JPS63119830A

JPS63119830A - オイルミスト除去装置

Info

Publication number: JPS63119830A
Application number: JP61267056A
Authority: JP
Inventors: Masaru Hirabayashi; 賢平林
Original assignee: HIRABAYASHI KK
Current assignee: HIRABAYASHI KK
Priority date: 1986-11-10
Filing date: 1986-11-10
Publication date: 1988-05-24

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、フィルタと送風機とから成るオイルミスト除
去装置に関する。

（従来の技術）フィルタと送風機を組み合わせて構成される換気装置は
、従来から種々提供されており、使用されるフィルタに
も種々のものがある。たとえば、厨房で使われるフード
では、空気中のゴミや油を除去するために、ワイヤ等か
ら成るグリスフィルタを使用することが多く、また、機
械などから発生するオイルミストはガラスｔａ維や活性
炭入りフィルタで除去される。

（発明が解決しようとする問題点）しかしながら、上記従来のフィルタでは油等の除去が十
分でなく、十分な清浄度が得られないという問題点があ
る。

そして最近では、クリーンルーム等高度の清浄度が必要
とされる場合等が出てきているので、空気中のオイルミ
ストを効率良く除去するフィルタが求められている。

そこで、本発明は上記問題点を解消すべくなされたもの
であり、その目的とするところは、空気中のオイルミス
トを効率的に除去することができ、また、使用が簡便な
オイルミスト除去装置を提供するにある。

（問題点を解決するための手段）本発明は、上記問題点を解消するため次の構成を備える
。

すなわち、空気中に浮遊する油、水等を吸着し除去すべ
く、油、水等を吸着する多孔質吸着材料によりフィルタ
を形成し、該フィルタを送風機の吸込口側に、前記送風
機により吸入される空気の流通経路を遮断すべく配設し
て成ることを特徴とする。

（実施例）以下、本発明の好適な実施例を添付図面に基づいて詳細
に説明する。

第１図は本発明の第１実施例を示す断面図である。

１０は空気吸入口、１２はフィルタで、このフィルタ１
２は送風機１６の前面に配設されるダクト１４に着幾自
在に内設される。前記フィルタ１２は酸化ケイ素および
酸化アルミニウム等を原材料とする多孔質吸着材料を破
砕した小片からなり、この多孔質吸着材料の小片を平板
な網等で前後から挟み、平板状に形成したものである。

第１図において、空気は空気吸入口１０からはいり、フ
ィルタ１乏を通過して送風ｔａ１６の後面から排気され
る。そして、このフィルタ１２内を空気が通過する際、
空気中の油や水等がフィルタ１２に吸着される。

前記フィルタ１２は多孔質吸着材料から成るので、空気
中の油あるいは水等を効率良く吸着することができ、ま
た空気が通過することを妨げないので、吸着効果が高く
なる。

上記のフィルタ１２を実際に使用して吸着炭を測定した
ところ以下のようであった。

電気集塵機の吸気側に上記の多孔質吸着材料からなるフ
ィルタ（縦３７０１１ｍｌ、横４１ＯＩ１１、厚さ２０
ｍｍ）を設置し、ｉｎ？あたり０．９９〜１．１４ｍｇ
の油を含む空気を、毎分２０ｎｒの割合で前記フィルタ
に通過させたところ、通気開始前において１１５７ｇで
あったフィル夛の重量が１１９５ｇに増加した。この重
量増３８ｇは、フィルタに吸着された油と考えられる。

これを油の体積に換算すると、およそ４５．２ｃｃにな
る。

このように上記の多孔質吸着材料からなるフィルタを用
いることにより相当程度のオイルミストを除去すること
ができる。

前記第１図のフィルタおよび送風機の形態は、特に限定
されるものではなく、フィルタを複数枚使用する等の改
変が可能である。

第２図は、本発明に係る第２実施例を示す断面図である
。この第２実施例においては、フィルタ１２はダクト１
４内に斜めに掛は渡されている。

１８は、フィルタ１２を取り外す際に開閉する扉である
。空気は空気吸入口１０側からはいり、フィルタ１２を
通過して送風機１６の後面から流出する。

第３図は、本発明に係る第３実施例を示す断面図である
。この第３実施例は、複数個のフィルタ１２を重ねて多
層構造に形成したもので、フィルタを入れ替える際、新
しいフィルタ１２ａをフィルタダクトの後面からダクト
１４内に挿入し、空気吸入口１０側から汚れたフィルタ
１２を取り出せるように構成したものである。第３図で
２０はダクト１４後面に取り付ける蓋である。この第３
実施例では、フィルタ１２を重ね合わせて使用している
ので、空気中のオイルミストを吸着し除去する効果が大
きくなる。

第４図は、本発明に係る第４実施例を示す断面図で、一
般厨房に設置するフードに前記フィルタ１２を配設した
ものである。この第４実施例では、空気の流通経路を覆
うようにフィルタ１２を対向して配設する。

第５図は、第５実施例を示す断面図である。この第５実
施例は、一般に使用されている換気扇のファン２２の吸
気側に前記フィルタ１２を設置したものである。

以上、空気中のオイルミストを除去するために、多孔質
吸着材料からなるフィルタを利用する例をいくつか説明
してきたが、第３実施例で説明したようにフィルタは１
重に限定されるのではなく、２Ｍ、３重またはそれ以上
にすることが可能である。

また、これらのフィルタは平板状に形成されているので
、取り扱いが簡易であり、容易に設置し、取り外すこと
ができる。

また、たとえば活性炭をフィルタに混合させるか、また
は活性炭フィルタを同時に使用することによって空気中
の臭気をも除去することができる。

（発明の効果）本発明によれば、上述のように、多孔質吸着材をフィル
タとして使用し、送風機と組み合わせることにより、空
気中のオイルミストを効果的に除去することができる。

また、前記フィルタは１重だけでなく２重、３重、また
はそれ以上に重ねることができるので、より空気の清浄
度を高めることができる。さらに、フィルタの取扱いが
簡易であり、取り付け、取り外しが容易であるという著
効を奏する。

以上本発明につき好適な実施例を挙げて種々説明したが
、本発明はこの実施例に限定されるものではなく、発明
の精神を造膜しない範囲内で多くの改変を施し得るのは
もちろんのことである。

【図面の簡単な説明】

第１図、第２図、第３図、第４図及び第５図は、それぞ
れ本発明の第１実施例、第２実施例、第３実施例、第４
実施例及び第５実施例を示す断面図である。１０・・・空気吸入口、　１２・・・フィルタ、１２ａ
・・・フィルタ、　　１４・・・ダクト、１６・・・送
風機、　１８・・・扉、２０・・・蓋、　　２２・・・ファン。

Claims

【特許請求の範囲】１、空気中に浮遊する油、水等を吸着し除去すべく、油
、水等を吸着する多孔質吸着材料によりフィルタを形成
し、該フィルタを送風機の吸込口側に、前記送風機によ
り吸入される空気の流通経路を遮断すべく配設して成る
ことを特徴とするオイルミスト除去装置。２、前記フィルタは、酸化ケイ素、酸化アルミニウム等
を含有する多孔質吸着材料の破砕片を収納し保持する部
材により平板状に保持して成る特許請求の範囲第１項記
載のオイルミスト除去装置。