JPS63123774A - スライバ収容装置を有するカ−ドの防塵装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はスライバ収容装置を有するカードの防塵装置に
係り、さらに詳しくはスライバが固定配置のトランペッ
トへ挿入され、このトランペットがスライバ収容装置の
或る領域にわたって延びているフードの天井部内に配置
されているスライバ収容装置を有するカードの防塵装置
に関する。

〔従来の技術〕

公知の装置（ドイツ公開公報１５１０４２８号）の場合
には、２つの供給ローラによって供給されるスライバは
カレンダローラのトランペットを通して吸引され、ケン
スに設けられた回転皿のスライバ通路を通して送り出さ
れる。供給ローラの上方にカバーが設けられていて、こ
のカバーとスライバ収容装置の上方のフードとの間の側
方には開口部が設けられている。供給ローラからトラン
ペットへ到る途中でスライバはこの開口部を通過し、特
にスライバの速度が大きい場合には、移動方向、すなわ
ちトランペット方向への空気流を発生させる。それによ
って外からの空気は開口部を通ってカバーとフードの下
方の空間へ流入することはない。

〔発明が解決しようとする問題点〕

このような従来の装置ではフードの下方にほこりが集ま
り、これが機械の部品やスライバに付着してしまい、そ
れによってスライバ収容装置の駆動時にもスライバに関
しても障害が生じるという欠点があった。さらに、フー
ドの上方のカバー上、特にスライバの下方とトランペッ
トの領域にほこりが集まって、それが紡績室へ侵入する
という欠点もあった。

したがって本発明は、上記の欠点を除去し、特にフード
のカバ一部分のスライバの領域とフードの下方の空間を
ほこりから守る冒頭で述べた種類の装置を提供すること
を目的としている。　　　　　　−〔問題点を解決する
ための手段〕 上記の目的を達成するために本発明によればフードの天
井部に少なくとも１つの空気流入口を設け、そしてフー
ドに吸引装置を接続させる構成が採用されている。

フードの領域に空気流入孔を設けこれに関連してフード
に吸引装置を設けることによったフードの上方の領域と
下方の領域が同時にほこりから守られる。天井部の上で
特にスライバの下方とトランペットの領域に集まるほこ
りが空気孔を通してフードの内部空間へ吸引される。こ
のほこりはそこからフードの下方で遊離したほこりと一
緒に、特にカレンダローラと壁の通路の入口の領域で吸
引装置によって吸引される。

好ましくは空気孔はトランペットの領域に設けられてい
る。それによってスライバが屈曲するときのほこり及び
トランペットから吹き戻されるほこりが除去される。好
ましくはトランペットと空気孔の上方に共通のカバーが
設けられる。このようにして限定された空間からの吸引
が行われ、吸引空気流は方向性を持って案内される。好
ましくはフードの天井部あるいは壁領域にさらに空気孔
が設けられ（導入空気）、この導入空気によってフード
の下方の空気の滞留を調整することができる。本発明に
係る装置ではトランペットの後段に１対のカレンダロー
ラと回転可能なスライバガイドパイプが接続されている
。好ましくはカレンダローラの対とスライバガイドパイ
プとの間にフードの下方のカバーが配置される。このよ
うにして回転するスライバガイドパイプによって発生さ
れる空気流にさらされない空間が生じる。というのはこ
の空間がカバーの上方に配置されているからである。こ
の空間内とトランペットの出口の上方の領域にカレンダ
ローラが設けられている。好ましくは下方のカバーには
、スライバガイドパイプ？の流入口よりも小さいスライ
バ通過口が設けられている。このようにしてスライバは
“こけら板状”にスライバガイドパイプへ挿入される。

すなわちスライバガイドパイプは初め細めて、次に拡幅
される。狭い箇所ではほこりを含んだ空気は吸引が行わ
れるフードの下方の空間へ戻る。好ましくはトランペッ
トの上流側に少なくとも１つのスライバ用載置場所が設
けられているので、スライバの案内と方向性を有するほ
こりの吸い出しが可能となる。

