JPS6311416Y2 - - Google Patents

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JPS6311416Y2
JPS6311416Y2 JP10938883U JP10938883U JPS6311416Y2 JP S6311416 Y2 JPS6311416 Y2 JP S6311416Y2 JP 10938883 U JP10938883 U JP 10938883U JP 10938883 U JP10938883 U JP 10938883U JP S6311416 Y2 JPS6311416 Y2 JP S6311416Y2
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JP
Japan
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belt
bracket
pulley
tension
hydraulic cylinder
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Application number
JP10938883U
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JPS6018355U (ja
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  • Devices For Conveying Motion By Means Of Endless Flexible Members (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は車両用エンジンのフアンベルト等のベ
ルトを張る作業を簡便に行なうことができるベル
ト張り工具に関するものである。
(従来技術) 自動車エンジンのフアンベルトあるいはオルタ
ネータベルトを取り付ける作業は人手作業で、テ
コ式ベルト張り棒を用いオルタネータプーリーを
支点としてクランクプーリーに一端部をかけて他
端部を手で持ち、手に持つたテコ式張り棒の端部
を下側に押し、ベルトを張りながらボルト締めし
てクランクプーリーを固定する方法で行なわれて
いた。このような方法では張力を常に一定にする
ことが難しく、又、作業性や安全性も低いことか
ら、なんらかの機械化が望まれていた。
(考案の目的) 本考案は上記要望に答えるためのもので、油圧
装置を備えた簡単な構造を持ち、ワンタツチで容
易に一定張力のベルト張りができるベルト張り工
具を提供するものである。
(考案の構成) 本考案の特徴は、可動ブラケツトを摺動可能に
支持したフレーム本体の一端に固定ブラケツトを
設け、他端に前記固定ブラケツト側にシリンダロ
ツドを向けた油圧シリンダを取り付け、前記シリ
ンダロツドの先端に前記可動ブラケツトを取り付
け、さらに前記固定ブラケツトと前記可動ブラケ
ツトとのそれぞれにベルトが巻回されたプーリに
押当自在で、かつ該プーリの形状にならつて形成
されるとともに、前記油圧シリンダによつて制御
された一定の押当力で前記プーリに押当する凹面
を設けたことである。
(作用) 本考案は上記構成により、2つのプーリーの間
を固定ブラケツトと可動ブラケツトを掛止させ、
油圧シリンダを作動させて可動ブラケツトを移動
させることによりベルトを張り、必要なベルト張
力を与えることができるようになる。さらに、油
圧の設定値を一定にすることにより常に一定のベ
ルト張力を与えることができ、作業者による張力
差をなくすことができるようになる。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を図により説明する。
第1図、第2図に示すように、ベルト張り工具
1は角柱の一端から軸方向に切り込んで溝2aを
設けたフレーム本体2と、フレーム本体2の溝2
aを設けていない方の端部に設けた固定ブラケツ
ト3と、フレーム本体2の溝2aを設けた方の端
面にシリンダロツド5を溝2aの中に入れるよう
にして取り付けた油圧シリンダ4と、油圧シリン
ダ4のシリンダロツド5の先端に取り付け、溝2
aを案内として摺動可能に嵌め込まれた可動ブラ
ケツトになるベルト張りブラケツト6と、油圧シ
リンダ4のシリンダロツド5が出ていない方の端
部に取り付けた取手7とにより構成される。
フレーム本体2に設けた溝2aの内面で軸方向
に延び相対向する2面2b,2cには、ベルト張
りブラケツト6の摺動方向の案内となるリブ8,
9を設ける。フレーム本体2に対して固定ブラケ
ツト3とベルト張りブラケツト6を同一面側にベ
ルト車当接部3a,6aを設ける。固定ブラケツ
ト3のベルト車当接部3aにはクランクプーリー
10の外周と同じ曲率半径を持つ凹面を形成さ
せ、ベルト張りブラケツト6のベルト車当接部6
aにはオルタネータプーリー11の外周と同じ曲
率半径を持つ凹面を形成させて、このベルト張り
工具1をクランクプーリー10とオルタネータプ
ーリー11との間に掛止させた時に掛止状態を安
定させるようにする。ベルト張りブラケツト6
は、ベルト車当接部6aをフレーム本体2の軸方
向に摺動させる摺動部材6bと一体に設け、摺動
部材6bの油圧シリンダ側端面からシリンダロツ
ド5の先端を挿入し、ベルト車当接部6aに対し
て反対側に位置する面に設けた雌ネジ部にボルト
12を螺合してシリンダロツド5が抜けないよう
に固定することにより、シリンダロツド5の伸縮
に従つて移動できるようにする。
油圧シリンダ4の端部に取り付けた取手7に
は、取手7を握り締めた時に指が掛る位置に油圧
シリンダ4の操作スイツチ13を取り付ける。ま
