JPS63119458A - 過プロピオン酸の安定化方法 - Google Patents

過プロピオン酸の安定化方法

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JPS63119458A
JPS63119458A JP26202186A JP26202186A JPS63119458A JP S63119458 A JPS63119458 A JP S63119458A JP 26202186 A JP26202186 A JP 26202186A JP 26202186 A JP26202186 A JP 26202186A JP S63119458 A JPS63119458 A JP S63119458A
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perpropionic
perpropionic acid
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sodium hexametaphosphate
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Kaoru Ueno
薫 上野
Takayoshi Masuda
増田 隆良
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Mitsui Toatsu Chemicals Inc
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Mitsui Toatsu Chemicals Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 皇1よ免肌肛分立 本発明は過プロピオン酸の安定化方法に関する。
更に詳しくは容易に分解し易い過プロピオン酸溶液中に
、鉄、ニッケルなどの微量金属イオンが存在する際に優
れた金属イオン封鎖性を示す安定剤を添加する過プロピ
オン酸の安定化方法に関するものである。
皿來至茨班 通常、過カルボン酸は微量の金属イオンが存在すると、
その触媒作用により激しく分解を起こすため、種々の金
属封鎖剤の添加が必要になる。従来、過カルボン酸の安
定剤または金属封鎖剤として数多くの特許が出願されて
いる。
即ち、例を挙げれば、 (l)  ピロ燐酸ソーダ、トリポリ燐酸ソーダなどの
ポリ燐酸塩及びそのエステルを安定剤とするもの(例え
ば特公昭38−25658号、特公昭54−7764号
など)。
(2)  ピリジン−2−メタノールと種々の燐酸系化
合物との混合物を安定剤とするもの(例えぼ特公昭38
−10521号)。
(3)  ピリジンジカルボン酸もしくはそのアルカリ
金属塩またはアンモニウム塩とへキサメタHHナトリウ
ムとを安定剤とするもの(特公昭52−38009号)
(4)8ヒドロキシキノリン、キナルジン酸またはその
塩及びキノリン誘導体を安定剤とするもの(例えば英国
特許第906970号)。
(5)その他、エチレンジアミン四酢酸塩、ジエチレン
トリアミン五酢酸塩、ロダンカリ、ポリアミノカルボン
酸など(「有機過酸化物、−その化学と工業的利用−」
化学工業牡馬、164頁記載)。
日が”しよ゛とする口 占 しかしながら本発明者らは上記文献等に見られる安定剤
のほとんどすべてについてその効果を調べたところ次の
事実がわかった。
すなわち鉄イオンを数ppm含む反応原料を用い、上記
の各種安定剤を添加して過プロピオン酸の合成試験及び
過プロピオン酸の熱安定性試験を実施したところ、安定
剤として多少効果のあるもの、または全(ないものなど
様々であり、結局過プロピオン酸の分解を抑制し、効率
良く過プロピオン酸を製造するに充分な効果を有する安
定剤は皆無であった。
本発明の目的は、金属を微量含む反応原料を用いて過プ
ロピオン酸を製造する際に、過プロピオン酸の分解を抑
制し、安定化させうる安定剤及び安定化方法を提供する
ことにある。
口 占を1 するための   び 本発明者らは上記欠点を克服すべく鋭意検討した結果、
燐酸と、2.6−ピリジンジカルボン酸と及びヘキサメ
タ燐酸ナトリウムとを安定剤として併用すると、金属イ
オンを含む過プロピオン酸の安定化に非常に効果のある
ことが判り、本発明を完成させるに至った。
即ち、本発明は、過プロピオン酸溶液に燐酸と、2.6
−ピリジンジカルボン酸と及びヘキサメタ燐酸ナトリウ
ムとを安定剤として添加することを特徴とする過プロピ
オン酸の安定化方法である。
本発明で用いる過プロピオン酸溶液は、プロピオンアル
デヒドの液相自動酸化法、またはプロピオン酸と過酸化
水素との反応等、公知の方法により得られる。
本発明の燐酸と、2.6−ピリジンジカルボン酸と及び
ヘキサメタ燐酸ナトリウムの添加量は、過プロピオン酸
溶液中の金属濃度によって異なるが、例えば鉄イオンと
して0.5ppva前後の場合、過プロピオン酸溶液に
対して総添加量で50ppm以上の添加で効果を示すが
、安定化効果と経済性面より総添加量で200〜600
ppmが好ましい、また燐酸と、2,6−ピリジンジカ
ルボン酸と及びヘキサメタ燐酸ナトリウムの併用割合は
、重量比で1.0/1.0〜0.01/1.0〜0.0
1、好ましくは Co/ 0.5〜0.0510.5〜
0.05である。このようにして調整された安定荊含育
過プロピオン酸溶液は、通常のオレフィンのエポキシ化
反応、ケトンの酸化反応、芳香核の開環反応等に何ら支
障なく使用することができる。
スJ旧舛 以下実施例により本発明を更に詳細に説明する。
(参考例−1) □過プロピオン酸の製造− 塔頂部に還流コンデンサを取付けた10段オルダーショ
