JPS63109902A - 棒材供給機の棒材支持装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 （産業上の利用分野） 本発明は自動旋盤等の加工機に付属して用いられる棒材
供給機に係り、特に自動旋盤等の加工機に連続的に棒材
を供給するとともにこの棒材を回転支承するための棒材
供給機の棒材支持装置に関する。

（従来の技術） 棒材供給機は、細長い棒材を旋盤等の加工機に連続的に
送り込むとともに加工機の稼動中にあっては棒材を回転
支承するものである。

従来、この棒材を回転支承する手段として、棒材供給機
は棒材を支持するための支持パイプを備えている。この
支持パイプは棒材の全長を収容するように長尺の一体の
ものがらなり、この支持パイプ内に圧油を満たしこの圧
油の旋回流により棒材を浮上させて回転支承していた。

（発明が解決しようとする問題点） しかしながら、上述した従来の１本の支持バイブを備え
た支持装置にあっては、棒材に許容範囲以上の曲がりが
あると、圧油の旋回流によっては棒材を浮上させること
ができず、又、棒材の曲がりが大きい場合は支持パイプ
内で棒材が暴れる暴れ現象により全く加工が不可能にな
るという問題点がある。即ち、従来の支持装置では、真
直な棒材のみ回転支承可能であり、少しでも曲がりがあ
ると回転支承できないという問題点がある。

本発明は上述した事情に鑑み創案されたもので、その目
的する処は加工する棒材に多少の曲がりがあっても回転
支承可能な棒材供給機の棒材支持装置を提供することに
ある。

〔発明の構成〕

（問題点を解決するための手段） 本発明は上述した問題点を解決するため加工機に棒材を
供給するとともにこの棒材を回転支承する棒材供給機に
設けられ、この棒材供給機に供給された棒材を回転支承
するための棒材支持装置において、棒材供給機に沿って
間隔を置いて設けられた複数の棒材支持ユニットと、こ
の棒材支持ユニットとフレームとの間にこの棒材支持ユ
ニットを弾性的に支持するための弾性支持体とを備え、
前記棒材支持ユニットはその両端部に棒材を支持する軸
受部を有し、この軸受部と棒材との間隙に油を常時供給
するように構成したことを特徴とするものである。

（作　用） 本発明は前記手段により、棒材供給機に供給された棒材
は、棒材供給機に沿って間隔を置いて設けられた段数の
棒材支持ユニットにより回転支持される。この各棒材支
持ユニットは弾性支持体により弾性的に支持されている
ため、棒材の曲がりに起因する振動はこの弾性支持体に
より吸収緩衝され多少的がった棒材も高速回転支承可能
となる。

そして、棒材支持ユニットはその両端部に軸受部を有し
、この軸受部により棒材を支持するが、その際軸受部と
棒材との間隙に常時油が供給されるため軸受部と棒材と
の直接接触が防がれる。

（実施例） 以下、本発明に係る棒材供給機の棒材支持装置の実施例
を第１図乃至第４図を参照して説明する。

第１図において、符号Ｍは加工機の主軸であり、棒材ｍ
を支持する棒材支持ユニットＵは、棒材供給機に沿って
所定間隔を置いて複数個配設されている。」二記棒材支
持ユニットＵは、その詳細が第２図に示されるように円
筒状の筒体１と、この筒体１の両端に設けられた軸受ブ
ツシュ支持体２゜２と、この軸受ブツシュ支持体２，２
内に収納された軸受部を構成する軸受ブツシュ３．３と
からなっている。

上記棒材支持ユニットＵは、軸受ブツシュ支持体２の箇
所において弾性的にフレーム５に支持されている。即ち
、第３図に示されるようにオイル／４ンを兼ねるフレー
ムらには支持板６が固着され、この支持板６に防振ゴム
からなる弾性支持体７が取り付けられている。そして、
弾性支持体７にカバ一部材８を介して断面三角形状の頭
部９ａを有したボルト９が固定されており、このボルト
９に介装されたカラー１０はナツト１１により締付は固
定されている。しかして、上記カラー１０の外周には螺
子部１０ａが形成されており、この螺子部１０ａに棒材
支持ユニットＵの軸受ブツシュ支持体２の側部に形成さ
れた線糸部２ａが螺合され、これにより棒材支持ユニッ
トＵはカラー１０に固定される。そして、ナツト１１を
緩めカラー１０を回転させることにより棒材支持ユニッ
トＵを上下させて軸受プツシ２３の軸芯位置が調節でき
るようになっている。

