JPS6310201A - 離散時間制御装置 - Google Patents

離散時間制御装置

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JPS6310201A
JPS6310201A JP15568986A JP15568986A JPS6310201A JP S6310201 A JPS6310201 A JP S6310201A JP 15568986 A JP15568986 A JP 15568986A JP 15568986 A JP15568986 A JP 15568986A JP S6310201 A JPS6310201 A JP S6310201A
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JP
Japan
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control
time
discrete
controlled
switching
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JP15568986A
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Norio Yoshikawa
典雄 吉川
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Omron Corp
Original Assignee
Omron Tateisi Electronics Co
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 以下の順序で本発明を説明する。
発明の分野 発明の概要 従来技術とその問題点 発明の目的 発明の構成と効果 実施例の説明 実施例の全体構成(第1図) 定常状態制御(第2図) 過渡状態制御(第3図、第4図) 本実施例の動作(第5図、第6図) 〔発明の分野〕 本発明は連続時間制御対象に対する離散時間制御装置に
関し、特に相異なる方向への制御量の変化に対応した2
つの二値スイッチング操作手段を切換えて制御するよう
にした離散時間制御装置に関するものである。
〔発明の概要〕
本発明は連続時間制御対象を制御する制御装置であって
、制御量を相異なる方向に変化させる2つの二値スイッ
チング操作手段を有し、制御量を所定のサンプリング時
間毎に検知し、II <8対象に対していずれかの二値
スイッチングによる操作をサンプリング間隔毎に行うと
共に、過去の制御量。
操作量に基づいて制御対象のモデルのパラメータを推定
し、将来の数ステップにわたる操作量をそのモデルに与
えたときにその応答として予測される制?11量シーケ
ンスを推定し、最適の制御量となるように連続時間制御
対象を制御する第1.第2の離散時間型オンオフ適応制
御手段を用い、目標値と現在の制御量及び操作量によっ
てそのいずれかのオンオフ適応制御手段を選択的に切換
えていずれかの二値スイッチング操作手段によって連続
時間制御対象を制御することによって、目標値に対して
の追従性を向上させるようにしたものである。
〔従来技術とその問題点〕
(従来技術) プラスティック加工・工業炉・化学プラント等のプロセ
ス制御にはPID制御装置が広く用いられている。この
ような制御装置を用いて制御対象を正しく制御するには
PIDパラメータを正しく設定する必要があるが、PI
Dパラメータのチューニングは現場のオペレータの経験
によるところが大きく、制御対象の特性が太き(変化し
たときにはこのパラメータを適切に設定することが困難
であった。そこで従来よりステップ応答法や限界感度法
を用いたオートチューニングPID制御装置が提案され
ているが、チューニングのためにあらかじめ制御対象を
立上げ動作させる必要があり、立上り時や設定値変更の
応答性と定常状態の安定性とを両立させることは困難で
あった。
一方連続量の制御対象に対して安価で堅牢な二値スイッ
チングアクチュエータを用いるという要請から、離散時
間型オンオフ・スイッチング適応制御装置(アダプティ
ブスイッチングコントロール:以下ASCという)が提
