JPS63120243A - 自動分析装置 - Google Patents

自動分析装置

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JPS63120243A
JPS63120243A JP26526486A JP26526486A JPS63120243A JP S63120243 A JPS63120243 A JP S63120243A JP 26526486 A JP26526486 A JP 26526486A JP 26526486 A JP26526486 A JP 26526486A JP S63120243 A JPS63120243 A JP S63120243A
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chromogen
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JP26526486A
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Toshiyuki Sagusa
佐草 寿幸
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、自動分析装置、特に、生化学検査や免疫血清
検査に使用される臨床検査用の自動分析装置に関する。
〔従来の技術〕
生化学検査や免疫血清検査の対象となる試料の大部分は
血清あるいは血漿である。これらを試料とする場合、試
料自体の性状すなわち試料中の妨害クロモゲンによって
各対象項目の測定結果に著しい誤差を含む場合があるこ
とが知られている。
特に、乳び(mす)、溶血(ヘモグロビン)、黄疵は3
大妨害クロモゲン、換言すれば3大誤差要因としてよく
知られている。瀉血、乳び血清の゛出現する頻度は採血
の時間(早朝空腹時が好ましい)や採血方法を正しく行
えば必要最小限におさえることができる。しかし、内因
性の溶血や乳び血清、黄痘血清の出現は臨床検査の宿命
である。
すなわち中程度以上の乳び、溶血、黄痘血清の出現する
頻度は通常10〜20%といわれている。
したがってこれらの中程度以上の異常検体を正しく測定
することは臨床検査における著しく重要な8題の1つで
ある。
従来、このような妨害クロモゲンによる各測定項目の誤
差を防止する方法として一般的に知られているのに検体
ブランク補正法がある。この方法は、最初に試料を目的
の反応を生ゼしぬない適当な第1試薬と混和して各種妨
害クロモゲンに基づく吸光度、あるいは吸光度の変化速
度を測定した後、目的の反応を生ぜしぬる第2試薬を添
加して該反応に基づく吸光度、あるいは吸光度の変化速
度を測定し、前記妨害クロモゲンに基づく測定値を差し
引くことによって5目的物質の正しい!!1度(活性値
)を求める方法である。この方法は2ポイントアツセイ
あるいはダブルキネティックアッセイなどの名称で称さ
れており、特に最近汎用されるようになった全反応過程
測光方式の自動分析装置に適用されている。
この方法は全反応過程測光方式の自動分析装置の特長を
最も有効に活用し、簡単な方法で妨害クロモゲンによる
誤差を補正できる点で優れている。
しかしながら、目的の反応を生ゼしぬる第2試薬の添加
の前後で液性、特にp Hや電解質濃度あるいは界面活
性剤濃度などが変化する場合、妨害クロモゲンの吸収ス
ペクトルが変化するために適当な補正ができないことが
知られているいさらに妨害クロモゲンが経時的に分解す
る場合、補正は全く不可能となる。
このような欠点を改善する別な方法として、目的物質の
測定チャンネルと別に検体ブランクチャンネルを用いる
方法が従来より知られている。この方法は目的物質の測
定に使用する第1試薬および第2.第3試薬と全く同じ
組成であるが目的物質の反応を生ザしめる唯一の組成物
を欠いた試薬類を独立の検体ブランクチャンネルに用い
て、目的物質の測定チャンネルと同一時間における吸光
