JPS63107847A - ガラス繊維の表面処理方法 - Google Patents

ガラス繊維の表面処理方法

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Publication number
JPS63107847A
JPS63107847A JP61252045A JP25204586A JPS63107847A JP S63107847 A JPS63107847 A JP S63107847A JP 61252045 A JP61252045 A JP 61252045A JP 25204586 A JP25204586 A JP 25204586A JP S63107847 A JPS63107847 A JP S63107847A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fibers
coupling agent
sizing agent
soln
glass fibers
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP61252045A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideo Sakai
坂井 英男
Toshihiro Odajima
小田島 敏浩
Satoshi Kishi
岸 智
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Original Assignee
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsui Toatsu Chemicals Inc filed Critical Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Priority to JP61252045A priority Critical patent/JPS63107847A/ja
Publication of JPS63107847A publication Critical patent/JPS63107847A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Reinforced Plastic Materials (AREA)
  • Surface Treatment Of Glass Fibres Or Filaments (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、プラスチック強化用ガラス繊維の表面を処理
する方法に関する。
〔従来の技術〕
強化プラスチック用のガラス繊維は、紡糸工程後の工程
中の損傷防止のため、あるいは、織布にする時のva機
内での糸がらみ、糸はつれ、毛羽立ち防止のため集束剤
処理が行われる。
集束剤は澱粉糊が主体で、時によりポリビニルアルコー
ルあるいはポリ酢酸ビニル等の合成糊を併用することも
ある。
さらに、強化プラスチック用ガラス繊維は、カップリン
グ剤を処理する前にあらかじめ集束剤を除去することが
、ガラス表面に対する表面処理剤の密着性を向上させる
為に必要である。
ガラス繊維の集束剤除去方法としては、通常は400〜
600℃の高温下、空気雰囲気で十数時間放置すること
により集束剤を焼却してしまう、いわゆる、ヒートクリ
−、ニングが行われている。
しかしながら、ヒートクリーニング処理をしたガラス繊
維は、その処理前に位べて強度が著しく低下するという
欠点があり、このものにカップリング剤を施しても、強
化プラスチックの補強用ガラス繊維の性能を完全に生か
し切っていないのが実情である。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明は集束剤除去処理をした後でも、その処理前に比
べて強度低下がなく、集束剤が充分に除去され、かつ、
その表面にカップリング剤が施された、プラスチック強
化用ガラス繊維を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者らは、以上の問題点を解決するため鋭意検討を
行い、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、澱粉消化酵素を使用してガラス繊
維の集束剤を除去した後、カップリング剤で処理するこ
とを特徴とするガラス繊維の表面処理方法である。
本発明における澱粉消化酵素としては、α−アミラーゼ
が好ましく使用できる。
α−アミラーゼは、各種の糸状菌、枯草閏、小棒面等か
らの抽出による菌由来のもの、麦芽よりの抽出による植
物由来のもの、あるいは、ブタの膵臓、牛の膵臓、牛の
唾液等から抽出による動物由来のものがあり、いずれで
も使用出来る。
α−アミラーゼでガラス繊維を処理する方法は以下の通
