JPS63116829A - 射出成形方法 - Google Patents

射出成形方法

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JPS63116829A
JPS63116829A JP26326686A JP26326686A JPS63116829A JP S63116829 A JPS63116829 A JP S63116829A JP 26326686 A JP26326686 A JP 26326686A JP 26326686 A JP26326686 A JP 26326686A JP S63116829 A JPS63116829 A JP S63116829A
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JP26326686A
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Rikuro Shirase
白勢 陸郎
Kazuaki Kitagawa
北川 和昭
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Meiki Seisakusho KK
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Meiki Seisakusho KK
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/1756Handling of moulds or mould parts, e.g. mould exchanging means

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (技術分野) 本発明は、固定盤とこれに対向する可動盤とを備え、そ
れら固定盤に取り付けられた固定金型と可動盤に取り付
けられた可動金型との間で所定の製品キャビティを形成
せしめる型締装置と、該固定金型と可動金型との間に形
成された製品キャビティに射出材料を射出して所定の成
形品を形成せしめる射出装置とを含む射出成形システム
に係り、詳しくは、このような射出成形システムにおい
て、金型の交換作業(製品キャビティの変更作業)を自
動的に行なう技術の改良に関するものである。
(従来技術) 上述の如き、型締装置と射出装置とを備えた射出成形シ
ステムでは、近年、その成形効率の向上を図るために、
型締装置の固定盤および可動盤に対する金型(固定金型
および可動金型)の交換作業、すなわち固定盤および可
動盤に対する金型の搬送、着脱作業を自動的に行なうこ
とが考えられている。
(問題点) しかしながら、型締装置の固定盤および可動盤に対して
固定金型および可動金型を直接着脱させようとすると、
それら固定金型および可動金型自体の重量が重く、容積
が裏張るものであったことから、それらを型締装置に対
して搬送する搬送装置は勿論、それらを収納するための
金型ステーションが必然的に大型化するといった問題が
あり、設置のために大きなスペースが必要になるだけで
なく、経済的にも著しく不利になるといった不具合があ
った。
固定金型と可動金型とは、可動盤の固定盤に対する押圧
力に基づく型締力に対して充分な強度が必要なため、小
型、軽量化することに限界があるのであり、それ散型締
装置の固定盤および可動盤に対してそれら固定金型と可
動金型とを直接着脱させようとすると、それら金型を搬
送するための搬送装置や収納するための金型ステーショ
ンが大型化することが免れ得なかったのである。
(解決手段) ここにおいて、本発明は、このような事情を背景として
為されたものであり、その要旨とすることろは、前述の
如き、型締装置と射出装置とを含む射出成形システムに
おいて、前記固定金型を、キャビティ面を有すると共に
、その内部に温調媒体通路を有する内側の内部固定金型
と、該内部固定金型を着脱可能に保持する、その保持状
態において該内部固定金型の温調媒体通路に接続可能な
温調媒体供給通路を有する外側の外部固定金型とを含む
ように構成し、且つ該外部固定金型を前記固定盤に固定
的に取り付けた状態で、前記内部固定金型を前記固定盤
と可動盤との対向方向と略直交する方向に移動させるこ
とにより、該内部固定金型を該外部固定金型に対して着
脱し得るように為すと共に、前記可動金型を、キャビテ
ィ面を有すると共に、その内部に温調媒体通路を有する
内側の内部可動金型と、該内部可動金型を着脱可能に保
持する、その保持状態において該内部可動金型の温調媒
体通路に接続可能な温調媒体供給通路を有する外側の外
部可動金型とを含むように構成し、且つ該外部可動金型
を前記可動盤に固定的に取り付けた状態で、前記内部可
動金型を前記内部固定金型の移動方向と同方向に移動さ
せることにより、該内部可動金型を該外部可動金型に対
して着脱し得るように為し、且つ、前記内部固定金型と
前記内部可動金型との内部金型を、前記製品キャビティ
を形成する組付状態で、前記外部固定金型と前記外部可
動金型とに対して一体的に移動せしめることにより、そ
れら外部固定金型と外部可動金型との外部金型に対して
同時に着脱し得るように為す一方、該外部金型に装着さ
れる複数の内部金型を取出・収納可能に並置し得る金型
ステーションと、該内部金型を、咳金型ステーションと
前記外部金型に対する保持位置との間で搬送する搬送装
置とを設け、該搬送装置にて、該内部金型を該外部金型
から取り出して該金型ステーションに収納すると共に、
該金型ステーションから取り出した内部金型を該外部金
型に装着せしめるように為し、且つ、咳金型ステーショ
ンに、該内部金型の各温調媒体通路に接続可能な温調媒
体供給通路を有する予備加熱装置を設け、該内部金型を
咳金型ステーションに収納した状態で、予備加熱し得る
ようにしたことにある。
(作用・効果) このような射出成形システムでは、固定盤と可動盤とに
対して、固定金型および可動金型の全体が着脱されるの
ではなく、それらの内側部分を構成する、キャビティ面
を有する内部固定金型と内部可動金型の内部金型のみが
着脱され、これによって製品キャビティの変更が行なわ
れる。つまり、固定金型および可動金型の一部だけが搬
送装置で搬送されたり金型ステーションで収納されたり
するのであり、固定金型および可動金型の全体を直接着
脱する場合に比べ、搬送装置で搬送したり金型ステーシ
ョンで収納したりする金型重量や金型容積が著しく小さ
くなるのである。従って、それら搬送装置や金型ステー
ション、ひいては射出装置全体を著しく小型化すること
ができるのであり、それ故製品キャビティ (金型)を
自動的に変更する機能を備えた射出成形システムを経済
的に有利に提供し得ることとなったのであり、設置のた
めのスペースを著しく小さくし得ることにもなったので
ある。
しかも、本発明では、そのように、固定盤および可動盤