ウ蒸留塔付パイレックスガラス製500m1反応器に、
60%過酸化水素水47.6g (0,84モル)、t
、oppmの鉄イオンを含むプロピオン酸186.3g
(2,52モル)、触媒として硼酸3.3g (0,0
53モル)、共沸脱水剤として1.2−ジクロルエタン
94gを装入した。この反応器をオイルバスにより内温
70℃、(内圧200n+mHg)に加熱した0反応で
生成した水及び過酸化水素に同伴した水は1,2−ジク
ロルエタンとの共沸脱水蒸留により塔頂から分離、除去
した0反応時間は2時間とした0反応終了液中には、過
プロピオン酸が0.492モル(1,64モル/l)含
まれていた。
また塔頂より分離した留出水中には未反応過酸化水素が
0.033モル含まれており、過プロピオン酸の選択率
Aは61モル%であった。
但しB−生成した過プロピオン酸(モル)C−反応で消
費した過酸化水素(モル)A−(B/C)xlOO(モ
ル%) とする。
(参考例−2) 触媒として98%硫酸0.14gを使用する以外は参考
例−1と同様の方法で実施した0反応終了液中には、過
プロピオン酸が0.502モル(1,670モルノIt
)含まれていた。また分離した留出液中には未反応過酸
化水素が0.030モル含まれており、過プロピオン酸
の選択率は62モル%であった。
(参考例−3) 触媒として陽イオン交換樹脂Lewatit SC−1
02(バイエル社製)15gを使用する以外は参考例−
1と同様の方法で実施した。陽イオン交換樹脂分離後の
反応終了液中には過プロピオン酸が0.478モル(1
,590モル八〇へまれていた。また分離した留出液中
には、未反応過酸化水素が0.051モル含まれており
、過プロピオン酸の選択率は60モル%であった。
(実施例1〜4、比較例1〜13) □過プロピオン酸の加熱分解試験− 窒素シール付の還流冷却器を備えた50T11のパイレ
ンクスガラス製試験管に、参考例−1,2、及び3で調
整した過プロピオン酸溶液30IIll と、各種安定
剤を表−1に示すように入れ、オイルパスにより70℃
で4時間加熱後の過プロピオン酸の濃度を分析し、この
濃度と試験開始時の濃度とから次式により過プロピオン
酸の分解率を算出し、安定剤の効果を判定した。
結果を表−1に示す。
過プロピオン酸の分解率(モル%) ” ((a −b) / a) X100a:試験開始
時の過プロピオンat1度(モル/1)b=試験終了時
の過プロピオン酸濃度(モル/14>(実施例5) □過プロピオン酸の合成試験− 安定剤として85%燐酸0.08g (原料に対して2
40ρpII) 、2.6−ピリジンジカルボン酸0.
04g。
ヘキサメタ燐酸ナトリウム0.04g (共に原料に対
して120ppm)添加する以外は参考例−1と同様の
方法で実施した0反応終了液中には過プロピオン酸が0
.759モル(2,530モル八〇へまれていた。また
塔頂より分離した留出水中には未反応過酸化水素が0.
024モル含まれており、過プロピオン酸の選択率は9
3モル%であった。この過プロピオン酸溶液について安
定剤を添加せずに実施例1〜4と同様に加熱分解試験を
実施した。
試験終了後の過プロピオン酸濃度は2.441モル/β
であり、過プロピオン酸の分解率は3.52モル%であ
った。
参考例−1と比較して、本発明に係る安定剤を合成前に
添加しても、過プロピオン酸の熱安定性及び合成収率に
効果のあることが判る。
^匪■塾玉 本発明は、各実施例において明らかのように、過プロピ
オン酸の安定剤として、燐酸と、2,6−ピリジンジカ
ルボン酸と及びヘキサメタ燐酸ナトリウムとを併用する
ことにより優れた相乗効果を示し、過プロピオン酸の熱
安定性及び合成収率を向上させるので、その産業上の利
用価値は大きい。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)過プロピオン酸溶液に燐酸と、2,6−ピリジン
    ジカルボン酸と及びヘキサメタ燐酸ナトリウムとを安定
    剤として添加することを特徴とする過プロピオン酸の安
    定化方法。
JP26202186A 1986-11-05 1986-11-05 過プロピオン酸の安定化方法 Expired - Fee Related JPH0730013B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0626371A1 (de) * 1993-05-26 1994-11-30 Degussa Aktiengesellschaft Stabilisierte Percarbonsäurelösungen und Verfahren zu deren Herstellung
EP2362871A4 (en) * 2008-10-31 2012-09-26 Ecolab Inc PERACID COMPOSITIONS WITH IMPROVED STABILITY

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP0626371A1 (de) * 1993-05-26 1994-11-30 Degussa Aktiengesellschaft Stabilisierte Percarbonsäurelösungen und Verfahren zu deren Herstellung
EP2362871A4 (en) * 2008-10-31 2012-09-26 Ecolab Inc PERACID COMPOSITIONS WITH IMPROVED STABILITY

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