JPS631066B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS631066B2
JPS631066B2 JP55129482A JP12948280A JPS631066B2 JP S631066 B2 JPS631066 B2 JP S631066B2 JP 55129482 A JP55129482 A JP 55129482A JP 12948280 A JP12948280 A JP 12948280A JP S631066 B2 JPS631066 B2 JP S631066B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heater
affected area
distal end
body cavity
endoscope
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP55129482A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5755160A (en
Inventor
Hideo Yanagisawa
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP55129482A priority Critical patent/JPS5755160A/ja
Publication of JPS5755160A publication Critical patent/JPS5755160A/ja
Publication of JPS631066B2 publication Critical patent/JPS631066B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Endoscopes (AREA)
  • Radiation-Therapy Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は生体腔内に生じた患部を加熱して治
療する内視鏡に関する。
生体腔内に生じた悪性腫瘍などの患部を加熱す
ることによりその細胞を死滅させて治療する原理
はすでに知られている。しかしながら、この原理
による有効な治療手段はいまだにないといつてよ
い。たとえば、生体腔内の患部を加熱する手段と
して次のようなものが知られている。まず、内視
鏡の先端構成部に設けた送気送水口と吸引口を利
用し、この送気送水口から温風または温水を生体
腔内の患部に吹き付けるとともに、吸引口からそ
の温風または温水を回収して加熱治療する方法が
ある。しかし、この方法は患部が生体の表面に露
出している場合にはある程度の効果を期待できる
が、表面下にあるときには表面側にある正常組織
における血液循環によつて温度が上昇しないよう
に生体側で自からコントロールしてしまうため、
表面下には熱が伝わらず効果がない。
また、他の手段として従来の内視鏡用の高周波
メスやレーザメスを用いることも考えられている
が、これらの器具は本来患部を外科的に切除する
ために用いるものであり、誤つて正常な組織に接
触させると、その正常な組織まで死滅させてしま
う危険があるため実用的でない。しかも、仮にそ
の出力を落せたとしても深部にある患部に対して
は前述したと同様の理由により効果がない。
そこで、近時、マイクロ波を利用して患部を加
熱治療することが種々研究されている。たとえ
ば、その1例としてマイクロ波プローブを内視鏡
のチヤンネルから突出させ、上記プローブから放
射されるマイクロ波で患部を加熱治療することが
考えられている。このような手段によれば、マイ
クロ波が生体を透過する性質があるため、確かに
表面下の患部をある程度は加熱治療することがで
きる。しかし、マイクロ波の貫通深さには、たと
えば通常筋肉で1cm程度、脂肪組織で10cm程度と
限界があり、しかもプローブからのマイクロ波の
放射方向を安定させるため、プローブを体腔壁か
ら離間させなければならないので、深部にある患
部を良好に加熱治療することができないという問
題がある。また、プローブからマイクロ波を放射
するような場合には、このマイクロ波が拡散して
しまうので、患部以外の正常組織をも加熱してし
まうという不都合も生じる。
この発明は上記事情にもとづきなされたもの
で、その目的とするところは、生体腔内の患部、
とくに深部に生じた患部まで確実に加熱治療する
ことができ、しかもその際に正常組織がほとんど
加熱されることがないようにした内視鏡を提供す
ることにある。
以下、この発明の一実施例を第1図と第2図を
参照して説明する。第1図中1は内視鏡であり、
この内視鏡本体2は生体腔内に挿入する挿入部3
と手元側の操作部4とから構成されている。上記
挿入部3は可撓管部5の先端に湾曲部6を介して
先端構成部7を連結してなり、上記湾曲部6は操
作部4のアングルノブ8を回動操作することによ
り湾曲され、先端構成部7の向きを選択操作する
ことができるようになつている。さらに、上記操
作部4には可撓性のライトガイドケーブル9が連
結されていて、このライトガイドケーブル9の末
端には照明用光源装置10のソケツト部11に装
着できるコネクタ12が取付け固定されている。
そして、内視鏡本体2の挿入部3、操作部4およ
びライトガイドケーブル9の各部にわたつてたと
えば光学繊維束からなるライトガイド13が内挿
されていて、このライトガイド13によつて照明
用光源装置10からの照明光を先端構成部7に導
き、この先端構成部7に形成された照明窓14か
ら照明光が出射されるようになつている。また、
内視鏡本体2の挿入部3と操作部4の各内部にわ
たつてたとえば光学繊維束からなるイメージガイ
ド15が内挿されていて、先端構成部7に形成さ
れた観察窓16および対物レンズ17を介して得
られる光像を操作部4の接眼部18に導き生体腔
内の視野を観察できるようになつている。なお、
上記照明窓14および観察窓16は先端構成部7
の本体19の先端面19aに並べて設置されてい
て、いわゆる直視型の内視鏡1を構成している。
上記先端構成部7には第2図に示すようにその
本体19の先端面19aに位置して生体腔内の患
部を加熱するためのマイクロ波を出射する加熱器
20が埋め込まれる状態で設けられている。この
加熱器20はマイクロ波を発射するポール型アン
テナ21とその発射したマイクロ波を前方に向け
て指向性を与える反射体22とからなり、この反
射体22は内周面を反射面22aとした回転放物
体が用いられている。なお、反射体22は輻射防
止のため金属材料によつて作られ、その前面開口
には内部に体液などが浸入しないように低誘電率
の材料、たとえば塩化ビニールによつて形成され
た保護膜23が取り付けられている。上記アンテ
