JPS63118668A - 3軸加速度検出器 - Google Patents
3軸加速度検出器Info
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- JPS63118668A JPS63118668A JP61199412A JP19941286A JPS63118668A JP S63118668 A JPS63118668 A JP S63118668A JP 61199412 A JP61199412 A JP 61199412A JP 19941286 A JP19941286 A JP 19941286A JP S63118668 A JPS63118668 A JP S63118668A
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- 230000005484 gravity Effects 0.000 claims description 5
- 238000004804 winding Methods 0.000 claims 2
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- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、直線運動による加速度を検出する加速度検出
器に関し、特に直交する3軸方向の加速度を一体化した
検出器構造で検出する3@加速度検出器に関する。
器に関し、特に直交する3軸方向の加速度を一体化した
検出器構造で検出する3@加速度検出器に関する。
(従来技術)
従来、直線運動による加速度を検出する加速度検出器に
あっては、加速度によりプルーフ・マスに発生する慣性
力を、磁界中に置かれた導体に電流を流すことにより発
生する電磁力によってバランスざぜ、電磁力を発生する
電流を加速度信号とするサーボ型の加速度検出器が知ら
れたおり、このサーボ型加速度検出器としては、例えば
第4図に示すものがある。
あっては、加速度によりプルーフ・マスに発生する慣性
力を、磁界中に置かれた導体に電流を流すことにより発
生する電磁力によってバランスざぜ、電磁力を発生する
電流を加速度信号とするサーボ型の加速度検出器が知ら
れたおり、このサーボ型加速度検出器としては、例えば
第4図に示すものがある。
第4図(a > (b )において、40はケースで
あり、ケース40内には、フレキシブルヒンジ42によ
ってプルーフ・マス44が加速度の入力軸方向に偏位自
在に設けられる。プルーフ・マス44の右側にはトルカ
マグネット46により入力軸方向の力を発生するトルカ
コイル48が装着され、更にプルーフ・マス44の加速
度による偏位を検出する発光素子50と受光素子52で
なる偏位ピックアップが設けられる。
あり、ケース40内には、フレキシブルヒンジ42によ
ってプルーフ・マス44が加速度の入力軸方向に偏位自
在に設けられる。プルーフ・マス44の右側にはトルカ
マグネット46により入力軸方向の力を発生するトルカ
コイル48が装着され、更にプルーフ・マス44の加速
度による偏位を検出する発光素子50と受光素子52で
なる偏位ピックアップが設けられる。
またフレキシブルヒンジ42は第4図(C)に取り出し
て示すように、入力軸に直交する方向の剛性を大とし、
入力軸方向に対してのみ偏位できる構造をもち、入力軸
に直交する方向の加速度を受けても誤差を生じないよう
にしている。
て示すように、入力軸に直交する方向の剛性を大とし、
入力軸方向に対してのみ偏位できる構造をもち、入力軸
に直交する方向の加速度を受けても誤差を生じないよう
にしている。
このようなナーポ型加速度検出器の動作は、入力軸に沿
って加速度が加わると、フレキシブルヒンジ42で支え
られたプルーフ・マス44が偏位し;この偏位はピック
アップで検出され、サーボアンプ56の入力となる。サ
ーボアンプ56で増幅された電流はプルーフマス44に
取り付けられたトルカコイル48に流れ、ベース側に固
定されているトルカマグネット46による磁束とトルカ
コイル48を流れる電流の作用でプルーフ・マス42に
・層性力と逆向きの電磁力を発生し、この電磁力で偏位
が零となるようにプルーフ・マス42を押し戻す。そし
て、このときのトルカコイル48に供給された電流が加
えられた加速度に正確に比例するので、この電流を例え
ば読取り抵抗の両端電圧として計測することによって加
速度の大ぎざを知ることかできる。
って加速度が加わると、フレキシブルヒンジ42で支え
られたプルーフ・マス44が偏位し;この偏位はピック
アップで検出され、サーボアンプ56の入力となる。サ
ーボアンプ56で増幅された電流はプルーフマス44に
取り付けられたトルカコイル48に流れ、ベース側に固
定されているトルカマグネット46による磁束とトルカ
コイル48を流れる電流の作用でプルーフ・マス42に
・層性力と逆向きの電磁力を発生し、この電磁力で偏位
が零となるようにプルーフ・マス42を押し戻す。そし
て、このときのトルカコイル48に供給された電流が加
えられた加速度に正確に比例するので、この電流を例え
ば読取り抵抗の両端電圧として計測することによって加
速度の大ぎざを知ることかできる。
また、3軸方向の加速度を一体化した検出器構造で検出
する3軸加速度検出器としては、例えば第5図に示す米
国特許第4,372,520号のものが知られている。
