JPS6311142Y2 - - Google Patents

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JPS6311142Y2
JPS6311142Y2 JP1984150068U JP15006884U JPS6311142Y2 JP S6311142 Y2 JPS6311142 Y2 JP S6311142Y2 JP 1984150068 U JP1984150068 U JP 1984150068U JP 15006884 U JP15006884 U JP 15006884U JP S6311142 Y2 JPS6311142 Y2 JP S6311142Y2
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drug
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capsule
filled
skin
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JP1984150068U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、神経痛、リユウマチ、肩こり、虫
さされ、すり傷、軽い火傷などの際の薬剤を皮膚
に塗着し、あるいは皮膚炎、術後の傷口等に薬剤
を投与し、皮膚によく浸透させ、あるいは経皮吸
収を容易ならしめる薬剤カプセルに関するもので
ある。
(従来の技術) 従来より、肩こり、虫さされ、すり傷、火傷な
どの際に使用する薬剤は、軟膏であつたり、ゲル
状、クリーム状であつて、広口びんに充填されて
おり、治療に際してはこれらの薬剤を指先につけ
皮膚の患部に塗布している。また、術後の傷口あ
るいは皮膚炎の患部に薬剤を投与すると、その上
を包帯等で巻いていた。
(考案が解決しようとする問題点) 薬剤を指先につけて塗布するため、指先が汚れ
ていると塗布できず、野外活動中など手を洗う設
備のない場所では指先が汚れたままで塗布しなけ
ればならず衛生的でない。しかも、広口びんなど
嵩張る容器を持ち回らなければならないので不便
である。さらに、薬剤が皮膚から十分に吸収ある
いは浸透されるためには、ある程度厚く塗布する
のがよいが、従来の如く指先で塗布するのでは十
分な厚さに塗ることができず、また、一定量を塗
布することができない。また、包帯で巻くと、水
に濡れたときや汚れたとき、取り換えなければな
らず、しかも取り換えに時間がかかり、面倒であ
る。さらに、寒冷地において薬剤を塗布する場
合、あるいは、温暖地においても薬剤の浸透性を
よくする必要のある場合などは、薬剤にある程度
の温熱を加えるのがよいが、従来は継続的に温熱
を加えることができなかつた。
(問題点を解決するための手段) 本考案に係る薬剤カプセルは、保形性を有する
カプセル本体の下面中央部に下方に開口する凹状
の薬剤充填部が形成され、このカプセル本体の薬
剤充填部内に粘性を有する薬剤が適量充填される
とともに、該薬剤充填部の上に温熱源が載設さ
れ、前記カプセル本体の薬剤充填部の周縁部の下
面に粘着剤層が設けられ、さらに前記カプセル本
体の下面に前記粘着剤層および薬剤を覆う剥離シ
ートが設けられてなるものである。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基いて説明す
る。
実施例 1 本考案に係る薬剤カプセルの第1実施例を第1
図および第2図に示し、第1図は平面図、第2図
は断面図である。1は薬剤カプセルで、2はカプ
セル本体、3は剥離シートである。
カプセル本体2は保形性を有する薄板、例えば
プラスチツクやアルミ箔等からなる薄板で形成さ
れてなり、中央部を上面2a側に突出させて下面
2b側中央部に薬剤充填部4が設けられるととも
に、その周縁部5を鍔状としたハツト形に形成さ
れている。なお、カプセル本体2は、上面側をプ
ラスチツク、下面側をアルミニウム箔とするなど
二層構造でもよい。上記薬剤充填部4には、軟
膏、ゲル状、クリーム状などの粘性のある薬剤
6、例えば火傷等の傷治療用、虫さされ用あるい
は肩こり用、術後の傷口用、皮膚炎用等の表皮塗
布用薬剤や皮下吸収性薬剤が適量、例えば1回分
充填されている。薬剤充填部4は例えば円錐台形
状に形成されるとともに、その容量は1回分の使
用量(塗布量)が充填できる程度であり、充填す