ナ21はポール型に限らず、ダイポール型であつ
てもよく、その形状は限定されない。上記加熱器
20の外側は輻射熱の防止と絶縁のためのカバー
24で被覆されている。つまり、加熱器20は本
体19に形成した凹所25内にカバー24を介し
て設置されている。このカバー24はエポキシ樹
脂、セラミツクなどの難燃性材料で、しかも強度
的に高いものが使用されるが、上記本体19自体
をこのような材料で作ればカバー24は不要であ
る。
また、上記加熱器20のアンテナ21は内視鏡
本体2内に挿入配置した伝送路、たとえばマイク
ロ波用電流を伝送する伝送線26に接続されてい
る。すなわち、伝送線26は、内視鏡本体2の挿
入部3および操作部4にわたつて設けられ、その
先端に上記アンテナ21が取着されている。ま
た、伝送線26は後端部を操作部4に形成された
挿通孔27から導出され、この末端にはコネクタ
28が連結固定されている。そして、このコネク
タ28はマイクロ波発振電源装置29に設けられ
たソケツト29aに連結されるようになつてい
る。なお、上記伝送線26はいわゆる同軸ケーブ
ルによつて構成されており、これは第2図に示す
ように芯線30とこれを囲む誘電体材31および
この外側を被覆したシールド材32からなる。
上記マイクロ波発振電源装置29は、第2図に
示すように電源部33、上記伝送線26にマイク
ロ波用電流を送る図示しない発振管を設けた発振
部34および上記発振管を冷却する冷却部35か
ら構成されている。
また、先端構成部7には、その先端部分外周面
の全周にわたつて段部36が形成されているとと
もに、この段部36には先端構成部7の軸方向に
沿う溝37が刻設されている。そして、上記段部
36には金属などの硬質な材料によつて先端構成
部7とほぼ同径に形成された穿孔環38がスライ
ド自在に被嵌されている。この穿孔環38は、先
端面が斜めに切欠されて鋭利な刃先39に形成さ
れ、後端には上記溝37に係合して穿孔環38が
段部36から外れるのを防止する係止片40が設
けられている。また、係止片40には、内視鏡本
体2に内挿され一端を操作部4に位置させた操作
ワイヤ41の他端が連結されている。したがつ
て、この操作ワイヤ41を操作部4で押し引きす
ることによつて上記穿孔環38を段部36に沿つ
てスライド操作することができるようになつてい
る。
つぎに、上記構成の作用について説明する。ま
ず、内視鏡本体2の挿入部3を体腔内に導入し、
観察窓16による体腔内の視野範囲を接眼部18
で観察する。そして、体腔内壁に癌や腫瘍などの
患部を発見したならば、先端構成部7を上記患部
に押し付けながら操作ワイヤ41を押し込んで穿
孔環38を先端構成部7本体19の先端面19a
から突出させて上記患部に突き刺す。そののち、
マイクロ波発振電源装置29を作動させて伝送線
26にマイクロ波用の電流を送り込むことによ
り、その先端に取着されたアンテナ21からマイ
クロ波を発振させれば、患部が加熱治療されるこ
とになる。
ところで、このような加熱治療に際し、穿孔環
38を患部に突き刺してマイクロ波を加熱器20
から発振させるようにしたため、マイクロ波が穿
孔環38よりも外側に拡散して正常組織を加熱す
ることがないばかりか、加熱器20を患部に押し
付けた状態で先端構成部7がずれ動くようなこと
なく保持されるので、マイクロ波を患部のより深
い個所まで透過させて確実に加熱治療することが
できる。
また、体腔内壁の表面下にある患部をその表面
の組織変化などによつて発見した場合にも、上述
したと同様の操作によつて患部を良好かつ確実に
加熱治療することができる。
なお、この発明は上記一実施例に限定されず、
第3図に示すような構成であつてもよい。すなわ
ち、第3図に示す実施例は先端構成部7の本体1
9に金属短管42を設け、この短管42に一端を
鉗子口27に連通させた可撓管43の他端を接続
し、この可撓管43に伝送線26をスライド自在
に挿通した。また、伝送線26の先端には加熱器
20を包囲する穿孔環38を伝送線26と一体に
設けた。なお、この場合、上記穿孔環38は本体
19に形成された凹所25よりも小径になつてい
る。
このような構成によれば、穿孔環38を本体1
9の先端面19aから突出させて体腔壁に突き刺
すことができるので、この操作を接眼部18で観
察しながら確実に行なうことができる。
なお、穿孔環38は本体19から突出させるこ
とはできるものの、引抜くことはできない。つま
り、穿孔環38と加熱器20とは挿入部3と一体
的に設けられている。
なお、患部を検出する手段としてイメージガイ
ドに代りたとえば超音波や体腔壁から放射される
マイクロ波を検知するなどの手段を用いれば、体
腔内壁の表面変化に頼らずに表面下にある患部を
発見して加熱治療することができる。
以上述べたようにこの発明は、生体腔内に挿入
される挿入部の先端部に、体腔壁に向つてマイク
ロ波を放射する加熱器およびこの加熱器を包囲す
る先端面が鋭利に形成された穿孔環を上記挿入部
に一体的に設けた。したがつて、上記穿孔環を体
腔壁に突き刺すことにより、加熱器を安定した状
態で体腔壁に押し付けて保持することができるか
ら、マイクロ波を深部まで透過させて患部を確実
に加熱治療することができる。また、加熱器から
発振されたマイクロ波は穿孔環によつて周囲への
拡散が規制されるから、患部以外の正常組織を加
熱してしまうという危険性がほとんどない。さら
に、マイクロ波による治療を内視鏡の観察下にお
いて確実に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例を示す全体の斜視
図、第2図は同じく要部の断面図、第3図はそれ
ぞれこの発明の他の実施例を示す挿入部先端部分
の断面図である。 3……挿入部、7……先端構成部、20……加
熱器、38……穿孔環。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 生体腔内に挿入される挿入部の先端部に、体
    腔壁に向かつてマイクロ波を放射する加熱器およ
    びこの加熱器を包囲する先端面が鋭利に形成され
    た穿孔環を上記挿入部に一体的に設けたことを特
    徴とする内視鏡。 2 上記加熱器を挿入部の先端部に進退自在に設
    けるとともに上記穿孔環を加熱器と一体的に設け
    たことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
    内視鏡。
JP55129482A 1980-09-18 1980-09-18 Endoscope Granted JPS5755160A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP55129482A JPS5755160A (en) 1980-09-18 1980-09-18 Endoscope

