JPH04202B2 - - Google Patents

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JPH04202B2
JPH04202B2 JP59093733A JP9373384A JPH04202B2 JP H04202 B2 JPH04202 B2 JP H04202B2 JP 59093733 A JP59093733 A JP 59093733A JP 9373384 A JP9373384 A JP 9373384A JP H04202 B2 JPH04202 B2 JP H04202B2
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JP
Japan
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gyro
axis
housing
gimbal
flex
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Takeshi Hojo
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Tokimec Inc
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Publication date
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Publication of JPH04202B2 publication Critical patent/JPH04202B2/ja
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01CMEASURING DISTANCES, LEVELS OR BEARINGS; SURVEYING; NAVIGATION; GYROSCOPIC INSTRUMENTS; PHOTOGRAMMETRY OR VIDEOGRAMMETRY
    • G01C19/00Gyroscopes; Turn-sensitive devices using vibrating masses; Turn-sensitive devices without moving masses; Measuring angular rate using gyroscopic effects
    • G01C19/02Rotary gyroscopes
    • G01C19/04Details
    • G01C19/16Suspensions; Bearings
    • G01C19/22Suspensions; Bearings torsional
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01CMEASURING DISTANCES, LEVELS OR BEARINGS; SURVEYING; NAVIGATION; GYROSCOPIC INSTRUMENTS; PHOTOGRAMMETRY OR VIDEOGRAMMETRY
    • G01C19/00Gyroscopes; Turn-sensitive devices using vibrating masses; Turn-sensitive devices without moving masses; Measuring angular rate using gyroscopic effects
    • G01C19/02Rotary gyroscopes

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Radar, Positioning & Navigation (AREA)