る薬剤6の種類により決定される。なお、上記薬
剤充填部4の形状は、図示例のほか、短円筒状あ
るいは皿状でもよく、その平面形状も、円形に限
らず、四角形等の多角形や、楕円形等でもよい。
また、薬剤充填部4の大きさは、症状(患部)に
よつて異なるが、皮膚への密着性から、直径が3
mm〜100mmであつて、好ましくは5mm〜30mmであ
り、深さは0.1mm〜10mmであつて、好ましくは1
mm〜3mmである。
薬剤充填部4の上にあたるカプセル本体2の上
面には温熱源7が設けられている。温熱源7は内
部に発熱性を有する発熱材が充填されており、そ
の発熱材としては、被覆シートをはがすと空気に
触れて発熱するものや、もむことによつて発熱す
るものなどが使用される。7aは被覆シートであ
る。
周縁部5は薬剤塗着時にカプセル本体2を皮膚
に接触させるもので、下面には皮膚に対して無害
性の粘着剤層8が形成されている。なお、カプセ
ル本体2、特に周縁部5は体の表面の曲面状態あ
るいは凹凸状態に対応して曲がる材質からなるの
が好ましく、あるいはあらかじめ上記状態に対応
した形状に形成されるのが好ましい。
剥離シート3は薬剤充填部4を密封するととも
に、粘着剤層8を被覆するためのもので、例えば
紙、布、アルミニウム箔、プラスチツクシート等
からなり、カプセル本体2の鍔部5の下面に、粘
着剤層8を介して剥離可能に貼着されている。ま
た、上記周縁部5には、剥離シート3を剥離する
際、持ち片9を分離するための切り込み10が形
成されている。なお、周縁部5の内周においてカ
プセル本体2と剥離シート3とを高周波等により
密着させておいてもよい。
このようになる薬剤カプセル1により、薬剤6
を塗着するには、まず、カプセル本体2の周縁部
5の持ち片9を切り込み10のところで下側へ折
曲して切り離し、これを持つて剥離シート3をカ
プセル本体2から剥離する。次に、第3図に示す
ように、薬剤充填部4の開口側を皮膚側に向け、
薬剤6が患部11に当たるようにして、上記周縁
部5を皮膚12に粘着剤8により貼着する。
実施例 2 次に第2実施例を第4図および第5図に基いて
説明する。第4図は本考案に係る薬剤カプセル1
9の平面図であり、第6図は同断面図である。本
例のカプセル本体20は保形性を有するブロツク
体、例えばプラスチツク等から形成されたブロツ
ク体の下面中央部に凹状の薬剤充填部22が設け
られている。この薬剤充填部22の中に薬剤23
が充填されるとともに、カプセル本体20の上に
温熱源収容部21が形成され、この温熱源収容部
21内に温熱源24が載せられている。なお、カ
プセル本体20は体の表面の曲面状態あるいは凹
凸状態に対応して曲がる材質からなるのが好まし
く、あるいはあらかじめ上記状態に対応した形状
となしておくのが好ましい。
25は上記カプセル本体20の上に、貼着され
た粘着シートで、ビニール、プラスチツク等の合
成樹脂、布、紙、アルミニウム箔等の柔軟なシー
ト材からなり、下面に、皮膚に対して無害性の粘
着剤層27が設けられてなる。該粘着シート25
はカプセル本体20の上面よりも大きな面積を有
し、該上面を被覆するように貼着されて、その周
縁部29はカプセル本体20の周囲にはみ出して
いる。そして、該周縁部29の粘着剤層27を介
して剥離シート30がカプセル本体20の下面お
よび周縁部29の下面を覆つて剥離可能に設けら
れている。そして、粘着シート25の中央部には
温熱源を空気に触れさせるための穴26があけら
れており、この穴26の内部に温熱源24が設け
られている。温熱源24は被覆シート31で覆わ
れており、この被覆シート31を剥がすことによ
り発熱する。第6図はカプセル19を皮膚32に
貼着した状態を示している。
(考案の効果) 本考案はカプセル本体を直接皮膚に貼着するこ
とにより、薬剤を塗着することができるから、指
先に薬剤をつける必要がなく、野外活動中などに
おける塗着も容易であり、術後においても簡単に
処理でき、1つの薬剤カプセルには適量の使用量
の薬剤が充填されているので、嵩張らず、携帯に
便利であり、カプセル本体の凹部に薬剤を充填し
ているので、薬剤を層状に厚く塗着することがで
き、皮膚への吸収性や浸透性等が良好で、薬効性
に優れる。またそれとともに、薬剤は粘性であり
しかも保持材に含浸等されることなく単独で薬剤
充填部内に充填されているから、患部は粘性を有
する薬剤とのみ接することになり、使用の途中で
皮膚から本カプセルを剥がす場合に患部を傷めた
りあるいは痛みを感じさせたりするおそれがな
