JPS63111504A - 離散時間制御装置 - Google Patents

離散時間制御装置

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JPS63111504A
JPS63111504A JP25763986A JP25763986A JPS63111504A JP S63111504 A JPS63111504 A JP S63111504A JP 25763986 A JP25763986 A JP 25763986A JP 25763986 A JP25763986 A JP 25763986A JP S63111504 A JPS63111504 A JP S63111504A
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JP
Japan
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time
control
sampling
discrete
continuous
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JP25763986A
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English (en)
Inventor
Kazuhiko Osaki
和彦 大崎
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Omron Corp
Original Assignee
Omron Tateisi Electronics Co
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 以下の順序で本発明を説明する。
発明の分野 発明の概要 従来技術とその問題点 技術的課題 発明の構成と効果 実施例の説明 実施例の全体構成(第1図) ASC機能ブロック(第1図、第2図。
第3図) 定常状態制御機能ブロック(第4図。
第6図) 制御機能切換機構(第5図) 〔発明の分野〕 本発明は連続時間制御対象に対する離散時間制御装置に
関し、特に離散時間型オンオフ適応制御機能と連続操作
量サンプリング制御機能とを有する離散時間制御装置に
関するものである。
〔発明の概要〕
本発明は連続時間制御対象を制御する制御装置であって
、過渡状態においてはその制御量を第一のサンプリング
時間毎に検知し、その対象に対して二値スイッチングに
よる操作を第1のサンプリング間隔毎に行うと共に、過
去の制御量、操作量に基づいて制御対象のモデルのパラ
メータを推定し、将来の数ステップにわたる操作量をそ
のモデルに与えたときにその応答として予測される制御
量シーケンスを推定し、最適の制御量となるように連続
時間制御対象を制御する離散時間型適応オンオフ制御機
能を用い、定常状態においては過渡状態の制御時に得ら
れた制御対象のモデルよりパラメータを算出して第1の
サンプリング時間より短い第2のサンプリング時間で連
続操作量サンプリング制御によって制御対象を制御する
ようにしたものである。
〔従来技術とその問題点〕
(従来技術) プラスティック加工・工業炉・化学プラント等のプロセ
ス制御にはPID制御装置が広く用いられている。この
ような制御装置を用いて制御対象を正しく制御するには
PIDパラメータを正しく設定する必要があるが、PI
Dパラメータのチューニングは現場のオペレータの経験
によるところが大きく、制御対象の特性が太き(変化し
たときにはこのパラメータを適切に設定することが困難
であった。そこで従来よりステップ応答法や限界感度法
を用いたオートチューニングPID制御装置が提案され
ているが、チューニングのためにあらかじめ制御対象を
立上げ動作させる必要があり、立上り時や設定値変更の
応答性と定常状態の安定性とを両立させることは困難で
あった。
一方連続■の制御対象に対して安価で堅牢な2値スイツ
チングアクチユエータを用いるという要請から、離散時
間型オンオフ・スイッチング適応制御装置(アダプティ
ブスイッチングコントロール二以下ASCという)が提
案されている(特開昭60−41101号)。このAS
Cは温度制御等の比較的時定数の大きい制御対象に対し
て、従来のPIDコントローラに比べて立上り特性や外