  • Remote Sensing (AREA)
  • Gyroscopes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 発明の技術分野 本発明は、ジヤイロ装置、特に高速で回転する
回転体を弾性ヒンジを用いて支持する方式のいわ
ゆるフレツクスジヤイロに関する。
技術的背景とその問題点 従来、この種のフレツクスジヤイロとしては、
例えば第1図にしめすようなものがある。同図に
於て、1はハウジングで、これは、その中央開孔
の上下に2個の玉軸受2を有する。これ等玉軸受
2の内輪には、軸3が嵌合する。この軸3の一端
に、モータのカツプ状の回転子4が取付けられ
る。5はモータの固定子で、ハウジング1の下方
の円筒状突出部1aの内側に固定される。6は円
筒状突出部1aの下部キヤツプである。軸3の上
端部は細くくびれて、フレツクスヒンジ12を構
成する。上記軸3は、該フレツクスヒンジ12を
介してその上端で、高透磁率材製でカツプ状のジ
ヤイロロータ7を、その中心位置で弾性的に保持
する。
ジヤイロロータ7は、その外周付近にドーナツ
状の溝7−1有し、その内部に、円環状の永久磁
石8が嵌着している。9はハウジング1に固定し
たトルカーコイルで、上記永久磁石8がつくる磁
束8−1と共動して、ジヤイロロータ7に対し、
そのスピン軸Z−Zと直角且つ互いに垂直なX−
X軸及びY−Y軸(図示せず)のまわりにトルク
を加える。10はハウジング1内に設けたピツク
アツプで、ハウジング1に対するジヤイロロータ
7の上記X−X軸及びY−Y軸のまわりの偏角
を、電気信号に変換して出力する。11は上部キ
ヤツプである。尚、第1図に示すフレツクスジヤ
イロ全体を20とする。
上述の構成のジヤイロ20に於て、モータの固
定子5の巻線5′に、外部から交流電圧が印加さ
れると、モータの回転子4に回転磁界が作用し
て、これが回転し、従つて軸3が回転する。軸3
の回転は、フレツクスヒンジ12を介して、ジヤ
イロロータ7に伝達され、これが高速で回転す
る。この状態で、ハウジング1に対して、スピン
軸Z−Zと直交するX−X軸、或いはY−Y軸の
まわりに角速度が加えられると、ジヤイロロータ
7はジヤイロの方向保持性により、その回転軸の
方向を一定に保持しようとするため、フレツクス
ヒンジ12には、X−X軸又はY−Y軸のまわり
に偏角が生ずる。このとき、2個のピツクアツプ
10がX−X及びY−Y軸まわりのこの偏角を検
出することにより、ハウジング1の角速度を検出
することができる。すなわち、この様な構造を用
いても、ジヤイロ装置を得ることが出来る。
第2図は上述のフレツクスジヤイロ20を用い
たジヤイロコンパスの一例の略線的斜視図であ
る。東西ジンバル30は水平面内に一対の水平軸
31,31′を有すると共に、軸31,31′と直
交し、水平面内に、軸3(第1図参照)の中心線
が一致するように、ジヤイロ20を、この東西ジ
ンバル30にとりつける。水平軸31,31′は、
追従ジンバル32の対向する位置に取付けた水平
軸軸受33,33′の内輪に、夫々回動的に嵌合
している。追従ジンバル32は、水平軸軸受3
3,33′と直交する位置に、追従軸34を有す
る。この追従軸34は、基台35に固定された追
従軸軸受36に回動的に支持される。
37は周知のスリツプリングで、これを介し
て、ジヤイロ20等に外部から電力等を供給す
る。又、38は追従軸34に設けた方位サーボモ
ータで、これに、東西ジンバル30の垂直軸まわ
りの角運動を検出するジヤイロ20のX−ピツク
アツプ10−1の出力が、方位アンプ39を介し
て入力される。40は追従軸34に設けた方位発
振器で、基台35に対する追従ジンバル32の追
従軸34まわりの偏角を、電気信号に変換し、外
部に出力する。41は一方、例えば水平軸31′
に設けた水平サーボモータで、これに、東西ジン
バル30の水平軸31,31′まわりの角運動を
検出するジヤイロ20のY−ピツクアツプ10−
