JPS63109737A - スプレツド状食品 - Google Patents

スプレツド状食品

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JPS63109737A
JPS63109737A JP25662186A JP25662186A JPS63109737A JP S63109737 A JPS63109737 A JP S63109737A JP 25662186 A JP25662186 A JP 25662186A JP 25662186 A JP25662186 A JP 25662186A JP S63109737 A JPS63109737 A JP S63109737A
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JP
Japan
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food
whey protein
protein
spread
whey
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JP25662186A
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Shunichi Kobayashi
俊一 小林
Shiro Tanaka
史郎 田中
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KYODO NYUGYO KK
Chugai Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
KYODO NYUGYO KK
Chugai Pharmaceutical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 −の1 本発明は、乳清より得られる乳清蛋白質を原料とするス
プレッド状(ゲル状)の物性をもった新規な食品に関す
る。
′の′・01′   。
乳清は乳からチーズを製造するさいに副生する黄色の液
体部分をさし、乳糖、乳清タン白質、水溶性ビタミンお
よびミネラルを含んでいる。これらの乳清成分の中で栄
養的に最も価値が高いものは、乳清タン白質である。す
なわち、各種の動物性および植物性タン白質のうちで乳
清タン白質は、■アミノ酸バランス■幼動物の成長促進
効果からみて最も優れたタン白質である。Wlngor
d W、H,の報告によると体重70 kgの成人男子
の一日最低タン白必要量の比較では、乳清タン白質はわ
ずか14.5gであるのに対し、代表的な動物性蛋白の
牛肉では19.3g、小麦蛋白では33.5gを必要と
する。食用としての乳層タン白質は、飲料むげの蛋白強
化、肉製品の増量および組織改良、ドレッシング用の乳
化剤あるいは強い界面活性による気泡形成を利用した菓
子類、ケーキなどに用いられてきた。乳製品については
アイスクリームのコストダウン、チーズの組織改良、育
児用粉乳の調整など多くの用途が知られている。
しかし乳清タン白質を主成分とする食品は、−部のりコ
ツタ、ミゾストなどに限定されてきたのが現状である。
良質な蛋白源である畜肉および卵などは、程度の差こそ
あれすべてが動物性脂肪を含んだかたちで食用に供され
る。しかし、畜肉および卵に多量に含まれる飽和脂肪酸
およびコレステロールは、成人病を発症させる引きかね
になることはよく知られている。従って、乳清蛋白のよ
うに脂肪を含まない良質蛋白は食料資源として貴重であ
る。
さらに乳清蛋白は脂肪と高い親和性を持っているので、
多量の脂肪を水中に乳化させることができる。このよう
な物性は、水中に脂肪を乳化させた食品、例えば、チー
ズ、チーズスプレッドなどの製造にあたっては貴重な性
質である。事実、多くのチーズスプレッドはタン白質の
ほかにスプレッド状の物性を持たせるため、バター、ク
リームなどの脂肪、安定剤の添加をおこなっている。し
かも乳清蛋白をスプレッド状食品に利用するさいは、動
脈硬化の発症と相関を存する動物性脂肪の添加は避けて
、リノール酸、エイコサペンタエン酸などのような必須
脂肪酸を多量に含む油脂を任意に添加することができる
ことが大きな特徴である。 本発明者らは、乳清タン白
質を酸素によって部分分解することによって製造したタ
ン白質部分分解物をベースとし、必要に応じて調味料、
寒天、アルギン酸、グJレフマンナン、トラガカンドゴ
ム、アラビアゴムなどの粘質多糖、動物性ないし植物性
