JPS6310953Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6310953Y2
JPS6310953Y2 JP1983144829U JP14482983U JPS6310953Y2 JP S6310953 Y2 JPS6310953 Y2 JP S6310953Y2 JP 1983144829 U JP1983144829 U JP 1983144829U JP 14482983 U JP14482983 U JP 14482983U JP S6310953 Y2 JPS6310953 Y2 JP S6310953Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
screw rod
fingers
bevel gear
finger
fixed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1983144829U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6053494U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP14482983U priority Critical patent/JPS6053494U/ja
Publication of JPS6053494U publication Critical patent/JPS6053494U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6310953Y2 publication Critical patent/JPS6310953Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は産業用ロボツト等のハンドに関するも
のであり、特に、V字形状に形成された把持面を
有するフインガーを備えた産業用ロボツト等のハ
ンドに関するものである。
従来技術 自動化された製造設備の中でマテリアルハンド
リング機器等として使用される産業用ロボツト等
におけるハンドの把持面形状は、被把持物の形状
により異なり、円柱状もしくは円筒形状の被把持
物(例えばマテリアル)を把持する場合には把持
面をV字形状にするのが一般的である。即ち、第
1図にて示すごとく、V字形状に形成した把持面
1を互に対向させた一対のフインガー2,2を逆
螺子を螺設した螺杆3等に螺合せしめ、螺杆3を
回転駆動することにより、フインガー2の把持面
1を開閉操作して被把持面4を把持し得るように
なつている。
上記構成によれば、被把持面4をV字形状の把
持面1にていわゆる4点支持にて確実に支持する
ことができ、又、異直径の被把持物4aに対して
もフインガー2の把持面1間隔を調節することに
より把持可能となるものである。
しかしながら、上記従来技術においては次のご
とき問題点があつた。即ち、まず第1に、一対の
フインガー2,2は開閉動作時に共に同一直線上
を移動するように構成されていたので、フインガ
ー2,2で把持できる最小限直径の被把持物は、
第1図にて想像線で示すごとく互の当接側面2
a,2aが当接した際に把持面1が把持できる直
径のものとなつていた。そのために、フインガー
2,2で把持できる最小限直径の被把持物4aよ
りも小径の被把持物4bを把持する場合には、別
の小径把持用のフインガーに交換しなければなら
ず、作業時間の増大、作業効率の低下等をもたら
していた。第2に、フインガー2,2の把持力
(把握力)は、被把持物が大形大重量の場合には
それに応じて大きな力を必要とするが、従来、フ
インガー2,2の把持力は腕部等に設けた駆動源
から伝達機構を介して得ていたので、伝達機構間
における力損失が大きく、所定の把持力にて被把
持物を確実に把持するのが困難であつた。
考案の目的 本考案は、上記従来技術の問題点に鑑みなされ
たものであつて、フインガーを一切交換すること
なしに大径の被把持物から極小径の被把持物まで
把持可能とし、フインガーの把持可能領域を著し
く拡大した産業用ロボツト等のハンドを提供する
ことを目的とする。
考案の構成 前腕部又は手首部に連結されるハンドハウジン
グの上部内面に係合用凸部を、フインガの開閉動
作方向と直交する方向に延設し、係合用凸部に、
摺動自在に係合する係合用凹部を介して取り付け
られるフインガーガイドを複数設置し、各フイン
ガーガイドの幅方向の上部中央に、螺杆の左右の
逆螺子のどちらかを螺合し、螺杆の中央部に設置
したベベルギヤには、ハンドハウジングの上部に
固装された駆動モータの駆動軸に固定されたベベ
ルギヤを噛合して、駆動モータの正逆回転制御に
より、各フインガーガイドが相互に遠近する方向
に移動調整可能とし、各フインガーガイドの縦断
面十字形状に突設された突出部に、V字形の把持
面を有する一対のフインガーを、すれ違い交差可
能な状態で摺動自在に装着し、フインガーガイド
にはフインガーの移動方向と同方向に延設された
溝を設け、溝内に左右の逆螺子を形成した螺杆を
軸着し、螺杆の左右の螺子部にはそれぞれ各フイ
ンガから各々突設されたナツト部を螺合せしめ、
螺杆の回動に連動して、一対のフインガーが相互
