性に優れる。
(4)  溶融粘度の低い非晶性樹脂(Bb)を併用し
ているので、樹脂(Ab ’)のみを用いる場合に較べ
て低温で成形加工できるので、経済的な利点があるつ本
発明実施上の留意事項 1)1本発明の効果の1つは、低温での成形加工が可能
である点であるが、逆に高温での成形加工を施すと樹脂
(Ab)及び樹脂(Bb )によって形成された異なっ
た形態の分散相が溶融によって凝集し、改めて粒子状の
分散相を形成してしまい、本発明の狙いとする高次構造
が得られなくなることが多い。従って、成形加工は、溶
融混線を行なった時の温度以下の温度で実施することが
必要である。
以下、本発明の効果を実施例によって示す。
4−6 実施例 試料 以下の実施例及び比較例で用いた試料は次のとおりであ
る。
(1)、PP 三菱油化製PPホモポリマー MA8゜(溶融粘度I 
X 10  polse ) (2)、PPE 三菱油化試作ポリ−2,6−シメチルー1,4−7二二
レンエーテル。同じく、溶融粘度1゜XIG  及び0
.4 X 10  pOI!1e(3)、PE!1 日本ユニペット製ポリエチレンテレフタレー)RT−5
60゜溶融粘度4 X 10  poise(4)、相
溶化剤(C) C1;三菱油化試作品、PP〜グリシジルメタアクリレ
−) (GMA)グラフト共重合体。GMA含有量2重
!1%。
Cz: A RCOポリマー社製、ダイラーク232゜
スチレン−無水マレイン酸共重合体。無水マレイン酸含
量8重量%。
C3;三菱油化試作品、スチレン−GMA共重合体。G
MA含量含量5シ驚 サンプル調整法 (1)樹脂入及びBの調整 試料合計的800tを東側精密工業製多軸混練機EK−
2X−1000にて、zso’c、a−ター回転数2 
Orpmで2分間予備混線の後、ローター回転数を10
0 rpnに上げて更に5分間混練した。
混線に先立って、混線機内は、10Torr以下の減圧
にした後、窒素ガスを送入し完全に窒素置換した。
(2)樹脂A1樹脂Bの混合 樹脂A及びBをそれぞれ粉砕して粒状とし、トライブレ
ンドした。
(3)  試験片の成形 トライブレンドした試料を名機製作所製M40A−8J
型射出成形機を用いて、曲げ弾性率及びアイゾツト衝撃
値測定用の試験片を成形した。
測定及び評価法 (1)溶融粘度 インストロン キャピラリー レオメータ−(オリフィ
スの寸法;長さ1インチ、直径0.03インチ、L/D
=33)を用い、280 ’C’、剪断速度103se
c、″1 における溶融粘度(poise )を測定し
た。
(2)分散形態 成形品の一部を切り取り、日立製作新製HH3−2R型
走査型成子顕微鏡により観察した。
(3)曲げ弾性率 I S OR17s −1974Procedure 
12 (JIS  K7203)に準拠して、インスト
ロン試験機を用いて80℃での曲げ弾性率を測定した。
(4)アイゾツト衝撃値 ISOR18O−1969(JIS  K7110)ノ
ツチ付アイゾツト衝撃強度試験法に準じ東洋精機製作所
製アイゾツト衝撃試験機を用いて23℃での値を測定し
た。
実施例 〈実施例1〉 溶融粘度lo X 103potseのPPE、同じく
I X 10  poxseのPP1相溶化剤C1及び
C2を重量比で50:50:15:15となるように混
合し、280℃にて溶融混練して樹脂んを得た。
別に、溶融粘度0.4 X 103poiseのPPE
同じ(I X 10  polseのpp、相溶化剤C
1及びC2を重量比で70:30:15:15となるよ
うに混合し、280℃にて溶融混練して樹脂B1を得た
AI及びBlを粉砕した粒状物、並びにそれらを重量比
でl=1に混合した複合体M、を240℃で射出成形し
て得られた成形品の性能は、表1のとおりであった。複
合体■によって、樹脂A1やBrでは得られない優れた
性能バランスを得た。
〈実施例2〉 溶融粘度10 X 10”  poiseのPPE、同
じく4 X 10  polseのPEs及び相溶化剤
C3を重量比で50 : 50 : 20となるように
混合し、280℃にて溶融混練して樹脂んを得た。
別に、溶融粘度0.4 X 10”  potseのP
 P E。
同じ(4X 10  poiseのPEs及び相溶化剤
C3を重量比で70:30:20となるように混合し、
280℃にて溶融混練して樹脂B2を得た。