度もしくは吸光度変化速度を測定し9両チャンネルの差
を求めることによって妨害クロモゲンによる誤差を補正
する方法である。
この方法は目的物質と妨害クロモゲンに基づく検体ブラ
ンクを同一のタイミングで測定するため、前述のような
妨害クロモゲンのスペクトル変化や分解の影響を受けず
、適切な補正が可能である6しかしながら、この方法の
問題点となるところは、各々の目的物質の測定チャンネ
ルに対応するブランクチャンネルを使用するため、自動
分析装置の本来の処理能力が半減してしまうこと、逆に
試薬式を中心とするランニングコストがほとんど2倍に
なってしまうことである。さらに、目的の反応のみを生
ぜしめず、他の組成と液性は全く同じであるような理想
的なブランクチャンネル用試薬の714vIが常に可能
であるとは限らない、特に本来の目的物質の反応が一液
法であり、その試薬組成が単純である場合にはチャンネ
ル用の試薬調合は困粟である場合が多い。たとえばZT
T (硫酸亜鉛混濁試験) 、TTT (チモール混濁
試験)がその代表的なものである。
このような検体ブランクの補正法の問題点を解決する手
段として、血清情報として妨害クロモゲンの3大因子で
ある、濁り、溶血(ヘモクロビン)。
黄痕(ビリルビン)を自動的に分別定量し、この分別定
量値によって各目的物質(各測定項目)の測定値を補正
する方法が当該発明者等によって開示されている(特開
昭54−63785号公報、特開昭54−116283
号公報参照)。
この方法は、各測定項目の被検液の液性変化やそれによ
る妨害クロモゲンの経時的変化に影響されることなく、
元来の各被検試料中の妨害クロモゲンを正確に分別定量
する点で極めて有効である6すなわち、この方法は妨害
クロモゲンの分別定量に最も適した特定の(液性変化や
、妨害グロモゲンの経時的変化がなく、かつ目的物質の
吸収スペクトルが各妨害クロモゲンの吸収スペクトルに
重ならない領域)測定項目の被検液の吸収スペクトルを
解析することによって、各妨害クロモゲンの元来の試料
中S度を正確に求めるものである。
従来の検体ブランク補正法が各妨害クロモゲンの吸収ス
ペクトルが重なった状態における単なる吸光度の誤差分
として妨害クロモゲンを認識するのに対して、この方法
は妨害クロモゲンを分別定量する点において大きく異な
る。妨害クロモゲンの重なり合った状態における吸光度
(各測定項目の吸光度測定における誤差分)は、各々の
項目の被検体の液性に左右されるし、また前述のような
経時的変化を呈するが、この方法はそのような条件に全
く無関係に被検試料中の元素の各妨害クロモゲン濃度を
求めるものである。
このような妨害クロモゲンの元素の被検試料中濃度が分
別定量できれば、これによって各測定項目の測定値を補
正して、妨害クロモゲンによる誤差のない検査結果を得
ることができる。すなわち、各測定項目の被検液中にお
ける各妨害クロモゲンのスペクトル変化や経時的変化が
あってもなくても、元来の被検試料中の各妨害グロモゲ
ンの濃度と各測定項目の測定結果に及ぼす誤差の関係を
予め知ってさえいれば、妨害クロモゲンの分別定量値で
もって各測定項目の測定値を補正することができる。
その補正の一例は、上述した特開昭54 63785号
公報に記載されているように、 S’=S−a・X−β−Y−y*7:   −(1)の
式を用いることにある。
ここで、Sはある測定項目の測定値、S′はその補正値
を、x、y、zは各々、濁り、ヘモグロビン、ビリルビ
ンとしての妨害クロモゲン分別定量値を、α、β、γは
各々の補正係数である。α。
β、γは前述したように各妨害クロモゲンの被検試料中
濃度(分別定量値)と各測定項目の測定値に及ぼす誤差
の比例係数として、事前に実験的に求められる補正係数
である。
このような補正方法は妨害クロモゲンが濃度として被検
試料毎に分別定量できるからこそ可能であることは前述
のとおりである。
この方法は前述の検体ブランク補正法のように被検液の
液性や妨害クロモゲンの経時的変化に影響されず、換言
すればそれらの現象の全てを包含した形で、適切な補正