に遠近する方向に駆動せしめ得るようにし、螺杆
には、ベベルギヤを設け、ベベルギヤを螺杆と平
行に配設した伝動軸に軸線方向に移動自在のベベ
ルギアを噛合し、伝動軸を、フインガーに固設し
た支持部材に、軸方向に摺動自在となるよう軸支
し、さらに、伝動軸の中央部に固設したベベルギ
ヤに、ハンドハウジングへ伝動軸と直交して固装
した駆動装置の駆動軸に固定したベベルギアを噛
合して構成することにより、上記目的を達成しよ
うとするものである。以下、第2図以降の図面を
用いて本考案の実施例について詳細に説明する。
実施例 第2図、第3図は、本考案に係る産業用ロボツ
ト等のハンド5を示す正面図及び側面図であり、
ハンド5は産業用ロボツトやマニピユレータ等の
前腕部又は手首部の部材6に対してハンドハウジ
ング7を介して連結自在の構成になつている。
前記ハンドハウジング7内には、第4図、第5
図にて示すごとく、一対のフインガー8,8を前
腕部又は手首部の部材6の長手方向と直交する方
向(第4図において左右方向)に移動案内するた
めのフインガーガイド9,9が2列(2列以上並
設してもよい)並設されている。フインガーガイ
ド9,9は、上部に設けらた係合用凹部10を介
してハンドハウジング7の上部内面に設けられた
係合用凸部11に摺動自在に係合されている。係
合用凸部11はフインガー8,8の移動方向と直
交する方向(第5図において左右方向)に延設さ
れており、従つて、フインガーガイド9,9はフ
インガー8,8の移動方向(即ち、フインガー
8,8の開閉動作方向)と直交する方向に摺動自
在の構成になつている。フインガーガイド9,9
の幅方向(第4図において左右方向)の上部中央
部には、第4図〜第6図にて示すごとく、左右の
逆螺子12,13を螺設した螺杆14が螺合して
おり、螺杆14はハンドハウジング7の側面部7
a,7bに軸支されている。螺杆14の中央部に
は、ハンドハウジング7の上部に固装された正逆
回転可能な駆動装置(モータ)15の駆動軸16
に固定されたベベルギア17と噛合うベベルギア
18が固定されており、螺杆14を回転駆動する
ことにより、各フインガーガイド9,9が互に遠
近する方向に移動可能の構成となつている。螺杆
14の一端部側は、ハンドハウジング7の側面部
7aより外方に突設されており、この突設部は手
動操作用ハンドル係合部19に構成されている。
なお、20で示すのは、フインガーガイド9の係
合用凹部10中央部に突設した螺杆14との係合
部、21で示すのは、係合用凸部11に設けられ
た係合部20逃げ用の溝である。
前記各フインガーガイド9は、縦断面略十字形
状に形成されており、両側の突出部9a,9bに
は、一対のフインガー8,8が円筒コロ形クロス
ローラウエイ22を介してフインガーガイド9上
をすれ違い交差可能な状態で摺動自在に保持され
ている。フインガーガイド9には、フインガー
8,8の移動方向と同方向の溝23が設けられて
おり、この溝23はフインガー8,8との係合面
側に貫設されている。前記溝23内には、左右の
逆螺子24,25を螺設した螺杆26が貫挿され
ており、螺杆26は溝23の両端部の支持部9
c,9dにより軸支されている。螺杆26の一端
部側は、ハンドハウジング7より外方に突設され
ており、この突設部は手動操作用ハンドル係合部
27に構成されている。螺杆26における左右の
螺子部24,25には、前記フインガーガイド9
に保持された一対のフインガー8,8より突設さ
れたナツト部28,28が螺合しており、螺杆2
6の回転に伴い一対のフインガー8,8が互に遠
近する方向(即ち、フインガー8,8の開閉動作
方向)に移動するようになつている。螺杆26の
他端部にはベベルギア29が固定されており、ベ
ベルギア29は、螺杆14と平行に配設された伝
動軸30に移動自在のベベルギア31に噛合い構
成されている。伝動軸30は、第3図にて示すご
とく、フインガー8に固定された支持部材32を
介して軸支されるとともに、支持部材32との間
にはスライドキー33が介装されている。即ち、
フインガー8が螺杆14を介して移動操作される
際には、支持部材32はスライドキー33を介し
て伝動軸30上を摺動し得るように構成されてい
る。なお、34で示すのは、ベベルギア31、支
持部材32等を逃げるためにハンドハウジング7
に設けられた角窓である。伝動軸30の中央部に
はベベルギア35が固定されており、ベベルギア
35は、ハンドハウジング7の内面7cに伝動軸
30に直交して固装された正逆回転可能な駆動装
置(モータ)36の駆動軸37に固定されたベベ
ルギア38と噛合い構成されている。なお、39
で示すのはベベルギア35逃げ用の角窓、40で
示すのは伝動軸30の支持部材である。
前記各1対のフインガー8,8における把持面
41は、円柱状もしくは円筒形状の被把持物42
を4点支持にて確実に保持し得るようにV字形状
に形成されている。
上記構成において、この考案の作用について説
明する。被把持物42を把持する場合には、ま
ず、被把持物42の長さに応じて、並設されたフ
インガー8の間隔Hを調節する。間隔Hを変える
必要がある場合には、モータ15を駆動せしめて
ベベルギア17,18を介して螺杆14を回転
し、フインガーガイド9を互に遠近する方向に移
動調節せしめることにより行なう。なお、定尺の
被把持物(マテリアル等)42を連続的に把持す
