JPS6311550A - 光フアイバの製造方法 - Google Patents
光フアイバの製造方法Info
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- JPS6311550A JPS6311550A JP61154714A JP15471486A JPS6311550A JP S6311550 A JPS6311550 A JP S6311550A JP 61154714 A JP61154714 A JP 61154714A JP 15471486 A JP15471486 A JP 15471486A JP S6311550 A JPS6311550 A JP S6311550A
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Landscapes
- Optical Fibers, Optical Fiber Cores, And Optical Fiber Bundles (AREA)
- Surface Treatment Of Glass Fibres Or Filaments (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
「産業上の利用分野」
本発明は、シランカップリング剤が添加された樹脂材料
によって一次被覆層が形成された光ファイバの製造方法
に関するものである。
によって一次被覆層が形成された光ファイバの製造方法
に関するものである。
「従来の技術」
光ファイバは、石英ガラス、多成分ガラス等のガラス材
料からなる光ファイバ裸線と、この光ファイバ裸線を保
護する被覆層とから形成されている。
料からなる光ファイバ裸線と、この光ファイバ裸線を保
護する被覆層とから形成されている。
そして、被覆層のうち一次被覆層をなす材料には、一般
にUV硬化アクリレート樹脂(ポリウレタン系、エポキ
シ系、シリコーン系、フッ素系、ポリブタジェン系など
)や、熱硬化性樹脂(シリコーン系樹脂、フッ素系樹脂
、ポリウレタン系樹脂など)等が用いられている。
にUV硬化アクリレート樹脂(ポリウレタン系、エポキ
シ系、シリコーン系、フッ素系、ポリブタジェン系など
)や、熱硬化性樹脂(シリコーン系樹脂、フッ素系樹脂
、ポリウレタン系樹脂など)等が用いられている。
ところで、光ファイバの一次被覆層をなす樹脂材料の高
分子構造が、光ファイバ裸線をなすガラス材料の分子構
造と非類似である場合、裸線と被覆層との接着強度は不
充分なものとなるので、このような場合は、−次被覆層
をなす樹脂材料にシランカップリング剤を添加すること
が行なわれている。
分子構造が、光ファイバ裸線をなすガラス材料の分子構
造と非類似である場合、裸線と被覆層との接着強度は不
充分なものとなるので、このような場合は、−次被覆層
をなす樹脂材料にシランカップリング剤を添加すること
が行なわれている。
シランカップリング剤は、次のような一般構造式で示さ
れるものである。
れるものである。
X S iY 3
[式中Xはビニル基、メタクリロキシ基、エポキシ系、
アミノ基、メルカプト基などの一次被覆材料と親和性(
接着性)のある有機官能基を示す。
アミノ基、メルカプト基などの一次被覆材料と親和性(
接着性)のある有機官能基を示す。
また、式中Yはエトキン基(o c tH5)、メl−
キノ基(OCH3)などのアルコキン基あるいは塩素原
子((1)などの易加水分解構造を示す。]このシラン
カブプリング剤は、X部分が一次被覆層をなす樹脂材料
と反応し、Y部分が裸線をなすガラス材料と反応して結
合し、これにより一次被覆層と保線との接着強度を向上
するものである。
キノ基(OCH3)などのアルコキン基あるいは塩素原
子((1)などの易加水分解構造を示す。]このシラン
カブプリング剤は、X部分が一次被覆層をなす樹脂材料
と反応し、Y部分が裸線をなすガラス材料と反応して結
合し、これにより一次被覆層と保線との接着強度を向上
するものである。
シランカップリング剤のYの部分と光ファイバ裸線のガ