する3軸加速度検出器としては、例えば第5図に示す米
国特許第4,372,520号のものが知られている。
この第5図に示す3軸加速検出器にあっては、4つの磁
極を内周に備えたステータ24の中に、Z軸方、向の電
磁力を発生する4つのコイル100゜102.104,
106、X軸方向の電磁力を発生する2つのコイル11
8,120.更にY軸方向の電磁力を発生する2つのコ
イル132,134を9受け、第4図の実施例と同様、
3軸方向の加速度によるプルーフ・マスの偏位を零とす
るように各コイルに電流を流して電磁力によりバランス
させ、各コイル電流から3軸方向の加速度を検出するよ
゛うにしている。
極を内周に備えたステータ24の中に、Z軸方、向の電
磁力を発生する4つのコイル100゜102.104,
106、X軸方向の電磁力を発生する2つのコイル11
8,120.更にY軸方向の電磁力を発生する2つのコ
イル132,134を9受け、第4図の実施例と同様、
3軸方向の加速度によるプルーフ・マスの偏位を零とす
るように各コイルに電流を流して電磁力によりバランス
させ、各コイル電流から3軸方向の加速度を検出するよ
゛うにしている。
(発明が解決しようとする問題点)
しかしながら、このような従来の加速度検出器にあって
は次の問題があった。
は次の問題があった。
まず第4図に示した1軸加速度検出器の場合、3軸方向
の加速度を検出するためには、3個の加速度検出器を準
備し、これらを一定の角度関係に保持固定する取付具を
必要とし、従って部品点数は1軸加速度検出器の3倍と
なって大型化し、コスト的にも高価であり、信頼度も低
くなるという問題があった。
の加速度を検出するためには、3個の加速度検出器を準
備し、これらを一定の角度関係に保持固定する取付具を
必要とし、従って部品点数は1軸加速度検出器の3倍と
なって大型化し、コスト的にも高価であり、信頼度も低
くなるという問題があった。
また、第4図(C)に示したように、プルーフ・マスを
支持するフレキシブルヒンジ42について、入力軸の方
向で撓み易く且つ入力軸に直交する方向で剛性を大とす
る事は互いに矛盾する要求であり、例えば加速度感度を
上げるために入力軸方向に撓み易くすると直交方向の強
度が不足し、直交軸方向に大きな加速度を受けるとヒン
ジが破壊に至らなくともゼロ点変化や直線性の悪化等の
性能劣下が生ずる欠点がおる。
支持するフレキシブルヒンジ42について、入力軸の方
向で撓み易く且つ入力軸に直交する方向で剛性を大とす
る事は互いに矛盾する要求であり、例えば加速度感度を
上げるために入力軸方向に撓み易くすると直交方向の強
度が不足し、直交軸方向に大きな加速度を受けるとヒン
ジが破壊に至らなくともゼロ点変化や直線性の悪化等の
性能劣下が生ずる欠点がおる。
一方、第5図に示した3軸加速度検出器にあっては、コ
イル数が多く、重量及びコストが高くなり、更に各コイ
ルのプルーフ・マスに対する取り付は方法が複雑になる
ためコイル電流によって発生する電磁力の方向の直交性
の規制について組み立て上の難点がある。
イル数が多く、重量及びコストが高くなり、更に各コイ
ルのプルーフ・マスに対する取り付は方法が複雑になる
ためコイル電流によって発生する電磁力の方向の直交性
の規制について組み立て上の難点がある。
(問題点を解決するための手段)
本発明は、このような従来の問題点に鑑みてなされたも
ので、簡潔な機構構造により3軸方向の加速度を正確に
検出することのできるコンバクでコスト的にも安価な3
軸加速度検出器を提供することを目的とする。
ので、簡潔な機構構造により3軸方向の加速度を正確に
検出することのできるコンバクでコスト的にも安価な3
軸加速度検出器を提供することを目的とする。
この目的を達成するため本発明にあっては、3軸方向で
微小偏位自在に支持され各軸方向の加速度に応じた間性
力を発生するプルーフ・マスと、このプルーフ・マスの
重心位置を中心として前記・園性力に対し逆向きとなる
3軸方向の電磁力を半径方向の磁界中で個別に発生する
単一のXコイル、Yコイル、及びZコイルと、プルーフ
・マスの加速度による3軸方向の偏位を検出する偏位検
出器と、この偏位検出器で検出した各軸方向の偏位を零
に保つように前記各コイルに電流を流して前記電磁力を
間性力にバランスさせるサーボ制御手段とを設けるよう
にしたものである。
微小偏位自在に支持され各軸方向の加速度に応じた間性
力を発生するプルーフ・マスと、このプルーフ・マスの
重心位置を中心として前記・園性力に対し逆向きとなる
3軸方向の電磁力を半径方向の磁界中で個別に発生する
単一のXコイル、Yコイル、及びZコイルと、プルーフ
・マスの加速度による3軸方向の偏位を検出する偏位検
出器と、この偏位検出器で検出した各軸方向の偏位を零
に保つように前記各コイルに電流を流して前記電磁力を
間性力にバランスさせるサーボ制御手段とを設けるよう
にしたものである。
更に、前記各コイルの配置構造としては、半径方向に磁
界を発生する磁極部材の直径回りにXコイルを巻き回す
と共にこのXコイルに直交する位置で同じく直径回りに
Yコイルを巻き回し、更にf!i極部材の外周に円筒状
にZコイルを巻き回すようにしている。
界を発生する磁極部材の直径回りにXコイルを巻き回す
と共にこのXコイルに直交する位置で同じく直径回りに
Yコイルを巻き回し、更にf!i極部材の外周に円筒状
にZコイルを巻き回すようにしている。
(作用)
このような本発明の構成によれば、3軸方向に微小偏位