をすることが可能である。
さらに補正のために特別なブランク用試薬を用いる必要
もなく、ランニングコスト的に有利である。
さらに、被検試料が溶血した場合、溶出したヘモグロビ
ンによる誤差のみならず、血球内より同時に溶出してく
る目的物質そのものによる正誤差のように、従来の如何
なる方法によっても対処できなかった誤差をも包括的に
補正する方法である。
当該発明者等はこの方法を実際の自動分析装置に適用す
ることによって、妨害クロモゲンによる正誤差を防止し
て、臨床検査の分野において多大の成果を得ている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、その後この方法の実用化が進むに従って
、一つの問題点があることが判明した。
すなわち大部分(90%程度)の測定項目に関しては、
前述した式(1)による補正が可能であるが、残りの1
0%程度の項目においで式(1)のような直線的(妨害
クロモゲンによる測定誤差がその濃度と一次的に比例す
る)補正が不適切であることが見出された。
被検液の液性が極端にアルカリ性であったり、電解質濃
度が極端に高かったり低かったり、界面活性剤が多量に
含有されていると、各妨害クロモゲンが経時的に分解し
たり、他の物質に変性したりすることは前述のとおりで
ある。多くの場合その分解、変性する速度は各妨害クロ
モゲンの含有量に比例するので問題とならない(妨害ク
ロモゲン濃度とそれによる誤差は以前として比例する)
しかるにある種の項目の被検液中では妨害クロモゲンの
分解あるいは変性する速度がその妨害クロモゲンの濃度
に直線的比例関係を有さないことが判明した。このよう
な場合、その結果として妨害クロモゲン量とそれによる
測定誤差も直線的比例関係を有さないことはいうまでも
ない。しかも、そのような現象を呈する測定項目がAL
P(アルカリフォスファターゼ)+ z”r”r、’r
’r’rなど臨床検査において比較的重要な項目である
ことが見出された。
さらにこれらの項目の場合、妨害クロモゲン量とそれに
よる測定誤差は直線的な関係こそないが、ある種の曲線
として表わされることが見出された6本発明は前述した
実開昭54−6378S号公報記載の発明の問題点を解
決したものである。実開昭54−63785号公報記載
の発明は各妨害クロモゲン濃度がそれによる測定誤差と
比例関係になる測定項目についてのみ適切な補正が可能
であったのに対して、本発明はそれらを含めてさらに該
関係が曲線的関係を示す測定項目についても、すなわち
、これにより全ての測定項目に対する妨害クロモゲン誤
差の適切な補正のできる自動分析装置を提供せんとする
ものである。
〔問題点を解決するための手段〕
このような目的を達成するために、本発明は臨床検査用
自動分析装置に関連し、予め入力された項目選択情報に
基づいて各検体毎に必要な項目の測定を実施すると同時
に、適当な方法で該各検体の妨害クロモゲンによる濁り
度、溶血度、黄痕度を分別定量する自動分析装置におい
て、予め多個体由来溶血液、種々濃度の純ビリルビンや
脂肪乳剤を試料とし各測定項目の測定と血清情報(濁度
X、溶血度Y、黄痕度Z)の分別定量を実施するステッ
プと、上記結果を基に各妨害クロモゲン濃度と各項目の
測定値に基づく誤差関係を表わす図を表わす図を作成し
、この誤差関係を表わす近似式である誤差関数f (X
) 、g (Y) 、p (Z)を求めるステップと、
各項目毎に該項目及び妨害クロモゲンのチャンネルコー
ド、実数系数t+t  e拳v / e  (? ) 
p ftogp 6XP *Δ(べき乗)などの入力に
よって上記誤差関数による補正式を任意に組立てるステ
ップと2項目選択情報に基づいて必要な項目を測定する
と同時に可視域に目的物質の吸収の無い項目の被検液の
可視域のスペクトルより各検体毎のX、Y、Zを分別定
量するステップと、各項目の測定結果をX、Y、Zの測
定値と上述の誤差関数とによって補正し、その補正値を
出力するステップと、よりなる機楕を有するようにした