2の出力が、水平アンプ42を介して入力され
る。43は東西ジンバル30に設けた南北加速度
計、44は同じく東西ジンバル30に設けた東西
加速度計で、それぞれ東西ジンバル30の水平軸
31,31′まわり及び水平面内で水平軸31,
31′と直角な軸Z−Z軸まわりの傾斜角を検出
する。上記2個の加速度計43,44の出力は、
トルキングアンプ45に入力され、そこで、ジヤ
イロコンパスとして所要の演算処理を行つた後、
その出力がジヤイロ20のX−トルカー9−1及
びY−トルカー9−2に入力される。方位カード
46は、追従ジンバル32に取付けられており、
これと、基台35に取付けられた基線47とによ
り、基台35の取付けられた航行体の針路を読み
とることが出来る。
第1図において説明した如く、ジヤイロ20は
X−X軸まわり及びY−Y軸まわりの角速度を検
出発振するため、X−ピツクアツプ10−1、方
位アンプ39、サーボモータ38からなる方位追
従ループ及びY−ピツクアツプ10−2、水平ア
ンプ42、水平サーボモータ41からなる水平追
従ループにより、東西ジンバル30は、基台35
の取付けられた航行体の角運動とは完全に絶縁さ
れたいわゆる安定プラツトホームを構成する。一
方、東西ジンバル30のY−Y軸まわりの傾斜角
は、南北加速度計43によつて検出され、その出
力はトルキングアンプ45を介した後、一つはY
−トルカー9−2に入力され、東西ジンバル30
を、垂直即ちX−X軸まわりにプリセツシヨンさ
せ、追従ジンバル32以内を真北に向かわせる、
いわゆる指北ループを構成すると共に、他の1つ
はX−トルカー9−1に入力され、東西ジンバル
30を、水平軸即ちY−Y軸まわりにプリセツシ
ヨンされ、指北運動に対して減衰効果を与えるダ
ンピングループを構成する。
上述の如く、フレツクスジヤイロ20を用いて
も、従来のジヤイロコンパスと全く同様の原理に
より、真北を検出することが出来る。尚、東西加
速度計44は、基台35の取付けられた航行体の
Z−Z軸まわりの傾斜の指北ループに対する影響
を補正する為に用いられる。
しかしながら、上述したフレツクスジヤイロ2
0を用いた装置においては、次の如き欠点があ
る。
(1) 第1図に示したフレツクスジヤイロ20にお
いては、ハウジング1に対してジヤイロロータ
7がX−X軸或いはY−Y軸のまわりに傾斜し
た場合に、出来る限りジヤイロロータ7に対し
てトルクが加わらないようにするために、フレ
ツクスヒンジ12の偏角に対するトルクバネ定
数を可能な限り小さくするとともに、外部の振
動、衝撃に対してフレツクスヒンジ12に十分
な強度を持たせるという相反する条件を、同時
に満足させる必要があり、実用化されているフ
レツクスヒンジ12は、第1図に示した単に軸
3の一部を、細くくびれさせた形状ではなく、
各種の部材の組合せであり、製造上、高度の技
術と多大のコストを要する。
(2) 上述のフレツクスジヤイロ20を用いたジヤ
イロコンパス(第2図)においては、指北運動
を与えるため、南北加速度計43が必須であ
り、製造コストの増大という欠点がある。
発明の目的 本発明は上述した欠点のないジヤイロ装置を提
供せんとするものである。
発明の概要 本発明の要旨は、ハウジング、このハウジング
に固定されたモータの固定子、モータの回転子が
固定されハウジングに回動的に支持された軸、こ
の軸の一端にフレツクスヒンジを介して固定した
ジヤイロロータ、軸に直交し且つ互いに直角な2
つの軸まわりのジヤイロロータのハウジングに対
する偏角を検出するピツクアツプ、2つの軸まわ
りにハウジングからジヤイロロータに対してトル
クを加えるトルカーよりなるジヤイロ装置におい
て、ハウジングに対するジヤイロロータの軸方向
の変位を検出する変位ピツクアツプと、ハウジン
グからジヤイロロータに対して軸方向に力を与え
るフオーサーとを設けると共に、フレツクスヒン
ジは、軸方向に関して厚さの小さい薄板からなる