自在に支持された1つのプルーフ・マスは加速度を受け
ると固定側となるケースに対し相対的に偏位し、このプ
ループ・マスの偏位が偏位検出器によってX、Y、Z方
向の偏位として検出される。検出されたX、Y、Z方向
の偏位信号は、それぞれ増幅器で増幅され、プルーフ・
マスに取付けられたX、Y、Z軸各1個ずつのコイルに
電流を流す。各コイルは永久磁石による磁界中に置かれ
ているので、それぞれ慣性力に対し逆向きのX、Y、Z
方向の電磁力を発生し、プルーフ・マスの慣性力による
偏位が元の位置に戻るようにフィードバック制御される
。各コイルにより発生する3軸の復元電磁力はコイル電
流に正確に比例するように作られており、また増幅器の
ゲインを充分高く取ることにより、コイル電流はプルー
フ・マスに働り・間性力、即ち加速度に正確に比例した
ものとなり、X、Y、Zコイルの電流は加速度検出信号
として外部に出力される。
自在に支持された1つのプルーフ・マスは加速度を受け
ると固定側となるケースに対し相対的に偏位し、このプ
ループ・マスの偏位が偏位検出器によってX、Y、Z方
向の偏位として検出される。検出されたX、Y、Z方向
の偏位信号は、それぞれ増幅器で増幅され、プルーフ・
マスに取付けられたX、Y、Z軸各1個ずつのコイルに
電流を流す。各コイルは永久磁石による磁界中に置かれ
ているので、それぞれ慣性力に対し逆向きのX、Y、Z
方向の電磁力を発生し、プルーフ・マスの慣性力による
偏位が元の位置に戻るようにフィードバック制御される
。各コイルにより発生する3軸の復元電磁力はコイル電
流に正確に比例するように作られており、また増幅器の
ゲインを充分高く取ることにより、コイル電流はプルー
フ・マスに働り・間性力、即ち加速度に正確に比例した
ものとなり、X、Y、Zコイルの電流は加速度検出信号
として外部に出力される。
(実施例)
第1図は本発明の一実施例を示した組立分解図である。
まず構成を説明すると、1は磁性材料で作られたケース
であり、ケース1の内部に加速度検出器の機構部品を収
納すると共に、磁石3の外側磁路を形成する。磁石3は
受座2によってケース1の内側端面に取付けられ、磁石
3はZ軸方向に磁化されている。磁石3に続いては端面
に直交する溝5a、5bを切ったポール5及び円筒状の
ポール6が軸方向に順次組付けられ、このケース内の軸
方向に配置したポール5,6の外側に位置するケース1
の内周面には、直交する4箇所にポール4a、4b、4
c、4dが取付配置され、これらケース1側のポール4
a〜4dと内側のポール6との間に直径方向の磁束φを
発生するようにしている。ポール5の端面の直交する溝
5a、5bと保持具7との間にはYコイル8とXコイル
9が直交配置した状態で組込まれる。即ち、Yコイル8
はY軸方向に直交するポール6の直径回りに巻き回され
て配置され、一方、Xコイル9はX軸に直交するポール
6の直径回りに巻き回される。
であり、ケース1の内部に加速度検出器の機構部品を収
納すると共に、磁石3の外側磁路を形成する。磁石3は
受座2によってケース1の内側端面に取付けられ、磁石
3はZ軸方向に磁化されている。磁石3に続いては端面
に直交する溝5a、5bを切ったポール5及び円筒状の
ポール6が軸方向に順次組付けられ、このケース内の軸
方向に配置したポール5,6の外側に位置するケース1
の内周面には、直交する4箇所にポール4a、4b、4
c、4dが取付配置され、これらケース1側のポール4
a〜4dと内側のポール6との間に直径方向の磁束φを
発生するようにしている。ポール5の端面の直交する溝
5a、5bと保持具7との間にはYコイル8とXコイル
9が直交配置した状態で組込まれる。即ち、Yコイル8
はY軸方向に直交するポール6の直径回りに巻き回され
て配置され、一方、Xコイル9はX軸に直交するポール
6の直径回りに巻き回される。
更に、ポール6の外側に直交配置したYコイル8とXコ
イル9の外側には、コイル組立体19に示すように、Z
[N1回りに円筒状に7コイル10が7コイル枠10a
による支持をもって巻き回されている。即ち、第1図の
分解組立図にあっては、コイル組立体1つに内蔵される
Yコイル8及びXコイル9の状態を分離して示しており
、Zコイル10を巻き回したZコイル枠10aの中に、
磁石3に続いてポール5、ポール6及び保持具7、更に
ポール6の外側に保持具7による支持で直交配置された
Yコイル8及びXコイル9が組込まれる。
イル9の外側には、コイル組立体19に示すように、Z
[N1回りに円筒状に7コイル10が7コイル枠10a
による支持をもって巻き回されている。即ち、第1図の
分解組立図にあっては、コイル組立体1つに内蔵される
Yコイル8及びXコイル9の状態を分離して示しており
、Zコイル10を巻き回したZコイル枠10aの中に、
磁石3に続いてポール5、ポール6及び保持具7、更に
ポール6の外側に保持具7による支持で直交配置された
Yコイル8及びXコイル9が組込まれる。
そして、コイル組立体19内のXコイル9、Yコイル8
及びZコイル10は、ケース1の内周面に形成した4つ
のポール4a〜4dとポール6との間隔中でポール5の
溝5a、5bにより制限された自由度の範囲内でX、Y
、Z方向に可動自在に組込まれており、Xコイル9、Y
コイル8及びZコイル10のそれぞれは、内側の円柱状
のポール6とケース1の内周面の4箇所に設けた4つの
ポール48〜4dとの間の磁束φと鎖交するように配置