〔実施例〕

以下、図面に示す実施例を用いて本発明の詳細な説明す
る。

第１図に示すものはスライバ収容装置（ケンス４を有す
るケンス台）の側面図である。詳しく図示していない紡
績機のスライバ３を供給するカレンダローラ１と２が示
されている。この種の機械はたとえば、短繊維長の繊維
材料あるいは長繊維長の繊維材料用のカードあるいは練
糸機等の前紡機であって、このカードあるいは前紡機に
はその下にあるケンスヘスライバを送り出すケンス用プ
レスとも呼ばれるスライバ送り出し装置が設けられてい
る。固定配置されている水平のカレンダローラ１と２に
よって、スライバ３の整然とコイル状でケンス４へ送り
込むのに必要なたとえば３００ｍ／分以上の１０００ｍ
／分までの高速でスライバ３が供給される。この種のケ
ンス用プレスは回転ケンス用に設けられる。回転ヘッド
５（回転皿）はころがり軸受によって支持体７内に垂直
の回転軸を中心に軸承されている。支持体７は空間的に
固定されており、そのためにたとえば機械の基台に固定
部材を設けることもできる。回転ヘッド５内には回転す
るスライバ通路１０が設けられており、この通路の上流
側には流入口として回転軸に対して上方が同心のスライ
バガイド１１（第３図）が取り付けられている。スライ
バ通路１０は斜め下方、かつ回転ヘッド５の周辺に向か
って流出口１２まで延びている。この流出口１２まで延
びるスライバ通路は屈曲している。カレンダローラ１と
２の上方には固定配置のトランペット１３が設けられて
いる。このスライバ送出装置用の機械枠には長く延びた
基板１４と回転ヘッド板１５が含まれている。この水平
に延びる２枚の板１４と１５は垂直方向に所定の距離を
おいて重なり合っている。回転ヘッド５の下側５ａは回
転ヘッド板１５の下側９とほぼ面一である。スライバ送
出装置が通常駆動されている間、供給ローラ（カレンダ
ローラ）１と２は、回転ヘッド５へ供給されるスライバ
３が装置の基板１４上で回転ヘッド５と回転ヘッド板１
５の下方に置かれているケンス４内へ送られないし挿入
されるように駆動される。

基板１４には回転可能な底板１６が含まれており、スラ
イバ３が回転ヘッド５ないしスライバ通路１０を通って
ケンス４内へ挿入されるときに底板１６上に置かれてい
るケンス４が回転運動を与えられる。ケンス４が充填さ
れると、いずれの場合にもケンス４に挿入されたスライ
バのかたまりはケンスの上側を越えて上方へ突出し、挿
入されたスライバのかたまりはスライバ３に内在する弾
性及び／あるいは（図示していない）突き棒状に摺動可
能な底の付勢力によって回転ヘッド板１５及び回転へラ
ド５の下面に押圧される。

スライバ３は固定配置のトランペット１３へ挿入され、
このトランペット１３は、スライバ収容装置の一部の領
域にわたって延びているフード２０の天井部分２１内に
配置されている。この天井部分２１内には２つの空気孔
２２　、２３が設けられている。これらの空気孔２２　
、２３はトランペット１３の近傍に位置している。矢印
ＡとＢはフード２０の内部空間へ空気孔２２　、２３を
通って流入する空気流を示している。さらにフード２０
の側壁２０ａには吸引装置２４が接続されている。矢印
Ｃはフード２０の内部空間から吸引装置２４へ流出する
ほこりを含んだ空気流を示すものである。

第２図によれば、トランペット１３と空気孔２２の上方
に共通のカバー２５が設けられており、このカバーはや
やわん曲しており（空気流を支える）、かつスライバ３
が到着する側が開放されており、他端はフード２０の天
井部２１へ移行している。トランペット１３の後段には
カレンダローラ１．２と回転自在のスライバガイドパイ
プ１０（回転方向矢印Ｄ）が接続されている。カレンダ
ローラ１，２とスライバガイドパイプ１０の間に、フー
ド２０の下方のカバー２６が配置されている。