乱に対する整定性において極めて優れていることが知ら
れている。
(発明が解決しようとする問題点) しかしこの適応制御装置は操作量が常にオンオフの二値
であり、しかも大量の演算が必要であるためサンプリン
グ周期をあまり短時間とすることができない。従って定
常状態では一般の連続操作量によるサンプリング制御装
置に比べて制御量の変動が大きくなることがあるという
問題点があった。
〔技術的課題〕
本発明は連続時間制御対象に対する制御装置であって、
ASC制御機能を用いて立上り時や設定値変更の応答性
を向上させ、しかも定常状態においてASC制御時のサ
ンプリング時間より短いサンプリング時間で制御するこ
とによって安定性を改善すると共に、その制御パラメー
タをオートチューニングによって自動的に決定すること
ができるようにすることを技術的課題とする。
〔発明の構成と効果〕
(問題点を解決するための手段) 本発明は連続時間制御対象を制御する離散時間制御装置
であって、第1図に示すように、連続時間制御対象の制
御量を第1のサンプリング時間及び第1のサンプリング
時間より短い第2のサンプリング時間のいずれかのサン
プリング間隔毎に検知するサンプリング検知手段と、連
続時間制御対象に対する第1及び第2のいずれかのサン
プリング間隔毎の操作を二値のスイッチングによる操作
と連続操作とに選択的に切換えて操作する操作手段と、
過渡状態制御において連続時間制御対象の離散時間型モ
デルを用い、該モデルを制御対象に適応させるためモデ
ルのパラメータを二値スイッチングを行う操作手段への
操作量とサンプリング検知手段より検知された制御量と
に基づいて第1のサンプリング間隔毎に推定、更新し、
いくつかの第1のサンプリング間隔に渡って取り得る可
能な操作量シーケンスが離散時間型モデルに与えられた
ときにその応答として予測される複数の第1のサンプリ
ング間隔に渡る予測された複数の制御量シーケンスを選
択して操作手段の二値スイッチング操作量を決定する離
散時間型適応オンオフ制御手段と、定常状態制御におい
て離散時間型適応オンオフ制御手段によって推定された
離散時間型モデルに基づいて第2のサンプリング時間に
対するパラメータを算出して第2のサンプリング周期で
連続時間制御対象に対する連続操作制御を行う連続操作
量サンプリング制御手段と、目標の設定値と現在の制御
量とによって過渡状態と定常状態とを判別し、離散時間
型適応オンオフ制御手段と連続操作量サンプリング制御
手段とを選択的に切換えると共に、サンプリング検知手
段のサンプリング時間を第1及び第2のいずれかのサン
プリング時間に切換える切換手段と、を具備することを
特徴とするものである。
(作用) このような特徴を有する本発明によれば、システムの立
上げ時や設定値変更等の過渡状態においては適応オンオ
フ制御機能を用いて応答が早くオーバーシュートの少な
い制御特性を実現している。
又制御量が設定値近傍に達すると過渡状態制御から定常
状態制御に自動的に切換え、適応オンオフ制御機能によ
って推定された制御対象の離散時間型モデルによってそ
のパラメータを決定してオートチューニングを行い、連
続操作量のサンプリング制御を適応オンオフ制御より短
い第2のサンプリング周期で行うようにしている。
(発明の効果) このため本発明によれば、立上げ時や設定値の変更が行
われた際の過渡状態制御ではサンプリング周期の長い適
応オンオフ制御ができるので未来の制御量シーケンスの
予測を延ばすことができ、応答性が向上しオーバーシュ
ートが少ない優れた特性で制御することができる。又定
常状態においても短いサンプリング時間で連続操作量を
制御することができるので、変動が少なく安定して制御
対象を制御することができる。更に離散時間型モデルに
よって連続操作量サンプリング制御のパラメータが決定
されるので、パラメータのチューニングを行う必要がな
くチューニングのためにあらかじめ制御対象を動作させ
るといった必要がなくなり、使い易い制御装置とするこ
とが可能である。
〔実施例の説明〕
(実施例の全体構成) 第1図は本発明による離散時間制御装置の概念的構造を
示すブロック図である。本図に示すようにこの離散時間
制御装置はASC制御機能と定常状態の制御機能を有し
ている。即ち制御対象1には入力信号のホールド機能を
有する操作手段2が設けられる。制御対象1を例えばプ
ラスティック加工対象とすると操作手段2は例えば加熱
手段であり、与えられる信号によってオンオフの二値ス