に対して着脱せしめられる金型(内部金型)が小型化し
ても、固定金型および可動金型全体としての大きさは充
分大きくできるのであり、従って機械的強度も充分確保
できるのである。
また、本発明では、型締装置に対して装着される内部固
定金型と内部可動金型との内部金型がそれぞれその内部
に温調媒体通路を備え、金型ステーションに設けられた
予備加熱装置によって予備加熱し得るようにされている
ことから、それら内部金型を外部固定金型と外部可動金
型との外部金型に装着した後、所望の温調下で速やかに
成形操作を行なうことができるといった利点があるので
あり、またその予備加熱装置によって加熱せしめられる
内部金型の熱容量が小さいことから、該内部金型を予備
加熱するための所要時間が極めて短くて済むといった利
点もあるのである。
さらに、本発明では、そのように、キャビティ面を有す
る内部固定金型と内部可動金型とにそれぞれ温調媒体通
路が形成され、それら内部固定金型と内部可動金型とが
外部固定金型と外部可動金型とに保持された状態におい
て、それらの温調媒体通路が温調媒体供給通路に接続さ
れて、それらの温調媒体供給通路から供給される所定の
温調媒体により、内部固定金型と内部可動金型とが直接
温調せしめられるようになっていることから、製品キャ
ビティを高い精度で温度調節できるといった利点がある
のであり、特に精密成形に際して有利であるといった利
点もあるのである。
(実施例) 以下、本発明をより一層具体的に明らかにするために、
その一実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
先ず、第1図は、本実施例の射出成形システムを概略的
に示す斜視図であるが、そこに示されているように、本
実施例の射出成形システムは、型締装置10.射出装置
12.搬送装置14および金型ステーション16とを含
んで構成されている。
型締装置10は、主架台18上に配置されており、水平
方向で対向する固定盤20と可動盤22とを備えている
。可動盤22は、型締シリンダ24のラム26に取り付
けられており、この型締シリンダ24のラム26の進退
に応じて固定盤20に対して接近、離隔移動せしめられ
るようになっている。そして、その型締シリンダ24に
よって可動盤22が固定盤20に向かって押圧され、そ
れら可動盤22に取り付けられた可動金型28と固定盤
20に取り付けられた固定金型30(第2図参照)とが
型締めされることにより、それらの間に所定の製品キャ
ビティが形成されるようになっている。
なお、この型締装置10の下側の主架台18の内部には
、図示はしないがシュータが設けられており、製品キャ
ビティ内で成形された成形品がこのシュータによって図
示しないベルトコンベア上に導かれるようになっている
。そして、このベルトコンベア上に導かれた成形品がそ
のベルトコンベアによってその成形品に対応した収容容
器に導かれるようになっている0本実施例では、後述す
るように、製品キャビティの形状、すなわち後述の内部
金型48の種類に応じて、所定の回動装置によってベル
トコンベアの向きが変えられるようになっているのであ
り、これによってその成形品がその製品キャビティに応
じた容器に導かれるようになっているのである。
また、射出装置12は、型締装置10の固定盤20の上
面に取り付けられており、その射出シリンダ32が上下
方向に配設されている。そして、その射出シリンダ32
の下端のノズルから、前記金型20.22間に形成され
た製品キャビティに対して、流動化された所定の射出材
料を射出し得るようになっている。
ここにおいて、射出シリンダ32は一対の昇降シリンダ
34.34によって昇降し得るようにされており、これ
によってそのノズルを、金型20゜22に対するノズル
タッチ位置と、それら金型20.22から離間した退避
位置との間で昇降し得るようになっている。
また、射出シリンダ32を昇降可能に支持する昇降シリ
ンダ34.34はベースプレート36上に立設されてい
る。そして、このベースプレート36は固定盤20の上
面に固定されたガイドベース38によって前記可動盤2
2の移動方向に移動可能に支持されており、ハンドル部
材40の回転操作によって可動盤22の移動方向に移動
し得るようにされている。ハンドル部材40を回転操作
することにより、可動盤22の移動方向における射出シ
リンダ32の位置を調節し得るようになっているのであ
る。
なお、図中、42は、射出シリンダ32を上下方向に案
内するガイドロッドである。
ところで、前記固定金型30は、第2図に示されている
ように、キャビティ面を有する内側の内部固定金型44
と、この内部固定金型44を着脱可能に保持する外側の
外部固定金型52とから構成されており、また前記可動
金型28は、キャビティ面を有する内側の内部可動金型
46と、この内部可動金型46を着脱可能に保持する外
側の外部可動金型54とから構成されている。そして、
それら固定金型30および可動金型28の各外側の外部
固定金型52および外部可動金型54はそれぞれ固定盤
20および可動盤22に対してボルト固定されているが
、各内側の内部固定金型44および内部可動金型46は
、第4図に示されているように、固定盤20と可動盤2
2との対向方向に直角な水平方向に移動せしめられるこ
とにより、それら固定盤20および可動盤22に対して
着脱し得るようにされている。つまり、固定金型30お
よび可動金型28は、製品キャビティを形成する内部固
定金型44と内部可動金型46とが型締装置10に対し
て着脱し得るようになっているのであり、それら内部固
定金型44と内部可動金型46とを交換することによっ
てその製品キャビティを変更できるようになっているの
である。
そして、本実施例では、搬送装置14により、それら金
型30.28の内部固定金型44と内部可動金型46と
が一体的に組み付けられた状態の内部金型48が、該型
締装置10と金型ステーション16との間で搬送せしめ
られるようになっているのであり、また金型ステージジ
ン16では、そのような内部金型48の複数組(ここで
は二組)が並置され得るようになっているのであり、そ
のような内部金型48が搬送装置14によって型締装置
10と金型ステーション16との間で自動的に搬送され
ることに基づいて、製品キャビティの変更作業が自動的
に行なわれるようになっているのである。
すなわち、第1図乃至第4図に示されているように、前
記金型ステーション16は、前記型締装置10を支持す
る主架台18の側部に配設されており、その上面に金型
台車50を備えている。そして、ここでは、二つのシリ
ンダ56.58を用いたダブルシリンダ機構により、該
金型台車50をガイドレール60に沿って固定盤20と
可動盤22との対向方向に移動し得るようになっている
金型台車50の上面には、その移動方向に所定路離隔て
て、後述の搬送装置14のガイドレール機構62に連結
可能な二組のレール機構64が設けられている。そして