く、使用後に本カプセルを剥がす場合にあつて
は、薬剤がほとんど総て皮膚に吸収され薬剤充填
部はほぼ空の状態になつているので、この場合も
また患部を傷めたりあるいは痛みを感じさせたり
するおそれがない。しかも、カプセル本体が薬剤
を被覆して保護するので、塗着後も、外気による
薬剤の劣化や、水仕事等によりとれてしまうこと
もない。さらに、薬剤充填部の上に温熱源が設け
られているので、冬期の気温が低いとき、特に寒
冷地においても、周囲の気温の影響を受けること
なく、所要の温熱を得ることができ、安定した薬
効性を確保できる。またさらに、患部は凹状の薬
剤充填部の内側に位置することになり、しかもカ
プセル本体は保形性を有するものであるから、外
部から比較的大きな衝撃が加えられたとしても患
部をしつかりと保護することができる。加えて、
薬剤充填部をカプセル本体の中央部に配し、薬剤
充填部の周縁部の下面に粘着剤層を設けて該周縁
部を剥離シートあるいは皮膚と接着させるように
しているから、保管時および使用時のいずれにお
いても、薬剤充填部内の薬剤がカプセル本体の周
りに漏出することがなく、周囲を汚損したりする
おそれがない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案薬剤カプセルの実施例1を示す
平面図、第2図は断面図、第3図は使用状態を示
す断面図、第4図は実施例2を示す平面図、第5
図は断面図、第6図は使用状態を示す断面図であ
る。 1,19……薬剤カプセル、2,20……カプ
セル本体、3,30……剥離シート、4,22…
…薬剤充填部、5,29……周縁部、6,23…
…薬剤、7,24……温熱源、8,27……粘着
剤層、12,32……皮膚。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 保形性を有するカプセル本体の下面中央部に下
    方に開口する凹状の薬剤充填部が形成され、この
    カプセル本体の薬剤充填部内に粘性を有する薬剤
    が適量充填されるとともに、該薬剤充填部の上に
    温熱源が載設され、前記カプセル本体の薬剤充填
    部の周縁部の下面に粘着剤層が設けられ、さらに
    前記カプセル本体の下面に前記粘着剤層および薬
    剤を覆う剥離シートが設けられてなる薬剤カプセ
    ル。
JP1984150068U 1984-10-02 1984-10-02 Expired JPS6311142Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1984150068U JPS6311142Y2 (ja) 1984-10-02 1984-10-02

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JP1984150068U JPS6311142Y2 (ja) 1984-10-02 1984-10-02

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Publication Number Publication Date
JPS6164133U JPS6164133U (ja) 1986-05-01
JPS6311142Y2 true JPS6311142Y2 (ja) 1988-04-01

Family

ID=30708225

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1984150068U Expired JPS6311142Y2 (ja) 1984-10-02 1984-10-02

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JP (1) JPS6311142Y2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58193912U (ja) * 1982-06-18 1983-12-23 斎藤 達雄 温熱「あ」法具

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Publication number Publication date
JPS6164133U (ja) 1986-05-01

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