JPS63121823A

JPS63121823A - 液晶表示素子及びその製造方法

Info

Publication number: JPS63121823A
Application number: JP61268401A
Authority: JP
Inventors: Eiichiro Imaoka; 今岡　英一郎; Takashi Shinozaki; 俊篠崎
Original assignee: Victor Company of Japan Ltd
Current assignee: Victor Company of Japan Ltd
Priority date: 1986-11-11
Filing date: 1986-11-11
Publication date: 1988-05-25

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は液晶表示素子及びその製造方法に関し、特に像
の二重性を除去し得るようにしたものである。

（従来の技術）従来から、液晶を用いたディスプレイ装置とじ゛。

では第４図に示す如く、反射型の液晶表示素子１のシャ
ッタ効果を利用して光源２からの光１を各画素毎に反射
したり、遮断することにより映像を映し出すものが知ら
れている。

そして、従来の液晶表示素子１としては第５図に示す如
きものが知られている。

すなわち、この液晶表示素子１は第５図に示す如く、所
定の間隔をもって対向する一対のガラス基板３．４の各
内側面に透明電極５，６及び液晶配向膜７，８を順次積
層するとともに、これらの間にツィステッドネマティッ
ク型等の液晶９を注入して構成されており、上記各ガラ
ス基板３．４の各外側面には各々偏光子及び検光子とし
て機能する偏光板１０．１１がクロス二フルの状態とな
るように積層されている。

また、この液晶表示素子１の一方の面には、例えばガラ
ス基板１２の表面にアルミニウム膜１３が蒸着によって
形成されて成る反射板１４が積層されており、液晶表示
素子１を介して入射した光１はこの反射板１４にて反射
されて再び出射されるようになっている。

なお、上述の如き液晶表示素子１における液晶９は、ス
イッチング用の電圧が印加されない時に液晶９の分子長
軸を９０°あるいは２７０°に亘って旋回させるもので
あり、これにより偏光子として機能する偏光板１０を通
過した光は検光子として機能する偏光板１１を通過して
反射板１４に達するようになっている。

また、電圧が印加された時には、上記液晶９の分子長軸
は電界方向と平行（図中縦方向）になっており、これに
より上記偏光板１０を通過した光は液晶９によって旋回
されないために偏光板１１を通過し得ないようになって
いる。

（発明が解決すべき問題点）ところで、上述の如き反射型の液晶表示素子１において
は、上記反射板１４がガラス基板４の外側に位置するた
め、光源２から発せられた光１が第５図に示す如くあた
かも一方のガラス基板４の内側面にて反射された如き疑
似反射光Ｊ１１が生じてしまう。

そして、このような疑似反射光Ｊｌｓは、反射板１４に
て反射された本来の反射光Ｊ１２と、上記ガラス基板４
の厚み分だけずれているため像が二重に見えてしまうと
いう問題が生ずる。

（問題点を解決するための手段）本発明は上述の如き実情に鑑みてなされたものであり、
疑似反射光１１と本来の反射光１２とによつ′で生ずる
像の二重性を除去することができる液晶表示素子及びそ
の製造方法を提供することを目的とする。

そして、本発明はこの目的を達成するために第１図に示
す如く、外側面に偏光子２０が積層されるとともに、内
側面に透明電極２１と液晶配向膜２２とが順次積層され
た透明基板２３と、この透明基板２３と所定の間隔を５
って対向し、内側面に反射板２４と検光子２５及び液晶
配向膜２６が順次積層された基板２７と、この基板２７と上記透明基板２３との間に注入されたツ
ィステッドネマティック型の液晶２８とから成ることを
特徴とする液晶表示素子及びその製造方法を提供するも
のである。

（作　用）上述の如き本発明によれば、反射板２４が基板２７の内
側に位置するために従来の疑似反射光のようなものは生
じない。

これにより、反射型の液晶表示素子における像の二重性
を除去することができる。

（実施例）以下、本発明に係る好適な実施例を第１図ないし第３図
を用いて詳細に説明する。

本実施例は本発明を単純マトリクス型の液晶衣水素子に
適用したものであり、所定の間隔をもって対向する一対
のガラス基板２３．２７間にツィステッドネマティック
型の液晶２８を注入して構成されている。

また、一方の上記ガラス基板２３の外側面には偏光子と
して機能する偏光板２０が積層されるとともに、内側面
には主走査方向に延在されるストライブ状の透明電極２
１及び液晶配向膜２２が順次積層されている。

さらに、他方の上記ガラス基板２７の内側面には電極及
び反射板として機能するストライプ状のアルミニウム膜
２４が副走査方向に延在されるように蒸着によって形成
されており、このアルミニウム膜２４の表面に検光子と
して機能する偏光板２５及び液晶配向膜２６が順次積層
されている。

なお、上記各液晶配向膜２２．２６は、上記液晶２８を
偏光板２５等から隔離する機能をも有するものであり、
これにより液晶２８を保護するようになっている。

上述の如き構成の液晶表示素子において、上記アルミニ
ウム膜２４と透明電極２１との間に電圧が印加されない
場合には上記液晶２８の分子長軸が９０°あるいは２７
０°に亘って旋回する。