ラス材料の理想的な反応は、次のように行なわれる。
ラス材料の理想的な反応は、次のように行なわれる。
カップリング剤のY部分は、雰囲気中の水分によって加
水分解され、−OH基およびCtHso H1CH30
HSHCCなどを生成する。その結果、シランカップリ
ング剤中にはシラノール基(S i −01−()が形
成される。このカップリング剤中のシラノール基は、光
ファイバ裸線の表面に存在するシラノール基と縮合反応
を起こし、最終的に安定なンロキサン結合(−Si−0
−8i−)を形成する。
水分解され、−OH基およびCtHso H1CH30
HSHCCなどを生成する。その結果、シランカップリ
ング剤中にはシラノール基(S i −01−()が形
成される。このカップリング剤中のシラノール基は、光
ファイバ裸線の表面に存在するシラノール基と縮合反応
を起こし、最終的に安定なンロキサン結合(−Si−0
−8i−)を形成する。
上記のような反応を経てシランカップリング剤は光ファ
イバ裸線と強く結合し、またシランカップリング剤のX
部分ら一次被覆用樹脂と適宜反応して結合し、これによ
って−次被覆層と光ファイバ裸線との接着強度が向上さ
れる。
イバ裸線と強く結合し、またシランカップリング剤のX
部分ら一次被覆用樹脂と適宜反応して結合し、これによ
って−次被覆層と光ファイバ裸線との接着強度が向上さ
れる。
従来、このような光ファイバは、光ファイバ裸線を紡糸
した直後に、シランカップリング剤が添加された樹脂材
料を一次被覆し、ついで順次所定の被覆を行うことによ
って製造されていた。そして従来、シランカップリング
剤のY部分の加水分解反応は線引雰囲気中の水分によっ
て線引被覆時に行なわれ、ついで自ずと縮合反応すると
されていた。
した直後に、シランカップリング剤が添加された樹脂材
料を一次被覆し、ついで順次所定の被覆を行うことによ
って製造されていた。そして従来、シランカップリング
剤のY部分の加水分解反応は線引雰囲気中の水分によっ
て線引被覆時に行なわれ、ついで自ずと縮合反応すると
されていた。
「発明が解決しようとする問題点」
ところが、上記従来の方法で製造された光ファイバは、
シランカップリング剤が添加されていない材料で一次被
覆された光ファイバに比較して、その強度劣化が著しく
速く、長期信頼性に劣る問題があった。
シランカップリング剤が添加されていない材料で一次被
覆された光ファイバに比較して、その強度劣化が著しく
速く、長期信頼性に劣る問題があった。
第1図は、印加した応力と破断に至るまでの時間(50
%破新値)の関係を示すグラフで、シランカップリング
剤が添加された材料で一次被覆された光ファイバと添加
しない材料で彼Jされた光ファイバについて調べた結果
を示す。このグラフから、シランカップリング剤が添加
された光ファイバは、強度劣化速度か大きいことか確認
できる。
%破新値)の関係を示すグラフで、シランカップリング
剤が添加された材料で一次被覆された光ファイバと添加
しない材料で彼Jされた光ファイバについて調べた結果
を示す。このグラフから、シランカップリング剤が添加
された光ファイバは、強度劣化速度か大きいことか確認
できる。
なお、この試験に用いた光ファイバは二層被覆構造のら
ので、−次被覆材料および二次被覆材料にUV硬化ポリ
ウレタンアクリレート樹脂を用い、シランカップリング
剤にアミン系エトキンを用いた乙ので、その裸線の外径
は125μ度、プライマリ−径は240μm1セカンダ
リ−径は400μlであった。
ので、−次被覆材料および二次被覆材料にUV硬化ポリ
ウレタンアクリレート樹脂を用い、シランカップリング
剤にアミン系エトキンを用いた乙ので、その裸線の外径
は125μ度、プライマリ−径は240μm1セカンダ
リ−径は400μlであった。
「問題点を解決するための手段」
本発明考らは、上記問題を解決すべく鋭意研究を重ねた
結果、上記問題は、カップリング剤のY部分の反応が加
水分解程度にまでしか進行せず、その結果、裸線の表面
にアルコールや水分やOH基が多量に存在している状態
となり、光ファイバに歪みが加わるとこれら水分等によ