次いで、実施例1と同様にして樹脂A2及びB2を粉砕
した粒状物、並びにそれらを重量比で1:1に混合した
複合体M2を265℃で射出成形した成形品の性能は、
表2のとおりであった。複合体−によって、樹脂A2や
B2では得られない優れた性能バランスを得た。
〈比較例1〉 実施例1による複合体Mlを280℃で射出成形したも
のの性能は表3のとおりでア9、表1の樹脂んの性能に
近いものであった。
〈比較例2〉 実施例2による複合体廠を280℃で射出成形したもの
の性能は表3のとおりであ抄、表2の樹脂んの性能に近
いものであった。
く比較例3〉 実施例1で用いた溶融粘度10×10 及び0.4 X
 10  polfileのPPEを重量比で1=1に
ブレンドしたPPE、粘度I X 10”  pois
eのPP1相溶化剤C汲びC2を重量比で60:40:
15:15となるように混合し、280℃で溶融混線の
後、240℃で射出成形した。成形品の最終組成は、実
施例1の複合体ぬと全く同一であるにも拘らず、性能は
表3のとおり、向上が見られなかった。
く比較例4〉 実施例2で用いた、溶融粘度10 X 10”  及び
0.4 X 10  poiseのPPEを重量比で1
=1にブレンドしたPPE、粘度4 X 103poi
seのPE8、相溶化剤C3を重量比で60:40:2
0となるように混合し、280℃で溶融混線の後、26
5℃で射出成形した。成形品の最終組成は、実施例2の
複合体kb全く同一であるにも拘らず、性能は表3のと
おり、向上が見られなかった。
(以下余白) 表1、実施例1による組成物の性能 柱、*1射出成形時に充填不足及び、フローマークが発
生し、良好な成形品は得られていない。
*2240℃における樹脂(Bb)と樹脂(Ba)の粘
度比は篩祈速度I Q” Bee−” にて0.6であ
った。
表2、 実施例2による組成物の性能 柱、*l射出成形時にフローマークが発生し、良好な成
形品は得られていない。
)B265℃における樹脂(Bb )と樹脂(Ba)の
粘度比は)剪断速度10” sec、−1にて0.25
であった。
表3、比較例1及び2による成形品の性能特許出願人 
 三菱油化株式会社 代理人 弁理士 長 谷 正 久 (ほか1名)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 下記樹脂Aと樹脂Bとを溶融混練した後賦形することに
    より結晶性熱可塑性樹脂の連続相の中に少なくとも部分
    的に互に連なった非晶性熱可塑性樹脂からなる分散相が
    形成された微細構造を有する成形体を得ることを特徴と
    する熱可塑性樹脂複合体の成形方法。 樹脂A、結晶性熱可塑性樹脂(Aa)の連続相の中で、
    非晶性熱可塑性樹脂(Ab)が粒子状の分散相を形成し
    ている樹脂。 樹脂B、結晶性熱可塑性樹脂(Ba)の連続相の中で、
    非晶性熱可塑性樹脂(Bb)が少くとも部分的に互に連
    なった分散相を形成している樹脂。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5344882A (en) * 1990-06-22 1994-09-06 E. I. Du Pont De Nemours And Company Polyacetal blends
EP0757078A1 (de) 1995-08-01 1997-02-05 BASF Aktiengesellschaft Schlagzähe thermoplastische Formmassen

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US5344882A (en) * 1990-06-22 1994-09-06 E. I. Du Pont De Nemours And Company Polyacetal blends
EP0757078A1 (de) 1995-08-01 1997-02-05 BASF Aktiengesellschaft Schlagzähe thermoplastische Formmassen

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