される。
及びZコイル10は、ケース1の内周面に形成した4つ
のポール4a〜4dとポール6との間隔中でポール5の
溝5a、5bにより制限された自由度の範囲内でX、Y
、Z方向に可動自在に組込まれており、Xコイル9、Y
コイル8及びZコイル10のそれぞれは、内側の円柱状
のポール6とケース1の内周面の4箇所に設けた4つの
ポール48〜4dとの間の磁束φと鎖交するように配置
される。
コイル組立体19は振子14の先端に固定されてプルー
フ・マスを形成する。コイル組立体19に設けたXコイ
ル9、Yコイル8及びZコイル1Oのそれぞれに電流を
流すことで、振子14のプルーフ・マスを形成するコイ
ル組立体19に対し、コイル電流とポール6とケース1
のポール4a〜4d間に生ずる磁束φで定まる電磁力を
3軸方向のそれぞれに発生するようにしている。
フ・マスを形成する。コイル組立体19に設けたXコイ
ル9、Yコイル8及びZコイル1Oのそれぞれに電流を
流すことで、振子14のプルーフ・マスを形成するコイ
ル組立体19に対し、コイル電流とポール6とケース1
のポール4a〜4d間に生ずる磁束φで定まる電磁力を
3軸方向のそれぞれに発生するようにしている。
このコイル組立体19に発生する3軸方向の力を第2図
のケース1内の組立状態の断面図、及び第3図の側面図
を参照して説明する。
のケース1内の組立状態の断面図、及び第3図の側面図
を参照して説明する。
まずケース1の内周に配置した4つのポール4a〜4d
とコイル組立体19の内側に配置したポール6との間に
は、磁石3より矢印で示す半径方向の磁束φが発生して
いる。例えば、Xコイル9を例にとると、Xコイル9の
Z軸に平行な部分は磁束φと鎖交するので、Xコイル9
の下側部分にZ軸の正方向に電流を流し、従って上側の
部分ではZ軸の負方向に電流を流すと、フレミングの左
手の法則により、Xコイル9の下側部分がX軸の正方向
、Xコイル9の上側部分もX軸の正方向(磁束φも電流
も向きが逆になるため)に電磁力を生じ、従ってXコイ
ル9全体としてはX軸の正方向に押される力を受ける。
とコイル組立体19の内側に配置したポール6との間に
は、磁石3より矢印で示す半径方向の磁束φが発生して
いる。例えば、Xコイル9を例にとると、Xコイル9の
Z軸に平行な部分は磁束φと鎖交するので、Xコイル9
の下側部分にZ軸の正方向に電流を流し、従って上側の
部分ではZ軸の負方向に電流を流すと、フレミングの左
手の法則により、Xコイル9の下側部分がX軸の正方向
、Xコイル9の上側部分もX軸の正方向(磁束φも電流
も向きが逆になるため)に電磁力を生じ、従ってXコイ
ル9全体としてはX軸の正方向に押される力を受ける。
一方、Xコイル9に流す電流の向きを逆にすると、力の
向きも逆となり、X軸の負方向に向う力発生する。
向きも逆となり、X軸の負方向に向う力発生する。
Yコイル8については、例えば第3図に示すYコイル8
の右側でZ軸に平行なコイル部分にZ軸の正方向に電流
を流し、従ってYコイル8の左側のコイル部分ではZ
!l’−Jlの負方向に電流を流すと、Yコイル8には
Y軸の正方向に向う力がフレミングの左手の法則に従っ
て発生する。
の右側でZ軸に平行なコイル部分にZ軸の正方向に電流
を流し、従ってYコイル8の左側のコイル部分ではZ
!l’−Jlの負方向に電流を流すと、Yコイル8には
Y軸の正方向に向う力がフレミングの左手の法則に従っ
て発生する。
更に、Zコイル10については、例えば第3図において
、Zコイル10に時計方向に電流を流すと、Z軸の正方
向に向う力が7コイル10に発生する。
、Zコイル10に時計方向に電流を流すと、Z軸の正方
向に向う力が7コイル10に発生する。
従って、X; Y、Zの各コイル9,8.10に流す電
流の向きと大きさを変えることにより、コイル組立体1
9に発生する電磁力による力ベクトルの大きざ及び方向
を変えることができる。
流の向きと大きさを変えることにより、コイル組立体1
9に発生する電磁力による力ベクトルの大きざ及び方向
を変えることができる。
再び第1図を参照するに、振子14はコイル組立体19
の反対側においてフレックス・サポート15の中心部に
支点20をもって支持される。フレックス・サポート1
5の支点20は、Z軸方向の直線運動に対しては撓み易
く、X、Y方向の直線運動に対しては撓み難いように剛
性を大としている。更に、振子14はX@及びY軸回り
には揺動し易く、Z軸回りには揺動しずらく作られる。
の反対側においてフレックス・サポート15の中心部に
支点20をもって支持される。フレックス・サポート1
5の支点20は、Z軸方向の直線運動に対しては撓み易
く、X、Y方向の直線運動に対しては撓み難いように剛
性を大としている。更に、振子14はX@及びY軸回り
には揺動し易く、Z軸回りには揺動しずらく作られる。
このように振子14をZ軸方向の直線運動X軸及びY軸
回りの揺動のそれぞれについては撓み易くし、他の動き
に対しては剛性を大とする構造は、第1図に示したよう
な薄い円板で成るフレックス・サポート15の外周部を
ケース1に固定することで実現できる。このような振子
14の偏位支持構造を更に適切に実現するためには、フ
レックス・サポート15を構成する薄い円板にダイヤフ
ラムと同様、同心円状の蛇腹構造を設けるようにしても
良く、或いは薄い円板で成るフレックス・サポート15
0代わりに振子14の支点20を数本の細いワイヤでケ
ース1内に吊るすようにしても良い。