りである。
α−アミラーゼを溶解する水のpHを4.0〜10.5
、望ましくは麦芽アミラーゼの場合は4.7〜5.4、
糸状菌アミラーゼ、枯草菌アミラーゼ、小棒菌アミラー
ゼの場合は5.0〜7.0に調整する。
この水中に、ざらにCa”″イオンを添加して、0.0
01〜0.1mo+濃度に調整する。
この液を温度O〜70℃、望ましくは25〜45℃に保
温し、α−アミラーゼをo、oos%以上添加して溶解
する。
このα−アミラーゼ水溶液中にガラス繊維を浸漬するか
、あるいは、ガラス繊維に、このα−アミラーゼ水溶液
を連続的に噴霧する等して、α−アミラーゼと集束剤を
接触させる。接触させる時間は、α−アミラーゼの濃度
、液温により異なるが、30分以内で充分である。
次いで、ガラス繊維を80℃以上の熱水中に移してα−
アミラーゼを失活させた後、流水下で失活したα−アミ
ラーゼ及びα−アミラーゼにより分解されて水溶性とな
った糊分解物を洗浄除去し、次いで熱風乾燥機中で乾燥
する。
集束剤として澱粉糊とポリビニルアルコール、ポリ酢酸
ビニル等の合成糊が併用されている場合は、α−アミラ
ーゼ処理の前後に、アセトン、酢酸エチル、塩化メチレ
ン、クロロホルム、ジクロルエタン、トリクロルエタン
、パークロルエチレン、アルコール等の有機溶剤で合成
糊を洗浄除去することは本発明のを動性を何らそこなう
ものではない。
カップリング剤としては、シラン系、チタネート系、ジ
ルコニウム系のものが使用出来る。
カップリング剤は、組み合わせる樹脂(いわゆるマトリ
ックス)に応じて最適なものを選ぶことができる。
マトリックスが不飽和ポリエステル樹脂、ビニルエステ
ル樹脂の場合は、ビニルトリエトキシシラン、ビニル−
トリス(2−メトキシエトキシ)シラン、T−メタクリ
ロキシプロピルトリメトキシシラン、ビニルトリメトキ
シシラン、ビニルトリクロルシラン等を使用する。
エポキシ樹脂の場合は、γ−グリシトキシプロビルトリ
メトキシシラン、γ−アミノプロピルトリメトキシシラ
ン、N−β−(アミノエチル)−T−アミノプロピルト
リメトキシシラン、β−(3,4−エポキシシクロヘキ
シル)エチルトリメトキシシラン等を使用する。
ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリカーボネート、ナ
イロン6、ナイロン66等の熱可塑性樹脂の場合は、T
−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−β−(アミ
ノエチル)−T−アミノプロピルトリメトキシシラン等
が使用出来る。
カップリング剤をガラス繊維表面に施す方法は以下の通
りである。
集束剤を除去したガラス繊維に、カップリング剤を0.
1〜3%溶解した液を、浸漬、噴霧、塗布等の手段によ
り完全に含浸させる。
このカップリング剤溶液を含んだガラス繊維を60〜1
20℃で乾燥し、カップリング剤をガラス繊維表面に反
応させる。乾燥時間は溶媒が飛んでしまう時間で充分で
10〜20分位である。
カップリング剤を溶解する溶媒は、使用するカップリン
グ剤に応じて、pH2,0〜pH12,0位の水を用い
る場合、エタノール、トルエン、キシレン等の単独ある
いは混合使用する場合などがある。
〔実施例〕
以下、本発明を実施例により説明する。
なお、集束剤付着率、集束剤除去率、ガラス繊維強度な
どの測定は下記によった。
(1)集束剤付着率の測定法 集束剤除去前のガラスヤーンを約60cm切り、このも
のの重量 w oを測定する。
このヤーンを400℃オーブン中に1時間放置した後冷
却して焼却後の重1w Iを測定する。
集束剤付着率Aは以下の式より算出した。
(2)集束剤除去率の測定法 (a) ffi束剤除剤除去処理たガラスをヤーンの場
合は約60C11に切り、集束剤測定法と同様に重量W
voを測定する0次いで400℃のオープン中で1時間
放置後、冷却して重!lW□を測定し、集束剤除去率R
7を以下により算出する。
v− W7゜     A (blガラスクロスの場合は集束剤除去処理をしたクロ
スを約10(J角に切り出し、このものの重”J w 
c。
を測定する0次いでこのクロスを400℃オープン中に
1時間放置後冷却して重量 W c +を測定し、集束
剤除去率Reを以下により算出する。
Rc” W、。     A (3)ガラス繊維強度の測定法 fatヤーンの場合は長さ25C11に切り、両端の5
caに速硬化エポキシ樹脂を塗布して、離型剤を塗布し
た鉄板の間にはさみ1Kg/cdの圧力で圧縮し、樹脂
を硬化させる0両端の樹脂硬化部分をつかみ部分として
引張試験を行う。引張破断荷重をガラス繊維強度とする
(b)クロスの場合は縦糸方向を長辺として2.5CI
llX25cmの短面状に試験片を切り出す、ヤーンの
場合と同様にして両端の5cm部分に速硬化エポキシ樹
脂を塗布し、引張試験のつかみ部分を作成する。
上記と同様に引張破断荷重を測定し、これをガラス繊維
強度とする。