案されている(特開昭60−41101号)。このAS
Cは温度制御等の比較的時定数の大きい制御対象に対し
て、従来のPIDコントローラに比べて立上り特性や外
乱に対する整定性において極めて優れていることが知ら
れている。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながらこのような従来の離散時間型制御装置にお
いては、1つの二値スイッチングアクチュエータを用い
、その将来の操作量シーケンスに対する制御量シーケン
スを推定し最適の制御量となるように制御しており、制
御量の目標値が周囲の環境値の方向に切換えられたとき
には単にスイッチングアクチュエータを駆動しないよう
に制御しているため、応答が遅く最適の過渡特性を得る
ことができないという問題点があった。
〔発明の目的〕
本発明は連続時間制御対象に対する制御装置であって、
制御量の異なる方向に対して2種類の制御対象のモデル
を推定し、それに基づいていずれの方向に目標値が切換
えられても最適の過渡特性を得るようにすることを技術
的課題とする。
〔発明の構成と効果〕
(構成) 本発明は連続時間制御対象を制御する離散時間It+制
御装置であって、第1図及び第5.6図に示すように、
連続時間制御対象の制御量を所定のサンプリング間隔毎
に検知するサンプリング検知手段と、連続時間制御対象
に対して所定サンプリング間隔毎に制御量の夫々相異な
る方向への二値スイッチングによる操作を行う第1.第
2の操作手段を有するスイッチングアクチュエータと、
夫々連続時間制御対象の離散時間型モデルを用い、該モ
デルを制御対象に適応させるためモデルのパラメータを
スイッチングアクチュエータの夫々の操作手段への操作
量とサンプリング検知手段より検知された制御量とに基
づいてサンプリング間隔毎に推定、更新し、いくつかの
サンプリング間隔に渡って取り得る可能な操作量シーケ
ンスが各離散時間型モデルに与えられたときにその応答
として予測される複数のサンプリング間隔に渡る予測さ
れた複数の制御量シーケンスを選択して第1.第2の操
作手段に対する操作量を夫々決定する第1゜第2の離散
時間型適応オンオフ制御手段と、目標の設定値、現在の
制御量及び操作量とによって第1、第2の離散時間型適
応オンオフ制御手段を選択的に切換える切換手段と、を
具備することを特徴とするものである。
(作用) このような特徴を有する本発明では、制御対象の制御量
を所定のサンプリング間隔毎に検知し2つの離散時間型
適応オンオフ制御手段のいずれか一方を選択的に切換え
て第1.第2のいずれが一方の操作手段に対する操作量
を適応オンオフ制御している。そして一方の離散時間型
適応オンオフ制御手段によって過渡状態制御及び定常状
態制御を行い、目標値の変化に応じて他方の離散時間型
適応オンオフ制御手段を用いて過渡制御を行うようにし
ている。
(効果) そのため本発明では、いずれの方向に目標値が切換えら
れた場合にも最適の過渡特性によって制御対象を制御す
ることができる。又定常状態の制御ではいずれか一方の
離散時間型適応オンオフ制御手段を用いて離散時間制御
を行っているため、変動が少なく安定して制御対象を制
御することができる。
〔実施例の説明〕
(実施例の全体構成) 第1図は本発明による離散時間制御装置の概念的構造を
示すブロック図である。本図に示すようにこの離散時間
制御装置は2つのASC制御機能を有している。さて第
1図において制御対象lにアクチュエータ2によって操
作量が加えられる。
アクチュエータ2は制御対象lを加熱する加熱操作手段
2a及び冷却する冷却操作手段2bを有するものであり
、リレー等によってオンオフ制御される。制御対象1の
温度等の制御量が一定のサンプリング間隔T毎にセンサ
等のサンプリング手段3より取出される。サンプリング
手段3の出力は切換手段4及び切換スイッチ5に与えら
れる。切換スイッチ5はサンプリング手段3より得られ
る制御量を加熱操作手段2a及び冷却操作手段2bを夫
々適応制御する第1.第2のASC制御手段6及び7に
切換えて選択的に与えるものである。
切換手段4は制御対象1の制御量の目標値W(ト))と
第2ASC9Ji1手段7の操作量が与えられており、