リング部及びこのリング部に連結する複数個のス
ポーク部から一体的に構成され、ハウジングに対
するジヤイロロータの軸方向の変位を許容し得る
ように構成したジヤイロ装置に在る。係る本発明
のジヤイロ装置によれば、従来の欠点は、悉く迴
避されるものである。
実施例 以下、本発明の実施例を図面に基いて説明す
る。第3図は、本発明の一実施例を示す断面図で
ある。同図において、第1図の同一の部分には同
一の番号を付し、その詳細な説明は省略する。第
3図に示す本発明のフレツクスジヤイロ20と第
1図のフレツクスジヤイロ20との異なる点の第
1は、フレツクスヒンジ12である。第3図のフ
レツクスヒンジ12は、高強度材より形成した薄
板からなる略々円板状のダイアフラムを、フレツ
クスヒンジ12として用いてある。このフレツク
スヒンジ12の中央部は、軸3の先(遊)端部
に、ナツト3−1により、2個のストツパー15
間に、それ等と離間して共ジメされている。この
円板状ダイアフラムのフレツクスヒンジ12の外
周部は、ジヤイロロータ7の内周部に熔接等によ
り固定され、又、ジヤイロロータ7の重心の軸3
方向の位置は、フレツクスヒンジ12の位置と一
致するように設計されている。ジヤイロロータ7
は、軸3或いはハウジング1に対する軸3、即ち
Z−Z軸方向の並行移動及びX−X又はY−Y軸
まわりの偏角に対しては十分柔らかく、上記以
外、特にX−X又はY−Y軸方向の並行移動及び
Z−Z軸まわりの偏角に対しては十分な剛性と強
度を有する如くなされている。
第4図はフレツクスヒンジ12の他の例の斜視
図である。同図の例においては、薄板からなる円
板状のフレツクスヒンジ12よりエツチング等の
手段により、4分円状の4個所が除去されて、リ
ング部12−3とこれと連結する4個のスポーツ
状撓み部12−1が形成され、X−X又はY−Y
軸まわりの偏角及びZ−Z軸方向の並行移動に対
し、更にフレキシビリテイ(可撓性)を持たせた
ものである。尚、スポーク状の撓み部12−1
は、4本に限る必要はなく、例えば3本や5本以
上でも可能である。
第5図はフレツクスヒンジ12の更に他の実施
例の斜視図である。この例では、薄板からなるフ
レツクスヒンジ12は、外周のリング部12−3
と、これに連結する120°間隔の3本の第1のスポ
ーク状撓み部12−1と、これ等第1のスポーク
状撓み部12−1の中間で、中心部より半径方向
に、リング部12−3近傍迄伸延する3本の第2
のスポーク状撓み部12−2とからなる。各第2
のスポーク状撓み部12−2の遊端部は、連結棒
3−2の一端に固定され、この連結棒3−2の他
端は、中心部にて軸3の一端に固定された円板状
の連結板3−3に固定される。尚、この例におい
ても、スポーク状撓み部12−1,12−2の数
は6本に限定する必要はないことは、明らかであ
ろう。
第6図は、第3図の例の主としてトルカーコイ
ル9及びフオーサーコイル16の拡大斜視図であ
る。同図に示す如く、ジヤイロロータ7に固定さ
れた永久磁石8は、Z−Z軸方向に磁化されたリ
ング状磁石部材8−2と、それを挟むように2個
の環状の継鉄部材8−1,8−3とより構成さ
れ、トルカーコイル9及びフオーサーコイル16
に対してH1,H2で示すリンク状ジヤイロロータ
7の半径方向の磁界Hを作る。トルカーコイル9
は、4個のコイル9−1′,9−2′,9−3′,
9−4′からなり、円周上で180°対向するコイル
9−1′,9−3′及び9−2′,9−4′は、差動
的に接続され、それぞれジヤイロロータ7のX−
X軸まわり及びY−Y軸まわりに、コイルに流れ
る電流に比例したトルクを与える作用をする。
扨て、本発明のフレツクスジヤイロ20の第1
図のフレツクスジヤイロ20との異なる点の第2
は、ジヤイロロータ7のスピン軸、即ちZ−Z軸
のまわりに、トルカーフレーム9−5に巻装され
た2個のコイル16−1,16−2からなるフオ
ーサーコイル16を、ジヤイロロータ7の永久磁
石8が作る磁界H1,H2中に配置した点にある。