いずれの場合も引張試験速度は1mm/分とした。
参考例1   ヤーンの調整1 径9μのフィラメントを紡糸する時に、澱粉糊を集束剤
として使用し67.5Texのヤーンを製造した。この
ものをY−1とする。このヤーンの集束剤付着率は2.
02%であった。
参考例2   ヤーンの調整2 澱粉糊中に10%のポリビニールアルコールを加えたも
のを集束剤とした以外は参考例1と全く同様な方法でヤ
ーンを製造した。このものをY−2とする。このヤーン
の集束剤付着率は2.10%であった。
参考例3   ガラスクロスの調整I Y−1を使用し、縦糸は25mm当り42本、横糸は2
5n+w当り32本の打ち込み密度のクロスを得た。こ
のものの重量は200〜210g/m”であった、この
クロスをc−iとする。
参考例4   ガラスクロスの調整2 Y−1の代りにY−2を使用する他は参考例3と全く同
様にしてクロスを製造した。このクロスをC−2とする
実施例1〜7 表−1に示す集束剤除去条件により集束剤を除去し、表
−1に示すカップリング剤で処理した。
集束剤除去繊維の集束剤除去率及びカップリング剤処理
繊維の強度を表−1に示した。
比較例1〜4 実施例1〜4で用いたガラス繊維を使用し、表−1に示
した条件でヒートクリーニングにより集束剤を除去した
以外は、実施例1〜4と同様にカップリング剤処理を行
った。
集束剤除去繊維の集束剤除去率及びカップリング剤処理
繊維の強度を表−1に示した。
比較例5 実施例3で用いたガラスを使用し、表−1に示した条件
でヒートクリーニングを行い、カップリング剤を施さな
いガラスクロスを調整した。
集束剤除去繊維の集束剤除去率、強度を表−1に示した
〔発明の効果〕
本発明のガラス繊維の表面処理方法によれば、強度低下
のない強化プラスチック用ガラス繊維を製造することが
できる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、澱粉消化酵素を使用してガラス繊維の集束剤を除去
    した後、カップリング剤で処理することを特徴とするガ
    ラス繊維の表面処理方法。
JP61252045A 1986-10-24 1986-10-24 ガラス繊維の表面処理方法 Pending JPS63107847A (ja)

Priority Applications (1)

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JP61252045A JPS63107847A (ja) 1986-10-24 1986-10-24 ガラス繊維の表面処理方法

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JP61252045A JPS63107847A (ja) 1986-10-24 1986-10-24 ガラス繊維の表面処理方法

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JPS63107847A true JPS63107847A (ja) 1988-05-12

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ID=17231805

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JP61252045A Pending JPS63107847A (ja) 1986-10-24 1986-10-24 ガラス繊維の表面処理方法

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5236777A (en) * 1989-11-15 1993-08-17 Nitto Boseki Co., Ltd. Method for producing treated glass cloth
JPH06207035A (ja) * 1993-01-11 1994-07-26 Mitsubishi Rayon Co Ltd 炭素繊維強化多官能性マレイミド系樹脂複合材料用プリプレグ
CN102817245A (zh) * 2012-08-13 2012-12-12 中材科技股份有限公司 一种玻璃纤维布的处理方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US5236777A (en) * 1989-11-15 1993-08-17 Nitto Boseki Co., Ltd. Method for producing treated glass cloth
JPH06207035A (ja) * 1993-01-11 1994-07-26 Mitsubishi Rayon Co Ltd 炭素繊維強化多官能性マレイミド系樹脂複合材料用プリプレグ
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