って光ファイバ課線表面の微少欠陥が急速に成長するの
が原因であることを突き止め、本発明をなすに至った。
結果、上記問題は、カップリング剤のY部分の反応が加
水分解程度にまでしか進行せず、その結果、裸線の表面
にアルコールや水分やOH基が多量に存在している状態
となり、光ファイバに歪みが加わるとこれら水分等によ
って光ファイバ課線表面の微少欠陥が急速に成長するの
が原因であることを突き止め、本発明をなすに至った。
すなわち本発明は、シランカップリング剤が添加された
樹脂材料で一次被覆された光ファイバを多湿雰囲気下で
加熱処理し、ついて乾燥処理して光ファイバを製造する
方法である。
樹脂材料で一次被覆された光ファイバを多湿雰囲気下で
加熱処理し、ついて乾燥処理して光ファイバを製造する
方法である。
以下、本発明の光ファイバの製造方法を詳しく説明する
。
。
光ファイバを製造するには、まず母材から光ファイバ裸
線を紡糸し、その後直ちに一次被覆を行う。
線を紡糸し、その後直ちに一次被覆を行う。
この−次被覆の材料には、シランカップリング剤が添加
された樹脂材料が用いられる。シランカップリング剤と
しては、n−()リメトキノンリルブロビル)エチレン
ノアミン、γ−アミノブロビルトリエトキンノラン、γ
−メタクリロキンブロピルトリメトキンノラン、γ−グ
リシドキンプロピルトリメトキノシラン、γ−メルカブ
トブロピルトリメトギンノランなどが用いられる。まf
こ、樹脂材料としては、種々のものが用いられるが、例
えば、tJV硬化ポリウレタンアクリレート、UV硬硬
化イボキンアクリレートUV硬化ポリブタンエンアクリ
レート、UV硬化ソリコーンアクリレートなとが用いら
れる。
された樹脂材料が用いられる。シランカップリング剤と
しては、n−()リメトキノンリルブロビル)エチレン
ノアミン、γ−アミノブロビルトリエトキンノラン、γ
−メタクリロキンブロピルトリメトキンノラン、γ−グ
リシドキンプロピルトリメトキノシラン、γ−メルカブ
トブロピルトリメトギンノランなどが用いられる。まf
こ、樹脂材料としては、種々のものが用いられるが、例
えば、tJV硬化ポリウレタンアクリレート、UV硬硬
化イボキンアクリレートUV硬化ポリブタンエンアクリ
レート、UV硬化ソリコーンアクリレートなとが用いら
れる。
このように−次被覆が施された光ファイバには、必要に
応じて二次被覆層や外被などが順次形成される。
応じて二次被覆層や外被などが順次形成される。
このように、所定の被覆が施された光ファイバは、次い
で多湿雰囲気下で加熱処理(以下、エイジング処理と称
する)され、ついで乾燥処理される。これらエイジング
処理と乾燥処理は、−次被覆層が形成された後に行なわ
れれば良く、二次被覆後に行なわれてもあるいは外被被
覆後に行なわれても良い。ただし二次被覆後に行うこと
が最も適当である。これは、二次被覆された光ファイバ
は、強度的に取り扱い易く、しかも処理が比較的短時間
に済むからである。
で多湿雰囲気下で加熱処理(以下、エイジング処理と称
する)され、ついで乾燥処理される。これらエイジング
処理と乾燥処理は、−次被覆層が形成された後に行なわ
れれば良く、二次被覆後に行なわれてもあるいは外被被
覆後に行なわれても良い。ただし二次被覆後に行うこと
が最も適当である。これは、二次被覆された光ファイバ
は、強度的に取り扱い易く、しかも処理が比較的短時間
に済むからである。
上記エイジング処理は、−次被覆層中のシランカップリ
ング剤を加水分解させ、次いで縮合反応させる処理であ
る。このエイジング処理は、処理時間を短縮するために
、できるだけ水分の多い雰囲気下で行なわれることが望
ましく、水に浸漬処理することが最も望ましい。光ファ
イバを水に浸漬できない場合、実際的な処理時間で上記
縮合反応を完結さけ4ためには、相対湿度80%以上の
雰囲気下で処理することが望ましい。
ング剤を加水分解させ、次いで縮合反応させる処理であ
る。このエイジング処理は、処理時間を短縮するために
、できるだけ水分の多い雰囲気下で行なわれることが望
ましく、水に浸漬処理することが最も望ましい。光ファ