ものである。
〔作用〕
本発明による各項目の補正法において、補正関数をたと
えば(2)式のように表わすことができる。
c’  =c−f(X)−g(Y)−p(Z)  ・・
・(2)f(X)、g(Y)= p(Z)は各々濁り度
X、溶血度Y、黄疵度Zの任意の関数である。
第1図ないし第6図に上記の方法で測定した濁り度、溶
血度、黄痕度とそれによる各項目のisI’!定誤差の
関係を示す。
第1図は溶血液とTP(総蛋白質)311定誤差の関係
を示している。TP測測定おける溶血誤差は完全な比例
関係すなわちg (Y)は溶血液Xの一次式になること
を示し、直線の傾きからg (Y)=0.08Y  と
なることが判る。
第2回は溶血液と丁P−(無機リン)測定における測定
誤差の関係を示している。xp?!ig定における溶血
誤差は溶血液と負の比例関係を有し、直線の傾きからg
 (Y)=−0,10Y  となることが判る。
第3図は黄痕度(ビリルビン濃度)とCA (カルシウ
ム)測定における誤差の関係を示している。
同図からCA測測定おける黄痕誤差は黄痕度と比例関係
にあり、直線の傾きからP (Z) =0.0.iZと
なることが判る。
第4図は溶血液とALP (アルカリフォスファターゼ
)測定における誤差の関係を示している。
同図からA L P ill定における溶血誤差は溶血
液に対して負の曲線関係を有する。この曲線を表わす最
適の近似曲線g (Y)は次式(3)で表わされること
が導びかれる。
g(Y)=41.3 X (12ogY) ”番−(3
)第5図は黄痕度とZTT (硫酸亜鉛混濁試験)測定
における測定誤差の関係を示している。この関係におけ
る最適の近似式p (Z)は次式(4)で表わされるこ
とが導びかれる。
p (Z)= 1.45 X (Aog7.) ”0・
・・(4)第6図は濁り度とβ−T、 (β−リポ蛋白
)測定における測定誤差の関係を示している。この場合
もβ−Lm定における濁り誤差は曲線となり、その最適
の近似式f (X)は次式(5)で表わされることが導
びかれる。
f (X)=2.7X (X)1.δ1  −(5)全
ての測定項目について実験的に求められるf (X) 
、 g (Y) 、 p (Z)は自動分析装置に記憶
される。
実際の測定にあっては各検体毎に入力された任意の測定
項目の測定を行なうと同時に、最適の被検液のスペクト
ルを解析して、血清情報すなわち濁り度と溶血度と黄痕
度を測定でき、入力されたf (X) 、 g (Y)
 、 p (Z)に従って各項目の測定値を補正できる
(式(2)の演算)自動分析装置を用いる。
血清情報の測定法は前述した特開昭54−116283
号公報に開示されているように、GOT、GPTの如く
その目的物ff (NADH)が可視域に吸収をもたな
い測定項目の被検液の可視域のスペクトルを解析するこ
とによって血清情報が測定される。
さらにいえば、G OT ill定液の紫外部の2波長
(例、340ns+と376n+*)を用いてN A 
D 1(の変化速度を測定してG OT活性を求めると
同時に、ヘモクロビンとビリルビンの吸収のない長波長
域の2波景(例、660nmと700nm)吸光度より
濁り度を求め、この濁り度とビリルビンの吸収の無い中
波長域の2波長(例、570nmと6o0nm)吸光度
を求め、この濁り度及び溶血度と短波畏域の2波長(例
、480n111と505nm)吸光度から黄痕度を求
めることができる。
各項目の測定値はその検体の血清情報値すなわち濁り度
X、溶血度Y、黄痕度Zを用い、前述式(2)に従い補
正される。たとえばTPの場合を例にとると次式(6)
のように表わすことができる。
(TP)’  =(TP)−0゜OBY   ・・・ 
(6)ここで、(TP)は補正前の測定値、(TP)’
は補正後の値を示している。TPO場合、濁りと黄痘の
影響を受けないためf (X)=O,p(Z)=Oとな
る。
CHO(コレステロール)、β−L、LDH(乳酸脱水
素酵素)、ALPの場合は次式(7)〜(10)のよう
にして表わされる。