イッチングアクチュエータ又は連続操作量の操作手段と
して動作する。制御対象1の制御量、例えば温度は加え
合わせ点3より外乱が加わった状態でサンプリング検知
手段4によって検知され、第1のサンプリング周期又は
それより短い第2のサンプリング周期でサンプリングさ
れて切換スイッチ5及び切換手段である制御機能切換機
構6に与えられる。切換スイッチ5は制御対象1より計
測された制御量をASC機能ブロック7又は定常状態制
御機能ブロック8に選択的に与えるスイッチである。又
端子9には制御対象1に対する設定値が与えられており
、設定値は制御機能切換機構6及びスイッチ10に与え
られる。ASC機能ブロック7はサンプリング検知手段
4よりスイッチ5を介して第1のサンプリング周期毎に
制御量が与えられ、又スイッチ10より設定値が与えら
れ、制御対象1に対して二値スイッチング操作を第1の
サンプリング間隔毎に行う離散時間型適応オンオフ制御
手段である。ASC機能ブロック7は過渡状態における
制御に用いられ、最適操作量のシーケンスがスイッチ1
1に出力される。又定常状態制御機能ブロック8にはス
イッチ5及び10を介して設定値及び制御対象1の第2
のサンプリング周期での計測値が与えられ、更に後述す
るようにASC機能ブロック7により推定された離散時
間型モデルのパラメータが与えられる。定常状態制御機
能ブロック8は第2のサンプリング周期で制御対象1を
連続操作量サンプリング制御する連続操作量サンプリン
グ制御手段であって、その出力はスイッチ11に与えら
れる。制御機能切換機構6はスイッチ5.10とスイッ
チ11とを同時に切換えることによってこれらの出力を
択一的に操作手段2に与え、同時にスイッチ12によっ
て操作手段2に保持されている操作量シーケンスをAS
C機能ブロック7に与える。又サンプリング検知手段4
に切換信号を与えて過渡状態と定常状態とによって夫々
第1.第2のサンプリング時間に切換えるようにしてい
る。制御機能切換機構6は設定値と計測部4より得られ
る制−御量に基づいて過渡状態と定常状態を判別し、A
SC機能ブロック7及び定常制’+73機能ブロック8
を選択的に動作させるものである。
(ASC機能ブロック) 次にASC機能ブロック7について更に詳細に説明する
。過渡状態制御では制御対象1の温度等の制?1111
iFが第1のサンプリング間隔T+毎にサンプリング検
知手段4より取出される。ここでは制御対象1のパラメ
ータ推定のために等時間間隔T。
で測定された制御量Y (i)と実際の制御対象1に加
えられる操作量U (1)とが用いられる。そしてこれ
らの値Y (11、U (1)から、動作開始時点にお
ける操作量と制御量の平衡値Uo及びYoの直流成分を
減じて制御量と操作量を次式で表す。
)’ (1) = Y(1) −Y。
u (1) −U (1) −U o        
   −=−(1)ここでiは時間を離散的に表すため
のパラメータであうで、時間はサンプリング間隔TIを
用いてi −T、  (+=0.1.2・−・−・)で
表される。これらの操作fJ u (1)と制御1i 
)l (11がパラメータ推定ブロック21において用
いられ、制御対象の離散時間型モデル22が決定される
。この離散時間型モデル22は次式で与えられる。
ここでGは制御対象の伝達関数であり、A(z−’)及
びB (z−’)は夫々次式で与えられる。ここで′は
推定された値であることを表している。
A(2−’)= 1 +S、 ・Z−’+ −・・−−
−+a、−1−”B(z−’)=   b、−z−’+
−−−−+bll−2−n・・・−・(3) 定ブロック21により推定されるべきパラメータである
。離散時間型モデルの次元nは制御されるべき制御対象
により適宜選択される。
この伝達関数を用いてi番目のサンプリング時点での制
?l1yfl)と操作量u (i)とは次式で示される
Y (1) = G fz) −u (1)     
      −−(4)これらのパラメータai+  
bi及び操作’11 ut +制御flyiはベクトル
の形で次のように記述される。記号−はベクトルである
ことを表している。
パラメータ・ベクトル = car−−−−−−afi  lbl”−””bJ
”  −−=−(5)信号ベクトル 玉(11=(−y (i−1)−・−・−・−y(i−
n)l u (i −1) −−−−−u (i −n
))T−−−−−−(6)次にこのパラメータ推定法に