イバを水に浸漬できない場合、実際的な処理時間で上記
縮合反応を完結さけ4ためには、相対湿度80%以上の
雰囲気下で処理することが望ましい。
また、このエイジング処理の温度は、処理時間を短縮す
るために、被覆された樹脂材料が劣化されない程度に高
い温度で行なわれることが望ましく、低くとも40℃程
度とされる。被覆材料として低ヤング率(I kg/m
m’以下)のUV硬化ポリウレタンアクリレート樹脂を
用いた場合、この樹脂は120°Cを越えると大気中で
は酸化分解し、水中では加水分解して劣化するので、エ
イジング処理の温度は80℃程度が望ましい。このエイ
ジング処理は、材料中のシランカップリング剤の加水分
解、縮合反応が完結する適当な時間待なわれる。
るために、被覆された樹脂材料が劣化されない程度に高
い温度で行なわれることが望ましく、低くとも40℃程
度とされる。被覆材料として低ヤング率(I kg/m
m’以下)のUV硬化ポリウレタンアクリレート樹脂を
用いた場合、この樹脂は120°Cを越えると大気中で
は酸化分解し、水中では加水分解して劣化するので、エ
イジング処理の温度は80℃程度が望ましい。このエイ
ジング処理は、材料中のシランカップリング剤の加水分
解、縮合反応が完結する適当な時間待なわれる。
このようなエイジング処理が行なわれた後、光ファイバ
は乾燥処理される。この乾燥処理ら、処理時間を短縮す
るために、被覆材料を劣化しない程度に高い温度で行な
われることが望ましい。被覆材料が上記UV硬化ポリウ
レタンアクリレート系樹脂である場合には、約100℃
程度で行なイつれることが望ましい。また、この乾燥処
理は、減圧下で行なわれることが処理時間短縮の為に望
ましい。
は乾燥処理される。この乾燥処理ら、処理時間を短縮す
るために、被覆材料を劣化しない程度に高い温度で行な
われることが望ましい。被覆材料が上記UV硬化ポリウ
レタンアクリレート系樹脂である場合には、約100℃
程度で行なイつれることが望ましい。また、この乾燥処
理は、減圧下で行なわれることが処理時間短縮の為に望
ましい。
上記エイジング処理および乾燥処理は、できるだけ光フ
ァイバに歪みの無い状態で行うことが望ましく、最大で
も歪量0.1%程度とされる。光ファイバに歪みのある
状態で上記処理を行うと、処理中に光ファイバ裸線が劣
化して、光ファイバの強度が低下する問題が生じる。
ァイバに歪みの無い状態で行うことが望ましく、最大で
も歪量0.1%程度とされる。光ファイバに歪みのある
状態で上記処理を行うと、処理中に光ファイバ裸線が劣
化して、光ファイバの強度が低下する問題が生じる。
「作用 」
本発明の光ファイバの製造方法にあっては、−次被覆材
料に添加されたシランカップリング剤が、エイジング処
理によって積極的に加水分解されついで縮合反応せしめ
られる。そして、その後乾燥処理によって光フアイバ中
から水分、アルコール等が除去される。従って、本発明
の製造方法によれば、添加されたシランカップリング剤
の反応が完全に完結し、光ファイバの裸線表面と一次被
覆層とはシロキサン結合で強固に接合されることとなる
。その結果、後にシランカップリング剤の反応により水
分等が生じることはなく、光ファイバ裸線の表面は、乾
燥した状態となるので、これにより裸線表面の微少欠陥
の成長が抑制され、光ファイバの強度劣化が防止される
。
料に添加されたシランカップリング剤が、エイジング処
理によって積極的に加水分解されついで縮合反応せしめ
られる。そして、その後乾燥処理によって光フアイバ中
から水分、アルコール等が除去される。従って、本発明
の製造方法によれば、添加されたシランカップリング剤
の反応が完全に完結し、光ファイバの裸線表面と一次被
覆層とはシロキサン結合で強固に接合されることとなる
。その結果、後にシランカップリング剤の反応により水
分等が生じることはなく、光ファイバ裸線の表面は、乾
燥した状態となるので、これにより裸線表面の微少欠陥
の成長が抑制され、光ファイバの強度劣化が防止される
。
「実施例」
次に本発明の光ファイバの製造方法を、実施例に沿って
更に詳しく説明する。
更に詳しく説明する。
実施例!