その目標値とサンプリング手段3からの出力によって切
換スイッチ5.15とアクチュエータ2の操作手段を切
換えるものである。
第1.第2のAS(JIJ御手段6及び7は同一の構成
を有しているので以後第1のASC制御手段6について
説明する。離散時間型オンオフスイッチング適応制御は
パラメータ推定と予測スイッチングオンオフ制御とから
成り立っている。
ここではパラメータ推定のために等時間間隔Tで測定さ
れた制御量Y(k)と実際の制御対象1に加えられる操
作量U (k)とが用いられる。そしてこれらの値Y(
k)、 U(k)から、動作開始時点における操作量と
制御量の平衡値Uo(= 0 )及びYo(=Y(0)
)の直流成分を減じて制御量と操作量を次式で表す。
)’ (kl = Y (k) −Y 。
u (k) = U (k)−U o        
   −−−−−(1)ここでkは時間を離散的に表す
ためのパラメータであって、時間はサンプリング間隔T
を用いてk・T (k=o、1.2−・−−−−−)で
表される。これらの操作量u (klと制御量y(k)
がパラメータ推定ブロック8において用いられ、制御対
象の離散時間型モデル9が決定される。この離散時間型
モデルは次式で与えられる。
ここでGは制御対象の伝達関数、z−4は無駄時間で与
えられる。ここで゛は推定された値であるこ゛とを表し
ている。
−・・−・(3) ^               ^       ^
a 1 、 −−−−−−−、  a Fl −、1)
 1 、−−=−−−、byl カバ7 メータ推定ブ
ロック8により推定されるべきパラメータである。モデ
ルの次元n及び無駄時間d−Tのステップ数dは制御さ
れるべき制御対象により適宜選択される。
時間に−Tにおける離散時間型モデル9はパラメータa
i +  bi (1=1+  ”−−−−−−+  
n)及びU、(i = (k−n−d+ 1 ) 、 
−−−−−−、(k−d))及びyt(i = (k−
n+ 1 ) 、−−−−−−・、k)により完全に記
述される。第2図(a)は時間に−Tにおける離散時間
型モデル9を記述するための操作量uiと制御量y五と
を同一時間軸上に示したものである。これらのパラメー
タ’ai+bi及び操作1tui 、制御1y、はベク
トルの形で次のように記述される。記号−はベクトルで
あることを表している。
パラメータ・ベクトル = (al’−−−−−−−’a、II bI−・−−
−bn )T−−−−−−−(41信号ベクトル x (kl1) = (−y (k)−−−−−−−−
y (k−n+1))I u (k−d) −=−u 
(k−d−n+1))’−・−−−−(5) 次にこのパラメータ推定法について説明する。
パラメータの推定は例えば逐次最小2乗推定法によって
行われ、損失関数のいわゆる方程式残差e(k)を最小
にすることにより実現される。
e (kl= ’i (kl −x”(k) ・fl 
(k−1)     −・=−47)パラメータ・ベク
トルLの逐次推定は、補正項即ち方程式残差e (k)
と補正ベクトル1」)との積を1つ前のパラメータ・ベ
クトル0 (k−1)に加えることにより実行される。
即ち逐次推定方程式は次式で与えられる。
補正ベクトルi山)はスカシ(第(10)式)とパラメ
ータ残差の正規化された共分散行列(第(11)式)と
を含む。
1遵)=−ニー・旦(k−1)  ・工(ト))   
 −−−−−−−191α2(k) α”(k)=五7(ト))・−P(k−1)  ・1漁
)+ρ;0くρ≦1  −・−一〜−−(10)ヱ(ト
))=(±−JL(k)・工” (kl )・且(k−
1) /ρ・−・−(11) (±=単位行列) 第(10)式及び(11)式の適応係数ρはデータの重
みを表すものであり、このρによって過去の測定値より
も現在のデータの方が大きく評価される。
ρくlのようにρを選択するとパラメータがより大幅に
変更される。このようにしてパラメータ変更の余裕がよ
り大きくなり、時間的に変化する制御対象への追従がよ
り容易になる。
このパラメータ推定の一般的な記述は次の文献(1)に
示されている。
λstr’oa+ / Eykhoff rシステム同
定法−実測(Systen+  Identifica