油脂などを混合することによって優れた風味を訂する新
規ゲル状食品の開発に成功し本発明を完成した。
(l            ”        こ 
  の本発明において乳清蛋白質とは、チーズを製造す
る際に副生ずる新鮮乳清より低分子化合物を除き適当量
まで濃縮したものかまたは市販の乳清蛋白濃縮粉末が用
いられる。この乳清蛋白の水溶液、好ましくは水分含量
60乃至90%、乳清蛋白含量10乃至20%のものを
蛋白分解酸素で部分分解することにより、スプレッド状
の物性を有する食品を製造することができる。
蛋白分解酸素としては、例えばプロチン、タカミネFP
C,ダシナーゼ、パンチターゼNP−2等である。次表
にこれらの酸素を使用し乳清蛋白水溶液を部分分解した
結果を示す。
表から明らかなようにいずれの蛋白分解酵素を使用して
も、作用時間が30分では苦味が感じられる。90分処
理ではチーズフレーバー様な風味が生じた。また、使用
した酵素ではダシナーゼのみかチーズとは異質のレバー
様の臭みがあるフレーバーとなった。そのほかの酵素を
分解したさいは大差がない結果が得られた。
次に酵素の最適添加量を求めるために、添加量を段階的
に変化させて検討した。具体的には、例えば酵素として
プロチンを用い、乳酸発酵を平行させるため乳酸菌のス
ターターを同時に添加し、反応条件は温度32℃、6時
間、基質は還元乳清蛋白濃縮物(pH6,f)を用いて
行った結果、酵素添加量0.01乃至0.02%ではほ
とんど苦味がなくうまみを感じ、酵素を0.04%に増
量すると苦味を感するようになることが判明した。
酵素の最適添加量は約0.01乃至0.02%程度と考
えられる。
本発明のスプレッド状食品には、調味料、アルギン酸、
ブルコマンナン、トラガントゴム、アラビアゴムなどの
粘質多糖類および動物性ないし植物性油脂等を適宜加え
ることにより一層優れた風味を有するものとすることが
できる。また風味を改良するために蛋白分解酸素による
部分分解と同時に乳酸発酵処理することも可能である。
実施例1 ベースミックスとしては粉末乳清蛋白20%(W/V、
 以下同様) 、fly油脂15%、乳N 2 。
0%、食塩2.0%を水に懸濁し、混合溶解させた。次
に温度を60℃まで上昇させてから均質機にかけ150
kg/ct/でホモジナイズした。この開演の温度は6
3〜68℃に維持して、予備的に殺菌する。
実施例2 実施例1によって作成したベースミックス9部に対し、
粉末乳清タン白質20%を水に懸濁し、63℃に30分
間保持して殺菌したのち、45°Cに冷却した。45℃
に保持した混合液にプロチンFNの液1.2%を添加し
て90分間、加水分解を行った。90分後にキサンタン
ガム、グアガム、ゼラチンを各々0.1%ずつ添加し、
80℃、10分間撹拌しつつ加熱してチーズ状スプレッ
ド食品を得た。
実施例3 実施例1によって製造したベースミックスを40℃まで
冷却し、40℃に保持しつつ乳酸菌スターター、0.5
%およびプロチンFNを0.02%添加し、6時間処理
した。この処理によって液のpHは4.5〜5.0にな
る。その時点で実施例2に示す安定剤を0.6%添加し
、80℃に10分間加熱してチーズ状スプレッド食品を
得た。
実施例4゜ チーズから回収した乳清を限外濾過によって35倍に濃
縮してから得られた乳清タン白質濃縮物(蛋白として5
0%)、68部に生クリーム30部および食塩2部を混
合し、63℃に30分間保持して殺菌したのち、40℃
に冷却した。この混合物に乳酸菌スターター5.0%お
よびプロチンFN0.02%を添加し、液のpHが4.
5〜5゜0に低下するまで5〜6時間、40℃で保持し
た。
次いで80℃で10分間撹拌しつつ加熱してチーズ状ス
プレッド食品を得た。
特許出願人 値開1ムf株X会社 (外5名)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)乳清蛋白質を主成分とする液を蛋白分解酵素によっ
    て処理して得られるスプレッド状食品。 2)水分含量60乃至90%、乳清蛋白質10乃至20
    %を主成分とする液を用いる特許請求の範囲第1項記載
    の食品。 3)蛋白分解酵素を約0.01乃至0.02%添加し、
    処理することによって得られる特許請求の範囲第1項ま
    たは第2項記載の食品。 4)蛋白分解酵素がプロチン、タカミネFPCまたはパ
    ンチターゼNP−2である特許請求の範囲第1項乃至第
    3項のいずれかの項記載の食品。
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