JPS6311041A - 水中電動機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は例えばキャンド式水中電動機、特に回転子軸貫
通部の軸封機構に関するものである。

従来の技術 近年、水中電動機はその用途が拡大され巾広く使用され
ている。今後、多くの用途で信頼性を確立するためには
、回転子軸貫通部の軸封機構の改良が重要課題となって
いる。

以下図面を参照しながら、上述した従来のキャンド式水
中電動機の一例について説明する。

第２図は従来のキャンド式水中電動機の部分断面図を示
すものである。図において、１は円筒上に形成された枠
体で、固定子（図示せず）を囲繞且つ支持している。２
は枠体１の両端部内周面に各々溶接結合された環状の一
対の鍔（図は一方のみを示す）、２ａはこの一対の鍔２
の一方の鍔２に軸線方向に形成された貫通孔、３は一対
の鍔２の内周面に接合した薄肉円筒状のキャン、４は一
方の鍔２の外端面に一方のフランジ部４ａが複数個のボ
ルト５で結合された中空状の上部ブラケット、４ｂは一
方のフランジ部４ａに軸線方向に設けられた貫通孔で、
貫通孔２ａと同一軸錦上に形成されると共に外端側に雌
ねじ４ｃが刻設されている。４ｄは一方のフランジ４ａ
と所定の間隔を介して略々平行に対向する他方のフラン
ジ部、４ｅはこの他方のフランジ部４ｄに設けられた貫
通溝である。なお、他方の鍔には下部ブラケットを介し
てスラスト受はケースが螺着結合している（図示せず）
。６は回転子鉄心（図示せず）の内周面に嵌着された回
転子軸で、一端側は筒軸受（図示せず）を介して下部ブ
ラケット（図示せず）に支承され、他端側は筒軸受７を
介して上部ブラケット４に支承されると共に上部ブラケ
ット４の外周面より突出している。８は上部ブラケット
４の外端面に複数個のボルト９で螺着結合されたシール
カバー、１０は上部ブラケットのボス部の内周面に嵌合
されたフィルター、１１．１２は上部ブラケット４の内
周面に所定の間隔を介して嵌合された一対のオイルシー
ル、１３は一端部が電源（図示せず）に接続された給電
ケーブルで、貫通溝４ｅを貫通している。１４は貫通孔
４ｂ。

２ａを貫通するケーブルコネクタで、一端側には給電ケ
ーブル１３の他端部が接続され、他端側には固定子の固
定子巻線（図示せず）に接続された日出線が接続されて
いる（図示せず）。１５は雌ねじ４ｃに螺合された中空
状のナツトで、ケーブルコネクタ１４を貫通孔４ｃに固
着するようになされている。１６は回転軸６のシールカ
バー８の外端面よりの突出部に嵌着された砂除はカラー
である。なお、フランジ部４ｄにはポンプ装置が結合さ
れ回転子軸６の突出端部にはポンプ装置の羽根車が嵌着
されている。また、キャン３の内周部には不凍液を含ん
だ清水が封入されている。

以上のように構成されたキャンド式水中電動機について
、以下その動作について説明する。

まず、下部ブラケットを下方にして水中電動機とこの水
中電動機に結合されたポンプ装置を用水池の水中に浸漬
して操作スイッチを投入すると、回転子鉄心、回転子軸
６、砂除はカラー１６及び羽根車が回転し、用水池の水
はポンプ装置の吐出口に連結された吐出管によって揚水
吐出される。

また、キャン３内の清水は回転子鉄心、回転子軸６によ
り撹拌されて流動して一対の筒軸受７を潤滑すると共に
電動機内部を冷却する。この場合、用水池の水とこの水
に混入した異物が水中電動機の機内に侵入しようとする
が、砂除はカラー１６゜フィルター１０．及びオイルシ
ール１１．１２によって阻止されることになる。なお、
用水池の水と異物は砂除はカラー１６とシールカバー８
との隙間よりある程度フィルター１０内に侵入するが、
異物はフィルターで捕促されてオイルシール１１側に進
行しないことになる。