また、第２図に示されるように軸受ブツシュ３と軸受ブ
ツシュ支持体２との間には圧縮コイルスプリング１３が
介装されており、軸受ブツシュ３は軸受ブツシュ支持体
２から外側へ飛び出す方向に付勢されている。一方、軸
受ブツシュ３の外周には溝３ａが形成され、この溝３ａ
に第４図に示すように着脱ピン１４の係合部１４ａが係
合していて軸受ブツシュ３が外側へ飛び出すことを防止
しており、この着脱ビン１４を圧縮コイルスプリング１
５の付勢力に抗して下方に押し下げて係合部１４ａを溝
３ａから離脱させれば軸受ブツシュ３が軸受ブツシュ支
持体２からワンタッチで希脱でき、棒材の外径に応じて
軸受ブツシュ３の取替えが容品に行なえるようになって
いる。

一方、棒材支持ユニットＵの下方でフレーム５の内部に
は、油供給ユニット１７が配設されており、この油供給
ユニット１７によって筒体１の上部から筒体１及び軸受
ブツシュ支持体２内に油が供給され、棒材ｍと軸受ブツ
シュ３との間隙に常時油が供給されるようになっている
。

次に、前述のように構成された本発明に係る棒材供給機
の棒材支持装置の動作について説明する。

棒材供給機に供給された棒材ｍは、棒材供給機に沿って
所定間隔毎に配設された棒材支持ユニットＵの軸受ブツ
シュ３により回転支承される。このとき、軸受ブツシュ
３と棒材ｍとの間隙から常に油が溢流してオイルパンを
構成するフレーム５によって回収される。そして、軸受
ブツシュ３と棒材ｍとの間の油膜によって棒材ｍは軸受
ブツシュ３との直接接触が防止されるとともに、この油
によって両者の冷却も行なっている。

しかして、棒材ｍに曲がりがあると、その曲がり部の棒
材支持ユニットＵは、振動し始めるが、この振動は防振
ゴムからなる弾性支持体７により吸収緩衝される。そし
て、この弾性支持体７の共振点は加工機のｕ転数より小
さく設定されており、共振を防止することができる。

次に、第５図を参照して本発明の詳細な説明する。

第５図は、軸受ブツシュ３と軸受ブツシュ支持体２との
間にニードルベアリング２０を介装したものであり、棒
材ｍの回転に伴って軸受ブツシュ３がつれ回りすること
が可能となる。

〔発明の効果〕

以上、実施例の説明から明らかなように本発明によれば
、棒材供給機に供給された棒材は、棒材供給機に沿って
間隔を置いて設けられた複数の棒材支持ユニットにより
回転支持され、この各棒材支持ユニットは弾性支持体に
より弾性的に支持されているため、棒材の曲がりに起因
する振動はこの弾性支持体により吸収緩衝され多少曲が
った棒材も高速回転支承可能となる。しかも、棒材支持
ユニットはその両端部に軸受部を有し、この軸受部によ
り棒材を支持するが、その際軸受部と棒材との間隙に常
時油が供給されるため軸受部と棒材との直接接触が防が
れる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る棒材供給機の棒材支持装置の実施
例を示す概略図、第２図は同棒材支持装置の要部拡大半
断面図、第３図は同棒材支持装置の縦断側面図、第４図
は同棒材支持装置における軸受ブツシュと着脱ビンとの
関係を示す断面図、第５図は第１図に示す棒材支持装置
の変形例である。 １・・・筒体、２・・・軸受ブツシュ支持体、３・・・
軸受ブツシュ、５・・・フレーム、６・・・支持板、７
・・・弾性支持体、９・・・ボルト、１０・・・カラー
、１１・・・ナツト、１３・・・圧縮コイルスプリング
、１４・・・着脱ピン、１５・・・圧縮コイルスプリン
グ、１７・・・油供給ユニット、２０・・・ニードルベ
アリング。 出願人代理人　　佐　　藤　　−雄 第　３　回

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 加工機に棒材を供給するとともにこの棒材を回転支承す
   る棒材供給機に設けられ、この棒材供給機に供給された
   棒材を回転支承するための棒材支持装置において、棒材
   供給機に沿って間隔を置いて設けられた複数の棒材支持
   ユニットと、この棒材支持ユニットとフレームとの間に
   この棒材支持ユニットを弾性的に支持するための弾性支
   持体とを備え、前記棒材支持ユニットはその両端部に棒
   材を支持する軸受部を有し、この軸受部と棒材との間隙
   に油を常時供給するように構成したことを特徴とする棒
   材供給機の棒材支持装置。