JPS63108001A - カチオン変性デンプンの製造法 - Google Patents

カチオン変性デンプンの製造法

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JPS63108001A
JPS63108001A JP25189386A JP25189386A JPS63108001A JP S63108001 A JPS63108001 A JP S63108001A JP 25189386 A JP25189386 A JP 25189386A JP 25189386 A JP25189386 A JP 25189386A JP S63108001 A JPS63108001 A JP S63108001A
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methyl
cation
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はカチオン変性デンプンの製造法に関するもので
ある。カチオン変性デンプンは製紙用薬剤、繊維処理剤
、凝集剤、乳化剤、増粘剤など広範囲に応用されている
従来の技術 デンプン又は変性デンプン(以下デンプン類と略記する
)のカチオン化法として次の様な反応が公知である。
Cl−C2H4−NlIC1 (R1,R2はメチル、エチル、イソプロピル、フリル
、) のようなアミン塩化物塩酸塩(USP2,813,09
3゜03P2,970,140)、 「 (R1,R2はエチル、ブチル、メチル、フェニル)の
ようなエポキシ第3アミン(USP3 、070 、5
ハ CH2−C11−CIl+−HIIR (Rはt−ブチル、シクロヘキシル) のようなエポキシ第2アミン(BP854.161)/
\    +R11+RI C112−CIl−CI+2−N−R2又は C1τC
1+2−CH−CI+。−N−R2R3R3 (R+ 、R2はメチル、R3はメチル又はベンジルな
ど) のようなエポキシ又はクロルヒドリン4級アンモニウム
(USP2,876.217. USP2,995,5
13) 、エヂレンイミン付加による1級アミンの導入
(J、Org、 Chem、 27.2115(19[
32))、RIR2NCN(Rはジメチル、ジアリル、
ジブチル)のようなシアナミドによるイミノアルキル基
の導入 (USP2,894.944) 、あるいは本発明者等
が提案したアミドオキシム化による方法 (特開昭6O−156701)が公知である。
発明が解決しようとする問題点 前述した従来のカチオン変性法は全て反応率が低い欠点
がある。例えばUSP2,813,093あるいはUS
P2 、970 、140に記載されているアミン塩化
物塩酸塩をデンプン類に結合する方法は、反応の型式上
デンプン類に導入された3級アミノ基の一部が4級アン
モニウムに変換する。デンプン類に結合したアミノ基の
一部にカチ副ン化剤が反応するためである。またカチオ
ン化剤相互の反応も起り、デンプン類に結合していない
遊離のポリアミンも生成する。したがって4級アンモニ
ウムは直接デンプン類をカチオン化していないとすると
、正味の反応率はかなり低いことになり、高々40%程
度である。USP3 、070 、549記載のエポキ
シ第3アミン、BP854.161記載のエポキシ第2
アミンによる方法も同様な現象が起り、効率は悪い。現
在量も一般的に使用されているエポキシ又はクロルヒド
リン4級アンモニウムによる方法では、アルカリ性下で
カチオン化反応を行っている途中にエポキシ基又はクロ
ルヒドリン基が加水分解しやすく活性がなくなりやすい
。反応率としては最−に− も好条件下で7割弱である。エヂレンイミン付加法はモ
ノマー分子間の重合が起こりやすく、カチオン化率は低
く、エヂレンイミンの取扱いの問題もある。シアナミド
法は反応率が非常に低く高々10%程度である。またア
ミドオキシム化による方法は最も反応率がよい場合で6
0%である。
ざらにN−メヂロールアクリルアミドをアセタール化反