、前記内部金型48はこれらレール機構64上に乗った
状態で金型台車50に搭載されるようになっており、こ
れによって金型台車50の移動に応じてその移動方向に
移動せしめられるようになっている。なお、内部金型4
8は、レール機構64に対してロックシリンダ66で固
定せしめられるようになっており、これにより、金型台
車50の移動時等において、内部金型48が不要に移動
しないようにされている。
一方、前記搬送装置14は、前記型締装置10の固定盤
20と可動盤22との対向方向に直角な方向に配設され
た前記ガイドレール機構62を備えており、前記外部金
型52.54と該ガイドレール機構62に連結された金
型台車50のレール機構64との間で内部金型48を案
内し得るようになっている。なお、このガイドレール機
構62は、第3図に示されている前記レール機構64と
同様、内部固定金型44と内部可動金型46との各背面
下部に対して摺接せしめられるようになっており、これ
によって内部金型48を一体的な組付状態のまま案内し
得るようになっている。また、このガイドレール機構6
2は、ここでは、型締装置10側において片持状態で支
持された支持プレート67上に配設されている。
また、かかるガイドレール機構62の内側、および金型
台車50の各レール機構64の内側には、それらレール
機構62.64の連結状態下で連結せしめられる一対の
U字状ガイド部材68.68が配設されており、これら
U字状ガイド部材68゜68によって案内される状態で
、内筒金型48をクランプするための把持装置70が設
けられている。そして、本実施例では、かかる把持装置
70が、図示しない移動機構により、第4図に示されて
いるように、金型台車50のレール機構64上に搭載さ
れた内部金型4日を把持し得る後退位置と、外部金型5
2.54内に保持された状態の内部金型48を把持し得
る前進位置との間で、内部金型48を把持した状態で移
動し得るようにされている。
外部金型52.54内に保持された状態の内部金型48
を把持装置70で把持し、後退位置まで後退させること
により、内部金型48をそれら外部金型52.54から
取り出して金型ステーション16の金型台車50上に収
納し得るようになっているのであり、また金型台車50
のレール機構64上に収納されている内部金型48を把
持装置70で把持して前進位置まで前進させることによ
り、その内部金型48を外部金型52.54の保持位置
まで移動し得るようになっているのである。
そして、このような把持装置70の搬送作動に基づいて
内部金型48の交換が自動的に行なわれるようになって
いるのであり、この内部金型48の交換によって製品キ
ャビティが変更せしめられるようになっているのである
なお、第1図および第4図から明らかなように、内部金
型48は、その内部固定金型44または内部可動金型4
6(ここでは内部固定金型44)に固設された被把持部
72において、把持装置70の一対のクランプ爪74で
把持されるようになっている。また、それらの図から明
らかなように、把持装置70は、その後退位置において
、金型台車50上から退避されるようになっている。
ところで、上記搬送装置14の把持装置70で把持され
て外部固定金型52と外部可動金型54との保持位置に
搬送される内部固定金型44と内部可動金型46とは、
例えば、第7図乃至第9図、および第10図乃至第12
図に示されているような構成とされている。そして、そ
れらの図に示されているように、それぞれその底面の複
数箇所(通常は2箇所)に位置して所定の位置決め穴7
6゜78が形成されていると共に、それぞれその底面と
上面とに位置して搬送装置14の搬送方向と平行に各1
条の矩形溝80.82が形成されており、またその内部
には、所定の温調媒体が流通せしめられる温調媒体通路
84.86が形成されている。
そして、各位置決め穴76.78には、第7図および第
10図に示されているように、それら金型44.46が
それぞれ外部固定金型52および外部可動金型54に対
する保持位置にあるとき、それら外部金型52.54に
配設された位置決めシリンダ88.90によってそれぞ
れ位置決めピン92.94が挿入し得るようにされてお
り、内部固定金型44および内部可動金型46はそれら
位置決めピン92.94が挿入されると、それぞれ外部
金型52.54に対してその保持位置にそれぞれ位置決
めされるようになっている。
なお、位置決めシリンダ88.90は、その位置決めピ
ン92.94の突出作動が、内部金型48 (44,4
6)がその保持位置に搬送せしめられたことに基づいて
行なわれるようになっており、ここでは、第14図に示
されているように、そのことが外部固定金型52に埋設
された光電スイッチ95で検出されるようになっている
。また、このような光電スイッチ95は、外部可動金型
54側にも設けられており、該外部可動金型54では、
そのような光電スイッチによって、セットされた内部金
型48の種類、すなわち製品キャビティの判別が行なわ
れるようになっている。勿論、それら光電スイッチに代
えて他の検出手段や判別手段を保用することも可能であ
る。
また、前記各矩形溝80.82には、第13図に示され
ているように(ここでは、固定金型30側のみが示され
ている)、内部固定金型44および内部可動金型46が
それぞれ外部固定金型52および外部可動金型54に対
する保持位置に搬送されたとき、それぞれその内部に内
部金型固定シリンダ96のピストンロンド98に連結さ
れた締付部材100のクランプ爪102が収容されるよ
うになっている。そして、その保持位置で各固定シリン
ダ96が引込作動されることにより、内部固定金型44
および内部可動金型46がそれぞれクランプ爪102で
クランプされることに起因して、外部固定金型52およ
び外部固定金型54、ひいては固定盤20および可動盤
22に対して強固に固定されるようになっている。なお
、この固定シリンダ96を含む金型固定機構は、各矩形
溝80.82について、通常、2組づつ設けられる。
また、これら固定シリンダ96による金型44゜46の
固定操作は、通常、前記位置決めシリンダ88.90に
よる位置決め操作後、行なわれることとなる。
さらに、前記温調媒体通路84.86は、それぞれ、前
記被把持部72が固設される側とは反対側の面に開口部
を有する状態で形成されており、それら温調媒体通路8
4.86の開口部には、それぞれ第14図に示されてい
るように、雌雄嵌合操作によって相互に連結せしめられ
る雄型カプラ部材104または雌型カプラ部材106 
(ここでは雄型カプラ部材104)が設けられている。
また、これと対向する外部固定金型52および外部可動
金型54の部位には、それぞれ雌型カプラ部材106ま
たは雄型カプラ部材104(ここでは雌型カプラ部材1
06)が設けられている。そして、本実施例では、第1
4図に示されているように、各外部金型52.54側に
設けられた雌型カプラ部材106がそれぞれ結合シリン