2個のコイル16−1,16−2は、外部の制御
回路(図示せず)に、同図I1,I2で示した如く、
互いに逆方向に電流Iがそれ等に流れるように接
続されている。この場合、フレミング左手の法則
が適用可能で、同図の場合、フオーサーコイル1
6には、電流I及び磁界Hに比例した力が左方向
に働き、その反作用として、ジヤイロロータ7に
は、右方向に向かう力が作用することになる。
尚、トルカーコイル9−1′〜9−4′の各々を2
本の線で巻回し、第1組の巻線を従来同様トルカ
ーコイルとして使用し、第2組の巻線を直列に接
続することによつても、フオーサーコイル16の
代わりとすることも可能である。
第7図は、トルカーコイル9及びフオーサーコ
イル16の他の例の断面図である。この例におい
ては、ジヤイロロータ7を高透磁率材で構成し、
リング状永久磁石8は、その半径方向に磁化して
あるので、そこよりの磁束は、ジヤイロロータ7
の一部を通つてトルカーコイル9及びフオーサー
コイル16に対して磁界Hを作つており、フオー
サーコイル16は、第3図又は第6図の例と異な
つて、単一のコイルとなる。
第3図に戻り、10はピツクアツプであり、こ
れは、ジヤイロロータ7の内径部に固定した高透
磁率材からなる環状鉄心17と、環状鉄心17の
内周面に対向し、ジヤイロロータ7のスピン軸即
ちZ−Z軸に関し、対称且つ円周方向に沿つて
90°間隔の4個のE型鉄心18−1,18−2,
18−3,18−4及びそれ等に巻装された巻線
からなる固定子18とから構成される。
第8図は上記ピツクアツプ10の固定子18の
中の対向する一対のE型鉄心18−1,18−3
及びそれ等の巻線を拡大して示す略線図である。
同図に示す如く、各E型鉄心18−1,18−3
の中央磁極には、一次巻線20−1が巻装され、
これ等は交流電源21に接続され、これにより励
磁され、同図B1,B2で示す磁束を空間に発生さ
せる。20−2,20−3はE型鉄心、18−1
の両端の磁極に巻装された第1の二次巻線で、両
者は差動的に接続された後、固定子18の他のE
型鉄心18−3の同様の第1の二次巻線20−
2,20−3の差動接続端と加算的に接続され、
その出力端子22は、ジヤイロロータ7のZ−Z
軸方向の並行移動に対応した電気信号を出力す
る。
一方、E型鉄心18−1の両端の磁極に巻装さ
れた第2の二次巻線20−4,20−5は、差動
的に接続された後、他のE型鉄心18−3の同様
の第2の二次巻線の差動接続端と、更に差動接続
され、その出力端10−1及び10−2は、第2
図と同様ハウジング1に対するジヤイロロータ7
のX−X軸及びY−Y軸まわりの偏角に対応した
電気信号を出力する。
尚、第1の二次巻線20−2,20−3をそれ
ぞれの磁極に巻装した後、その上に第2の二次巻
線20−4,20−5等を巻装しても同様の効果
が得られる。
第9図はピツクアツプ10の他の例を示す断面
図である。この例では、ジヤイロロータ7のハウ
ジング1側の端部に、スリーブ7−1を設け、該
スリーブ7−1の軸方向中央部に、円周方向に沿
つて多数の開孔7−2を設ける。軸3に関して対
称且つ円周方向に90°間隔で4個配置された保持
具10−5の各延長端に、上記開孔7−2を挟む
ように、1個の発光素子10−6と2個の受光素
子10−7とを取りつける。これ等2個の受光素
子10−7の差動出力は都合4個あり、それ等は
ジヤイロロータ7のスリーブ7−1におけるハウ
ジング1に対する変位に対応しているため、これ
等を第8図と同様の演算で行うことにより、ジヤ
イロロータ7のハウジング1に対するX−X軸及
びY−Y軸まわりの偏角に対応した信号、並びに
Z−Z軸方向の並行移動に対応した信号を得るこ
とができる。
第10図は第3図に示した本発明によるフレツ
クスジヤイロ20を航行体用のジヤイロコンパス
に適用した具体例を示す斜視図である。同図にお
いて、第2図と同一の部材は同一の番号を付し、
その説明は省略する。