(CHO)’ =(CHO)−0,4Y+0.2Z  
      ・・・(7)(β−L)’ =(β−L)
−2,7(X)1−”−7,7Y−0,77、−(8)
(LDH)’ =(LDH)−0,5X−66,7Y+
0.3Z   −(9)(ALP)’ =(AI、P)
−41−,3(4ogY)”・4−6.OZ   ・・
・(10)すなわち本発明の作用をフローで示すと第9
図のように7つのステップで構成される。点線で囲んだ
始めの4つのステップは本発明を実施するに必要な準備
ステップであり、実線で囲んだ後の3つのステップはル
ーチン検査における実施ステップである。
〔実施例〕
本発明を実施するための自動分析装置としては。
CRT対話方式で測定条件が簡単に入力でき、多波長光
度計とターンテーブル式の反応容器兼測光容器群を備え
一定間隔で各容器の吸光度を測定できめいわゆる全反応
過程測定方式の自動分析装置が最適となる。
このような装置の一例を図7に示す。
本装置は被検試料や標準試料を採取した所定数の検体容
器1を保持し、正転あるいは逆転して任意の位置で停止
し得るサンプルテーブル2と、透光性で測光セルを兼ね
た所定数の反応容器18を装着でき、正転あるいは逆転
して任意の位置で停止できる反応テーブル8と、試料シ
リンジ機構16と配管で連通し、サンプルテーブルの所
定位置の試料容器から所定量の試料液を吸入し反応テー
ブルの一定位置にある反応容器中に吐出する試料採取機
構6及びその吸入吐出ノズル4と、該所定量の試料が採
取された各反応容器が動作サイクルの進行に伴って所定
の位置に進行停止した時に試薬分注用シリンジ機構4と
配管で連通された第1試薬分注機構9、第2試薬分注機
構10及び各々の吸入吐出ノズル5,11によって保冷
庫27中にセットされた第1試薬群22と第2試薬群2
3の中から必要な試薬を該各反応容器中に選択分注する
試薬分注システムと、各反応容器内溶液を攪拌する攪拌
機構19と、光源13と平面回折格子14及び複数の光
半導体検知器15を含む分光器12とが該反応テーブル
の反応容器例を挟む形でセットされ1反応テーブルの回
転時に光軸を通過する全ての反応容器の吸光度を測定項
目毎に予め入力された2波長で測定する多波長測光シス
テムと、波長選択をするマルチプレクサ−や信号処理を
するL OGアンプやAID変換奏等を含む測光系制御
部24と、洗浄用注水廃水機構20と配管で連通され測
定を終了した各反応容器を洗浄して再使用に供するため
の洗浄機4i11.7と、反応テーブル下部に設置され
各反応容器を一定温度(通常37℃)に保つ恒温水槽3
及びこれに連通ずる恒温水循環器7と、これら全ての機
構系を制御し、各種データ演算や入出力制御を行う主制
御装置21及びプリンター25.CRTスクリーン26
より構成される。
この装置は各動作サイクル毎に反応テーブルが1回転と
1反応容器分(]ピッチと称する)回転して一定時間停
止するのに連動して、試料血清の採取、第1試薬及び第
2試薬の添加、攪拌、洗浄そして測光(31q光のみは
回転時で他の操作は停止時)が行なわれる典型的な全反
応過程測光方式の自動分析装置である(特公昭50 1
15572号公報参照)。
このような全反応過程測光方式の自動分析装置は血清情
報を測定しこれによって上述のような各種補正を実施す
るのに都合が良い、なぜならこれらの装置では第1試薬
の添加直後から一定間隔で全ての反応容器の吸光度が測
定されるのに対して、前述したGOT、GPT、T、D
Hなどの酵素活性を求めるのに本当に必要な測光データ
は第2試薬薬添加以降のデータのみだからである。故に
第1試薬添加から第2試薬添加までの測光は目的物質の
N A D Hに適応する紫外部(340,376n+
m)である必要がなく、血清情報の算出に必要な3組(
前述)の2波長で測光し得る。しかも第2試薬の添加ま
でには15回前後(20秒サイクルで5分)の測光が可
能であり、前記3mの2波長法で各々複数回(例えば各
5回)の測光が可能であり。
精密な血清情報の測定、ひいては精密な各項目の補正値