る場合には調節の必要がないことは勿論である。
フインガー8の間隔調節が完了したら、モータ
36を介して螺杆26を回転し、フインガー8,
8を移動操作せしめて被把持物42を把持する。
この把持操作においては、フインガー8,8は、
すれ違い交差可能状態にフインガーガイド9に摺
動自在に保持されているので、大径の被把持物4
2を把持した後に極めて小径の被把持物を把持す
る場合でもフインガー8,8を交換することなく
そのまま把持操作が可能である。また、並設され
た2対のフインガー8にて被把持物42を把持す
るので、確実な把持が行なえる。また、把持操作
時においては、ハンドハウジング7内に内装され
たモータ36を介してフインガー8,8を直接的
に開閉操作するので、開閉動力伝達機構中での伝
達力の損失も小さく、所定の把持力に正確に制御
することができる。また、ハンドハウジング7内
にフインガー8,8の開閉用モータ(駆動源)3
6、フインガー8の間隔調節用モータ15を内装
してあるので、AHC(オート・ハンド・チエンジ
ヤー)にも対応できるものである。また、各螺杆
14,26には手動操作用のハンドル係合部1
9,27が設けられているので、停電時や各モー
タ15,36故障時等の非常時の手動操作が可能
である。
被把持物42の把持を開放する場合には、モー
タ36を上記把持操作時の回転方向と逆方向に回
転駆動する。すると、逆螺子24,25を介して
フインガー8,8が開動作されるので、被把持物
42が解放される。
考案の効果 以上のように、この考案によれば、大径、極小
径の被把持物をフインガーを交換することなく把
持でき、また対応するフインガーの間の距離を移
動調節して被把持物の長さに対応して把持できる
ので、フインガーによる把持可能領域を大幅に拡
大できるとともに、作業時間の短縮化、作業効率
の向上が図れる。また、フインガー近傍に駆動源
を設けたため、被把持物の正確な把持力の制御が
行なえるとともに、オート・ハンド・チエンジヤ
ーに対しても対応できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来技術のハンドの説明図、第2図は
本考案に係るハンドの正面図、第3図はその側面
図、第4図は第3図における−線方向矢視
図、第5図は第2図における−線方向矢視
図、第6図は第2図における−線方向矢視図
である。 7……ハンドハウジング、8……フインガー、
9……フインガーガイド、24,25……逆螺
子、26……螺杆、28……ナツト部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 前腕部又は手首部に連結されるハンドハウジン
    グ7の上部内面に係合用凸部11を、フインガ
    8,8の開閉動作方向と直交する方向に延設し、
    当該係合用凸部11に、摺動自在に係合する係合
    用凹部10を介して取り付けられるフインガーガ
    イド9を複数設置し、上記各フインガーガイド9
    の幅方向の上部中央に、螺杆14の左右の逆螺子
    12,13のどちらかを螺合し、螺杆14の中央
    部に設置したベベルギヤ18には、前記ハンドハ
    ウジング7の上部に固装された駆動モータ15の
    駆動軸16に固定されたベベルギヤ17を噛合し
    て、前記駆動モータ15の正逆回転制御により、
    前記各フインガーガイド9,9が相互に遠近する
    方向に移動調整可能とし、前記各フインガーガイ
    ド9の縦断面十字形状に突設された突出部9a,
    9bに、V字形の把持面41を有する一対のフイ
    ンガー8,8を、すれ違い交差可能な状態で摺動
    自在に装着し、前記フインガーガイド9には前記
    フインガー8の移動方向と同方向に延設された溝
    23を設け、当該溝23内に左右の逆螺子24,
    25を形成した螺杆26を軸着し、当該螺杆26
    の上記左右の螺子部24,25にはそれぞれ各フ
    インガー8,8から各々突設されたナツト部2
    8,28を螺合せしめ、当該螺杆26の回動に連
    動して、上記一対のフインガー8,8が相互に遠
    近する方向に駆動せしめ得るようにし、上記螺杆
    26には、ベベルギヤ29を設け、当該ベベルギ
    ヤ29を上記螺杆14と平行に配設した伝動軸3
    0に軸線方向に移動自在のベベルギア31を噛合
    し、上記伝動軸30を、前記フインガー8に固設
    した支持部材32に、軸方向に摺動自在となるよ
    う軸支し、さらに、前記伝動軸30の中央部に固
    設したベベルギヤ35に、前記ハンドハウジング
    7へ前記伝動軸30と直交して固装した駆動装置
    36の駆動軸37に固定したベベルギア38を噛
    合して構成したことを特徴とする産業用ロボツト
    等のハンド。
JP14482983U 1983-09-19 1983-09-19 産業用ロボツト等のハンド Granted JPS6053494U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14482983U JPS6053494U (ja) 1983-09-19 1983-09-19 産業用ロボツト等のハンド