この第10図の例と第2図の例との異なる点の
第1は、この例では、南北加速度計43がなく、
その代わりに、ピツクアツプ10のZ−Z軸方向
並行移動出力22を、フイードバツクアンプ50
を介してフオーサーコイル16に帰還し、ジヤイ
ロロータ7のハウジング1に対するスピン軸、即
ち、Z−Z軸方向の変位を、サーボ系によつて常
にゼロとし、その時のフオーサーコイル16に流
れる電流に対応した信号51を、トルキングアン
プ45に入力し、指北及びダンピングに用いるよ
うにしたことである。即ち、ジヤイロロータ7
は、第4図或いは第5図に示したように、スピン
軸方向に撓みやすいフレツクスヒンジ12によつ
て支持されていると同時に、その軸方向変位を検
出、増巾して、フオーサーコイル16に帰還する
ことにより、ジヤイロロータ7、ピツクアツプ1
0、フオーサーコイル16はフイードバツク型加
速度計と同一の作用及び機能を有し、従つて、第
2図における南北加速度計43の作用、即ちジヤ
イロロータ7のスピン軸の水平面に対する傾斜の
検出を行うことが出来、上記南北加速度計43が
不要となる。
第10図の例と第2図の例との異なる点の第2
は、第10図の例では、第2図の例の東西加速度
計44を廃し、代わりに、南北ジンバル52を、
ジヤイロ20と追従ジンバル32との間に配置
し、水平軸31が船体の傾斜に拘わらず、常に水
平を保持するようにしたものである。
しかしながら、この点に関しては、南北ジンバ
ル52がなく、ジヤイロ20の取付けられた東西
ジンバル30(第2図参照)に東西加速度計44
を取りつけ、南北軸、即ちZ−Z軸まわりの船体
傾斜角に対応した上記東西加速度計44の出力信
号を、トルキングアンプ45に入力し、上記船体
傾斜角を補正するようになしても良い。
即ち、第10図の構成によつても、第2図と同
様のジヤイロコンパスとしての機能を達成させる
ことが出来る。
又、第10図の例においては、ジヤイロのスピ
ン軸の水平面の傾斜角に対応するフイードバツク
アンプ50の出力51を、トルキングアンプ45
を通した後、X−トルカー9−1に入力し、指北
運動を減衰させるいわゆる垂直軸ダンピング法を
用いているが、指北運動の減衰には、トルキング
アンプ45にダンピング演算用のフイルター機能
を持たせて、その出力をY−トルカー9−2のみ
に入力するいわゆる水平軸ダンピング法も採用可
能である。
第11図は第3図に示す本発明のフレツクスジ
ヤイロ20を、スタビライズドジヤイコンパス、
即ち装置が搭載される例えば艦船等の方位と傾斜
角とを同時に出力する装置に応用した場合の具体
例の斜視図である。
第11図に於て、60は、方位ジンバルで、該
方位ジンバル60には、2個の本発明のジヤイロ
20、即ち1−A,1−Bが夫々のスピン軸が水
平且つ互いに直角になるように取りつけられる。
方位ジンバル60は、2個の方位軸61(下方は
図示せず)を有する支持枠62,62′を有する。
上記2個の方位軸61は、夫々それ等の外側に配
されたピツチジンバル63の対応する位置に取付
けられた2個の方位軸軸受64(下方の1個は図
示せず)に、回動的に嵌合する。方位ジンバル6
0の上下の方位軸61とピツチジンバル63との
間には、方位レゾルバー65、方位サーボモータ
6、方位発振シンクロ67がそれぞれ取付けられ
る。
ピツチジンバル63は、上記方位軸軸受64と
直角且つ水平の位置に、2個のピツチ軸68(一
方は図示せず)を有し、これ等2個のピツチ軸6
8は、夫々それ等の外側に配置されたロールジン
バル69の対応位置に取付けた2個のピツチ軸軸
受70(一方は図示せず)に、回動的に嵌合す
る。ロールジンバル69は、上記ピツチ軸軸受7
0と直角の位置に2個のロール軸71(反対側は
図示せず)を有し、これ等2個のロール軸71
は、基台72に固定されたロール軸受基台73,
73′に取付けた2個のロール軸軸受74(反対
側は図示せず)に、夫々回動的に嵌合する。ピツ
チジンバル63とロールジンバル69との間に