ついて説明する。
パラメータの推定は例えば逐次最小2乗推定法によって
行われ、損失関数のいわゆる方程式残差e(11を最小
にすることにより実現される。
e (1)= y (i) −x’ (1) ・11 
(i−1)    −=−(71パラメータ・ベクトル
Lの逐次推定は、補正項即ち方程式残差e (1)と補
正ベクトルjh(1)との積を1つ前のパラメータ・ベ
クトル/7(il)に加えることにより実行される。即
ち逐次推定方程式は次式で与えられる。
補正ベクトル1(llはスカシ(第(10)式)とパラ
メータ残差の正規化された共分散行列(第(11)式)
とを含む。
;0くρ≦1   ・−−−−−−QOI旦(11= 
(±−JL(1)・工” (1))・旦(i  1)/
ρ−・・・−・(11) (±=単位行列) 第(10)式及び(11)式の適応係数ρはデータの重
みを表すものであり、このρによって過去の測定値より
も現在のデータの方が大きく評価される。ρ〈1のよう
にρを選択するとパラメータがより大幅に変更される。
このようにしてパラメータ変更の余裕がより大きくなり
、時間的に変化する制御対象への追従がより容易になる
このパラメータ推定の一般的な記述は次の文献(1)に
示されている。
Astr;m / Eykhoff rシステム同定法
」−実測System  Identificatio
n −A  5urvey ) JAutomatic
a 、 Vol、7+ pp、 123−162.Pe
rgamonP ress、 1971  及びV、5
trejc  r最小2乗パラメータ推定法(Leas
t  5quares  ParameterEsti
mation ) J Automatica 、  
Vol、16 + I)l)。
535−550.  P ergamon P res
s、 1980゜このようにして得られた離散時間型モ
デル22は次の予測オンオフ・スイッチング制御におい
て次のサンプリング間隔で制御対象1に与えるオンオフ
操作量を決定するために使用される。過渡状態制御では
離散時間型モデル22が将来の複数のサンプリングステ
ップに渡って最適の過渡特性を与える二値操作量レベル
の切換時点が算出される。
第2図(a)は連続時間制御における過渡状態の制御量
の変化を示すグラフ、第2図(b)は離散時間型制御に
おける過渡状態の制御を示すグラフである。
第2図(alにおいて時刻t0に目標値カー、から−2
に変更されたものとすると、制御量y (t)は時間の
経過と共に新しい目標値−2に近づいていく。そして時
刻t0より後の時点t2において制御量y2が次式%式
%(12) となるような操作量レベルの最適の切換時点1.が存在
する。そして時刻tlに操作量を切換えれば新しい目標
値w2に早くオーバーシュートなく最適の過渡特性で変
化させることができる。
離散時間制御においても第1のサンプリング時間T、が
十分小さければ時間t+  toは時間(11−io)
T+で近似することができるので、この特性を実現する
ことができる。第2図(blにおいて一点鎖線は時刻(
il−2)から始まる予測時間内において次のサンプリ
ング間隔後に反対レベルに切換えられる操作量u (1
)とそれに対応する制′affiy(i)を示している
。又実線は時刻(il−1)から始まる予測時間内の操
作量及び制御量の予測値を示している。過渡状態の制御
は予測された未来の制御量y(ト))が新しい目標値1
に到達するまでの制御であるから、予測のためには制御
量の極値点y、Xの位置を決定するだけで充分である。
過渡状態のあるサンプリング時点iにおいて操作量シー
ケンス発生器23による1個の予測ステップの二値操作
量シーケンスとして 目標値変化(ivz  w+)が正の場合IJ (i 
+1) = (u、、X、 u、i、l、 −−−um
iJ”−・・・・−(14) 目標値変化(Hz  t++)が負の場合旦(1+1)
 = (u nt、、、u m□、 −−−−−−−u
 、、 x) ”−・−(15) の操作量シーケンスを発生したものとすると、予測機構
ブロック24による予測制御量シーケンスが次式のよう
に予測される。
y(++1)=(y(++2)、  −・・・−y (
i + r + 1) )  −−−−−−−(16)
評価機構25はこうして得られた予測剤′411!シー
ケンスの極値点の位置によって次のサンプリング時点に
おける操作量U(++1)を切換えるかどうかを決定す