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14482983U JPS6053494U (ja) 1983-09-19 1983-09-19 産業用ロボツト等のハンド

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6053494U JPS6053494U (ja) 1985-04-15
JPS6310953Y2 true JPS6310953Y2 (ja) 1988-03-31

Family

ID=30322860

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14482983U Granted JPS6053494U (ja) 1983-09-19 1983-09-19 産業用ロボツト等のハンド

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6053494U (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5639885A (en) * 1979-09-10 1981-04-15 Tokyo Shibaura Electric Co Method and device for carrying strip

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50130068U (ja) * 1974-04-11 1975-10-25

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5639885A (en) * 1979-09-10 1981-04-15 Tokyo Shibaura Electric Co Method and device for carrying strip

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6053494U (ja) 1985-04-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4784422A (en) Gripper and wrist joint for a robotic arm
WO2018184399A1 (zh) 手指变位并转位的双驱动曲柄滑块并联机构手掌式机械手
EP3341164A1 (de) Robotergreifer
JP5082037B2 (ja) ロボットハンド
DE602005003867T2 (de) Führungsvorrichtung mit einer Führungsplatte für eine Versorgungsleitung in einem Industrieroboter
EP3442756A1 (en) Variable stiffness series elastic actuator
JPS6213153B2 (ja)
CN110315566A (zh) 一种用于抓取工作的工业机器人
DE102020111917A1 (de) Greifvorrichtung zum greifen von werkstücken
DE102017220999B4 (de) Modularer Endeffektor
JPS6310953Y2 (ja)
CN108145732B (zh) 一种可调式夹持移动机械手
JPH01274987A (ja) グリッパ装置
CN209615508U (zh) 一种机械手抓取翻转装置
DE102016208331B3 (de) Robotergreifer mit einer Antriebsvorrichtung
CN108098803B (zh) 一种多规格夹持装置
KR102583215B1 (ko) 핑거 어셈블리 및 이를 포함하는 로봇핸드
US5239898A (en) Adjustable wrench mechanism
DE102017012302A1 (de) Modularer Endeffektor
CN111037177B (zh) 一种焊接用的机械手
EP3341165B1 (de) Robotergreifer
JPS6122792Y2 (ja)
JPS6141715B2 (ja)
CN210233064U (zh) 一种稳定性高的注塑机机械手夹持结构
CN219837520U (zh) 用于纵梁加工的扳手