JPS6311805B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6311805B2 JPS6311805B2 JP20930381A JP20930381A JPS6311805B2 JP S6311805 B2 JPS6311805 B2 JP S6311805B2 JP 20930381 A JP20930381 A JP 20930381A JP 20930381 A JP20930381 A JP 20930381A JP S6311805 B2 JPS6311805 B2 JP S6311805B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- line
- ring resonator
- input
- duplexer
- frequency
- Prior art date
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- Expired
Links
- 230000008878 coupling Effects 0.000 description 6
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 description 6
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 description 6
- 239000006185 dispersion Substances 0.000 description 4
- 239000004020 conductor Substances 0.000 description 3
- 239000003989 dielectric material Substances 0.000 description 3
- PNEYBMLMFCGWSK-UHFFFAOYSA-N aluminium oxide Inorganic materials [O-2].[O-2].[O-2].[Al+3].[Al+3] PNEYBMLMFCGWSK-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 239000010453 quartz Substances 0.000 description 2
- VYPSYNLAJGMNEJ-UHFFFAOYSA-N silicon dioxide Inorganic materials O=[Si]=O VYPSYNLAJGMNEJ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 230000000903 blocking effect Effects 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01P—WAVEGUIDES; RESONATORS, LINES, OR OTHER DEVICES OF THE WAVEGUIDE TYPE
- H01P1/00—Auxiliary devices
- H01P1/20—Frequency-selective devices, e.g. filters
- H01P1/213—Frequency-selective devices, e.g. filters combining or separating two or more different frequencies
- H01P1/2135—Frequency-selective devices, e.g. filters combining or separating two or more different frequencies using strip line filters
Landscapes
- Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、リング共振器を構成する線路の伝播
波長と入出力線路を構成する線路の伝播波長を周
波数帯域の中心周波数及びその近傍のみで合致さ
せ、それ以外の周波数では異ならせることによ
り、フイルタ特性を急峻にした分波器に関するも
のである。
波長と入出力線路を構成する線路の伝播波長を周
波数帯域の中心周波数及びその近傍のみで合致さ
せ、それ以外の周波数では異ならせることによ
り、フイルタ特性を急峻にした分波器に関するも
のである。
第1図にイメージ線路で構成された従来のリン
グ共振器型分波器を示す。
グ共振器型分波器を示す。
1は信号の入出力線路、2はリング共振器、3
は導体板である。A,B,C,Dは入出力線路の
入出力端を示す。そして、入出力線路1とリング
共振器2を構成する部分の線路の誘電体材料およ
びその断面形状は等しく、入出力線路1の部分と
リング共振器2の部分では伝播波長が一致するよ
うになつている。
は導体板である。A,B,C,Dは入出力線路の
入出力端を示す。そして、入出力線路1とリング
共振器2を構成する部分の線路の誘電体材料およ
びその断面形状は等しく、入出力線路1の部分と
リング共振器2の部分では伝播波長が一致するよ
うになつている。
図のA端から入力した信号のうち、リングの径
から決まる共振周波数の成分はC端に、他の周波
数成分はB端に分波され、入出力線路1とリング
共振器2で構成される方向性結合器の方向性が無
限大であるとすると、D端には出力は現れない。
から決まる共振周波数の成分はC端に、他の周波
数成分はB端に分波され、入出力線路1とリング
共振器2で構成される方向性結合器の方向性が無
限大であるとすると、D端には出力は現れない。
以上説明したのは、1段のリング共振器型分波
器であるが、1段の分波器では阻止領域(反共振
点)における減衰量を充分大きくとれず、他のチ