回りの揺動のそれぞれについては撓み易くし、他の動き
に対しては剛性を大とする構造は、第1図に示したよう
な薄い円板で成るフレックス・サポート15の外周部を
ケース1に固定することで実現できる。このような振子
14の偏位支持構造を更に適切に実現するためには、フ
レックス・サポート15を構成する薄い円板にダイヤフ
ラムと同様、同心円状の蛇腹構造を設けるようにしても
良く、或いは薄い円板で成るフレックス・サポート15
0代わりに振子14の支点20を数本の細いワイヤでケ
ース1内に吊るすようにしても良い。
(辰子14のコイル組立体19側に近い部分にはプルー
フ・マスのケース1に対する偏位を検出するための偏位
検出器が設けられる。
フ・マスのケース1に対する偏位を検出するための偏位
検出器が設けられる。
第1図は一例として光電式の偏位検出器を示しており、
振子14を間に介してY軸方向に相対して一対の発光素
子11aと受光素子13aを配置し、更に×4411方
向に相対して一対の発光素子11bと受光索子13bを
配置しており、発光素子11aと受光素子13aによっ
てX軸方向の偏位を検出し、また発光素子11bと受光
素子13bとによってY方向及びZ方向の偏位を検出す
る。
振子14を間に介してY軸方向に相対して一対の発光素
子11aと受光素子13aを配置し、更に×4411方
向に相対して一対の発光素子11bと受光索子13bを
配置しており、発光素子11aと受光素子13aによっ
てX軸方向の偏位を検出し、また発光素子11bと受光
素子13bとによってY方向及びZ方向の偏位を検出す
る。
即ち、発光素子11a、11b及び受光素子13a、’
13bは互いに直交する位置でケース1内に固定され、
発光素子’llaと受光素子13aの光軸中心が通る振
子14の軸に直交する部分にはレンズ12aが嵌通配置
され、また発光素子11bと受光素子13bの光軸が嵌
通する振子14の −部分にもレンズ12bが嵌通配置
される。受光素子’13a、13bは4つの区分された
感光面を持つ4分割受光ダイオードを使用しており、2
つずつの区分された感光面からの出力を差動的に組合わ
けることにより、直交する2方向の偏位を検出すること
ができる。
13bは互いに直交する位置でケース1内に固定され、
発光素子’llaと受光素子13aの光軸中心が通る振
子14の軸に直交する部分にはレンズ12aが嵌通配置
され、また発光素子11bと受光素子13bの光軸が嵌
通する振子14の −部分にもレンズ12bが嵌通配置
される。受光素子’13a、13bは4つの区分された
感光面を持つ4分割受光ダイオードを使用しており、2
つずつの区分された感光面からの出力を差動的に組合わ
けることにより、直交する2方向の偏位を検出すること
ができる。
即ち、発光索子11a又は11bからの光束は振子14
に取付けられたレンズ12a、12bにより収束され、
それぞれ受光素子13a、13bの受光面に投射される
。従って、振子14に加速度が作用し、プルーフ・マス
が例えばX軸方向に偏位すると、受光素子13aからの
導線21にこのX軸方向の偏位に比例した信号が発生し
、増幅器16で増幅された後、増幅器16の出力電流は
組立体19に内蔵したXコイル9にフィードバックされ
る。このように検出信号に基づいてXコイル9にフィー
ドバックされる電流はプルーフ・マスに作用した慣性力
による偏位を戻す方向に作用し、増幅器16のゲインを
高くすることにより、無視できる程度の微小偏位によっ
て加速度を受けてプルーフ・マスに発生するX方向の力
をXコイル9に流す電流により発生する電磁力とバラン
スさせ、このXコイル9に流れる電流を外部に取出すこ
とでX軸加速度信号の出力を得ることができる。
に取付けられたレンズ12a、12bにより収束され、
それぞれ受光素子13a、13bの受光面に投射される
。従って、振子14に加速度が作用し、プルーフ・マス
が例えばX軸方向に偏位すると、受光素子13aからの
導線21にこのX軸方向の偏位に比例した信号が発生し
、増幅器16で増幅された後、増幅器16の出力電流は
組立体19に内蔵したXコイル9にフィードバックされ
る。このように検出信号に基づいてXコイル9にフィー
ドバックされる電流はプルーフ・マスに作用した慣性力
による偏位を戻す方向に作用し、増幅器16のゲインを
高くすることにより、無視できる程度の微小偏位によっ
て加速度を受けてプルーフ・マスに発生するX方向の力
をXコイル9に流す電流により発生する電磁力とバラン
スさせ、このXコイル9に流れる電流を外部に取出すこ
とでX軸加速度信号の出力を得ることができる。
Y軸方向の加速度については、プルーフ・マスのY軸方
向の慣性力による偏位が受光素子13bにより検出され
、導線23を介して増幅器18で増幅されてコイル組立
体19に内蔵したYコイル8にフィードバックされ、こ
のYコイルに流れる電流がY軸加速度信号として外部に
出力される以外は前述のX軸加速度の場合と同様、Y軸
加速度によりプルーフ・マスに発生するY方向の・旨性
力をYコイル8で発生する電磁力でバランスさせるよう
になる。
向の慣性力による偏位が受光素子13bにより検出され
、導線23を介して増幅器18で増幅されてコイル組立
体19に内蔵したYコイル8にフィードバックされ、こ
のYコイルに流れる電流がY軸加速度信号として外部に
出力される以外は前述のX軸加速度の場合と同様、Y軸
加速度によりプルーフ・マスに発生するY方向の・旨性