トランペット１３の前段にはスライバ３の載置場所とし
て固定配置の溝２７と回転自在のローラ２８が取り付け
られている。

第３図によれば、フード２０の天井部分２１内にはさら
に２つの小さ目の空気孔２９　、３０　（空気流は矢印
Ｅ、Ｆ）が形成されており、これら空気孔は空気孔２２
から離れて配置されており、かつ空気孔２２より小さい
。下方のカバー２６にはスライバ通過口３１が設けられ
ており、このスライバ通過口３１はスライバガイドパイ
プへの流入口３２（第４図参照）よりも小さい。スライ
バ３は孔３１を通ることによって幾分圧縮されるので、
スライバ３から空気が逃げ（空気の流れは矢印Ｇ。

Ｈ参照）、この空気は堰き止められてフード２０の内部
空間へ流入し、そこから吸引装置２４（第３図参照）に
よって吸い出される。スライバガイドパイプ１０内では
スライバ３は再び幾分膨張する。

天井部分２１、下方のカバー２６と側方領域２０ａと２
０ｂ及び前壁と後壁から形成されているフード２０の内
部で、カレンダローラの吸引が行われる。さらにスライ
バがトランペット１３から出て来るときに遊離している
ほこりが吸い出される。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る装置を有するスライバ収容装置（
ケンス台）の概略側面図、 第２図は本発明装置のトランペットと空気孔の上方の共
通の天井部と下方のカバーとを備えたフードの説明図、 第３図は他の空気孔を有する装置の説明図、第４図はス
ライバ通過口とスライバガイドパイプの接続部を有する
フードの下方のカバーを示す説明図である。 １．２・・・カレンダローラ、 ３・・・スライバ、　　　　　４・・・ケンス、５・・
・回転ヘッド、　　　１０・・・スライバ通路、１３・
・・トランペット　、２０・・・フード、２１・・・天
井部、　２２　、２３　、２９　、３０・・・空気流入
孔、２４・・・吸引装置、　　　２５・・・カバー、２
６・・・下方のカバー、　３１・・・スライバ通過孔、
３２・・・流入口。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、スライバが固定配置のトランペットへ挿入され、こ
   のトランペットがスライバ収容装置の或る領域にわたっ
   て延びているフードの天井部に、配置されている、スラ
   イバ収容装置を有するカードの防塵装置において、フー
   ド（２０）の天井部（２１）に少なくとも１つの空気流
   入孔（２２、２３）が設けられており、このフード（２
   ０）に吸引装置（２４）が接続されていることを特徴と
   するスライバ収容装置を有するカードの防塵装置。 ２、空気流入孔（２２、２３）がトランペット（１３）
   の領域に設けられていることを特徴とする特許請求の範
   囲第１項に記載の装置。 ３、トランペット（１３）と空気流入孔（２２、２３）
   の上方に共通のカバー（２５）が設けられていることを
   特徴とする特許請求の範囲第１項あるいは第２項に記載
   の装置。 ４、フード（２０）の天井領域（２１）あるいは壁領域
   （２０ａ、２０ｂ）に他の空気流入孔（２７、３０）が
   設けられていることを特徴とする特許請求の範囲第１項
   から第３項のいずれか１項に記載の装置。 ５、トランペットの下流側に１対のカレンダローラと回
   転可能なスライバガイドパイプが接続されている装置で
   あって、１対のカレンダローラ（１、２）とスライバガ
   イドパイプ（１０）との間にフード（２０）の下方カバ
   ー（２６）が配置されていることを特徴とする特許請求
   の範囲第１項から第４項のいずれか１項に記載の装置。 ６、下方カバー（２６）に、スライバガイドパイプ（１
   ０）へ連通する流入口（３２）より小さいスライバ通過
   口（３１）が設けられていることを特徴とする特許請求
   の範囲第１項から第５項までのいずれか１項に記載の装
   置。 ７、トランペット（１３）の上流側にスライバ（３）を
   載置するための少なくとも１つの載置場所（２７、２８
   ）が設けられていることを特徴とする特許請求の範囲第
   １項から第６項までのいずれか１項に記載の装置。