は、ピツチサーボモータ75及びピツチ発振シン
クロ76、又ロールジンバル69とロール軸受基
台73′との間には、ロールサーボモータ77と
ロール発振シンクロ78とが夫々取付けられる。
ジヤイロ1−A,1−Bのスピン軸方向の並行移
動出力22,22′は、フイードバツクアンプ5
0,50′で増巾された後、フオーサーコイル1
6,16′に夫々帰還され、ジヤイロロータの軸
方向移動を防止すると共に、フイードバツクアン
プ50の出力は、方位ジンバル60の同図Nで示
す指北端の傾斜に対応した信号となり、又フイー
ドバツクアンプ50′の出力は、上記Nと直角な
東西方向の方位ジンバル60の傾斜に対応した信
号となる。
一方、ジヤイロ1−Aのピツクアツプ10−1
の出力は、方位ジンバル60の垂直軸まわりの角
速度出力として、垂直サーボアンプ79を介し
て、方位サーボモータ66に入力する。又、ジヤ
イロ1−Aのピツクアツプ10−2及びジヤイロ
1−Bのピツクアツプ10−2′の出力は、方位
ジンバル60の互いに直交する2個の水平軸まわ
りの角速度信号に対応し、これ等は、方位レゾル
バー65を通つた後、ピツチサーボアンプ80及
びロールサーボアンプ81を介して、ピツチサー
ボモータ75、ロールサーボモータ77に夫々入
力される。
上記3個のピツクアツプから3個のサーボモー
タに至る3個のサーボループによつて、方位ジン
バル60は、基台72が取付けられる艦船等の如
何なる角運動からも安定化され、絶縁されたこと
になる。ジヤイロ1−Bの垂直軸まわりのピツク
アツプ10−1′の出力は、ケージングアンプ8
2を介して、トルカー9−2′に入力され、ジヤ
イロ1−Bのジヤイロロータのジヤイロケースに
対する垂直軸のまわりの角位置を所定の位置に保
持する。
一方、フイードバツクアンプ50の出力、即ち
方位ジンバル60の南北傾斜信号を、第1のトル
キングアンプ83を介して、トルカー9−2にフ
イードバツクし、指北ループとすると共に、第2
のトルキングアンプ84を介して、トルカー9−
1にフイードバツクし、指北運動を減衰させる。
又、フイードバツクアンプ50′の出力、即ち
方位ジンバル60の東西傾斜信号を、第3のトル
キングアンプ85を介して、トルカー9−1′に
入力し、方位ジンバル60の東西傾斜をゼロに保
持する。
上述したように、方位ジンバル60は、真北、
水平に制御されるため、各ジンバル間に取付けた
方位発振シンクロ67、ピツチ発振シンクロ7
6、ロール発振シンクロ78により、基台72が
固定される艦船の方位、水平を検出、発信できる
ことになる。
又、フイードバツクアンプ50,50′の出力
を、デジタル化すると共に、第1〜第3のトルキ
ングアンプ83,84,85において積分等のイ
ナーシヤル演算を行わせることにより、スタビラ
イズドプラツトホーム方式の慣性航法装置とし
て、方位角、姿勢角の発信のほか、速度及び位置
も出力させることもできる。
又、第11図の方位ジンバル60を直接、艦船
等に固定すると共に、垂直方向の加速度計を取付
け、それぞれにデジタル回路を介して、コンピユ
ータと接続させることにより、周知のストラツプ
ダウン方式の慣性航法装置或いは方位水平基準儀
とすることも可能となる。
発明の効果 以上説明してきたように、本発明のジヤイロ装
置によれば、以下に列挙する効果が得られる。
(1) 従来のフレツクスジヤイロにおいて最も製作
困難とされているフレツクスヒンジが、本発明
によれば厚さ一定の薄板を所要の形状(スポー
ク等)に加工するだけで形成されるので、加工
時間の短縮、組立ての簡素化が図れる。
(2) ジヤイロロータのスピン軸方向のハウジング
に対する変位を検出する変位ピツクアツプと力
を加えるフオーサーとを設け、変位ピツクアツ
プの出力を増巾して上記フオーサーにフイード
バツクし、その電流値を出力することにより、
上記ジヤイロにスピン軸方向の加速度計として
の機能をもたせることが出来る。