力をYコイル8で発生する電磁力でバランスさせるよう
になる。
更に、Z軸方向の加速度については、受光素子138と
13bの両方の出力から7方向の偏位を検出することが
でき、このため受光素子13a。
13bの両方の出力から7方向の偏位を検出することが
でき、このため受光素子13a。
13bの出力は導線22.24によって増幅器17に入
力され、増幅器17から得られるZ軸方向の偏位検出信
号に応じた電流をコイル組立体19のZコイル10に流
し、Z軸加速度によりプルーフ・マスに発生する゛慣性
力を7コイル10による電磁力でバランスさせる。勿論
、増幅器17の出力電流はZ@Il加速度信号として外
部に出力される。
力され、増幅器17から得られるZ軸方向の偏位検出信
号に応じた電流をコイル組立体19のZコイル10に流
し、Z軸加速度によりプルーフ・マスに発生する゛慣性
力を7コイル10による電磁力でバランスさせる。勿論
、増幅器17の出力電流はZ@Il加速度信号として外
部に出力される。
ここで、Z軸方向の偏位信号を2系統の検出器から得る
ようにしているため次の特徴が生ずる。
ようにしているため次の特徴が生ずる。
即ち、発光素子11a、11b、レンズ12a。
12b及び受光素子’13a、13bにそれぞれ同一規
格品を使用すれば、プルーフ・マスの7方向の偏位に対
し導線22.24に表われる信号は偏位に比例したほと
んど同一の値となるので、増幅器17で両者を加算する
ことにより偏位検出のゲインを2倍にすることができる
。
格品を使用すれば、プルーフ・マスの7方向の偏位に対
し導線22.24に表われる信号は偏位に比例したほと
んど同一の値となるので、増幅器17で両者を加算する
ことにより偏位検出のゲインを2倍にすることができる
。
また、発光素子11a、レンズ12a、受光素子’13
a、導線22、若しくは発光素子]’lb、レンズ’!
2b、受光素子13b、13線24のいずれかが故障し
た場合、導線22と導線24に表われる偏位検出信号に
差を生ずるので、例えば増幅器17内に比較回路を設け
、この差を検出すれば偏位検出系の故障を容易に検出す
ることができる。
a、導線22、若しくは発光素子]’lb、レンズ’!
2b、受光素子13b、13線24のいずれかが故障し
た場合、導線22と導線24に表われる偏位検出信号に
差を生ずるので、例えば増幅器17内に比較回路を設け
、この差を検出すれば偏位検出系の故障を容易に検出す
ることができる。
次に、上記の実施例に作用を説明する。
今、X、Y及びZ軸から外れた任意の方向の直線運動で
プルーフ・マスに加速度が加わったとすると、プルーフ
・マスが加速度方向に偏位し、このプルーフ・マスの偏
位に基づき、受光素子13aでX軸方向の偏位が、また
受光素子13bでY軸方向の偏位が、更に受光素子13
a、’13bの加算出力によってX軸方向の偏位が検出
される。
プルーフ・マスに加速度が加わったとすると、プルーフ
・マスが加速度方向に偏位し、このプルーフ・マスの偏
位に基づき、受光素子13aでX軸方向の偏位が、また
受光素子13bでY軸方向の偏位が、更に受光素子13
a、’13bの加算出力によってX軸方向の偏位が検出
される。
受光素子13aで検出されたX軸方向の偏位は増幅器1
6で増幅され、Xコイル9に偏位信号に応じた電流を流
し、このためコイル組立体1つはX軸方向の慣性力によ
る偏位に対し逆向きとなる同じ大きさの電磁力による力
を受け、プルーフ・マスのX軸方向の偏位を元に戻すよ
うになる。このような偏位検出信号に基づいたコイルに
電流を流すことによる偏位方向と逆向きの電磁力による
プルーフ・マスを元に戻す作用は、Xコイル8及びZコ
イル10についても同様に行なわれ、任意の方向の加速
度による慣性力を受けたプルーフ・マスは常に初期位置
を保つようにフィードバック制御され、Xコイル9、X
コイル8及びZコイルに流れる電流が各方向の加速度信
号として外部に出力される。
6で増幅され、Xコイル9に偏位信号に応じた電流を流
し、このためコイル組立体1つはX軸方向の慣性力によ
る偏位に対し逆向きとなる同じ大きさの電磁力による力
を受け、プルーフ・マスのX軸方向の偏位を元に戻すよ
うになる。このような偏位検出信号に基づいたコイルに
電流を流すことによる偏位方向と逆向きの電磁力による
プルーフ・マスを元に戻す作用は、Xコイル8及びZコ
イル10についても同様に行なわれ、任意の方向の加速
度による慣性力を受けたプルーフ・マスは常に初期位置
を保つようにフィードバック制御され、Xコイル9、X
コイル8及びZコイルに流れる電流が各方向の加速度信
号として外部に出力される。
更に、第1図の実施例から明らかなように、プルーフ・
マスに加速度で作用する・慣性力を打ら消すための電磁
力を発生するx、y、zコイル9゜8.10はそれぞれ
単一のコイルであり、このようなコイルを保持具7、コ
イル枠10a1単一の磁石3を使用した@造としている
ため、X、Y。
マスに加速度で作用する・慣性力を打ら消すための電磁
力を発生するx、y、zコイル9゜8.10はそれぞれ
単一のコイルであり、このようなコイルを保持具7、コ
イル枠10a1単一の磁石3を使用した@造としている
ため、X、Y。
Z軸の各方向の電磁力が共通の着力点、即ち力の中心に
作用し、この電磁力が加わる力の中心をプルーフ・マス
の重心に一致させるようにコイル組立体19を配置させ
ることが容易にできる。従って、任意の3構成分を持つ