発明が解決しようとする問題点 しかしながら従来のキャンド式水中電動機は、特にフィ
ルター１０を上部ブラケット４のボス部の内周面に嵌合
して、シールカバー８を上部ブラケット４の外端面に複
数個のボルト９で螺着結合する構成となっているので、
シールカバー８、複数個のボルト９が必要になるばかり
か、上部ブラケット４に複数個のボルト９の螺着用の雌
ねじを刻設せねばならないため部品点数が多くなり、材
料費、加工費、組立作業費が嵩み原価高になるという問
題点があった。また、シールカバー８と砂除はカラ−１
６七間隙より異物を含んだ水がフィルター１０に浸入す
るために異物によってフィルター１０が早期に汚損する
という問題点を有していた。

本発明は上記問題点に鑑み、簡単な構成で原価を低減し
異物によるフィルターが早期に汚損等することのない優
れた軸封機構を提供するものである。

問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するために本発明の軸封Ｒ構は、鋼材
または樹脂からなるシールカバーの一端部を上部ブラケ
ットのボス部の内周面に嵌着してフィルターを収容し、
他端側を上部ブラケットの外端面により突出させ、シー
ルカバーの外端面より弾性体よりなる砂除は部材を嵌着
すると共に該砂除は部材に成形されたリップ部をシール
カバーの外周面及び外端面に当接させたものである。

作用 本発明は上記した構成によって、機体が浸漬された用水
池の水が回転子軸の軸線方向により水中電動機に侵入し
ようとするが、リップ部がシールカバーの外径面と外端
面とに摺接しているための機体内への侵入が防止されて
いることになる。

実施例 以下、本発明の一実施例を示す図面を参照しながら説明
する。

第１図は本発明の実施例におけるキャンド式水中電動機
の部分断面図を示すものである。なお、上記従来の構成
と同一構成部については同一符号を付し、その説明を省
略する。第１図において、１７は鋼材または樹脂により
なるシールカバーで、フィルター１０を上部ブラケット
４のボス部の内周面に収容すると共に一端部は上部ブラ
ケット４内周面に嵌着され、他端部は上部ブラケット４
の外端面により突出している。１８は回転子軸６のシー
ルカバー１７の外端面よりの突出部に嵌着された合成ゴ
ム等の弾性体で成形された砂除は部材で、径方向の内周
面と内周部の外端面とに各々成形されたリップ部１８ａ
、１８ｂ、１８ｃがシールカバー１７の外径面と外端面
とに摺接ようになされている。その他の構成は従来のキ
ャンド式水中電動機と同様であるので説明を省略する。

発明の効果 以上の構成から明らかなように本発明によれば、フィル
ターを収容するシールカバーの一端側をブラケッ′トの
内周面に嵌着し、他端側をブラケットの外端面より突出
させると共に、シールカバーの外周面より突出した回転
子軸に弾性体よりなる砂除は部材を嵌着すると共に該砂
除は部材のリップ部をシールカバーの外周面及び外端面
に摺接される構成としたので、シールカバー結合用の複
数個のボルト、及び複数個の雌ねじの加工費が不要にな
る等製造原価が安価になる。また、フィルター内への異
物を含んだ水の侵入が長期にわたり阻止されるので安価
で信頼性が向上した水中電動機を提供することができる
効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例におけるキャンド式水中電動
機の部分断面図、第２図は従来のキャンド式水中電動機
の部分断面図である。 ４・・・・・・上部ブラケット、６・・・・・・回転子
軸、１０・・・・・・フィルター、１１．１２・・・・
・・オイルシール、１７・・・・・・シールカバー、１
８・・・・・・砂除は部材、１８ａ、１８ｂ、１８ｃ・
・・・・・リップ部。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）負荷側の軸端をブラケットの片側に回転自在支承
   し、該ブラケットの外端面より突出する回転子軸を備え
   、前記ブラケットのボス部の内周面に外周面が嵌着され
   たフィルターを収容するとともに、一端側が前記ブラケ
   ットの内周面に嵌着し、他端側が前記ブラケットの外端
   面より突出したシールカバーを設け、かつ、前記シール
   カバーの外端面から突出した回転子軸部に嵌合され、か
   つリップ部が前記シールカバーの外周面に摺接する弾性
   体からなる砂除け部材を具備した水中電動機。
2. （２）砂除け部材のリップ部は、径方向の内周面と外端
   面とに成形した特許請求の範囲第１項記載の水中電動機
   。