JPS6310886Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、少なくとも１つの可撓軸を有する工
作機械用の作業テーブルであつて、制御装置を有
する駆動部、冷却媒体装置及びプログラム制御装
置が組込まれている前記作業テーブル上に、単数
あるいは複数のドリル送りスピンドルを有するド
リル装置が載せられている形式のものに関する。

特別な機械構造内に、可撓軸を有するたとえば
ドリル装置が客の望みにより組立てられる。この
ようなドリル装置は、以下のような構成要素、つ
まり機械スタンド、ドリル送りスピンドル、電気
的駆動制御装置を有する駆動部、冷却媒体装置及
びプログラム制御装置を有している。

ドリル送りスピンドル及び付属品は標準部品と
して手にはいる。電気的な駆動制御装置を有する
駆動部及び冷却媒体装置は、種々の大きさの構成
で市販されている。機械スタンド及びプログラム
制御装置は、個別の構成部材としてそれぞれの要
求に適合される。このことによつて機械スタンド
及びプログラム制御装置は特別な構造体である。

このことによつて、それぞれの完全な装置を実
現するために必要である機械的な費用は著しく高
くなる。

本考案は、標準化された構成グループから成る
ユニツトとして簡単に組込まれるような工作機械
用の作業テーブルを提供することを目的としてい
る。

このような目的を達成するために本考案では、
作業テーブルと、該作業テーブルに組込まれる標
準化された構成グループとしてのドリル装置、制
御装置を有する駆動部、冷却媒体装置及びプログ
ラム制御装置とが、ビルデイングブロツクユニツ
トとして形成されており、さらに前記作業テーブ
ルは全体として長持ち状形状を有していてかつ運
転中に全方向で閉じられて構成されており、ユニ
ツトにされた構成要素には全方向から接近できる
ようになつているようにした。

以下に図示の実施例につき本考案を説明する。

第１図及び第２図に示された工作機械の作業テ
ーブル１は、種々異なる標準化された構成グルー
プから組立てられる。このために、モータ５並び
に可撓軸を接続するための分配ケーシング６から
成る駆動部グループ４を受容する機械スタンド３
を有する作業テーブル１が必要である。作業テー
ブル１がテーブルプレート８を有しており、この
テーブルプレート８には、ドリル装置が固定され
ている。このドリル装置は４つのスピンドル保持
体１０と、該スピンドル保持体に設けられたドリ
ル送りスピンドル１１とから成つており、該ドリ
ル送りスピンドルはやはり標準部材として形成さ
れており、かつそれぞれ１つの可撓軸１２を介し
て駆動される。このような軸１２は分配ケーシン
グ６内に導入されていてかつ相応する駆動部と連
結されている。駆動部は、一般的に同一のモータ
５によつて駆動される種々異なる回転速度を有し
ている。

作業テーブル１には、操作板１４が設けられて
いる。さらに、作業テーブル１には、別の標準構
成グループとして、冷却媒体ポンプ１６と該ポン
プの下側に存在する冷却媒体タンク１７とから成
る冷却媒体装置並びに駆動制御装置１９及びプロ
グラム制御装置２０が設けられている。さらに、
プログラム制御装置２０に並んで整備ユニツト２
２も組込まれている。作業テーブル１に組込まれ
た構成グループ、つまりドリル装置グループ、電
気的駆動制御装置を有する駆動部グループ、冷却
媒体装置グループ及びプログラム制御グループは
全て標準化されたグループであり、従つて単数あ
るいは複数のこのようなグループが個別構造体と
して望みどおりに製造されなければならないとい
うことなしに、前記グループは工作機械の所望の
作業条件に相応してビルデイングブロツク方式で
構成される。このことによつて特別な機械構造に
おいて著しく経済的になる。作業テーブルは、可
撓軸によつて駆動される同種類の構成要素を組込
むことができるようにもなつている。さらに作業
テーブルは完全に被覆されており、従つて作業テ
ーブルは好ましい外観をも有する。

前述の構成のばあい作業テーブルは１つの目的
を有する機械にも、多くの目的を有する機械にも
適している。作業テーブルのテーブルプレート状
表面は平らに構成されており、このばあい一度孔
をあけられた相応する固定孔は、構成要素のため
に、あるいは全てのビルデイングブロツク部分の
ために使用される。このようなテーブルプレート
上にはドリル装置、円形切換えテーブル、移動テ
ーブルなどのような構成標準部材が固定される。

駆動モータ５を有する分配ケーシング６は、回
転速度が段で切換えられかつ複数の出力部を備え
ているように構成されている。駆動制御装置１９
は過負荷安全装置によつて保護されている。操作
部材は、明らかに操作板１４に配置されている。
組込まれた圧縮空気接続部の前に、整備ユニツト
２２が接続されている。この整備ユニツトは自動
的な凝縮物取出し部材及びオイル水準監視部材を
備えている。作業テーブル１は全ての側で閉じら
れて構成されており、しかし、ユニツトにされた
構成要素に全方向から接近することができる。組
込まれたプログラム制御装置は、周知のように自
由にプログラミングされる。

作業テーブル上に載置されるものがドリル装置
であるので、本考案のものにおいては、簡単な組
合せで作業することができ、従つてその都度の作
業条件に合つた多目的工作機械を完成するのに有
効である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案による工作機械の作業テーブル
を解体して示す斜視図、第２図は第１図による工
作機械を組立て状態で示す斜視図である。 １……作業テーブル、３……機械スタンド、４
……駆動部グループ、５……モータ、６……分配
ケーシング、８……テーブルプレート、１０……
スピンドル保持体、１１……ドリル送りスピンド
ル、１２……可撓軸、１４……操作板、１６……
冷却媒体ポンプ、１７……冷却媒体タンク、１９
……駆動制御装置、２０……プログラム制御装
置、２２……整備ユニツト。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 少なくとも１つの可撓軸を有する工作機械用の
   作業テーブルであつて、制御装置を有する駆動
   部、冷却媒体装置及びプログラム制御装置が組込
   まれている前記作業テーブル上に、単数あるいは
   複数のドリル送りスピンドルを有するドリル装置
   が載せられている形式のものにおいて、作業テー
   ブルと、該作業テーブルに組込まれる標準化され
   た構成グループとしてのドリル装置、制御装置を
   有する駆動部、冷却媒体装置及びプログラム制御
   装置とが、ビルデイングブロツクユニツトとして
   形成されており、さらに前記作業テーブルは全体
   として長持ち状形状を有していてかつ運転中に全
   方向で閉じられて構成されており、ユニツトにさ
   れた構成要素には全方向から接近できるようにな
   つていることを特徴とする少なくとも１つの可撓
   軸を有する工作機械用の作業テーブル。