る。例えば第3図に示すように目標値変化が正の場合、
前回のサンプリング間隔で予測された制′4Bffiシ
ーケンスを一点鎖線で示し、実線は(14)式に基づい
て今回予測された二種類の制御量ジ−ケンスミ、bを夫
々示している。予測制御量シーケンスaのように極値点
y、Xでの目標値偏差)’a(=Wz−yex)が前回
のサンプリング間隔で予測された目標値偏差y、。より
小さく正の値を持つ場合CYa>Va。、yd>O)に
は(14)式の操作量シーケンスは最適と考えられ、操
作量y(++1)はU□8に保持される。又予測側?1
1iシーケンスbのように極値点で目標値偏差ydの符
号が変わった場合には、次のサンプリング間隔のための
操作量が切換えられる。更に第3図の曲線c、dに示す
ように真の極値が存在しない場合には予測ステップの最
終端の値を極値と扱うことによって同様の処理を行う。
このように予測制御量シーケンスの極値点における偏差
が譬、く−2のとき最小の正数、町〉讐2のとき最大の
負数をとるときにその制御量シーケンスを最適と見なし
て過渡状態での離散時間制御を行う。続いて最適操作量
シーケンス選択ブロック26はこうした評価機構の評価
に応じて操作量シーケンス発生器23により発生した操
作量を選択し、切換スイッチ11に与えるものである。
(定常状態制御機能) 前述したASC機能ブロック7による過渡状態制御では
、パラメータ推定ブロック21で得られた制御対象1の
離散時間型モデルは第(2)式に示すようにz領域のパ
ルス伝達関数G (Zlで表されている。定常状態制御
機能ブロック8では文献(2)(長用和孝著、「オート
チューニングPIDコントローラJ 、 1983年9
月、 Co11putrol、No、3.125/12
9゜コロナ社)及びこの文献(2)で引用されている参
考文献(3)(重数:パルス伝達関数からs領域の低周
波特性導出方式の検討、第20回5ICE学術講演会、
昭和56年)に示されているように、パルス伝達関数G
 (Z)を次式のような連続時間のs領域伝達関数G 
(S)に変換して連続時間型モデル31を得る。
そして式(21,(3)にz =exp(T、s)を代
入しサンプラ・0次ホールダの要素を考慮し、指数部を
マクロ−リン展開して係数を比較すると次のような結果
が得られる。
G o =H。
CI ”’ Hl  (T I / 2 ) G 0G
z=Hz  (TI/2)Cz  (TI”/6)C;
G:1=H3−(TI/2)G2−(TI”/6)Gl
−(T 、 ’/24) G。
一−−−−・−(18) ここに Ho =A o / B 。
H+=(A+  HoBυ/B(I Hz = (A z  Ho B z  H+ B +
 )  / B 。
H!=(A3  HoBz  HIBI!  H2B+
)/BO〜・・〜・・(19) A0=1+Σa。
A+=   ’r’+Σ Jaj A z ” (T + ”/ 2 )ΣJ”ajA3=
−(TI3/6)Σj3aj Bo=ΣbJ B+=  ’r’+Σjl)j B、=(T、”/2)ΣJ ”bj B s =  (T + ’/ 6 )ΣJ ”bj・
−・・−(20) 次にI−PDパラメータ決定機構32ではS領域伝達関
数G(S)で示される連続時間型モデル31を用いてI
−PDパラメータを決定する。これは文献(4)(北森
俊行著、「制御対象の部分的知識に基づくサンプリング
値制御系の設計法」、計測自動制御学会論文集、 15
−5,695/700.1979年)に示されている。
さてI−PD制御系は第4図に示すようなブロック線図
で示される。ここでブロック40は継続補償で定常位置
偏差をOとするサンプリング値積分動作ブロックであり
、次式で示される。
k申/Δ                     
    ・−・凹(21)又ブロック41は次式で示さ
れるフィードバック補償で安定性と連応性を達成するサ
ンプリング値PD動作補償要素である。
fo” + fo”Δ+−−−−−         
 −−−−−−(22)更にブロック42は0次ホール
ド回路であり、ブロック43は連続時間制御対象である
。このI−PD制御系のパラメータをs Off域伝達
関数G (S)に基づいて算出する。ここでΔは微分演
算子Sに対応する差分演算子であって、サンプリング時
間を過渡状態のASC制御での第1のサンプリング時間
T、より十分短い時間を定常状態制御でのサンプリング