た取手7の頂部にはベルト張り工具1を吊り下げ
る時に用いる吊り用フツク14を設ける。
油圧シリンダ4を作動させる油圧回路は、第3
図に示すように、油圧シリンダ4に配管15を介
して電磁切替弁16を接続し、電磁切替弁16は
圧油供給側に逆止弁17を介して油ポンプ18に
接続し、圧油排出側では配管15を油タンク19
に接続して油を戻せるようにしておく。供給圧の
モニターは電磁切替弁16と逆止弁17との間に
圧力計20を備えることにより行なう。油ポンプ
18の入口部にはフイルタ21を設け、油の吸込
時にごみ等を吸い込まないようにさせる。
このようなベルト張り工具1を用いるには、第
4図に示すように、まず固定ブラケツト3のベル
ト張り当接部3aをクランクプーリー10に当接
させ、次に溝2aの奥の方(固定ブラケツト側)
へ位置しているベルト張りブラケツト6のベルト
車当接部6aをオルタネータプーリー11に向
け、操作スイツチ13をONにしてシリンダロツ
ド5を短縮させ、ベルト車当接部6aをオルタネ
ータプーリー11に当接させる。手き続きベルト
張りを行なう場合には操作スイツチ13をONの
ままにし、ベルト張りブラケツト6を油圧シリン
ダ側に移動させて、オルタネータプーリー11を
押圧してベルト22を張る。ベルト22が必要な
強さに張られた時には、オルタネータ固定用のボ
ルト(図示せず)を締め付けてオルタネータの位
置を固定し、操作スイツチ13をOFFにする。
ベルト張りブラケツト6が溝2aの奥の方へ戻り
オルタネータプーリー11から離れるようになつ
てからベルト張り工具1を外す。
このようにして上記実施例では、ベルト張り作
業を機械化することができるようになる。このた
め体力の差異によるベルト22の張り具合の異な
る状態をなくすことができるばかりでなく、ベル
ト張り工具1が小型、軽量で操作が容易なため、
誰でも確実に操作でき安全かつ能率的にベルト張
りができるようになる。この装置は簡単なもので
あるため製作容易であり安価である。自動車用エ
ンジンばかりでなく一般の工作機械にも適用可能
である。さらに油圧ジヤツキを応用すればエンジ
ンを車両に取り付けてからも利用できるものが製
作できる。
(考案の効果) 以上のようなベルト張り工具では、作業の機械
化が進み、一定張力のベルト張りが簡便にできる
ようになる。装置が小型、軽量の簡単なものであ
るため、誰でも簡単に操作でき、ベルト張り作業
の能率が大幅に向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案によるベルト張り工具の側面
図、第2図は本考案によるベルト張り工具の平面
図、第3図は油圧シリンダを作動させる油圧回路
図、第4図は本考案による装置を用いたベルト張
り作業の説明図である。 1……ベルト張り工具、2……フレーム本体、
3……固定ブラケツト、4……油圧シリンダ、5
……シリンダロツド、6……ベルト張りブラケツ
ト(可動ブラケツト)、7……取手、10……ク
ランクプーリー、11……オルタネータプーリ
ー、13……操作スイツチ、14……吊り用フツ
ク、22……ベルト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 可動ブラケツトを摺動可能に支持したフレーム
    本体の一端に固定ブラケツトを設け、他端に前記
    固定ブラケツト側にシリンダロツドを向けた油圧
    シリンダを取り付け、前記シリンダロツドの先端
    に前記可動ブラケツトを取り付け、さらに前記固
    定ブラケツトと前記可動ブラケツトとのそれぞれ
    にベルトが巻回されたプーリに押当自在で、かつ
    該プーリの形状にならつて形成されるとともに、
    前記油圧シリンダによつて制御された一定の押当
    力で前記プーリに押当する凹面を設けたことを特
    徴とするベルト張り工具。
JP10938883U 1983-07-14 1983-07-14 ベルト張り工具 Granted JPS6018355U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10938883U JPS6018355U (ja) 1983-07-14 1983-07-14 ベルト張り工具

Applications Claiming Priority (1)

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JP10938883U JPS6018355U (ja) 1983-07-14 1983-07-14 ベルト張り工具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6018355U JPS6018355U (ja) 1985-02-07
JPS6311416Y2 true JPS6311416Y2 (ja) 1988-04-04

Family

ID=30254835

Family Applications (1)

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JP10938883U Granted JPS6018355U (ja) 1983-07-14 1983-07-14 ベルト張り工具

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JP (1) JPS6018355U (ja)

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JPS6018355U (ja) 1985-02-07

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