ヤンネルとの周波数干渉が問題となる場合があ
る。そこで従来は、第2図に示すようにリング共
振器2を2段構成にしてフイルタとしての特性を
急峻にしていた。A端から入力した信号のうち、
リング共振器2の半径から決まる共振周波数成分
は、初段のリング共振器(あ)の右回りの進行波
を励起し、さらに後段のリング共振器(い)の左
回りの進行波を励起し、D端に出力され、その他
の周波数成分はB端に出力される。
器であるが、1段の分波器では阻止領域(反共振
点)における減衰量を充分大きくとれず、他のチ
ヤンネルとの周波数干渉が問題となる場合があ
る。そこで従来は、第2図に示すようにリング共
振器2を2段構成にしてフイルタとしての特性を
急峻にしていた。A端から入力した信号のうち、
リング共振器2の半径から決まる共振周波数成分
は、初段のリング共振器(あ)の右回りの進行波
を励起し、さらに後段のリング共振器(い)の左
回りの進行波を励起し、D端に出力され、その他
の周波数成分はB端に出力される。
また、入出力線路1とリング共振器2間の結合
度をk1、リング共振器2間の結合度をk2とする
と、第2図の構成の等価回路は、第3図に示すよ
うになる。円はリング共振器を、×印は方向性結
合を示す。
度をk1、リング共振器2間の結合度をk2とする
と、第2図の構成の等価回路は、第3図に示すよ
うになる。円はリング共振器を、×印は方向性結
合を示す。
ところが、従来のこの種の2段形分波器におい
て、振幅平担特性を実現するためには、k1とk2が
k2=k1 2/2−k1 2の関係を満たすように、結合度を調 節する必要があり、特に誘電率の高い材料で、従
来の2段形分波器を実現する場合には、結合度の
調節が非常に難しくなる。
て、振幅平担特性を実現するためには、k1とk2が
k2=k1 2/2−k1 2の関係を満たすように、結合度を調 節する必要があり、特に誘電率の高い材料で、従
来の2段形分波器を実現する場合には、結合度の
調節が非常に難しくなる。
本発明は、これらの欠点を除去するため、リン
グ共振器を構成する線路の伝播波長と入出力線路
を構成する線路の伝播波長を周波数帯域の中心周
波数及びその近傍のみで合致させ、それ以外の周
波数では異ならせることによつて、1段形であつ
ても急峻なフイルタ特性をもたせようとするもの
である。
グ共振器を構成する線路の伝播波長と入出力線路
を構成する線路の伝播波長を周波数帯域の中心周
波数及びその近傍のみで合致させ、それ以外の周
波数では異ならせることによつて、1段形であつ
ても急峻なフイルタ特性をもたせようとするもの
である。
第4図は本発明の実施例である。第1図と異な
る点は、第1図では、入出力線路1とリング共振
器2を構成する部分の線路の誘電体材料およびそ
の断面形状を等しく選び、入出力線路1とリング
共振器2の部分の伝播波長が全周波数帯で一致す
るようにしているのに対し、第4図では、リング
共振器2を構成する線路の伝播波長と入出力線路
1を構成する線路の伝播波長を周波数帯域の中心
波数で合致させ、それ以外の周波数では異ならせ
ていることである。1は入出力線路、2はリング
共振器、3は導体板である。第4図のE−E′断面
でみた断面図を第5図に示す。
る点は、第1図では、入出力線路1とリング共振
器2を構成する部分の線路の誘電体材料およびそ
の断面形状を等しく選び、入出力線路1とリング
共振器2の部分の伝播波長が全周波数帯で一致す
るようにしているのに対し、第4図では、リング
共振器2を構成する線路の伝播波長と入出力線路
1を構成する線路の伝播波長を周波数帯域の中心
波数で合致させ、それ以外の周波数では異ならせ
ていることである。1は入出力線路、2はリング
共振器、3は導体板である。第4図のE−E′断面
でみた断面図を第5図に示す。
また第6図は、1例として、線路の断面比a/
b=0.5のアルミナイメージ線路(誘電率εr=9.0)
と、a/b=2.0の石英イメージ線路(誘電率εr
=3.8)の分散特性を基本モードであるEy 11モー
ドについて示したものである。
b=0.5のアルミナイメージ線路(誘電率εr=9.0)
と、a/b=2.0の石英イメージ線路(誘電率εr
=3.8)の分散特性を基本モードであるEy 11モー
ドについて示したものである。
図中、実線がa/b=0.5のアルミナイメージ
線路の分散特性を示し、破線がa/b=2.0の石
英イメージ線路の分散特性を示す。
線路の分散特性を示し、破線がa/b=2.0の石
英イメージ線路の分散特性を示す。
横軸の規格化高さ
B=4b/λ0√r−1
は線路の形状を一定と考えれば、周波数に比例す
るものである。またλ0は自由空間波長を示し、λg
はλ0に対応する周波数での線路の伝播波長を示
す。
るものである。またλ0は自由空間波長を示し、λg
はλ0に対応する周波数での線路の伝播波長を示
す。
図よりわかるようにP点において、両分散曲線
は交わり、伝播波長が等しくなるが、それ以外の
周波数では伝播波長は異なる。従つて、P点に対
応する周波数cをリング共振器の中心周波数に選
んでおけば、この周波数では、リング共振器2を
構成している線路と入出力線路1の伝播波長が等
しいため、A端から信号を入力すると、cの周波
数成分はC端に分波される。ところがc以外の周
波数では、リング共振器2を構成している線路と
入出力線路1の伝播波長が異なるため、両者の結
合度が小さくなる。したがつて、c以外の周波数
では、従来の1段形分波器に比べて、C端に取り
出される成分は小さくなり、フイルタ特性が急峻
になる。また、従来の1段形分波器に比べて隣接
共振の影響も緩和される。
は交わり、伝播波長が等しくなるが、それ以外の
周波数では伝播波長は異なる。従つて、P点に対
応する周波数cをリング共振器の中心周波数に選
んでおけば、この周波数では、リング共振器2を
構成している線路と入出力線路1の伝播波長が等
しいため、A端から信号を入力すると、cの周波