ダ108によってそれらカプラ部材104,106の対
向方向に進退せしめられるようになっており、各内部固
定金型44および内部可動金型46が前記固定シリンダ
96で各外部金型52.54に対する保持位置に固定せ
しめられた後、該結合シリンダ108が突出作動せしめ
られることにより、それら相対応するカプラ部材104
.106が連結されるようになっている。
なお、これらカプラ部材104,106は、第15図お
よび第16図に示されているように、それらが非連結状
態のときは各弁体110.112によって通路が遮断さ
れ、従って各通路内の流体が流出することを許容するが
、それらが連結された状態では、それらの各突部114
.116が相手方の弁体112,110を通路遮断位置
から移動させることにより、各通路内の流体の流動を許
容するようになっている。
つまり、本実施例では、内部固定金型44および内部可
動金型46が前記搬送装置14で搬送されるような場合
には、それらの温調媒体通路84゜86の開口部がカプ
ラ部材104で閉塞され、それら温調媒体通路84.8
6からの温調媒体の流出が良好に防止されるようになっ
ているが、それら内部固定金型44および内部可動金型
46が各外部金型52.54の保持位置に対して固定さ
れ、それらのカプラ部材104に対して結合シリンダ1
08にてカプラ部材106が連結されると、各金型44
.46内の温調媒体通路84.86がそれらカプラ部材
104,106を介して外部金型52.54側に形成さ
れた温調媒体供給通路118に接続されるようになって
いるのであり(第14図参照)、これによって各対応す
る温調媒体供給通路118から各温調媒体通路84.8
6に所定の温度に調節された温調媒体が供給、循環せし
められるようになっているのである。
なお、図示はしないが、外部固定金型52および外部可
動金型54にも温調媒体通路が形成されており、ここで
はそれら外部金型52.54の温調媒体通路を流通せし
められる温調媒体の温度と、前記内部固定金型44およ
び内部可動金型46の各温調媒体通路84.86を流通
せしめられる温調媒体とが、互いに独立して制御せしめ
られるようになっている。このように、外部固定金型5
2および外部可動金型54の温調媒体通路と内部固定金
型44および内部可動金型46の温調媒体通路とを互い
に独立して設ければ、外部固定金型52と外部可動金型
54とを一定の基準温度に保持する一方で、内部固定金
型44と内部可動金型46との温度を微調節するように
することにより、金型温度を極めて高い精度をもって調
節することができるのであり、それ故精密成形に際して
、精度が高く、品質の高い製品を安定して成形すること
ができるのである。
一方、前記金型ステーション16には、第1図および第
2図に示されているように、前記内部金型48のカプラ
部材104に連結可能なカプラ部材106を有する予備
加熱装置120が取り付けられており、内部金型48を
型締装置lOに対して装着する前の待機期間中、この予
備加熱装置120で該内部金型48を所望の温度に加熱
し得るようになっている。
この予備加熱装置120は、第5図および第6図に詳細
に示されているように、主架台18上に金型ステーショ
ン16に対面する状態で設けられており、金型台車50
上に搭載された内部金型48の内部固定金型44と内部
可動金型46とに対向し得る部位に位置して、一対の通
路形成部材122と、それら通路形成部材122を金型
44゜46に向かって進退せしめる一対の突出シリンダ
124とを備えている。そして、それらの通路形成部材
122内にそれぞれ所定の温調媒体を供給するための一
対の温調媒体供給通路126が形成されていると共に、
それらの温調媒体供給通路126の金型44,46に対
面する面に形成された開口部に前記カプラ部材106が
それぞれ配設されており、第2図に示されているように
、金型台車50によって内部金型48がその予備加熱装
置120に対面する位置まで移動された状態で、各通路
形成部材122が対応する突出シリンダ124で突出操
作されると、それらカプラ部材106が内部金型48側
の各対応するカプラ部材104に対して雌雄嵌合操作さ
れ、内部金型48内の各温調媒体通路84.86がそれ
らカプラ部材104.106を介して通路形成部材12
2側の温調媒体供給通路126に接続されるようになっ
ている。そして、これにより、各対応する温調媒体供給
通路126を通じて各温調媒体通路84.86内に所定
の温調媒体が供給、循環せしめられるようになっている
のであり、内部金型48、すなわち内部固定金型44お
よび内部可動金型46が所望の温度に予備加熱され得る
ようになっているのである。
なお、第5図および第6図に示されているように、予備
加熱装置120の各通路形成部材122は、それぞれ突
出シリンダ124を支持する支持ブラケット128によ
り、第6図中左右方向に進退可能に支持されている。ま
た、それらの図において、130は、突出シリンダ12
4のピストンロッドであり、132は、カプラ部材10
4,106の離脱時に内部金型48の引込みを防止する
ためのストッパ部材である。
このような構成の射出成形システムによれば、製品キャ
ビティの変更作業に際して、前述のように、型締装置1
0の固定盤20と可動盤22とに対し、固定金型28お
よび可動金型30の全体が着脱されるのではなく、それ
らの一部を構成する、製品キャビティを含む内部固定金
型44と内部可動金型46との内部金型48だけが着脱
されるようになっており、搬送装置14や金型ステーシ
ョン16ではその内部金型48だけが搬送、収納される
ようになっていることから、固定金型28および可動金
型30の全体を搬送、収納する場合に比べて、その搬送
、収納すべき金型重量および金型容積が著しく小さくて
済むのである。従って、搬送装置14や金型ステーショ
ン16、ひいては射出成形システム全体を著しく小型化
できるのであり、それ故製品キャビティ (金型)を自
動的に変更する機能を備えた射出成形システムを経済的
に有利に提供することが可能になったのである。
また、そのように、射出成形システムを著しく小型化で
きるようになったことから、その設置スペースを著しく
小さくすることが可能にもなったのである。
なお、搬送装置14や金型ステーション16で搬送され
る金型(内部金型48)は著しく小型化されるものの、
固定金型30および可動金型28の全体としての大きさ
は充分太き(、その機械的強度も充分大きいため、可動
盤22の押圧力に基づく型締力に起因して金型が損傷せ
しめられるようなことはない。
また、本実施例によれば、前述のように、型締装置10
に対して装着される内部金型48の内部固定金型44と
内部可動金型46とにそれぞれ温調媒体通路84.86
が形成され、それら内部固定金型44と内部可動金型4
6とが外部固定金型52と外部可動金型54とに保持、
固定された状態において、それらの温調媒体通路84.