tion  −A   5urvey  )JAuto
matica  +  Vol、’L  pp、123
−162+ PergamonP ress、 197
1  及びV、 5trejc  r最小2乗パラメー
タ推定法(Least  5quares  Para
meLerEstimation  )  J  Au
tomatica  、  Vol、16  +  p
9゜535−550.  P ergamon  P 
ress、  1980゜(定常状態制御) このようにして得られた離散時間型モデル9は次の予測
オンオフ・スイッチング制御において次のサンプリング
間隔で制御対象lに与えるオンオフ操作量を決定するた
めに使用される。この離散時間型モデル9に基づいて未
来の制御量シーケンス(一連の制御量)Yiが予測ブロ
ック10によって予測される。この制御量シーケンスY
iは未来の操作量シーケンス発生ブロック11によって
発生した一連の操作量旦iに対する離散時間型モデル9
の応答である。アクチェエータ2の加熱操作手段2aの
操作量は二つの動作レベルu、、、tとu、、、j、か
取りえないから、予測ステップ数をrとすると未来の操
作量シーケンス発生ブロック11から発生する21個の
全ての操作量シーケンスはあらかじめわかっている。未
来のr予測ステップにおける2r個の操作量シーケンス
は次式で与えられる。
U i(kl1) =  (u (kl1)  −−−
−−−=u (J)−−−−−−−−−−u (klr
) ) ”   ; 1≦i≦2’    −−−−−
−−(12)ここで u (jl 1E (u +ca*+  u ate)
このような操作量シーケンスUiに対する上述の離散時
間型モデル9の応答として予測される未来の制御量シー
ケンスヱiは次式で与えられる。
制御量の予測は次式に示すように推定された値を用いて
計算することにより行われる。
9(k÷1+D =五’(kl1+j)・#(k)  
  ・−−−−−−(15)ここで1≦j≦d+r このようにして導かれた予測制御量のうちy(kl1)
、・−・−、y (kld+1)は既に決定されている
値に基づく予測値である。これが第2図(b)に示す無
駄時間上の予測である。又その後のr個の予測ステップ
内では起こりうる操作量シーケンスUiによって生じる
全ての制御量シーケンスヱiが第(15)式を計算する
ことにより導かれる。これが第2図(b)に示す予測時
間上の予測である。
こうして得られた一Yiはコスト関数ブロック12に与
えられ、目標値Wkと比較される。定常状態では目標値
Wkは一定であると仮定される。そして制御量シーケン
スベクトルYi と比較するために必要な目標値が目標
値ベクトルW (kl1)として表される。
W(kl1) = (w(kld+2) −・−・w 
(k+d+r+1))’       −=−−−−(
16)実際上はコスト関数として積分演算がしばしば用
いられており、そこでは制御量と目標値との差に。
適当な重みをつけてその値が最小になったときにその制
御量は最適であると評価される。従ってオンオフ・スイ
ッチング適応制御における予測は次の積分演算の離散時
間近似により評価される。
J (kl1) =  Σ r (klj)j=1 ここでI (klj)はワンステップコスト関数■であ
り、例えば次式が用いられる。
I (klj) = j I  (y(kld+1+j
) −w (klt+1+j )  1 (j:重み)     −−−−−・−(17)最適操
作量の選択ブロック13ではこうしてブロック11によ
って発生した未来の操作量シーケンス旦iのうち、最適
の操作量シーケンスが選択されてブロック14及び切換
スイッチ15に加えられる。ブロック14は無駄時間要
素であって、選択された最適操作量が無駄時間d−Tだ
け遅延されてパラメータ推定ブロック8に加えられる。
又ホールドブロック16は操作1) U (klの保持
ブロックであって、次の操作量が加えられるまで7クチ
ユエータ2の加熱操作手段2aを与えられた操作量に保
持するものである。
尚最適操作量選択ブロック13の操作量選択において、
目標値W(k)が一定の定常状態の制御ではマルチステ
ップコスト関数Jによってマルチステップ最適化が行わ