が得られる。
また本装置は各項目間あるいは各項目と前述の血清情報
の濁り度、溶血度、黄痕との間で任意の項目間補正演算
プログラムを組むことができる。
第8図にその入力法を示した。
すなわちCRT対話形の入力によって各項目毎の補正式
、式(2)の右辺−f (X) −g (Y)−p (
Z)を任意の形式で入力できる。入カニリアは最大1−
8ケ所でこの各々にチャンネルコード、任意の実数係数
、演算子を適宜入力して補正式を完成することができる
、演算子としては+、−2廖 (乗算)、/(除算)、
(1)、Δ(べき乗)。
Qog、θXpが使用できることが好ましい。
第8図の入力例ではFor+mula Na (測定項
目の数に相当する1〜20まで)を入力し、補正される
測定項目のチャンネルコード(この例では15)を先ず
入力し、次いで右辺の補正式を組み立てるために、各入
カニリアに15(TPのチャンネルコード)、−,0,
08、串、21 (溶11!L度のチャンネルコード)
の順で入力し、最後に式の完了の意味で;を入力する0
次いでFormula No 2以降を用いて各測定項
目毎に必要な補正式を入力する。
例えば式(10)の場合、3 (ALPのチャンネルコ
ード)、 −# 41.3 9  me  (I  Q
Oge  22  (溶血度のチャンネルコード)、)
、△、 1.4  、 +。
6.0  、 傘、23(黄痕度のチャンネルコード)
の順序に入力すれば良い1式(6)〜式(10)も含め
て主要な測定項目に対して入力した補正式をまとめて表
1に示す。
このような補正のための入力を始め、必要な各項目の測
定条件(試料及び地薬の採取量、測定波長、アッセイ法
、標準液濃度など)と各検体毎の項目選択情報などを入
力して、第7図に示す装置をスタートすれば、項目選択
情報に従って各検体毎に必要な項目と上記血清情報が測
定され、所定の補正演算が実行される。
本実施例の効果を見るために、乳び血清、黄痕血清、溶
血血清を上述した本実施例の条件と従来の条件(全ての
項目のf (X)、g (Y)、p(Z)をO入力する
)で測定した。その結果を代表的な項目について示した
すなわち、動】〜&9の試料は本来健康人の健診時の試
料でほとんど項目が正常域にある。これにインドラリポ
ス(脂肪乳剤)を添加して強度孔び血清(淘3〜隘6)
を、前述の赤血球溶血液を添加して強度溶血血清(&1
〜Nn3)を、純ビリルビン粉抹を添加して強度黄痕血
清(尚7〜嵐9)を人為的に作製したものである。
LDH(正常値1゜20〜520丁TJ/Q)?l!定
における溶血による正誤差(Mnl〜Nn3)、AL、
P(正常値]、OO−270I U/A) m!I定に
おける溶血による負誤差(&i〜島;つ)と黄痕による
正誤差(N117〜Nn9)、β−T、 (正常値20
0〜600mg/d Q)m定における溶血による正誤
差(lJlnl〜Na5)と濁りによる正誤差(&4〜
而6)、ZTT (正常値2〜9フンケル単位)測定に
おける瀉血による正誤差(Nap、〜Na5)と黄痘に
よる正誤差(&7〜NQ9)、LAP (正常値90〜
220G、R,単位)における溶血による正誤差(&1
〜翫3)、NEF’A (正常値130〜700μEq
/Q)?11g定における溶血、濁り、黄痘による正誤
差(NQI〜8119)などが本実施例によってほぼ完
全に解消することが表2の結果より明らかである。
ここに表示していないがGOTm定における溶血による
正誤差、IP′IM定における瀉血による負誤差、γ−
GTP[定における溶血による正誤差。
CHO31定における溶血による正誤差、TTT測定に
おける濁りによる正誤差についても明確な効果が得られ
た。
〔発明の効果〕
以上説明したことから明らかなように5本発明による自
動分析装置によれば、全ての測定項目に対する妨害クロ
モゲン誤差の適切な補正ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は瀉血度とTP8111定を示したグラフ、第2