応によって二重結合を導入後、第2アミンをイ」加する
方法、又はカルバモイルエチル化後、マンニッヒ反応に
より第3アミノ基導入という方法も理論的にはよく知ら
れているが、実際には反応を行ってみると反応率は非常
に低い。
以上のように既知の技術には反応率が低いこと、あるい
は反応操作が複雑であることなど問題点が多い。
問題点を解決するための手段 本発明者は種々のカチオン化剤を検討した結果、アルカ
リ性下で、下記一般式(1)又は(2)であられされる
アクリルアミド誘導体を用いると、高反応率でデンプン
類をカチオン化することがわかった。
! (1) C11゜=C1lCO曲−(CI+2)n−N
■ (2) C112=CIICON11− (C112)
 n−N”−R3X−■ 但し R1,R2はメチル、エチル R3はメチル、エチル、七ドロキシエチル、2−ヒドロ
キシプロピル、フリル、ベンジル X−はアニオン n=2.3 本発明のカチオン化剤、ジアルキルアミノアルキル化ア
クリルアミド類、すなわち、ジメチルアミノエチルアク
リルアミド、ジエチルアミノエチルアクリルアミド、ジ
メチルアミノプロピルアクリルアミド、ジエチルアミノ
ブ〔1ビルアクリルアミド、またこれらの4級アンモニ
ウム塩であり、特にジメチルアミノプロピルアクリルア
ミド、およびその4級アンモニウム塩は市販のモノマー
であり、容易に入手可能である。
カチオン化剤応は、反応型式的にはミカエル付加反応で
あり、アルカリ触媒が必要であり、カチオン化剤が3級
モノマーである場合、塩基性であり、デンプン類に添加
することにより反応系はアルカリ性となる。しかしカチ
オン化剤のデンプンに対する添加量が少量である場合、
反応に適するだけのpHにならないこともある。その場
合、必要なアルカリを添加する。アルカリは水酸化ナト
リウム、水酸化カリウムのような苛性アルカリ、炭酸ナ
トリウム、炭酸カリウムのような塩類、トリメチルアミ
ン、トリエチルアミンのような本発明のカチオン化剤と
直接反応性のないアミン類が使用可能である。4級アン
モニウムモノマーの場合は、上記のようなアルカリがか
ならず必要である。
反応に適するpI(は8.0から13.0程度であり、
この範囲より低いと反応が十分進行しにくく、高ければ
カチオン化剤の分解が起きやすく好ましくない。したが
ってアルカリ量はデンプン類に対するカチオン化剤の添
加量と関係するが、およそ0.1倍モルから50倍モル
程度である。
デンプン類はカチオン化剤、加熱あるいは苛性アリカリ
による糊化状態、あるいはスラリー状態のどぢらでも反
応が可能である。
カチオン化反応時の温度は40℃から100℃で可能で
あるが、好ましくは50℃から80℃である。粉末のカ
チオンデンブンを所望する場合は、スラリー状態で反応
する事が好ましいが、この場合はデンプンの糊化温度が
」二限となる。
デンプン類に対するカチオン化剤の添加量は所望のカチ
オン化度によって異なる。本発明のカチオン化剤は反応
性が高く適当な条件下では、反応率は約90%にも達す
るため、目標のカチオン化度に対し、1〜2割程度余分
のカチオン化剤を添加する。
また所望により本発明のカチオン変性デンプン類にベン
ジル基、アリル基、ヒトlコキシエチル基、メチル基、
シアノエチル基、カルバモイルエヂル基、あるいはカル
ボキシエチル基などのアニオン性基などを導入して、種
々の目的に応用することも可能である。
[作用] 本願発明におけるカチオン化剤の反応効率の高い理由は
次の様に考えられる。
1、アルカリ水溶液中でも加水分解を起こす事無く安定
である。
2、カチオン化剤相互の反応も無い。
3、本願発明品の澱粉に対するミカエル付加の反応性が
高い。
以上の3点の理由により、本願発明カチオン化剤は反応
効率が高く副反応が少ないものと考える。
実施例1 攪拌機付きの500m1セパラブルフラスコにとうもろ
こしデンプン53.3g、(水分10%)と水197g
を入れ、均一スラリーにする。攪拌しながらジメヂルア
ミノプロピルアクリルアミド(以下DPΔと略す)4.