れる。
(過渡状態制御) 過渡状態制御では離散時間型モデル9が将来の複数のサ
ンプリングステップに渡って最適の過渡特性を与える二
値操作量レベルの切換時点が算出される。第3図(a)
は連続時間制御における過渡状態の制御量の変化を示す
グラフ、第3図011)は離散時間型制御における過渡
状態の制御を示すグラフである。第3図(alにおいて
時刻t0に目標値が1から−2に変更されたものとする
と、制御ii y (t)は時間の経過と共に新しい目
標値−2に近づいていく。
そして時刻L0より後の時点t2において制御量y2が
次式 %式%(18) となるような操作量レベルの最適の切換時点1+が存在
する。そして時刻t1に操作量を切換えれば新しい目標
値−2に早くオーバーシュートなく最適の過渡特性で変
化させることができる。
離散時間制御においてもサンプリング時間Tが十分小さ
ければ時間t+  toは時間(i+  to) Tで
近位することができるので、この特性を実現することが
できる。第3図fb)において一点鎖線は時刻(i+ 
 2)から始まる予測時間内において次のサンプリング
間隔後に反対レベルに切換えられる操作量u (i)と
それに対応する制御量yli)を示している。又実線は
時刻(i、−1)から始まる予測時間内の操作量及び制
御量の予測値を示している。過渡状態の制御は予測され
た未来の制御量y(klが新しい目標値%12に到達す
るまでの制御であるから、予測のためには制御量の極値
点yaxの位置を決定するだけで充分である。過渡状態
のあるサンプリング時点iにおいて操作量シーケンス発
生ブロック11によるr個の予測ステップの二値操作量
シーケンスとして 目標値変化(wz  w+)が正の場合U (1+ 1
) ” (u I@aX+ u ea=n+ ’−−−
−−−−’u Min)”・−・−・(20) 目標値変化(wz  w+)が負の場合U (1+ 1
) = (u si、l+ u fillK+ ”−’
−”−’u 1Iax)”・−・・−(21) の操作量シーケンスを発生したものとすると、予測ブロ
ック10による予測制御量シーケンスが次式のように予
測される。
y(i+1)=(y(i+2)、  −・・−−−−)
F(i+r+1))’最適操作量の選択ブロック13は
こうして得られた予測制御量シーケンスの極値点の位置
によって次のサンプリング時点における操作量U (i
 + 1)を切換えるかどうかを決定する。例えば第4
図に示すように目標値変化が正の場合、前回のサンプリ
ング間隔で予測された制御量シーケンスを一点鎖線で示
し、実線は(20)式に基づいて今回予測された二種類
の制御量ジ−ケンスミ、bを夫々示している。予測制御
量シーケンスaのように極値点)’IIgでの目標値偏
差ya(=wz  )’ax)が前回のサンプリング間
隔で予測された目標値偏差y、。より小さく正の値を持
つ場合(Va>Va。、y6〉0)には(20)式の操
作量シーケンスは最適と考えられ、操作量y(i+1)
はu、、Xに保持される。又予測制御量シーケンスbの
ように指値点で目標値偏差ydの符号が変わった場合に
は、次のサンプリング間隔のための操作量が切換えられ
る。更に第4図の曲線c、dに示すように真の極値が存
在しない場合には予測ステップの最終端の値を極値と扱
うことによって同様の処理を行う。このように予測制御
量シーケンスの極値点における偏差がw、<w、のとき
最小の正数、w+ >wzのとき最大の負数をとるとき
にその制御量シーケンスを最適と見なして過渡状態での
離散時間制御を行う。続いて最適操作量選択ブロック1
3はこうした評価機構の評価に応じて操作量シーケンス
発生ブロック11により発生した操作量を選択し、無駄
時間要素14と切換スイッチ15に与えるものである。
以上は第1のASC制御ブロック6について説明したが
、ASCII?11ブロック7の各ブロック17〜23
についても同一の構成を有している。第2のASC制御
ブロック7は切換スイッチ5,15が第2のASCII
制御ブロック7側に切換えられたときに、冷却操作手段
2bの操作に対する冷却系の離散時間型モデル18に基
づいてその操作量シーケンスに対応した制御量の変化か
ら最適の操作量を選択してアクチュエータ2の冷却操作