時間T2として、 Δ= (1−z−’)/’rz        −−−
−(23)で示される。
分母系列表現で示された制御系の伝達関数は一般にσを
時間スケール係数とすれば、 Go(s)=□ α。+α1σS+α2σ2 s Z+α3σ3 s 3
 + 、−一・−(24) と表される。ここでこの制御系に好ましい応答波形を与
える係数列として (α0.α1.α2.α3.α4−−−−−−−−) 
 =  (1、1、0,5。
0.15.0.03.−−−−−−−)      −
−−m−・・(25)を用いる。そして式(21) 、
 (22)のパラメータを伝達関数の分母系列の低次の
方から制御装置の調整可能なパラメータの数が許す限り
高次の方までこれにあわせ、且つ時間スケール係数σを
できるだけ小さくする。式(21) 、 (22) に
サンプラ・0次ホールダの要素を考慮し、連続時間系に
近似してパラメータを求めると次式のようになる。
fo”=qo(ピ、σ) f 1 ” =q 1(ビ、σ) +(1/2) T 
zQo (ピ、σ)fz”=Qz(k”、σ)+TzQ
+(ビ、σ)+ (1/3) T 2”QO(ビ、σ)
fs”=Q:+(k”+σ) + (3/2) T 2
QZ (k“、σ)+ (11/12) T z”Q+
 (げ、σ)+ (1/4) T z’Qo (げ、σ
)−−−−一−・(26) ここに qj(k”+σ)=に申αJや、σJ◆’−c。
(j = O、L2−−・・−・・)       ・
−・・−(27)ここでIP動作を行うために式(26
)のf2” + f3′をゼロにして未定パラメータk
lを決めると、次のパラメータ決定公式を得る。
σ(α3σ2+T2α2σ+(1/3) Tg”)−−
−−−・・(28) fo””k“σ−G0 fど=に′″α2σ2+ (1/2) 72k ”σ+
 (−c+−(1/2)’rzGo)      −・
〜(29)ここにσは方程式 %式% の正の最小の根である。
そしてこうしてI−PDパラメータ決定機構32より決
定されたI−PDパラメータが■動作ブロック33及び
PD動作ブロック34に与えられる。■動作ブロック3
3には更に加え合わせ点35を介してサンプリング検知
手段4よりサンプリング計測値と設定値が与えられてお
り、PD動作ブロック34にはサンプリング計測値が与
えられている。そしてこれらの動作ブロック33.34
はこのパラメータに基づいて連続操作量のサンプリング
制御を行い、夫々の出力を加え合わせ点36より加え合
わせる。ここで示したI−PD制御機構はさらに詳細に
は前述のように第4図に示すブロック線図で記述される
。第4図のブロック線図より次式が成り立つ。
(k″1/Δ)E(z)−(fo” +L”Δ)Y (
Z)−Z U (Z)       ・−−−−−−(
31)ここにE (Z)は偏差e(1)の、Y(Zl、
 UfZlは夫々制御量y(11,操作量u (1)の
2変換である。これに式(23)を代入して差分方程式
を求めると、が得られる。これにより次回サンプリング
時点での操作1lu(i+1)を計算する。そして■動
作ブロック33及びPD動作ブロック34の出力を加え
合わせて切換スイッチ11に出力する。
(制御機能切換機構の動作) さてASC機能ブロック7を用いた過渡状態の制御と定
常状態制御機能ブロック8を用いた定常状態の制御とは
制御機能切換機構6によって切換えられ、切換スイッチ
5,10,11.12に与えられる信号がいずれかのブ
ロックの入出力として選択される。制御機能切換機構6
には設定値W(1)と制御量y(1)が与えられ、その
偏差ya(11と制御のフルレンジとを比較していずれ
かが選択される。偏差ya(1)は次式で示される。
Ya (i)= l y(1)−w(1) l第5図は
設定値を変更した際の制御量の時間的変化を示すグラフ
である。本図において時刻t3に動作を開始すると偏差
y、が制御のフルレンジより充分大きいので、まず時刻
t4まで切換スイッチ5.10.11を動作させて入出
力をASC機能ブロック7に切換える。その際サンプリ
ング検知手段4に切換信号を与えてサンプリング時間を
第1のサンプリング時間TIに設定する。そうすれば第
5図に示すようにASCによる過渡状態制御が実行され
る。そして制御量yiが上昇し前述した偏差y、が制御
のフルレンジの0.5%となった時刻t4には、制御機
能切換機構6により切換スイッチ5,10.11を動作
させてASC機能ブロック7への入出力を定常状態側?