加速度を受けたとき、プルーフ・マスの重心に発生する
・慣性力は発光素子11a、11b、レンズ12a、1
2b、受光素子13a、’13bによって構成されるプ
ルーフ・マスの偏位検出器及びX、Y、Zの各軸の増幅
器16,17.18によるフィードバック系により各コ
イルに電流を流すことにより発生する電磁力は、プルー
フ・マスの重心位置と同じ位置に発生することになり、
加速度によるプルーフ・マスの慣性力と各コイルによる
電磁力とのバランスが高精度で実現される。このため3
軸加速度の検出範囲内で任意の大きさ及び方向の加速度
が加わった場合にも、プルーフ・マスの慣性力は各コイ
ルにより発生した電磁力によって支持され、この慣性力
と電磁力のバランスによりフレックス・サポート15に
力が掛かることはない。
作用し、この電磁力が加わる力の中心をプルーフ・マス
の重心に一致させるようにコイル組立体19を配置させ
ることが容易にできる。従って、任意の3構成分を持つ
加速度を受けたとき、プルーフ・マスの重心に発生する
・慣性力は発光素子11a、11b、レンズ12a、1
2b、受光素子13a、’13bによって構成されるプ
ルーフ・マスの偏位検出器及びX、Y、Zの各軸の増幅
器16,17.18によるフィードバック系により各コ
イルに電流を流すことにより発生する電磁力は、プルー
フ・マスの重心位置と同じ位置に発生することになり、
加速度によるプルーフ・マスの慣性力と各コイルによる
電磁力とのバランスが高精度で実現される。このため3
軸加速度の検出範囲内で任意の大きさ及び方向の加速度
が加わった場合にも、プルーフ・マスの慣性力は各コイ
ルにより発生した電磁力によって支持され、この慣性力
と電磁力のバランスによりフレックス・サポート15に
力が掛かることはない。
このため、第4図に付した従来の1軸加速度検出器にお
いてはフレキシブルヒンジによりプルーフ・マスを加速
度の入力軸方向には剛性ができるだけ小さく、且つ入力
軸に直交する方向には充分な剛性を持たせるという相反
する要求を満たす必要があったが、本発明におっては電
磁力によりプルーフ・マスは3軸方向でバランスされる
ことから、3輔方向の剛性を小さくすることが可能であ
り、フレックス・サポート15の剛性の温度変化及び経
時変化による零点や直線性の変動を少なくでき、この結
果、3軸加速度検出器の精度を大幅に向上することがで
きる。
いてはフレキシブルヒンジによりプルーフ・マスを加速
度の入力軸方向には剛性ができるだけ小さく、且つ入力
軸に直交する方向には充分な剛性を持たせるという相反
する要求を満たす必要があったが、本発明におっては電
磁力によりプルーフ・マスは3軸方向でバランスされる
ことから、3輔方向の剛性を小さくすることが可能であ
り、フレックス・サポート15の剛性の温度変化及び経
時変化による零点や直線性の変動を少なくでき、この結
果、3軸加速度検出器の精度を大幅に向上することがで
きる。
(発明の効果)
以上説明してきたように本発明によれば、3軸方向の加
速度検出構造が一体化されていることから、従来の1軸
加速度検出器3個を一定の角度関係に取付具によって保
持した場合に比べ、部品点数を大幅に低減し、且つコン
パクトとすることができ、信頼性及び精度も大幅に向上
することができる。
速度検出構造が一体化されていることから、従来の1軸
加速度検出器3個を一定の角度関係に取付具によって保
持した場合に比べ、部品点数を大幅に低減し、且つコン
パクトとすることができ、信頼性及び精度も大幅に向上
することができる。
また、従来の3軸加速度検出器に必ってはX。
Y及びZ方向のバランス用の電磁力を発生するため、多
数のコイルが必要であったが、本発明にあっては、X、
Y及びZ軸のそれぞれについて単一のコイルだけで済み
、コイル構造が大幅に簡略化されることで検出器自体の
小型化は勿論のこと組立及び調整等も極めて容易であり
、その結果、検出精度の高い性能的に優れた3軸加速度
検出器を得ることができる。
数のコイルが必要であったが、本発明にあっては、X、
Y及びZ軸のそれぞれについて単一のコイルだけで済み
、コイル構造が大幅に簡略化されることで検出器自体の
小型化は勿論のこと組立及び調整等も極めて容易であり
、その結果、検出精度の高い性能的に優れた3軸加速度
検出器を得ることができる。
更に、X、Y、Z軸の各コイルにより発生する電磁力の
作用中心をプルーフ・マスの重心に一致させていること
から、プルーフ・マスに作用する加速度による慣性力と
コイルへの通電で発生した電磁力とのバランスが優れ、
電磁力によるバランス状態でプルーフ・マスを支持して
いるフレックス・サポートに力が掛かることなく、この
ためプルーフ・マスを3軸方向に小さな剛性で支持する
ことができ、フレックス・サポートの支持剛性が小さい
ことから、温度変化、経時変化等による影響がなく、3
軸方向の各検出精度を大幅に向上することができる。
作用中心をプルーフ・マスの重心に一致させていること
から、プルーフ・マスに作用する加速度による慣性力と
コイルへの通電で発生した電磁力とのバランスが優れ、
電磁力によるバランス状態でプルーフ・マスを支持して
いるフレックス・サポートに力が掛かることなく、この
ためプルーフ・マスを3軸方向に小さな剛性で支持する
ことができ、フレックス・サポートの支持剛性が小さい
ことから、温度変化、経時変化等による影響がなく、3
軸方向の各検出精度を大幅に向上することができる。