手段2bの操作量を選択するものである。
(本実施例の動作) さて2つのASC制御ブロック6.7を有する本実施例
の動作についてフローチャート及び制御量と操作量のタ
イムチャートを参照しつつ説明する。第5図のフローチ
ャートにおいて時刻t3に動作を開始すると、まず制御
対象1の温度をサンプリング手段3によって読込み、更
に目標値W(k)を読込む(ステップ31)。このとき
の目標値W(klが第6図に示すように温度W、であり
常温より高い温度が設定されたとすると、まず第1のA
SC設定ブロック6を用いた加熱操作手段2aによるA
SC制御が行われる。即ちステップ32に進んで負方向
への目標値の変更があったかどうかをチェ・ツクし、目
標値の変更がなければステップ33に進んで冷却フラグ
が立てられているかどうかをチェックする。動作開始時
には冷却フラグが立てられていないので、ステップ34
に進んで第1のASC制御ブロック6のパラメータ推定
ブロック8によってパラメータの推定が行われ、ステッ
プ35において加熱系の離散時間型モデル9を用いたA
SC制御が行われる。ステップ36に進んで選択された
最適操作量が切換スイッチ15.ホールドブロック16
を介してアクチュエータ2の加熱操作手段2aに与えら
れて制御対象lが加熱される。動作開始後目標値W3ま
での温度差が大きければ前述したように時刻t3〜t4
までは過渡状態でのASC制御が行われ、最適のタイミ
ングによって操作量が変更される。そして時刻t4以後
は定常状態の制御に移り、以後目標値が変更されるまで
ステップ31〜ステツプ36のループを繰り返して第1
のASC制御ブロック6によるASC制御が行われる。
さて時刻t、に目標値が元の目標値W3より低い温度の
W、に設定されたものとすると、ステ・ノブ31におい
てその目標値W4が読込まれステ・ノブ32を介してス
テップ37に進んで冷却フラグが立てられる。そしてス
テップ33において冷却フラグが立てられているので、
切換手段4によって切換スイッチ5,15とアクチュエ
ータ2の操作手段が冷却操作手段2bに切換えられる。
そしてステップ38に進んで第2のASC制御ブロック
7のパラメータ推定ブロック17によって冷却系の離散
時間型モデル18によるパラメータの推定が行われ、ス
テップ39において冷却系の離散時間型モデルによるA
SCi#J御では目標値が変更されているので過渡状態
の制御が行われる。この場合には第6図に示すように冷
却操作量がオンとなるためステップ40より41に進み
、最適操作量の選択ブロック22よりスイッチ15.ホ
ールド手段16を介してアクチュエータ2の冷却操作手
段2bが駆動される。従って第6図に示すように制御対
象1が冷却され、制御対象1の温度は短時間で急激に低
下する。そしてサンプリング間隔毎にステップ31.3
2゜33を介してステップ38〜41の動作が繰り返さ
れる。
そして時刻t6に過渡状態制御で冷却操作量のオンの選
択を終了するとステップ40より42に進んで冷却フラ
グがオフとされる。そうすれば次のサンプリング間隔で
は冷却フラグがオフとなっているので、切換手段4によ
ってスイッチ5,15とアクチュエータ2の操作手段が
加熱操作手段2aに切換えられ、ステップ32.33を
介してステップ34に進み、再び加熱系モデルでのAS
C制御が行われる。加熱系モデルでは制御量がほぼ目標
値に近い値となるため定常状態の制御を継続させる。
このように2つのASC制御ブロックを用いることによ
って目標値温度が正方向及び負方向のいずれの方向に切
換えられた場合にも速やかに制御量を目標値に近づけて
最適のASC制御を行うことができる。
歯末実施例は加熱炉の温度制御を行う離散時間制御装置
について説明しているが、冷却炉の温度制御を行う制御
装置に適用することができることはいうまでもない。こ
の場合には第1のASC制御ブロック6では冷却操作手
段2bを操作する制御を行い、第2のA S CfII
J御ブロック7は設定値が正方向に変更されたときに過
渡状態制御で制御対象lを加熱するASC制御を行わせ
るようにするものとする。又このような温度制御に限ら
す他の種々の制御対象に本発明を適用することが可能で