II+機能ブロック8への人出力に切換え、サンプリン
グ時間を第2のサンプリング時間T2とする。同時にス
イッチ12をオフとし操作部2からのパラメータ推定機
構21への入力を停止する。このとき前述したようにA
SC制御機能ブロックの離散時間型モデル22に基づい
てI−PDパラメータ決定機構31よりI−PDパラメ
ータが決定され、時刻t4以後I−PD制御が実行され
る。そして時刻t、に設定値−3から−、にが切換わっ
た場合には、同様して過渡状態でASC制御が実行され
、時刻t、以後再びI−PD制御が実行される。
尚本実施例は定常状態制御機能ブロックとして!−PD
制御による連続操作量サンプリング制御を行っているが
、第6図に示すように定常状態制御機能ブロックとして
PID制御を行わせることも可能である。第6図のブロ
ック50はPID制御機能ブロックであり、ブロック5
1は0次ホールド回路、ブロック52は連続時間制御対
象である。PID制御方式は従属保障方式であるので目
標値変化に対する即応性があるが、極・零点相殺が起こ
り外乱の影響の制御効果が充分現れないことも多い。P
ID制御のパラメータは既に示した文献(4)の第13
3頁に示されているようにASC機能制御ブロックで算
出された離散時間型モデル22を用いてPIDパラメー
タを算出し、それに基づいてpz:+11?Bを行うよ
うに構成することも可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による離散時間制御装置の全体構成を示
す概略ブロック図、第2図は過渡状態において操作量を
一回切換えた場合に制御量が新しい目標値に近付く様子
を示す図であり、第2図(alは連続時間の場合、第2
図(b)はASC制御機能ブロック7による離散時間の
場合の図である。又第3図は予測制御量シーケンスとそ
の評価を表す図、第4図はI−PD制御の制御システム
を示すブロック線図、第5図は設定値と制御量の時間的
変化を示す制御状態の一例を示すグラフ、第6図はPI
DII御の制御システムを示すブロック線図である。 1−−−−−−一制御対象  2−m−−−・・操作手
段  4−・・・−サンプリング検知手段  5,10
.11・・・・・・・切換スイッチ  6・・−・−・
・制御機能切換機構(切換手段)7・−・−・・・AS
C機能ブロック(離散時間型適応オンオフ制御手段) 
  8−・・−定常状態制御機能ブロック(連続操作量
サンプリング制御手段)   12・・・−スイッチ 
 21・−・・・パラメータ推定機構22・・・・・・
・離散時間型モデル  23・−−−−一・操作量シー
ケンス発生器  24−−−−−−一子測機構  25
−・−・・・・評価機構  26・−・・・−・最適操
作量シーケンス選択ブロック  31−・・一連続時間
型モデル  32−・−・・I−PDパラメータ決定機
構  33−−−−−−−■動作ブロック  34−・
・−PD動作ブロック特許出願人   立石電機株式会
社 代理人 弁理士 岡本官喜(他1名) 第3図 io   i′T1     ;・T1÷Tp第4図

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)連続時間制御対象を制御する離散時間制御装置で
    あって、 前記連続時間制御対象の制御量を第1のサンプリング時
    間及び前記第1のサンプリング時間より短い第2のサン
    プリング時間のいずれかのサンプリング間隔毎に検知す
    るサンプリング検知手段と、前記連続時間制御対象に対
    する前記第1及び第2のいずれかのサンプリング間隔毎
    の操作を二値のスイッチングによる操作と連続操作とに
    選択的に切換えて操作する操作手段と、 過渡状態制御において前記連続時間制御対象の離散時間
    型モデルを用い、該モデルを制御対象に適応させるため
    モデルのパラメータを前記二値スイッチングを行う操作
    手段への操作量と前記サンプリング検知手段より検知さ
    れた制御量とに基づいて前記第1のサンプリング間隔毎
    に推定、更新し、いくつかの第1のサンプリング間隔に
    渡って取り得る可能な操作量シーケンスが前記離散時間
    型モデルに与えられたときにその応答として予測される
    複数の第1のサンプリング間隔に渡る予測された複数の
    制御量シーケンスを選択して前記操作手段の二値スイッ
    チング操作量を決定する離散時間型適応オンオフ制御手
    段と、 定常状態制御において前記離散時間型適応オンオフ制御
    手段によって推定された離散時間型モデルに基づいて第
    2のサンプリング時間に対するパラメータを算出して第
    2のサンプリング周期で前記連続時間制御対象に対する
    連続操作制御を行う連続操作量サンプリング制御手段と
    、 目標の設定値と現在の制御量とによって過渡状態と定常
    状態とを判別し、前記離散時間型適応オンオフ制御手段
    と前記連続操作量サンプリング制御手段とを選択的に切
    換えると共に、前記サンプリング検知手段のサンプリン
    グ時間を第1及び第2のいずれかのサンプリング時間に
    切換える切換手段と、を具備することを特徴とする離散
    時間制御装置。
  2. (2)前記連続操作量サンプリング制御手段は、I−P
    D制御手段であることを特徴とする特許請求の範囲第1
    項記載の離散時間制御装置。
  3. (3)前記連続操作量サンプリング制御手段は、PID
    制御手段であることを特徴とする特許請求の範囲第1項
    記載の離散時間制御装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1321836A1 (en) * 2001-11-30 2003-06-25 Omron Corporation Controller, temperature controller and heat processor using same
CN110780691A (zh) * 2018-07-31 2020-02-11 台湾积体电路制造股份有限公司 控制系统

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