第1図は本発明の一実施例を示した組立分解図、第2図
は第1図のコイル組立体の収納部の断面図、第3図は第
2図の側面図、第4図は従来の1軸加速度検出器を示し
た説明図、第5図は従来の3軸加速度検出器のコイル構
造を示した説明図である。 1:ケース 2:受座 3:磁石 4a 〜4d、5.6:ボール 7:保持具 8:Yコイル 9:Xコイル 10:Zコイル 10a:Zコイル枠 11a、”11b:発光素子 12a、12b:レンズ 13a、13b:受光素子 (4分割受光ダイオード) 14:振子 15:フレックス・サポート 16’、17.18:増幅器 20:支点 21.22.23.24:導線
は第1図のコイル組立体の収納部の断面図、第3図は第
2図の側面図、第4図は従来の1軸加速度検出器を示し
た説明図、第5図は従来の3軸加速度検出器のコイル構
造を示した説明図である。 1:ケース 2:受座 3:磁石 4a 〜4d、5.6:ボール 7:保持具 8:Yコイル 9:Xコイル 10:Zコイル 10a:Zコイル枠 11a、”11b:発光素子 12a、12b:レンズ 13a、13b:受光素子 (4分割受光ダイオード) 14:振子 15:フレックス・サポート 16’、17.18:増幅器 20:支点 21.22.23.24:導線
Claims (2)
- (1)3軸方向で微小偏位自在に支持され各軸方向の加
速度に応じた慣性力を発生するプルーフ・マスと、該プ
ルーフ・マスの重心位置を中心として前記慣性力に対し
逆向きとなる3軸方向の電磁力を個別に発生する半径方
向の磁界中に置かれた単一のXコイル、Yコイル及びZ
コイルと、前記プルーフ・マスの加速度による3軸方向
の偏位を個別に検出する偏位検出手段と、該偏位検出手
段で検出した各軸方向の偏位を零に保つように前記各コ
イルに電流を流して前記電磁力を慣性力にバランスさせ
るサーボ制御手段とを備えたことを特徴とする3軸加速
度検出器。 - (2)前記Xコイルを半径方向に磁界を生ずる円筒状の
磁極部材の直径方向に巻き回すと共に、前記Yコイルを
該Xコイルに直交する位置で同じ直径方向に巻き回し、
更に前記Zコイルを前記磁極部材の円周方向に円筒状に
巻き回したことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載
の3軸加速度検出器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61199412A JPS63118668A (ja) | 1986-08-26 | 1986-08-26 | 3軸加速度検出器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61199412A JPS63118668A (ja) | 1986-08-26 | 1986-08-26 | 3軸加速度検出器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63118668A true JPS63118668A (ja) | 1988-05-23 |
JPH0473753B2 JPH0473753B2 (ja) | 1992-11-24 |
Family
ID=16407373
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61199412A Granted JPS63118668A (ja) | 1986-08-26 | 1986-08-26 | 3軸加速度検出器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS63118668A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01318965A (ja) * | 1988-06-20 | 1989-12-25 | Sankyo Seiki Mfg Co Ltd | 加速度計 |
US7618320B2 (en) | 1999-01-28 | 2009-11-17 | Kabushiki Kaisha Sega | Network game system, and game terminal device and storage medium used therefor |
-
1986
- 1986-08-26 JP JP61199412A patent/JPS63118668A/ja active Granted
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01318965A (ja) * | 1988-06-20 | 1989-12-25 | Sankyo Seiki Mfg Co Ltd | 加速度計 |
US7618320B2 (en) | 1999-01-28 | 2009-11-17 | Kabushiki Kaisha Sega | Network game system, and game terminal device and storage medium used therefor |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0473753B2 (ja) | 1992-11-24 |
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