86が’/L ”A媒体供給通路118に接続されて、
それらの温調媒体供給通路118から供給される所定の
温調媒体により、内部固定金型44と内部可動金型46
とが直接温調せしめられるようになっていることから、
製品キャビティを高い精度で温度調節できるといった利
点があり、特に精密成形に際して有利であるといった利
点がある。
また、本実施例では、型締装置10に装着される内部金
型4日が金型ステーション18に収納された状態で予備
加熱装置120によって予備加熱され得るようになって
いることから、その予備加熱装置120で内部金型48
を予め所望の温度に加熱しておくことにより、型締装置
IOに装着後、直ちに所定の温調下に成形操作を行なう
ことができるといった利点があるのであり、またその予
備加熱装置120で加熱すべき内部金型48の熱容量が
小さいことから、その内部金型48を予備加熱するため
の所要時間、並びにエネルギ量が少なくて済むといった
利点もあるのである。
なお、本実施例の射出成形システムは、その作動が、図
示しない制御装置により、例えば第17図のフローチャ
ートで示されるプログラムに従って制御されるようにな
っており、これによって内部金型48の交換操作が自動
的に行なわれるようになっている。
以下、第17図に示すフローチャートに従って本実施例
の作動を説明する。
すなわち、一方の内部金型48を用いた最終射出作動が
完了すると、先ず、ステップS1で射出シリンダ32が
その上限位置まで退避せしめられる。そして、続くステ
ップS2において可動盤22が型締操作され、この型締
操作後、ステップS3において結合シリンダ108が引
込作動されて、それまで連結されていた各カブラ部材1
04.106が離脱される。また、このカプラ部材10
4゜106の離脱操作後、ステップS4において、固定
シリンダ96が突出作動され、内部金型48のクランプ
爪102による固定が解除される。そして、このステッ
プS4に引き続いて実行されるステップS5では、位置
決めシリンダ90が引込作動され、各位置決めピン92
.94が内部固定金型44および内部可動金型46の位
置決め穴76゜78から引き抜かれる。
ステップS5が完了すると、引き続いてステップS6が
実行され、固定金型30と可動金型28とが僅かに(通
常、数龍)型開きされる。そして、この型開き後、続く
ステップS7において、それまで型締装置10にセット
されていた内部金型48が金型ステーション16に退避
される。つまり、搬送装置14の把持装置70がその前
進位置まで前進せしめられ、内部金型48の被把持部7
2を把持した後、その後退位置まで後退せしめられるの
であり、これによって内部金型48が金型台車50のレ
ール機構64上に収納されるのである。
なお、この金型台車50上に収納された内部金型48は
、ロックシリンダ66により、その収納位置に固定され
ることとなる。
ステップS7の実行によって内部金型48の収納が完了
すると、引き続いてステップS8が実行され、新たな内
部金型48に対応した成形条件がセットされると共に、
続くステップS9において、それまで金型台車50の他
方のレール機構64上に収納されていた新たに用いられ
る内部金型48が型締装W10に搬送され、外部固定金
型52および外部可動金型54に対する保持位置にセッ
トされる。つまり、ステップS9では、新たな内部金型
48を載せたレール機構64が、金型台車50の移動に
より、搬送装置14のガイドレール機構62に連結する
連結位置まで移動されるのであり、搬送装置14の把持
装置70が、この連結位置まで移動された内部金型48
の被把持部72を把持して、その前進位置まで移動せし
められるのである。
なお、ステップS9において型締装置10に搬送される
新たな内部金型48は、通常、第2図に示されているよ
うに、金型台車50によって移動される前まで、予備加
熱装置120によって予備加熱されることとなる。これ
により、前述のように、固定盤20および可動盤22に
対する固定の後、所定の射出成形操作を速やかに行なう
ことが可能とされるのである。また、ステップS7にお
いて、金型ステーション16に収納された内部金型48
は、ステップS8の完了後直ちに、あるいは所定のタイ
マによって設定された時間の経過後若しくは時刻に、予
備加熱装置120に連結され、次の使用のために予備加
熱される。勿論、内部金型4,8を異なるものと交換す
る必要がある場合には、この段階で交換されることとな
る。
ステップS9の実行によって新たな内部金型48が型締
袋210に搬送されると、続くステップSIOにおいて
、前記外部固定金型52に埋設された光電スイッチ95
から内部金型48がセットされたことを表すセット完了
信号が出力されたか否かが判断される。そして、そのセ
ットが完了したことが確認されると、続くステップSl
lにおいて、位置決めシリンダ88.90が突出作動さ
れ、位置決めピン92.94が各対応する位置決め穴7
6.78に挿入されて、各内部固定金型44および内部
可動金型46の位置決めが行なわれる。
そして、このステップ311の完了後、続くステップS
12において型締操作が行なわれ、さらにステップS1
3およびS14において、前記内部金型48の取り外し
の場合とは逆に、固定シリンダ96のクランプ操作によ
って内部金型48の内部固定金型44および内部可動金
型46の固定操作が行なわれると共に、結合シリンダ1
0Bの突出作動に基づいて各対応するカプラ部材104
゜106の連結が行なわれる。新たな内部金型48がこ
れによって固定盤20および可動盤22に対して固定さ
れるのである。
なお、前記ステップSIOの実行段階においては、通常
、前記外部可動金型54に埋設された光電スイッチによ
ってその内部金型48の種類が判別され、新たにセット
される内部金型48が前記ステップS8でセットされた
成形条件に対応するものかどうかが判断される。そして
、その成形条件に対応するものである場合には、ステッ
プ811以下がそのまま実行されるが、異なるものであ
る場合には、アラーム装置によって警報が発せられ、そ
のことが報知される。また、その内部金型48が成形条
件に一致する場合には、前述のように、その判別信号の