これにより、偏光子として機能する上記偏光板２０を通
過した光１は、検光子として機能する偏光板２５を通過
して上記アルミニウム膜２４にて反射される。

また、電圧が印加された場合には上記液晶２８の分子長
軸は電界方向（図中縦方向）と平行となる。

これにより、上記偏光板２０を通過した光１は液晶２８
によって旋回されないため上記偏光板２５を通過せずに
遮断される。

ここで、上記液晶表示素子においては、上記アルミニウ
ム膜２４がガラス基板２７の内側面に形成されているた
め、従来のような疑似反射光が生ずることがない。

よって、この液晶表示素子によれば、反射型の液晶表示
素子における像の二重性を完全に除去することができる
。

次に、上述の如き構成の液晶表示素子の製造方法を説明
する。

まず、第２図（Ａ）に示す如くガラス基板２３の内側面
（同図中下面）に透明電極２１を積層し、この透明電極
２１の周囲に同図（Ｂ）に示す如くマスク３０を被せる
。

次に、同図（Ｃ）に示す如く上記透明電極２１の上から
上記液晶配向膜２２を形成するためのポリイミド等の有
機溶液３１を垂らし、これをスピンナーコート処理する
。

これにより、第１図に示した如き液晶表示素子の図中上
側のパネルが形成される。

一方、下側のパネルは、まず第２図（Ｄ）に示す如くガ
ラス基板２７の内側面（同図中上面）にアルミニウム膜
２４を蒸着によって形成する。

そして、このアルミニウム膜２４の表面に、同図（Ｅ）
に示す如く偏光板（フィルム）２５をローラにて圧接さ
せて積層する。

さらに、同図（Ｆ）に示す如くこの偏光板２５の周囲に
マスク３２を被せ、同図（Ｇ）に示す如く液晶配向膜２
６を形成するための上記ポリイミド等の有機溶液３１を
垂らしてスピンナーコート処理する。

これにより、下側のパネルが形成される。

そして、上述の如く形成された上側のパネルと下側のパ
ネルを第２図（１−１＞に示す如く所定の間隔をもって
対向させ、上記各ガラス基板２３．２７の周囲をシール
部材３３．３４にて密封し、この間に上記液晶２８を注
入するとともに、ガラス基板２３の外側面に偏光板２０
を積層する。

これにより、前述の如き液晶表示素子が製造される。

次に、本発明に係る他の製造方法を説明する。

まず、第３図（Ａ）に示す如くガラス基板２３の内側面
（同図中下面）に透明電極２１を積層する。

そして、このガラス基板２３の外側面及び内側面に同図
（Ｂ）に示す如く偏光板（フィルム）２０及び液晶配向
膜２２を各々ローラにて圧接させて積層する。

＝９− これにより、第１図に示した液晶表示素子の図中上側の
パネルが形成される。

一方、下側のパネルは第３図（Ｃ）に示す如く、ガラス
基板２７の内側面（同図中上面）にアルミニウム膜２４
を蒸着にて形成する。

そして、このアルミニウム膜２４の表面に同図（Ｄ＞、
（Ｅ）に示す如く偏光板（フィルム）２５及び液晶配向
膜２６を順次ローラにて圧接させて積層する。

これにより、下側のパネルが形成される。

そして、このように形成された上側のパネルと下側のパ
ネルを第３図（Ｆ）に示す如く所定の間隔をもって対向
させ、上記各ガラス基板２３゜２７の周囲をシール部材
３３．３４にて密封し、この間に上記液晶２８を注入す
る。

これより、前述の如き液晶表示素子が製造される。

（発明の効果）上述の説明から明らかなように、本発明は、特に反射板
を基板の内側面に形成することにより従来生じていた疑
似反射光の発生を防止することができ、これにより反射
型の液晶表示素子における像の二重性を除去することが
できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る液晶表示素子の実旅例の断面図、
第２図は第１図に示した液晶表示素子の製造方法を示す
工程図、第３図は同じく他の製造方法を示す工程図、第
４図は一般的な反射型のディスプレイ装置を示す概略図
、第５図は従来の液晶表示素子の断面図である。２０・・・偏光子（偏光板）、２１・・・透明電極、２
２．２６・・・液晶配向膜、２３．２７・・・基板（ガ
ラス基板）、２４・・・反射板（アルミニウム膜）、２
５・・・検光子（偏光板）、２８・・・液晶。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）外側面に偏光子が積層されるとともに、内側面に
透明電極と液晶配向膜とが順次積層された透明基板と、この透明基板と所定の間隔をもつて対向し、内側面には
反射板と検光子及び液晶配向膜が順次積層された基板と
、この基板と上記透明基板との間に注入されたツィステッ
ドネマティック型の液晶とから成ることを特徴とする液
晶表示素子。
（２）透明基板の内側面に透明電極と液晶配向膜を順次
積層するとともに、この透明基板の外側面に偏光子を形
成し、他の基板の内側面に反射板と検光子及び液晶配向膜を順
次積層し、この基板と上記透明基板とを所定の間隔をもつて対向さ
せるとともに、これら基板間にツィステッドネマティッ
ク型の液晶を注入することを特徴とする液晶表示素子の
製造方法。