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP55129482A JPS5755160A (en) 1980-09-18 1980-09-18 Endoscope

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5755160A JPS5755160A (en) 1982-04-01
JPS631066B2 true JPS631066B2 (ja) 1988-01-11

Family

ID=15010568

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP55129482A Granted JPS5755160A (en) 1980-09-18 1980-09-18 Endoscope

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5755160A (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58173540A (ja) * 1982-04-03 1983-10-12 銭谷 利男 マイクロ波手術装置
JPS5917361A (ja) * 1982-07-20 1984-01-28 株式会社東芝 マイクロ波治療装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55129481A (en) * 1979-03-29 1980-10-07 Toshiba Corp Cerium-doped calcium fluoride fluorescent material and its preparation

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55129481A (en) * 1979-03-29 1980-10-07 Toshiba Corp Cerium-doped calcium fluoride fluorescent material and its preparation

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5755160A (en) 1982-04-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS6233906B2 (ja)
JP4908406B2 (ja) 放射アプリケータ及び組織に放射する方法
EP0048402B1 (en) Endoscope apparatus
KR102359545B1 (ko) Rf 에너지와 마이크로파 에너지를 전달하기 위한 전기수술 프로브
JP5318581B2 (ja) 放射線アプリケータおよび組織に放射線を照射する方法
EP3607905A1 (en) Vein treatment device
JP2009521967A5 (ja)
JPH0120618B2 (ja)
US20220202490A1 (en) Electrosurgical system
JP2023100818A (ja) 電気外科焼灼器具
US20080154344A1 (en) System and method for treating benign prostatic hyperplasia
JPS631066B2 (ja)
US20220062032A1 (en) Endoscopic Cancer Treatment System
JPS631065B2 (ja)
JPS6251633B2 (ja)
JPS631063B2 (ja)
CN114222607B (zh) 光治疗器
JPH0751282A (ja) レーザ治療用具
ES2955237T3 (es) Sistema electroquirúrgico
JPS6314622B2 (ja)
JPH01320070A (ja) 温熱治療用プローブ
JPH0449957A (ja) 内視鏡用レーザ照射装置
MX2008008716A (es) Aplicador de radiacion y metodo para irradiar un tejido