内容に応じて、前記主架台18の内部に設けられたベル
トコンベアの向きが変更され、これによって射出成形操
作によって形成される成形品がそれに対応した収容容器
に導かれることとなる。
ステップS14の実行によって新たな内部金型48が固
定盤20および可動盤22に対して固定されると、続く
ステップ515において固定金型30と可動金型28と
が大きく型開きされた後、ステップS16において射出
シリンダ32がその射出成形操作時における上限位置(
ノズルタッチ位置よりも僅かに上の位置)まで下降され
る。
これにより、内部金型48の交換操作が終了するのであ
り、この後、自動、半自動、手動等の適宜の制御に基づ
いて所定の射出成形操作が行なわれるのである。
また、本実施例の射出成形システムでは、内部固定金型
44および内部可動金型46として、それぞれ第7図乃
至第9図、および第10図乃至第12図に示されてるよ
うな構成のものが採用されているところから、製品キャ
ビティ内で成形された成形品の製品部分(ここではネジ
部材)と廃棄されるべきランナ134(第18図参照)
とが最終的に分離された状態で得られるといった利点が
ある。
すなわち、それらの図に示されているように、内部固定
金型44および内部可動金型46は、それぞれキャビテ
ィ面を有するキャビティ部材136.138、およびそ
のキャビティ部材136゜138を保持するベース部材
140.142から成る内部金型本体144,146と
、その内部金型本体144,146の背面にそれぞれ所
定の距離を隔てて配設されたエジェクタプレート148
゜150とを含んで構成されている。
キャビティ部材136,138は各対応するベース部材
140.142に対して着脱可能に取り付けられており
、必要に応じて交換できるようになっている。キャビテ
ィ部材136,138を交換することにより、所望の製
品キャビティ形状が得られるようになっているのである
。なお、前記各温調媒体通路84.86は、それぞれ対
応するキャビティ136,138とベース部材140゜
142に跨がって形成されているが、その開口部は共に
ベース部材140.142に形成されており、従ってカ
プラ部材104もそれぞれベース部材140.142側
に固定されている。
また、エジェクタプレート148,150は、各対応す
る内部金型本体144.146に対してそれぞれ連結ロ
ンド152.154を介して接近、離間可能に配設され
ており、常には、圧縮コイルスプリング156,158
によって、それら内部金型本体144,146から最も
離間した位置に保持されている。
また、前記固定盤20および可動盤22には、第7図お
よび第10図に示されているように、それぞれエジェク
トシリンダ160,162が設けられている。そして、
それらのピストンロンド164.166は、内部固定金
型44および内部可動金型46が各対応する外部金型5
2.54の保持位置に固定されたとき、それぞれその先
端部が前記エジェクタプレート148.150の背面に
所定の距離を隔てて対向するようにされており、エジェ
クトシリンダ160.162の作動に基づいて、各対応
するエジェクタプレート148,150を各内部金型本
体144,146に対して近接移動せしめるようになっ
ている。
そして、これらエジェクトシリンダ160,162によ
って突出作動せしめられる各エジェクタプレート148
,150に対し、それぞれ内部金型本体144.146
を貫通する状態で配設された各複数のエジェクタビン1
68,170が立設されている。なお、各エジェクタビ
ン168.170は、ここでは、上下方向に等間隔に、
互いに平行に配設されている。また、前記可動盤22側
のエジェクトシリンダ162は、第10図に示されてい
るように、型締シリンダ24のラム26内に形成された
空間内に配置されている。
ところで、前記固定側(内部固定金型44側)のキャビ
ティ部材136には、その幅方向(第9図の左右方向)
の中央部に位置して、その上面に開口する状態で所定長
さのスプルー溝172が上下方向に形成されていると共
に、そのスプルー溝172を挟んで対向するように、台
形状断面を有する一対の突部が174が形成されている
。そして、それらの突部174からそれぞれ各2本、計
4本の型開きビン176が、それぞれ幅方向に所定角度
傾斜した状態で突設されている。なお、このキャビティ
部材136は、ベース部材140に対して、図示しない
ボルトによって固定されている。また、スプルー溝17
2には、内部金型本体144をその厚さに貫通する状態
で複数の貫通孔177が等間隔で形成されており、それ
ら貫通孔177に対して前記エジェクタプレート148
に立設された各エジェクタビン168が挿入されている
。そして、本実施例では、成形時において、それらエジ
ェクタビン168の先端部がスプルー溝172の底面か
ら所定寸法後退した位置に保持されるようになっている
一方、前記可動側(内部可動金型46側)のキャビティ
部材138は、幅方向(第12図の左右方向)の中央部
で左右に分割された左右対象の一対の分割部材178か
ら成っている。それら分割部材178は、第12図に示
されているように、それぞれ、その上下方向の端部が薄
肉の被ガイド部180とされており、それら被ガイド部
180においてベース部材142のガイド?’8182
に手動可能に嵌合されることにより、該ベース部材14
2に保持されている。そして、それら分割部材178は
、第11図に示されているように、可動盤22によるを
締操作により、それらを貫通して形成されたガイド孔1
84内に型開きピン176が挿入されることに基づいて
、互いに当接せしめられるようになっていると共に、型
開操作によって型開きピン176がそれらガイド孔18
4から引き抜かれることに基づいて、互いに離間せしめ
られるようになっている。
そして、第11図に示されているように、ここでは、型
締操作に基づいてそれら分割部材178が当接せしめら
れたとき、それらの分割面間に、製品であるネジ部材を
成形するためのキャビティ186が形成されるようにな
っていると共に、そのキャビティ186と両キャビティ
部材136゜138間に形成されるスプルーとを接続す