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の離散時間制御装置の全体構成を示すブ
ロック図、第2図は時間軸上に表された操作量、制御量
、無駄時間及び予測時間を示す図であり、第2図(al
はモデルを記述するための操作量及び制御量、第2図(
b)は制御量の予測における操作量シーケンス及び制御
量シーケンスを表している。第3図は過渡状態において
操作量を一回切換えた場合に制御量が新しい目標値に近
付く様子を示す図であり、第3図(alは連続時間の場
合、第3図(b)はAscmW機能ブロック6による離
散時間の場合の図である。又第4図は予測制御量シーケ
ンスとその評価を表す図、第5図は本実施例の動作を示
すフローチャート、第6図は目標値と制御量の時間的変
化を示す制御状態の一例を示すタイムチャートである。 1−・−制御対象  2−−−−−−−・アクチュエー
タ  2a −−−−−−・−加熱操作手段  2 b
−−−−一・−冷却操作手段3−−−m−・−サンプリ
ング手段  4−−−−−−一切換手段5 、 15・
−−−−−一切換スイッチ  6−−−−−−−第1A
SC制御ブロック  7・−−−−−一第2 A S 
C!l?117”o 7 り8 、 17−−−−−−
−・パラメータ推定ブロック  9.18・−−−−−
−一離散時間型モデル  10.19・−曲一子測ブロ
ック  i t 、  2 o−−−−−−−一未来の
操作量シーケンス発生ブロック  12 、 21−−
−−−−−コスト関数ブロック  13 、 22−・
−最適操作量の選択ブロック  14.23−−−−−
・・無駄時間ブロック16−・−・−・ホールドブロッ
ク 特許出願人   立石電機株式会社 代理人 弁理士 岡本宜喜(他1名) 第2図 (a) (b) 第 4(:/I i□              ioT      
                 i4+Tp第5図 第 6 図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)連続時間制御対象を制御する離散時間制御装置で
    あって、 前記連続時間制御対象の制御量を所定のサンプリング間
    隔毎に検知するサンプリング検知手段と、前記連続時間
    制御対象に対して所定サンプリング間隔毎に制御量の夫
    々相異なる方向への二値スイッチングによる操作を行う
    第1、第2の操作手段を有するスイッチングアクチュエ
    ータと、夫々前記連続時間制御対象の離散時間型モデル
    を用い、該モデルを制御対象に適応させるためモデルの
    パラメータを前記スイッチングアクチュエータの夫々の
    操作手段への操作量と前記サンプリング検知手段より検
    知された制御量とに基づいて前記サンプリング間隔毎に
    推定、更新し、いくつかのサンプリング間隔に渡って取
    り得る可能な操作量シーケンスが前記各離散時間型モデ
    ルに与えられたときにその応答として予測される複数の
    サンプリング間隔に渡る予測された複数の制御量シーケ
    ンスを選択して前記第1、第2の操作手段に対する操作
    量を夫々決定する第1、第2の離散時間型適応オンオフ
    制御手段と、 目標設定値、現在の制御量及び操作量とによって前記第
    1、第2の離散時間型適応オンオフ制御手段を選択的に
    切換える切換手段と、を具備することを特徴とする離散
    時間制御装置。
  2. (2)前記スイッチングアクチュエータの第1、第2の
    操作手段は夫々制御量の周囲環境値から遠ざかる方向及
    び近づく方向に制御対象に操作するものであり、前記切
    換手段は、目標設定値が制御量の周囲環境値側に切換え
    られたときに前記第2の離散時間型適応オンオフ制御手
    段に切換え、その操作量の停止時に前記第1の離散時間
    型適応オンオフ制御手段に切換えるべく制御するもので
    あることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の離散
    時間制御装置。
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