本発明の方法で2層被覆光ファイバを製造して、それら
を静疲労試験に供して、その疲労指数nを比較した。エ
イジング処理および乾燥処理は、二次被覆後に行った。
を静疲労試験に供して、その疲労指数nを比較した。エ
イジング処理および乾燥処理は、二次被覆後に行った。
これらの処理は光ファイバに0.1%の伸び歪みを印加
した状態で行った。また乾燥処理は真空雰囲気下で行っ
た。その他の処理条件は第1表に示す通りである。
した状態で行った。また乾燥処理は真空雰囲気下で行っ
た。その他の処理条件は第1表に示す通りである。
−次被覆層をなす材料には、UV硬化ポリウレタンアク
リレート樹脂にシランカップリング剤と □してn−(
トリメトキシシリルプロピル)エチレンジアミン[N
Hec tHaN HCzHss i(OCH*:)+
]が添加されたものを用いた。また、二次被覆、層をな
す材料には、−次被覆層と同じUV硬化ポリウレタンア
クリレートを用いた。先ファイバの裸線の径は125μ
次、プライマリ−径は240μ次、セカンダリ−径は4
007tmであっ1こ。
リレート樹脂にシランカップリング剤と □してn−(
トリメトキシシリルプロピル)エチレンジアミン[N
Hec tHaN HCzHss i(OCH*:)+
]が添加されたものを用いた。また、二次被覆、層をな
す材料には、−次被覆層と同じUV硬化ポリウレタンア
クリレートを用いた。先ファイバの裸線の径は125μ
次、プライマリ−径は240μ次、セカンダリ−径は4
007tmであっ1こ。
光ファイバの静疲労特性は、Charlesらの実験式
1式% k:試験環境等で決まる定数 で表される特性で、光ファイバの強度劣化速度はこのn
値を比較することによって知ることができる。この静疲
労特性の試験は40℃×95%R0H9の雰囲気下で行
った。
1式% k:試験環境等で決まる定数 で表される特性で、光ファイバの強度劣化速度はこのn
値を比較することによって知ることができる。この静疲
労特性の試験は40℃×95%R0H9の雰囲気下で行
った。
試験に際しては、比較のために、エイジング処理および
乾燥処理を施さない光ファイバについても試験した。ま
た、シランカップリング剤の添加されない材料で一次被
覆された光ファイバを作製し、これについても同様の試
験に供した(この光ファイバらエイジング処理等は施さ
れていない)。
乾燥処理を施さない光ファイバについても試験した。ま
た、シランカップリング剤の添加されない材料で一次被
覆された光ファイバを作製し、これについても同様の試
験に供した(この光ファイバらエイジング処理等は施さ
れていない)。
結果を第1表に示す。
第1表の結果から、エイノング処理および乾燥処理が施
された光ファイバは、n値が向上しており、本発明の製
造方法によれば、強度劣化速度か小さく長期信頼性に優
れた先ファイバを生産できろことが確認でさた。
された光ファイバは、n値が向上しており、本発明の製
造方法によれば、強度劣化速度か小さく長期信頼性に優
れた先ファイバを生産できろことが確認でさた。
また、n値が約20以上であれば光ファイバは実用上聞
届が無いので、上記の材料で被覆された光ファイバを実
用に供するためには、温度40℃以上、相対湿度80%
以上で72時間以上エイジング処理するか、温度80℃
以上、相対湿度30%以上で24時間以上エイジング処
理し、その後温度100℃以上で24時間以上乾燥処理
処理すれば良いことが判明した。
届が無いので、上記の材料で被覆された光ファイバを実
用に供するためには、温度40℃以上、相対湿度80%
以上で72時間以上エイジング処理するか、温度80℃
以上、相対湿度30%以上で24時間以上エイジング処
理し、その後温度100℃以上で24時間以上乾燥処理
処理すれば良いことが判明した。
さらに、この実施例1では光ファイバにエイノング処理
等を施す際に、伸び率でO,1%の歪みを与えたが、こ
の程度の歪みは先ファイバの機械的強度に同等問題を与
えないことが判明した。この0.1%の歪みは、光ファ
イバがボビン等に巻かれる時の張力(約50g)にほぼ
相当するので、上記エイジング処理等は光ファイバをボ
ビンに巻き取った状態で実施できることが確認できた。
等を施す際に、伸び率でO,1%の歪みを与えたが、こ
の程度の歪みは先ファイバの機械的強度に同等問題を与
えないことが判明した。この0.1%の歪みは、光ファ
イバがボビン等に巻かれる時の張力(約50g)にほぼ
相当するので、上記エイジング処理等は光ファイバをボ
ビンに巻き取った状態で実施できることが確認できた。
実施例2
シランカップリング剤としてγ−アミツブ0ピルトリニ
ドキシンランを用い、他は実施例1と同様にして光ファ
イバを作成した。エイジング処理、乾燥処理の条件は第
2表に示す。
ドキシンランを用い、他は実施例1と同様にして光ファ
イバを作成した。エイジング処理、乾燥処理の条件は第
2表に示す。
第2表の結果から、シランカップリング剤としてγ−ア
ミノプロピルトリエトキシシランを用いた場合も、エイ
ジング処理、乾燥処理を施すことによって光ファイバの
機械的信頼性を向上できることが判明した。
ミノプロピルトリエトキシシランを用いた場合も、エイ
ジング処理、乾燥処理を施すことによって光ファイバの
機械的信頼性を向上できることが判明した。
また、第1表の結果と比較すると、プランカップリング
剤が異なると同一の条件で処理しても先ファイバの疲労
指数nは異なり、エイジング処理、乾燥処理するには、
シランカップリング剤の種類に応じてそれぞれ最適な処
理条件が有ることが判明した。
剤が異なると同一の条件で処理しても先ファイバの疲労
指数nは異なり、エイジング処理、乾燥処理するには、
シランカップリング剤の種類に応じてそれぞれ最適な処
理条件が有ることが判明した。
なお、光ファイバの被覆径や被覆材料の種類によってら
各々に適当な処理条件があり、各光ファイバの構造に応
じて適正条件を決定する必要があると思われる。
各々に適当な処理条件があり、各光ファイバの構造に応
じて適正条件を決定する必要があると思われる。
「発明の効果」
以上説明したように、本発明の光ファイバの製造方法は