るピンホールゲート188が形成されるようになってい
る。
なお、同図に示されているように、分割部材178を摺
動可能に保持する可動側のベース部材142には、それ
ぞれ、分割部材178のガイド孔184に対応する部位
に位置して、前記型開きピン176を収容し得るに充分
な直径のビン収容孔190が形成されている。
また、分割部材178の各ガイド184は、ここでは、
型開きピン176に対応した傾斜孔とされており、その
内径が型開きピン176の直径よりも所定寸法大きくさ
れている。そして、これにより、第11図から明らかな
ように、内部固定金型44と内部可動金型46とが型締
された状態から型開きされるとき、それらが所定距離離
間するまで、分割部材178,178がその当接位置に
保持されるようになっている。
さらに、第11図に示されているように、各分割部材1
78,178はその当接時において、前記固定側のキャ
ビティ部材138の突部174゜174間に嵌合する台
形状の突部192を形成するようになっていると共に、
その突部192の幅方向の中央部に、前記スプルー溝1
72と協働して円形のスプルー孔を形成するスプルー溝
194を形成するようになっている。
また、第11図に示されているように、各分割部材17
8は、キャビティ部材138の両端部に対応する部分が
薄肉部195とされ、それらが型開(離間)されたとき
、その薄肉部195がそれぞれベース部材142の収容
溝197に収容されるようになっている。
従って、このような内部固定金型44および内部可動金
型46を用いて射出成形操作を行なえば、冷却操作の完
了後の型開き操作時において、前述のように、それら金
型44. 46 (固定金型30および可動金型28が
一定距離離間するまで分割部材178が分割(離間)さ
れないことから、スプルー孔内で形成されたランナ13
4とキャビティ186内で形成されたネジ部材とが、そ
の金型44.46の離間作動に基づいて、そのピンホー
ルゲート部196 (第18図参照)で自動的に分離さ
れるのである。そしてそれ故、型開操作の完了後、前記
エジェクタシリンダ160.162の作動に基づくエジ
ェクタ作動が行われたとき、ランナ134と製品として
のネジ部材とが別個に落下、収容せしめられるのである
なお、前記主架台18内に設けられたベルトコンベアで
は、ネジ部材が収容され、ランナ134は固定金型30
の下側に設けられたシュータによって別個に収容される
こととなる。
また、第18図に示されているように、前記固定側のベ
ース部材142に形成された各貫通孔177の開口部に
は、ランナ134の引抜方向に対して逆テーパとなるテ
ーパ面198が形成されていると共に、そのテーパ面1
98の基端部に位置して環状溝200が形成されている
ことから、前記ピンホールゲート部196におけるラン
ナ134とネジ部材との分離時において、ランナ134
が可動金型28側に持ち去られることもない。
さらに、第10図および第11図に示されているように
、前記可動側の各エジェクタピン170は、それぞれそ
の先端部がキャビティ186内に突出せしめられた状態
で配設されており、製品であるネジ部材の頭部における
溝を形成する型としての役割をもっている。
また、第7図において、202は、それぞれ内部固定金
型44と内部固定金型46との位置決めを行なうための
位置決めピンであり、204は、外部固定金型52と外
部可動金型54との位置決めを行なうためのガイドピン
である。
以上、本発明の実施例を詳細に説明したが、これは文字
通りの例示であり、本発明がかかる具体例に限定して解
釈されるべきものでないことは、勿論である。
例えば、前記実施例では、金型ステーション16の金型
台車50上に内部金型48が二組収納される例について
述べたが、金型ステーション16に対して内部金型48
を三組以上同時に載置するようにすることも可能である
。また、金型ステーション16や搬送装置14としては
、必ずしも前記例示のものに限定されるものではなく、
内部金型10を収納し、型締装置10に対して搬送し得
るものであれば、種々の構成のものを採用することが可
能である。
また、前記実施例では、内部固定金型44および内部可
動金型46として、ネジ部材を成形するものを例として
挙げたが、それら金型44.46がネジ部材以外のもの
を形成するものであっても何等差支えはない。勿論、前
記実施例のように、内部固定金型44および内部可動金
型46が共にエジェクタ機構を備えている必要もない。
その他、予備加熱装置120やカプラ部材104.10
6から成るカップリング装置を始めとする各装置や部材
の構成や形状など、−々列挙はしないが、本発明が、そ
の趣旨を逸脱しない範囲内において、種々なる変更、修
正、改良等を施した態様で実施できることは勿論である
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例である射出成形システムを概
略的に示す斜視図であり、第2図、第3図、第4図は、
それぞれその要部を示す断面図である。第5図および第
6図は、それぞれ第1図の射出成形システムにおける予
備加熱装置を示す正面図および側面断面図である。第7
図、第8図および第9図は、それぞれ、第1図の射出成
形システムに用いられる内部固定金型の一例を示す縦断
面図、横断面図および一部切欠正面図であり、第10図
、第11図および第12図は、同じく、内部可動金型の
一例を示す縦断面図、横断面図および正面図である。第
13図および第14図は、それぞれ、第1図の射出成形
システムにおける固定金型の要部を示す断面図である。 第15図および第16図は、それぞれ、第1図の射出成
形システムに用いられているカプラ部材を説明するため
の一部切欠断面図であって、第15図はそれらが未だ連
結していない状態を、また第16図はそれらが連結され
た状態を示すものである。第17図は、第1図に示す射
出成形システムの作動を説明するためのフローチャート
である。第18図は、成形されたランナが未だ離型され
ていない状態の第8図の要部を拡大して示す断面図であ
る。 10:型締装置   12:射出装置 14:搬送装置   16:金型ステーション18:主