図は溶血度とIP3IIJ定を示したグラフ、第3図は
黄痕度とCA測測定示したグラフ、第4図は溶血度とA
LP測定を示したグラフ、第5図は黄痕度とZ T T
測定を示したグラフ、第6図は濁り度とβ−■、測定に
おける測定誤差の関係を示したグラフ、第7図は本発明
の実施に用いられる自動分析装置の構成図、第8図は前
記自動分析装置の入力例を示す図、第9図は前記自動分
析装置の動作のフローを示す図である。 1・・・サンプル容器、2・・・サンプルテーブル、3
・・・恒温水槽、4・・・試薬分注シリンジ機構、5・
・・第1試薬分注ノズル、6・・・試料採取機構、7・
・・恒温水循環器、8・・・反応テーブル、9・・・第
1試薬分注機構、】−O・・・第2試薬分注機構、11
・・・第2試薬分注ノズル、12・・・分光器、13・
・・光源ランプ、1.4・・・回折格子、1−5・・・
半導体光検知器、16・・・試料シリンジ機構、17・
・・洗浄機構、18・・・反応容器、19・・・攪拌機
構、20・・・洗浄用シリンジ機構、21・・・制御用
CPU、22・・・第1試薬容器群、23・・・第2試
薬容器群、24・・・測光系制御機構、25・・・プリ
ンター、26・・・表示用CRT。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、臨床検査用自動分析装置に関連し、予め入力された
    項目選択情報に基づいて各検体毎に必要な項目の測定を
    実施すると同時に、適当な方法で該各検体の妨害クロモ
    ゲンによる濁り度、溶血度、黄痕度を分別定量する自動
    分析装置において、予め多個体由来溶血液、種々濃度の
    純ビリルビンや脂肪乳剤を試料とし各測定項目の測定と
    血清情報(濁度X、溶血度Y、黄痕度Z)の分別定量を
    実施するステップと、上記結果を基に各妨害クロモゲン
    濃度と各項目の測定値に基づく誤差関係を表わす図を表
    わす図を作成し、この誤差関係を表わす近似式である誤
    差関数f(X)、g(Y)、p(Z)を求めるステップ
    と、各項目毎に該項目及び妨害クロモゲンのチャンネル
    コード、実数系数、+、−、*、/、(,)、log、
    exp、∧(べき乗)などの入力によって上記誤差関数
    による補正式を任意に組立てるステップと、項目選択情
    報に基づいて必要な項目を測定すると同時に可視域に目
    的物質の吸収の無い項目の被検液の可視域のスペクトル
    より各検体毎のX、Y、Zを分別定量するステップと、
    各項目の測定結果をX、Y、Zの測定値と上述の誤差関
    数とによって補正し、その補正値を出力するステップと
    、よりなる機構を有することを特徴とする自動分析装置
JP26526486A 1986-11-07 1986-11-07 自動分析装置 Pending JPS63120243A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0695805A3 (de) * 1994-08-03 1996-05-01 Boehringer Mannheim Gmbh Verfahren zur Analyse einer medizinischen Probe unter Vermeidung von Störbeiträgen aufgrund von Hämolyse

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0695805A3 (de) * 1994-08-03 1996-05-01 Boehringer Mannheim Gmbh Verfahren zur Analyse einer medizinischen Probe unter Vermeidung von Störbeiträgen aufgrund von Hämolyse

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