、シランカップリング剤が添加された樹脂材料で一次被
覆された光ファイバを、多湿雰囲気下で加熱処理し、つ
いで乾燥処理する方法なので、添加されたシランカップ
リング剤の反応が完全に完結して光ファイバの裸線表面
と一次被覆層とはシロキサン結合で強固接合される。そ
して、光ファイバ裸線の表面は乾燥した状態となるので
、これにより裸線表面の微少欠陥の成長は防止され、光
ファイバの強度劣化を防止できる。
、シランカップリング剤が添加された樹脂材料で一次被
覆された光ファイバを、多湿雰囲気下で加熱処理し、つ
いで乾燥処理する方法なので、添加されたシランカップ
リング剤の反応が完全に完結して光ファイバの裸線表面
と一次被覆層とはシロキサン結合で強固接合される。そ
して、光ファイバ裸線の表面は乾燥した状態となるので
、これにより裸線表面の微少欠陥の成長は防止され、光
ファイバの強度劣化を防止できる。
従って、本発明の製造方法によれば、光ファイバ裸線と
被覆層とが強固に接着し、かつ長期信頼性に優れた光フ
ァイバを製造することできる。
被覆層とが強固に接着し、かつ長期信頼性に優れた光フ
ァイバを製造することできる。
第1図は従来の光ファイバの製造方法の問題点を示ず破
断時間−印加応力のグラフである。
断時間−印加応力のグラフである。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 シランカップリング剤が添加された樹脂材料によって一
次被覆層が形成された光ファイバを製造するに際して、 光ファイバ裸線に一次被覆層を形成した後に、多湿雰囲
気下で加熱処理し、ついで乾燥処理することを特徴とす
る光ファイバの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61154714A JPS6311550A (ja) | 1986-07-01 | 1986-07-01 | 光フアイバの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61154714A JPS6311550A (ja) | 1986-07-01 | 1986-07-01 | 光フアイバの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6311550A true JPS6311550A (ja) | 1988-01-19 |
Family
ID=15590356
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61154714A Pending JPS6311550A (ja) | 1986-07-01 | 1986-07-01 | 光フアイバの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6311550A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5201247A (en) * | 1988-01-14 | 1993-04-13 | Mannesmann Aktiengesellschaft | Assembled shaft and process for production thereof |
JP2013019984A (ja) * | 2011-07-08 | 2013-01-31 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 光ファイバの製造方法 |
JP2013018668A (ja) * | 2011-07-08 | 2013-01-31 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 光ファイバの製造方法 |
US9169156B2 (en) | 2013-04-10 | 2015-10-27 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | Optical fiber and method for manufacturing the same |
JP2018052762A (ja) * | 2016-09-27 | 2018-04-05 | 古河電気工業株式会社 | 光ファイバ用被覆材料、被覆光ファイバ、及び被覆光ファイバの製造方法 |
-
1986
- 1986-07-01 JP JP61154714A patent/JPS6311550A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5201247A (en) * | 1988-01-14 | 1993-04-13 | Mannesmann Aktiengesellschaft | Assembled shaft and process for production thereof |
JP2013019984A (ja) * | 2011-07-08 | 2013-01-31 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 光ファイバの製造方法 |
JP2013018668A (ja) * | 2011-07-08 | 2013-01-31 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 光ファイバの製造方法 |
US9169156B2 (en) | 2013-04-10 | 2015-10-27 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | Optical fiber and method for manufacturing the same |
JP2018052762A (ja) * | 2016-09-27 | 2018-04-05 | 古河電気工業株式会社 | 光ファイバ用被覆材料、被覆光ファイバ、及び被覆光ファイバの製造方法 |
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