(3) 上述の本発明によるフレツクスジヤイロをジ
ヤイロコンパスとして応用することにより、ス
ピン軸の水平面に対する傾斜を検出するための
加速度計が不要となり、小型低価格且つ高精度
のジヤイロコンパスを得ることが出来ると共
に、加速度計を用いたときに、必要な入力軸の
整合等の時間のかかる作業が不要となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のフレツクスジヤイロの断面図、
第2図は第1図に示す従来のフレツクスジヤイロ
を用いたジヤイロコンパスの斜視図、第3図は本
発明によるフレツクスジヤイロの一例の断面図、
第4図及び第5図は夫々本発明によるフレツクス
ヒンジの他の例の斜視図、第6図は主として第3
図の例に示すフオーサーコイル及びトルカーコイ
ル部の拡大斜視図、第7図はフオーサー及びトル
カーコイルの他の例の断面図、第8図は第3図の
ピツクアツプの一例の説明図、第9図はピツクア
ツプの他の例の断面図、第10図は本発明による
フレツクスジヤイロを用いたジヤイロコンパスの
斜視図、第11図は本発明によるフレツクスジヤ
イロを用いたスタビライスドジヤイロコンパスの
斜視図である。 図に於て、1はハウジング、2は玉軸受、3は
軸、4は回転子、5は固定子、7はジヤイロロー
タ、8は永久磁石、9はトルカーコイル、10は
ピツクアツプ、12はフレツクスヒンジ、15は
ストツパー、16はフオーサーコイル、17は環
状鉄心、18は固定子、20はフレツクスジヤイ
ロ、30は東西ジンバル、31,31′は水平軸、
32は追従ジンバル、33,33′は水平軸軸受、
34は追従軸、38,66は方位サーボモータ、
39は方位アンプ、40は方位発信器、41は水
平サーボモータ、42は水平アンプ、45,8
3,84,85はトルキングアンプ、50,5
0′はフイードバツクアンプ、52は南北ジンバ
ル、60は方位ジンバル、61は方位軸、62,
62′は支持枠、63はピツチジンバル、65は
レゾルバ、67は方位発信シンクロ、68はピツ
チ軸、69はロールジンバル、71はロール軸、
72は基台、73,73′はロール軸受基台、7
5はピツチサーボモータ、76はピツチ発信シン
クロ、77はロールサーボモータ、78はロール
発信シンクロ、80はピツチサーボアンプ、81
はロールサーボアンプ、82はケーシングアンプ
を夫々示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ハウジング、該ハウジングに固定されたモー
    タの固定子、上記モータの回転子が固定され上記
    ハウジングに回動的に支持された軸、該軸の一端
    にフレツクスヒンジを介して固定したジヤイロロ
    ータ、上記軸に直交し且つ互いに直角な2つの軸
    まわりの上記ジヤイロロータの上記ハウジングに
    対する偏角を検出するピツクアツプ、上記2つの
    軸まわりに上記ハウジングから上記ジヤイロロー
    タに対してトルクを加えるトルカーよりなるジヤ
    イロ装置において、上記ハウジングに対する上記
    ジヤイロロータの上記軸方向の変位を検出する変
    位ピツクアツプと、上記ハウジングから上記ジヤ
    イロロータに対して上記軸方向に力を与えるフオ
    ーサーとを設けると共に、上記フレツクスヒンジ
    は、上記軸方向に関して厚さの小さい薄板からな
    るリング部及び該リング部に連結する複数個のス
    ポーク部から一体的に構成され、上記ハウジング
    に対する上記ジヤイロロータの上記軸方向の変位
    を許容し得るように構成したことを特徴とするジ
    ヤイロ装置。
JP9373384A 1984-05-10 1984-05-10 ジヤイロ装置 Granted JPS60237313A (ja)

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