数成分はC端に分波される。ところがc以外の周
波数では、リング共振器2を構成している線路と
入出力線路1の伝播波長が異なるため、両者の結
合度が小さくなる。したがつて、c以外の周波数
では、従来の1段形分波器に比べて、C端に取り
出される成分は小さくなり、フイルタ特性が急峻
になる。また、従来の1段形分波器に比べて隣接
共振の影響も緩和される。
第7図に本発明による、分波器の周波数特性を
従来の1段形分波器の特性と比較して示した。図
中、実線が本発明による分波器の特性を示し、破
線が従来の1段形分波器の特性を示す。
従来の1段形分波器の特性と比較して示した。図
中、実線が本発明による分波器の特性を示し、破
線が従来の1段形分波器の特性を示す。
図aはA端からC端への伝送振幅の周波数特性
を示し、図bはA端からB端への伝送振幅の周波
数特性を示す。
を示し、図bはA端からB端への伝送振幅の周波
数特性を示す。
以上、線路形式としてイメージ線路を用いた分
波器について説明したが、本発明は、誘電体線
路、インシユラーライン、導波管等の他の線路形
式を用いた分波器にも適用できる。
波器について説明したが、本発明は、誘電体線
路、インシユラーライン、導波管等の他の線路形
式を用いた分波器にも適用できる。
また、線路形式としてイメージ線路、誘電体線
路およびインシユラーラインを用いる場合には、
入出力線路の線路形式とリング共振器の線路形式
とが異つたもの同士の組み合わせであつてもよ
い。
路およびインシユラーラインを用いる場合には、
入出力線路の線路形式とリング共振器の線路形式
とが異つたもの同士の組み合わせであつてもよ
い。
以上説明したように、本発明による分波器は従
来の1段形分波器に比べて、構成を複雑にするこ
とは全くなくしてフイルタ特性を急峻にでき、隣
接共振の影響を緩和することができるため、他チ
ヤンネルの周波数干渉の影響を小さくできるとい
う利点がある。
来の1段形分波器に比べて、構成を複雑にするこ
とは全くなくしてフイルタ特性を急峻にでき、隣
接共振の影響を緩和することができるため、他チ
ヤンネルの周波数干渉の影響を小さくできるとい
う利点がある。
第1図は従来の1段形分波器の斜視図、第2図
は従来の2段形分波器の斜視図、第3図は第2図
の構成の等価回路、第4図は本発明による分波器
の例の斜視図、第5図は第4図のE−E′断面図、
第6図はイメージ線路の分散特性が誘電体の誘電
率および線路形状を適切に選ぶことにより、交点
を持つことを例をあげて示した図である。第7図
は、本発明による分波器の周波数振幅特性を、従
来の1段形分波器の特性と比較して示した図であ
る。 1……入出力線路、2……リング共振器、3…
…導体板、A,B,C,D……分波器の入出力
端。
は従来の2段形分波器の斜視図、第3図は第2図
の構成の等価回路、第4図は本発明による分波器
の例の斜視図、第5図は第4図のE−E′断面図、
第6図はイメージ線路の分散特性が誘電体の誘電
率および線路形状を適切に選ぶことにより、交点
を持つことを例をあげて示した図である。第7図
は、本発明による分波器の周波数振幅特性を、従
来の1段形分波器の特性と比較して示した図であ
る。 1……入出力線路、2……リング共振器、3…
…導体板、A,B,C,D……分波器の入出力
端。
Claims (1)
- 1 リング共振器と2つの入出力線路で構成され
るリング共振器型分波器において、リング共振器
を構成する線路の伝播波長と入出力線路を構成す
る線路の伝播波長が、周波数帯域の中心周波数及
びその近傍に於いてのみ合致し、それ以外の周波
数では、異なる前記リング共振器と前記入出力線
路を有することを特徴とする分波器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20930381A JPS58111501A (ja) | 1981-12-25 | 1981-12-25 | 分波器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20930381A JPS58111501A (ja) | 1981-12-25 | 1981-12-25 | 分波器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58111501A JPS58111501A (ja) | 1983-07-02 |
JPS6311805B2 true JPS6311805B2 (ja) | 1988-03-16 |
Family
ID=16570714
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20930381A Granted JPS58111501A (ja) | 1981-12-25 | 1981-12-25 | 分波器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58111501A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4774761B2 (ja) | 2005-03-03 | 2011-09-14 | 日本電気株式会社 | 波長可変共振器、波長可変レーザ、光モジュール及びそれらの制御方法 |
JP4945907B2 (ja) | 2005-03-03 | 2012-06-06 | 日本電気株式会社 | 波長可変レーザ |
-
1981
- 1981-12-25 JP JP20930381A patent/JPS58111501A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58111501A (ja) | 1983-07-02 |
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