6g(対チン110モル%)を水20gに溶解し、スラ
リー中に加え、ざらに水酸化ナトリウム5.3gを水2
0gに溶解し加える。温浴により反応温度を表記の温度
に保ちながら5時間反応を行う。5時間反応後、反応物
に3倍容積の90%メタノール水溶液を加え、ミキサー
により攪拌を行い、洗浄を5回くりかえす。室温で20
時間減圧乾燥を行い、その一部を取り固型分濃度を測定
する。80℃の熱水で再溶解し、0.5%に溶液を調整
し、酢酸酸性下コロイド滴定によりカオチン化度を測定
する。
表1 11一 実施例2 カオチ化度として、3−アクリルアミドプロピルトリメ
チルアンモニウムクロライド(DPAQと略記)を表記
の景添加し、反応温度を70℃とする以外は実施例1と
同様な反応、操作を行い、5時間後のカチオン化度を測
定した。その結果を表2に示す。
表2 12一 実施例3 タピオカデンプンを用い、DPΔの添加量10モル%、
表記の反応温度により実施例1と同様の操作を行い、5
時間後のカチオン化度を測定した。結果は表3に示ず。
表3 実施例4 バレイショデンプンを80℃に加熱して、15%、濃度
の糊液を作る。本糊液300gづつを反応容器に入れ、
夫々にDPΔ2.2g (対デンプン5モル%)を加え
、均一に混合する。つぎに水酸化ナトリウムを対D P
Δ 0.1,0.5,1.0,2゜0.5.0倍モルの
ように各々加え、70℃で反応させ、5時間後のカチオ
ン化度を測定した。その結果を表4に示す。
表4 実施例5 とうもろこしデンプン100.g(水分10%)に水1
69gを加え、均一に分散ざぜる。これに10%水酸化
ナトリウム溶液6.7gとDPA4.3gを水20gに
溶解し、加え、デンプン濃度30%のスラリーとする。
温度を55〜60℃に保ち、攪拌しながら、24時間反
応ざぜる。反応後、スラリー[I IIを7.0に調節
し、水洗を5回くりかえす。その後室温で20時間減圧
乾燥し、その一部を取り固型分濃度を測定する。90℃
の熱水で再溶解し、0.5%溶液に調整した後、カチオ
ン化度を測定すると2.6%であった。
比較例1 比較のためカチオン化剤としてジメチルアミノエチルク
ロライド塩酸塩(以下1) A E Cと略記)を用い
、とうもろこしデンプンのカチオン化反応を行った。1
00℃に加熱して15%濃度の糊液を作り、300gづ
つ反応容器に入れ、それぞれにDAEC4、og (対
デンプン10モル%)を水Logに溶解し加える。ざら
にカチオン化剤に対し、i、o。
1.5,2.5.5.’O倍モルの水酸化ナトリウム溶
液を加え、30℃で8時間反応きせる。また別に300
 gづつ反応容器に入れ、それぞれにDΔECを対デン
プン10モル%、水酸化すトリウムを対DΔEC2,0
倍モルを加え、40℃から80℃まで10℃間隔で反応
温度を変化させる。反応後、洗浄、乾燥を行い、0.5
%溶液を調整しカチオン化度を測定する。全カチオン量
は酢酸酸性により、4級アンモニウムはアンモニアアル
カリ性下、コロイド滴定により測定する。反応率は全カ
チオン量より4級アンモニ1クム景を差し引いた値とす
る。その結果を表5に示す。
表5 比較例2 シアノエチル化デンプンの15%糊液300gを反応容
器に入れる。1.18gの水酸化ナトリウムを水30g
に溶解し、これに2.3gの硫酸ヒドロキシルアミンを
加えて溶解し、糊液に攪拌しながら加える。湿度を60
℃から90℃まで10℃間隔で変化させ5時間後のカチ
オン化度を測定する。洗浄、乾燥などは実施例と同様で
ある。結果は表6に示す。
表6 比較例3 タピオカデンプンを用い、カチオン化剤としてグリシジ
ルトリメチルアンそニウムクロライド、対デンプン10
モル%、反応温度を40℃から8(ltまで10℃間隔
でカヂ」ン化反応を行った。各操作は実施例1.同様で
ある。結果を表7に示す。
表7 発明の効果 各実施例および比較例を参照してわかるように本発明の
カチオン化剤を使用すれば、最高9割の反応率が得られ
るが、グリシジルトリメチルアンモニウムでは7割弱、
その他では4割から6割にすぎず、本発明の高反応性が
わかる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 デンプン又は変性デンプンをアルカリ性下、下記一般式
    (1)又は(2)であらわされるアクリルアミド誘導体
    を用いカチオン変性することを特徴とするカチオン変性
    デンプンの製造法。 (1)▲数式、化学式、表等があります▼ (2)▲数式、化学式、表等があります▼ 但し、 R_1、R_2はメチル、エチル R_3はメチル、エチル、ヒドロキシエチル、2−ヒド
    ロキシプロピル、アリル、ベンジル X−はアニオン nは2、3
JP25189386A 1986-10-24 1986-10-24 カチオン変性デンプンの製造法 Granted JPS63108001A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0992488A2 (de) * 1998-10-09 2000-04-12 Henkel KGaA Quartäre Ammoniumverbindungen
WO2023099324A1 (en) * 2021-12-01 2023-06-08 Rhodia Operations Production of highly functionalized polysaccharides with improved biodegradability

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