架台    20:固定盤 22:可動盤    28:可動金型 30:固定金型   32:射出シリンダ44:内部固
定金型 46:内部可動金型48:内部金型   50
:金型台車 52:外部固定金型 54:外部可動金型60ニガイド
レール 62ニガイドレ一ル機構 64:レール機構  70:把持装置 72:被把持部 84.86:温調媒体通路 104,106:カブラ部材 108:結合シリンダ 118.126:温調媒体供給通路 120:“予備加熱装置 124:突出シリンダ136
.138:キャビティ部材 140.142:ベース部材 148、 1so:エジェクタプレート168.170
:エジェクタビン 176:型開きビン  178:分割部材184ニガイ
ド孔 188:ビンホールゲート

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)固定盤とこれに対向する可動盤とを備え、それら
    固定盤に取り付けられた固定金型と可動盤に取り付けら
    れた可動金型との間で所定の製品キャビティを形成せし
    める型締装置と、該固定金型と可動金型との間に形成さ
    れた製品キャビティに射出材料を射出して所定の成形品
    を形成せしめる射出装置とを含む射出成形システムにお
    いて、 前記固定金型を、キャビティ面を有すると共に、その内
    部に温調媒体通路を有する内側の内部固定金型と、該内
    部固定金型を着脱可能に保持する、その保持状態におい
    て該内部固定金型の温調媒体通路に接続可能な温調媒体
    供給通路を有する外側の外部固定金型とを含むように構
    成し、且つ該外部固定金型を前記固定盤に固定的に取り
    付けた状態で、前記内部固定金型を前記固定盤と可動盤
    との対向方向と略直交する方向に移動させることにより
    、該内部固定金型を該外部固定金型に対して着脱し得る
    ように為すと共に、 前記可動金型を、キャビティ面を有すると共に、その内
    部に温調媒体通路を有する内側の内部可動金型と、該内
    部可動金型を着脱可能に保持する、その保持状態におい
    て該内部可動金型の温調媒体通路に接続可能な温調媒体
    供給通路を有する外側の外部可動金型とを含むように構
    成し、且つ該外部可動金型を前記可動盤に固定的に取り
    付けた状態で、前記内部可動金型を前記内部固定金型の
    移動方向と同方向に移動させることにより、該内部可動
    金型を該外部可動金型に対して着脱し得るように為し、 且つ、前記内部固定金型と前記内部可動金型との内部金
    型を、前記製品キャビティを形成する組付状態で、前記
    外部固定金型と前記外部可動金型とに対して一体的に移
    動せしめることにより、それら外部固定金型と外部可動
    金型との外部金型に対して同時に着脱し得るように為す
    一方、 該外部金型に装着される複数の内部金型を取出・収納可
    能に並置し得る金型ステーションと、該内部金型を、該
    金型ステーションと前記外部金型に対する保持位置との
    間で搬送する搬送装置とを設け、該搬送装置にて、該内
    部金型を該外部金型から取り出して該金型ステーション
    に収納すると共に、該金型ステーションから取り出した
    内部金型を該外部金型に装着せしめるように為し、 且つ、該金型ステーションに、該内部金型の各温調媒体
    通路に接続可能な温調媒体供給通路を有する予備加熱装
    置を設け、該内部金型を該金型ステーションに収納した
    状態で、予備加熱し得るようにしたことを特徴とする射
    出成形システム。
  2. (2)前記内部固定金型と前記内部可動金型との各温調
    媒体通路が、前記外部固定金型と前記外部可動金型との
    各温調媒体供給通路および前記予備加熱装置の温調媒体
    供給通路に対し、雌雄嵌合操作にて、互いに突入せしめ
    られる突部をそれぞれ有し、且つ一方の突部にて他方の
    弁体を温調媒体流通遮断位置から許容位置に移動せしめ
    る得るようにした、雌雄嵌合構造の第一のカプラ部材と
    第二のカプラ部材とからなるカップリング手段を介して
    、接続されるようになっている特許請求の範囲第1項記
    載の射出成形システム。
  3. (3)該カップリング手段を構成する第一のカプラ部材
    と第二のカプラ部材とが、前記内部固定金型と前記内部
    可動金型の前記外部固定金型と前記外部可動金型との搬
    入方向の端面と、これに対向する該外部固定金型と該外
    部可動金型との内面に設けられている特許請求の範囲第
    2項記載の射出成形システム。
  4. (4)前記搬送装置が、前記内部固定金型と前記内部可
    動金型とを一体的に組み付けた状態で案内するガイド機
    構と、該内部固定金型と該内部可動金型との内部金型に
    設けられた被把持部を解放可能に把持する把持装置と、
    該把持装置を前記ガイド機構に沿って移動させる移動機
    構とを含んで構成されており、該移動機構により、前記
    内部金型の被把持部を把持させた状態で前記把持装置を
    前記ガイド機構に沿って移動させることにより、該内部
    金型を前記外部金型に対する保持位置と前記金型ステー
    ションとの間で搬送し得るようになっている特許請求の
    範囲第1項乃至第3項の何れかに記載の射出成形システ
    ム。
  5. (5)前記金型ステーションが、前記複数の内部金型を
    搭載して移動可能な金型台車と、該金型台車を所定のガ
    イドレールに沿って移動せしめる移動手段とを含み、該
    移動手段による該金型台車の移動により、該金型台車に
    搭載された内部金型を、前記予備加熱装置にて予備加熱
    可能な予熱位置と、前記搬送装置にて搬出、搬入可能な
    搬送位置との間で移動し得るようになっている特許請求
    の範囲第1項乃至第4項記載の射出成形システム。
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